JP6810558B2 - ガス還流装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排出ガスを吸気系に供給するガス還流装置に関する。
エンジンの排気系と吸気系とを接続することにより、排出ガスの一部を吸気系に供給するガス還流装置が提案されている(特許文献1参照)。このように、燃焼室に向かう吸入空気に排出ガスを混合させることにより、ポンプ損失を低減させて燃費性能を向上させることや、燃焼温度を低下させて排出ガスの浄化性能を向上させることができる。
実開平3−114563号公報
ところで、エンジンの燃費性能や排出ガスの浄化性能を更に向上させるためには、各吸気ポートに対して排出ガスを均等に分配することが重要である。このため、吸気系においては、吸入空気に排出ガスを適切に混合させることが求められている。
本発明の目的は、吸入空気に排出ガスを適切に混合させることにある。
本発明のガス還流装置は、エンジンの排気系から吸気系に排出ガスを供給するガス還流装置であって、前記エンジンの吸気ポートに接続される複数の吸気通路と、前記複数の吸気通路の上流側端部に接続される集合部と、を備える吸気マニホールドと、前記排気系から排出ガスを案内するガス通路に接続され、前記集合部に開口する複数の放出ポートから排出ガスを放出するガス放出部と、前記ガス放出部に設けられ、前記複数の放出ポートのうち前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替えるバルブ機構と、前記エンジンの吸気行程に基づいて前記バルブ機構を制御し、前記ガス通路に連通する放出ポートを吸気行程毎に切り替えるバルブ制御部と、を有し、前記バルブ機構は、前記集合部に収容される外側筒体と、前記外側筒体に回転自在に収容されて前記ガス通路に連通する内側筒体と、前記内側筒体を回転駆動する駆動部と、を備え、前記外側筒体には前記複数の放出ポートが形成され、前記内側筒体には回転角に応じて前記複数の放出ポートの何れかに対向する連通ポートが形成され、前記バルブ制御部は、前記外側筒体に対して前記内側筒体を回転させ、前記複数の放出ポートから前記連通ポートに対向する放出ポートを切り替えることにより、吸気行程毎に前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替える。
本発明のガス還流装置は、エンジンの排気系から吸気系に排出ガスを供給するガス還流装置であって、前記エンジンの吸気ポートに接続される複数の吸気通路と、前記複数の吸気通路の上流側端部に接続される集合部と、を備える吸気マニホールドと、前記排気系から排出ガスを案内するガス通路に接続され、前記集合部に開口する複数の放出ポートから排出ガスを放出するガス放出部と、前記ガス放出部に設けられ、前記複数の放出ポートのうち前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替えるバルブ機構と、前記エンジンの運転領域に基づいて前記バルブ機構を制御し、前記ガス通路に連通する放出ポートを運転領域毎に切り替えるバルブ制御部と、を有し、前記バルブ機構は、前記集合部に収容される外側筒体と、前記外側筒体に回転自在に収容されて前記ガス通路に連通する内側筒体と、前記内側筒体を回転駆動する駆動部と、を備え、前記外側筒体には前記複数の放出ポートが形成され、前記内側筒体には回転角に応じて前記複数の放出ポートの何れかに対向する連通ポートが形成され、前記バルブ制御部は、前記外側筒体に対して前記内側筒体を回転させ、前記複数の放出ポートから前記連通ポートに対向する放出ポートを切り替えることにより、運転領域毎に前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替える。
本発明によれば、吸気マニホールドの集合部に開口する複数の放出ポートのうち、排出ガスを案内するガス通路に連通する放出ポートを、バルブ機構によって切り替えるようにしたので、吸入空気に排出ガスを適切に混合させることができる。
本発明の一実施の形態であるガス還流装置が適用されたエンジンを示す概略図である。 図1のA−A線に沿って吸気マニホールドおよびEGRユニットを示す断面図である。 図2のA−A線に沿って吸気マニホールドおよびEGRユニットを示す断面図である。 (a)〜(d)は、外側筒体に形成される放出ポート、および内側筒体に形成される連通ポートを示す展開図である。 EGRガスの供給タイミングの一例を示す説明図である。 エンジンの運転領域の一例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態であるガス還流装置が備えるEGRユニットの構成を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態であるガス還流装置が備えるEGRユニットの構成を示す断面図である。
