以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
<実施形態>
(充電池管理システムの構成)
図1は、実施形態に係る充電池管理システムの一例を模式的に示す図である。充電池管理システム1は、複数の電子機器5−1、5−2、・・・、5−n(nは、自然数)に夫々搭載されている複数の充電池の管理を行うシステムである。以降において、複数の電子機器5−1、5−2、・・・、5−nを電子機器5と総称する場合がある。電子機器5は、無線機、携帯電話機、スマートフォン又はタブレットが例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
充電池管理システム1は、充電装置2と、管理装置3と、を含む。充電装置2と管理装置3とは、通信路4を介して通信可能である。通信路4は、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット又はUSB(Universal Serial Bus)が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
充電装置2は、複数の電子機器5−1、5−2、・・・、5−nが夫々載置される複数の載置部11−1、11−2、・・・、11−nを備える。以降において、複数の載置部11−1、11−2、・・・、11−nを載置部11と総称する場合がある。
電子機器5が載置部11に載置されると、電子機器5に搭載されている充電池が充電される。なお、充電池の充電は、充電端子を使用する接触式充電であっても良いし、充電端子を使用しない非接触式充電であっても良い。非接触式充電は、Qi(チー)が例示される。
充電装置2は、電子機器5を利用するユーザのユーザID(識別情報)を取得するユーザID取得部21を備える。ユーザID取得部21は、RFID(Radio Frequency Identifier)リーダ、磁気リーダ、QRコード(登録商標)リーダ又はタッチパネルが例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
ユーザは、電子機器5を載置部11から取り上げる前に、自身のユーザIDをユーザID取得部21に入力する。また、実施形態では、ユーザID取得部21及び複数の載置部11−1、11−2、・・・、11−nを一体としたが、本開示はこれに限定されない。ユーザID取得部21及び複数の載置部11−1、11−2、・・・、11−nの内の1つ又は複数は、別体であっても良い。
充電装置2の複数の載置部11−1、11−2、・・・、11−nの近傍には、複数の表示器12−1、12−2、・・・、12−nが、夫々配置されている。以降において、複数の表示器12−1、12−2、・・・、12−nを表示器12と総称する場合がある。表示器12は、発光ダイオード、液晶表示パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネルが例示されるが、本開示はこれらに限定されない。また、表示器12は、複数個ではなく、1個の液晶表示パネル又は有機ELパネルであっても良い。
ユーザが自身のユーザIDをユーザID取得部21に入力し、ユーザID取得部21がユーザIDを取得したら、1つ又は複数の表示器12が、ユーザに利用することが推奨される充電池を搭載している1つ又は複数の電子機器5をユーザに提示する。具体的には、ユーザに利用することが推奨される充電池を搭載している1つ又は複数の電子機器5が配置されている1つ又は複数の載置部11の近傍の1つ又は複数の表示器12が、ユーザに利用することが推奨される充電池を搭載している1つ又は複数の電子機器5をユーザに提示する。ユーザは、表示器12によって提示された1つ又は複数の電子機器5の内の1つを取り上げて利用すると好適である。
例えば、「甲さん」というユーザが自身のユーザIDをユーザID取得部21に入力し、電子機器5−1及び5−2が「甲さん」というユーザに利用することが推奨される充電池を搭載している場合を想定する。この場合、表示器12−1及び12−2が発光して、電子機器5−1及び5−2の利用が推奨されることを「甲さん」というユーザに提示する。「甲さん」というユーザは、表示器12−1及び12−2によって推奨が提示された電子機器5−1及び5−2の内の1つを取り上げて利用する。
図2は、実施形態に係る管理装置のハードウェア構成を示す図である。管理装置3は、コンピュータを利用して実現可能である。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)51と、RAM(Random Access Memory)52と、ROM(Read Only Memory)53と、記憶部54と、入力部55と、表示部56と、通信インタフェース(I/F)57と、を含む。CPU51、RAM52、ROM53、記憶部54、入力部55、表示部56及び通信インタフェース57は、バスBを介して接続されている。
CPU51は、RAM52を作業領域として使用しながら、ROM53及び記憶部54に記憶されているプログラムを実行する。ROM53に記憶されているプログラムは、BIOS(Basic Input/Output System)又はUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)が例示される。記憶部54に記憶されているプログラムは、オペレーティングシステムプログラム及び充電池管理プログラムが例示される。記憶部54は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)が例示される。
入力部55は、ユーザからの操作入力を受け付ける受信装置である。入力部55は、キーボード又はマウスが例示される。表示部56は、文字及び画像を表示する出力装置である。表示部56は、ディスプレイであり、液晶表示装置が例示される。なお、表示部56は、入力部55を兼ねるタッチパネルディスプレイでも良い。通信インタフェース57は、通信路4を介して、充電装置2と通信を行う。
図3は、実施形態に係る充電池管理システムの機能ブロックを示す図である。充電装置2は、ユーザID取得部21と、充電部22と、充電池情報取得部23と、充電制御部24と、を備える。管理装置3は、情報管理部31と、交換管理部41と、を備える。情報管理部31は、ユーザ利用情報データベース(DB)32と、充電池情報データベース(DB)33と、充電池情報管理制御部34と、を備える。交換管理部41は、充電池交換管理部42と、交換充電池提示部43と、を備える。
CPU51が記憶部54に記憶されたプログラムを実行することにより、充電池情報管理制御部34、充電池交換管理部42及び交換充電池提示部43が実現される。ユーザ利用情報DB32及び充電池情報DB33は、記憶部54に記憶される。
電子機器5−1、5−2、・・・、5−nは、充電池6−1、6−2、・・・、6−nを夫々搭載している。充電池6−1、6−2、・・・、6−nは、充電池情報提示部7−1、7−2、・・・、7−nを夫々備える。以降において、充電池6−1、6−2、・・・、6−nを充電池6と総称する場合がある。また、以降において、充電池情報提示部7−1、7−2、・・・、7−nを充電池情報提示部7と総称する場合がある。充電池6は、充放電を複数回行うことが可能な電池であり、ニッケル水素充電池、リチウムイオン充電池又はリチウムポリマー充電池が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
充電池6は、図示しない充電池コントローラを内蔵している。充電池コントローラは、フラッシュメモリで例示される不揮発性記憶媒体を備える。不揮発性記憶媒体に記憶される情報は、充電池ID、現在の充電電力量及び最大充電電力量が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
充電池ID(識別情報)は、充電池6を一意に特定可能な情報である。最大充電電力量は、充電池6が充電可能な充電電力量の上限であり、充電池6の劣化と共に減少する。現在の充電電力量は、最大充電電力量に対する比(例えば、10%、90%等)で表されても良い。以降において、不揮発性記憶媒体に記憶される情報を充電池情報と総称する場合がある。充電池情報提示部7は、不揮発性記憶媒体に記憶されている充電池情報を、充電池情報取得部23に送信する。
充電部22は、電子機器5に搭載されている充電池6に電力を供給して、充電池6を充電する。充電制御部24は、充電部22を制御して、充電部22から充電池6への電力供給を管理する。
充電池情報取得部23は、充電池情報を充電池6から取得して充電制御部24に送る。充電制御部24は、ユーザID取得部21に入力されたユーザIDと、ユーザが載置部11から取り上げて利用を開始した電子機器5に搭載されている充電池6の充電池情報と、を、充電池情報管理制御部34に送信する。
充電制御部24は、ユーザが利用を終了して載置部11に載置した電子機器5に搭載されている充電池6の充電池情報を、充電池情報管理制御部34に送信する。なお、この際、充電制御部24は、充電池情報に加えて、利用が終了した電子機器5を充電装置2に載置したユーザのユーザIDをも、充電池情報管理制御部34に送信しても良い。
充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信したユーザID及び充電池情報に基づいて、充電池6の利用に関する情報をユーザ利用情報DB32に記録するとともに、充電池6に関する情報を充電池情報DB33に記録する。
充電池交換管理部42は、ユーザ利用情報DB32に記録されている情報に基づいて、複数のユーザの各々の1回の利用期間での消費電力量の予測値である予測消費電力量を算出する。そして、充電池交換管理部42は、複数のユーザの各々の予測消費電力量と、複数の充電池6の各々の最大充電電力量と、に基づいて、交換を推奨する充電池を決定する。1回の利用期間は、ユーザが電子機器5を載置部11から取り上げた時から、電子機器5の利用後に電子機器5を載置部11に載置した時までの期間が例示されるが、本開示はこれに限定されない。
交換充電池提示部43は、交換が推奨される充電池6を、充電池6の管理担当者(備品管理者)に提示する。具体的には、交換充電池提示部43は、交換が推奨される充電池6を特定する情報を、表示部56に表示する。充電池6の管理担当者は、交換充電池提示部43によって提示された情報に基づいて、交換が推奨される充電池6を、別の充電池6と交換する。別の充電池6は、新品であっても良いし、リサイクル済みの物であっても良い。
