JP6786729B2 - 封入有益剤を含む布地柔軟剤組成物 - Google Patents
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Description
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求の範囲で使用されるときは、特許請求又は記載されるもののうちの1つ以上を意味するものと理解される。
本明細書で使用するとき、「液体布地柔軟剤組成物」は、布地、例えば家庭用洗濯機内で衣類を柔軟化することができる液体を含む、任意の処理組成物を指す。組成物は、好適に細分された形態の固体又は気体を含んでいてもよいが、組成物全体は、例えば錠剤又は顆粒などの全体として非液体である製品形態を除外する。液体布地柔軟剤組成物は、好ましくは、任意の固体添加剤を除くがなんらかの気泡が存在する場合はそれを含んで、0.9〜1.3g.cm−3の範囲の密度を有する。
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質(布地柔軟化活性物質(Fabric Softening Active)、「FSA」)を含んで、処理された布地に柔軟性をもたらす。
{R2 (4−m)−N+−[X−Y−R1]m}A−
(式中、
mは、1、2、又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、
各R1は、独立して、ヒドロカルビル基又は分枝状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、R1は直鎖状であり、より好ましくは、R1は、部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
各R2は、独立して、C1〜C3アルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、R2は、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
各Xは、独立して、−(CH2)n−、−CH2−CH(CH3)−又は−CH−(CH3)−CH2−であり、
各nは、独立して、1、2、3、又は4であり、好ましくは、各nは2であり、
各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
A−は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくはA−は塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
ただし、Yが−O−(O)C−であるとき、各R1における炭素の合計は13〜21、好ましくは13〜19である)を有し得る。好ましくは、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の加水分解安定性を改善するために、ひいては布地柔軟剤組成物の安定性を更に改善するために、Xは、−CH2CH(CH3)−又は−CH−(CH3)−CH2−である。
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、セルロース繊維を含む。セルロース繊維は、封入有益剤の付着助剤として機能する。更に、セルロース繊維は布地柔軟剤組成物を増粘化及び構造化して、有益剤カプセルなどの粒子の懸濁が可能になり、処理された布地に利益をもたらす。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.01%〜5.0%、好ましくは0.1%〜3.0%、より好ましくは0.5%〜2.0%の非イオン性界面活性剤を含み得る。非イオン性界面活性剤により、液体布地柔軟剤組成物が凍結温度に曝されているときの安定性が更に改善される。非イオン性界面活性剤が非常に高濃度であると、相不安定性につながり得る。
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、分散香料組成物を含み得る。分散香料は、典型的には、心地よい匂いを有する布地柔軟剤組成物を提供するために添加される。分散香料とは、本明細書では、布地柔軟剤組成物中に自由に分散しており、封入されていない香料組成物を意味する。香料組成物は、1つ以上の香料原材料を含む。香料原材料は、香料組成物を作製するのに使用される個々の化学物質である。香料原材料の種類及び数の選択は、最終的な所望の香りに依存する。本発明の状況では、任意の好適な香料組成物を使用することができる。当業者は、香料組成物において使用するのに好適な相溶性の香料原材料を認識し、所望の香りを得るための成分の組み合わせを選択する方法を理解するであろう。
本発明の液体布地柔軟剤組成物はまた、粒子も含む。液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.02%〜10%、好ましくは0.1%〜4%、より好ましくは0.25%〜2.5%の粒子を含み得る。当該粒子としては、ビーズ、真珠光沢剤、有益剤カプセル、及びこれらの混合物が挙げられる。
