図1には、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の構成が示されている。電力変換装置は、プライマリ回路14、セカンダリ回路16およびコアFpを備えている。
プライマリ回路14は、第1巻線L1、第1コンデンサC1、第1スイッチング素子S1、第2巻線L2、第2コンデンサC2、第2スイッチング素子S2、プライマリ・コンデンサCA、第1端子1および第2端子2を備えている。各スイッチング素子には、電界効果トランジスタ、バイポーラトランジスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等が用いられてもよい。以下に説明する各スイッチング素子についても同様である。
第1巻線L1および第1コンデンサC1は直列に接続されている。直列接続された第1巻線L1および第1コンデンサC1には、第1スイッチング素子S1が並列に接続されている。第1スイッチング素子S1には、第1巻線L1に接続される側をカソードとして寄生ダイオードが並列に接続されている。
第2巻線L2と第2コンデンサC2は直列に接続されている。直列接続された第2巻線L2および第2コンデンサC2には、第2スイッチング素子S2が並列に接続されている。第2スイッチング素子S2には、第2巻線L2に接続される側をアノードとして寄生ダイオードが並列に接続されている。
第1巻線L1側とは逆側の第1コンデンサC1の一端は、第2巻線L2側とは逆側の第2コンデンサC2の一端に接続されている。
第1コンデンサC1側とは逆側の第1巻線L1の一端と、第2コンデンサC2側とは逆側の第2巻線L2の一端との間には、プライマリ・コンデンサCAが接続されている。プライマリ・コンデンサCAの両端には、第1端子1および第2端子2が接続されている。
第1巻線L1および第2巻線L2の巻き方向は互いに逆向きである。すなわち、第1巻線L1において点が付された側を正とする誘導起電力が発生したときは、第2巻線L2において点が付された側を正とする誘導起電力が発生する。同様に、第2巻線L2において点が付された側を正とする誘導起電力が発生したときは、第1巻線L1において点が付された側を正とする誘導起電力が発生する。以下の説明では、各巻線の端子間電圧は、点が付されていない側の端子を電圧の基準とする。
セカンダリ回路16は、第3巻線L3、第3コンデンサC3、第3スイッチング素子S3、第4巻線L4、第4コンデンサC4、第4スイッチング素子S4、セカンダリ・コンデンサCB、第3端子3および第4端子4を備えている。セカンダリ回路16は、プライマリ回路14と同様の構成を有している。
第3巻線L3および第4巻線L4は、それぞれ、第1巻線L1および第2巻線L2に対応する。第3コンデンサC3および第4コンデンサC4は、それぞれ、第1コンデンサC1および第2コンデンサC2に対応する。第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4は、それぞれ、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2に対応する。セカンダリ・コンデンサCBは、プライマリ・コンデンサCAに対応する。セカンダリ・コンデンサCBの両端には第3端子3および第4端子4が接続されている。
コアFpは、鉄、フェライト等の磁性体材料によって環状に形成されている。第1巻線L1、第2巻線L2、第3巻線L3および第4巻線L4は、コアFpに巻き付けられた導線によって形成されている。コアFpは、各巻線が発生する磁束に対する磁路を形成する。1つの巻線で発生した磁束は、コアFpを通って他の巻線に鎖交する。1つの巻線において点が付された側を正とする誘導起電力が発生したときは、他の巻線において点が付された側を正とする誘導起電力が発生する。第1巻線L1および第2巻線L2を磁気的に結合させ、第1巻線L1および第3巻線L3を磁気的に結合させ、第2巻線L2および第4巻線L4を磁気的に結合させ、さらに、第3巻線L3および第4巻線L4を磁気的に結合させるため、コアFpにはギャップが設けられていない。
第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2は、交互にオンオフを繰り返す。すなわち、第1スイッチング素子S1がオンのときは第2スイッチング素子S2はオフになり、第1スイッチング素子S1がオフのときは第2スイッチング素子S2はオンになる。同様に、第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4は、交互にオンオフを繰り返す。
ここでは、プライマリ回路14の第1端子1および第2端子2に直流電圧VAが印加され、セカンダリ回路16の第3端子3および第4端子4から直流電圧VBが出力される状態について説明する。各コンデンサには一定の電圧が充電されている。各コンデンサについては、「+」の符号が付された端子側を正極とする電圧を各コンデンサの充電電圧の正極とする。
