JP6776092B2 - 蒸気タービン及び温度制御方法 - Google Patents
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Description
この発明の第一態様によれば、蒸気タービンは、外周面に複数の動翼が設けられて、軸線回りに回転するロータと、前記軸線を中心とする径方向の外側から前記ロータを覆い、前記ロータの外周面との間に蒸気が流通する第一蒸気流路を形成している内側ケーシングと、前記内側ケーシングの内周面に複数設けられ、前記複数の動翼とともに前記第一蒸気流路内に配置されている静翼と、一般部及び、前記一般部よりも熱容量の大きい大熱容量部を有し、前記内側ケーシングを前記径方向の外側から覆い、前記第一蒸気流路と連通して前記蒸気を流通する第二蒸気流路を前記内側ケーシングの外周面との間に形成している外側ケーシングと、熱媒体を流すことが可能な熱媒通路を内部に有し、前記一般部を冷却又は加熱可能な冷却加熱部と、前記熱媒通路へ熱媒体を供給可能な熱媒体供給部と、前記大熱容量部の温度を測定する第一測定部と、前記一般部の温度を測定する第二測定部と、前記第一測定部により測定された前記大熱容量部の温度と前記第二測定部により測定された前記一般部の温度との温度差に基づいて、前記温度差が予め設定された閾値以下となるように前記熱媒体供給部を制御する温度制御部と、を備え、前記大熱容量部を冷却又は加熱可能な熱媒体を流すことが可能であり前記大熱容量部の内部に形成された大熱容量部用熱媒体通路を有した大熱容量部冷却加熱部と、前記大熱容量部の外周面に沿うように設けられた他の大熱容量部用熱媒体通路を有した他の大熱容量部冷却加熱部と、を備える。
外側ケーシングの大熱容量部と一般部とでは、一般部の方が、熱しやすく冷めやすい、そのため、起動中に高温の蒸気によって外側ケーシングが加熱された場合や、負荷運転中から停止する場合等に、大熱容量部と一般部との間に温度差が生じる。しかし、この発明の第一態様のように、温度制御部によって、一般部の温度と大熱容量部との温度差が、予め設定された閾値以下となるように、一般部が冷却又は加熱される。そのため、外側ケーシングの大熱容量部と一般部とに温度分布が生じて外側ケーシングが変形することを抑制できるため、この外側ケーシングに支持された内側ケーシングが変位して、動翼と内側ケーシングとの間のクリアランスや、静翼とロータとの間のクリアランスが、負荷運転中よりも小さくなることを抑制できる。
したがって、運転状況によらず上記クリアランスを適正な値にすることができる。そのため、負荷運転中におけるクリアランスの更なる低減を図り、負荷運転中の効率を向上することが可能となる。
さらに、大熱容量部の温度を一般部の温度に近づけることができるため、大熱容量部と一般部との温度差が予め設定された閾値よりも大きくなった場合であっても、冷却加熱部と、大熱容量部冷却加熱部との両方によって上記温度差を迅速に閾値以下にすることができる。
このように構成することで、下半フランジ部及び上半フランジ部の温度と比べて、上半部の一般部の温度と下半部の一般部の温度とがそれぞれ上昇や下降し過ぎないように温度制御部によって制御することができる。
このように構成することで、軸線方向に熱媒体を流すことができる。そのため、軸線方向における一般部の温度ばらつきを抑制することができる。
このように構成することで、外側ケーシングの周方向において、一般部の複数の位置における温度を個別に調整することができる。そのため、例えば、一般部の周方向における温度が局所的に上昇や下降している場合などであっても、一般部の周方向における温度を均一化することができる。
このように構成することで、外側ケーシングの周方向に熱媒体を流すことができる。そのため、外側ケーシングの周方向における一般部の温度ばらつきを抑制することができる。
このように構成することで、外側ケーシングの軸線方向において、一般部の複数の位置における温度を個別に調整することができる。そのため、例えば、一般部の軸線方向における複数の位置のうち温度が局所的に上昇や下降している位置が有る場合などであっても、一般部の軸線方向における温度を均一化することができる。
このように構成することで、一般部の一部を冷却加熱部として用いることができる。そのため、例えば、冷却加熱部が外側ケーシングの外面側に設けられている場合と比較して、外側ケーシングの大型化を抑制できる。
このように構成することで、冷却加熱部に加え、加熱部や冷却部によって一般部と大熱容量部との少なくとも一方を加熱又は冷却することができる。