(実施形態の運用例)
実施形態に係る充電池管理システム1の運用例について説明する。ここでは、充電池管理システム1が消防署で運用される場合について説明するが、本開示はこれに限定されない。充電池管理システム1は、警察署、企業、その他の団体で運用されることが可能である。充電池管理システム1が消防署で運用される場合は、電子機器5は、携帯型の無線機、いわゆるトランシーバが例示される。この場合、どのユーザが複数の電子機器の内のどの電子機器を利用するかが固定されておらず、各ユーザが複数の電子機器の内のどの電子機器でも利用できる。
消防署では、次のような運用が想定される。火災発生に応じて出動指令が発令されたら、複数のユーザ(消防官)の各々は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて出動する。複数のユーザ(消防官)の各々は、任務が終了したら、消防署に帰署して、電子機器5(無線機)を載置部11に載置する。以下、消防署での運用の工程について説明する。本運用例では、ユーザとして消防官を例に説明し、以降は、ユーザを単に消防官と称して説明を進める。
[第1の工程]
火災発生に応じて出動指令が発令されたら、消防官は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げる前に、ユーザIDをユーザID取得部21に入力する。例えば、消防官が、RFIDタグが内蔵されているIDカードを、ユーザID取得部21にかざすことが例示される。その後、消防官は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて出動する。
充電制御部24は、電子機器5(無線機)を取り上げた消防官のユーザIDである利用者ユーザID、取り上げられた電子機器5(無線機)に搭載されている充電池6の充電池IDである利用充電池ID、電子機器5(無線機)が取り上げられた日時である利用開始日時、及び、電子機器5(無線機)が取り上げられて利用が開始された時点での充電池6の充電電力量である利用開始時充電電力量を、充電池情報管理制御部34に送信する。
充電池情報管理制御部34は、ユーザID情報及び充電池情報を充電制御部24から受信し、受信した情報をユーザ利用情報DB32及び充電池情報DB33に記録する。
図4から図6までは、実施形態に係る充電池管理システムのユーザ利用情報データベースに格納されるデータの例を示す図である。図7は、実施形態に係る充電池管理システムの充電池情報データベースに格納されるデータの例を示す図である。
図4は、ユーザ利用情報DB32に格納される複数のユーザデータ61−1、61−2、・・・、61−i(iは、自然数)を示す図である。以降において、複数のユーザデータ61−1、61−2、・・・、61−iをユーザデータ61と総称する場合がある。ユーザデータ61は、グループに所属する消防官毎に作成される。従って、ユーザデータ61の個数iは、グループに所属する消防官の人数と同数である。
ユーザデータ61は、ユーザIDの項目と、氏名の項目と、年齢の項目と、役職の項目と、を含む。役職は、消防士、消防副士長、消防士長等の階級が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。
実施形態では、ユーザデータ61がユーザ利用情報DB32に格納されていることとしたが、本開示はこれに限定されない。ユーザデータ61は、消防署のサーバの人事データベースに格納されていても良い。
図5は、ユーザ利用情報DB32に格納される複数のインシデントデータ71−1、71−2、・・・、71−j(jは、自然数)を示す図である。以降において、複数のインシデントデータ71−1、71−2、・・・、71−jをインシデントデータ71と総称する場合がある。インシデントデータ71は、インシデント毎に作成される。従って、インシデントデータ71の個数jは、インシデントの発生回数と同数である。インシデントは、一般に事件や出来事の総称を意味するものであり、実施形態では火災が例示されるが、本開示はこれに限定されない。
インシデントデータ71は、インシデントを一意に特定する識別情報であるインシデントIDの項目と、インシデントのタイプを表すインシデントタイプの項目と、インシデントの発生場所の項目と、インシデントの発生日時の項目と、を含む。インシデントタイプは、家屋火災、工場火災、森林火災又は商業施設火災が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。インシデントデータ71は、消防本部の通信司令室のサーバから管理装置3に送信されても良いし、管理装置3に入力されても良い。
実施形態では、インシデントデータ71がユーザ利用情報DB32に格納されていることとしたが、本開示はこれに限定されない。インシデントデータ71は、消防署のサーバのインシデントデータベースに格納されていても良い。そして、管理装置3は、消防署のサーバのインシデントデータベースを参照するようにしても良い。
図6は、ユーザ利用情報DB32に格納される複数の利用記録データ81−1、81−2、・・・、81−k(kは、自然数)を示す図である。以降において、複数の利用記録データ81−1、81−2、・・・、81−kを利用記録データ81と総称する場合がある。利用記録データ81は、電子機器5(無線機)の利用毎に作成される。従って、利用記録データ81の個数kは、電子機器5(無線機)の延べ利用回数と同数である。
利用記録データ81は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点での充電池6の充電電力量である利用開始時充電電力量の項目を含む。利用開始時充電電力量は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
利用記録データ81は、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した時点での充電池6の充電電力量である利用終了時充電電力量の項目を含む。利用終了時充電電力量は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点では空欄であり、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
利用記録データ81は、利用開始時充電電力量から利用終了時充電電力量を差し引いた消費電力量の項目を含む。消費電力量は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点では空欄であり、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した時点で、充電池情報管理制御部34によって計算されて記録される。
利用記録データ81は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した日時である利用開始日時の項目を含む。利用開始日時は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
利用記録データ81は、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した日時である利用終了日時の項目を含む。利用終了日時は、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点では空欄であり、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
利用記録データ81は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げた消防官のユーザIDである利用者ユーザIDの項目を含む。利用者ユーザIDは、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
利用記録データ81は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げた消防官の役割である利用時役割の項目を含む。利用時役割は、機関作業員、指令者、救護作業員又は消火作業員が例示されるが、本開示はこれらに限定されない。利用時役割は、消防本部の通信司令室のサーバから管理装置3に送信されても良いし、管理装置3に入力されても良い。
利用記録データ81は、電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げた消防官が出動したインシデントのインシデントIDである出動インシデントIDの項目を含む。出動インシデントIDは、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点で、充電池情報管理制御部34によってインシデントデータ71が参照されて記録される。
利用記録データ81は、載置部11から取り上げられた電子機器5(無線機)に搭載されている充電池6の充電池IDである利用充電池IDの項目を含む。利用充電池IDは、消防官が電子機器5(無線機)を載置部11から取り上げて利用を開始した時点で、充電池情報管理制御部34によって記録される。
図7は、充電池情報DB33に格納される複数の充電池データ91−1、91−2、・・・、91−l(lは、自然数)を示す図である。以降において、複数の充電池データ91−1、91−2、・・・、91−lを充電池データ91と総称する場合がある。充電池データ91は、充電池6毎に作成される。従って、充電池データ91の個数lは、充電池6の個数と同数である。
充電池データ91は、充電池IDの項目と、充電池6が充電可能な充電量の上限である最大充電電力量の項目と、を含む。最大充電電力量は、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した時点で、充電池情報管理制御部34によって更新記録される。
[第2の工程]
消防官は、消火活動が終了して消防署に帰署したら、電子機器5(無線機)を載置部11に載置する。
充電制御部24は、載置部11に載置された電子機器5(無線機)に搭載されている充電池6の充電池ID、及び、消防官が電子機器5(無線機)の利用を終了して電子機器5(無線機)を載置部11に載置した日時である利用終了日時を、充電池情報管理制御部34に送信する。また、充電制御部24は、電子機器5(無線機)が載置部11に載置された時点での充電池6の充電電力量である利用終了時充電電力量、及び、載置された電子機器5(無線機)に搭載されている充電池6が充電可能な充電量の上限である最大充電電力量を、充電池情報管理制御部34に送信する。