図2には、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のオンオフと、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4のオンオフとが同位相で行われる場合の各巻線の電圧、および各巻線に流れる電流の時間波形が示されている。このようにプライマリ回路14およびセカンダリ回路16のスイッチングタイミングが同位相である場合、プライマリ回路14とセカンダリ回路16との間で伝送される電力は0である。
図2(a)には第1巻線L1の端子間電圧VL1(第1巻線電圧VL1)の時間波形、および第2巻線L2の端子間電圧VL2(第2巻線電圧VL2)の時間波形が示されている。第1巻線電圧VL1がハイ電圧Hである時間は、第2スイッチング素子S2がオンの時間と一致し、第1巻線電圧VL1がロー電圧Lである時間は、第1スイッチング素子S1がオンの時間と一致する。
第1スイッチング素子S1がオフになり、第2スイッチング素子S2がオンになることで、第1巻線L1の端子間には、第1コンデンサC1およびプライマリ・コンデンサCAを直列接続したものが接続され、第1巻線電圧VL1はハイ電圧Hとなる。このハイ電圧Hは、プライマリ・コンデンサCAの充電電圧から第1コンデンサC1の充電電圧を減算した電圧である。第1スイッチング素子S1がオンになり、第2スイッチング素子S2がオフになることで、第1巻線L1の端子間に第1コンデンサC1が接続され、第1巻線電圧VL1はロー電圧Lとなる。このロー電圧Lは、第1コンデンサC1の充電電圧の極性を反転した電圧である。
第1巻線電圧VL1と同様、第2巻線電圧VL2がハイ電圧Hである時間は、第2スイッチング素子S2がオンの時間と一致し、第2巻線電圧VL2がロー電圧Lである時間は、第1スイッチング素子S1がオンの時間と一致する。
第1スイッチング素子S1がオフになり、第2スイッチング素子S2がオンになることで、第2巻線L1の端子間には第2コンデンサC2が接続され、第2巻線電圧VL2はハイ電圧Hとなる。このハイ電圧Hは第2コンデンサC2の充電電圧である。第1スイッチング素子S1がオンになり、第2スイッチング素子S2がオフになることで、第2巻線L2の端子間には第2コンデンサC2およびプライマリ・コンデンサCAを直列接続したものが接続され、第2巻線電圧VL2はロー電圧Lとなる。このロー電圧Lは、第2コンデンサC2の充電電圧からプライマリ・コンデンサCAの充電電圧を減算した電圧(プライマリ・コンデンサCAの充電電圧の極性を反転したものから第2コンデンサC2の充電電圧の極性を反転したものを減算した電圧)である。
図2(b)には第3巻線L3の端子間電圧VL3の時間波形、および第4巻線L4の端子間電圧VL4の時間波形が示されている。第3巻線電圧VL3がハイ電圧Hである時間は、第4スイッチング素子S4がオンの時間と一致し、第3巻線電圧VL3がロー電圧Lである時間は、第3スイッチング素子S3がオンの時間と一致する。第1巻線L1と同様、第3巻線L3の端子間に現れるハイ電圧Hは、セカンダリ・コンデンサCBの充電電圧から第3コンデンサC3の充電電圧を減算した電圧であり、ロー電圧Lは、第3コンデンサC3の充電電圧の極性を反転した電圧である。
第2巻線電圧VL2と同様、第4巻線電圧VL4がハイ電圧Hである時間は、第4スイッチング素子S4がオンの時間と一致し、第4巻線電圧VL4がロー電圧Lである時間は、第3スイッチング素子S3がオンの時間と一致する。第2巻線L2と同様、第4巻線L4に現れるハイ電圧Hは、第4コンデンサC4の充電電圧であり、ロー電圧Lは、第4コンデンサC4の充電電圧からセカンダリ・コンデンサCBの充電電圧を減算した電圧である。
図2(c)には、第1巻線L1、第2巻線L2、第3巻線L3および第4巻線L4に流れる励磁電流(iL1,iL2,iL3およびiL4)の時間波形が示されている。励磁電流は電力伝送に寄与しない電流である。第1巻線L1および第2巻線L2に流れる励磁電流の時間波形が実線で表され、第3巻線L3および第4巻線L4に流れる励磁電流の時間波形が破線で表されている。
図2(d)には、プライマリ・コンデンサCAの正極端子から第1スイッチング素子S1または第1巻線L1に流入する入力電流IA.INの時間波形、および、第3スイッチング素子S3または第3巻線L3からセカンダリ・コンデンサCBの正極端子に流出する出力電流IB.OUTの時間波形が示されている。入力電流IA.INは、第1巻線L1の励磁電流および第2巻線L2の励磁電流である。これらの励磁電流は、第2スイッチング素子S2および第1スイッチング素子S1のオンオフに伴って交互に傾きの極性が変わり、0を中央値として増減する。出力電流IB.OUTは、第3巻線L3の励磁電流および第4巻線L4の励磁電流である。これらの励磁電流は、第4スイッチング素子S4および第3スイッチング素子S3のオンオフに伴って交互に傾きの極性が変わり、0を中央値として増減する。
プライマリ回路14およびセカンダリ回路16のスイッチングタイミングが同一である場合、プライマリ回路14とセカンダリ回路16との間で伝送される電力は0である。