この熱容量拡大部は一般部よりも熱容量が大きいため、大熱容量部との間の熱容量の差が少ない。そのため、熱容量拡大部と大熱容量部との間には、温度差が生じ難い。そして、熱容量拡大部は、一般部に挟まれるように配置されているので、熱容量拡大部の温度変化に追従して一般部の温度が変化する。その結果、一般部と大熱容量部との温度差が生じ難くなり、一般部と大熱容量部との温度差に起因する変形が生じることを抑制できる。
このように構成することで、一般部と大熱容量部との温度差を予め設定された閾値以下にすることができるため、外側ケーシングの変形を抑制できる。その結果、負荷運転中におけるクリアランスの更なる低減を図り、蒸気タービンの効率を向上することができる。
このように構成することで、一般部の温度と大熱容量部の温度との温度差を迅速に小さくすることができる。
次に、この発明の第一実施形態における蒸気タービンを図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第一実施形態における蒸気タービンの概略構成を示す断面図である。 図2は、この発明の第一実施形態における蒸気タービンの軸線に直交する断面図である。図3は、この発明の第一実施形態における蒸気タービンの温度制御に係る概略構成を示すブロック図である。
この実施形態の蒸気タービンは、蒸気の熱エネルギーを回転エネルギーに変換して出力し、例えば、この蒸気タービンが発電用の蒸気タービンである場合、蒸気タービンから出力された回転エネルギーは、発電機によって電気エネルギーへと変換される。
ロータ本体11は、軸線Ar方向に延びている。このロータ本体11は、外側ケーシング3を貫通するように配置されて、その両端部11a,11bが外側ケーシング3の外部で回転可能に支持されている。
動翼12は、ロータ本体11の外周側に設けられている。より具体的には、動翼12は、ロータ本体11の周方向にそれぞれ間隔をあけて、ロータ本体11に複数設けられている。これら動翼12は、ロータ本体11の外周面11cから軸線Arを中心とした放射方向に延びている。さらに、動翼12は、ロータ本体11の軸線Ar方向の中間部において、軸線Ar方向に間隔をあけて複数段設けられている。
なお、外側ケーシング3には、軸線Ar方向の両端部3a,3bに、上述したロータ本体11が貫通する貫通部25が形成されている。
図3に示すように、熱媒体供給部8は、熱媒体である、冷却媒体や加熱媒体を冷却加熱部7に向けて供給する。冷却媒体は、蒸気タービン100が起動する際に一般部19を冷却可能な熱媒体である。この冷却媒体としては、コンプレッサ等によって送り込まれる空気を用いることができる。また、加熱媒体は、蒸気タービン100が停止する際に一般部19を加熱可能な熱媒体である。この加熱媒体としては、補助ボイラーによって発生させた蒸気等を用いることができる。熱媒体供給部8は、温度制御部10の制御指令に従って、これら冷却媒体と加熱媒体とを選択的に冷却加熱部7に向けて供給することができるようになっている。また、熱媒体供給部8は、複数の冷却加熱部7に対して熱媒体の供給量をリニアに調整することが可能となっている。さらに、熱媒体供給部8は、複数の冷却加熱部7に対して、個別に熱媒体の供給量を調整することが可能となっている。
第一測定部9aは、フランジ部20の温度を測定する。より具体的には、第一測定部9aは、軸線Arに直交する断面において、軸線Arを挟んだ左右のフランジ部20にそれぞれ取り付けられている。この実施形態においては、第一測定部9aがフランジ部20の側面に取り付けられている場合を例示している。
次に、上述した構成を備える蒸気タービンによる温度制御方法について図面を参照しながら説明する。なお、この第一実施形態における温度制御方法は、例えば、記録媒体に記録されたプログラムを温度制御部10のコンピュータシステムにより実行することで行うことができる(以下の各実施形態及び各変形例も同様)。
図4に示すように、まず、温度制御部10は、蒸気タービン100の運転状況が、起動時か否かを判定する(ステップS01)。起動時か否かの判定は、例えば、蒸気タービン100を起動するための操作入力がなされてからの経過時間が所定の閾値以上か否かの判定により行う方法が例示できる。また、起動時は、蒸気タービン100に主蒸気が供給されていない状態から負荷運転に入るまでの運転状況を意味する。
また、温度差が閾値以下である(ステップS05でYes)と判定された場合、一般部19を冷却する必要はないため、温度制御部10は、上述した一連の制御処理を一旦終了する。
一方で、蒸気タービン100が停止時であると判定された場合(ステップS07でYes)、温度制御部10は、第一測定部9aからフランジ部20の温度を取得する(ステップS08)とともに、第二測定部9bから一般部19の温度を取得する(ステップS09)。