液体布地柔軟剤組成物は、コア及び当該コアを封入するシェルを含む有益剤カプセルであって、当該シェルがポリアクリレートポリマーを含む、有益剤カプセルを含む。シェルは、約50%〜約100%、又は約70%〜約100%、又は約80%〜約100%のポリアクリレートポリマーを含み得る。ポリアクリレートは、ポリアクリレート架橋ポリマーを含み得る。
(i)55%〜99%の加水分解度、
(ii)20℃の4%水溶液中で40mPa.s〜120mPa.sの粘度、
(iii)1,500〜2,500の重合度、
(iv)65,000Da)〜110,000Daの数平均分子量。
液体布地柔軟剤組成物は、湿潤及び乾燥段階の両方で処理された布地の爽快感を改善するために、1:1〜1:40、好ましくは1:2〜1:20、より好ましくは1:3〜1:10の、封入有益剤と分散香料油との重量比を構成し得る。
液体布地柔軟剤組成物は、コア及び当該コアを封入するシェルを含む有益剤カプセルを含み得、当該シェルは、ポリエチレン;ポリアミド;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;アクリル;アミノプラスト;ポリオレフィン;多糖類、例えば、アルギネート及び/若しくはキトサン;ゼラチン;セラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;非水溶性無機材料;シリコーン;及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み得る。
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、0.01%〜10%、好ましくは0.1%〜10%、より好ましくは0.1%〜5%の更なる布地柔軟化活性物質を含み得る。好適な布地柔軟化活性物質としては、非エステル第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖類、脂肪酸、軟化油、ポリマーラテックス、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質が挙げられるが、これらに限定されない。
好適な非エステル第四級アンモニウム化合物は、以下の式:
[R(4−m)−N+−R1 m]X−
(式中、各Rは、水素、短鎖C1〜C6、一態様においてはC1〜C3アルキル基又はヒドロキシアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル)、ポリ(C2〜3−アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかを含み、各mは、1、2、又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、各R1における炭素の合計はC12〜C22であり得、各R1は、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、X−は、任意の柔軟剤相溶性のアニオンを含み得る)の化合物を含む。柔軟剤相溶性のアニオンは、塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩、及び硝酸塩を含み得る。柔軟剤相溶性のアニオンは、塩化物又は硫酸メチルを含み得る。
好適なアミンとしては、アミドエステルアミン、アミドアミン、イミダゾリンアミン、アルキルアミン及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なエステルアミンとしては、モノエステルアミン、ジエステルアミン、トリエステルアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアミドアミンとしては、モノアミドアミン、ジアミドアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルキルアミンとしては、モノアルキルアミン、ジアルキルアミンクワット、トリアルキルアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としての遊離脂肪酸などの脂肪酸を含み得る。用語「脂肪酸」は、本明細書では、脂肪酸の非プロトン化又はプロトン化形態を含むように、最も広い意味で使用されている。当業者は、脂肪酸がプロトン化されているか、プロトン化されていないかが、ある程度、水性組成物のpHによって決まることを容易に理解するであろう。脂肪酸は、その非プロトン化形態、又は塩形態であり得、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられるがこれらに限定されない対イオンを伴い得る。「遊離脂肪酸」という用語は、別の化学部分に結合(共有結合又は別様に結合)していない脂肪酸を意味する。