図3(a)および(b)には、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のオンオフの位相を、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4のオンオフの位相に対してφだけ進めた場合の各巻線の電圧が示されている。位相は、オンオフの1周期を2πとしたときの位相角として定義される。
図3(c)には、このような状態で第1巻線L1に流れる電流IL1、第2巻線L2に流れる電流IL2、第3巻線L3に流れる電流IL3、および、第4巻線L4に流れる電流IL4が示されている。各巻線の電流の極性は、点が付されている側の端子に流入する電流が正である。
プライマリ回路14およびセカンダリ回路16のスイッチングタイミングが同位相である場合、プライマリ側からセカンダリ側に伝送される電力は0である。ところが、プライマリ回路14およびセカンダリ回路16のスイッチングタイミングに位相差がある場合には、プライマリ側からセカンダリ側に電力が伝送される。
すなわち、プライマリ側のスイッチングタイミングとセカンダリ側のスイッチングタイミングに位相差がある場合、スイッチング素子S1とスイッチング素子S3とのオンオフが逆となり、スイッチング素子S2とスイッチング素子S4とのオンオフが逆となる逆極性期間が生じる。この逆極性期間(r1,r2,r3,・・・・)では、図3(b)に示されているように、第1巻線電圧VL1と第3巻線電圧VL3の極性が逆となり、第2巻線電圧VL2と第4巻線電圧VL4の極性が逆となって各巻線に流れる電流の変化が大きくなる。
そして、スイッチング素子S1とスイッチング素子S3とのオンオフが同一となり、スイッチング素子S2とスイッチング素子S4とのオンオフが同一となる同一極性期間(t1,t2,t3,・・・・)では、変化が緩やかな台形電流が各巻線に流れる。この同一極性期間では、第1巻線電圧VL1と第3巻線電圧VL3の極性が同一となり、第2巻線電圧VL2および第4巻線電圧VL4の極性が同一となって変化が緩やかな台形電流が各巻線に流れ、各巻線に流れる電流によって各巻線に電流エネルギーが保持される。
同一極性期間では、第1巻線電圧VL1および第1巻線L1の台形電流の積によって定まる電力と、第2巻線電圧VL2および第2巻線L2の台形電流の積によって定まる電力とを併せた電力が、プライマリ側からセカンダリ側に伝送される。プライマリ側からセカンダリ側に伝送される電力は、第3巻線電圧VL3および第3巻線L3の台形電流の積によって定まる電力と、第4巻線電圧VL4および第4巻線L4の台形電流の積によって定まる電力とを併せた電力によっても表される。
すなわち、同一極性期間では、第1巻線電圧VL1および第1巻線L1の台形電流の積によって定まる電力と、第2巻線電圧VL2および第2巻線L2の台形電流の積によって定まる電力とを併せた電力が、第1端子1および第2端子2から入力される。また、同一極性期間では、第3巻線電圧VL3および第3巻線L3の台形電流の積によって定まる電力と、第4巻線電圧VL4および第4巻線L4の台形電流の積によって定まる電力とを併せた電力が第3端子3および第4端子4から出力される。
プライマリ側のスイッチングタイミングとセカンダリ側のスイッチングタイミングの位相差φが0以上π以下の範囲内で大きい程、各逆極性期間が長くなり、台形電流の絶対値は大きくなる。したがって、位相差φが0以上π以下の範囲内で大きい程、プライマリ側からセカンダリ側に伝送される電力は大きくなる。
図4(a)には、逆極性期間r1に各巻線に流れる電流が示されている。第1巻線L1に流れる巻線電流IL1は、第1巻線L1から第1コンデンサC1、第2スイッチング素子S2、およびプライマリ・コンデンサCAを通って、第1巻線L1に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。逆極性期間r1における巻線電流IL1は、入力電流IA.INとなる。第2巻線L2に流れる巻線電流IL2は、第2巻線L2から第2コンデンサC2および第2スイッチング素子S2を通って第2巻線L2に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。第3巻線L3に流れる巻線電流IL3は、第3コンデンサC3および第3スイッチング素子S3を通って第3巻線L3に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。第4巻線L4に流れる巻線電流IL4は、第4巻線L4から第4コンデンサC4、第3スイッチング素子S3、およびセカンダリ・コンデンサCBを通って第4巻線L4に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。逆極性期間r1における巻線電流IL4が出力電流IB.OUTとなる。