また、温度差が閾値以下である(ステップS11でYes)と判定された場合、一般部19を加熱する必要はないため、温度制御部10は、上述した一連の制御処理を一旦終了する。
また、外側ケーシング3の周方向に、複数の第一熱媒通路32Aが形成されている。そのため、外側ケーシング3の周方向における複数の位置の温度を個別に調整することができる。これにより、一般部19において、温度が局所的に上昇や下降している箇所があったとしても、一般部19の周方向における温度の均一化を図ることができる。
図5は、この発明の第一実施形態の変形例における図1に相当する断面図である。図6は、この発明の第一実施形態の変形例における図2に相当する断面図である。
上述した第一実施形態においては、冷却加熱部7が一般部19から外側に向かって突出するように形成される場合について説明した。しかし、図5、図6に示す変形例のように、一般部19の内部に冷却加熱部7を設けても良い。すなわち、この変形例における第一熱媒通路32Bは、一般部19の内部に形成されている。
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態の蒸気タービン200は、上述した第一実施形態の蒸気タービン100に対して、冷却加熱部7の構成のみが異なる。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図7に示すように、この第二実施形態における蒸気タービン200は、上述した第一実施形態の蒸気タービン100と同様に、ロータ1と、内側ケーシング2と、外側ケーシング3と、軸受部4と、シール部5と、主蒸気供給部6と、冷却加熱部207と、熱媒体供給部8と、温度測定部9と、温度制御部10と、を主に備えている。
この第二実施形態における冷却加熱部207は、軸線Ar方向から見た場合に、左右のフランジ部20の中間位置に、供給配管を介して熱媒体供給部8が接続されている。つまり、冷却加熱部7に供給された熱媒体は、上記中間位置において左右のフランジ部20側に向けて分流する。また、冷却加熱部7は、外側ケーシング3の周方向における両端部が排出管(図示せず)に接続されている。つまり、供給配管から第二熱媒通路33Aに流入した熱媒は、一般部19と熱交換した後、排出管(図示せず)を介して排出される。
第一測定部9aは、フランジ部20の温度を測定する。より具体的には、第一測定部9aは、軸線Arに直交する断面において、軸線Arを挟んだ左右のフランジ部20にそれぞれ取り付けられている。この第二実施形態においても、第一実施形態と同様に、第一測定部9aがフランジ部20の側面に取り付けられている場合を例示している。
図9は、この発明の第二実施形態の変形例における図1に相当する断面図である。図10は、この発明の第二実施形態の変形例における図2に相当する断面図である。
上述した第二実施形態においては、冷却加熱部207が一般部19から外側に向かって突出するように形成される場合について説明した。しかし、第一実施形態の変形例と同様に、この第二実施形態についても、図10、図11に示す変形例のように、一般部19の内部に冷却加熱部7を設けても良い。すなわち、第二熱媒通路は、一般部19の内部に形成するようにしても良い。
この第二実施形態の変形例のように第二熱媒通路を形成することで、一般部19の一部を冷却加熱部7として用いることができる。そのため、例えば、冷却加熱部7が外側ケーシング3の外面側に突出して設けられている場合と比較して、外側ケーシング3の大型化を抑制できる。
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態の蒸気タービンは、上述した第一実施形態の蒸気タービンに対して、フランジ部20の構成が異なる。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図11は、この発明の第三実施形態における蒸気タービンの図2に相当する断面図である。
図11に示すように、この第三実施形態の蒸気タービンは、第一実施形態の蒸気タービンの構成に加えて、フランジ部20を冷却又は加熱可能なフランジ冷却加熱部(大熱容量部冷却加熱部)34を備えている。フランジ冷却加熱部34は、フランジ部20を冷却可能な冷却媒体と、フランジ部20を加熱可能な加熱媒体と、を選択的に流すことが可能なフランジ部用熱媒通路を有している。