充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信した充電池IDをキーとして、利用終了時電力量の項目、利用終了日時の項目及び消費電力量の項目が空欄である利用記録データ81を検索することで、利用記録データ81を一意に特定する。そして、充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信した利用終了日時を、一意に特定した利用記録データ81の利用終了日時の項目に記録する。また、充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信した利用終了時充電電力量を、一意に特定した利用記録データ81の利用終了時充電電力量の項目に記録する。
充電池情報管理制御部34は、利用開始時充電電力量から利用終了時充電電力量を差し引くことで、消費電力量を計算する。そして、充電池情報管理制御部34は、計算した消費電力量を、一意に特定した利用記録データ81の消費電力量の項目に記録する。
充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信した充電池IDをキーとして充電池データ91を検索することで、充電池データ91を一意に特定する。そして、充電池情報管理制御部34は、充電制御部24から受信した最大充電電力量を、一意に特定した充電池データ91の最大充電電力量の項目に記録する。
(実施形態の動作例)
充電池交換管理部42は、定められたタイミングで、以下の第1動作例から第4動作例までの何れかの動作例で示される動作を実行する。定められたタイミングは、運用上定められるタイミングであり、毎日、毎週又は毎月で例示される定期的なタイミングであっても良いし、充電池の管理者の操作が行われたタイミング又は他のシステムからリクエストされたタイミングであっても良いが、本開示はこれらに限定されない。
[実施形態の第1動作例]
図8は、実施形態に係る充電池管理システムの第1動作例を示すフローチャートである。
充電池交換管理部42は、ステップS100において、全ての充電池6の各々の最大充電電力量を、充電池情報DB33内の充電池データ91から読み出す。
充電池交換管理部42は、ステップS102において、全てのユーザの各々の1回の利用期間での予測消費電力量を算出する予測消費電力量算出サブルーチンを実行する。
図9は、実施形態に係る充電池管理システムの第1動作例の予測消費電力量算出サブルーチンを示すフローチャートである。図9を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS200において、インシデントタイプに基づく第1係数を算出する。インシデントタイプに基づく第1係数は、インシデントタイプが消費電力量に与える影響を表す値である。インシデントタイプに基づく第1係数は、過去に発生したインシデントをインシデントタイプで分類し、インシデントタイプの各々における、出動した消防官の消費電力量に基づいて算出される。
充電池交換管理部42は、過去に発生した全てのインシデントにおける平均消費電力量を算出する。充電池交換管理部42は、全ての利用記録データ81の消費電力量を平均することで、過去に発生した全てのインシデントにおける平均消費電力量を算出できる。
図10は、実施形態に係る充電池管理システムで管理される消費電力量の一例を示す図である。図10において、横軸方向は、過去に発生した全てのインシデントにおける消防官の消費電力量を表し、縦軸方向は、度数を表す。線101は、過去に発生した全てのインシデントにおける消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線102は、過去に発生した全てのインシデントにおける平均消費電力量を表す線である。線103は、過去に発生した全てのインシデントにおける消費電力量の標準偏差を表す線である。
また、充電池交換管理部42は、インシデントタイプの各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出する。利用記録データ81は、出動インシデントIDの項目を有しており、インシデントデータ71は、インシデントIDの項目と、インシデントタイプの項目と、を有している。従って、充電池交換管理部42は、利用記録データ81を出動インシデントIDの項目で分類することにより、利用記録データ81をインシデントタイプの各々毎に分類することができる。これにより、充電池交換管理部42は、インシデントタイプの各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出できる。
図11は、実施形態に係る充電池管理システムで管理される消費電力量の一例を示す図である。図11において、横軸方向は、インシデントタイプ毎における消防官の消費電力量を表し、縦軸方向は、度数を表す。線111は、家屋火災というインシデントタイプにおける消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線112は、工場火災というインシデントタイプにおける消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線113は、森林火災というインシデントタイプにおける消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線114は、商業施設火災というインシデントタイプにおける消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。
例えば、過去に発生した全てのインシデントタイプにおける平均消費電力量が200mAhであり、商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量が300mAhであるとする。この場合には、充電池交換管理部42は、商業施設火災というインシデントタイプが消費電力量に与える影響を表す基礎値を、
(商業施設火災というインシデントタイプが消費電力量に与える影響を表す基礎値)
=(商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量)/(過去に発生した全てのインシデントタイプにおける平均消費電力量)
=300/200
=1.5
と、算出する。
なお、ミリアンペア時(mAh)は、電荷量の単位であって、電力量の単位ではない。しかしながら、充電池の分野では、充電量をミリアンペア時(mAh)で表すことが一般に行われている。充電池の出力電圧は、厳密には一定ではないものの、概ね一定であると考えれば、ミリアンペア時(mAh)の値と電力量の値とは正比例する。従って、ミリアンペア時(mAh)の値を、電力量を指し示す値として使用できる。
また、充電池交換管理部42は、インシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差による影響を考慮する。実施形態では、インシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差による影響を考慮するに当たり、安全係数が設定される。安全係数は、予測消費電力量を算出する際に、どの程度の余裕(マージン)を持たせるかを表す値であり、運用者によって設定される固定値である。安全係数は、2.0が例示されるが、本開示はこれに限定されない。
商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差が300mAhであるとする。先に、商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量は、300mAhであるとした。商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差の、商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量に対する比は、1.0となる。従って、充電池交換管理部42は、商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差による影響値を、
(商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差による影響値)
=(商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差の、商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量に対する比)+(安全係数)×(商業施設火災というインシデントタイプにおける、消費電力量の標準偏差)/(商業施設火災というインシデントタイプにおける平均消費電力量)
=1.0+2.0×300/300
=1.0+2.0
=3.0
と、算出する。
これにより、充電池交換管理部42は、商業施設火災というインシデントタイプに基づく第1係数を、
(商業施設火災というインシデントタイプに基づく第1係数)
=(商業施設火災というインシデントタイプが平均消費電力量に与える影響を表す基礎値)×(商業施設火災というインシデントタイプにおける、標準偏差による影響値)
=1.5×3.0
=4.5
と、算出する。
充電池交換管理部42は、家屋火災、工場火災及び森林火災というインシデントタイプの各々についても、商業施設火災というインシデントタイプと同様に第1係数を算出し、算出された複数の第1係数の中の最大値を採用しても良い。あるいは、充電池交換管理部42は、家屋火災、工場火災、森林火災及び商業施設火災の内の管理者によって指定されたインシデントタイプに基づく第1係数を採用しても良い。
再び図9を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS202において、インシデントの発生場所に基づく第2係数を算出する。インシデントの発生場所に基づく第2係数は、インシデントの発生場所が消費電力量に与える影響を表す値である。インシデントの発生場所に基づく第2係数は、過去に発生したインシデントを発生場所で分類し、インシデントの発生場所の各々における、出動した消防官の消費電力量の総和に基づいて算出される。
