JP6807603B2 - 蒸気滅菌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被滅菌物を飽和蒸気によって滅菌する蒸気滅菌装置に関する。
病院、製薬会社、食品会社、化学品会社等においては、様々な物品を被滅菌物として滅菌処理する必要がある。滅菌処理を実行する装置としては、種々の滅菌装置が存在するが、 蒸気滅菌装置は滅菌剤として水蒸気を用いるため、毒性が無く、入手が容易であり、比較的管理が容易であるという利点があり、従来からよく用いられている。
蒸気滅菌装置は、被滅菌物を収容する滅菌槽(圧力容器又は耐圧密閉容器)が設けられ、この滅菌槽に所定温度(所定圧力)の飽和蒸気を所定時間導入することで被滅菌物の滅菌を行う動作を実行する。
ところで、滅菌を確実に実行するためには飽和蒸気を用いる必要があるが、種々の理由により飽和蒸気ではない不飽和蒸気が滅菌槽に導入される可能性もある。
特許文献1:特開平4−122261号公報では、飽和蒸気特性を示す温度と圧力との相関データを予め記憶させておき、実際の滅菌槽内の温度と圧力を検出して、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気か否かを判定する蒸気滅菌装置が開示されている。
そして、特許文献1の蒸気滅菌装置は、不飽和蒸気であると判定された場合に滅菌槽内外を連通する弁を開き、蒸気より比重の大きい残留空気を蒸気の圧力によって外部に排出させるように動作する。
特開平4−122261号公報
特許文献1の蒸気滅菌装置では、滅菌工程の開始前において、滅菌槽内が所定温度に到達した時点で、圧力と温度の関係による相関データに基づいて飽和蒸気か不飽和蒸気かを判定している。
このように、飽和蒸気か不飽和蒸気かの判断を実際の滅菌工程開始前に行うだけであると、滅菌工程中に何らかの原因に基づいて飽和蒸気ではなくなった場合に、確実な滅菌が行えないという課題がある。
また、特許文献1では、不飽和蒸気であると判断した場合に残留空気を排出する動作を実行することによって、飽和蒸気となるように制御することが開示されている。
しかし、滅菌槽内が不飽和蒸気となる原因とは、残留空気の存在だけではなく、他の原因による場合もあるため、特許文献1の装置では、不飽和蒸気を確実に飽和蒸気にできることができないという課題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、滅菌工程中常時飽和蒸気の状態を監視し、飽和状態でないと判断した場合に的確な制御を実行することにより、確実な滅菌工程を実行する蒸気滅菌装置を提供することにある。
本発明にかかる蒸気滅菌装置によれば、被滅菌物を収容する滅菌槽と、装置外部から導入された飽和蒸気を前記滅菌槽内に供給する飽和蒸気配管と、前記滅菌槽の周囲に設けられ、前記飽和蒸気配管又は前記飽和蒸気配管とは別の蒸気配管が接続されたジャケット部と、前記滅菌槽内の圧力を測定する圧力センサと、前記滅菌槽内の温度を測定する温度センサと、前記滅菌槽内のドレンを排出するドレン排管と、該ドレン排管を開閉するドレン弁と、前記滅菌槽内の気体を排気するための排気管と、該排気管を開閉する排気弁と、所定圧力時における飽和蒸気温度を算出する算出式が予め記憶されている記憶装置と、現在の滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気か否かを判断する制御部と、を具備し、前記制御部は、(a):前記圧力センサにより測定された圧力値から、前記算出式に基づいて飽和蒸気温度を算出する。(b):前記温度センサにより測定された温度から、(a)工程で算出した飽和蒸気温度を減算して現在温度と飽和蒸気温度の差分を算出する。(c):(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、そのまま滅菌工程を続行する。(d):(b)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、滅菌槽内の蒸気が過熱蒸気であると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を下げることにより滅菌槽内の温度を下げ、且つドレン弁を閉じてドレンの蒸発を促すように制御する。(e):(b)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、滅菌槽内の蒸気が湿り蒸気であるか又は非凝縮性ガス残留の可能性があると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を上げることにより滅菌槽内の温度を上げるように制御する。(f):(e)工程を実行しても、(b)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記排気弁を開き、滅菌槽内の脱気動作を実行するように制御する。脱気動作実行後に滅菌槽内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する。(g):(d)〜(f)の工程中も(a)〜(c)の工程を実行して(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(d)〜(f)の工程を終了して、滅菌工程を続行する。上記(a)〜(g)の工程を、滅菌工程中常時実行することを特徴としている。
この構成を採用することによって、滅菌工程中は、常時(a)〜(g)の動作を実行するため、滅菌工程中に何らかの原因によって滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気でなくなった場合であっても、確実な滅菌工程を実行することができる。また、不飽和蒸気となっているそれぞれの原因に基づいて制御を行うため、確実に不飽和蒸気の状態から飽和蒸気の状態へ復旧させることができる。
また、前記制御部は、前記(a)〜(b)の工程を、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行して滅菌槽内の空気を排出するコンディショニング工程の終了後から滅菌工程開始まで実行し、滅菌槽内の温度が滅菌工程開始温度に到達した際に、前記(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断して滅菌工程を開始し、前記(b)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、前記(d)工程を実行し、前記(b)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、前記(e)工程を実行し、前記(e)工程を実行しても、前記(b)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記(f)工程を実行し、(d)〜(f)の工程中も(a)〜(c)の工程を実行して(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(d)〜(f)の工程を終了して、滅菌工程を開始することを特徴としてもよい。
この構成によれば、滅菌工程の開始に際して、飽和蒸気であるかどうかを判断し、飽和蒸気である場合には、滅菌工程を開始し、飽和蒸気でないと判断した場合には飽和蒸気になるような動作の実行を経て飽和蒸気であると判断された後に滅菌工程を開始することができる。このため、確実な滅菌工程を実施できる。