[実施形態1]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態(実施形態1)であるガス還流装置10が適用されたエンジン11を示す概略図である。なお、図示するエンジン11は、4つのシリンダS1〜S4を備えた4気筒の水平対向エンジンであるが、これに限られることはない。例えば、直列エンジンやV型エンジン等のエンジンであっても良く、4気筒以外の気筒数を備えたエンジンであっても良い。
図1に示すように、エンジン11は、シリンダボア12が形成されるシリンダブロック13と、これに取り付けられるシリンダヘッド14と、を有している。シリンダヘッド14には、燃焼室15に連通する複数の吸気ポート16が形成され、燃焼室15に連通する図示しない複数の排気ポートが形成される。吸気ポート16に接続される吸気系17は、吸気ダクト18、スロットルボディ19および吸気マニホールド20等によって構成される。吸気マニホールド20は、各吸気ポート16に接続される複数のブランチ(吸気通路)21〜24と、各ブランチ21〜24の上流側端部21a〜24aが接続されるコレクタ(集合部)25と、を備えている。また、排気ポートに接続される排気系26は、排気管27や図示しない排気マニホールド等によって構成される。吸気系17を流れる吸入空気は、スロットルボディ19を経て流量調整された後に、吸気マニホールド20のコレクタ25から各ブランチ21〜24に分配され、各ブランチ21〜24から吸気ポート16を経て燃焼室15に供給される。そして、燃焼室15から排出される排出ガスは、図示しない排気ポートから排気系26に供給され、図示しない触媒コンバータや消音器を経て外部に排出される。
[ガス還流装置]
エンジン11の燃費性能等を向上させるため、エンジン11にはガス還流装置10が設けられている。このガス還流装置10は、排気系26から吸気系17に排出ガスの一部を還流させる機能を備えている。ガス還流装置10は、吸気マニホールド20のコレクタ25に取り付けられるEGRユニット(ガス放出部)30と、EGRユニット30および排気管27を互いに接続するEGR配管(ガス通路)31と、を有している。また、排出ガスを案内するEGR配管31には、排気系26から吸気系17に向かう排出ガスの流量を調整するEGRバルブ32が設けられている。さらに、ガス還流装置10には、EGRユニット30やEGRバルブ32に制御信号を出力するため、コンピュータやメモリ等によって構成されるコントローラ33が設けられている。また、エンジン11の図示しないクランク軸付近にはクランク角を検出するクランク角センサ40が設けられ、コントローラ33にはクランク角センサ40の出力が入力される。このようなガス還流装置10によって排気系26から吸気系17には排出ガスの一部がEGRガスとして供給され、EGRガスの供給タイミングや供給量はEGRユニット30やEGRバルブ32によって制御される。なお、EGRとは、「Exhaust Gas Recirculation」である。
続いて、EGRユニット30の構成について説明する。図2は図1のA−A線に沿って吸気マニホールド20およびEGRユニット30を示す断面図である。また、図3は図2のA−A線に沿って吸気マニホールド20およびEGRユニット30を示す断面図である。
図2および図3に示すように、吸気マニホールド20のコレクタ25には、EGRユニット30が取り付けられている。EGRユニット30は、コレクタ25に収容されて固定される外側筒体34と、外側筒体34に回転自在に収容される内側筒体35と、内側筒体35を回転駆動する電動モータ(駆動部)36と、を有している。なお、電動モータ36には駆動ギヤ37が設けられており、内側筒体35には駆動ギヤ37に噛み合う従動ギヤ38が設けられている。
外側筒体34には、各ブランチ21〜24の開口部に対向する4つの放出ポートP1〜P4が形成されている。つまり、外側筒体34には、コレクタ25内に開口する4つの放出ポートP1〜P4が形成されている。また、EGR配管31に連通する内側筒体35には、2つの連通ポートPa,Pbが形成されている。内側筒体35が備える一方の連通ポートPaは、放出ポートP1,P2に対向する位置に形成されており、内側筒体35が備える他方の連通ポートPbは、放出ポートP3,P4に対向する位置に形成されている。電動モータ36を駆動して内側筒体35を回転させることにより、外側筒体34の放出ポートP1,P2に内側筒体35の連通ポートPaを対向させることができ、外側筒体34の放出ポートP3,P4に内側筒体35の連通ポートPbを対向させることができる。
ここで、図4(a)〜(d)は、外側筒体34に形成される放出ポートP1〜P4、および内側筒体35に形成される連通ポートPa,Pbを示す展開図である。図4(a)〜(d)のそれぞれには、内側筒体35を矢印α方向に90°ずつ回転させた状態が示されている。また、図4(a)〜(d)において、縦方向に伸びる一点鎖線は外側筒体34および内側筒体35の周方向における同一位置を示しており、横方向に伸びる破線Xa,Xbは外側筒体34および内側筒体35の軸方向における同一位置を示している。なお、図4(a)に示した内側筒体35の回転位置は、図3に示した内側筒体35の回転位置と同じ位置である。
