JP6720595B2 - マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置及び受信機 - Google Patents

マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置及び受信機 Download PDF

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Description

本発明は、通信技術分野に関し、特にマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置及び受信機に関する。
マルチキャリア変調は、複数のサブキャリア信号を採用する。ここで、データストリームをいくつかのサブデータストリームに分解し、サブデータストリームを遥かに低い伝送速度を持たせ、これらのデータを利用していくつかのサブキャリアを変調する。マルチキャリア変調信号は、サブキャリアデータの伝送速度が相対的に低く、コード要素の周期が長いという特徴を有する。マルチキャリア変調は、多種の技術、例えば離散マルチトーン(DMT:Discrete Multi−tone)、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等により実現されてもよい。
マルチキャリア変調信号は、ピーク対平均電力比(PAPR:Peak to Average Power Ratio)が高いという問題がある。実際の応用では、送信機の出力信号のピーク値は通常制限されている。よって、信号の平均電力を増大させるために、信号のPAPRを低下させる必要がある。最も頻繁に使用される方法の1つは、マルチキャリア変調信号を直接にクリッピングする(Clipping)。マルチキャリア変調信号は複数のサブキャリア信号を重畳することによって形成されるため、特殊のビットパターンにおいて、極めて高いPAPRが現れる場合がある。これらの極めて高いPAPRのシンボルに対してクリッピング操作を行うと、大きなクリッピング歪みが生じ、該シンボルにバーストエラーが発生してしまう。このようなバーストエラーの発生確率が高くなく、平均ビット誤り率への影響が非常に小さいが、このようなバーストエラーが前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)復号の無効化に繋がり、通信障害になってしまう。よって、クリッピング歪みを推定し、推定の結果に基づいてマルチキャリア信号を補償する必要がある。
現在、従来の方法は、一般的に、受信されたマルチキャリアの周波数領域信号を判断した後に、時間領域信号を再構築し、受信側におけるクリッピング処理を繰り返し、クリッピング歪みを補償することで、該クリッピング歪みの通信システムへの影響を除去する。図1は従来のマルチキャリア信号のクリッピング歪みを補償する方法のフローチャートである。図1に示すように、送信側では、信号データに対して符号化、挿入とマッピング、高速フーリエ逆変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)、クリッピング、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)、帯域外除去及び高速フーリエ逆変換を行った後に送信アンテナで送信し、ここで、高速フーリエ逆変換、クリッピング、高速フーリエ変換及び帯域外除去はクリッピングとフィルタリング処理を構成し、受信側では、受信信号に対して高速フーリエ変換を行った後に、デマッピングと選別、復号、挿入とマッピングを順次に行い、挿入とマッピング後の信号に対して送信側で行われたクリッピングとフィルタリング処理、即ち高速フーリエ逆変換、クリッピング、高速フーリエ変換及び帯域外除去を繰り返し、挿入とマッピングの後で減衰した信号に基づいて各サブキャリアのクリッピング雑音成分
(外1)
Figure 0006720595
を推定し、該クリッピング雑音成分に基づいて各サブキャリアのチャネル利得Hを推定し、該チャネル利得Hに基づいて受信信号を補償する。
なお、上述した技術背景の説明は、本発明の技術案を明確、完全に理解させるための説明であり、当業者を理解させるために記述されているものである。これらの技術案は、単なる本発明の背景技術部分として説明されたものであり、当業者により公知されたものではない。
上記方法を用いてマルチキャリア信号のクリッピング歪みを補償する場合に、通常は反復の計算処理が必要となり、計算処理が複雑であり、且つビット誤り率が高い。
本発明の実施例は、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低いマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置及び受信機を提供する。
本発明の実施例の第1の態様では、マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置であって、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例の第2の態様では、マルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置であって、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償する補償手段と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例の第3の態様では、本発明の実施例の第1の態様に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置又は第2の態様に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置を含む、受信機を提供する。
本発明の効果としては、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
本発明の特定の実施形態は、後述の説明及び図面に示すように、詳細に開示され、本発明の原理を採用されることが可能な方式を示している。なお、本発明の実施形態は、範囲上には限定されるものではない。本発明の実施形態は、添付されている特許請求の範囲の主旨及び内容の範囲内、各種の改変、修正、及び同等的なものが含まれる。
ある一つの実施形態に説明及び又は示されている特徴は、同一又は類似の方式で一つ又は多くの他の実施形態に使用されてもよく、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよく、他の実施形態における特徴を代替してもよい。
なお、用語「包括/含む」は、本文に使用される際に、特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在を意味し、一つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在又は追加を排除するものではない。