本発明にかかる蒸気滅菌装置によれば、被滅菌物を収容する滅菌槽と、装置外部から導入された飽和蒸気を前記滅菌槽内に供給する飽和蒸気配管と、前記滅菌槽の周囲に設けられ、前記飽和蒸気配管又は前記飽和蒸気配管とは別の蒸気配管が接続されたジャケット部と、前記滅菌槽内の圧力を測定する圧力センサと、前記滅菌槽内の温度を測定する温度センサと、前記滅菌槽内のドレンを排出するドレン排管と、該ドレン排管を開閉するドレン弁と、前記滅菌槽内の気体を排気するための排気管と、該排気管を開閉する排気弁と、所定温度時における飽和蒸気圧力を算出する算出式が予め記憶されている記憶装置と、現在の滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気か否かを判断する制御部と、を具備し、前記制御部は、(A):前記温度センサにより測定された温度から、前記算出式に基づいて飽和蒸気圧力を算出する。(B):前記圧力センサにより測定された圧力値から、(A)工程で算出した飽和蒸気圧力を減算して現在圧力と飽和蒸気圧力の差分を算出する。(C):(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、そのまま滅菌工程を続行する。(D):(B)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、滅菌槽内の蒸気が過熱蒸気であると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を下げることにより滅菌槽内の温度を下げ、且つドレン弁を閉じてドレンの蒸発を促すように制御する。(E):(B)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、滅菌槽内の蒸気が湿り蒸気であるか又は非凝縮性ガス残留の可能性があると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を上げることにより滅菌槽内の温度を上げるように制御する。(F):(E)工程を実行しても、(B)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記排気弁を開き、滅菌槽内の脱気動作を実行するように制御する。脱気動作実行後に滅菌槽内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する。(G):(D)〜(F)の工程中も(A)〜(C)の工程を実行して(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(D)〜(F)の工程を終了して、滅菌工程を続行する。上記(A)〜(G)の工程を、滅菌工程中常時実行することを特徴としている。
この構成を採用することによって、滅菌工程中は、常時(A)〜(G)の動作を実行するため、滅菌工程中に何らかの原因によって滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気でなくなった場合であっても、確実な滅菌工程を実行することができる。また、不飽和蒸気となっているそれぞれの原因に基づいて制御を行うため、確実に不飽和蒸気の状態から飽和蒸気の状態へ復旧させることができる。
また、前記制御部は、前記(A)〜(B)の工程を、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行して滅菌槽内の空気を排出するコンディショニング工程の終了後から滅菌工程開始まで実行し、前記(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断して滅菌工程を開始し、前記(B)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、前記(D)工程を実行し、前記(B)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、前記(E)工程を実行し、前記(E)工程を実行しても、前記(B)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記(F)工程を実行し、(D)〜(F)の工程中も(A)〜(C)の工程を実行して(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(D)〜(F)の工程を終了して、滅菌工程を開始することを特徴としてもよい。
この構成によれば、滅菌工程の開始に際して、飽和蒸気であるかどうかを判断し、飽和蒸気である場合には、滅菌工程を開始し、飽和蒸気でないと判断した場合には飽和蒸気になるような動作の実行を経て飽和蒸気であると判断された後に滅菌工程を開始することができる。このため、確実な滅菌工程を実施できる。
また、モニタを具備し、前記制御部は、前記(b)工程又は前記(B)工程で算出された現在温度と飽和蒸気温度の差分を常時表示するように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、作業者は、現在の滅菌槽内の状態をリアルタイムに把握することができる。
また、前記制御部は、マイナス数値からプラス数値までが表示されたインジケータにおいて現在の差分を表示するように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、作業者は現在の滅菌槽内の状態を直感的に一瞬で把握することができる。
本発明の蒸気滅菌装置によれば、滅菌工程中常時飽和蒸気の状態を監視し、飽和状態でないと判断した場合に的確な制御を実行することにより、確実な滅菌工程を実行することができる。
蒸気滅菌装置の配管系統図である。 蒸気滅菌装置の第1の実施形態の動作を説明するフローチャートである。 図2の続きのフローチャートである。 図2の続きのフローチャートである。 第1の実施形態における滅菌工程前の動作を説明するフローチャートである。 図5の続きのフローチャートである。 図5の続きのフローチャートである。 蒸気滅菌装置の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである。 図8の続きのフローチャートである。 図8の続きのフローチャートである。 第2の実施形態における滅菌工程前の動作を説明するフローチャートである。 図11の続きのフローチャートである。 図11の続きのフローチャートである。 飽和蒸気監視画面の例を説明する説明図である。
(第1の実施形態)
以下、図面に基づいて蒸気滅菌装置について説明する。
図1は、第1の実施形態における蒸気滅菌装置の配管系統図である。
蒸気滅菌装置30は、被滅菌物を収容して滅菌処理を施す滅菌槽32を備えている。滅菌槽32は、内部圧力を所定の滅菌圧力に上昇させるために圧力容器又は耐圧密閉容器で構成されている。
また滅菌槽32は、内筒35と外筒37による二重筒構造となっている。内筒35の外壁面と外筒37の内壁面との間の空間がジャケット部34である。
内筒35の内部が被滅菌物を収容するチャンバー38として構成される。
ジャケット部34には、蒸気配管39が接続されており、ジャケット部34内には蒸気配管39からの蒸気が導入される。ジャケット部34は、チャンバー38を加熱するために蒸気を導入する部位であるため、ジャケット部34に導入する蒸気はクリーンな飽和蒸気である必要はない。したがって、本実施形態において、蒸気配管39から導入される蒸気は、一般蒸気として称する。
蒸気配管39の上流側は、蒸気滅菌装置30の外部に設けられている蒸気供給装置(図示せず)に接続されており、ジャケット部34へ導入される一般蒸気は、蒸気滅菌装置30の外部から供給される。蒸気配管39の中途部には蒸気配管39を開閉する開閉弁40が設けられている。
ジャケット部34に一般蒸気が導入されることにより、滅菌槽32の内部(チャンバー38)を加熱することができる。
チャンバー38には、クリーンな飽和蒸気を供給するための飽和蒸気配管42が接続されている。飽和蒸気配管42には、開閉弁43が設けられている。