図4(a)〜(d)に示すように、内側筒体35を回転させることにより、外側筒体34の放出ポートP1〜P4に対して、内側筒体35の連通ポートPa,Pbを順々に対向させることができる。すなわち、図4(a)に示す内側筒体35の回転位置においては、内側筒体35の連通ポートPaが外側筒体34の放出ポートP1に対向し、図4(b)に示す内側筒体35の回転位置においては、内側筒体35の連通ポートPbが外側筒体34の放出ポートP3に対向する。また、図4(c)に示す内側筒体35の回転位置においては、内側筒体35の連通ポートPaが外側筒体34の放出ポートP2に対向し、図4(d)に示す内側筒体35の回転位置においては、内側筒体35の連通ポートPbが外側筒体34の放出ポートP4に対向する。
そして、図4(a)に示すように、連通ポートPaが放出ポートP1に対向すると、EGR配管31に対して放出ポートP1が連通するため、放出ポートP1からコレクタ25内にEGRガスが放出される。また、図4(b)に示すように、連通ポートPbが放出ポートP3に対向すると、EGR配管31に対して放出ポートP3が連通するため、放出ポートP3からコレクタ25内にEGRガスが放出される。また、図4(c)に示すように、連通ポートPaが放出ポートP2に対向すると、EGR配管31に対して放出ポートP2が連通するため、放出ポートP2からコレクタ25内にEGRガスが放出される。また、図4(d)に示すように、連通ポートPbが放出ポートP4に対向すると、EGR配管31に対して放出ポートP4が連通するため、放出ポートP4からコレクタ25内にEGRガスが放出される。
このように、EGRユニット30には、EGR配管31に連通する放出ポートP1〜P4を切り替えるため、外側筒体34および内側筒体35からなるロータリバルブ(バルブ機構)39が設けられている。このロータリバルブ39においては、電動モータ36によって内側筒体35を回転させることにより、EGR配管31に連通する放出ポートP1〜P4、つまりEGRガスを放出するための放出ポートP1〜P4を切り替えることができる。また、ロータリバルブ39の作動状態は、電動モータ36を制御するコントローラ(バルブ制御部)33によって制御される。
[EGRガスの供給タイミング]
続いて、EGRガスの供給タイミングについて説明する。図5はEGRガスの供給タイミングの一例を示す説明図である。図5には、シリンダS1についてのみ、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程が示されており、他のシリンダS2〜S4については吸気行程のみが示されている。図5に示すように、図示するエンジン11は4ストロークエンジンであることから、クランク軸を2回転させることによって1回の燃焼サイクル(吸気行程〜排気行程)が完了する。また、図示するエンジン11は4気筒エンジンであることから、クランク軸が180°回転する度に、何れかのシリンダS1〜S4の吸気行程Int1〜Int4が実行される。
図5に示すように、電動モータ36によって駆動される内側筒体35の回転速度は、エンジン回転数の半分に制御されている。つまり、クランク軸が2回転する間に内側筒体35を1回転させるように、コントローラ33によって電動モータ36の回転速度が制御されている。これにより、クランク軸が180°回転する度にEGR配管31に連通する放出ポートP1〜P4を切り替えることができ、各シリンダS1〜S4に対して適切な放出ポートP1〜P4からEGRガスを供給することができる。
つまり、図5に符号e1で示すように、シリンダS1の吸気行程Int1が開始される際には、吸気行程Int1が開始される直前のタイミング(クランク角)に合わせて、放出ポートP1からEGRガスが供給される。また、図5に符号e3で示すように、シリンダS3の吸気行程Int3が開始される際には、吸気行程Int3が開始される直前のタイミングに合わせて、放出ポートP3からEGRガスが供給される。また、図5に符号e2で示すように、シリンダS2の吸気行程Int2が開始される際には、吸気行程Int2が開始される直前のタイミングに合わせて、放出ポートP2からEGRガスが供給される。また、図5に符号e4で示すように、シリンダS4の吸気行程Int4が開始される際には、吸気行程Int4が開始される直前のタイミングに合わせて、放出ポートP4からEGRガスが供給される。
これまで説明したように、各シリンダの吸気行程Int1〜Int4に基づいて(クランク角に基づいて)ロータリバルブ39が制御され、吸気行程Int1〜Int4毎にEGRガスを供給する放出ポートP1〜P4が切り替えられる。このように、吸気行程Int1〜Int4毎に放出ポートP1〜P4を切り替えることにより、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
