JP6833017B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内ユニットに関し、特にドレンパンの結露対策に関するものである。
従来、空気調和機の室内ユニットに設けられるドレンパンにおいて、結露対策が施されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、ドレンパンの結露対策として、ドレンパンの中央部の断面を中空とし、さらにその中央部の最低部に溝を設けている。そうすることで、ドレンパンの中央部で断熱効果が得られ、ドレンパンの結露が抑制される。
特開昭8−119111号公報
特許文献1は、ドレンパンの中央部には結露対策が施されているが、ドレンパンの側部には結露対策が施されておらず、ドレンパンの側部で結露しやすいという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ドレンパンの側部の結露を抑制することができる空気調和機の室内ユニットを提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和機の室内ユニットは、冷媒と室内空気との間で熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器と、前記熱交換器の下端部の下方に設けられ、結露水を回収するドレンパンと、を備え、前記ドレンパンの側部には、結露水を受ける側部露受部と、前記側部露受部の下側に設けられ、前記側部とは反対側の側部に向かって凹んだ凹部と、を備え、前記ドレンパンの側面には、前記凹部の開口全体を覆うように断熱シートが設けられているものである。
本発明に係る空気調和機の室内ユニットによれば、ドレンパンは、側部露受部の下側に設けられた凹部と、ドレンパンの側面に設けられた断熱シートと、を備えており、ドレンパンの側部で高い断熱効果が得られるため、ドレンパンの側部の結露を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニットを正面側から見た外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニットを右側面側から見た縦断面模式図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニットのドレンパンを正面側から見た斜視図である。 図3に示すドレンパンの右側の側部の平面図である。 図3に示すドレンパンの右側の側部の背面図である。 図3に示すドレンパンの右側の側部を正面側から見た斜視図である。 図3に示すドレンパンの右側の側部の側面図である。 図4に示すドレンパンの右側の側面に断熱シートを貼り付けた図である。 図4に示すドレンパンの右側の側部に形成された空気層を説明する模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を正面側から見た外観斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を右側面側から見た縦断面模式図である。
以下、図1および図2に基づいて、空気調和機の室内ユニット100の構成について説明する。
なお、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語、例えば「上」、「下」、「右」、「左」など、を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、本実施の形態では、空気調和機の室内ユニット100を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」を使用する。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内などの空調対象域に空調空気を供給するものである。なお、本実施の形態では、室内ユニット100が空調対象域の壁面に取り付けられる壁掛け型である場合を例に示している。
室内ユニット100は、図1に示すように、壁面に取り付けられる背面ケース1と、背面ケース1の前面に取り付けられた筐体2と、を有し、筐体2には、主に室内空気を内部に吸い込むための吸込口3と、空調空気を空調対象域に供給するための吹出口4とが形成されている。また、筐体2の前面には、開閉可能な前面意匠パネル5が取り付けられている。
室内ユニット100の内部には、図2に示すように、吸込口3から室内空気を吸い込み、吹出口4から空調空気を吹き出す送風ファン6と、吸込口3から吹出口4までの風路に、長手方向が左右方向となるように配設され、冷媒と室内空気との間で熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器7と、が収納されている。そして、これらの構成要素により筐体2内に空気流路が連通されている。また、室内ユニット100の内部にはさらに、回路基板などを収容する図示省略の電気品箱と、熱交換器7の下端部の下方に設けられ、熱交換器7の結露水を回収するドレンパン10と、を備えている。なお、ドレンパン10については後で詳述する。