図4(b)には、同一極性期間t1に各巻線に流れる電流が示されている。第1巻線電流IL1および第2巻線電流IL2が流れる経路は、逆極性期間r1と同様である。同一極性期間t1における巻線電流IL1は、入力電流IA.INとなる。第3巻線L3に流れる巻線電流IL3は、第3巻線L3から、第3コンデンサC3、第4スイッチング素子S4、セカンダリ・コンデンサCBを通って第3巻線L3に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。同一極性期間t1における巻線電流IL3の極性を反転させたものが、出力電流IB.OUTとなる。第4巻線L4に流れる巻線電流IL4は、第4巻線L4から第4コンデンサC4および第4スイッチング素子S4を通って第4巻線L4に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。
図5(a)には、逆極性期間r2に各巻線に流れる電流が示されている。第1巻線電流IL1は、第1巻線L1から第1コンデンサC1および第1スイッチング素子S1を通って第1巻線L1に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。第2巻線電流IL2は、第2コンデンサC2、第1スイッチング素子S1、およびプライマリ・コンデンサCAを通って第2巻線L2に戻る経路を流れ、この流れの向きを正とする。逆極性期間r2における巻線電流IL2の極性を反転させたものが、入力電流IA.INとなる。第3巻線電流IL3および第4巻線電流IL4が流れる経路は、同一極性期間t1と同様である。
図5(b)には、同一極性期間t2に各巻線に流れる電流が示されている。第1巻線電流IL1および第2巻線電流IL2が流れる経路は、逆極性期間r2と同一である。第3巻線電流IL3および第4巻線電流IL4が流れる経路は、逆極性期間r1と同一である。
このように本実施形態に係る電力変換装置は、磁性材料で形成された磁路としてのコアFpによって磁気的に結合するプライマリ回路14(第1スイッチング回路)およびセカンダリ回路16(第2スイッチング回路)を備え、プライマリ回路14およびセカンダリ回路16の間で電力が伝送される。
プライマリ回路14は、コアFpに設けられた第1巻線L1、第1コンデンサC1、および第1スイッチング素子S1を含む第1ループと、コアFpに設けられた第2巻線L2、第2コンデンサC2、および第2スイッチング素子S2を含む第2ループと、第1スイッチング素子S1および第1巻線L1を接続する経路と、第2スイッチング素子S1および第2巻線L2を接続する経路との間に設けられたプライマリ・コンデンサCA(第3コンデンサ)とを備えている。第1スイッチング素子S1および第1コンデンサC1を接続する経路と、第2スイッチング素子S2および第2コンデンサC2を接続する経路とは共通に接続されており、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2は交互にオンオフする。
セカンダリ回路16は、コアFpに設けられた第3巻線L3、第3コンデンサC3、および第3スイッチング素子S3を含む第3ループと、コアFpに設けられた第4巻線L4、第4コンデンサC4、および第4スイッチング素子S4を含む第4ループと、第3スイッチング素子S3および第3巻線L3を接続する経路と、第4スイッチング素子S4および第4巻線L4を接続する経路との間に設けられたセカンダリ・コンデンサCBとを備えている。第3スイッチング素子S3および第3コンデンサC3を接続する経路と、第4スイッチング素子S4および第4コンデンサC4を接続する経路とは共通に接続されており、第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4は交互にオンオフする。
第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のスイッチングタイミングと、第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4のスイッチングタイミングとの位相差(時間差)に応じた電力が、プライマリ回路14およびセカンダリ回路16の間で伝送される。
本実施形態に係る電力変換装置では、プライマリ側に第1巻線L1および第2巻線L2が設けられ、セカンダリ側に第3巻線L3および第4巻線L4が設けられている。このように、2対の巻線で電力伝送を行う場合、1対の巻線で電力伝送を行うよりも伝送電力が増加する。ただし、1対の巻線のプライマリ側の巻き数は第1巻線L1および第2巻線L2の巻き数を併せた巻き数であり、セカンダリ側の巻き数は第3巻線L3および第4巻線L4の巻き数を併せた巻き数であるという条件下での比較である。したがって、同一極性期間に各巻線に流れる台形電流を減少させても十分な電力が伝送され、各巻線に流れる電流に基づく損失が低減する。
また、第2スイッチング素子S2の一端は第2端子2に接続されている。そのため、第2端子2を接地導体に接続する場合には、第2スイッチング素子S2の一端もまた接地導体に接続され、第2スイッチング素子S2を制御する回路の設計が容易となる。例えば、第2スイッチング素子S1が電界トランジスタである場合には、電界トランジスタのオンオフを制御するゲート電位の基準を得るための回路構成が容易となる。同様に、第4スイッチング素子S4の一端は、第4端子4に接続されている。そのため、第4端子4を接地導体に接続する場合には、第4スイッチング素子S4の一端もまた接地導体に接続され、第4スイッチング素子S4を制御する回路の設計が容易となる。