また、飽和蒸気配管42の開閉弁40と、チャンバー38との間には、チャンバー38内に空気を供給するための給気管44が接続されている。給気管44には、フィルター46が設けられており、チャンバー38にはフィルター46を通過した清浄空気を導入できる。また、給気管44には、逆止弁47と開閉弁48とが設けられている。
チャンバー38の底部には、チャンバー38内のドレン、蒸気、空気を排出するための排気管50が接続されている。
また、ジャケット部34の底部には、ジャケット部34内のドレン、蒸気を排出するための排気管52が接続されている。
これら2本の排気管50、52は下流側で合流して1本の排気管53となり、外部へ排出可能になっている。
チャンバー38の排気管50から分岐して真空ポンプ54へ接続する、真空ポンプ排管55が設けられている。真空ポンプ排管55の、真空ポンプ54と排気管50との間には、開閉弁56と逆止弁57が設けられている。
なお、排気管50を通過して排出されるチャンバー38内の気体は、蒸気と液体と液体である水が混在している状態あるため真空ポンプ54は、水封式であることが好ましい。このため、真空ポンプ54には、開閉弁61を設けた真空ポンプ用給水管59と、真空ポンプ用排気・排水管58とが接続されている。真空ポンプ用排気・排水管58には、逆止弁60が設けられている。
チャンバー38の排気管50から分岐して、真空ポンプ排管55とは別に排気管62が設けられている。排気管62には、排気弁63と逆止弁64が設けられている。
チャンバー38の排気管50には、排気管53に合流する手前においてドレン弁65、ドレントラップ66、逆止弁67が設けられている。
また、ジャケット部34からの排気管52には、ドレントラップ68、逆止弁69が設けられている。
チャンバー38内には、チャンバー内の温度を測定する温度センサ70と、チャンバー内の圧力を測定する圧力センサ72が設けられている。
温度センサ70と圧力センサ72は、制御部74に接続されている。制御部74は、CPU等の中央処理装置と、ROM、RAM等のメモリとを有しており、予め設定されたプログラムに基づいて装置全体の動作制御を実行する。
温度センサ70と圧力センサ72は、温度と圧力を、コンディショニング工程終了から滅菌工程開始まで、及び滅菌工程中は常時測定しており、温度センサ70で測定された温度と圧力センサ72で測定された圧力値は、制御部74に常時入力される。
制御部74は、滅菌工程時においてチャンバー38内の蒸気が飽和蒸気か否かを常時判断し、飽和蒸気ではないと判断した場合には、所定の条件に基づいてチャンバー38が飽和蒸気で満たされるように各制御を実行する。この制御内容については後述する。
また、記憶装置76が設けられており、記憶装置76には、所定圧力時における飽和蒸気温度を算出する算出式が予め記憶されている。ただし、記憶装置76としては、制御部74とは別途設けられていてもよいし、制御部74内に含まれていてもよい。
制御部74には、モニタ77が接続されている。モニタ77は、タッチパネルモニタで構成されている。作業者はモニタ77をタッチして運転内容を入力することができ、また動作管理画面や履歴管理画面を表示することができる。さらに、モニタ77は、滅菌工程中の飽和蒸気の監視画面を表示することができる。
本実施形態の蒸気滅菌装置30の全体動作について、図2〜図4に基づいて説明する。
蒸気滅菌装置30は、滅菌工程の前段階として、チャンバー38内の空気を排出するコンディショニング工程(ステップS100)を実行する。
コンディショニング工程においては、制御部74が、真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38内を陰圧とし、その後真空ポンプ54の動作を停止する。そして、制御部74は、開閉弁43を開き飽和蒸気をチャンバー38内に供給する。
制御部74は、圧力センサ72によるチャンバー38内の圧力に基づいて、チャンバー38内の圧力が予め設定された所定の圧力に到達したと判断した場合、開閉弁43を閉じで飽和蒸気の供給を停止する。
そして、制御部74は、真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38内の蒸気を排出するとともに、チャンバー38内を陰圧とする。
制御部74は、このような陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数繰り返し行い、チャンバー38内の非凝縮性気体の排除を実行する。制御部74は、非凝縮性気体の排除終了後に、チャンバー38内が所定の圧力となるまで飽和蒸気をチャンバー38内に供給する。
制御部74は、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行してコンディショニング工程を終了した後、チャンバー38内の温度センサ70で検出された温度に基づいて、開閉弁43の開度を制御しつつ、飽和蒸気をチャンバー38に供給し、チャンバー38の温度が所定の温度に到達するように制御する。制御部74は、チャンバー38の温度が所定温度に到達したときに滅菌工程(ステップS102)を開始する。
滅菌工程(ステップS102)中は、制御部74は、チャンバー38内が、所定温度、所定圧力となるよう維持し、チャンバー38内の被滅菌物の滅菌を施す。
滅菌工程中も温度センサ70による温度は、常時制御部74に入力されており、制御部74では測定されたチャンバー38内の温度に基づいて飽和蒸気か否かを判断する。飽和蒸気か否かの判断は、以下のようなステップを経て行われる。
制御部74は、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出する(ステップS104)。本実施形態では、圧力センサ72により測定された圧力値における飽和蒸気温度を算出する。算出式としては、クラウジウス・クラペイロンの式の近似式又はテテンの式の近似式等を採用することができる。
制御部74は、温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS106)。このときの差分をxとする。
つまり、x=(実測温度)−(算出した飽和蒸気温度) である。
制御部74は、この差分xが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めxの値の許容範囲として、上限閾値a及び下限閾値bを予め設定しておき、xの値とaの値とbの値とを比較する(ステップS108)。
x>aの場合、図3に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は過熱蒸気であると判断する(ステップS112)。過熱蒸気の場合、温度に対して水量が少ない状態であるため、制御部74は、排気管50のドレン弁65を閉じてドレンがチャンバー38内に溜まるようにする。さらに制御部74は、開閉弁40を絞るように制御し、一般蒸気のジャケット部34への供給量を減少させてチャンバー38の温度が下がるように制御する(ステップS114)。
制御部74は、ステップS114の実行後、一定時間その状態で放置し、その後チャンバー38内の蒸気が、飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS116)、次に温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS118)。このときの差分をxとする。
つまり、x=(実測温度)−(算出した飽和蒸気温度) である。
制御部74は、この差分xが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めxの値の許容範囲として、上限閾値a及び下限閾値bを予め設定しておき、xの値とaの値とbの値とを比較する(ステップS120)。
