JP6830202B2 - ヒンジ構造 - Google Patents
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Description
この従来構造は、内部空間が形成される第1筐体と、第1筐体の両端に折り曲げ可能に連結された第2筐体及び第3筐体とを有しており、フレキシブル表示パネルが第2筐体及び第3筐体に固定される。そして、第2筐体及び第3筐体を折り曲げない状態では、フレキシブル表示パネルの折り畳み部分が第1筐体の空間に格納され、第2筐体及び第3筐体が相互に離れる方向に折り曲げた開状態では、フレキシブル表示パネルが平坦になると共に、第1筐体が第2筐体及び第3筐体の平面から突出する脚として機能し、第2筐体と第3筐体とを繋ぐ保持部材により第2筐体と第3筐体とが固定され、フレキシブル表示パネルの折り畳み部分が支持されるようになっている。
フレキシブル表示パネルの平面状態を維持するためには、保持部材を第2筐体及び第3筐体の間に配置する必要がある。従って、第2筐体及び第3筐体の水平状態及び閉鎖状態への変化に際して保持部材の配置及び除去を行う付加操作が伴う。このため、操作が煩雑で操作性が悪い問題を有している。
さらに従来の構造では、フレキシブル表示パネルへの適用が可能であっても、屏風絵、古文書等の紙材に対しては適用が難しい問題を有している。紙材はフレキシブル表示パネルよりも薄く組織が脆弱で強度が小さいため、従来構造のような複雑な操作を行うと皺や折り目が発生し易いことによる。
又、前記本体部材の閉鎖状態で、前記支持爪の先端部が前記収容空間内に侵入していないものである。
さらに前記係合部材は、ガイドピン及びガイドピンが相対移動可能に挿入されたガイド溝からなり、ガイドピンが前記ウィング部材又は本体部材の一方に、ガイド溝が他方に設けられるものである。
この場合、前記係合部材のガイド溝は、前記本体部材の展開状態で前記ウィング部材が前記載置面と同一の高さとなるようにガイドピンを位置決めするように形成されている。
さらに、前記複数の支持爪の内、少なくとも一つの支持爪の先端部は、他の支持爪の先端部とは支持爪の長手方向で異なった位置となっている。
さらに、前記複数の支持爪の内、少なくとも一つの支持爪の先端部が他の支持爪の先端部に対し、斜めになっている。
図1〜図9は本発明の第1実施形態のヒンジ構造1を示す。図1〜図3に示すように、この実施形態のヒンジ構造1は、一対の本体部材2と、掛け渡し部材3と、一対のウィング部材4と、センター部材5と、支持爪6とを備えている。この実施形態においては、図1及び図2に示すようにヒンジ構造1の長さ方向をX方向、幅方向をY方向、厚さ方向をZ方向として説明する。
それぞれの本体部材2は図4に示すように厚板部分11と厚板部分11よりも薄い板厚(t1>t2)の薄板部分12とを有しており、図1〜図3に示すように薄板部分12の端面が対向するように横並びとなり、この横並び状態で一対の本体部材2に掛け渡し部材3が重ねられる。掛け渡し部材3は一対の本体部材2を展開及び閉鎖動作可能とするように掛け渡される。閉鎖動作は一対の本体部材2を矢印α方向(図1及び図2参照)に回動させることによりなされ、展開動作は一対の本体部材2を反α方向に回動させることによりなされる。
それぞれの本体部材2の表側の面の外周部分には、段状に厚くなった枠フレーム14が形成され(図1参照)、本体部材2の裏側の面には、強度増大のためのリブ部15が形成されている(図2参照)。又、厚板部分11は薄板部分12よりも長くなるように形成される。ここで薄板部分12は厚板部分11よりも段状に低くなっており、この薄板部分12に後述する支持爪6が取り付けられる。
一対の連結アーム部22には幅方向(Y方向)に延びた連結軸24が挿通される。連結軸24はウィング部材4を挿通すると共にウィング部材4の間に配置されるセンター部材5を挿通するものであり、この連結軸24の挿通によってセンター部材5がウィング部材4に連結される。これによりセンター部材5及びウィング部材4が一体となって動作する。
連結ブラケット部21における一対のピン支持部23には、後述する係合部材8の一方の構成部材であるガイドピン25が取り付けられる。ガイドピン25は一対のピン支持部23のそれぞれに対し外側に向かって突出するようにピン支持部23に固定される。これによりガイドピン25は連結ブラケット部21を介してウィング部材4に設けられる。
図5において、符号26は押さえブロックであり、センター部材5にねじ止めされる。押さえブロック26はセンター部材5及びウィング部材4を押さえつけるものであり、これにより連結軸24によって連結されたウィング部材4及びセンター部材5の連結状態を保持するように機能する。
ガイドブロック28はウィング部材4に固定されたそれぞれの連結ブラケット部21の両側に位置するように(連結ブラケット部21を挟んだ位置となるように)本体部材2に固定される。それぞれのガイドブロック28のガイド溝27には、連結ブラケット部21のピン支持部23から突出しているガイドピン25が相対的にスライド移動可能に挿入される。このようにガイドピン25がガイド溝27に挿入されることにより係合部材8が形成され、ウィング部材4は係合部材8を介して本体部材2に連結される。