図6には、本発明の第2実施形態に係るリプル抑制・電力変換装置の構成が示されている。図1に示されている構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。リプル抑制・プライマリ回路26、リプル抑制・セカンダリ回路28およびコアFpを備えている。
リプル抑制・プライマリ回路26は、第1巻線L1、第1コンデンサC1、第1スイッチング素子S1、第2巻線L2、第2コンデンサC2、第2スイッチング素子S2、プライマリ・コンデンサCA、プライマリ・追加コンデンサCC、第5端子5および第6端子6を備えている。
リプル抑制・セカンダリ回路28は、第3巻線L3、第3コンデンサC3、第3スイッチング素子S3、第4巻線L4、第4コンデンサC4、第4スイッチング素子S4、セカンダリ・コンデンサCB、セカンダリ・追加コンデンサCD、第7端子7および第8端子8を備えている。
リプル抑制・電力変換装置は、図1に示される電力変換装置を変形したものである。図7は変形過程を示す図である。すなわち、リプル抑制・電力変換装置は、次の変形過程を経て導かれる。(i)第1巻線L1と第1コンデンサC1との接続点と、第2巻線L2と第2コンデンサC2の接続点との間にプライマリ・追加コンデンサCCを接続する。(ii)第3巻線L3と第3コンデンサC3との接続点と、第4巻線L4と第4コンデンサC4の接続点との間にセカンダリ・追加コンデンサCDを接続する。(iii)プライマリ・追加コンデンサCCの両端に第5端子5および第6端子6を接続する。(iv)セカンダリ・追加コンデンサCDの両端に第7端子7および第8端子8を接続する。(v)第5端子5および第6端子6が左側に位置し、第7端子7および第8端子8が右側に位置するように、コアFp上に各巻線を設ける。
図8(a)および(b)には、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のオンオフと、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4のオンオフとが同位相で行われる場合の各巻線の電圧、および各巻線に流れる電流の時間波形が示されている。このようにリプル抑制・プライマリ回路26およびリプル抑制・セカンダリ回路28のスイッチングタイミングが同位相である場合、リプル抑制・プライマリ回路26とリプル抑制・セカンダリ回路28との間で伝送される電力は0である。
図6に示されるリプル抑制・電力変換装置では、図1に示される電力変換装置に対し、各巻線の電圧基準端子が逆側の端子となっている。そのため、図8(a)に示される第1巻線電圧VL1および第2巻線電圧VL2は、図2(a)に示される第1巻線電圧VL1および第2巻線電圧VL2に対して逆極性となる。同様に、図8(b)に示される第3巻線電圧VL3および第3巻線電圧VL3は、図2(b)に示される第3巻線電圧VL3および第4巻線電圧VL4に対して逆極性となる。
各巻線の巻き方向を逆向きとしたことは、各巻線の自己インダクタンスには影響を与えない。そのため、図8(c)に示されている各巻線に流れる励磁電流は、図2(c)に示されている励磁電流と同様となる。
図8(d)には、プライマリ・追加コンデンサCCの正極端子から第1巻線L1および第1コンデンサC1に流入する入力電流IA.INの時間波形、および、第3巻線L3および第3コンデンサC3からセカンダリ・追加コンデンサCDの正極端子に流出する出力電流IB.OUTの時間波形が示されている。後述するように、プライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ・追加コンデンサCDに流れる電流によって、入力電流IA.INおよび出力電流IB.OUTのリプルは抑制され、入力電流IA.INおよび出力電流IB.OUTは0で一定となる。
図9(a)および(b)には、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のオンオフの位相を、第3スイッチング素子S3と第4スイッチング素子S4のオンオフの位相に対してφだけ進めた場合の各巻線の電圧が示されている。
図9(c)には、このような状態における第1巻線電流IL1、第2巻線電流IL2、第3巻線電流IL3、および、第4巻線電流IL4が示されている。各巻線の電流の極性は、点が付されている側の端子から流出する電流が正とされている。
プライマリ側のスイッチングタイミングとセカンダリ側のスイッチングタイミングに位相差がある場合、スイッチング素子S1とスイッチング素子S3とのオンオフが逆となり、スイッチング素子S2とスイッチング素子S4とのオンオフが逆となる逆極性期間が生じる。この逆極性期間(p1,p2,p3,・・・・)では、図9に示されているように、第1巻線電圧VL1と第3巻線電圧VL3の極性が逆となり、第2巻線電圧VL2と第4巻線電圧VL4の極性が逆となって各巻線に流れる電流の変化が大きくなる。