それでもなおa>xの場合は、ステップS114の動作を続行し、a≧x≧bとなっていた場合は、ドレン弁65及び開閉弁40を開き、ドレンの貯留を止めると共に一般蒸気のジャケット部34への供給量を通常状態に戻す(ステップS122)。そして、図2のステップS104に戻り、滅菌工程を続行する。
なお、x<bの場合、図4に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気が湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のいずれかであると判断する(ステップS124)。ただし、湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のどちらかであるとは判断しない。
次に、制御部74は、開閉弁40を開き、ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させる(ステップS126)。これにより、チャンバー38内の温度を上昇させることができるため、湿り蒸気だった場合には湿り蒸気の状態を解消することができる。
制御部74は、ステップS126の実行後、一定時間その状態で放置し、その後飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS128)、次に温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS130)。このときの差分をxとする。
つまり、x=(実測温度)−(算出した飽和蒸気温度) である。
制御部74は、制御部74はxの値とbの値とを比較し、この差分xが下限閾値b以上になっていれば、湿り蒸気は解消したものであると判断する(ステップS132)。
飽和蒸気になったと判断できた場合、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻す(ステップS134)。そして、図2のステップS104に戻り、滅菌工程を続行する。
ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させても、それでもなおx<bの場合は、湿り蒸気ではなく非凝縮性ガスの残留の可能性があると判断し、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻し(ステップS136)、排気弁63を開いてチャンバー38内の脱気動作を実行する(ステップS138)。
滅菌工程中は、チャンバー38内は陽圧となっているので、排気弁63を開くことに開くことにより、チャンバー38の空気(非凝縮性ガス)を排出することができる。
制御部74は、ステップS138の実行後、一定時間その状態で放置し、その後圧力センサ72でチャンバー38内の圧力を測定しながら開閉弁43を開き、チャンバー38内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する(ステップS140)。そして、図2のステップS104に戻り、滅菌工程を続行する。
なお、図2において、a≧x≧bの場合、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は飽和蒸気であると判断し、所定時間が経過するまで滅菌工程を続行し、所定時間が経過したところで滅菌工程を終了する(ステップS122)。
滅菌終了後には、制御部74は、排気弁63を開き、チャンバー38内の陽圧によりチャンバー38内の蒸気を排気し、その後チャンバー38内が大気圧となったところで真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38の蒸気を排出する。
また、上述してきた飽和蒸気の監視制御は、滅菌工程中に実行される場合について説明したが、制御部74は、コンディショニング工程終了後から滅菌工程開始までの間に飽和蒸気か否かをチェックし、飽和蒸気であると判断した場合に滅菌工程を開始するようにしてもよい。
この動作を図5〜図7に基づいて説明する。
コンディショニング工程終了後、チャンバー38内には飽和蒸気が充填されており、このチャンバー38内の温度を滅菌開始温度まで上昇させるため、制御部74は、飽和蒸気をチャンバー38に供給し、チャンバー38の温度が滅菌開始温度に到達するように制御する(ステップS150)。
制御部74は、チャンバー加熱中の間、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出する(ステップS152)。本実施形態では、圧力センサ72により測定された圧力値における飽和蒸気温度を算出する。上記のように算出式としては、クラウジウス・クラペイロンの式の近似式又はテテンの式の近似式等を採用することができる。
制御部74は、温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS154)。このときの差分をxとする。
また、制御部74は、差分xを算出中も、温度センサ70によって測定されたチャンバー38内の温度が滅菌開始温度に到達したか否かを判断し(ステップS156)、滅菌開始温度に到達するまで加熱及び差分xの算出を継続する。
滅菌開始温度に到達したとき、制御部74は、予め設定された上限閾値a及び下限閾値bの範囲に差分xがあるかどうか、xの値とaの値とbの値とを比較する(ステップS158)。
a≧x≧bの場合、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は飽和蒸気であると判断し、滅菌工程を開始する(ステップS160)。
x>aの場合、図6に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は過熱蒸気であると判断する(ステップS162)。過熱蒸気の場合、温度に対して水量が少ない状態であるため、制御部74は、排気管50のドレン弁65を閉じてドレンがチャンバー38内に溜まるようにする。さらに制御部74は、開閉弁40を絞るように制御し、一般蒸気のジャケット部34への供給量を減少させてチャンバー38の温度が下がるように制御する(ステップS164)。
制御部74は、ステップS164の実行後、一定時間その状態で放置し、その後チャンバー38内の蒸気が、飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS166)、次に温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS168)。このときの差分をxとする。
制御部74は、この差分xが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めxの値の許容範囲として、上限閾値a及び下限閾値bを予め設定しておき、xの値とaの値とbの値とを比較する(ステップS170)。
それでもなおa>xの場合は、ステップS164の動作を続行し、a≧x≧bとなっていた場合は、ドレン弁65及び開閉弁40を開き、ドレンの貯留を止めると共に一般蒸気のジャケット部34への供給量を通常状態に戻す(ステップS172)。そして、制御部72は、滅菌工程を開始する(ステップS174)。
なお、x<bの場合、図7に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気が湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のいずれかであると判断する(ステップS175)。ただし、湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のどちらかであるとは判断しない。