実施形態では、充電池交換管理部42は、インシデントの発生場所を、人口密度で分類する。具体的には、充電池交換管理部42は、インシデントの発生場所を、人口密度の高い順に、都心部、都市部、郊外及びその他の場所の4つに分類する。なお、充電池交換管理部42は、人口密度の特定の複数の値を複数の境界値とし、複数の境界値でインシデントの発生場所を分類しても良い。
充電池交換管理部42は、インシデントの発生場所の各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出する。利用記録データ81は、出動インシデントIDの項目を有しており、インシデントデータ71は、インシデントIDの項目と、インシデントの発生場所の項目と、を有している。従って、充電池交換管理部42は、利用記録データ81を、出動インシデントIDの項目で分類することにより、利用記録データ81をインシデントの発生場所の各々毎に分類することができる。これにより、充電池交換管理部42は、インシデントの発生場所の各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出できる。
図12は、実施形態に係る充電池管理システムで管理される消費電力量の一例を示す図である。図12において、横軸方向は、インシデントの発生場所毎における消防官の消費電力量の総和を表し、縦軸方向は、度数を表す。線121は、都市部という、インシデントの発生場所における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線122は、都心部という、インシデントの発生場所における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線123は、郊外という、インシデントの発生場所における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線124は、その他の場所という、インシデントの発生場所における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。
充電池交換管理部42は、インシデントの発生場所に基づく第2係数を、インシデントタイプに基づく第1係数と同様に算出する。例えば、充電池交換管理部42は、都心部という、インシデントの発生場所が消費電力量に与える影響を表す基礎値を、
(都心部という、インシデントの発生場所が消費電力量に与える影響を表す基礎値)
=(都心部という、インシデントの発生場所における平均消費電力量)/(過去に発生した全てのインシデントの発生場所における平均消費電力量)
と、算出する。
また、充電池交換管理部42は、都心部という、インシデントの発生場所における、消費電力量の標準偏差による影響値を、
(都心部という、インシデントの発生場所における、消費電力量の標準偏差による影響値)
=(都心部という、インシデントの発生場所における、消費電力量の標準偏差の、都心部という、インシデントの発生場所における平均消費電力量に対する比)+(安全係数)×(都心部という、インシデントの発生場所における、消費電力量の標準偏差)/(都心部という、インシデントの発生場所における平均消費電力量)
と、算出する。
これにより、充電池交換管理部42は、都心部という、インシデントの発生場所に基づく第2係数を、
(都心部という、インシデントの発生場所に基づく第2係数)
=(都心部という、インシデントの発生場所が平均消費電力量に与える影響を表す基礎値)×(都心部という、インシデントの発生場所における、標準偏差による影響値)
と、算出する。
充電池交換管理部42は、都市部、郊外及びその他の場所という、インシデントの発生場所の各々についても、都心部という、インシデントの発生場所と同様に第2係数を算出し、算出された複数の第2係数の中の最大値を採用しても良い。あるいは、充電池交換管理部42は、都心部、都市部、郊外及びその他の場所の内の管理者によって指定されたインシデントの発生場所に基づく第2係数を採用しても良い。
再び図9を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS204において、消防官の役割に基づく第3係数を算出する。消防官の役割に基づく第3係数は、消防官の役割が消費電力量に与える影響を表す値である。消防官の役割に基づく第3係数は、過去に発生したインシデントでの消防官の役割の各々における、出動した消防官の消費電力量に基づいて算出される。
実施形態では、充電池交換管理部42は、消防官の役割を、機関作業員、指令者、救護作業員及び消火作業員で分類する。なお、これらの役割は例示であって、本開示はこれらに限定されない。
充電池交換管理部42は、消防官の役割の各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出する。利用記録データ81は、利用時役割の項目を有している。従って、充電池交換管理部42は、利用記録データ81を、利用時役割の項目で分類することにより、利用記録データ81を消防官の役割の各々毎に分類することができる。これにより、充電池交換管理部42は、消防官の役割の各々における、平均消費電力量と、標準偏差と、を算出できる。
図13は、実施形態に係る充電池管理システムで管理される消費電力量の一例を示す図である。図13において、横軸方向は、消防官の役割毎における消防官の消費電力量を表し、縦軸方向は、度数を表す。線131は、機関作業員という、消防官の役割における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線132は、指令者という、消防官の役割における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線133は、救護作業員という、消防官の役割における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。線134は、消火作業員という、消防官の役割における消防官の消費電力量の度数を結んだ線である。
充電池交換管理部42は、消防官の役割に基づく第3係数を、インシデントタイプに基づく第1係数、及び、インシデントの発生場所に基づく第2係数と同様に算出する。例えば、充電池交換管理部42は、機関作業員という、消防官の役割が消費電力量に与える影響を表す基礎値を、
(機関作業員という、消防官の役割が消費電力量に与える影響を表す基礎値)
=(機関作業員という、消防官の役割における平均消費電力量)/(全ての役割における平均消費電力量)
と、算出する。
また、充電池交換管理部42は、機関作業員という、消防官の役割における、消費電力量の標準偏差による影響値を、
(機関作業員という、消防官の役割における、消費電力量の標準偏差による影響値)
=(機関作業員という、消防官の役割における、消費電力量の標準偏差の、機関作業員という、消防官の役割における平均消費電力量に対する比)+(安全係数)×(機関作業員という、消防官の役割における、消費電力量の標準偏差)/(機関作業員という、消防官の役割における平均消費電力量)
と、算出する。
これにより、充電池交換管理部42は、機関作業員という、ユーザ(消防官)の役割に基づく第3係数を、
(機関作業員という、消防官の役割に基づく第3係数)
=(機関作業員という、消防官の役割が平均消費電力量に与える影響を表す基礎値)×(機関作業員という、消防官の役割における、標準偏差による影響値)
と、算出する。
充電池交換管理部42は、指令者、救護作業員及び消火作業員という、消防官の役割の各々についても、機関作業員という、消防官の役割と同様に第3係数を算出し、算出された複数の第3係数の中の最大値を採用しても良い。あるいは、充電池交換管理部42は、機関作業員、指令者、救護作業員及び消火作業員の内の管理者によって指定された消防官の役割に基づく第3係数を採用しても良い。
再び図9を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS206において、複数の消防官の各々の1回の利用期間での平均消費電力量を算出する。利用記録データ81は、利用者ユーザIDの項目と、消費電力量の項目と、を有している。従って、充電池交換管理部42は、利用記録データ81を利用者ユーザIDの項目で分類することにより、利用記録データ81を複数の消防官の各々毎に分類することができる。これにより、充電池交換管理部42は、複数の消防官の各々の1回の利用期間での平均消費電力量を算出できる。
充電池交換管理部42は、ステップS208において、複数の消防官の各々の平均消費電力量に、第1係数、第2係数及び第3係数を乗じることにより、複数の消防官の各々の予測消費電力量を算出する。
なお、充電池交換管理部42は、(各消防官の最大消費電力量)×(安全係数(例えば、1.5))、又は、(各消防官の平均消費電力量)×(安全係数(例えば、2.0))のように、各消防官の過去の消費電力量に安全マージンを加味して、各消防官の予測消費電力量を算出しても良い。また、充電池交換管理部42は、各消防官のシフトなどの要因、天候又は気温を加味して、各消防官の予測消費電力量を算出しても良い。
再び図8を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS104において、交換を推奨する充電池を決定する交換推奨充電池決定サブルーチンを実行する。
図14は、実施形態に係る充電池管理システムの第1動作例の交換推奨充電池決定サブルーチンを示すフローチャートである。図14を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS300において、複数の消防官の予測消費電力量の最小値を特定する。
充電池交換管理部42は、ステップS302において、予測消費電力量の最小値よりも小さい最大充電電力量の充電池があるか否かを判定する。充電池交換管理部42は、予測消費電力量の最小値よりも小さい最大充電電力量の充電池があると判定したら(ステップS302でYes)、処理をステップS304に進める。充電池交換管理部42は、予測消費電力量の最小値よりも小さい最大充電電力量の充電池がないと判定したら(ステップS302でNo)、処理を終了する。
充電池交換管理部42は、ステップS304において、予測消費電力量の最小値よりも小さい最大充電電力量に該当する充電池を、交換推奨充電池に決定する。
交換充電池提示部43は、ステップS306において、交換推奨充電池を充電池の管理者に提示する。交換充電池提示部43は、交換推奨充電池を表示部56に表示しても良い。また、交換充電池提示部43は、交換推奨充電池を、充電池の管理者宛ての電子メールで提示しても良い。また、交換充電池提示部43は、交換推奨充電池を表示器12に表示しても良い。