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてカチオン性デンプンなどの多糖類を含み得る。本組成物で使用するのに好適なカチオン性デンプンは、Cerestarから商品名C*BOND(登録商標)として、及びNational Starch and Chemical Companyから商品名CATO(登録商標)2Aとして市販されている。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてショ糖エステルを含み得る。ショ糖エステルは通常、ショ糖及び脂肪酸から誘導される。ショ糖エステルは、そのヒドロキシル基のうちの1つ以上がエステル化されているショ糖部分で構成されている。
M(OH)8−x(OC(O)R1)x
(式中、xは、エステル化されているヒドロキシル基の数であり、他方、(8−x)は、未変化のままであるヒドロキシル基であり、xは1〜8、あるいは2〜8、あるいは3〜8、又は4〜8から選択される整数であり、R1部分は、独立して、C1〜C22アルキル又はC1〜C30アルコキシから選択され、直鎖又は分枝鎖であり、環式又は非環式であり、飽和又は不飽和であり、置換又は非置換である)によって表すことができる。
一般的に、布地柔軟化効果をもたらす全ての分散性ポリオレフィンは、本発明において布地柔軟化活性物質として使用することができる。ポリオレフィンは、ワックス、エマルジョン、分散液又は懸濁液の形態であり得る。
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてシリコーンを含み得る。有用なシリコーンは、任意のシリコーン含有化合物であり得る。シリコーンポリマーは、環状シリコーン、ポリジメチルシロキサン、アミノシリコーン、カチオン性シリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン樹脂、シリコーンウレタン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。シリコーンは、ポリジアルキルシリコーン、代替的にポリジメチルシリコーン(ポリジメチルシロキサン、すなわち「PDMS」)、又はこれらの誘導体であり得る。シリコーンは、アミノ官能性シリコーン、アミノ−ポリエーテルシリコーン、アルキルオキシル化シリコーン、カチオン性シリコーン、エトキシル化シリコーン、プロポキシル化シリコーン、エトキシル化/プロポキシル化シリコーン、第四級シリコーン、又はこれらの組み合わせから選択され得る。
液体布地柔軟剤組成物は、処理された基材への香料成分の付着及びその基材からの香料成分の放出を安定化及び強化する1つ以上の香料送達技術を含み得る。このような香料送達技術を使用して、処理された基材から香料が放出される寿命を延長することができる。香料送達技術、特定の香料送達技術を作製する方法、及びこのような香料送達技術の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。
液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.0001%〜3%、好ましくは0.0005%〜2%、より好ましくは0.001%〜1%の付着助剤を含み得る。付着助剤は、カチオン性又は両性のポリマーであってよい。カチオン性ポリマーは、カチオン性アクリレートを含み得る。一般に、カチオン性ポリマー及びその製造方法は、文献において公知である。付着助剤は、粒子と同時に、又は液体布地柔軟剤組成物中に直接添加することができる。好ましくは、付着助剤は、ポリビニルホルムアミド、部分的にヒドロキシル化されたポリビニルホルムアミド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、多糖類、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
液体布地柔軟剤組成物は、即効性組成物での使用に好適である補助成分を含み得、例えば、顔料及び染料を用いる場合と同様に、組成物の審美性を改善するために、望ましくは本発明の特定の態様に組み込まれ得る。更に、不飽和第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質を含む液体布地柔軟剤組成物は、ある程度のUV光及び/又は酸化を受け、これによって、布地柔軟剤組成物の黄変及び処理された布地の黄変のリスクが増大する。しかし、特に染料の存在下では、相の不安定性がより明らかになる。液体布地柔軟剤組成物は、組成物の0.0001重量%〜0.1重量%、好ましくは0.001重量%〜0.05重量%の染料を含み得る。好適な染料は、ビスアゾ染料、トリスアゾ染料、酸性染料、アジン染料、疎水性染料、メタン塩基性染料、アントラキノン塩基性染料、及び酸又は塩基性の染料をポリマーに結合させることによって形成される染料結合体を含むリストから選択される。
布地柔軟剤組成物のpHを測定する方法