ここで含まれる図面は、本発明の実施例を理解させるためのものであり、本明細書の一部を構成し、本発明の実施例を例示するためのものであり、文言の記載と合わせて本発明の原理を説明する。なお、ここに説明される図面は、単なる本発明の実施例を説明するためのものであり、当業者にとって、これらの図面に基づいて他の図面を容易に得ることができる。
従来のマルチキャリア信号のクリッピング歪みを補償する方法のフローチャートである。 本発明の実施例1のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置の構成を示す図である。 実施例1の第3の計算部203の1つの構成を示す図である。 実施例1の第3の計算部203のもう1つの構成を示す図である。 本発明の実施例2のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3の受信機の構成を示す図である。 本発明の実施例3の受信機700のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施例4のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定方法のフローチャートである。 本発明の実施例5のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償方法のフローチャートである。
本発明の上記及びその他の特徴は、図面及び下記の説明により理解できるものである。明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態、即ち本発明の原則に従う一部の実施形態を表すものを公開している。なお、本発明は説明される実施形態に限定されず、本発明は、特許請求の範囲内の全ての修正、変更されたもの、及び均等なものを含む。
<実施例1>
図2は本発明の実施例1のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置の構成を示す図である。図2に示すように、該装置200は、第1の計算部201、第2の計算部202、第3の計算部203、及び推定部204を含む。
第1の計算部201は、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる。
第2の計算部202は、全ての乗算の結果の平均値を計算する。
第3の計算部203は、該平均値に基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する。
推定部204は、算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
本実施例では、クリッピング歪みが時間領域においてパルスとして表すため、各サブキャリアにおいて1つの同一の大きさの加法的干渉が生じ、クリッピング歪みの各サブキャリアにおける位相が該クリッピング歪みの1つの時間領域シンボル内の位置により決定されるため、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの、クリッピング歪み及び白色雑音の両方による誤差信号は下記の式(1)で表されてもよい。
Figure 0006720595
ここで、Errはk番目のサブキャリアの誤差信号を表し、
(外2)
Figure 0006720595
はk番目のサブキャリアのクリッピング歪みを表し、bはクリッピング歪みの大きさを表し、φはクリッピング歪みのk番目のサブキャリアにおける位相を表し、
Figure 0006720595
、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数であり、kはN以下の正整数であり、aはクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を表し、a=[0,1,2,…2N−1],nはk番目のサブキャリアの加法的白色ガウス雑音を表す。
本実施例では、該誤差信号は従来の方法により取得されてもよく、例えば、受信信号を判断し、受信信号と判断後の信号との減算を行って取得してもよい。
本実施例では、第1の計算部201は、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗じて、第2の計算部は、全ての乗算の結果の平均値を計算する。
本実施例では、第1の計算部201は、乗算の演算を行う時に、受信されたマルチキャリア信号における全てのサブキャリアの誤差信号に対して計算してもよし、一部のサブキャリアの誤差信号を選択して計算してもよい。例えば所定の第1の閾値よりも雑音の小さいサブキャリア、又は所定の第2の閾値よりも信号対雑音比の大きいサブキャリアの誤差信号を選択して計算してもよく、該所定の第1の閾値及び第2の閾値は実際の需要に応じて設定されてもよい。
所定の第1の閾値よりも雑音の小さいサブキャリア、又は所定の第2の閾値よりも信号対雑音比の大きいサブキャリアの誤差信号を選択して計算することで、クリッピング歪みの推定の正確性をさらに向上できる。
本実施例では、第1の計算部201は、全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと隣接するサブキャリアの誤差信号の共役を乗じてもよいし、全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗じてもよい。例えば、1つのサブキャリアの間隔を空けてもよいし、複数のサブキャリアの間隔を空けてもよいが、本発明の実施例は、間隔を空けるためのサブキャリアの数に限定されない。
以下は、受信されたマルチキャリア信号の全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと隣接するサブキャリアの誤差信号の共役を乗じることを例にして、説明する。
例えば、第1の計算部201は、下記の式(2)を用いて、各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと隣接するサブキャリアの誤差信号の共役を乗じた積を計算してもよい。
Figure 0006720595
ここで、Errはk番目のサブキャリアの誤差信号を表し、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数であり、kはN以下の整数である。
第1の計算部201の計算結果を取得した後に、第2の計算部202は、下記の式(3)に基づいて、第1の計算部201により計算された全ての積の平均値を計算してもよい。
Figure 0006720595
ここで、Monは第2の計算部202の計算結果を表し、Errはk番目のサブキャリアの誤差信号を表し、
(外3)
Figure 0006720595
はk−1番目のサブキャリアの誤差信号の共役を表し、bはクリッピング歪みの大きさを表し、
Figure 0006720595
、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数であり、kは2〜Nの正整数であり、aはクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を表す。
