JP6833286B2 - ねじキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の口部に装着されたキャップ本体と上蓋がねじにより嵌合されるねじキャップに関し、とくに音出し機構付きのねじキャップに関するものである。
液体調味料容器に使用されるキャップとして、液注出時の液切れが比較的よいことから、容器本体の口部に装着されたキャップ本体に注出口を形成する注出筒部を有するキャップが用いられている。
このようなキャップにおいては、キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に連設された上蓋を有するヒンジキャップが用いられることが多いが、回転動作により容易に開栓が可能なねじキャップとすることも知られている。
ねじキャップにおいては、直接注出筒にねじを設けるものもあるが、注出筒とは別に開栓が容易となるオーバーキャップを用いてねじを設けることもよく知られ、下記特許文献1および特許文献2のように、密封性のよいねじキャップが従来より知られている。
特開2014−108798号公報 特開2014−108804号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2などのねじキャップの場合には、回転動作により、容易に開栓できる反面、開閉時に音がしないため、とくに完全にキャップが閉じているかどうか明りょうでなく、ねじをきつく閉めすぎて、ねじ部を破壊してシール性を悪くしてしまったり、また、完全に閉まってないまま放置して、何かの拍子に容器が転倒した際に、液漏れが生じてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、上蓋の開閉時に音が出る音出し機構付きのねじキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、ねじキャップとして、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にねじで開閉する上蓋とからなるねじキャップであって、キャップ本体は、口部に嵌合する係合筒部と、係合筒部上部から立設され、外周に上蓋に設けられるねじ部に螺合するねじ部を形成した筒壁と、筒壁上端部から立設される注出筒とを備え、注出筒は、容器本体内部に連通する注出口と、外周に第1突条部とを備え、上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設された側周壁とを備え、頂壁の下面には、注出口内周に密嵌合する密封栓と、密封栓の外側に音出し筒部とが垂設され、音出し筒部の内周下端部には、注出筒の第1突条部を乗り越えるたびに音を出す第2突条部を備え、閉蓋状態において、第1突条部と第2突条部との間に隙間が形成されていることを特徴とする構成を採用する。
ねじキャップの実施形態として、音出し筒部の下端部に、切欠部が形成されていることを特徴とする構成を採用し、切欠部の実施態様として、切欠部の形状は、山形状、角形状、あるいはU字形状であることを特徴とする構成、また、切欠部は、対向する位置に2箇所形成されていることを特徴とする構成を採用する。
ねじキャップの別実施形態として、ねじ部のねじのリード角が3°〜15°の範囲であることを特徴とする構成、第1突条部の先端部の下端形状がR形状であることを特徴とする構成を採用する。
本発明のねじキャップは、キャップ本体の注出筒外周に設けられた第1突条部を、上蓋の音出し筒部内周に設けられた第2突条部が乗り越えることによって音を出し、とくに閉蓋に際して音によって閉蓋が終了したことを容易に認識することができるため、ねじを閉めすぎることがなく、また、逆に閉蓋が中途半端に終わることがなくなり、常に密封された状態で閉蓋することが可能となる。
また、閉蓋状態で螺合の緩みに対し、音出し筒部が第1突条部に係合(当接)し、螺合の緩みを防止することができる。
本発明のねじキャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は断面側面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。 本発明のねじキャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 本発明のねじキャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は側面図、(b)は下面図である。 本発明のねじキャップの上蓋を示す図であり、(a)は断面側面図であり、(b)は側面図である。 本発明のキャップ本体と上蓋との螺合に際し、上蓋が(a)〜(c)の順に下降し、注出筒の第1突条部に音出し筒部の第2突条部が乗り越えて音を出す状態を示す要部拡大図である。
