JP6829191B2 - 研磨方法 - Google Patents
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Description
Wp≧Wc (I)
Ww≧Wc≧Wp (II)
このような研磨用組成物によると、基板の全体形状を向上することができる。
Cc≧Cp (III)
Cp≧Cc≧Cw (IV)
このような研磨用組成物によると、基板の全体形状を向上することができる。
Tp≧Tc (V)
Tw≧Tc≧Tp (VI)
このような研磨用組成物によると、基板の全体形状を向上することができる。
研磨用組成物の部材へのなじみ性とは、研磨用組成物が部材に対し弾かずに留まる性質の大きさを示す。なじみ性の評価方法は、研磨用組成物が部材に対し弾かずに留まる性質を定量的に評価できる方法であれば、特に限定されないが、例えば、接触角、動的表面張力、真円度、濡れ面積などによって評価することができる。が例示される。接触角の測定方法は特に限定されないが、地面と水平に設置した部材の表面に液滴を滴下した際に観察される静的接触角、液滴を載せた部材を傾けて液滴を滑らせた際の液滴の進行方向の接触角である前進接触角、および液滴の進行方向とは逆の方向の接触角である後退接触角などが例示される。実際の動的な研磨における部材のなじみをよく表す点で、後退接触角が好ましい。動的表面張力の測定方法は特に限定されないが、Wilhelmy法、リング法、ペンダントドロップ法、最大泡圧法などが例示される。実際の動的な研磨における部材のなじみをよく表す点で、Wilhelmy法が好ましい。
(1P)新品の研磨パッドを協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2P)上記研磨パッドに研磨用組成物30μLを滴下する。
(3P)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨パッドを傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
(1W)予め鏡面化ならびに自然酸化膜を除去した研磨対象物を協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2W)上記研磨対象物に研磨用組成物30μLを滴下する。
(3W)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨対象物を傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
(1C)新品の研磨対象物保持具を協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2C)上記研磨対象物保持具に研磨用組成物30μLを滴下する。
(3C)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨対象物保持具を傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
(1p)新品の研磨パッドを25mm×40mmの大きさに切る。
(2p)上記研磨パッドを取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(3p)上記研磨パッドを取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(4p)上記研磨パッドを取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(5p)上記研磨パッドを株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(6p)上記研磨パッドを動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(7p)上記研磨パッドを0.2mm/秒の速度で引き上げる。
(8p)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
(1w)新品の研磨対象物を25mm×40mmの大きさに切る。
(2w)上記研磨対象物をアンモニア:過酸化水素:イオン交換水=1:1:30(体積比)の薬液に60秒間浸漬する。
(3w)上記研磨対象物を取り出し、上記研磨対象物を5%フッ化水素酸に60秒間浸漬する。
(4w)上記研磨対象物を取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(5w)上記研磨対象物を取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(6w)上記研磨対象物を取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(7w)上記研磨対象物を株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(8w)上記研磨対象物を動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(9w)上記研磨対象物を0.2mm/秒の速度で引き上げる。