[実施形態の第1動作例の具体例]
図15及び図16は、実施形態に係る充電池管理システムの第1動作例の具体例を説明する図である。
図15において、横軸方向は、消防官を表し、縦軸方向は、予測消費電力量を表す。ここでは、「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、「丁さん」、「戊さん」、「己さん」、「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の9人の消防官が居るものとする。そして、「甲さん」の予測消費電力量が、予測消費電力量の最小値Qminである。充電池交換管理部42は、ステップS300において、「甲さん」の予測消費電力量を、予測消費電力量の最小値Qminに特定する。
図16において、横軸方向は、充電池を表し、縦軸方向は、最大充電電力量を表す。ここでは、「充電池A」、「充電池B」、「充電池C」、「充電池D」、「充電池E」、「充電池F」、「充電池G」、「充電池H」、「充電池I」、「充電池J」、及び、「充電池K」の11個の充電池が有るものとする。そして、「充電池A」の最大充電電力量が、予測消費電力量の最小値Qminよりも小さい。この場合、「充電池A」は、「甲さん」から「壬さん」までの9人の誰にも利用できない充電池ということになる。
この場合、充電池交換管理部42は、ステップS302において、予測消費電力量の最小値Qminよりも小さい最大充電電力量の充電池である「充電池A」があると判定する。そして、充電池交換管理部42は、ステップS304において、「充電池A」を交換推奨充電池に決定する。
交換充電池提示部43は、ステップS306において、交換推奨充電池である「充電池A」を充電池の管理者に提示する。充電池の管理者は、提示を受けたら、「充電池A」を新品又はリサイクル処理済みの「充電池L」に交換する。交換後は、「甲さん」から「壬さん」までには、「充電池B」から「充電池L」までが夫々利用推奨される。
第1動作例によれば、充電池管理システム1は、インシデントタイプ、インシデントの発生場所、及び、消防官の役割に基づいて、複数の消防官の各々の予測消費電力量を算出できる。これにより、充電池管理システム1は、様々なインシデントタイプ、様々なインシデントの発生場所、及び、消防官の様々な役割に応じて、複数の消防官の各々の予測消費電力量を好適に算出できる。
また、充電池管理システム1は、複数のユーザの各々の予測消費電力量に基づいて、交換を推奨する充電池を好適に決定できる。これにより、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、複数の充電池の劣化状況と消防官の利用状況とに応じて、交換を推奨する充電池を効率的に決定することができ、経済性の高い運用を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、後述する第3動作例及び第4動作例と比較して、交換推奨充電池を少ない処理で決定できる。
[実施形態の第2動作例]
実施形態に係る充電池管理システム1の第2動作例の全体フローチャートは、図8に示した第1動作例の全体フローチャートと同じである。実施形態に係る充電池管理システム1の第2動作例は、交換推奨充電池決定サブルーチン(ステップS104)の内容が、第1動作例と異なる。
図17は、実施形態に係る充電池管理システムの第2動作例の交換推奨充電池決定サブルーチンを示すフローチャートである。図17を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS400において、複数の消防官の予測消費電力量の中央値を特定する。
充電池交換管理部42は、ステップS402において、予測消費電力量の中央値よりも小さい最大充電電力量の充電池があるか否かを判定する。充電池交換管理部42は、予測消費電力量の中央値よりも小さい最大充電電力量の充電池があると判定したら(ステップS402でYes)、処理をステップS404に進める。充電池交換管理部42は、予測消費電力量の中央値よりも小さい最大充電電力量の充電池がないと判定したら(ステップS402でNo)、処理を終了する。
充電池交換管理部42は、ステップS404において、予測消費電力量の中央値よりも小さい最大充電電力量に該当する充電池を、交換推奨充電池に決定する。
交換充電池提示部43は、ステップS406において、交換推奨充電池を充電池の管理者に提示する。
[実施形態の第2動作例の具体例]
図18及び図19は、実施形態に係る充電池管理システムの第2動作例の具体例を説明する図である。
図18において、横軸方向は、消防官を表し、縦軸方向は、予測消費電力量を表す。ここでは、「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、「丁さん」、「戊さん」、「己さん」、「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の9人の消防官が居るものとする。そして、「戊さん」の予測消費電力量が、予測消費電力量の中央値Qmedである。充電池交換管理部42は、ステップS400において、「戊さん」の予測消費電力量を、予測消費電力量の中央値Qmedに特定する。
図19において、横軸方向は、充電池を表し、縦軸方向は、最大充電電力量を表す。ここでは、「充電池A」、「充電池B」、「充電池C」、「充電池D」、「充電池E」、「充電池F」、「充電池G」、「充電池H」、「充電池I」、「充電池J」、及び、「充電池K」の11個の充電池が有るものとする。そして、「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」の最大充電電力量が、予測消費電力量の中央値Qmedよりも小さい。この場合、「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」は、「甲さん」から「壬さん」までの9人の内の凡そ半分の人(「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、及び、「丁さん」の4人)に利用できない充電池ということになる。
この場合、充電池交換管理部42は、ステップS402において、予測消費電力量の中央値Qmedよりも小さい最大充電電力量の充電池である「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」があると判定する。そして、充電池交換管理部42は、ステップS404において、「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」を交換推奨充電池に決定する。
交換充電池提示部43は、ステップS406において、交換推奨充電池である「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」を充電池の管理者に提示する。充電池の管理者は、提示を受けたら、「充電池A」、「充電池B」、及び、「充電池C」を新品又はリサイクル処理済みの「充電池L」、「充電池M」、及び、「充電池N」に交換する。交換後は、「甲さん」から「壬さん」までには、「充電池D」から「充電池N」までが夫々利用推奨される。
第2動作例によれば、充電池管理システム1は、複数のユーザの各々の予測消費電力量に基づいて、交換を推奨する充電池を好適に決定できる。これにより、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、複数の充電池の劣化状況と消防官の利用状況とに応じて、交換を推奨する充電池を効率的に決定することができ、経済性の高い運用を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、後述する第3動作例及び第4動作例と比較して、交換推奨充電池を少ない処理で決定できる。
[実施形態の第3動作例]
実施形態に係る充電池管理システム1の第3動作例の全体フローチャートは、図8に示した第1動作例の全体フローチャートと同じである。実施形態に係る充電池管理システム1の第3動作例は、交換推奨充電池決定サブルーチン(ステップS104)の内容が、第1動作例及び第2動作例と異なる。
図20は、実施形態に係る充電池管理システムの第3動作例の交換推奨充電池決定サブルーチンを示すフローチャートである。図20を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS500において、予測消費電力量が最小である消防官を特定する。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、特定した消防官に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、最大充電電力量が、特定した消防官の予測消費電力量以上且つ最小であり、未割り当てである充電池を、利用推奨充電池として、特定した消防官に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS502)が全ての消防官に対して実行されたか否かを判定する。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されたと判定したら(ステップS504でYes)、処理をステップS508に進める。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定したら(ステップS504でNo)、処理をステップS506に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい消防官を特定し、処理をステップS502に進める。充電池交換管理部42は、ステップS502からステップS506までのループを繰り返すことにより、利用推奨充電池を割り当てる処理を全ての消防官に対して実行する。