また、前述の説明では、放出ポートP1からシリンダS1にEGRガスを供給し、放出ポートP2からシリンダS2にEGRガスを供給し、放出ポートP3からシリンダS3にEGRガスを供給し、放出ポートP4からシリンダS4にEGRガスを供給しているが、これに限られることはない。例えば、各シリンダS1〜S4に対してEGRガスを適切に供給することが可能であれば、放出ポートP1からシリンダS1以外にEGRガスを供給しても良く、放出ポートP2からシリンダS2以外にEGRガスを供給しても良く、放出ポートP3からシリンダS3以外にEGRガスを供給しても良く、放出ポートP4からシリンダS4以外にEGRガスを供給しても良い。
[実施形態2]
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。前述の説明では、内側筒体35を連続的に回転させることにより、エンジン11の吸気行程に基づいてロータリバルブ39を切り替えているが、これに限られることはなく、エンジン11の運転領域毎に内側筒体35を所定の回転位置で停止させても良い。そこで、本発明の他の実施の形態(実施形態2)であるガス還流装置50においては、エンジン11の運転領域毎に内側筒体35を所定の回転位置で停止させ、エンジン11の運転領域に基づいてロータリバルブ39が制御される。なお、図1に示すように、実施形態2のガス還流装置50においては、バルブ制御部としてのコントローラ51を除いて、前述した実施形態1のガス還流装置10と同様の構成を有している。
図6はエンジン11の運転領域の一例を示す説明図である。図6に示すように、エンジン11には、エンジン回転数やエンジントルクに基づいて、複数の運転領域A1〜A4が設定されている。そして、コントローラ51は、エンジン11の運転領域がA1である場合に、放出ポートP1から各シリンダS1〜S4にEGRガスを供給し、エンジン11の運転領域がA2である場合に、放出ポートP2から各シリンダS1〜S4にEGRガスを供給する。つまり、エンジン11の運転領域がA1である場合に、コントローラ51は、図4(a)に示すように、放出ポートP1に連通ポートPaを重ねて内側筒体35を停止させる。これにより、エンジン11の運転領域A1においては、全てのシリンダS1〜S4に対して放出ポートP1からEGRガスが供給される。また、エンジン11の運転領域がA2である場合に、コントローラ51は、図4(c)に示すように、放出ポートP2に連通ポートPaを重ねて内側筒体35を停止させる。これにより、エンジン11の運転領域A2においては、全てのシリンダS1〜S4に対して放出ポートP2からEGRガスが供給される。
また、コントローラ51は、エンジン11の運転領域がA3である場合に、放出ポートP3から各シリンダS1〜S4にEGRガスを供給し、エンジン11の運転領域がA4である場合に、放出ポートP4から各シリンダS1〜S4にEGRガスを供給する。つまり、エンジン11の運転領域がA3である場合に、コントローラ51は、図4(b)に示すように、放出ポートP3に連通ポートPbを重ねて内側筒体35を停止させる。これにより、エンジン11の運転領域A3においては、全てのシリンダS1〜S4に対して放出ポートP3からEGRガスが供給される。また、エンジン11の運転領域がA4である場合に、コントローラ51は、図4(d)に示すように、放出ポートP4に連通ポートPbを重ねて内側筒体35を停止させる。これにより、エンジン11の運転領域A4においては、全てのシリンダS1〜S4に対して放出ポートP4からEGRガスが供給される。
これまで説明したように、実施形態2のガス還流装置50においては、エンジン11の運転領域に基づいてロータリバルブ39を制御することにより、運転領域毎にEGR配管31に連通する放出ポートP1〜P4を切り替えている。このように、運転領域毎に放出ポートP1〜P4を切り替えることにより、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
[実施形態3]
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。図7は本発明の他の実施の形態(実施形態3)であるガス還流装置60が備えるEGRユニット(ガス放出部)61の構成を示す断面図である。なお、図7において、図3に示す部品と同様の部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、ガス還流装置60は、吸気マニホールド20のコレクタ25に取り付けられるEGRユニット61を有している。EGRユニット61に設けられるロータリバルブ(バルブ機構)62は、コレクタ25に収容されて固定される外側筒体63と、外側筒体63に回転自在に収容される内側筒体64と、を有している。また、外側筒体63には、ブランチ21,23側に開口する放出ポートP1aが形成されるとともに、ブランチ22,24側に開口する放出ポートP2aが形成される。さらに、EGR配管31が接続される内側筒体64には、放出ポートP1a,P2aに対向する位置に1つの連通ポートPcが形成されている。つまり、電動モータ36を駆動して内側筒体64を回転させることにより、外側筒体63の放出ポートP1a,P2aに内側筒体64の連通ポートPcを対向させることができる。