(10w)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
(1c)新品の研磨対象物保持具を25mm×40mmの大きさに切る。
(2c)上記研磨対象物保持具をアンモニア:過酸化水素:イオン交換水=1:1:30(体積比)の薬液に60秒間浸漬する。
(3c)上記研磨対象物保持具を取り出し、上記研磨対象物を5%フッ化水素酸に60秒間浸漬する。
(4c)上記研磨対象物保持具を取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(5c)上記研磨対象物保持具を取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(6c)上記研磨対象物保持具を取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(7c)上記研磨対象物保持具を株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(8c)上記研磨対象物保持具を動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(9c)上記研磨対象物保持具を0.2mm/秒の速度で引き上げる。
(10c)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
ここに開示される研磨用組成物には、砥粒を含有させることができる。砥粒の材質や性状は特に制限されず、使用目的や使用態様等に応じて適宜選択することができる。砥粒の例としては、無機粒子、有機粒子、および有機無機複合粒子が挙げられる。無機粒子の具体例としては、酸化物粒子(例えばシリカ粒子、アルミナ粒子、酸化セリウム粒子、酸化クロム粒子、二酸化チタン粒子、酸化ジルコニウム粒子、酸化マグネシウム粒子、二酸化マンガン粒子、酸化亜鉛粒子、ベンガラ粒子)、窒化物粒子(例えば窒化ケイ素粒子、窒化ホウ素粒子)、炭化物粒子(例えば炭化ケイ素粒子、炭化ホウ素粒子)、ダイヤモンド粒子、炭酸塩(例えば炭酸カルシウム、炭酸バリウム)等が挙げられる。有機粒子の具体例としては、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子やポリ(メタ)アクリル酸粒子(ここで(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸およびメタクリル酸を包括的に指す意味である。)、ポリアクリロニトリル粒子等が挙げられる。このような砥粒は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここに開示される研磨用組成物には、水溶性高分子を含有させることができる。水溶性高分子は各部材界面に吸着することで接触角を変化させ、基板の平坦性を改善する効果が大きい。
ここに開示される研磨用組成物には、塩を含有させることができる。塩は、有機酸塩、無機酸塩のいずれも用いることができる。塩は1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここに開示される研磨用組成物には、塩基性化合物を含有させることができる。塩基性組成物は、研磨対象物を化学的に研磨する働きをし、研磨速度の向上に寄与する成分である。また塩基性化合物は、上述の水溶性高分子と同様、各部材界面に吸着することによって接触角を変化させる効果も有する。塩基性化合物は、有機塩基性化合物であってもよく、無機塩基性化合物であってもよい。塩基性化合物は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここに開示される研磨用組成物を構成する水としては、イオン交換水(脱イオン水)、純水、超純水、蒸留水等を好ましく用いることができる。使用する水は、研磨用組成物に含有される他の成分の働きが阻害されることを極力回避するため、例えば遷移金属イオンの合計含有量が100ppb以下であることが好ましい。例えば、イオン交換樹脂による不純物イオンの除去、フィルタによる異物の除去、蒸留等の操作によって水の純度を高めることができる。
ここに開示される研磨用組成物は、必要に応じて、水と均一に混合し得る有機溶剤(低級アルコール、低級ケトン等)をさらに含有してもよい。通常は、研磨用組成物に含まれる溶媒の90体積%以上が水であることが好ましく、95体積%以上(典型的には99〜100体積%)が水であることがより好ましい。
ここに開示される研磨用組成物には、任意成分として、キレート剤を含有させることができる。キレート剤は、研磨用組成物中に含まれ得る金属不純物と錯イオンを形成してこれを捕捉することにより、金属不純物による研磨対象物の汚染を抑制する働きをする。キレート剤は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
ここに開示される研磨用組成物は、本発明の効果が著しく妨げられない範囲で、界面活性剤、有機酸、無機酸、防腐剤、防カビ剤等の、研磨用組成物(典型的には、シリコンウェーハのポリシング工程に用いられる研磨用組成物)に用いられ得る公知の添加剤を、必要に応じてさらに含有してもよい。