本実施例では、第2の計算部202が該平均値を算出した後に、第3の計算部203は、該平均値に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算し、クリッピング歪みのパラメータは、例えばクリッピング歪みの大きさb、及びクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aを含み、ここで、aはクリッピング歪みの位相φの、サブキャリア番号kに応じて変化する傾斜度である。
以下は、本実施例の第3の計算部203の構成、及びクリッピング歪みのパラメータの計算方法を例示的に説明する。
図3は本実施例の第3の計算部203の1つの構成を示す図である。図3に示すように、第3の計算部203は、第4の計算部301及び第5の計算部302を含む。
第4の計算部301は、全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aを計算する。
第5の計算部302は、全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで、クリッピング歪みの大きさbを計算する。
例えば、上記の式(2)及び(3)に対して導出を行い、第4の計算部301及び第5の計算部302は、下記の式(4)及び(5)のそれぞれに基づいて、クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置a及びクリッピング歪みの大きさbを計算してもよい。
Figure 0006720595
ここで、aはクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を表し、bはクリッピング歪みの大きさを表し、Monは上記の式(3)の計算結果を表し、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数である。
本実施例では、第3の計算部203は、第6の計算部303及び決定部304をさらに含んでもよい。
第6の計算部303は、クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aに基づいて、クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、該位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいてクリッピング歪みの大きさbを計算する。
決定部304は、第6の計算部303により算出されたクリッピング歪みの大きさbと第5の計算部302により算出されたクリッピング歪みの大きさbとを比較し、第5の計算部302により算出されたクリッピング歪みの大きさbの記号を決定する。
例えば、第6の計算部303は、下記の式(6)に基づいてクリッピング歪みの大きさbを計算してもよい。
Figure 0006720595
ここで、bはクリッピング歪みの大きさを表し、φはクリッピング歪みのk番目のサブキャリアにおける位相を表し、
Figure 0006720595
、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数であり、kは2〜Nの正整数であり、aはクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を表し、nはk番目のサブキャリアの加法的白色ガウス雑音を表す。
決定部304は、上記の式(5)に従って第6の計算部303により算出されたクリッピング歪みの大きさbに基づいて、クリッピング歪みの大きさbの記号がプラスであるか、それともマイナスであるかを決定し、上記の式(4)に従って第5の計算部302により算出されたbのプラスマイナス記号を決定し、プラスマイナス記号の決定されたbをクリッピング歪みの大きさとしてもよい。
図4は本実施例の第3の計算部203のもう1つの構成を示す図である。図4に示すように、第3の計算部203は、第7の計算部401及び第8の計算部402を含む。
第7の計算部401は、全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、該クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aを計算する。
第8の計算部402は、クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aに基づいて、クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、該位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて、クリッピング歪みの大きさbを計算する。
本実施例では、第7の計算部401のクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置aの計算方法は第4の計算部301の計算方法と同じであり、第8の計算部402のクリッピング歪みの大きさbの計算方法は第6の計算部303の計算方法と同じであり、ここでその説明が省略される。
本実施例では、第3の計算部203がクリッピング歪みのパラメータを算出した後に、推定部204は、算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する。
例えば、第3の計算部203がパルスの時間領域波形における位置a及びクリッピング歪みの大きさbを算出した後に、下記の式(7)に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定してもよい。
Figure 0006720595
ここで、Dはk番目のサブキャリアのクリッピング歪みを表し、bはクリッピング歪みの大きさを表し、φはクリッピング歪みのk番目のサブキャリアにおける位相を表し、
Figure 0006720595
、Nはサブキャリアの数を表し、Nは正整数であり、kは2〜Nの正整数であり、aはクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を表す。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
<実施例2>
図5は本発明の実施例2のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置の構成を示す図である。図5に示すように、該装置500は、第1の計算部501、第2の計算部502、第3の計算部503、推定部504及び補償部505を含む。
第1の計算部501は、受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる。
第2の計算部502は、全ての乗算の結果の平均値を計算する。
第3の計算部503は、該平均値に基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する。
推定部504は、算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する。