吸込口3は、筐体2の上部に開口形成されている。吹出口4は、筐体2の下部に開口形成されている。送風ファン6は、吸込口3の下流側でかつ、熱交換器7の上流側に配設されており、例えば軸流ファンまたは斜流ファンなどで構成されている。熱交換器7は、縦断面において逆V字形状またはΛ形状に形成されており、送風ファン6の風下側に配置されている。この熱交換器7には、例えばフィンチューブ型熱交換器などを用いるとよい。また、吸込口3には、図示省略のフィンガーガードおよびフィルターが設けられている。さらに、吹出口4には、気流の吹出し方向を制御する上下風向調整板8が設けられている。
なお、熱交換器7は、縦断面において厳密に逆V字形状またはΛ形状でなくてもよい。また、送風ファン6は、熱交換器7の上流側に配設されるものに限定されず、熱交換器7の下流側に配設されるクロスフローファンなどで構成してもよい。
次に、室内ユニット100内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、室内空気は、送風ファン6によって筐体2の上部に形成されている吸込口3から室内ユニット100内に流れ込む。このとき、図示省略のフィルターによって空気に含まれている塵埃が除去される。この室内空気は、熱交換器7を通過する際に熱交換器7内を導通している冷媒によって加熱または冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、筐体2の下部に形成されている吹出口4から室内ユニット100の外部、つまり空調対象域に吹き出されるようになっている。
図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100のドレンパン10を正面側から見た斜視図であり、図4は、図3に示すドレンパン10の右側の側部10bの平面図であり、図5は、図3に示すドレンパン10の右側の側部10bの背面図であり、図6は、図3に示すドレンパン10の右側の側部10bを正面側から見た斜視図であり、図7は、図3に示すドレンパン10の右側の側部10bの側面図である。なお、図4中および図5中の破線A、Bは、中央露受部11aと側部露受部11bとの境界線を示している。また、図5中の矢印Cについては後述する。
ドレンパン10は、熱交換器7の下端部の下方に配置され、室内ユニット100の冷房運転時に熱交換器7へ付着した結露水を回収するものであり、図3〜図7に示す構成となっている。
図3に示すように、ドレンパン10は、結露水を受ける露受部11を備え、露受部11は、ドレンパン10の中央部10aに位置する中央露受部11aと、ドレンパン10の側部10bに位置する側部露受部11bとで構成されている。また、図4および図5に示すように、側部露受部11bの背面側には、図示省略のドレンホースが接続される接続部12が設けられている。この接続部12は円形状の内壁13と、内壁13によって囲まれて形成された排水口14とを有している。
中央露受部11aの上面には、左右方向に長く、側部露受部11bと連通した流路が形成されている。また、側部露受部11bの上面には、前後方向に長く、排水口14と連通した流路が形成されている。
また、室内ユニット100は、設置時に水平方向に対して傾斜して設置されるため、ドレンパン10も水平方向に対して傾斜した状態となる。具体的には、中央露受部11aの上面および側部露受部11bの上面は、室内ユニット100を傾斜させた方向に傾斜し、かつ、背面側に傾斜した状態となる。
そのため、室内ユニット100の冷房運転時に熱交換器7へ付着した結露水は、中央露受部11aの上面に滴下した後、水平方向に対して下方に傾斜した側部露受部11bの上面に移動した後、接続部12の排水口14からドレンホースを通って室内ユニット100の外部に排出される。
また、図6および図7に示すように、ドレンパン10の側部10bで、側部露受部11bの下側には、反対側の側部10bに向かって凹んだ凹部15が設けられている。その凹部15は周壁16を有し、その周壁16は、側部露受部11bの下面を、空間を介して覆うように設けられている。また、周壁16には、空間側に突出したリブ17が複数設けられている。
図8は、図4に示すドレンパン10の右側の側面に断熱シート20を貼り付けた図であり、図9は、図4に示すドレンパン10の右側の側部10bに形成された空気層21を説明する模式図である。
図8に示すように、ドレンパン10の側面には、凹部15の開口全体を覆うように、断熱材である断熱シート20が貼り付けられている。そのため、図9に示すように、凹部15と断熱シート20との間には、空洞となる空気層21が形成されている。なお、空気の熱伝導率は非常に小さいため、この空気層21は断熱効果の高い断熱材としての役割を果たす。そのため、断熱シート20および空気層21を設けることにより、高い断熱効果が得られる。
ここで、結露水は、ドレンパン10に回収された後、排水口14から排水される際に必ず側部露受部11bを通過するため、側部露受部11bに結露水が溜まりやすい。また、側部露受部11bでは結露水の流速が中央露受部11aに比べ遅いため、結露しやすい。そのため、側部露受部11bでは、十分に結露対策を施す必要があるが、断熱シート20および空気層21を設けることにより、側部露受部11bで高い断熱効果が得られるため、側部露受部11bの結露を抑制することができる。
また、断熱シート20は、材質がポリスチレンフォームであり、安価な樹脂系断熱材として市販されているものである。この断熱シート20は、元々はシート状のものであり、側部露受部11bの側面の形状に合わせてカットされる。なお、ポリスチレンフォームは柔らかく、はさみ、カッターなどでカットしやすい材質である。また、断熱シート20は、少なくとも片面に接着面を有している。