そして、スイッチング素子S1とスイッチング素子S3とのオンオフが同一となり、スイッチング素子S2とスイッチング素子S4とのオンオフが同一となる同一極性期間(q1,q2,q3,・・・・)では、変化が緩やかな台形電流が各巻線に流れる。この同一極性期間では、図9に示されているように第1巻線電圧VL1と第3巻線電圧VL3の極性が同一となり、第2巻線電圧VL2および第4巻線電圧VL4の極性が同一となって各巻線に変化が緩やかな台形電流が流れ、各巻線に流れる電流によって各巻線にエネルギーが保持される。
リプル抑制・電力変換装置では、プライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ・追加コンデンサCDの作用によって、第1巻線電流IL1および第4巻線電流IL4は負方向にオフセットし、第2巻線電流IL2および第3巻線電流はIL3は正方向にオフセットする。
図9(d)には、プライマリ・コンデンサCAの正極端子から流出するタンク電流IA.TANKおよびセカンダリ・コンデンサCBの正極端子に流入するタンク電流IB.TANKが示されている。タンク電流IA.TANKが流れる動作は、図1に示されている電力変換装置において入力電流IA.INが流れる動作と同様であり、タンク電流IB.TANKが流れる動作は、図1に示されている出力電流IB.OUTが流れる動作と同様である。すなわち、図9(d)に示されているタンク電流IA.TANKおよびIB.TANKは、それぞれ、図3(d)に示されている入力電流IA.INおよび出力電流IA.OUTに対応している。
図9(e)には、入力電流IA.INおよび出力電流IB.OUTが示されている。以下に説明するように、プライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ・追加コンデンサCDによってリプル電流は抑制され、入力電流IA.INおよび出力電流IB.OUTは一定となる。
図10および図11には、プライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ追加コンデンサCDに流れるリプル電流が示されている。これらの図は、図1に示された電力変換装置にプライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ追加コンデンサCDが接続されたことによって流れるリプル電流のみに着目したものである。したがって、図10および図11に示されている各素子には、それぞれ、図4および図5に示された各電流に対応する電流が重ねて流れるが、説明を容易にするため、これらの電流については表記が省略されている。
図10(a)には、逆極性期間p1にプライマリ・追加コンデンサCCに流れる第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が示されている。第1追加リプル電流30は、第1巻線L1からプライマリ・追加コンデンサCC、第2コンデンサC2、第2スイッチング素子S2、およびプライマリ・コンデンサCAを流れ、第1巻線L1に戻る。第2追加リプル電流32は、第2巻線L2からプライマリ・追加コンデンサCC、第1コンデンサC1、および第2スイッチング素子S2を流れ、第2巻線L2に戻る。
また、図10(a)には、逆極性期間p1にセカンダリ・追加コンデンサCDに流れる第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が示されている。第3追加リプル電流34は、第3巻線L3から第3スイッチング素子S3、第4コンデンサC4、およびセカンダリ・追加コンデンサCDを流れ、第3巻線L3に戻る。第4追加リプル電流36は、第4巻線L4からセカンダリ・コンデンサCB、第3スイッチング素子S3、第3コンデンサC3、およびセカンダリ・追加コンデンサCDを流れ、第4巻線L4に戻る。
図10(b)には、同一極性期間q1にプライマリ・追加コンデンサCCに流れる第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が示されている。第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が流れる経路は、逆極性期間p1と同一である。
また、図10(b)には、同一極性期間q1にセカンダリ・追加コンデンサCDに流れる第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が示されている。第3追加リプル電流34は、第3巻線L3からセカンダリ・追加コンデンサCD、第4コンデンサC4、第4スイッチング素子S4、およびセカンダリ・コンデンサCBを流れて第3巻線L3に戻る。第4追加リプル電流36は、第4巻線L4からセカンダリ・追加コンデンサCD、第3コンデンサC3、および第4スイッチング素子S4を流れて第4巻線L4に戻る。