補償部505は、推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償する。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
本実施例では、第1の計算部501、第2の計算部502、第3の計算部503及び推定部504は、実施例1における第1の計算部201、第2の計算部202、第3の計算部203及び推定部204と同一の構成及び機能を有し、ここでその説明が省略される。
本実施例では、補償部505は、推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全てのサブキャリア信号を補償してもよいし、推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における一部のサブキャリア信号を補償してもよい。例えば、補償部505は、推定されたクリッピング歪みに基づいて、マルチキャリア信号における、所定閾値よりも変調コンステレーションの大きいサブキャリア信号を補償してもよく、ここで、該所定閾値は実際の需要に応じて設定されてもよい。
マルチキャリア信号における、所定閾値よりも変調コンステレーションの大きいサブキャリア信号を補償することで、クリッピング歪みの補償の正確性をさらに向上でき、ビット誤り率をさらに低減できる。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
<実施例3>
図6は本発明の実施例3の受信機の構成を示す図である。図6に示すように、受信機600は、マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置601又はマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置602を含み、該推定装置601及び補償装置602の構成及び機能は実施例1及び2に記載のものと同じ、ここでその内容を援用し、その説明が省略される。
図7は本発明の実施例3の受信機700のハードウェア構成を示す図である。図7に示すように、受信機700は、プレフィクス除去部701、高速フーリエ変換(FFT)部702、イコライザ703、第1の判断部704、第1の加算器705、第1の計算部706、第2の計算部707、第3の計算部708、推定部709、第2の加算器710及び第2の判断部711を含む。
プレフィクス除去部701は受信されたマルチキャリア信号のサイクリックプレフィックスを除去し、高速フーリエ変換部702はサイクリックプレフィックスの除去された信号に対して高速フーリエ変換を行い、イコライザ703は高速フーリエ変換後の信号に対して等化処理を行い、等化処理後の信号は第1の判断部704により判断され、例えば等化処理後の信号が「0.8」であり、第1の判断部704は該信号が「−1」又は「1」であると判断し、判断結果が「1」の場合に、第1の加算器705により該判断結果と等化処理後の信号との減算を行い、各サブキャリアの誤差信号を取得し、第1の計算部706は各サブキャリアの誤差信号に、該サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗じ、第2の計算部707は全ての乗算の結果の平均値を計算し、第3の計算部708は該平均値に基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算し、推定部709は算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定し、第2の加算器710は等化処理後の信号と推定されたクリッピング歪みとの減算を行い、クリッピング歪み補償後の信号を取得し、第2の判断部711は、補償後の信号がどの理想的なコンスタレーション点に近いかを判断する。
本実施例では、プレフィクス除去部701、高速フーリエ変換(FFT)部702、イコライザ703、第1の判断部704、第1の加算器705、第2の加算器710及び第2の判断部711は従来の構成及び機能を用いてもよく、第1の計算部706、第2の計算部707、第3の計算部708及び推定部709の構成及び機能は実施例1に記載のものと同じであり、ここでその内容を援用し、その説明が省略される。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
<実施例4>
図8は本発明の実施例4のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定方法のフローチャートであり、実施例1のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置に対応する。図8に示すように、該方法は下記のステップを含む。
ステップ801:受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる。
ステップ802:全ての乗算の結果の平均値を計算する。
ステップ803:該平均値に基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する。
ステップ805:算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する。
本実施例では、クリッピング歪みのパラメータの計算方法及び該パラメータに基づくクリッピング歪みの推定方法は、実施例1に記載のものと同じであり、ここでその説明が省略される。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
<実施例5>
図9は本発明の実施例5のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償方法のフローチャートであり、実施例2のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置に対応する。図9に示すように、該方法は下記のステップを含む。
ステップ901:受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる。
ステップ902:全ての乗算の結果の平均値を計算する。
ステップ903:該平均値に基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する。
ステップ904:算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて該マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する。
ステップ905:推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償する。
本実施例では、クリッピング歪みのパラメータの計算方法、該パラメータに基づくクリッピング歪みの推定方法及び推定されたクリッピング歪みに基づくマルチキャリアにおける全て又は一部のサブキャリア信号の補償方法は、実施例2に記載のものと同じであり、ここでその説明が省略される。
