JP6748199B2 - 所見を関連する心エコー図ループにマッピングするためのシステム - Google Patents

所見を関連する心エコー図ループにマッピングするためのシステム Download PDF

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Description

以下は、一般に、心エコー図検査技術、心エコー図検査ワークステーション技術、関連情報技術等に関する。
心エコーは、心臓検査の目的で取得される、心臓の超音波エコーである。典型的な心エコー図検査では、心臓は、1つ以上の標準的断面像で撮像され、「ループ」と呼ばれる「動画」シーケンスが、各断面像で取得される。標準的心エコー図断面像は、傍胸骨長軸(PLAX)断面像、傍胸骨短軸(PSAX)断面像、心尖部四腔(AP4)断面像、心尖部二腔(AP2)断面像、心尖部三腔(AP3)断面像、及び、心窩部(SC)断面像を含む。各ループを構成する画像のシーケンスは、通常、心エコー図検査情報技術(IT)システムにおいて単一のファイル又はデータ構造として記憶される。各断面像は、画像の拡張されたシーケンスから構成されるので、大きなデータ構造(例えば、場合によってはギガバイト/断面像)である。その結果、心エコー図検査ITシステムは、より古い検査の心エコー図断面像を記憶するためのアーカイブサーバを使用するのが一般的である。
心エコー図検査は、高度に専門化された臨床領域であり、心エコー図検査は、通常、一般診療の放射線技師又は放射線科医によってではなく、心エコー図検査医として知られている専門家によって行われて読影される。特定の所見は、特定の像に基づいて最も簡単に作成され、心エコー図検査医は、関連する断面像をレビューした後にレポートを書く。いくつかのタイプの検査に関して、診療ガイドラインは、現在の所見を、(もしあれば)最も直近の前の心エコー図検査の所見と比較することを求めている。例えば、米国心エコー図学会(JASE 24,1−10)は、検査の比較に関して次のことを推奨している:「新しい、変化のない、又は進行している所見を強調するために、少なくとも最も直近の前の検査からの画像との比較が行われるべきである。この比較の詳細は、要約又は結論のセクション内に提供される必要がある。」。この比較は、検査読影プロセスの難しい部分であり得る。心エコー図検査医は、現在のレポートと前のレポートとを比較して、対応する所見を特定しなければならない。比較を必要とする所見が特定されると、心エコー図検査医は、現在の検査及び前の検査のループについて、サムネイル画像のグリッドをレビューして、並べた又は左右の詳細な目視比較のために、各検査における適切な断面像ループを特定及び検索・取得する。この検索・取得プロセスは、過去の1つ以上の検査断面像ループを探すためにアーカイブサーバにアクセスすることを必要とすることがあり、これは、(おそらくギガバイトサイズの)断面像ファイル又はデータ構造が病院情報システム(HIS)ネットワーク又は他の電子データネットワークを介してダウンロードされなければならないので、かなりの遅延を招くおそれがある。心エコー図検査読影ワークステーションにおいて、心エコー図検査医は、所見を比較するために、現在のレポートのウィンドウと前のレポートのウィンドウと検索・取得された断面像のウィンドウとの間を行き来し、所見比較の自然言語説明文を書くために、現在のレポートのウィンドウに戻る。いくつかの心エコー図検査ワークステーションシステムは、所見の迅速な入力のための所見コード(FC)を提供するが、多数の可能性のある現在/過去の検査の所見比較は、概して、そのようなワークステーションが、所見比較のためのFCを含まないことをもたらしている。
上記の難しさに鑑みて、最も直近の前の検査との推奨される比較が時として省略されることがある。しかしながら、この推奨される比較を省略することは、特定された心臓病態の進行又は退行に関する臨床的に重要な情報を捕えることをできなくするおそれがある。現在の検査のみを考慮しても、既存の心エコー図検査ワークステーション及びITシステムは、所見を、関連する心エコー図断面像と結び付ける効率的なメカニズムを提供しない。
以下は、上述の問題及び他の問題に対処する新たな改良されたシステム及び方法を開示する。
1つの開示される態様において、心エコー図レポーティングワークステーションは、ディスプレイコンポーネントと、少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントと、標準的心エコー図所見のリスト及び標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルを記憶している非一時的な記憶媒体と、心エコー図検査レポーティング方法を実行するようにプログラムされている電子データ処理コンポーネントであって、前記心エコー図検査レポーティング方法は、ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポートを入力することを可能にするように、前記ディスプレイコンポーネント及び前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介して、前記ユーザとインタフェースするステップと、前記インタフェースする間に、前記現在のレポートにおいて前記標準的心エコー図所見のリストの目下の標準的心エコー図所見についての現在の所見値を検出するステップと、前記現在の所見値と、前記心臓被検者の前の心エコー図検査に関する前のレポートにおける前記目下の標準的心エコー図所見についての前の所見値と、の間の変化が、有意性基準を満たすことに応じて、前記ディスプレイコンポーネント上に前記変化の通知を表示するステップと、前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介した前記通知のユーザ選択に応じて、前記標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルに従って、前記目下の標準的心エコー図所見に関連する関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを同時に表示するステップと、を含む、電子データ処理コンポーネントと、を有する。