ここに開示される研磨用組成物は、典型的には該研磨用組成物を含む研磨液の形態で研磨対象物に供給されて、その研磨対象物の研磨に用いられる。上記研磨液は、例えば、ここに開示されるいずれかの研磨用組成物を希釈(典型的には、水により希釈)して調製されたものであり得る。あるいは、該研磨用組成物をそのまま研磨液として使用してもよい。すなわち、ここに開示される技術における研磨用組成物の概念には、研磨対象物に供給されて該研磨対象物の研磨に用いられる研磨液(ワーキングスラリー)と、希釈して研磨液として用いられる濃縮液(研磨液の原液)との双方が包含される。ここに開示される研磨用組成物を含む研磨液の他の例として、該組成物のpHを調整してなる研磨液が挙げられる。
ここに開示される研磨用組成物は、研磨対象物に供給される前には濃縮された形態(すなわち、研磨液の濃縮液の形態)であってもよい。このように濃縮された形態の研磨用組成物は、製造、流通、保存等の際における利便性やコスト低減等の観点から有利である。濃縮倍率は、例えば、体積換算で2倍〜100倍程度とすることができ、通常は5倍〜50倍程度が適当である。好ましい一態様に係る研磨用組成物の濃縮倍率は10倍〜40倍である。
ここに開示される研磨用組成物の製造方法は特に限定されない。例えば、翼式攪拌機、超音波分散機、ホモミキサー等の周知の混合装置を用いて、研磨用組成物に含まれる各成分を混合するとよい。これらの成分を混合する態様は特に限定されず、例えば全成分を一度に混合してもよく、適宜設定した順序で混合してもよい。
ここに開示される研磨用組成物は、種々の材質および形状を有する研磨対象物の研磨に適用され得る。研磨対象物の材質は、例えば、金属または半金属、またはこれらの合金(例えばシリコン、アルミニウム、ニッケル、タングステン、銅、タンタル、チタン、ステンレス鋼、ゲルマニウム)、ガラス状物質(例えば石英ガラス、アルミノシリケートガラス、ガラス状カーボン)、セラミック材料(例えばアルミナ、シリカ、サファイア、窒化ケイ素、窒化タンタル、炭化チタン)、化合物半導体基板材料(例えば炭化ケイ素、窒化ガリウム、ヒ化ガリウム等)、樹脂材料(例えばポリイミド樹脂)等であり得る。これらのうち複数の材質により構成された研磨対象物であってもよい。なかでも、シリコンからなる表面を備えた研磨対象物(例えば、シリコン単結晶ウェーハなどのシリコン材料)の研磨に好適である。ここに開示される技術は、典型的には、砥粒としてシリカ粒子のみを含み、かつ研磨対象物がシリコン材料である研磨用組成物に対して特に好ましく適用され得る。
研磨対象物の形状は特に制限されない。ここに開示される研磨用組成物は、例えば、板状や多面体状等の、平面を有する研磨対象物、または研磨対象物の端部の研磨(例えばウェーハエッジの研磨)に好ましく適用され得る。
続いて、研磨装置についての説明を行う。図1は、本発明の一実施形態による片面研磨装置を示す斜視図である。図1に示すように、片面研磨装置11は、上面に研磨パッド14が貼り付けられた円板状の回転定盤12を備えている。回転定盤12は、図3の矢印13a方向に回転する第1シャフト13に対して一体回転可能に設けられている。回転定盤12の上方には少なくとも一つの研磨対象物ホルダ15が設けられている。研磨対象物ホルダ15は、図3の矢印16a方向に回転する第2シャフト16に対して一体回転可能に設けられている。研磨対象物ホルダ15の底面には、セラミックプレート17および図示しないウレタンシートを介して、研磨対象物保持孔18を有する研磨対象物保持プレート19が取り外し可能に取り付けられている。片面研磨装置11は、研磨用組成物供給機21および図示しないリンス用組成物供給機をさらに備えていてもよい。研磨用組成物供給機21は、ノズル21aを通じて、研磨液を吐出し、また、図示しないリンス用組成物供給機からは図示しないノズルを通じてリンス用組成物が吐出されてもよい。その場合、研磨用組成物供給機21に代わってリンス用組成物供給機が回転定盤12の上方に配置される。片面研磨装置11の稼働条件を研磨用の設定からリンス用の設定に切り替えた後、リンス用組成物供給機からリンス用組成物が吐出されて研磨パッド14上にリンス用組成物が供給される。これにより、研磨パッド14と接する研磨対象物の面がリンスされる。なおリンス用組成物は、研磨用組成物供給機21のノズル21aを通じて吐出されてもよい。
図2に示されるように、両面研磨装置の一実施形態としては、研磨パッドが貼り付けられた円板状の回転定盤をさらに上部に設けて、研磨パッド14が貼り付けられた上部回転定盤(上定盤24)とし、下定盤23に貼り付けられた研磨パッド14と、上定盤24に貼り付けられた研磨パッド14とで、研磨対象物保持孔18に保持された研磨対象物を挟持する。上部回転定盤は、研磨用組成物供給機21から吐出された予備研磨用組成物や、仕上げ研磨用組成物(好ましくは予備研磨用組成物)(あるいは場合によってリンス用組成物)が下部に流れ出るようにする通流孔(研磨用組成物供給樋26)を有している。
上部回転定盤(上定盤24)と、下部回転定盤(下定盤23)とは、矢印13a、矢印16aで示されるように、互いに逆方向に回転し、研磨用組成物供給機21からは、予備研磨用組成物、仕上げ研磨用組成物、あるいは場合によってはリンス用組成物が吐出されて、両方の研磨パッド14が研磨対象物の両面を押し付けながら回転することで、研磨対象物の両面が研磨され、あるいはリンスされる。