pHは、取扱説明書に従って較正されたゲル充填プローブ(例えば、Toledoプローブ、部品番号52 000 100)を備えるSartarius PT−10P pHメータを用いて、未希釈の布地柔軟剤組成物で測定される。
未希釈の布地柔軟剤組成物の粘度は、Brookfield(登録商標)DV−E回転粘度計を用いて、60rpm、21℃で測定される。スピンドル2は、50mPa.s〜400mPa.sの粘度に使用される。スピンドル3は、401mPa.s〜2.0Pa.sの粘度に使用される。
動的降伏応力は、20℃で60mm平行プレート及び500マイクロメートルのギャップサイズを使用して、制御された応力レオメーター(Thermo ScientificのHAAKE MARS又は等価物など)を使用して測定される。動的降伏応力は、剪断速度範囲にわたって対数的に分布した25点を選び、10s−1から出発して10−4s−1までの剪断速度の関数として準定常状態の剪断応力を測定することによって得られる。準定常状態は、所定の剪断速度で少なくとも30秒後かつ最大60秒後に経時的な剪断応力の変動が3%未満であると、剪断応力値として定義される。経時的な剪断応力の変動は、3秒間にわたって測定された平均剪断応力の比較によって連続的に評価される。特定の剪断速度で60秒間測定した後、剪断応力値が3%を超えて変化する場合、最終剪断応力測定値は、計算目的のために準状態値として定義される。次いで、剪断応力データを、Herschel−Bulkleyモデルに従って剪断速度の関数として対数空間において最小二乗法を使用して当てはめる。
第四級アンモニウムエステルの布地柔軟化活性物質のヨウ素価は、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸のヨウ素価のことであり、布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸100グラムと反応する、ヨウ素のグラム数として定義される。
第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質の脂肪酸鎖長分布は、布地柔軟化活性物質が形成される親脂肪酸の鎖長分布を指す。第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質に対して、又は第四級アンモニウムエステル布地柔軟化活性物質のヨウ素価を決定するための方法に記載されているとおり布地柔軟剤組成物から抽出された脂肪酸に対して測定を行うことができる。脂肪酸鎖長分布は、0.2gの第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質又は抽出された脂肪酸を3mLの2−ブタノールに溶解させ、3つのガラスビーズを添加し、サンプルを高速で4分間ボルテックスすることによって測定される。次いで、この抽出物のアリコートを2mLのガスクロマトグラフィーバイアルに移し、次いで、ガスクロマトグラフ(Agilent GC6890N)のガスクロマトグラム入口(250℃)に注入し、得られた副生成物をDB−5msカラム(30m×250μm×1.0μm、2.0mL/分)で分離する。これら副生成物を、質量分析計(Agilent MSD5973N、ChemstationソフトウェアバージョンE.02.02)を使用して同定し、対応する脂肪酸鎖長のピーク領域を測定する。脂肪酸鎖長分布は、全ての脂肪酸鎖長に対応する全てのピークの合計と比較した、対象となる各脂肪酸鎖長に対応するピーク面積の相対比によって決定される。
平均セルロース繊維直径は、セルロース繊維原材料から直接、又はセルロース繊維を含む布地柔軟剤組成物から決定することができる。
潜在的な粒子を除去して繊維サイズの測定における干渉を避けるために、布地柔軟剤組成物のサンプルを、Eppendorfの5804遠心分離機を用いて4,000rpmで10分間遠心分離する。次いで、澄んだ布地柔軟剤組成物を上清としてデカントする。布地柔軟剤組成物(上清)中に存在するセルロース繊維を、21000rpmの速度で10分間、IKAのUltra Turrax装置、T25 S 25 N−25G−STを使用して、エタノール中に再分散させる。次いで、Eppendorfの5804遠心分離機を使用して、サンプルを4000rpmで10分間遠心分離し、上清を除去する。底部に残ったセルロース繊維を分析する。分析に十分な量を有するようにするために、必要に応じて何度もプロセスを繰り返す。
布地を布地柔軟剤組成物で処理する方法は、布地前処理段階、続いて布地処理段階を含む。
綿、ポリエステル、ポリコットンを含有する2.9±0.1kgのバラスト布地、3つの白色編綿布地トレーサー(Warwick Equest)、及び3つの白色ポリエステルトレーサーを、50gの無香料Ariel Sensitive(Nordics)と2グレイン/ガロン(gpg)の水で60℃にて、Miele(Novotronic W986/Softronic W467/W526/W527/W1614/W1714/W2261)などのフロントローダー洗濯機又は同等物にて1時間26分サイクル、1600rpmで4回洗浄し、次いで洗剤なしで2gpgの水で60℃にて1回洗浄する。最終の洗浄後、布地を、Miele(Novotronic T490/T220/T454/T430/T410/T7634)又は同等物などの、熱風出口を備えた5Kgのドラム回転式乾燥機にて乾燥させると、試験に使用する準備が整う。