別の開示される態様において、非一時的な記憶媒体は、標準的心エコー図所見のリストと、標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルと、心エコー図検査レポーティング方法を実行するように、ディスプレイコンポーネント及び少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを有する心エコー図レポーティングワークステーションにより実行可能な命令であって、前記心エコー図検査レポーティング方法は、ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポートを入力することを可能にするように、前記ディスプレイコンポーネント及び前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介して、前記ユーザとインタフェースするステップと、前記現在のレポートにおいて前記標準的心エコー図所見のリストの目下の標準的心エコー図所見についての現在の所見値を検出するステップと、前記心臓被検者の前の心エコー図検査に関する前のレポートにおいて前記目下の標準的心エコー図所見についての前の所見値を検出するステップと、少なくとも、前記現在の所見値と前記前の所見値との間の変化が有意性基準を満たすことを条件として、前記標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルに従って、前記目下の標準的心エコー図所見に関連する関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを同時に表示するステップと、を含む、命令と、を記憶している。
別の開示される態様において、心エコー図レポーティング方法は、ディスプレイコンポーネント及び少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを含むワークステーションを使用して実行される。前記心エコー図レポーティング方法は、ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポートを入力することを可能にするように、前記ワークステーションを介して、前記ユーザとインタフェースするステップと、心エコー図所見について、前記現在のレポートにおいて現在の所見値を検出するステップと、前記現在の所見値と、前記心臓被検者の前の心エコー図検査に関する前のレポートにおける前記心エコー図所見についての前の所見値と、の間の変化を判別するステップと、前記変化が有意性基準を満たすことに応じて、前記ワークステーションの前記ディスプレイコンポーネント上に前記変化の通知を表示するステップと、前記ワークステーションの前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介した前記通知のユーザ選択に応じて、前記心エコー図所見に関連する関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを同時に表示するステップと、を含む。
1つの利点は、断面像ファイル又はデータ構造検索・取得遅延が低減される改良された心エコー図検査ワークステーション及びITシステムを提供することにある。
別の利点は、現在の検査の所見を最も直近の前の心エコー図検査の対応する所見と比較することを容易にする改良された心エコー図検査ワークステーション及びITシステムを提供することにある。
別の利点は、所見を、関連する心エコー図断面像と結び付ける改良された心エコー図検査ワークステーション及びITシステムを提供することにある。
所与の実施形態は、本開示を読んで理解すると当業者に明らかになるであろう、前述の利点のうちの1つ、2つ、3つ以上、又は全てを提供し得る、且つ/又は、他の利点を提供し得る。
本発明は、様々なコンポーネント及びコンポーネントの配置、また、様々なステップ及びステップの配置の形態をとることができる。図面は、好ましい実施形態を例示するためだけにあり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
現在のレポートの所見と前のレポートの所見との自動比較又は半自動比較を含む心エコー図検査レポーティング方法を実行するよう構成されている心エコー図レポーティングワークステーションを概略的に示す図。 図1の心エコー図レポーティングワークステーションを使用して適宜に実行される心エコー図検査レポーティング方法の例示的な実施形態を概略的に示す図。 図1の心エコー図レポーティングワークステーションを使用して図2の心エコー図検査レポーティング方法の実施形態を実行するときに適宜に使用され得るユーザディスプレイスクリーンショット及びユーザインタフェースダイアログの例示的な実施形態を概略的に示す図。 所見をハイパーリンクすることに関連する心エコー図ループに対して、レポートにおける所見をハイパーリンクすることを含む心エコー図検査レポート読み取り方法を実行するよう構成されている心エコー図検査レポート読み取りワークステーションを概略的に示す図。
図1を参照すると、心エコー図レポーティングワークステーション10は、ディスプレイコンポーネント12(例えば、LCDディスプレイ、プラズマディスプレイ、OLEDディスプレイ等であって、好ましくは高解像度カラーディスプレイである;例示的なディスプレイコンポーネント12は、1つのスクリーンを含むが、任意的に、ディスプレイコンポーネントは、2つ以上のスクリーンを含んでもよい)と、少なくとも1つのユーザ入力コンポーネント(例えば、例示的なキーボード14、マウス16、トラックパッド18、他のポインティングデバイス、ディスプレイ12のタッチ感知オーバーレイ、及び/又はその他)と、を含む。特に図示されてはいないが、ワークステーション10は、マイクロプロセッサ(マルチコアであってもよいし、且つ/又は、RAM、任意的な数値演算コプロセッサ、ALU、及び/又は他の補助電子デバイス等を含んでもよい)等の電子データ処理コンポーネントを含むことが理解されよう。例示的な心エコー図レポーティングワークステーション10は、単一のコンピュータであるが、ワークステーションの処理能力は、様々に分散されてもよく、例えば、電子データ処理コンポーネントは、ディスプレイコンポーネント12及び1つ以上のユーザ入力コンポーネント14、16、18を有するネットワーク端末によりローカルエリアネットワーク及び/又はインターネットを介してアクセスされるリモートサーバコンピュータを含んでもよいことがさらに理解されよう。
開示されている心エコー図検査レポーティング方法(及び心エコー図検査レポート読み取り方法)はまた、ワークステーション10(又は検査レポート読み取りステーション(例えば図4参照))により読み取り可能で実行可能な命令を記憶している非一時的な記憶媒体として具現化され得、そのような記憶媒体は、ハードディスク若しくは他の磁気記憶媒体、及び/又は、光ディスク若しくは他の光記憶媒体、及び/又は、フラッシュメモリ若しくは他の電子記憶媒体、これらの様々な組合せ等を含み得る。後述されるように、非一時的な記憶媒体は、標準的心エコー図所見リスト20及び標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブル22等の関連するデータ構造をさらに記憶することができる。これらのデータ構造20、22は、読み取り可能/実行可能な命令を記憶する同じ非一時的な記憶媒体に記憶されることもあるし、異なる非一時的な記憶媒体に記憶されることもある。(例示を簡易にするために、所見−断面像ルックアップテーブル22の2つのインスタンスが、図1に示されているが、これらは、同じ所見−断面像ルックアップテーブル22を表すことに留意されたい。)