このようなEGRユニット61を備えたガス還流装置60においても、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制する観点から、バルブ制御部であるコントローラ65によってロータリバルブ62が制御される。
つまり、コントローラ65によって、各シリンダの吸気行程Int1〜Int4に基づきロータリバルブ62が制御され、吸気行程Int1〜Int4毎にEGRガスを放出する放出ポートP1a,P2aが切り替えられる。例えば、吸気行程Int1,Int3においては放出ポートP1aからEGRガスが放出され、吸気行程Int2,Int4においては放出ポートP2aからEGRガスが放出される。このように、吸気行程に基づいてロータリバルブ62を制御することにより、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
また、コントローラ65によって、エンジン11の運転領域に基づいてロータリバルブ62を制御し、運転領域毎にEGRガスを放出する放出ポートP1a,P2aを切り替えても良い。このように、エンジン11の運転領域に基づいてロータリバルブ62を制御した場合であっても、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
[実施形態4]
続いて、本発明の他の実施の形態について説明する。図8は本発明の他の実施の形態(実施形態4)であるガス還流装置70が備えるEGRユニット(ガス放出部)71の構成を示す断面図である。なお、図8において、図3に示す部品と同様の部品については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、ガス還流装置70は、吸気マニホールド20のコレクタ25に取り付けられるEGRユニット71と、EGRユニット71の作動状態を制御するコントローラ(バルブ制御部)72と、を有している。EGRユニット71は、吸気マニホールド20のコレクタ25に開口する4つの放出ポートP1b〜P4bと、各放出ポートP1b〜P4bに接続される4本の放出配管81〜84と、放出配管81〜84およびEGR配管31間の連通状態を制御するバルブユニット(バルブ機構)73と、を有している。
バルブユニット73には、各放出ポートP1b〜P4bからのEGRガスの放出状況を制御するため、コントローラ72によって開閉制御される4つの電磁バルブ91〜94が設けられている。つまり、バルブユニット73には、EGR配管31と放出配管81との連通状態を制御する電磁バルブ91が設けられており、EGR配管31と放出配管82との連通状態を制御する電磁バルブ92が設けられている。また、バルブユニット73には、EGR配管31と放出配管83との連通状態を制御する電磁バルブ93が設けられており、EGR配管31と放出配管84との連通状態を制御する電磁バルブ94が設けられている。
このようなEGRユニット71を備えたガス還流装置70においても、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制する観点から、バルブ制御部であるコントローラ72によってバルブユニット73は制御される。
つまり、コントローラ72によって、各シリンダの吸気行程Int1〜Int4に基づきバルブユニット73が制御され、吸気行程Int1〜Int4毎にEGRガスを放出する放出ポートP1b〜P4bが切り替えられる。このように、吸気行程に基づいてバルブユニット73を制御することにより、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
また、コントローラ72によって、エンジン11の運転領域に基づいてバルブユニット73を制御し、運転領域毎にEGRガスを供給する放出ポートP1b〜P4bを切り替えても良い。このように、エンジン11の運転領域に基づいてバルブユニット73を制御した場合であっても、各シリンダS1〜S4の吸入空気に対してEGRガスを適切に混合させることができる。これにより、各シリンダS1〜S4に対するEGRガス供給量のバラツキを抑制することができ、エンジン11の燃費性能等を向上させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。図示する例では、4気筒の水平対向エンジンに本発明のガス還流装置を適用しているが、これに限られることはない。例えば、直列エンジンやV型エンジン等のエンジンに本発明のガス還流装置を適用しても良く、4気筒以外の気筒数を備えたエンジンに本発明のガス還流装置を適用しても良い。また、前述の説明では、バルブ機構として、ロータリバルブ39,62やバルブユニット73を用いているが、これに限られることはなく、スライドバルブなどの他の形式のバルブ機構を採用しても良い。