綿、ポリエステル、ポリコットンを含有する2.9±0.1kgのバラスト布地、3つの白色編綿布地トレーサー(Warwick Equest)、及び3つの白色ポリエステルトレーサーを、布地柔軟剤評価における干渉を避けるために、洗濯洗剤なしで15gpgの水で40℃にて56分サイクル、1200rpmで洗浄する。布地柔軟剤組成物を、最終のすすぎの開始5分前に15gpgの硬度を有する15℃の水2Lに予め希釈し、洗濯機が水を取り込んでいる間に最終のすすぎに添加する。これは、処理物上への均質な分配能力を確保し、試験結果のばらつきを最小限に抑えるための要件である。全ての布地を、ヘッドスペース濃度決定の前に、制御温度(25℃)及び湿度(60%)の室内で24時間、吊り干しする。
布地柔軟剤組成物で処理された3つの白色編綿布地トレーサー及び3つの白色ポリエステル布地トレーサー(ヘッドスペース濃度決定の前に布地柔軟剤組成物で布地を処理する方法を参照されたい)を、分析に使用する。5×5cmの片を各布地トレーサーの中心からそっと切り出し、スプリットレスモードでAgilent DB−5UI 30m×0.25×0.25カラム(部品番号122−5532UI)を使用して、高速ヘッドスペースガスクロマトグラフィー/質量スペクトル法(「GC/MS」)によって分析する。切り出した各布地トレーサーを、25mLガラスヘッドスペースバイアルに移す。布地サンプルを65℃で10分間平衡化させた後、布地の上方のヘッドスペースを、23ゲージ50/30UM DVB/CAR/PDMS SPME繊維(Sigma−Aldrich部品番号57298−U)を使用して5分間サンプリングする。続いて、SPME繊維を、40℃(0.5分)から270℃(0.25分)までの17℃/分での勾配を使用して、GC内にオンラインで昇温脱離させる。35〜300m/zの間の分子量を有する香料原材料を、フルスキャンモードで高速GC/MSにより分析する。ヘッドスペース内の香料の量は、nmol/Lとして表される。
分配係数Pは、平衡状態の2つの不混和相の混合物、この場合、n−オクタノール/水中の化合物の濃度の比である。n−オクタノール/水分配係数(logP)のlogの値は、UV/VIS分光法によって溶質の分布を測定する「振盪フラスコ」法(例えば、「The Measurement of Partition Coefficient」、Molecular Informatics,Volume 7,Issue 3,1988,Pages 133〜144,Dearden JC,Bresnanに記載)などの周知の手段を用いて実験的に測定することができる。あるいは、試験される香料混合物中の各PRMについてlogPを計算することができる。個々のPRMのlogPは、好ましくは、Advanced Chemistry Development Inc.(ACD/Lab)(Toronto,Canada)から入手可能なConsensus logP Computational Model、バージョン14.02(Linux(登録商標))を用いて計算されて、無単位のlogP値が得られる。ACD/LabのConsensus logP Computational Modelは、ACD/Labモデルの装置の一部である。
本発明の組成物は、任意の好適な形態に配合することができ、配合者によって選択される任意のプロセスによって調製することができ、その非限定的な例は、出願人らの実施例、及び参照により本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2013/0109612(A1)号に記載されている。
−以下のような装置A(図1を参照されたい)を得る:
少なくとも第1の入口1A及び第2の入口1Bと、予混合チャンバ2であって、上流端3及び下流端4を有し、予混合チャンバ2の上流端3が第1の入口1A及び第2の入口1Bと液体連通している、予混合チャンバ2と、オリフィス構成要素5であって、上流端6及び下流端7を有し、オリフィス構成要素6の上流端は、予混合チャンバ2の下流端4と液体連通しており、オリフィス構成要素5は、噴出で液体を噴霧し液体中に剪断及び/又は乱流を生成するように構成されている、オリフィス構成要素5と、二次混合チャンバ8であって、オリフィス構成要素5の下流端7と液体連通している、二次混合チャンバ8と、液体中の剪断及び/又は乱流の生成後に液体を排出するために二次混合チャンバ8と液体連通している少なくとも1つの出口9と、を備え、入口1A、予混合チャンバ2、オリフィス構成要素5、及び二次混合チャンバ8は線形で互いに直線を成し、少なくとも1つの出口9は、二次混合チャンバ8の下流端に配置されており、オリフィス構成要素5は少なくとも1つのオリフィスユニットを含み、具体例は、図2に示すように、オリフィス構成要素5が、互いに直列に配置された2つのオリフィスユニット10及び11を含み、各オリフィスユニットが、少なくとも1つのオリフィス13を含むオリフィスプレート12と、オリフィスプレート12から上流に位置し、オリフィスプレート12と液体連通しているオリフィスチャンバ14と、を備え、隣接するオリフィスプレートは互いに異なっている。