所見リスト20は、標準的心エコー図検査所見を格納する。有利なことに、心エコー図検査は、限定された標準的所見セットがリスト20において構築及び表現され得る比較的定着した分野である(ここで、「リスト」は、標準的所見に関する関連情報を格納する任意のデータ構造を包含するものとして理解されたい。例えば、リストは、テーブル、スプレッドシート、ASCIIテキストリスト等であってよい。)。標準的所見セット20は、心エコー図検査における現在の最新のもの、より新しい超音波機器の取得により実現可能にされる追加の所見等を反映するように時折更新され得る。心エコー図検査医が典型的な心エコー図検査において対処することが予期され得る標準的所見の非網羅的リストは、次のうちの1つ以上を含み得る:左心室機能;右心室機能;僧帽弁逆流;三尖弁逆流(TR);大動脈弁逆流;心嚢液貯留;及び/又はその他。各所見は、テキストキーワード、所見コード、又はこれらの組合せ等により、様々な形で表現され得る。所見リスト20は、所見データタイプ(例えば、スケール値、バイナリ値、測定値)、及び、任意的に、所見についての許容値の範囲等の他の情報を任意的に含む。標準的所見は、米国心エコー図学会等の専門組織により公布されたものであってよく、任意的に、追加の現場固有の所見又は現場固有の所見変更(例えば、病院固有のもの)により拡張されてもよい。代替的に、標準的所見は、特定の施設又は特定の病院について規定されてもよい。
標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブル22は、各標準的所見についての関連する断面像を格納する。このデータ構造は、心エコー図検査において典型的に標準的断面像が取得されるという、心エコー図検査技術における知識を具現化する。例えば、一般的な断面像は、傍胸骨長軸(PLAX)断面像、傍胸骨短軸(PSAX)断面像、心尖部四腔(AP4)断面像、心尖部二腔(AP2)断面像、心尖部三腔(AP3)断面像、及び、心窩部(SC)断面像を含む。各心エコー図ループは、典型的には、そのような1つの標準的断面像について取得される(しかしながら、心エコー図検査医は、他の非標準的断面像を取得することを選択してもよい)。心エコー図検査ガイドラインは、各所見を作成するのに最適である1つ以上の関連する断面像を特定しており、これらは、所見−断面像ルックアップテーブル22に表形式でまとめられる。所見リスト20と同様に、所見−断面像ルックアップテーブル22は、標準的所見を、1つ以上の関連する断面像と結び付ける情報を格納することができる任意のデータ構造を包含するものとして理解されたい。例えば、所見−断面像ルックアップテーブル22は、リスト、スプレッドシート、リレーショナルデータベーステーブル等であってよい。以下の表1は、1つの例示的な所見−断面像ルックアップテーブル22を提示している。
Figure 0006748199
ここでも、所見リスト20と同様に、心エコー図検査の比較的成熟した状態は、所見−断面像ルックアップテーブル22が、限定されたデータ構造として構築されることを可能にする。
引き続き図1を参照すると、ワークステーション10は、ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポート30(すなわち、進行中のレポート30)を入力することを可能にするように、ディスプレイコンポーネント12及び少なくとも1つのユーザ入力コンポーネント14、16、18を介してユーザ(典型的には心エコー図検査医)とインタフェースする心エコー図レポートエディタ24を実装する。現在のレポート30は、記憶されている(現在の)心エコー図検査ループ32により表される現在の心エコー図検査に関するユーザの所見をレポートする。心エコー図レポートエディタ24は、非限定的な例示的な例として、本明細書において開示されているように、前の検査レポートとの自動比較を組み込むように変更された、心血管情報用のXceleraが統合されたマルチモダリティ画像管理システム(オランダのアイントホーフェンのコーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェから入手可能)であってよい。概して、心エコー図レポートエディタ24は、レポートテキストを入力するためのテキスト編集パネル、ループの個々のフレームを表示する心エコー図ループを閲覧したり寸法を測定したりするための画像閲覧パネル、様々な操作を実行するためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)ダイアログ等といった特徴を提供する。(Xceleraを含む)いくつかの実施形態において、ユーザは、所見コード(FC)を入力することにより、所見を入力することができ、この場合、標準的所見リスト20は、好ましくはFCによりインデクシングされる。心エコー図レポートエディタ24はまた、好ましくは、閲覧パネルにおいて閲覧するための1つ以上の心エコー図ループを選択するためのGUIメカニズムを提供し、例えば、ループサムネイル画像のグリッドが表示され、ここで、各ループは、例えば、該ループの第1フレームの縮小されたサイズのバージョンとして生成されるサムネイルにより表される。次いで、ユーザは、マウス16を用いてサムネイルをクリックする又は別の方法でサムネイルを選択することができ、次いで、これが、別の閲覧パネルにおいて生じる。好ましくは、閲覧パネルは、複数のループを(例えば、左右に又は上下に並べて)同時に閲覧することを可能にする。
本明細書に開示されている実施形態において、ワークステーション10は、統合され自動化された前検査比較ツールを提供する。いくつかの心エコー図検査情報技術(IT)アーキテクチャにおいて、心エコー図ループの大きなサイズ(例えば、場合によってはギガバイト/断面像)に起因して、より古い検査データは、大容量アーカイブデータベースに記憶され、ワークステーション10は、これらのより古い検査にアクセスするためのアーカイブデータベースインタフェース34を含む。例えば、アーカイブデータベースインタフェース34は、より古い心エコー図データを記憶する画像保存通信システム(PACS、図示せず)への病院ITネットワーク接続を含み得る。ユーザが、心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポート30の編集を開始するときに、ユーザは、患者識別(ID)情報(例えば、患者ID、医療ID、社会保障番号等)を入力するように要求される。ワークステーション10は、この心臓被検者に関する前の心エコー図検査についてアーカイブデータベースを検索する。何も見つからなければ、現在の所見を、(存在しない)前の検査と比較する必要はない。一方、ワークステーション10が、心臓被検者に関する1つ以上の前の心エコー図検査を見つけた場合、ワークステーション10は、最も直近の前の心エコー図検査を特定し、心臓被検者の(最も直近の)前の心エコー図検査に関する前の心エコー図検査レポート36の所見値に対する現在のレポート30の所見値の自動チェックを実行するために、心臓被検者の(最も直近の)前の心エコー図検査に関する前の心エコー図検査レポート36を取得する。