ここに開示される研磨用組成物は、シリコン基板等のシリコン材料(例えば、単結晶または多結晶のシリコンウェーハ、特にシリコン単結晶ウェーハ)を研磨するための研磨用組成物として好ましく使用され得る。以下、ここに開示される研磨用組成物を用いて研磨対象物を研磨する方法の好適な一態様につき説明する。
すなわち、ここに開示されるいずれかの研磨用組成物を含む研磨液を用意する。上記研磨液を用意することには、研磨用組成物に、濃度調整(例えば希釈)、pH調整等の操作を加えて研磨液を調製することが含まれ得る。あるいは、上記研磨用組成物をそのまま研磨液として使用してもよい。また、多剤型の研磨用組成物の場合、上記研磨液を用意することには、それらの剤を混合すること、該混合の前に1または複数の剤を希釈すること、該混合の後にその混合物を希釈すること、等が含まれ得る。
なお、ここに開示される研磨用組成物を循環使用する場合、その使用中の研磨用組成物に、任意のタイミングで、新たな成分、使用により減少した成分または増加させることが望ましい成分を添加してもよい。
以下、本発明に関するいくつかの実施例を説明するが、本発明を実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
下記の研磨用組成物A〜Gを調整し、実施例1、3、5および7では研磨用組成物Aを、実施例2では、研磨用組成物Bを、実施例4では研磨用組成物Cを、実施例6では研磨用組成物Dを、実施例8および比較例3では研磨用組成物Eを、比較例1では研磨用組成物Fを、比較例2では研磨用組成物Gを使用した。
(研磨用組成物A)
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が51nm、平均二次粒子径が101nm)を1.17重量%と、水溶性高分子としてのポリビニルピロリドン(重量平均分子量45,000)を0.00024重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.037重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.057重量%ならびに水酸化カリウム0.0043重量%と、残部の純水とを混合して、実施例1の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.5であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が35nm、平均二次粒子径が68nm)を0.29重量%と、水溶性高分子としてのポリビニルピロリドン(重量平均分子量45,000)を0.0014重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.15重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.14重量%と、残部の純水とを混合して、実施例2の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.7であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が51nm、平均二次粒子径が101nm)を1.17重量%と、水溶性高分子としてのポリビニルピロリドン(重量平均分子量45,000)を0.00024重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.037重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.057重量%と、水酸化カリウム0.0043重量%ならびにヒドロキシエチルセルロース(重量平均分子量1200000)を0.1重量%と、残部の純水とを混合して、実施例3の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.5であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が51nm、平均二次粒子径が101nm)を1.08重量%と、水溶性高分子としてのポリビニルピロリドン(重量平均分子量45,000)を0.00022重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.033重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.051重量%と、水酸化カリウム0.0039重量%ならびにヒドロキシエチルセルロース(重量平均分子量1200000)を0.01重量%と、残部の純水とを混合して、実施例5の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.5であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が51nm、平均二次粒子径が72nm)を1.17重量%と、水溶性高分子としてのポリビニルピロリドン(重量平均分子量45,000)を0.00024重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.037重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.057