次に、制御部74は、開閉弁40を開き、ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させる(ステップS176)。これにより、チャンバー38内の温度を上昇させることができるため、湿り蒸気だった場合には湿り蒸気の状態を解消することができる。
制御部74は、ステップS176の実行後、一定時間その状態で放置し、その後飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定圧力値における飽和蒸気温度を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS178)、次に温度センサ70によって測定された実測温度から算出式から算出された飽和蒸気温度を減算する(ステップS180)。このときの差分をxとする。
制御部74は、xの値とbの値とを比較し、この差分xが下限閾値b以上になっていれば、湿り蒸気は解消したものであると判断する(ステップS182)。
制御部74は、飽和蒸気になったと判断できた場合、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻す(ステップS184)。そして、滅菌工程を開始する(ステップS185)。
ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させても、それでもなおx<bの場合は、湿り蒸気ではなく非凝縮性ガスの残留の可能性があると判断し、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻し(ステップS186)、排気弁63を開いてチャンバー38内の脱気動作を実行する(ステップS188)。
滅菌工程中は、チャンバー38内は陽圧となっているので、排気弁63を開くことに開くことにより、チャンバー38の空気(非凝縮性ガス)を排出することができる。
制御部74は、ステップS188の実行後、一定時間その状態で放置し、その後圧力センサ72でチャンバー38内の圧力を測定しながら開閉弁43を開き、チャンバー38内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する(ステップS190)。そして、制御部74は、ステップS182に戻り、xの値とbの値とを比較し、この差分xが下限閾値b以上になっていれば、非凝縮性ガスの残留は解消したものであると判断する。差分xが下限閾値b以上になった場合、ステップS184の動作は実行せず、滅菌工程を開始する(ステップS185)。
(第2の実施形態)
次に、図8〜図10に基づいて第2の実施形態における全体動作について説明する。
なお、第1の実施形態の構成要素と同一の構成要素については同じ符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、滅菌工程時の制御を、チャンバー38内の温度から飽和蒸気圧力を算出して実行する点で第1の実施形態と異なっている。
蒸気滅菌装置30は、滅菌工程の前段階として、チャンバー38内の空気を排出するコンディショニング工程(ステップS200)を実行する。
コンディショニング工程においては、制御部74が、真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38内を陰圧とし、その後真空ポンプ54の動作を停止する。そして、制御部74は、開閉弁43を開き飽和蒸気をチャンバー38内に供給する。
制御部74は、圧力センサ72によるチャンバー38内の圧力に基づいて、チャンバー38内の圧力が予め設定された所定の圧力に到達したと判断した場合、開閉弁43を閉じで飽和蒸気の供給を停止する。
そして、制御部74は、真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38内の蒸気を排出するとともに、チャンバー38内を陰圧とする。
制御部74は、このような陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数繰り返し行い、チャンバー38内の非凝縮性気体の排除を実行する。制御部74は、非凝縮性気体の排除終了後に、チャンバー38内が所定の圧力となるまで飽和蒸気をチャンバー38内に供給する。
制御部74は、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行してコンディショニング工程を終了した後、チャンバー38内の温度センサ70で検出された温度に基づいて、開閉弁43の開度を制御しつつ、飽和蒸気をチャンバー38に供給し、チャンバー38の温度が所定の温度に到達するように制御する。制御部74は、チャンバー38の温度が所定温度に到達したときに滅菌工程(ステップS202)を開始する。
滅菌工程(ステップS202)中は、制御部74は、チャンバー38内の圧力センサ72で検出された圧力に基づいて、開閉弁43の開度を制御しつつ、チャンバー38内が所定圧力に到達するように制御する。また、制御部74はジャケット部34内に一般蒸気を導入して、チャンバー38内が所定温度となるように制御する。
制御部74は、チャンバー38内が、所定温度、所定圧力となるよう維持し、チャンバー38内の被滅菌物の滅菌を施す。
滅菌工程中も圧力センサ72による温度は、常時制御部74に入力されており、制御部74では測定されたチャンバー38内の圧力に基づいて飽和蒸気か否かを判断する。飽和蒸気か否かの判断は、以下のようなステップを経て行われる。
制御部74は、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出する(ステップS204)。本実施形態では、温度センサ70により測定された温度における飽和蒸気圧力を算出する。算出式としては、クラウジウス・クラペイロンの式の近似式又はテテンの式の近似式等を採用することができる。
制御部74は、圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS206)。このときの差分をyとする。
つまり、y=(実測圧力)−(算出した飽和蒸気圧力) である。
制御部74は、この差分yが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めyの値の許容範囲として、上限閾値c及び下限閾値dを予め設定しておき、yの値とcの値とdの値とを比較する(ステップS208)。
y>cの場合、図9に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は過熱蒸気であると判断する(ステップS212)。過熱蒸気の場合、温度に対して水量が少ない状態であるため、制御部74は、排気管50のドレン弁65を閉じてドレンがチャンバー38内に溜まるようにする。さらに制御部74は、開閉弁40を絞るように制御し、一般蒸気のジャケット部34への供給量を減少させてチャンバー38の温度が下がるように制御する(ステップS214)。
制御部74は、ステップS214の実行後、一定時間その状態で放置し、その後チャンバー38内の蒸気が、飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS216)、次に圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS218)。このときの差分をyとする。
つまり、y=(実測圧力)−(算出した飽和蒸気圧力) である。
制御部74は、この差分yが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めyの値の許容範囲として、上限閾値c及び下限閾値dを予め設定しておき、yの値とcの値とdの値とを比較する(ステップS220)。