図11(a)には、逆極性期間p2にプライマリ・追加コンデンサCCに流れる第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が示されている。第1追加リプル電流30は、第1巻線L1から第1スイッチング素子S1、第2コンデンサC2、プライマリ・追加コンデンサCCを流れて第1巻線L1に戻る。第2追加リプル電流32は、第2巻線L2からプライマリ・コンデンサCA、第1スイッチング素子S1、第1コンデンサC1、およびプライマリ・追加コンデンサCCを流れて第2巻線L2に戻る。また、図11(a)には、逆極性期間p2にセカンダリ・追加コンデンサCDに流れる第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が示されている。第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が流れる経路は、同一極性期間q1と同一である。
図11(b)には、同一極性期間q2にプライマリ・追加コンデンサCCに流れる第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が示されている。第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32が流れる経路は、逆極性期間q2と同一である。
また、図11(b)には、同一極性期間q2にセカンダリ・追加コンデンサCDに流れる第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が示されている。第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36が流れる経路は、逆極性期間q1と同一である。
図10および図11に示されているように、いずれの期間においてもプライマリ・追加コンデンサCCを流れる第1追加リプル電流30および第2追加リプル電流32は、同一値で逆方向である。そのため、プライマリ・追加コンデンサCCに流れるリプル電流が抑制される。同様に、いずれの期間においてもセカンダリ・追加コンデンサCDを流れる第3追加リプル電流34および第4追加リプル電流36は、同一値で逆方向である。そのため、セカンダリ・追加コンデンサCDに流れるリプル電流が抑制される。
このように本実施形態に係るリプル抑制・電力変換装置は、磁性材料で形成された磁路としてのコアFpによって磁気的に結合するリプル抑制・プライマリ回路26(第1スイッチング回路)およびリプル抑制・セカンダリ回路28(第2スイッチング回路)を備え、リプル抑制・プライマリ回路26およびリプル抑制・セカンダリ回路28の間で電力が伝送される。
リプル抑制・プライマリ回路26は、コアFpに設けられた第1巻線L1、第1コンデンサC1、および第1スイッチング素子S1を含む第1ループと、コアFpに設けられた第2巻線L2、第2コンデンサC2、および第2スイッチング素子S2を含む第2ループと、第1スイッチング素子S1および第1巻線L1を接続する経路と、第2スイッチング素子S2および第2巻線L2を接続する経路との間に設けられたプライマリ・コンデンサCA(第3コンデンサ)と、を備えている。第1スイッチング素子S1および第1コンデンサC1を接続する経路と、第2スイッチング素子S2および第2コンデンサC2を接続する経路とは共通に接続されており、第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2は交互にオンオフする。
リプル抑制・セカンダリ回路28は、コアFpに設けられた第3巻線L3、第3コンデンサC3、および第3スイッチング素子S3を含む第3ループと、コアFpに設けられた第4巻線L4、第4コンデンサC4、および第4スイッチング素子S4を含む第4ループと、第3スイッチング素子S3および第3巻線L3を接続する経路と、第4スイッチング素子S4および第4巻線L4を接続する経路との間に設けられたセカンダリ・コンデンサCBとを備えている。第3スイッチング素子S3および第3コンデンサC3を接続する経路と、第4スイッチング素子S4および第4コンデンサC4を接続する経路とは共通に接続されており、第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4は交互にオンオフする。
第1スイッチング素子S1および第2スイッチング素子S2のスイッチングタイミングと、第3スイッチング素子S3および第4スイッチング素子S4のスイッチングタイミングとの位相差(時間差)に応じた電力が、リプル抑制・プライマリ回路26およびリプル抑制・セカンダリ回路28の間で伝送される。
リプル抑制・プライマリ回路26は、第1巻線L1および第1コンデンサC1を接続する経路と、第2巻線L2および第2コンデンサC2を接続する経路との間に設けられたプライマリ・追加コンデンサCCを備えており、プライマリ・追加コンデンサCCの両端から電力が入出力される。