図6及び図8に示すように一方の係合部材8を構成する本体部材2(ガイドブロック28)側のガイド溝27は、斜め状のスライド溝部27aと、スライド溝部27aの一端側に連通した位置決め溝部27bとによって形成されている。
ここで、一対の本体部材2の展開状態では、一対の本体部材2における対面側の面31が同一の高さとなることにより載置面10を形成するが、係合部材8はこの一対の本体部材2の展開状態でウィング部材4を載置面10と同一の高さとするものである。このため、係合部材8を構成するガイド溝27はそのように長さや傾斜が設定される。
この実施形態のヒンジ構造1に保持されるシート状部材100は一対の本体部材2の裏面側を覆うように配置され、その長さ方向(X方向)の両端部が本体部材2の外周部分に係止される。係止手段としては、ビス止め、クリップ止め、両面粘着テープ、その他の適宜の手段を用いることができる。シート状部材100が有機EL等のフレキシブル表示パネルの場合、画像、文字等の情報が画面に表示されると共に、テンキー等のタッチキーが画面に表示される。又、タッチキーへのタップ操作を行うことにより、ネット網との接続やメール通信が可能となる。図1に示すように、シート状部材100は一対の本体部材2の表面の全体を覆うように設けられる。シート状部材100は長さ方向(X方向)の両端部或いは周辺部分が本体部材2の外周部分に連結されるが、中間部分は本体部材2と連結されることなく、本体部材2上に載置された状態となっている。本体部材2へのシート状部材100の連結は、ねじ止め、クリップ止め、その他の適宜の連結手段によって行われる。シート状部材100の長さ方向の両端部又は周辺が本体部材2に連結されることにより、シート状部材100は本体部材2の閉鎖動作に追随して折り畳まれる一方、本体部材2の展開動作に追随して平面状に展開される。
かかるカバー7の相対スライドを確保するため、この実施形態では、一対の本体部材2のそれぞれにスライド用スリット33が複数(2個)形成される(図1〜図3参照)。それぞれのスライド用スリット33は長さ方向(X方向)に沿って延びている。これに対し、カバー7には図示を省略するが、スライド用スリット33にスライド可能に挿入されるスライドボスが設けられる。これによりカバー7が一対の本体部材2に重ね合わせ状態で取り付けられる、また、スライドボスは閉鎖及び展開動作する一対の本体部材2の回動に伴ってスライド用スリット33をスライドする。これによりカバー7が本体部材2の回動に追随してスライドする。
スライド用スリット33は一対の本体部材2の閉鎖時及び展開時にスライドボスが端部に到達するように長さが設定される。具体的には、図6及び図7に示す一対の本体部材2の閉鎖時においては、スライドボスがスライド用スリット33の内側端に到達する一方、図8及び図9に示す一対の本体部材2の展開時においては、スライドボスがスライド用スリット33の外側端に到達するようにスライド用スリット33の長さが設定される。このように設定することにより、一対の本体部材2の閉鎖状態及び展開状態が固定され、図6、図7の閉鎖状態及び図8、図9の展開状態を維持すること可能となる。
ここで、一のスライド用スリット33に対しては、複数(少なくとも2つ)のスライドボスが対応するようにカバー7に形成しても良い。2つのスライドボスの場合、これらのスライドボスは間隔を有して設けられており、一対の本体部材2の閉鎖動作では、一方のスライドボスがスライド用スリット33の内側端に到達し、一対の本体部材2の展開動作では、他方のスライドボスがスライド用スリット33の外側端に到達するようにしても良い。
以上の構造は、第2実施形態以降の他の実施形態に対しても適用することが可能である。
図10及び図11は、本発明の第2実施形態のヒンジ構造1Aを示す。この実施形態のヒンジ構造1Aは第1実施形態のヒンジ構造1から支持爪6を省き、支持爪6を除いた他の構成部材は第1実施形態と同じとしたものである。このヒンジ構造1Aは、一対の本体部材2と、一対の本体部材2に掛け渡される掛け渡し部材3としてのカバー7と、ウィング部材4及びセンター部材5と、係合部材8とを備えた構造となっており、これらの構成部材は第1実施形態のヒンジ構造1と同様である。この実施形態において、係合部材8におけるガイド溝27は第1実施形態とは反対の方向に傾斜するものである。
図10に示す本体部材2の閉鎖状態では、本体部材2における対面側の面31が接近して対面する一方、反対側の面32に重ね合わされているカバー7(掛け渡し部材3)によって収容空間9が形成される。このように収容空間9が形成されることにより、シート状部材100の弛み部分(余長部分)110が収容空間9内で湾曲状となることができる。このように湾曲状となることによりシート状部材100が脆弱で強度が小さな紙材であっても折り目や皺が発生することがなくなる。又、シート状部材100がフレキシブル表示パネルの場合は、折り目が発生しないため、同パネルが表示する文字、図形等の情報の表示が見にくくなることがない。