−1つ以上の好適な液体ポンプ装置を第1入口1A及び第2入口1Bに接続する:
−第2の液体組成物を第1の入口1Aにポンプで注入し、液体布地柔軟剤活性物質組成物を第2の入口1Bにポンプで注入し、当該装置の動作圧は、2.5バール〜50バール、3.0バール〜20、又は3.5バール〜10バールであり、動作圧は、入口1B付近の第1の入口1Aで測定された液体の圧力である。装置Aの出口における動作圧は、オリフィス内のキャビテーションを防止するのに十分高くなければならない。
−液体布地柔軟剤活性物質及び第2の液体組成物を、所望の流速で装置Aに通し、これらは装置Aを通過する際に一方が他方の中に分散し、本明細書において液体布地柔軟剤中間体として定義される。
−当該液体布地柔軟剤中間体を装置Aの出口から装置B(図3)の入口16に通して、液体布地柔軟剤中間体を装置B内で一定時間、更なる剪断及び/又は乱流に供する。
−循環ループポンプ17により、当該循環ループ系における当該入口での液体布地柔軟剤中間体の流速以上の循環ループ18の流速で、当該液体布地柔軟剤中間体を装置B内で循環させる。再循環ループを有する又は有さないタンク、あるいは長導管を採用して、所望の時間にわたって所望の剪断及び/又は乱流を送達することもできる。
−ポンプ19、パイプ接続及びインライン式流体注入器20を用いて、補助流体(一態様では、限定するものではないが、希釈塩溶液)を装置Bに添加して、液体布地柔軟剤中間体と混合する。
−所望の微小構造を有する液体布地柔軟剤組成物を、装置Bへの入口流速と同じ流速で装置B21から排出させる。
−必要に応じて、装置Bの出口を出る当該液体布地柔軟剤組成物を熱変換器に通して、周囲温度へと冷却する。
−結果として得られた生成された液体布地柔軟剤組成物を、プロセスの出口から排出させる。
bDEEDMAC:ジエチルエステルジメチル塩化アンモニウム
cMP10(登録商標)、Dow Corningにより供給、8%活性
d好適なメラミンホルムアルデヒド系香料カプセルは、Encapsys(825 East Wisconsin Ave,Appleton,WI 54911)から購入することができ、以下のように作製する。25gのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351 25%固形分、pka4.5〜4.7(Kemira Chemicals,Inc.(Kennesaw,Georgia U.S.A.)))を溶解し、200gの脱イオン水中で混合する。水酸化ナトリウム溶液を用いて溶液のpHをpH4.0に調整する。部分的にメチル化されたメチロールメラミン樹脂(Cymel385、80%固形分(Cytec Industries West Paterson(New Jersey,U.S.A.)))8グラムを乳化剤溶液に添加する。200グラムの香油を機械的撹拌下で前述の混合物に添加し、温度を50℃に上げる。安定なエマルジョンが得られるまでより高速で混合した後、第2の溶液及び4グラムの硫酸ナトリウム塩をエマルジョンに添加する。この第2の溶液は、7グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C121、25%固形分、Kemira)、120グラムの蒸留水、pHを4.8に調整するための水酸化ナトリウム溶液、25グラムの部分的にメチル化されたメチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)を含有する。この混合物を85℃まで加熱し、連続的に撹拌しながら終夜維持して、封入プロセスを完了させる。23グラムのアセトアセトアミド(Sigma−Aldrich(Saint Louis,Mo.USA))を添加する。18マイクロメートルの体積平均粒径が得られる。次に、香料カプセルをポリビニルホルムアミド付着助剤で以下のようにコーティングする。0.6gの、ポリビニルアミン及びN−ビニルホルムアミドのカチオン変性コポリマー(BASF Corp)を添加し、終夜混合する。
e香料を封入するポリアクリレート系カプセル。
好適な香料カプセルは、Encapsys(825 East Wisconsin Ave,Appleton,WI 54911)から購入することができ、以下のように作製する。第1の油相を、37.5gの香料、0.2gのtert−ブチルアミノエチルメトアクリレート、及び0.2gのβ−ヒドロキシエチルアクリレートからなるものとし、約1時間混合した後、18gのCN975(Sartomer(Exter,PA))を添加する。後のプロセスにおいて必要となるまで溶液を混合させる。