このために、ワークステーション10の電子データ処理コンポーネントは、次のモジュール群を実装するようにプログラムされている。所見抽出器40は、現在のレポート30及び前のレポート36において(所見リスト20において規定されている)標準的所見についての所見値を検出する。現在のレポート30の標準的所見についての各所見値について、レポート比較器42は、前のレポート36を検索して、同じ(すなわち目下の)標準的所見についての前の所見値を特定する。現在の所見値と前の所見値との間の変化が、所見変化有意性基準(典型的には閾値)と比較される。変化が有意性基準を満たさない場合、変化は無視される。(いくつかの実施形態において、変化がない又はわずかな変化しかない場合であっても、前の所見値との比較が、現在のレポート30において説明されるべきである場合には、有意性基準は、変化がない場合であっても、変化を有意であるとして常に識別するように設定され得る。)変化が有意であるとみなされる場合、前所見比較ツールは、次の2つの動作を実行する:事前取得器46は、アーカイブデータベースから、(所見−ループルックアップテーブル22により示される)関連する断面像を示す前の検査の1つ以上のループを取得し、変化説明器48は、変化の自然言語説明文を生成する。
事前取得器46は、関連する前の心エコー図ループが実際に関連し得るとコンポーネント40、42、44が認識すると直ちに、これらのループ(ここでも、これは、各ループについてギガバイトのデータであり得る)を事前に取得することにより、ワークフロー効率を改善する。取得された前のループは、例えば、ワークステーション10のローカルハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、又は、他のローカルストレージに記憶され得る。このように、ユーザが、特定の所見変化を評価するために、関連する現在のループと前のループとを比較することを選択する場合、ユーザは、前のループを取得するのに潜在的な遅延を経験しないですむ。
変化説明器48は、ユーザが同意すると現在のレポート30に自動的に挿入され得る、変化の1つ以上の提案される自然言語説明文を生成することにより、ワークフロー効率を改善する。変化説明器48は、ユーザが変化の説明文を手でタイプする必要性を低減することにより、効率を改善する。例えば、変化説明器48は、変化の値についての入力可能なフィールドを含む、変化を記述するための自然言語テンプレートを使用することができる。
変化通知器50は、目下の標準的知見の検出された有意な変化をユーザに通知する。この通知は、例えば、ポップアップウィンドウであってもよいし、レポートエディタ24により提供されるGUIインタフェースの通知パネルにおいてリストされてもよい。ユーザが変化をレビューすることを選択した場合、現在の心エコー図ループ及び前の心エコー図ループを、例えば図1の例示的な例における上下の配置で、同時に表示する関連変化閲覧パネル52が表示される。図1に概略的に示されているように、ワークステーション10は、(ブロック32により表されている)ローカルの現在ループストレージから現在のループを取得し、前ループ事前取得器46により投入されたローカルストレージから事前に取得された前のループを取得する。関連変化閲覧パネル52はまた、変化説明器48により生成された、変化の1つ以上の提案された説明文を表示することできる。ユーザが、現在のレポート30に含める変化説明文を選択した場合、選択された説明文が、現在のレポート30に自動的にコピーされる。
以下において、図1の心エコー図検査レポーティングワークステーションの様々なコンポーネントのいくつかの適切な実装が説明される。
所見抽出器40は、自然言語分析を用いて、標準的所見についての所見値を検出することができる。適切なアプローチにおいて、フリーフォームレポートテキストのテキストセグメント(例えば段落)が処理されて、(例えば、ピリオド/スペース位置に基づいて)文が検出され、次いで、文が、MetaMap等の心エコー図検査オントロジーにおいて定義されているキーワードを使用して所見を検出するために、精査される。例えば、各標準的所見は、該標準的所見の所見値についての許容値とともに、関連付けられたキーワードを所見リスト20に含むものとして、リストされ得る。代替的に、レポートエディタ24が、所見コード(FC)を使用して所見値を入力することを可能にする場合、所見抽出器40は、現在のレポート30において標準的心エコー図所見を示すFCを検出することができ、前のレポート36において同じFCを検出することができる。FCは、レポートにおいてASCIIテキストとして格納され、FCパターンにマッチすることにより検出され得る。あるいは、レポートが、より構造化されている場合、FCは、レポートにおいて、数値フィールド又は他の構造化されたデータフィールドとして格納され得る。所見抽出器40の動作は、心エコー図検査の特定の分野について所見リスト20により規定される限定された領域の可能な標準的所見により促進される。
前ループ事前取得器46を実装するために、且つ、関連変化パネル52に、目下の標準的所見に関連する断面像を示すループが配置されることを可能にするために、2つのステップが実行される必要がある。第1に、目下の標準的所見に関連する断面像が特定される必要がある。これは、標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブル22を参照することにより行われる。第2に、その関連する断面像を提示するループが、現在の検査ループのセット32とアーカイブデータベースに記憶されている前の検査の前の検査ループのセットとにおいて特定されなければならない。様々なアプローチが使用され得る。ループが断面像によりラベリングされている場合、関連する断面像のループを特定することは、記憶されているループにタグ付けされた断面像識別メタデータを読み取ることに帰することになる。
一方、ループが、断面像によりラベリングされていない場合、画像処理が、ループ自体に対して(若しくはループの個々のフレームに対して)又はループを表すサムネイル画像に対して適切に実行される(そのようなサムネイルは、通常、ユーザが閲覧するループをナビゲートして選択することを可能にするためのループサムネイルのグリッドを表示する際の使用のために、レポートエディタ24により自動的に生成される)。標準的断面像ラベルにより心エコー図ループをラベリングするためのいくつかの適切な画像処理アプローチは、例えば、Zhouらの米国特許第8170303号明細書に記載されている。断面像ラベリングのための画像処理アプローチの難しさは、断面像ラベルの確実性が100%未満であり得ることである。1つのアプローチにおいて、様々な断面像にわたる確実性分布が、画像処理により、所与のループについて生成され、ループは、100%に等しくないとしても、最大の確実性値を有する断面像によりラベリングされる。任意的に、最大の確実性値が、予め定められた閾値を超えない場合、2つ以上の断面像が、1つのループに割り当てられ得る。