重量%と水酸化カリウム0.0043重量%ならびにポリエチレングリコール(重量平均分子量300)を0.01重量%と、残部の純水とを混合して、実施例3の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.5であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が35nm、平均二次粒子径が68nm)を0.29重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.063重量%と、残部の純水とを混合して、実施例2の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.8であった。
砥粒としてのコロイダルシリカ(平均一次粒子径が35nm、平均二次粒子径が68nm)を0.29重量%と、塩としての炭酸カリウムを0.095重量%と、塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウムを0.14重量%と、残部の純水とを混合して、実施例2の研磨用組成物を調製した。研磨用組成物のpHは10.7であった。
研磨パッドとして、実施例1、3、4、5、6、8においてはニッタ・ハース株式会社製 SUBA800を用い、実施例2、7、比較例1、2、3においてはニッタ・ハース株式会社製 MH−S15Aを用いた。
研磨対象物保持具として、実施例1、3、4、6、7、8においてはガラスエポキシ製加工キャリアを用い、実施例2、比較例1、2、3においてはSUS304製加工キャリアを用い、実施例5においてはスピードファム社製 DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングキャリアを用いた。
各例に係る研磨用組成物の研磨パッドに対する後退接触角Cpを、以下の手順に基づいて測定した。
(1P)新品の研磨パッドを協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2P)上記研磨パッドに研磨用組成物30μLを滴下する。
(3P)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨パッドを傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
得られた結果を表1に示す。
各例に係る研磨用組成物の研磨対象物に対する後退接触角Cwを、以下の手順に基づいて測定した。
(1W)予め鏡面化ならびに自然酸化膜を除去した研磨対象物(300mmシリコンウェーハ、伝導型P型、結晶方位<100>、抵抗率が0.1Ω・cm以上100Ω・cm未満)を協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2W)上記研磨対象物に研磨用組成物30μLを滴下する。
(3W)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨対象物を傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
得られた結果を表1に示す。
各例に係る研磨用組成物の研磨対象物保持具に対する後退接触角をCcは、以下の手順に基づいて測定した。
(1C)新品の研磨対象物保持具を協和界面科学株式会社製動的接触角測定装置DM−501上に設置する。
(2C)上記研磨対象物保持具に研磨用組成物30μLを滴下する。
(3C)研磨用組成物を滴下して1°/秒の速度で上記研磨対象物保持具を傾けていき、10秒後の後退接触角を測定する。
得られた結果を表1に示す。
各例に係る研磨用組成物の研磨パッドに対する動的表面張力Tpを、以下の手順に基づいて測定した。
(1p)新品の研磨パッドを25mm×40mmの大きさに切る。
(2p)上記研磨パッドを取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(3p)上記研磨パッドを取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(4p)上記研磨パッドを取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(5p)上記研磨パッドを株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(6p)上記研磨パッドを動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(7p)上記研磨パッドを0.2mm/秒の速度で引き上げる。
(8p)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
得られた結果を表2に示す。
各例に係る研磨用組成物の研磨対象物に対する動的表面張力Twを、以下の手順に基づいて測定した。
(1w)新品の研磨対象物を25mm×40mmの大きさに切る。
(2w)上記研磨対象物をアンモニア:過酸化水素:イオン交換水=1:1:30(体積比)の薬液に60秒間浸漬する。
(3w)上記研磨対象物を取り出し、上記研磨対象物を5%フッ化水素酸に60秒間浸漬する。