充電池交換管理部42は、ステップS508において、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられたか否かを判定する。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられたと判定したら(ステップS508でYes)、処理をステップS510に進める。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられていないと判定したら(ステップS508でNo)、処理をステップS512に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS510において、最小の予測消費電力量のユーザの利用推奨充電池を割り当てる処理で割り当てがスキップされた充電池を、交換推奨充電池に決定する。充電池交換管理部42は、その後、処理をステップS514に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS512において、最大充電電力量の小さい充電池から、利用推奨充電池が割り当てられなかった消防官の数と同数の充電池を、交換推奨充電池に決定する。充電池交換管理部42は、その後、処理をステップS514に進める。
交換充電池提示部43は、ステップS514において、交換推奨充電池を充電池の管理者に提示する。
[実施形態の第3動作例の第1具体例]
図21は、実施形態に係る充電池管理システムの第3動作例の第1具体例を説明する図である。
図21に示すように、「充電池A」、「充電池B」、「充電池C」、「充電池D」、「充電池E」、「充電池F」、「充電池G」、「充電池H」、「充電池I」、「充電池J」、及び、「充電池K」の11個の充電池が有るものとする。また、「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、「丁さん」、「戊さん」、「己さん」、「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の9人の消防官が居るものとする。
「充電池A」の最大充電電力量は、「10mAh」である。「充電池B」の最大充電電力量は、「45mAh」である。「充電池C」の最大充電電力量は、「48mAh」である。「充電池D」の最大充電電力量は、「50mAh」である。「充電池E」の最大充電電力量は、「80mAh」である。「充電池F」の最大充電電力量は、「90mAh」である。「充電池G」から「充電池K」までの最大充電電力量は、「100mAh」である。
「甲さん」の予測消費電力量は、「20mAh」である。「乙さん」の予測消費電力量は、「40mAh」である。「丙さん」及び「丁さん」の予測消費電力量は、「60mAh」である。「戊さん」及び「己さん」の予測消費電力量は、「80mAh」である。「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の予測消費電力量は、「90mAh」である。
充電池交換管理部42は、ステップS500において、予測消費電力量が最小である「甲さん」を特定する。充電池交換管理部42は、ステップS502において、「甲さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印141で示すように、最大充電電力量が、「甲さん」の予測消費電力量「20mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池B」を、利用推奨充電池として、「甲さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「乙さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「乙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印142で示すように、最大充電電力量が、「乙さん」の予測消費電力量「40mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池C」を、利用推奨充電池として、「乙さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「丙さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「丙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印143で示すように、最大充電電力量が、「丙さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池E」を、利用推奨充電池として、「丙さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「丁さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「丁さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印144で示すように、最大充電電力量が、「丁さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池F」を、利用推奨充電池として、「丁さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「戊さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「戊さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印145で示すように、最大充電電力量が、「戊さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池G」を、利用推奨充電池として、「戊さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「己さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「己さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印146で示すように、最大充電電力量が、「己さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池H」を、利用推奨充電池として、「己さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「庚さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「庚さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印147で示すように、最大充電電力量が、「庚さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池I」を、利用推奨充電池として、「庚さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「辛さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「辛さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印148で示すように、最大充電電力量が、「辛さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池J」を、利用推奨充電池として、「辛さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「壬さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「壬さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印149で示すように、最大充電電力量が、「壬さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池K」を、利用推奨充電池として、「壬さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されたと判定し(ステップS504でYes)、処理をステップS508に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS508において、最小の予測消費電力量のユーザの利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられたと判定し(ステップS508でYes)、処理をステップS510に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS510において、利用推奨充電池を割り当てる処理で割り当てがスキップされた「充電池A」及び「充電池D」の内、最小の予測消費電力量のユーザへの割り当ての際にスキップされた「充電池A」を、交換推奨充電池に決定し、処理をステップS514に進める。
交換充電池提示部43は、ステップS514において、交換推奨充電池である「充電池A」を、充電池の管理者に提示する。充電池の管理者は、提示を受けたら、「充電池A」を新品又はリサイクル処理済みの充電池に交換する。
[実施形態の第3動作例の第2具体例]
図22は、実施形態に係る充電池管理システムの第3動作例の第2具体例を説明する図である。
図22に示すように、「充電池A」、「充電池B」、「充電池C」、「充電池D」、「充電池E」、「充電池F」、「充電池G」、「充電池H」、及び、「充電池I」の9個の充電池が有るものとする。また、「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、「丁さん」、「戊さん」、「己さん」、「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の9人の消防官が居るものとする。
「充電池A」の最大充電電力量は、「10mAh」である。「充電池B」の最大充電電力量は、「45mAh」である。「充電池C」の最大充電電力量は、「48mAh」である。「充電池D」の最大充電電力量は、「50mAh」である。「充電池E」の最大充電電力量は、「80mAh」である。「充電池F」の最大充電電力量は、「90mAh」である。「充電池G」、「充電池H」、及び、「充電池I」の最大充電電力量は、「100mAh」である。
「甲さん」の予測消費電力量は、「20mAh」である。「乙さん」の予測消費電力量は、「40mAh」である。「丙さん」及び「丁さん」の予測消費電力量は、「60mAh」である。「戊さん」及び「己さん」の予測消費電力量は、「80mAh」である。「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の予測消費電力量は、「90mAh」である。