現在の心エコー図ループ及び前の心エコー図ループの断面像ラベリングは、処理中の異なる時間に実行され得る。1つのアプローチにおいて、検査が最初にロードされるときに、その検査の全てのループが、断面像によりラベリングされる。別のアプローチにおいて、各ループは、ループ取得及び記憶時に処理されて断面像によりラベリングされる。別のアプローチにおいて、ループは、そのループが処理のために取得又は検索されるときにのみ、断面像によりラベリングされる。後者のアプローチは、断面像決定の効率性に応じて、ユーザに対して遅延をもたらす可能性がある。断面像によるラベリングに加えて、ループは、それがカラーループであるかどうか、ループがズームされているかどうか、画像奥行きによる等といった他の関連情報によりラベリングされ得る。
ループが、断面像によりラベリングされると、所与の所見に関連するループの取得は、目下の標準的所見を入力として用いて所見−断面像ルックアップテーブル22にアクセスして1つ以上の対応する断面像を取得し、関連する断面像によりラベリングされている、現在の検査及び/又は前の検査のループを特定することに帰することになる。
レポート比較器42は、所見抽出器40により特定された所見に対して作用する。現在のレポート30において検出された各所見値について、前のレポート36の検出された所見値が検索されて、同じ(目下の)標準的所見についての前の所見値が特定される。異なる所見は、異なるタイプの値をとることが可能であり得る。いくつかの例が以下で与えられる。
スケール所見は、正常/軽度/中等度/重度等といった所定の重症度スケールに関して観察を行う所見である。例えば、心エコー図レポートが、「左心室機能(performance)が中等度に低下している」と記述している場合、標準的所見は、「左心室機能(function)」であり、所見値は、「中等度に低下している」であり、この所見値は、任意的に、何らかの他のフォーマットに変換されてもよい。例えば、「中等度に低下している」は、1〜5のスケールにマッピングされてもよい。1つのアプローチにおいて、前述のものが、現在のレポート30において検出された所見値である場合、前のレポート36が、(おそらく)異なる重症度キーワードを除いて、同一の記述について検索される。例えば、前のレポート36は、「左心室機能(performance)が軽度に低下している」ことを含み得るので、前の所見値は、「軽度に低下している」である。マッチングにおいて何らかのフレキシビリティを可能にするために、ファジーマッチング方策が用いられ得る。例えば、「左心室機能(function)は正常である」について、(この文脈では「function(機能)」及び「performance(機能)」が同義であると認識して)マッチが識別され得る。
バイナリ所見は、例えば、機能が観察されたか否か等、バイナリ値として観察を行う。例えば、「僧帽弁逸脱」である。この場合、前のレポート36が、おそらく否定マーカを除いて、記述において同一であるスケール所見値について検索される。マッチングにおいて何らかのフレキシビリティを可能にするために、ファジーマッチング方策がここでも用いられ得る。例えば、「視覚化された心室中隔欠損はない」は、「膜性部心室中隔欠損、限定的」にマッチする。ここでも、心エコー図検査に一般的に使用される限定されたオントロジーは、そのようなファジーマッチングを促進する。2つのバイナリ所見値において異なる要素は、例えば存在/不存在又は1/0といったバイナリスケールに関して正規化され得る。
測定値所見は、何らかの測定可能なパラメータについての測定値をレポートする。例えば、「ディスクのシングルプレーン(AP4)法による左心室駆出率は<V>である」(ここで、<V>は入力された測定値である)である。この場合、前のレポート36が、フィールド<V>に(おそらく)異なる値が入力されていることを除いて、(ファジーマッチングの観点から)同じ又は類似のテキストについて検索される。この変化は、現在の測定値と前の測定値との間の差である。
測定値所見についての所見変化有意性基準44は、典型的には閾値である。すなわち、測定値変化が、閾値を超える(又は閾値以上である)場合、それは有意な変化である。スケール所見に関して、スケールに沿った何らかの変化が、有意であるとみなされ得る。例えば、測定値FCに関して、20%の最小差が、左心室駆出率についての有意差として用いられ得、「正常」から「中等度」又は「重度」への飛び越え(ジャンプ:jump)、若しくは、「軽度」から「重度」への飛び越え、又はこれらの逆の飛び越えが、大動脈弁狭窄の状態についての有意差として用いられ得る。バイナリ所見は、2つの値のうちの1つのみをとり得るので、バイナリ所見の値の変化は、有意であるとみなされる。
前述したように、いくつかの実施形態において、いくつかの所見については、現在の所見値と前の所見値とが同じであっても、現在の所見値と前の所見値との比較が含められるべきである。この状況は、例えば、所見が変化していないことが臨床的に有意である場合に生じ得る。この場合、変化有意性基準は、「Yes(はい)」に設定され得る。すなわち、変化は、有意であると常にみなされる(変化がない場合であっても)。
遭遇する可能性がある別の状況は、前のレポート36が、現在のレポート30において作成された所見についての値をレポートしていないことがある、ということである。これは、所見のタイプに応じて様々な形で扱われ得る。1つのアプローチにおいて、変化は、「新たな所見」として規定され、有意であると自動的にみなされる。これは、現在のレポートが、バイナリ所見についての肯定的な値を示す場合であって、前のレポート36が、この知見に言及しなかった場合に特に適切であり得る。このような場合、所見が、観察されなかったために前のレポートにおいて言及されなかった、ということが、合理的に想定され得、この場合、このことは、実際には、否定的な結果(機能が前の検査において観察されなかった)から肯定的な結果(機能が現在の検査において現在観察されている)への変化である。ユーザは、関連変化パネル52を介して関連するループをレビューする機会を有するので、この状況を有意であるとしてレポートすることは効果的であることに留意されたい。なぜならば、これは、前の検査の関連するループが、その機能が実際に存在しなかったかどうかを確認するために再検査されるべきであることを、現在のレポート30を入力するユーザに注意喚起するからである。