リプル抑制・セカンダリ回路28は、第3巻線L3および第3コンデンサC3を接続する経路と、第4巻線L4および第4コンデンサC4を接続する経路との間に設けられたセカンダリ・追加コンデンサCDを備えており、セカンダリ・追加コンデンサCDの両端から電力が入出力される。
リプル抑制・電力変換装置によれば、第5端子5および第6端子6に接続される回路に流れるリプル電流、および第7端子7および第8端子8に接続される回路に流れるリプル電流が抑制される。このリプル抑制効果は、逆方向に流れるリプル電流が互いに抑制し合うことによるものである。そのため、プライマリ・追加コンデンサCCおよびセカンダリ・追加コンデンサCDの各容量は、図1に示される電力変換装置におけるプライマリ・コンデンサCAおよびセカンダリ・コンデンサCBの容量よりも小さくてもよい。
さらに、第1実施形態に係る電力変換装置と同様、本実施形態に係るリプル抑制電力変換装置では、プライマリ側に第1巻線L1および第2巻線L2が設けられ、セカンダリ側に第3巻線L3および第4巻線L4が設けられ2対の巻線で電力伝送が行われる。この場合、上述のように1対の巻線で電力伝送を行うよりも伝送電力が増加することが期待される。したがって、同一極性期間に各巻線に流れる台形電流を減少させても十分な電力が伝送され、各巻線に流れる電流に基づく損失が低減する。
上記の第1実施形態におけるセカンダリ回路16は、第2実施形態におけるリプル抑制・セカンダリ回路28に置き換られてもよい。同様に、第2実施形態におけるリプル抑制・セカンダリ回路28は、第1実施形態におけるセカンダリ回路16に置き換えられてもよい。
さらに、第1実施形態に係る電力変換装置のプライマリ側またはセカンダリ側のスイッチング回路は、ハーフブリッジ・スイッチング回路、または、フルブリッジ・スイッチング回路に置き換えられてもよい。同様に、第2実施形態に係るリプル抑制・電力変換装置のプライマリ側またはセカンダリ側のスイッチング回路もまた、ハーフブリッジ・スイッチング回路、または、フルブリッジ・スイッチング回路に置き換えられてもよい。
図12(a)には、ハーフブリッジ・スイッチング回路が示されている。ハーフブリッジ・スイッチング回路は、上スイッチング素子S5、下スイッチング素子S6、上コンデンサC5、下コンデンサC6、端子間コンデンサCE、巻線Lを備えている。上スイッチング素子S5の一端は端子Aに接続され、下スイッチング素子S6の一端は端子Bに接続されている。上スイッチング素子S5の他端と下スイッチング素子S6の他端は、共通に接続されている。上コンデンサC5の一端は端子Aに接続され、下コンデンサC6の一端は端子Bに接続されている。上コンデンサC5の他端と下コンデンサC6の他端は、共通に接続されている。上スイッチング素子S5および下スイッチング素子S6の接続点と、上コンデンサC5および下コンデンサC6の接続点との間には、巻線Lが接続されている。端子Aと端子Bとの間には端子間コンデンサCEが接続されている。
上スイッチング素子S5および下スイッチング素子S6が交互にオンオフすることで、巻線Lに発生した誘導起電力が上コンデンサC5および下コンデンサC6に印加され、上コンデンサC5および下コンデンサC6が充電される。さらに、上コンデンサC5の端子間電圧および下コンデンサC6の端子間電圧を合わせた電圧によって、端子間コンデンサCEが充電される。また、上スイッチング素子S5および下スイッチング素子S6が交互にオンオフすることで、上コンデンサC5の充電電圧および下コンデンサC6の充電電圧が、巻線Lに交互に印加される。
プライマリ側のスイッチングタイミングの位相とセカンダリ側のスイッチングタイミングの位相を異ならしめることで、巻線Lから端子Aおよび端子Bに電力が伝送され、あるいは、端子Aおよび端子Bから巻線Lに電力が伝送される。
図12(b)には、フルブリッジ・スイッチング回路が示されている。この回路は、図12(a)における上コンデンサC5および下コンデンサC6を、それぞれ、第2上スイッチング素子S7および第2下スイッチング素子S8に置き換えたものである。上スイッチング素子S5および下スイッチング素子S6は交互にオンオフし、第2上スイッチング素子S7および第2下スイッチング素子S8もまた交互にオンオフする。上スイッチング素子S5および下スイッチング素子S6のスイッチングタイミングの位相と、第2上スイッチング素子S7および第2下スイッチング素子S8のスイッチングタイミング位相は、180°異なっている。プライマリ側のスイッチングタイミングの位相とセカンダリ側のスイッチングタイミングの位相を異ならしめることで、巻線Lから端子Aおよび端子Bに電力が伝送され、あるいは、端子Aおよび端子Bから巻線Lに電力が伝送される。
その他の実施形態として、第1実施形態に係る電力変換装置のプライマリ側またはセカンダリ側のスイッチング回路は、昇圧回路、降圧回路等の一般的な電力変換回路に置き換えられてもよい。同様に、第2実施形態に係るリプル抑制・電力変換装置のプライマリ側またはセカンダリ側のスイッチング回路もまた、昇圧回路、または、降圧回路等の一般的な電力変換回路に置き換えられてもよい。