上記の実施例によれば、サブキャリアの誤差信号に基づいてマルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算することで、マルチキャリア信号のクリッピング歪みを正確に推定、補償でき、計算方法が簡単であり、且つビット誤り率が低い。
本発明の実施例は、マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置又は受信機においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、該マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置又は受信機において実施例4に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定方法又は実施例5に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償方法を実行させる、コンピュータ読み取り可能なプログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータに、マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置、補償装置又は受信機において実施例4に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定方法又は実施例5に記載のマルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償方法を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムは論理部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置であって、
受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、
全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、
算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、を含む、装置。
(付記2)
前記一部のサブキャリアは、所定の第1の閾値よりも雑音の小さいサブキャリア、又は所定の第2の閾値よりも信号対雑音比の大きいサブキャリアである、付記1に記載の装置。
(付記3)
前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータは、クリッピング歪みの大きさ、及びクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を含み、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置は、クリッピング歪みの位相の、サブキャリア番号に応じて変化する傾斜度である、付記1に記載の装置。
(付記4)
前記第3の計算手段は、
前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算する第4の計算手段と、
前記全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで、前記クリッピング歪みの大きさを計算する第5の計算手段と、を含む、付記1に記載の装置。
(付記5)
前記第3の計算手段は、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算する第6の計算手段と、
前記第6の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさと前記第5の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさとを比較し、前記第5の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさの記号を決定する決定手段と、をさらに含む、付記4に記載の装置。
(付記6)
前記第3の計算手段は、
前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算する第7の計算手段と、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算する第8の計算手段と、を含む、付記1に記載の装置。
(付記7)
マルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置であって、
受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、
全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、
算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、
推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償する補償手段と、を含む、装置。
(付記8)
前記一部のサブキャリア信号は、所定閾値よりも変調コンステレーションの大きいサブキャリア信号である、付記7に記載の装置。
(付記9)
付記1〜8の何れかに記載の装置を含む、受信機。
(付記10)
付記9に記載の受信機を含む、通信システム。
(付記11)
マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定方法であって、
受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずるステップと、
全ての乗算の結果の平均値を計算するステップと、
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算するステップと、
算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定するステップと、を含む、方法。
(付記12)
前記一部のサブキャリアは、所定の第1の閾値よりも雑音の小さいサブキャリア、又は所定の第2の閾値よりも信号対雑音比の大きいサブキャリアである、付記11に記載の方法。
(付記13)
前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータは、クリッピング歪みの大きさ、及びクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を含み、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置は、クリッピング歪みの位相の、サブキャリア番号に応じて変化する傾斜度である、付記11に記載の方法。
(付記14)
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算するステップは、