次に、上述した構成を備える第三実施形態の蒸気タービンによる温度制御方法について図面を参照しながら説明する。なお、この第三実施形態における温度制御方法は、上述した第一実施形態における温度制御方法に加えて、フランジ部20についても温度制御を行うものである。つまり、一般部19の冷却及び加熱については第一実施形態と同様の温度制御方法となるため、ここでの詳細説明を省略する。また、第三実施形態の温度制御方法においては、フランジ部20を冷却する際に一般部19が加熱され、一般部19を加熱する際にフランジ部20が冷却される。
図12に示すように、蒸気タービンが起動時である場合(ステップS01でYes)、温度制御部10は、ステップS01からステップS05までを行う。すなわち、フランジ部20の温度と、一般部19の温度との温度差を求めて、この温度差が予め設定された閾値以下か否かを判定する。
図13は、この発明の第三実施形態の変形例における図2に相当する断面図である。
上述した第三実施形態においては、フランジ部20の内部にフランジ冷却加熱部34を設ける場合について説明したが、この構成に限られない。例えば、図13に示す変形例のように、フランジ部20の外周面(言い換えれば、フランジ部20の子午線)に沿うように他のフランジ冷却加熱部134を別に設けても良い。他のフランジ冷却加熱部134は、他のフランジ部用熱媒通路135を備えており、他のフランジ部用熱媒通路135に熱媒を流すことで、熱容量の大きなフランジ部20に対してより迅速に冷却又は加熱を行うことができる。なお、上述したフランジ冷却加熱部34を省略して、他のフランジ冷却加熱部135のみでフランジ部20を冷却又は加熱するようにしても良い。
次に、この発明の第四実施形態を図面に基づき説明する。この第四実施形態の蒸気タービンは、上述した各実施形態に対して、ヒータを設けたものである。そのため、上述した各実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。なお、この第四実施形態では、第一実施形態の変形例における冷却加熱部7と、第三実施形態のフランジ冷却加熱部34を備えた蒸気タービンに対してヒータを設けている場合を一例に説明する。
図14に示すように、第四実施形態における蒸気タービン400は、冷却加熱部7が一般部19の内部に設けられ、フランジ冷却加熱部34がフランジ部20の内部に設けられている。
蒸気タービン400は、ヒータ40を備えている。このヒータ40としては、例えば、誘導加熱機を用いることができる。
一般部用ヒータ40aは、一般部19を加熱し、フランジ部用ヒータ40bは、フランジ部20を加熱する。温度制御部10は、これら一般部用ヒータ40aとフランジ部用ヒータ40bとを同時に用いず、例えば、蒸気タービン400の起動時には、フランジ部用ヒータ40bを用いてフランジ部20のみを加熱し、蒸気タービン400の停止時には、一般部用ヒータ40aを用いて一般部19のみを加熱する。
なお、第四実施形態においては、一般部19とフランジ部20との両方にヒータ40を設ける場合について説明した。しかし、ヒータ40は、一般部19とフランジ部20との何れか一方に設けるようにしても良い。
次に、この発明の第五実施形態を図面に基づき説明する。この第五実施形態の蒸気タービン500は、上述した第一実施形態に対して、熱容量拡大部としてリブを設けている点でのみ構成が異なる。そのため、上述した第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図15に示すように、この第五実施形態における外側ケーシング3は、軸線Arを中心とした周方向で、一般部19に挟まれるようにしてリブ(熱容量拡大部)50が形成されている。このリブ50は、一般部19よりも外側に突出するように形成され、一般部19よりも熱容量が大きくなっている。この第五実施形態におけるリブ50は、上半部21と下半部22との両方に設けられている。これらリブ50は、軸線Arと直交する断面において、外側ケーシング3の周方向で左右のフランジ部20の中央にそれぞれ配置されている。また、この第五実施形態におけるリブ50は、フランジ部20と同等の熱容量を有しており、軸線Ar方向に連続的に延びている。
例えば、上述した各実施形態では、一種類のタービンを収容する外側ケーシング3を備える蒸気タービンを一例にして説明した。しかし、蒸気タービンは、上述した各実施形態で説明した蒸気タービンに限られない。
例えば、図16に示すような蒸気タービン600にもこの発明を適用可能である。図16に示す蒸気タービン600は、高圧タービン601と中圧タービン602とを外側ケーシング3に収容している。この蒸気タービン600においては、高圧タービン601から排出された蒸気を、再加熱装置(図示せず)により再加熱した後、中圧タービン602に供給するようになっている。