変化説明器48は、(基準44に従って有意であるとみなされた)変化を受け取り、変化を説明する自然言語記述を生成する。適切なアプローチにおいて、この説明文は、変化の値で入力される入力可能なフィールドを含むテキストテンプレートである。例えば、「左心室駆出率の目視検査は、有意な劣化(<C>%)を示す」(ここで、<C>は、変化値で入力される入力可能なフィールドである)である。別の実施形態において、検査の全ての変化した態様についてのフィールドが、ここでも標準テンプレートを使用して、1つのテンプレート文に含められる:「_、_、_、及び_の目視検査は、有意な変化を示す」(ここで、これらのブランクは、所見抽出器40により見つけられた所見を表す)。例えば、異なる自然言語表現を使用して、変化を説明する2つ以上の提案される自然言語記述を提供することが企図されている。例えば、1つの提案される記述は、変化を特定するだけであってよいのに対し、別の提案される記述は、変化とともに、括弧ではさまれた値として前の所見値及び現在の所見値を特定してよい。これは、説明がどれくらい詳細であるべきかをユーザが選択することを可能にする。
関連変化パネル52は、様々なタイプの機能を提供することができる。変化パネル52は、目下の所見に関連する断面像を示す現在/前のループを同時に表示する。パネル52において、ユーザが、変化を目視検査した場合、ユーザは、例えば、ボタンをクリックすることにより、変化説明器48により生成された自然言語文を現在のレポート30に含めることに同意することができる。別の実装において、ボタンをクリックすることは、前の検査から変化した、検査の全ての態様を説明する1つの包括的変化記述に所見を含めさせる。さらに別の実装において、変化が目視検査されたとき、関連変化記述が、レポートに自動的に含められる。
次に図2を参照して、図1のワークステーション10を使用して適宜に実行されるいくつかの例示的な心エコー図検査レポーティング方法が説明される。次の2つの実施形態が検討される:現在のレポート30に所見値が入力されると直ちに所見値を検出するために、現在のレポート30を入力のたびに継続的に処理するリアルタイム比較ツール;及び、ユーザが、(前のレポートと比較するセクションを除いて)現在のレポート30の全体を入力し、次いで、前のレポートとの比較を実行することを選択する後処理実施形態(後処理実施形態は、破線を使用して図2に概略的に示されている)。
最初にリアルタイム比較アプローチを検討すると、ユーザは、動作60において、心エコー図検査レポートエディタ20を起動する。図2の例示的な例において、起動60は、前のレポート36を取得し、前のレポートにおいて全ての前の所見を検出する動作62において使用される患者IDの入力を必要とする。(このアプローチにおいて、前のレポートにおける前の所見値は、現在のレポートにおいて現在の所見値を検出する前に検出される。)動作64において、ユーザは、ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポート30を入力することを可能にするように、ディスプレイコンポーネント12及び少なくとも1つのユーザ入力コンポーネント14、16、18を介してインタフェースする。このレポート入力が進むたびに、新たに入力されたレポート情報が、所見抽出器40により(ほぼ)リアルタイムに分析され、ユーザが所見値を入力したときに、所見値が、動作66において、所見抽出器40により検出される。動作68において、現在の所見値と前のレポート36からの前の所見値との間の変化が判別され、判定70において、変化が、有意性基準44を用いて評価される。変化が有意でない場合、フローはレポート入力動作64に戻る(あるいは、代替的に、前のレポートとの様々な比較動作66、68、70が、レポート入力動作64と並行して実行される)。
一方、判定70において、変化が有意である場合、動作72において、変化説明器48が呼び出されて、変化の1つ以上の自然言語説明文が生成され、変化の通知がユーザに提供される。並行動作74において、前ループ事前取得器46は、所見−断面像ルックアップテーブル22を参照して、所見に関連する1つ以上の断面像を特定し、アーカイブデータベースインタフェース34が、関連する前のループを取得するためにアクセスされる。ユーザが、動作72において生成された変化通知を選択した場合、動作76において、この選択が検出され、応答動作78において、関連変化パネル52が表示される。
引き続き図2を参照し、さらに図3を参照すると、このプロセスのための例示的な適切なスクリーンショット及びGUIダイアログが示されている。スクリーンショット80は、現在のレポートの入力のインタフェース(64)中に、ディスプレイコンポーネント12上に表示され得る。変化通知GUIダイアログパネル82は、スクリーンショット80において示され、スクリーンショット80の右側の拡大図に示されているような、動作72において生成された通知を提示する。例示的な変化通知GUIダイアログパネル82は、デフォルトのヘッダ「レポート比較は、あなたが以下の経時変化を目視検査することを望む可能性があることを示します:」を提供し、僧帽弁逆流の変化を示す生成された通知84と、左心室Fxの変化を示す生成された通知86と、を含む。リアルタイムモニタリングの実施形態において、これらの通知84、86は、動作64において、対応する所見値が現在のレポート30に入力されると(ほぼ)リアルタイムに生成される。したがって、ユーザが、僧帽弁逆流についての現在の値を最初に入力した場合、この入力が、動作66において検出され、動作68、70において前のレポートと比較され、前の検査に対して有意な経時変化を有するとみなされると、通知84が表示される。その後、ユーザは、現在のレポート30を入力し続け、やがて、左心室Fxについての所見値を入力し、この所見値が、動作66において検出され、動作68、70において前のレポートと比較され、前の検査に対して有意な経時変化を有するとみなされると、通知86が表示される。さらなる所見が現在のレポート30に入力されると、追加の変化通知が、変化通知GUIダイアログパネル82において蓄積し続け得る。任意のときに、ユーザは、変化通知84、86のうちの1つをクリックすることができ、図3の例示的な例において、ユーザは、(通知84の網掛けにより示されるように)僧帽弁逆流経時変化84をクリックし、これが、動作76において検出されて、僧帽弁逆流所見に関連する1つ以上の断面像について現在のループ及び前のループを表示する関連変化パネル52を生じさせる。関連変化パネル52はまた、任意的に、変化の1つ以上の提案される自然言語説明文を提供するGUIダイアログ90を表示してもよい。図示される例において、2つのそのような説明文が提案されている。ユーザが、これらの提案された変化説明文のうちの1つをクリックした場合、対応するテキストが、現在のレポート30にコピーされ、これが、ディスプレイ80上に出現するようになる。