それでもなおc>yの場合は、ステップS214の動作を続行し、c≧y≧dとなっていた場合は、ドレン弁65及び開閉弁40を開き、ドレンの貯留を止めると共に一般蒸気のジャケット部34への供給量を通常状態に戻す(ステップS222)。そして、図8のステップS204に戻り、滅菌工程を続行する。
なお、y<dの場合、図10に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気が湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のいずれかであると判断する(ステップS224)。ただし、湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のどちらかであるとは判断しない。
次に、制御部74は、開閉弁40を開き、ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させる(ステップS226)。これにより、チャンバー38内の温度を上昇させることができるため、湿り蒸気だった場合には湿り蒸気の状態を解消することができる。
制御部74は、ステップS226の実行後、一定時間その状態で放置し、その後飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS228)、次に圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS230)。このときの差分をyとする。
つまり、y=(実測圧力)−(算出した飽和蒸気圧力) である。
制御部74は、制御部74はyの値とdの値とを比較し、この差分yが下限閾値d以上になっていれば、湿り蒸気は解消したものであると判断する(ステップS232)。
飽和蒸気になったと判断できた場合、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻す(ステップS234)。そして、図8のステップS204に戻り、滅菌工程を続行する。
ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させても、それでもなおy<dの場合は、湿り蒸気ではなく非凝縮性ガスの残留の可能性があると判断し、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻し(ステップS236)、排気弁63を開いてチャンバー38内の脱気動作を実行する(ステップS238)。
滅菌工程中は、チャンバー38内は陽圧となっているので、排気弁63を開くことに開くことにより、チャンバー38の空気(非凝縮性ガス)を排出することができる。
制御部74は、ステップS238の実行後、一定時間その状態で放置し、その後圧力センサ72でチャンバー38内の圧力を測定しながら開閉弁43を開き、チャンバー38内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する(ステップS240)。そして、図8のステップS204に戻り、滅菌工程を続行する。
なお、図8において、c≧y≧dの場合、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は飽和蒸気であると判断し、所定時間が経過するまで滅菌工程を続行し、所定時間が経過したところで滅菌工程を終了する(ステップS222)。
滅菌終了後には、制御部74は、排気弁63を開き、チャンバー38内の陽圧によりチャンバー38内の蒸気を排気し、その後チャンバー38内が大気圧となったところで真空ポンプ54を駆動させてチャンバー38の蒸気を排出する。
また、上述してきた飽和蒸気の監視制御は、滅菌工程中に実行される場合について説明したが、制御部74は、コンディショニング工程終了後から滅菌工程開始までの間に飽和蒸気か否かをチェックし、飽和蒸気であると判断した場合に滅菌工程を開始するようにしてもよい。
この動作を図11〜図13に基づいて説明する。
コンディショニング工程終了後、チャンバー38内には飽和蒸気が充填されており、このチャンバー38内の温度を滅菌開始温度まで上昇させるため、制御部74は、飽和蒸気をチャンバー38に供給し、チャンバー38の温度が滅菌開始温度に到達するように制御する(ステップS250)。
制御部74は、チャンバー加熱中の間、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出する(ステップS252)。本実施形態では、温度センサ70により測定された温度における飽和蒸気圧力を算出する。上記のように算出式としては、クラウジウス・クラペイロンの式の近似式又はテテンの式の近似式等を採用することができる。
制御部74は、圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS254)。このときの差分をyとする。
また、制御部74は、差分yを算出中も、温度センサ70によって測定されたチャンバー38内の温度が滅菌開始温度に到達したか否かを判断し(ステップS256)、滅菌開始温度に到達するまで加熱及び差分yの算出を継続する。
滅菌開始温度に到達したとき、制御部74は、予め設定された上限閾値c及び下限閾値dの範囲に差分yがあるかどうか、yの値とcの値とdの値とを比較する(ステップS258)。
c≧y≧dの場合、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は飽和蒸気であると判断し、滅菌工程を開始する(ステップS260)。
y>cの場合、図12に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気は過熱蒸気であると判断する(ステップS262)。過熱蒸気の場合、温度に対して水量が少ない状態であるため、制御部74は、排気管50のドレン弁65を閉じてドレンがチャンバー38内に溜まるようにする。さらに制御部74は、開閉弁40を絞るように制御し、一般蒸気のジャケット部34への供給量を減少させてチャンバー38の温度が下がるように制御する(ステップS264)。
制御部74は、ステップS264の実行後、一定時間その状態で放置し、その後チャンバー38内の蒸気が、飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS266)、次に圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS268)。このときの差分をyとする。
制御部74は、この差分yが所定の範囲内であるかどうかを判断する。制御部74は予めyの値の許容範囲として、上限閾値c及び下限閾値dを予め設定しておき、yの値とcの値とdの値とを比較する(ステップS270)。
それでもなおy>cの場合は、ステップS264の動作を続行し、c≧y≧dとなっていた場合は、ドレン弁65及び開閉弁40を開き、ドレンの貯留を止めると共に一般蒸気のジャケット部34への供給量を通常状態に戻す(ステップS272)。そして、制御部72は、滅菌工程を開始する(ステップS274)。
なお、y<dの場合、図13に示すように、制御部74は、チャンバー38内の蒸気が湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のいずれかであると判断する(ステップS275)。ただし、湿り蒸気か、又は非凝縮性ガスの残留のどちらかであるとは判断しない。
次に、制御部74は、開閉弁40を開き、ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させる(ステップS276)。これにより、チャンバー38内の温度を上昇させることができるため、湿り蒸気だった場合には湿り蒸気の状態を解消することができる。