(4w)上記研磨対象物を取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(5w)上記研磨対象物を取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(6w)上記研磨対象物を取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(7w)上記研磨対象物を株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(8w)上記研磨対象物を動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(9w)上記研磨対象物を0.2mm/秒の速度で引き上げる。
(10w)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
得られた結果を表2に示す。
各例に係る研磨用組成物の研磨対象物保持具に対する動的表面張力Tcは、以下の手順に基づいて測定した。
(1c)新品の研磨対象物保持具を25mm×40mmの大きさに切る。
(2c)上記研磨対象物保持具をアンモニア:過酸化水素:イオン交換水=1:1:30(体積比)の薬液に60秒間浸漬する。
(3c)上記研磨対象物保持具を取り出し、上記研磨対象物を5%フッ化水素酸に60秒間浸漬する。
(4c)上記研磨対象物保持具を取り出し、研磨用組成物に1分間浸漬する。
(5c)上記研磨対象物保持具を取り出し、イオン交換水を入れた容器に1秒間浸漬する。
(6c)上記研磨対象物保持具を取り出し、エアーガンなどで過剰な水を飛ばしきるまで空気を吹き付ける。
(7c)上記研磨対象物保持具を株式会社レスカ製動的濡れ性試験機6200TNに設置する。
(8c)上記研磨対象物保持具を動的濡れ性試験機にあらかじめ設置した研磨用組成物中に0.2mm/秒の速度で10mm浸漬し、2秒間保持する。
(9c)上記研磨対象物保持具を0.2mm/秒の速度で引き上げる。(10c)上記の試験による前進濡れ応力を測定する。
得られた結果を表2に示す。
各例に係る研磨用組成物をそのまま研磨液として使用して、シリコンウェーハに対して研磨試験を行い、以下の条件で研磨し、全体形状をGBIRの値で評価した。GBIRはシリコンウェーハの面内の厚さの最大値と最小値の差を示し、数値が小さいほど基板の全体形状が良好であることを示す指標である。研磨対象物は上述と同じもの(厚さは785μm)を用いた。結果を表1、表2に示す。
[研磨条件]
研磨装置:スピードファム株式会社製両面研磨機、型式「DSM20B−5P−4D」
研磨圧力:17.5kPa
上定盤相対回転数:20回転/分(反時計回り)
下定盤相対回転数:20回転/分(時計回り)
研磨液の供給レート:4.5L/分(100Lの研磨液を循環使用)
研磨液の温度:25℃
研磨取り代:10μm
[評価条件]
評価装置:黒田精工株式会社製基板平坦度測定装置、型式「ナノメトロ300TT」
評価項目:GBIR
14 研磨パッド、
12 回転定盤、
13a 矢印、
13 第1シャフト、
15 研磨対象物ホルダ、
16a 矢印、
16 第2シャフト、
17 セラミックプレート、
18 研磨対象物保持孔、
19 研磨対象物保持プレート、
21 研磨用組成物供給機、
21a ノズル、
22 両面研磨装置
23 下定盤、
24 上定盤、
25 加工キャリア、
26 研磨用組成物供給樋。
Claims (6)
- 研磨対象物を研磨する方法であって、
研磨対象物を研磨対象物保持具の研磨対象物保持孔内に保持する工程と、
研磨パッド上に研磨用組成物を供給する工程と、
前記研磨対象物を前記研磨パッドに押し付ける工程と、
前記研磨パッドを回転させる工程を含む研磨方法であって、
前記研磨方法において、前記研磨用組成物の、前記研磨パッドに対するなじみ性をWp、前記研磨対象物に対するなじみ性をWw、前記研磨対象物保持具に対するなじみ性をWcとしたとき、以下の式(I)または式(II)のいずれかを満たすように行う、研磨方法。
Wp≧Wc (I)
Ww≧Wc≧Wp (II) - 前記研磨方法は、前記研磨用組成物の、前記研磨パッドに対する後退接触角をCp、前記研磨対象物に対する後退接触角をCw、前記研磨対象物保持具に対する後退接触角をCcとしたとき、以下の式(III)または式(IV)のいずれかを満たすように行う、請求項1に記載の研磨方法。
Cc≧Cp (III)
Cp≧Cc≧Cw (IV) - 前記研磨方法は、前記研磨用組成物の、前記研磨パッドに対する動的表面張力をTp、前記研磨対象物に対する動的表面張力をTw、前記研磨対象物保持具に対する動的表面張力をTcとしたとき、以下の式(V)または式(VI)のいずれかを満たすように行う、請求項1に記載の研磨方法。
Tp≧Tc (V)
Tw≧Tc≧Tp (VI) - 前記研磨用組成物は、水溶性高分子ならびに塩を含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の研磨方法。
- 前記研磨対象物はシリコンウェーハである、請求項1から4のいずれか一項に記載の研磨方法。
- シリコンウェーハの両面研磨をする、請求項1から5のいずれか一項に記載の研磨方法。
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