充電池交換管理部42は、ステップS500において、予測消費電力量が最小である「甲さん」を特定する。充電池交換管理部42は、ステップS502において、「甲さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印151で示すように、最大充電電力量が、「甲さん」の予測消費電力量「20mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池B」を、利用推奨充電池として、「甲さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「乙さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「乙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印152で示すように、最大充電電力量が、「乙さん」の予測消費電力量「40mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池C」を、利用推奨充電池として、「乙さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「丙さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「丙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印153で示すように、最大充電電力量が、「丙さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池E」を、利用推奨充電池として、「丙さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「丁さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「丁さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印154で示すように、最大充電電力量が、「丁さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池F」を、利用推奨充電池として、「丁さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「戊さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「戊さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印155で示すように、最大充電電力量が、「戊さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池G」を、利用推奨充電池として、「戊さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「己さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「己さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印156で示すように、最大充電電力量が、「己さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池H」を、利用推奨充電池として、「己さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「庚さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「庚さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印157で示すように、最大充電電力量が、「庚さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである「充電池I」を、利用推奨充電池として、「庚さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「辛さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「辛さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。しかしながら、最大充電電力量が、「辛さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである充電池がない。従って、充電池交換管理部42は、「辛さん」に利用推奨充電池を割り当てない。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS504でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS506において、予測消費電力量が次に小さい「壬さん」を特定し、処理をステップS502に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS502において、「壬さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。しかしながら、最大充電電力量が、「壬さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最小であり、未割り当てである充電池がない。従って、充電池交換管理部42は、「壬さん」に利用推奨充電池を割り当てない。
充電池交換管理部42は、ステップS504において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されたと判定し(ステップS504でYes)、処理をステップS508に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS508において、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられていないと判定し(ステップS508でNo)、処理をステップS512に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS512において、最大充電電力量の小さい充電池から、利用推奨充電池が割り当てられなかった消防官の数「2」と同数の充電池すなわち「充電池A」及び「充電池B」を、交換推奨充電池に決定する。充電池交換管理部42は、その後、処理をステップS514に進める。
交換充電池提示部43は、ステップS514において、交換推奨充電池である「充電池A」及び「充電池B」を、充電池の管理者に提示する。充電池の管理者は、提示を受けたら、「充電池A」及び「充電池B」を新品又はリサイクル処理済みの充電池に交換する。充電池交換管理部42は、交換後の2個の充電池を、利用推奨充電池として「辛さん」及び「壬さん」に割り当てることが可能である。
第3動作例によれば、充電池管理システム1は、複数のユーザの各々の予測消費電力量に基づいて、交換を推奨する充電池を好適に決定できる。これにより、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、複数の充電池の劣化状況と消防官の利用状況とに応じて、交換を推奨する充電池を効率的に決定することができ、経済性の高い運用を好適に行うことができる。
[実施形態の第4動作例]
実施形態に係る充電池管理システム1の第4動作例の全体フローチャートは、図8に示した第1動作例の全体フローチャートと同じである。実施形態に係る充電池管理システム1の第4動作例は、交換推奨充電池決定サブルーチン(ステップS104)の内容が、第1動作例、第2動作例、及び、第3動作例と異なる。
図23は、実施形態に係る充電池管理システムの第4動作例の交換推奨充電池決定サブルーチンを示すフローチャートである。図23を参照すると、充電池交換管理部42は、ステップS600において、予測消費電力量が最大である消防官を特定する。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、特定した消防官に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、最大充電電力量が、特定した消防官の予測消費電力量以上且つ最大であり、未割り当てである充電池を、利用推奨充電池として、特定した消防官に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されたか否かを判定する。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されたと判定したら(ステップS604でYes)、処理をステップS608に進める。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されていないと判定したら(ステップS604でNo)、処理をステップS606に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい消防官を特定し、処理をステップS602に進める。充電池交換管理部42は、ステップS602からステップS606までのループを繰り返すことにより、利用推奨充電池を割り当てる処理を全ての消防官に対して実行する。
充電池交換管理部42は、ステップS608において、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられたか否かを判定する。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられたと判定したら(ステップS608でYes)、処理を終了する。充電池交換管理部42は、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられていないと判定したら(ステップS608でNo)、処理をステップS610に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS610において、最大充電電力量の小さい充電池から、利用推奨充電池が割り当てられなかった消防官の数と同数の充電池を、交換推奨充電池に決定する。充電池交換管理部42は、その後、処理をステップS612に進める。