さらに、各実施形態において、フランジ部20が大熱容量部である場合を一例に説明したが、大熱容量部は、フランジ部20に限られない。外側ケーシング3のうち部分的に熱容量が大きい箇所であればよい。
2 内側ケーシング
3 外側ケーシング
4 軸受部
5 シール部
6 主蒸気供給部
7,207 冷却加熱部
8 熱媒体供給部
9 温度測定部
10 温度制御部
11 ロータ本体
12 動翼
13 第一蒸気流路
14 静翼
15 内側蒸気入口
16 内側排出口
17 内側貫通部
18 第二蒸気流路
19 一般部
20 フランジ部
21 上半部
22 下半部
23 外側蒸気入口
24 外側蒸気出口
25 貫通部
26 上半フランジ部
27 下半フランジ部
28,29 開口縁
30,31 合わせ面
32 熱媒通路
32A,32B 第一熱媒通路
33A,33B 第二熱媒通路
34 フランジ冷却加熱部
35 フランジ部用熱媒通路
134 他のフランジ冷却加熱部
135 他のフランジ部用熱媒通路
40 ヒータ
50 リブ
100,200,300,400,500,600 蒸気タービン
Claims (11)
- 外周面に複数の動翼が設けられて、軸線回りに回転するロータと、
前記軸線を中心とする径方向の外側から前記ロータを覆い、前記ロータの外周面との間に蒸気が流通する第一蒸気流路を形成している内側ケーシングと、
前記内側ケーシングの内周面に複数設けられ、前記複数の動翼とともに前記第一蒸気流路内に配置されている静翼と、
一般部及び、前記一般部よりも熱容量の大きい大熱容量部を有し、前記内側ケーシングを前記径方向の外側から覆い、前記第一蒸気流路と連通して前記蒸気を流通する第二蒸気流路を前記内側ケーシングの外周面との間に形成している外側ケーシングと、
熱媒体を流すことが可能な熱媒通路を内部に有し、前記一般部を冷却又は加熱可能な冷却加熱部と、
前記熱媒通路へ熱媒体を供給可能な熱媒体供給部と、
前記大熱容量部の温度を測定する第一測定部と、
前記一般部の温度を測定する第二測定部と、
前記第一測定部により測定された前記大熱容量部の温度と前記第二測定部により測定された前記一般部の温度との温度差に基づいて、前記温度差が予め設定された閾値以下となるように前記熱媒体供給部を制御する温度制御部と、
を備え、
前記大熱容量部を冷却又は加熱可能な熱媒体を流すことが可能であり前記大熱容量部の内部に形成された大熱容量部用熱媒体通路を有した大熱容量部冷却加熱部と、
前記大熱容量部の外周面に沿うように設けられた他の大熱容量部用熱媒体通路を有した他の大熱容量部冷却加熱部と、を備える
蒸気タービン。 - 前記外側ケーシングは、
前記内側ケーシングの下半分を覆う下半部と、
前記内側ケーシングの上半分を覆う上半部と、を備え、
前記大熱容量部は、
前記下半部の開口縁から外側に突出する下半フランジ部と、
前記上半部の開口縁から外側に突出し、前記下半フランジ部に固定可能な上半フランジ部と、からなる請求項1に記載の蒸気タービン。 - 前記冷却加熱部は、
前記熱媒通路として前記軸線に沿って延びる第一熱媒通路を備える請求項1又は2に記載の蒸気タービン。 - 前記冷却加熱部は、
前記外側ケーシングの周方向に間隔を空けて複数の前記第一熱媒通路を備える請求項3に記載の蒸気タービン。 - 前記冷却加熱部は、
前記熱媒通路として前記外側ケーシングの周方向に延びる第二熱媒通路を備える請求項1又は2に記載の蒸気タービン。 - 前記冷却加熱部は、
軸線方向に間隔を空けて複数の前記第二熱媒通路を備える請求項5に記載の蒸気タービン。 - 前記一般部の内部に前記冷却加熱部を備える請求項3から6の何れか一項に記載の蒸気タービン。
- 前記一般部と前記大熱容量部との少なくとも一方を加熱する加熱部、又は前記一般部と前記大熱容量部との少なくとも一方を冷却する冷却部を備える請求項1から7の何れか一項に記載の蒸気タービン。
- 前記外側ケーシングの周方向で前記一般部に挟まれるように配置され、前記一般部よりも熱容量の大きい熱容量拡大部を備える請求項1から8の何れか一項に記載の蒸気タービン。
- 請求項1から9の何れか一項に記載の蒸気タービンの温度制御方法であって、
前記一般部の温度を測定する工程と、
前記大熱容量部の温度を測定する工程と、
前記一般部の温度と前記大熱容量部の温度との温度差が、予め設定された閾値以下となるように前記一般部を冷却又は加熱する工程と、
を含む温度制御方法。 - 前記一般部の温度と前記大熱容量部の温度との温度差が、予め設定された閾値以下となるように、前記一般部を加熱すると共に前記大熱容量部を冷却する工程を含む請求項10に記載の温度制御方法。
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