図2を参照することに戻ると、前述の実施形態は、所見抽出器40による、新たに入力されたレポートテキストのリアルタイムモニタリングを用いるので、新たな所見が入力されるたびに、これが、前のレポート36と直ちに比較され、有意な変化が検出された場合、適切な変化通知が提示される。図2において破線により示されている代替実施形態94において、所見抽出器40は、新たに入力されるテキストを継続的にモニタリングしない。そうではなく、この代替実施形態において、ユーザは、前のレポートとの比較のセクションを除いて、現在のレポートの全体を入力する。次いで、ユーザは、例えば、レポート入力ディスプレイ上の適切にラベリングされたボタン(図示せず)をクリックすることにより、前のレポート36をチェックすることを選択する。このボタンをクリックすることは、前のレポートのチェックをトリガさせ、動作66、68、70及び(有意な検出された変化に関する)動作72、74が、現在のレポートの検出された各所見値について繰り返される。変化通知のリストが、ここでもユーザに提示されるが、この実施形態においては、「前のレポートのチェック」ボタンの選択と実質的に同時に出現する。ユーザは、既に説明したように、検出されて(76)処理された(78)変化通知を選択することができる。
前述の実施形態は、心エコー図検査レポート入力段階に関する。このシステムの関連ループ取得態様も、例えば、検査を指示した心臓医により行われる心エコー図検査レポート読み取り段階中に効果的に利用され得る。
次に図4を参照すると、心エコー図レポート読み取りワークステーション100は、心エコー図レポーティングワークステーション10と同じハードウェア12、14、16、18により実装される。しかしながら、これは、代替的に、レポーティングワークステーション10とは異なるコンピュータ(例えば、心臓医のオフィスコンピュータ)により実装されてもよい。心エコー図レポート読み取りワークステーション100は、例えば、完成された現在の心エコー図検査レポート30を表示するパネルを提供することができる心エコー図レポートリーダ102を実装するための電子データ処理コンポーネント(例えば、マイクロプロセッサ及び補助電子デバイス)を含む。心エコー図レポート読み取りワークステーション100は、完成された現在の心エコー図検査レポート30における所見値を特定するためにレポート30に適用される所見抽出器40を実装するようにプログラムされている。検出された各所見値について、前ループ事前取得器46は、所見−断面像ルックアップテーブル22における1つ以上の関連する断面像をルックアップし、アーカイブデータベースインタフェース34を介して1つ以上の関連する断面像を示す現在の検査のループを取得する。(これは、ループを含む現在の検査データが、現在の心エコー図検査レポート30の完成後にアーカイブデータベースに移動されていることを想定している。)ハイパーリンク形成器104は、例えば、以下のフォームの従来のHTMLタイプのマークアップタグを使用して、レポート30における各所見のテキストを、ハイパーリンクとして構成する:
<a href=”loop urls”>所見テキスト</a>
上記において、”loop urls”は、1つ以上の関連する断面像を示す事前に取得されたループへのファイルパスを示し、「所見テキスト」は、完成された現在のレポート30における所見のテキストである。このように、レポートリーダ102を使用して現在のレポート30を読むユーザは、所見値のハイパーリンクをクリックすることができ、これに応じて、表示されたレポートにおけるハイパーリンクをクリックすることにより選択された所見についての1つ以上の関連する断面像を示す事前に取得されたループを表示するループ閲覧パネル106が表示される。
本発明が、好ましい実施形態を参照して説明された。前述の詳細な説明を読んで理解すると、変形形態及び変更形態が想起されるであろう。本発明は、請求項又はその均等の構成の範囲に含まれる限りにおいて全てのそのような変形形態及び変更形態を含むものと解釈されることが意図されている。

Claims (15)

  1. ディスプレイコンポーネントと、
    少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントと、
    標準的心エコー図所見のリスト及び標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルを記憶している非一時的な記憶媒体と、
    心エコー図検査レポーティング方法を実行するようにプログラムされている電子データ処理コンポーネントであって、前記心エコー図検査レポーティング方法は、
    ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポートを入力することを可能にするように、前記ディスプレイコンポーネント及び前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介して、前記ユーザとインタフェースするステップと、
    前記インタフェースする間に、前記現在のレポートにおいて前記標準的心エコー図所見のリストの目下の標準的心エコー図所見についての現在の所見値を検出するステップと、
    前記現在の所見値と、前記心臓被検者の前の心エコー図検査に関する前のレポートにおける前記目下の標準的心エコー図所見についての前の所見値と、の間の変化が、有意性基準を満たすことに応じて、前記ディスプレイコンポーネント上に前記変化の通知を表示するステップと、
    前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介した前記通知のユーザ選択に応じて、前記標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルに従って、前記目下の標準的心エコー図所見に関連する関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを同時に表示するステップと、
    を含む、電子データ処理コンポーネントと、
    を有する心エコー図レポーティングワークステーション。
  2. 前記心エコー図検査レポーティング方法は、
    前記変化の自然言語説明文を生成するステップと、
    前記ディスプレイコンポーネント上に、前記変化の前記自然言語説明文を前記現在のレポートに含める提案を表示するステップと、
    前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介して前記ユーザから前記提案に対する同意を受け取ったことに応じて、前記変化の前記自然言語説明文を前記現在のレポートに自動的に組み込むステップと、
    をさらに含む、請求項1記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  3. 前記心エコー図検査レポーティング方法は、
    前記変化が前記有意性基準を満たすことに応じて、前記標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルに従って、前記関連心エコー図断面像を特定し、アーカイブデータストレージインタフェースを介して、前記関連心エコー図断面像について前記前の心エコー図検査の前記心エコー図ループを事前に取得するステップ