第2の油相を、65gの香油、84gのイソプロピルミリステート、1gの2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、及び0.8gの4,4’−アゾビス[4−シアノ吉草酸]からなるものとし、ジャケット付鋼製反応器に添加する。反応器を35℃で維持し、油溶液を、2”フラットブレードミキサで500rpmにて混合する。窒素ブランケットを、300cc/分の速度で反応器に適用する。溶液を45分間で70℃まで加熱し、70℃で45分間維持し、その後75分間で50℃まで冷却する。50℃で、第1の油相を添加し、組み合わせた油を50℃で更に10分間混合する。
85gの固形分5%のCelvol 540 PVA(Sekisui Specialty Chemicals,Dallas,TX)、268gの水、1.2gの4,4’−アゾビス[4−シアノ吉草酸]、及び1.1gの21.5%NaOHを含有する水相を調製し、4,4’−アゾビス[4−シアノ吉草酸]が溶解するまで混合する。このバッチの水相のpHは、4.90であった。
油相温度が50℃まで低下したら混合を停止し、水相を混合油に添加する。高剪断攪拌を適用して、所望のサイズ特性のエマルジョンを製造する(1900rpmで60分間)。
温度を30分間で75℃まで上昇させ、75℃で4時間維持し、30分間で95℃まで上昇させ、95℃で6時間維持する。このバッチを室温まで放冷した。
fRhovis(登録商標)CDE、BASFにより供給されるカチオン性ポリマーアクリレート増粘剤
gExilva(登録商標)、マイクロファイバーセルロース、100%乾物として表され、10%マイクロファイバーセルロース水分散液としてBorregaardにより供給。
hGCMSにより測定したときの、乾燥処理された綿布地の上方のヘッドスペースと乾燥処理されたポリエステル布地の上方のヘッドスペースとの比。
Claims (15)
- 液体布地柔軟剤組成物であって、
第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質と、
セルロース繊維と、
コア及び前記コアを封入するシェルを含む有益剤カプセルであって、前記シェルがポリアクリレートポリマーを含む、有益剤カプセルと
を含む、液体布地柔軟剤組成物。 - 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質が、前記組成物の3.0重量%〜25重量%、好ましくは4.0重量%〜18重量%、更により好ましくは4.5重量%〜15重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質が、以下の式:
{R2 (4−m)−N+−[X−Y−R1]m}A−
(式中、
mは、1、2、又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、
各R1は、独立して、ヒドロカルビル基又は分枝状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、R1は直鎖状であり、より好ましくは、R1は部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
各R2は、独立して、C1〜C3アルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、R2は、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(C2〜3アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
各Xは、独立して、(CH2)n、CH2−CH(CH3)−又はCH−(CH3)−CH2−であり、
各nは、独立して、1、2、3、又は4であり、好ましくは、各nは2であり、
各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
A−は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくは、A−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、より好ましくは、A−は硫酸メチルであり、
ただし、Yが−O−(O)C−であるとき、各R1における炭素の合計は13〜21、好ましくは13〜19である)