制御部74は、ステップS276の実行後、一定時間その状態で放置し、その後飽和蒸気になったか否かを判断する。すなわち、制御部74は、所定温度における飽和蒸気圧力を、記憶装置76に記憶されている算出式から算出し(ステップS278)、次に圧力センサ72によって測定された実測圧力から算出式から算出された飽和蒸気圧力を減算する(ステップS280)。このときの差分をyとする。
制御部74は、yの値とdの値とを比較し、この差分yが下限閾値d以上になっていれば、湿り蒸気は解消したものであると判断する(ステップS282)。
制御部74は、飽和蒸気になったと判断できた場合、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻す(ステップS284)。そして、滅菌工程を開始する(ステップS285)。
ジャケット部34への一般蒸気の供給量を増加させても、それでもなおy<dの場合は、湿り蒸気ではなく非凝縮性ガスの残留の可能性があると判断し、開閉弁40を絞ってジャケット部34への一般蒸気の供給量を通常状態に戻し(ステップS286)、排気弁63を開いてチャンバー38内の脱気動作を実行する(ステップS288)。
滅菌工程中は、チャンバー38内は陽圧となっているので、排気弁63を開くことに開くことにより、チャンバー38の空気(非凝縮性ガス)を排出することができる。
制御部74は、ステップS288の実行後、一定時間その状態で放置し、その後圧力センサ72でチャンバー38内の圧力を測定しながら開閉弁43を開き、チャンバー38内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する(ステップS290)。そして、制御部74は、ステップS282に戻り、yの値とdの値とを比較し、この差分yが下限閾値d以上になっていれば、非凝縮性ガスの残留は解消したものであると判断する。差分yが下限閾値d以上になった場合、ステップS284の動作は実行せず、滅菌工程を開始する(ステップS285)。
(他の実施形態)
なお、上述した各実施形態は、ジャケット部に一般蒸気を導入する構成であったが、ジャケット部に飽和蒸気を供給し、ジャケット部からチャンバー内に飽和蒸気を供給する構成であってもよい。
(モニタの飽和蒸気監視画面)
図14に基づいて、モニタ77に表示される飽和蒸気監視画面について説明する。なお、この画面表示では、第1の実施形態で説明した現在温度と飽和蒸気温度の差分をインジケータで表示できる点に特徴がある。
図14のモニタ77での表示画面の一番上の欄80には、運転パターン、登録NO.、工程名称が表示される。制御部74は、装置に異常が発生した場合には、この欄80の色を通常運転時とは異なる色を表示させて作業者に異常を知らせるように制御する。
また、上から2段目の欄82には、エアフィルター滅菌積算時間が表示され、エアフィルターの交換時期を作業者に知らせることができる。
中央の欄84には、各タイマー及び各カウンターの設定値と現在値が表示される。
中央の欄84の右下に、理論蒸気温度範囲インジケータ86が表示される。
この理論蒸気温度範囲インジケータ86(以下、単にインジケータと称する)は、現在温度と飽和蒸気温度の差分の値を、コンディショニング工程終了後から滅菌工程までの間、及び滅菌工程中においてリアルタイムで表示するものである。インジケータ86は、半円状で12時方向が0、1時方向に1、2時方向に2、3時方向に3の目盛りが配置され、11時方向に−1、10時方向に−2、9時方向に−3の目盛りが配置されている。この目盛りの単位は℃である。
制御部74は、算出した差分の値に応じて、針87の先端が算出した値に対応する目盛りの位置を指すように制御する。
例えば、図14では針87の先端は−1.4を指している。これは、制御部74が、現在温度と飽和蒸気温度の差分を算出して、差分の値が−1.4(℃)であることを算出したため、針87の先端が10時と11時の間の該当する個所を向くよう制御したものである。
作業者は、このようなインジケータ86を見ることにより、チャンバー38の内部状態が飽和蒸気であるのか、過熱蒸気であるのか、湿り蒸気又は非凝縮性ガスが含まれているかを直感的に一瞬で把握できる。
インジケータ86の針87が0を指している場合は、理想的な飽和蒸気であると判断できる。また、プラス方向を指している場合は、湿り気が少ない状態であると判断できる。プラスの値が大きい場合は過熱蒸気であると判断できる。また、インジケータ86の針87がマイナス方向を指している場合は、湿り気が多い状態か非凝縮性ガスが存在していると判断できる。マイナスの値が大きい場合は湿り蒸気又は非凝縮性ガスが多く残留していると判断できる。
インジケータ86の例として、現在温度と飽和蒸気温度の差分をリアルタイムに表示するものを説明したが、現在圧力と飽和蒸気圧力の差分をリアルタイムに表示するものであってもよい。
また、インジケータ86の例として、アナログ式のように、針が該当する数値を指すような例を説明したが、表示方法はこのような実施形態に限定するものではない。例えば、デジタル式のように数値のみを表示するなどの構成を採用してもよい。
30 蒸気滅菌装置
32 滅菌槽
34 ジャケット部
35 内筒
37 外筒
38 チャンバー
39 蒸気配管
40 開閉弁
42 飽和蒸気配管
43 開閉弁
44 給気管
46 フィルター
47 逆止弁
48 開閉弁
50 排気管
52 排気管
53 排気管
54 真空ポンプ
55 真空ポンプ排管
56 開閉弁
57 逆止弁
58 真空ポンプ用排気・排水管
59 真空ポンプ用給水管
60 逆止弁
61 開閉弁
62 排気管
63 排気弁
64 逆止弁
65 ドレン弁
66 ドレントラップ
67 逆止弁
68 ドレントラップ
69 逆止弁
70 温度センサ
72 圧力センサ
74 制御部
76 記憶装置
80 欄
82 欄
84 欄
86 理論蒸気温度範囲インジケータ
87 針

Claims (8)

  1. 被滅菌物を収容する滅菌槽と、
    装置外部から導入された飽和蒸気を前記滅菌槽内に供給する飽和蒸気配管と、
    前記滅菌槽の周囲に設けられ、前記飽和蒸気配管又は前記飽和蒸気配管とは別の蒸気配管が接続されたジャケット部と、
    前記滅菌槽内の圧力を測定する圧力センサと、
    前記滅菌槽内の温度を測定する温度センサと、
    前記滅菌槽内のドレンを排出するドレン排管と、
    該ドレン排管を開閉するドレン弁と、
    前記滅菌槽内の気体を排気するための排気管と、
    該排気管を開閉する排気弁と、
    所定圧力時における飽和蒸気温度を算出する算出式が予め記憶されている記憶装置と、
    現在の滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気か否かを判断する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、
    (a):前記圧力センサにより測定された圧力値から、前記算出式に基づいて飽和蒸気温度を算出する。
    (b):前記温度センサにより測定された温度から、(a)工程で算出した飽和蒸気温度を減算して現在温度と飽和蒸気温度の差分を算出する。
    (c):(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、そのまま滅菌工程を続行する。
    (d):(b)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、滅菌槽内の蒸気が過熱蒸気であると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を下げることにより滅菌槽内の温度を下げ、且つドレン弁を閉じてドレンの蒸発を促すように制御する。