そのため、側部露受部11bの断熱材として断熱シート20を用いることにより、従来では必要であった金型成型が不要となり、また、ドレンパン10の側面への貼り付けも容易となるため、製造コストを抑制することができる。
また、凹部15の周壁16には、複数のリブ17が設けられているため、断熱シート20をドレンパン10の側面に貼り付ける際に、断熱シート20とドレンパン10の側面との接着面積が多くなり、断熱シート20をドレンパン10の側面に貼り付けやすくなっている。
また、凹部15は、接続部12の内壁13のうち、最も中央露受部11a側となる位置(図5中の矢印Cが示す位置)まで少なくとも凹んでいる。
これは、最も結露が生じやすい排水口14の下方全体に空気層21を形成するためである。なお、この凹部15は多くとも、中央露受部11aと側部露受部11bとの境目まで凹んでいればよい。これは、中央露受部11aでは結露水の流速が側部露受部11bに比べ速いため、中央露受部11aの下面に図示省略の断熱材を貼り付けるなどにより十分断熱を行うことができ、空気層21を形成して断熱しなくても済むためである。
以上、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、冷媒と室内空気との間で熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器7と、熱交換器7の下端部の下方に設けられ、結露水を回収するドレンパン10と、を備え、ドレンパン10の側部10bには、結露水を受ける側部露受部11bと、側部露受部11bの下側に設けられ、前記側部10bとは反対側の側部10bに向かって凹んだ凹部15と、を備え、ドレンパン10の側面には、凹部15の開口全体を覆うように断熱シート20が設けられているものである。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、ドレンパン10の側部露受部11bの下側に設けられた凹部15と、ドレンパン10の側面に設けられた断熱シート20と、を備えており、側部露受部11bで高い断熱効果が得られるため、側部露受部11bの結露を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、側部露受部11bには、排水口14を形成する内壁13を有する接続部12が設けられており、凹部15は、内壁13のうち、最も中央露受部11a側となる位置まで少なくとも凹んでいるものである。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、最も結露が生じやすい排水口14の下方全体に空気層21が形成されているため、側部露受部11bで高い断熱効果が得られる。
また、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、凹部15は、側部露受部11bの下面を、空間を介して覆うように設けられた周壁16を有し、周壁16には、空間側に突出したリブ17が複数設けられているものである。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、複数のリブ17により、断熱シート20をドレンパン10の側面に貼り付ける際に、断熱シート20とドレンパン10の側面との接着面積が多くなるため、断熱シート20をドレンパン10の側面に貼り付けやすくなっている。
1 背面ケース、2 筐体、3 吸込口、4 吹出口、5 前面意匠パネル、6 送風ファン、7 熱交換器、8 上下風向調整板、10 ドレンパン、10a (ドレンパンの)中央部、10b (ドレンパンの)側部、11 露受部、11a 中央露受部、11b 側部露受部、12 接続部、13 内壁、14 排水口、15 凹部、16 周壁、17 リブ、20 断熱シート、21 空気層、100 室内ユニット。

Claims (3)

  1. 冷媒と室内空気との間で熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器と、
    前記熱交換器の下端部の下方に設けられ、結露水を回収するドレンパンと、を備え、
    前記ドレンパンの側部には、
    結露水を受ける側部露受部と、
    前記側部露受部の下側に設けられ、前記側部とは反対側の側部に向かって凹んだ凹部と、を備え、
    前記ドレンパンの側面には、前記凹部の開口全体を覆うように断熱シートが設けられている
    空気調和機の室内ユニット。
  2. 前記ドレンパンの中央部には、結露水を受ける中央露受部を備え、
    前記側部露受部には、排水口を形成する内壁を有し、結露水を流すドレンホースが接続される接続部が設けられており、
    前記凹部は、前記内壁のうち、最も前記中央露受部側となる位置まで少なくとも凹んでいる
    請求項1に記載の空気調和機の室内ユニット。
  3. 前記凹部は、前記側部露受部の下面を、空間を介して覆うように設けられた周壁を有し、
    前記周壁には、前記空間側に突出したリブが複数設けられている
    請求項1または2に記載の空気調和機の室内ユニット。
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