前述の説明では、ロータリバルブ39,62の内側筒体35,64を回転させているが、これに限られることはなく、ロータリバルブ39,62を切り替える際に、外側筒体34,63を回転させても良い。また、前述の説明では、電動モータ36によって内側筒体35,64を回転させているが、これに限られることはなく、クランク軸からの動力によって内側筒体35,64を回転させても良い。
前述の説明では、吸気マニホールド20のコレクタ25に2つまたは4つの放出ポートを開口させているが、これに限られることはなく、コレクタ25に3つの放出ポートを開口させても良く、コレクタ25に5つ以上の放出ポートを開口させても良い。また、前述の説明では、コレクタ25内にEGRガスを放出する際に、1つの放出ポートからEGRガスを放出しているが、これに限られることはなく、複数の放出ポートから同時にEGRガスを放出させても良い。
10 ガス還流装置
11 エンジン
16 吸気ポート
17 吸気系
20 吸気マニホールド
21〜24 ブランチ(吸気通路)
21a〜24a 上流側端部
25 コレクタ(集合部)
26 排気系
30 EGRユニット(ガス放出部)
31 EGR配管(ガス通路)
33 コントローラ(バルブ制御部)
34 外側筒体
35 内側筒体
36 電動モータ(駆動部)
39 ロータリバルブ(バルブ機構)
50 ガス還流装置
51 コントローラ(バルブ制御部)
60 ガス還流装置
61 EGRユニット(ガス放出部)
62 ロータリバルブ(バルブ機構)
63 外側筒体
64 内側筒体
65 コントローラ(バルブ制御部)
70 ガス還流装置
71 EGRユニット(ガス放出部)
72 コントローラ(バルブ制御部)
73 バルブユニット(バルブ機構)
P1〜P4 放出ポート
Pa,Pb 連通ポート
P1a,P2a 放出ポート
Pc 連通ポート
P1b〜P4b 放出ポート
A1〜A4 運転領域
Int1〜Int4 吸気行程

Claims (2)

  1. エンジンの排気系から吸気系に排出ガスを供給するガス還流装置であって、
    前記エンジンの吸気ポートに接続される複数の吸気通路と、前記複数の吸気通路の上流側端部に接続される集合部と、を備える吸気マニホールドと、
    前記排気系から排出ガスを案内するガス通路に接続され、前記集合部に開口する複数の放出ポートから排出ガスを放出するガス放出部と、
    前記ガス放出部に設けられ、前記複数の放出ポートのうち前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替えるバルブ機構と、
    前記エンジンの吸気行程に基づいて前記バルブ機構を制御し、前記ガス通路に連通する放出ポートを吸気行程毎に切り替えるバルブ制御部と、
    を有し、
    前記バルブ機構は、前記集合部に収容される外側筒体と、前記外側筒体に回転自在に収容されて前記ガス通路に連通する内側筒体と、前記内側筒体を回転駆動する駆動部と、を備え、
    前記外側筒体には前記複数の放出ポートが形成され、前記内側筒体には回転角に応じて前記複数の放出ポートの何れかに対向する連通ポートが形成され、
    前記バルブ制御部は、前記外側筒体に対して前記内側筒体を回転させ、前記複数の放出ポートから前記連通ポートに対向する放出ポートを切り替えることにより、吸気行程毎に前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替える、
    ガス還流装置。
  2. エンジンの排気系から吸気系に排出ガスを供給するガス還流装置であって、
    前記エンジンの吸気ポートに接続される複数の吸気通路と、前記複数の吸気通路の上流側端部に接続される集合部と、を備える吸気マニホールドと、
    前記排気系から排出ガスを案内するガス通路に接続され、前記集合部に開口する複数の放出ポートから排出ガスを放出するガス放出部と、
    前記ガス放出部に設けられ、前記複数の放出ポートのうち前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替えるバルブ機構と、
    前記エンジンの運転領域に基づいて前記バルブ機構を制御し、前記ガス通路に連通する放出ポートを運転領域毎に切り替えるバルブ制御部と、
    を有し、
    前記バルブ機構は、前記集合部に収容される外側筒体と、前記外側筒体に回転自在に収容されて前記ガス通路に連通する内側筒体と、前記内側筒体を回転駆動する駆動部と、を備え、
    前記外側筒体には前記複数の放出ポートが形成され、前記内側筒体には回転角に応じて前記複数の放出ポートの何れかに対向する連通ポートが形成され、
    前記バルブ制御部は、前記外側筒体に対して前記内側筒体を回転させ、前記複数の放出ポートから前記連通ポートに対向する放出ポートを切り替えることにより、運転領域毎に前記ガス通路に連通する放出ポートを切り替える、
    ガス還流装置。
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