    をさらに含み、
    前記事前に取得することは、前記通知のユーザ選択に応じてではなく、前記変化が前記有意性基準を満たすことに応じて、実行される、請求項1又は2記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  4. 前記標準的心エコー図所見のリストは、所見コードによりインデクシングされ、前記現在のレポートにおいて前記現在の所見値を前記検出することは、
    前記現在のレポートにおいて、前記目下の標準的心エコー図所見についての所見コードを検出すること
    を含む、請求項1乃至3いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  5. 前記心エコー図検査レポーティング方法は、
    前記前のレポートにおいて、前記標準的心エコー図所見のリストの標準的心エコー図所見についての前の所見値を検出するステップ
    をさらに含み、
    前記前の所見値を前記検出することは、前記現在の所見値を検出する前に実行される、請求項1乃至4いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  6. 前記関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを前記同時に表示することは、
    前記心エコー図ループ及び前記心エコー図ループを表すサムネイル画像のうちの少なくとも1つに対して画像処理を実行して、断面像ラベルを前記心エコー図ループに割り当てること
    を含む、請求項1乃至5いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  7. 前記心エコー図検査レポーティング方法は、
    前記現在の所見値と前記前の所見値との間の前記変化を閾値と比較するステップ
    をさらに含み、
    前記変化が、(i)前記閾値以上であること及び(ii)前記閾値を超えることのうちの1つである場合、前記変化は前記有意性基準を満たす、請求項1乃至6いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  8. 前記インタフェースする間に、前記現在のレポートにおいて前記現在の所見値を前記検出することは、前記インタフェースすることをモニタリングして、前記インタフェースすることを介して前記ユーザにより前記現在の所見値が入力されると前記現在の所見値を検出することを含む、請求項1乃至7いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  9. 前記インタフェースする間に、前記現在のレポートにおいて前記現在の所見値を前記検出することは、
    前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介して、前記前のレポートをチェックするユーザ選択を受け取ることと、
    前記検出することを繰り返して、前記現在のレポートにおいて、前記標準的心エコー図所見のリストの標準的心エコー図所見についての全ての現在の所見値を検出することと、
    を含む、請求項1乃至7いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  10. 前記電子データ処理コンポーネントは、心エコー図レポート読み取り方法を実行するようにさらにプログラムされており、
    前記心エコー図レポート読み取り方法は、
    前記現在のレポートにおいて、前記標準的心エコー図所見のリストの標準的心エコー図所見についての所見値を検出するステップと、
    検出された所見がハイパーリンクされている前記現在のレポートを表示するステップと、
    検出された所見のハイパーリンクを介した該検出された所見のユーザ選択に応じて、前記標準的心エコー図所見−関連心エコー図断面像ルックアップテーブルに従って、選択された前記検出された所見に関連する心エコー図断面像を特定し、選択された前記検出された所見に関連する前記心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査の前記心エコー図ループを表示するステップと、
    を含む、請求項1乃至9いずれか一項記載の心エコー図レポーティングワークステーション。
  11. ディスプレイコンポーネント及び少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを含むワークステーションを使用して実行される心エコー図検査レポーティング方法であって、
    ユーザが心臓被検者の現在の心エコー図検査に関する現在のレポートを入力することを可能にするように、前記ワークステーションを介して、前記ユーザとインタフェースするステップと、
    心エコー図所見について、前記現在のレポートにおいて現在の所見値を検出するステップと、
    前記現在の所見値と、前記心臓被検者の前の心エコー図検査に関する前のレポートにおける前記心エコー図所見についての前の所見値と、の間の変化を判別するステップと、
    前記変化が有意性基準を満たすことに応じて、前記ワークステーションの前記ディスプレイコンポーネント上に前記変化の通知を表示するステップと、
    前記ワークステーションの前記少なくとも1つのユーザ入力コンポーネントを介した前記通知のユーザ選択に応じて、前記心エコー図所見に関連する関連心エコー図断面像について前記現在の心エコー図検査及び前記前の心エコー図検査の心エコー図ループを同時に表示するステップと、
    を含む、心エコー図検査レポーティング方法。
  12. 前記検出することは、前記インタフェースする間に実行され、前記インタフェースすることを介した前記現在のレポートへの前記現在の所見値の入力に応じて、前記現在の所見値を検出する、請求項11記載の心エコー図検査レポーティング方法。
  13. 前記検出することは、前記インタフェースする間に、前記前のレポートをチェックするオプションのユーザ選択によりトリガされる、請求項11記載の心エコー図検査レポーティング方法。
  14. 前記変化の自然言語説明文を生成するステップと、
    前記変化の前記自然言語説明文を前記現在のレポートに組み込むステップと、
    をさらに含む、請求項11乃至13いずれか一項記載の心エコー図検査レポーティング方法。
  15. 前記変化が前記有意性基準を満たすことに応じて、アーカイブデータストレージから、前記関連心エコー図断面像について前記前の心エコー図検査の前記心エコー図ループを事前に取得するステップ
    をさらに含む、請求項11乃至14いずれか一項記載の心エコー図検査レポーティング方法。
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