交換充電池提示部43は、ステップS612において、交換推奨充電池を充電池の管理者に提示する。
[実施形態の第4動作例の具体例]
図24は、実施形態に係る充電池管理システムの第4動作例の具体例を説明する図である。第4動作例は、充電池の数と、消防官の数と、が同数であることを前提とする。
図24に示すように、「充電池A」、「充電池B」、「充電池C」、「充電池D」、「充電池E」、「充電池F」、「充電池G」、「充電池H」、及び、「充電池I」の9個の充電池が有るものとする。また、「甲さん」、「乙さん」、「丙さん」、「丁さん」、「戊さん」、「己さん」、「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の9人の消防官が居るものとする。
「充電池A」の最大充電電力量は、「10mAh」である。「充電池B」の最大充電電力量は、「45mAh」である。「充電池C」の最大充電電力量は、「48mAh」である。「充電池D」の最大充電電力量は、「50mAh」である。「充電池E」の最大充電電力量は、「80mAh」である。「充電池F」の最大充電電力量は、「90mAh」である。「充電池G」、「充電池H」、及び、「充電池I」の最大充電電力量は、「100mAh」である。
「甲さん」の予測消費電力量は、「20mAh」である。「乙さん」の予測消費電力量は、「40mAh」である。「丙さん」及び「丁さん」の予測消費電力量は、「60mAh」である。「戊さん」及び「己さん」の予測消費電力量は、「80mAh」である。「庚さん」、「辛さん」、及び、「壬さん」の予測消費電力量は、「90mAh」である。
充電池交換管理部42は、ステップS600において、予測消費電力量が最大である「壬さん」を特定する。充電池交換管理部42は、ステップS602において、「壬さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印161で示すように、最大充電電力量が、「壬さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池I」を、利用推奨充電池として、「壬さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「辛さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「辛さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印162で示すように、最大充電電力量が、「辛さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池H」を、利用推奨充電池として、「辛さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「庚さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「庚さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印163で示すように、最大充電電力量が、「庚さん」の予測消費電力量「90mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池G」を、利用推奨充電池として、「庚さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「己さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「己さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印164で示すように、最大充電電力量が、「己さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池F」を、利用推奨充電池として、「己さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「戊さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「戊さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印165で示すように、最大充電電力量が、「戊さん」の予測消費電力量「80mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池E」を、利用推奨充電池として、「戊さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「丁さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「丁さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。しかしながら、最大充電電力量が、「丁さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである充電池がない。従って、充電池交換管理部42は、「丁さん」に利用推奨充電池を割り当てない。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「丙さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「丙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。しかしながら、最大充電電力量が、「丙さん」の予測消費電力量「60mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである充電池がない。従って、充電池交換管理部42は、「丙さん」に利用推奨充電池を割り当てない。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「乙さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「乙さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印166で示すように、最大充電電力量が、「乙さん」の予測消費電力量「40mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池D」を、利用推奨充電池として、「乙さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理(ステップS602)が全ての消防官に対して実行されていないと判定する(ステップS604でNo)。充電池交換管理部42は、ステップS606において、予測消費電力量が次に大きい「甲さん」を特定し、処理をステップS602に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS602において、「甲さん」に利用推奨充電池を割り当てる処理を実行する。詳細には、充電池交換管理部42は、矢印167で示すように、最大充電電力量が、「甲さん」の予測消費電力量「20mAh」以上且つ最大であり、未割り当てである「充電池C」を、利用推奨充電池として、「甲さん」に割り当てる。
充電池交換管理部42は、ステップS604において、利用推奨充電池を割り当てる処理が全ての消防官に対して実行されたと判定し(ステップS604でYes)、処理をステップS608に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS608において、利用推奨充電池が全ての消防官に割り当てられていないと判定し(ステップS608でNo)、処理をステップS610に進める。
充電池交換管理部42は、ステップS610において、最大充電電力量の小さい充電池から、利用推奨充電池が割り当てられなかった消防官の数「2」と同数の充電池すなわち「充電池A」及び「充電池B」を、交換推奨充電池に決定する。充電池交換管理部42は、その後、処理をステップS612に進める。
交換充電池提示部43は、ステップS612において、交換推奨充電池である「充電池A」及び「充電池B」を、充電池の管理者に提示する。充電池の管理者は、提示を受けたら、「充電池A」及び「充電池B」を新品又はリサイクル処理済みの充電池に交換する。充電池交換管理部42は、交換後の2個の充電池を、「丙さん」及び「丁さん」に割り当てることが可能である。
第4動作例によれば、充電池管理システム1は、複数のユーザの各々の予測消費電力量に基づいて、交換を推奨する充電池を好適に決定できる。これにより、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、複数の充電池の劣化状況と消防官の利用状況とに応じて、交換を推奨する充電池を効率的に決定することができ、経済性の高い運用を好適に行うことができる。
本実施形態に係る充電池管理システム1は、電子機器5に搭載されている充電池6を充電するものとして記載されているが、充電池6単独で充電するような形態であっても良い。また、本実施形態に係る充電池管理システム1は、充電装置2と管理装置3とを別体として記載したが、充電装置2内に管理装置3が内蔵される構成としても良い。
(効果)
以上説明したように、本実施形態に係る充電池管理システム1は、インシデントタイプ、インシデントの発生場所、及び、ユーザの役割に基づいて、複数のユーザの各々の予測消費電力量を算出できる。これにより、充電池管理システム1は、様々なインシデントタイプ、様々なインシデントの発生場所、及び、ユーザの様々な役割に応じて、複数のユーザの各々の予測消費電力量を好適に算出できる。また、充電池管理システム1は、複数のユーザの各々の予測消費電力量に基づいて、交換を推奨する充電池を好適に決定できる。これにより、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。また、充電池管理システム1は、複数の充電池の劣化状況とユーザの利用状況とに応じて、交換を推奨する充電池を効率的に決定することができ、経済性の高い運用を好適に行うことができる。特に、どのユーザが複数の電子機器の内のどの電子機器を利用するかが固定されておらず、各ユーザが複数の電子機器の内のどの電子機器でも利用できる場合に、充電池管理システム1は、複数の充電池の管理を好適に行うことができる。