図12及び図13は、本発明の第3実施形態のヒンジ構造1Bを示す。ヒンジ構造1Bは第1実施形態のヒンジ構造1からウィング部材4及びセンター部材5と、係合部材8とを省き、支持爪6を一対の本体部材2のそれぞれに取り付けた構造となっている。又、掛け渡し部材3であるカバー7が一対の本体部材2の反対側の面32を覆うように重ねられる。
図14及び図15は、本発明の第4実施形態のヒンジ構造1Cを示す。この実施形態のヒンジ構造1Cは、第1実施形態のヒンジ構造1からウィング部材4及びセンター部材5と、係合部材8と、支持爪6を省いた構造となっている。すなわち、このヒンジ構造1Cは一対の本体部材2と、一対の本体部材2に掛け渡された掛け渡し部材3によって形成される。掛け渡し部材3は一対の本体部材2の反対側の面32を覆うカバー7と同部材となっている。
図16は支持爪6の変形例を示す。同図(A)の支持爪6と同図(B)の支持爪6とでは、本体部材2に取り付けられる固定部17の長さが異なっており(図示例では、L1<L2)、支持爪6全体の長さが異なっている。これにより(A)と(B)とでは支持爪6の先端部の爪部18が長手方向で異なった位置となる。このような長さの異なった支持爪6を組み合わせて使用することによりそれぞれの支持爪6の爪部18が異なった位置でウィング部材4やシート状部材100を支持するため、支持力が分散して強固に支持することができる。
2 本体部材
3 掛け渡し部材
4 ウィング部材
5 センター部材
6 支持爪
7 カバー
8 係合部材
9 収容空間
10 載置面
31 対面側の面
32 反対側の面
17 固定部
18 爪部
24 連結軸
25 ガイドピン
27 ガイド溝
Claims (9)
- 板状に形成され、端面が対向した横並び状態となって配置される一対の本体部材と、
前記一対の本体部材が展開及び閉鎖動作可能となるように一対の本体部材に掛け渡される掛け渡し部材とを備え、
前記閉鎖状態では前記一対の本体部材が対面すると共に前記掛け渡し部材によって収容空間が形成され、前記展開状態では前記一対の本体部材が対面する対面側の面に同一の高さの載置面が形成され、
一側が前記一対の本体部材のそれぞれに係合部材を介して連結された一対のウィング部材と、それぞれのウィング部材の他側と連結軸を介して連結されたセンター部材とをさらに備え、前記ウィング部材及びセンター部材が前記本体部材の展開状態で前記載置面と同一の高さになることを特徴とするヒンジ構造。 - 板状に形成され、端面が対向した横並び状態となって配置される一対の本体部材と、
前記一対の本体部材が展開及び閉鎖動作可能となるように一対の本体部材に掛け渡される掛け渡し部材とを備え、
前記閉鎖状態では前記一対の本体部材が対面すると共に前記掛け渡し部材によって収容空間が形成され、前記展開状態では前記一対の本体部材が対面する対面側の面に同一の高さの載置面が形成され、
一側が前記一対の本体部材のそれぞれに係合部材を介して連結された一対のウィング部材と、それぞれのウィング部材の他側と連結軸を介して連結されたセンター部材と、基端部が前記一対の本体部材のそれぞれに取り付けられており、前記本体部材の展開状態で前記載置面と同一の高さとなるように前記センター部材又はウィング部材を先端部で支持する支持爪とをさらに備えていることを特徴とするヒンジ構造。 - 前記収容空間は、前記本体部材の閉鎖状態で前記ウィング部材の間に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ構造。
- 前記本体部材の閉鎖状態で、前記支持爪の先端部が前記収容空間内に侵入していないことを特徴とする請求項2に記載のヒンジ構造。
- 前記係合部材は、ガイドピン及びガイドピンが相対移動可能に挿入されたガイド溝からなり、ガイドピンが前記ウィング部材又は本体部材の一方に、ガイド溝が他方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ構造。
- 前記係合部材のガイド溝は、前記本体部材の展開状態で前記ウィング部材が前記載置面と同一の高さとなるようにガイドピンを位置決めするように形成されていることを特徴とする請求項5記載のヒンジ構造。
- 前記支持爪は前記本体部材のそれぞれの幅方向に沿って複数が配置されていることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ構造。
- 前記複数の支持爪の内、少なくとも一つの支持爪の先端部は、他の支持爪の先端部とは支持爪の長手方向で異なった位置となっていることを特徴とする請求項7記載のヒンジ構造。
- 前記複数の支持爪の内、少なくとも一つの支持爪の先端部が他の支持爪の先端部に対し、斜めになっていることを特徴とする請求項7記載のヒンジ構造。
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