を有する、請求項1又は2に記載の液体布地柔軟剤組成物。 - 前記セルロース繊維が、前記組成物の0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.05重量%〜1重量%、より好ましくは0.1重量%〜0.75重量%の濃度で存在する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記セルロース繊維が、マイクロファイバーセルロース、好ましくは、細菌又は植物起源、好ましくは柑橘類の皮、果物;野菜;植物、木材、及びこれらの混合物からなる群から選択される供給源、より好ましくは木材又は黄麻に由来するマイクロファイバーセルロースである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記セルロース繊維が、10nm〜350nm、好ましくは30nm〜250nm、より好ましくは50nm〜200nmの平均直径を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 0.05重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜3重量%、より好ましくは0.05重量%〜2.0重量%の有益剤カプセルを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記シェルが、50%〜100%、より好ましくは70%〜100%、最も好ましくは80%〜100%の前記ポリアクリレートポリマーを含み、好ましくは、前記ポリアクリレートが、ポリアクリレート架橋ポリマーを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記シェルが、1つ以上の多官能性アクリレート部分を含む材料から誘導されるポリマーを含み、好ましくは、前記多官能性アクリレート部分は、三官能性アクリレート、四官能性アクリレート、五官能性アクリレート、六官能性アクリレート、七官能性アクリレート、及びこれらの混合からなる群から選択され、任意選択的に、アミンアクリレート部分、メタクリレート部分、カルボン酸アクリレート部分、カルボン酸メタクリレート部分、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を含むポリアクリレートを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記シェルが、1つ以上の多官能性アクリレート部分及び/又はメタクリレート部分を含む材料から誘導されるポリマーを含み、好ましくは、1つ以上の多官能性アクリレート部分を含む材料と1つ以上のメタクリレート部分を含む材料との比は、999:1〜6:4、より好ましくは99:1〜8:1、99:1〜8.5:1であり、
好ましくは、前記多官能性アクリレート部分は、三官能性アクリレート、四官能性アクリレート、五官能性アクリレート、六官能性アクリレート、七官能性アクリレート、及びこれらの混合からなる群から選択され、任意選択的に、アミンアクリレート部分、メタクリレート部分、カルボン酸アクリレート部分、カルボン酸メタクリレート部分、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を含むポリアクリレートを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。 - 前記組成物が、前記組成物の0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜7.5重量%、より好ましくは1.0重量%〜5.0重量%の濃度で、分散香料を更に含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記液体布地柔軟剤組成物が、Brookfield(登録商標)DV−E回転粘度計を用い、60rpm、21℃で、20mPa.s〜400mPa.sの粘度についてはスピンドル2で、401mPa.s〜1000mPa.sの粘度についてはスピンドル3で測定したとき、20mPa.s〜1000mPa.sの粘度、好ましくは50mPa.s〜700mPa.sの粘度、より好ましくは80mPa.s〜500mPa.sの粘度を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 前記液体布地柔軟剤組成物が、20℃で、0.001Pa〜1.0Pa、好ましくは0.005Pa〜0.8Pa、より好ましくは0.010Pa〜0.5Paの動的降伏応力を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物。
- 布地を処理する方法であって、
a)任意選択的に前記布地を洗浄する、すすぐ、及び/又は乾燥させることと、
b)請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体布地柔軟剤組成物に前記布地を接触させることと、
c)任意選択的に前記布を乾燥させることであって、前記乾燥工程が、能動的に乾燥させること及び/又は受動的に乾燥させること、を含む、乾燥させることと、を含む、方法。 - 封入有益剤の布地上での放出を改善するための、請求項1〜13に記載の液体布地柔軟剤組成物におけるセルロース繊維の使用。
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