前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算するステップと、
前記全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで、前記クリッピング歪みの大きさを計算するステップと、を含む、付記11に記載の方法。
(付記15)
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算するステップは、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算するステップと、
前記クリッピング歪みの大きさと、前記全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで算出されたクリッピング歪みの大きさとを比較し、前記全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで算出されたクリッピング歪みの大きさの記号を決定するステップと、をさらに含む、付記14に記載の方法。
(付記16)
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算するステップは、
前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算するステップと、
前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算するステップと、を含む、付記11に記載の方法。
(付記17)
マルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償方法であって、
受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずるステップと、
全ての乗算の結果の平均値を計算するステップと、
前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算するステップと、
算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定するステップと、
推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償するステップと、を含む、方法。
(付記18)
前記一部のサブキャリア信号は、所定閾値よりも変調コンステレーションの大きいサブキャリア信号である、付記17に記載の方法。

Claims (9)

  1. マルチキャリア信号のクリッピング歪みの推定装置であって、
    受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、
    全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、
    前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、
    算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、を含む、装置。
  2. 前記一部のサブキャリアは、所定の第1の閾値よりも雑音の小さいサブキャリア、又は所定の第2の閾値よりも信号対雑音比の大きいサブキャリアである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータは、クリッピング歪みの大きさ、及びクリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を含み、
    前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置は、クリッピング歪みの位相の、サブキャリア番号に応じて変化する傾斜度である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第3の計算手段は、
    前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算する第4の計算手段と、
    前記全ての乗算の結果の平均値の絶対値の平方根を求めることで、前記クリッピング歪みの大きさを計算する第5の計算手段と、を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第3の計算手段は、
    前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算する第6の計算手段と、
    前記第6の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさと前記第5の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさとを比較し、前記第5の計算手段により算出されたクリッピング歪みの大きさの正負符号を決定する決定手段と、をさらに含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第3の計算手段は、
    前記全ての乗算の結果の平均値に対して角度を取得することで、前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置を計算する第7の計算手段と、
    前記クリッピング歪みのパルスの時間領域波形における位置に基づいて前記クリッピング歪みのマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアにおける位相を計算し、前記位相及びマルチキャリアの全て又は一部のサブキャリアの各サブキャリアの誤差信号に基づいて前記クリッピング歪みの大きさを計算する第8の計算手段と、を含む、請求項1に記載の装置。
  7. マルチキャリア信号のクリッピング歪みの補償装置であって、
    受信されたマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリアにおける各サブキャリアの誤差信号に、該各サブキャリアと隣接し、或いは間隔を空けたサブキャリアの誤差信号の共役を乗ずる第1の計算手段と、
    全ての乗算の結果の平均値を計算する第2の計算手段と、
    前記平均値に基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みのパラメータを計算する第3の計算手段と、
    算出されたクリッピング歪みのパラメータに基づいて前記マルチキャリア信号のクリッピング歪みを推定する推定手段と、
    推定されたクリッピング歪みに基づいてマルチキャリア信号における全て又は一部のサブキャリア信号を補償する補償手段と、を含む、装置。
  8. 前記一部のサブキャリア信号は、所定閾値よりも変調コンステレーションの大きいサブキャリア信号である、請求項7に記載の装置。
  9. 請求項1に記載の装置を含む、受信機。
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