JP6831989B2 - 可搬式作業台 - Google Patents
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Description
このようにした可搬式作業台では、天板に立つ作業者の上半身が、一対の手摺桟及び一対の短手方向用手摺桟で囲まれる。したがって、作業者は上半身がいずれかの手摺桟に近づいたときには天板の周縁部に近づいていることを感知でき、作業者に注意を促すことができる。
ここで、一対の手摺桟及び一対の短手方向用手摺桟は天板に立つ作業者の上半身を囲む高さ位置に配置される必要があるので、手掛かり部材及び手摺支柱にはある程度の長さが必要とされる。その一方で、天板の地上高さ、換言すれば主脚の長さには様々なタイプがあり、天板の地上高さが低い可搬式作業台では、主脚の長さに比べて、手掛かり部材及び手摺支柱の長さの方が長くなることもありえる。この場合、手掛かり部材及び手摺支柱を主脚に沿うように折り畳み収納するときに、主脚の長さを超えて手摺支柱が突出した状態となるため、収納性が悪くなってしまう。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る可搬式作業台1を示す斜視図である。なお、本願において上下等の方向は、例えば図1に示すように使用状態にある可搬式作業台1を基準とする方向をいうものとする。
本実施形態に係る可搬式作業台1では、一対の梯子状の主脚2、2間に天板3が架け渡される。各主脚2は天板3の短手辺側に回動自在に取り付けられて、天板3の裏側に折り畳み収納可能になっている(図1中の矢印R1を参照)。
これら主脚2、天板3及び手掛かり棒4には、例えばアルミニウム合金が使用され、十分な強度を確保しつつ軽量化が図られている。
図2に示すように、手掛かり棒4の側面には、出入自在とされた突出部材7が配設される。図3に示すように、突出部材7は、スプリング8の弾性力により手掛かり棒4の側面から突出した状態に保たれ、スプリング8に抗して押し込むこともできる。また、図1に示すように、支柱6の高さ方向の2箇所には、突出部材7が出入可能な穴9が形成されている。
このようにした手掛かり棒4及び支柱6では、穴9に突出部材7を入れ込むことにより、支柱6の高さ位置を固定することができる。そして、突出部材7を押し込んで穴9から外せば、支柱6を手掛かり棒4に沿ってスライドさせて、手掛かり棒4に対する支柱6の高さ位置をテレスコピック式に変えることができる。本実施形態では、支柱6の高さ方向の2箇所に穴9、9が形成されており、支柱6の高さを二段階で変えることができる。
長手側桟部材10は、例えば樹脂製の断面矩形の管体からなり、その両端が支柱6の上部に取付金具12を介して取り付けられ、水平軸まわりに回動自在に支持される(図1中の矢印R3を参照)。また、長手側桟部材10は、その途中、好ましくは中央部で分割されている(以下、分割体10a、10bと呼ぶ)。これにより、長手側桟部材10の分割体10a、10bをそれぞれ手掛かり棒4及び支柱6に沿うように折り畳み収納可能になっている。
そして、天板3の四隅で手掛かり棒4及び支柱6を立てた状態で、分割体10a、10bを水平になるまで回動させることにより、端面同士が衝合して、長手側桟部材10を架け渡した状態とすることができる。分割体10a、10bは、例えばスライド構造の連結部材13で脱着可能に連結される。
短手側桟部材11は、その長手方向にテレスコピック式に伸縮可能になっている。図4に示すように、短手側桟部材11は、例えばアルミニウム合金又はステンレス鋼製とされ、棒材11aがパイプ材11bに対して出入することにより伸縮可能になっている。具体的には図示しないが、棒材11aの抜けを防ぐストッパ構造を持たせるのが好ましい。
棒材11aの先端は下向きに90度に折り曲げられて、短手側桟部材11の係止突起11cとされる。また、パイプ材11bの端部には、下向きに90度に折り曲げられた略L字状の部材11dが挿設され、短手側桟部材11の基端部11eとされる。
このように分割体10aの上面10cで短手側桟部材11の基端部11eが回動自在に支持されるので、短手側桟部材11を、分割体10aの上面10cに沿うように収納することができる。また、長手側桟部材10を架け渡した状態とした場合、該長手側桟部材10で支持される短手側桟部材11は垂直軸まわりに回動でき、対向位置の長手側桟部材10に向けて水平方向に回動させることができる(図5中の矢印R4を参照)。
また、図6に示すように、分割体10bの上面10cには係止孔15が形成されており、対向位置の長手側桟部材10で支持される短手側桟部材11の係止突起11cを挿入することができる。すなわち、短手側桟部材11を対向位置の長手側桟部材10に向けて水平方向に90度程度回動させることにより、短手側桟部材11の係止突起11cを係止孔15に挿入して、着脱自在に係止することができる。これにより、短手側桟部材11を架け渡した状態で保持することができる。