    (e):(b)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、滅菌槽内の蒸気が湿り蒸気であるか又は非凝縮性ガス残留の可能性があると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を上げることにより滅菌槽内の温度を上げるように制御する。
    (f):(e)工程を実行しても、(b)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記排気弁を開き、滅菌槽内の脱気動作を実行するように制御する。脱気動作実行後に滅菌槽内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する。
    (g):(d)〜(f)の工程中も(a)〜(c)の工程を実行して(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(d)〜(f)の工程を終了して、滅菌工程を続行する。
    上記(a)〜(g)の工程を、滅菌工程中常時実行することを特徴とする蒸気滅菌装置。
  2. 前記制御部は、
    前記(a)〜(b)の工程を、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行して滅菌槽内の空気を排出するコンディショニング工程の終了後から滅菌工程開始まで実行し、
    滅菌槽内の温度が滅菌工程開始温度に到達した際に、
    前記(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断して滅菌工程を開始し、
    前記(b)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、前記(d)工程を実行し、
    前記(b)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、前記(e)工程を実行し、
    前記(e)工程を実行しても、前記(b)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記(f)工程を実行し、
    (d)〜(f)の工程中も(a)〜(c)の工程を実行して(b)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(d)〜(f)の工程を終了して、滅菌工程を開始することを特徴とする請求項1記載の蒸気滅菌装置。
  3. モニタを具備し、
    前記制御部は、前記(b)工程で算出された現在温度と飽和蒸気温度の差分を常時表示するように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の蒸気滅菌装置。
  4. 前記制御部は、マイナス数値からプラス数値までが表示されたインジケータにおいて現在の差分を表示するように制御することを特徴とする請求項3記載の蒸気滅菌装置。
  5. 被滅菌物を収容する滅菌槽と、
    装置外部から導入された飽和蒸気を前記滅菌槽内に供給する飽和蒸気配管と、
    前記滅菌槽の周囲に設けられ、前記飽和蒸気配管又は前記飽和蒸気配管とは別の蒸気配管が接続されたジャケット部と、
    前記滅菌槽内の圧力を測定する圧力センサと、
    前記滅菌槽内の温度を測定する温度センサと、
    前記滅菌槽内のドレンを排出するドレン排管と、
    該ドレン排管を開閉するドレン弁と、
    前記滅菌槽内の気体を排気するための排気管と、
    該排気管を開閉する排気弁と、
    所定温度時における飽和蒸気圧力を算出する算出式が予め記憶されている記憶装置と、
    現在の滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気か否かを判断する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、
    (A):前記温度センサにより測定された温度から、前記算出式に基づいて飽和蒸気圧力を算出する。
    (B):前記圧力センサにより測定された圧力値から、(A)工程で算出した飽和蒸気圧力を減算して現在圧力と飽和蒸気圧力の差分を算出する。
    (C):(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、そのまま滅菌工程を続行する。
    (D):(B)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、滅菌槽内の蒸気が過熱蒸気であると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を下げることにより滅菌槽内の温度を下げ、且つドレン弁を閉じてドレンの蒸発を促すように制御する。
    (E):(B)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、滅菌槽内の蒸気が湿り蒸気であるか又は非凝縮性ガス残留の可能性があると判断し、前記ジャケット部に導入される蒸気温度を上げることにより滅菌槽内の温度を上げるように制御する。
    (F):(E)工程を実行しても、(B)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記排気弁を開き、滅菌槽内の脱気動作を実行するように制御する。脱気動作実行後に滅菌槽内の圧力が所定圧力となるまで飽和蒸気を供給する。
    (G):(D)〜(F)の工程中も(A)〜(C)の工程を実行して(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(D)〜(F)の工程を終了して、滅菌工程を続行する。
    上記(A)〜(G)の工程を、滅菌工程中常時実行することを特徴とする蒸気滅菌装置。
  6. 前記制御部は、
    前記(A)〜(B)の工程を、陰圧、給蒸、蒸気排出のサイクルを所定回数実行して滅菌槽内の空気を排出するコンディショニング工程の終了後から滅菌工程開始まで実行し、
    前記(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入っている場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断して滅菌工程を開始し、
    前記(B)工程で算出した差分が、上限閾値を越えている場合は、前記(D)工程を実行し、
    前記(B)工程で算出した差分が、下限閾値未満の場合は、前記(E)工程を実行し、
    前記(E)工程を実行しても、前記(B)工程で算出した差分が限閾値未満の場合は、前記(F)工程を実行し、
    (D)〜(F)の工程中も(A)〜(C)の工程を実行して(B)工程で算出した差分が、上限閾値以下且つ下限閾値以上の範囲に入った場合は、滅菌槽内の蒸気が飽和蒸気であると判断し、(D)〜(F)の工程を終了して、滅菌工程を開始することを特徴とする請求項5記載の蒸気滅菌装置。
  7. モニタを具備し、
    前記制御部は、前記(B)工程で算出された現在圧力と飽和蒸気圧力の差分を常時表示するように制御することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の蒸気滅菌装置。
  8. 前記制御部は、マイナス数値からプラス数値までが表示されたインジケータにおいて現在の差分を表示するように制御することを特徴とする請求項7記載の蒸気滅菌装置。
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