このように短手側桟部材11にベルト16を取り付けることにより、収納状態において短手側桟部材11を分割体10aに束ねて、収納状態を保持することができる。また、短手側桟部材11を分割体10aに束ねるだけでなく、さらに手掛かり棒4及び支柱6に、さらにまた主脚2に束ねられるようにしてもよい。
また、ベルト16を蛍光色等の目立つものとしておけば、昇降口となる天板3の短手辺側に短手側桟部材11が掛け渡されているか、掛け渡されていないかを一目で認識させることができる。また、天板3に立つ作業者に、短手側桟部材11の位置を視覚的に認識させることができる。この場合に、例えば支柱6や長手側桟部材10を黄色とし、それに合わせてベルト16も黄色とすれば、短手側桟部材11が金属色のままであっても、天板3に立つ作業者に対して、四方が囲まれた状態であるという感覚を与えることができる。
そこで、短手側桟部材11をその長手方向に伸縮可能にしている。これにより、一対の長手側桟部材10、10間に架け渡すときは短手側桟部材11を伸ばし、分割体10aに沿うように収納するときには短手側桟部材11を縮めることにより、分割体10aの長さl内で短手側桟部材11を収納することができ、収納性を向上させることができる。
そこで、手掛かり棒4に対する支柱6の高さ位置を可変にしている。本実施形態では、支柱6の高さ方向の2箇所に穴9、9が形成されており、支柱6の高さを二段階で変えることができる。下側の穴9に突出部材7を入れ込んだ状態(図1に示す状態)では、支柱6の上端は天板3に立つ作業者の上半身あたりに位置し、桟部材10、11で作業者の上半身を囲むことができる。一方、上側の穴9に突出部材7を入れ込んだ状態では、支柱6の上端位置は低くなり、主脚2の長さLに比べて、手掛かり棒4及び支柱6の長さの方が短くなる。これにより、手掛かり棒4及び支柱6を主脚2に沿うように折り畳んだときに、主脚2の長さL内で手掛かり棒4及び支柱6を収納することができ、収納性を向上させることができる。
本実施形態に係る可搬式作業台1では、一対の長手側桟部材10、10のうちの片方だけを架け渡した状態でも、一対の短手側桟部材11、11を架け渡すことができるようになっている。図7を参照して、一対の長手側桟部材10、10のうちの片方だけを架け渡した状態で、一対の短手側桟部材11、11を架け渡す構成を説明する。なお、図7は、本実施形態に係る可搬式作業台1とは各部のサイズ関係(天板3の長手辺及び短手辺のサイズ関係、主脚2と手掛かり棒4及び支柱6とのサイズ関係、分割体10aと短手側桟部材11とのサイズ関係等)は一致しないが、一対の短手側桟部材11、11を架け渡す構成に違いはないので、図7を参照して、同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。
一方の長手側桟部材10Aで支持される短手側桟部材11は、既述したとおり、対向位置の他方の長手側桟部材10Bに向けて水平方向に回動させることができる。
しかしながら、他方の長手側桟部材10Bは、手掛かり棒4及び支柱6に沿うように収納されているため、係止孔15の位置が、短手側桟部材11の係止突起11cを挿入することができない位置となっている。
この場合、短手側桟部材11の係止突起11cは、対向位置の一方の長手側桟部材10Aの上面10cに形成された係止孔15に対して90度位相がずれた位置関係となる。
そこで、本実施形態では、図4〜図6に示すように、短手側桟部材11の先端部に、係止突起11cとは90度位相をずらしたかたちで第2の係止突起11fを設けている。これにより、短手側桟部材11を対向位置の一方の長手側桟部材10Aに向けて垂直方向に回動させることにより、その先端部の第2の係止突起11fを係止孔15に挿入することができる。
通常の使用状態では、四方を囲んだ状態とすることにより、天板3に立つ作業者は、上半身がいずれかの桟部材10、11に近づいたときには天板3の周縁部に近い位置に立っていることを感知することができる。そして、天板3の長手側を壁面等に近接させる使用状態では、壁面側の長手側桟部材10を収納状態として、作業性を高めることができる。このときも、壁面側以外の三方では、天板3に立つ作業者は、上半身がいずれかの桟部材10、11に近づいたときには天板3の周縁部に近づいていることを感知することができる。
図8は、第2の実施形態に係る可搬式作業台1を示す斜視図である。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態に係る可搬式作業台1と共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施形態に係る可搬式作業台1では、天板3の長手辺の長さが第1の実施形態に比べて長くなっている。すなわち、長手側桟部材10の長さが第1の実施形態に比べて長くなっている。
この場合、長手側桟部材10の分割体10a、10bをそれぞれ手掛かり棒4及び支柱6に沿うように折り畳み収納するときに、手掛かり棒4及び支柱6の長さを超えて分割体10a、10bが突出した状態となる。
図9に、分割体10aの構成を示す。分割体10aは、断面矩形の第1の管体18と、断面矩形の第2の管体19とにより構成される。第1の管体18の端部には、断面矩形の管体からなる補強部材20が設けられ、この補強部材20を介して支柱6の上部の取付金具12に取り付けられる。また、第2の管体19は、第1の管体18に比べて一回りサイズの大きい断面矩形を有し、第1の管体19の外周面と摺動可能な内周面を有する。第2の管体19が第1の管体18に対してスライドすることにより伸縮可能になっている。
第1の管体18の内側面には、その長手方向に延びる長穴21が形成される。また、第2の管体19には、第1の管体18の長穴21内に配置される突起部22が設けられる。これにより、第2の管体19をまっすぐにスライドさせるようにガイドできるとともに、管体18、19のスライド範囲、すなわち分割体10aの伸縮範囲を定めることができる。
なお、分割体10bの構成も基本的には分割体10aと同様であり、ここではその説明を省略する。
例えば上記実施形態では、手掛かり棒4及び支柱6が主脚2に沿うように折り畳み収納可能であるとし、主脚2の長さLと手掛かり棒4及び支柱6の長さとの関係を述べたが、本発明の適用先はこれに限定されるものではない。すなわち、手掛かり棒4及び支柱6が主脚2に沿うように折り畳み収納可能であるか否かにかかわらず、また、主脚2と手掛かり棒4及び支柱6とのサイズ関係にかかわらず、本発明を適用して手掛かり棒4に対する支柱6の高さ位置を可変にするようにしてもよい。この場合でも、可搬式作業台1そのもの全高を低くすることができるので、収納性を向上させることができるといえる。
また、上記実施形態では、手掛かり棒4に対する支柱6の高さ位置を二段階に可変にしたが、三段階以上に可変にしてもよい。特に作業者の身長に合わせる観点からいえば、三段階以上に可変にすることにより、天板3に立つ作業者の身長に合わせて、桟部材10、11の高さ位置を細やかに変えることができる。
Claims (5)
- 一対の主脚間に天板が架け渡され、前記天板の四隅に手掛かり棒が立設される可搬式作業台であって、
前記手掛かり棒に設けられた支柱と、
前記支柱により支持され、前記天板の上方において略水平に延伸する桟部材とを備え、
前記手掛かり棒に対する前記支柱の高さ位置を可変にし、
前記桟部材として、前記天板の上方において前記天板の長手方向に延伸する一対の長手側桟部材と、前記天板の上方において前記天板の短手方向に延伸する一対の短手側桟部材とを備え、
前記短手側桟部材の一端が前記長手側桟部材に回動自在に支持されて、前記短手側桟部材が前記長手側桟部材に沿うように収納可能であり、前記短手側桟部材を対向位置の前記長手側桟部材に向けて回動させることにより、前記短手側桟部材の他端が対向位置の前記長手側桟部材に着脱自在に係止可能とされ、
前記長手側桟部材は前記支柱の上部で回動自在に支持されて、前記手掛かり棒及び前記支柱に沿うように折り畳み収納可能であり、
前記手掛かり棒及び前記支柱は、前記主脚に沿うように折り畳み収納可能であり、
前記手掛かり棒及び前記支柱を前記主脚に沿うように折り畳み収納した状態で、前記主脚の長さに比べて、前記手掛かり棒及び前記支柱の長さの方が短くなるように、前記手掛かり棒に対する前記支柱の高さ位置を変えられるようにしたことを特徴とする可搬式作業台。 - 前記短手側桟部材をその長手方向に伸縮可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の可搬式作業台。
- 前記長手側桟部材をその長手方向に伸縮可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の可搬式作業台。
- 前記長手側桟部材はその途中で分割されており、前記長手側桟部材の各分割体が前記支柱の上部で回動自在に支持されて、前記手掛かり棒及び前記支柱に沿うように折り畳み収納可能であり、
前記各分割体をその長手方向に伸縮可能にしたことを特徴とする請求項3に記載の可搬式作業台。 - 前記短手側桟部材にベルトが取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の可搬式作業台。
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