次に、本発明のねじキャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1〜図4において、Aはキャップ本体、Bは上蓋、Cは上蓋Bと切り離し可能に連設された封緘リング、Dはキャップ本体Aと切り離し可能に連設された分別リング、Eは容器本体である。
図1に示すように、容器本体Eの口部1の外周には、キャップ本体Aの下端部に連設される分別リングDのための係合突条2が突設され、ねじキャップを打栓して容器本体Eに装着した状態では、キャップ本体Aの下部に設けられた係合筒部5が口部1に嵌合するとともに、キャップ本体Aの下端部に連設された分別リングDが係合突条2を乗り越えて係合する。
図1〜図3に示すように、キャップ本体Aは、内容液を注出するための注出筒6、内周縁に注出筒6を立設する上壁7、上壁7の周縁から垂設された筒壁8、筒壁8の下端部に連設された係合筒部5とからなっている。
注出筒6は、内周側に容器本体E内部と連通する注出口10が設けられ、先端部には内容物を案内するラッパ状端部11が設けられている。
また、注出筒6は、外周は下り傾斜に形成され、下部に第1突条部13が設けられている。本実施例では、注出筒6と上壁7との間に第1突条部13が設けられ、キャップ本体Aの上部に形成されている。
なお、第1突条部13は、注出筒6と筒壁8のねじ部14との間であれば、どの位置に形成してもよい。
第1突条部13は、後述する音出し筒部36の第2突条部35が乗り越えるときに音を出させるものであり、本実施例では、第2突条部35による捲れを防止するために、第1突条部13の先端部下部(角部)をR形状としている。
また、第1突条部13下面は、上記R形状に向けて(上方)傾斜面を形成している。
上壁7は、注出筒6の下端部と連設する内周縁からほぼ水平方向に外方に延び、外周縁で筒壁8に連設している。
筒壁8の外周にはねじ部14が設けられ、下端部で係合筒部5に連設している。
係合筒部5は、筒壁8が立設されたリング状壁15と、リング状壁15の内周縁部に垂設された内筒16、リング状壁15の外周縁に垂設された外筒17とからなり、外筒17の外周には、封緘リングCが上方から嵌合可能な上部傾斜面19を有する乗り越え突条20と、乗り越え突条20の下方に続く環状凹部21、さらに環状凹部21の下端部に、フランジ部27を介して分別リングDが設けられている。
分別リングDの外周壁28には、図3(a)が示すように、スリット22が上端から下端まで形成され、また、図2(a)および図3(b)に示すように、フランジ部27の周方向に沿ってスリット22が形成され、フランジ部27の内周縁まで連設されている。スリット22の内周側に補強リブ23が設けられるとともに、フランジ部27の内周縁のスリット22(分別時の切り始め部分)から周方向に破断可能な薄肉連結部25が設けられ、補強リブ23の端部(分別時の切り終わり部分)まで形成される。スリット22で形成された薄い外周側は分別の際の摘み部24となる。
また、分別リングDの内周には口部1の係合突条2を容易に乗り越えて係合する係止突部26が設けられている。
図1および図4が示すように、上蓋Bは、頂壁30と、頂壁30の周縁から垂設される側周壁31とを備えている。
頂壁30の裏面には、注出口10に密嵌する密封栓34と、密封栓34の外側に音出し筒部36と、音出し筒部36の外側にキャップ本体Aの筒壁8のねじ部14に螺合するねじ部37を備えたねじ筒部38とが垂設され、音出し筒部36とねじ筒部38との間には空間が設けられている。
なお、ねじ筒部38をなくし、側周壁31の内周にねじ部37を設けてもよい。
音出し筒部36には、内周下端部に注出筒6の第1突条部13を乗り越えるときに音を出す第2突条部35を有しており、上蓋Bが締め込まれた状態では、図1(b)に示すように、第2突条部35は、注出筒6の第1突状部13との間に隙間aが形成され、且つ音出し筒部36の第2突条部35が第1突条部13を乗り越えるとき、音出し筒部36が外側に拡がる空間を設けることで、音が出やすくなっている。
また、音出し筒部36の下端部に切欠部39を設けることによって、音出し筒部36が振動して音が大きく響くようになるため、本実施例では、山形状の切欠部39を対向位置に2箇所設けている。
なお、切欠部39は設けなくてもよいが、音を大きく響かせるためには切欠部39を設けることが好ましく、切欠部39の形状は山形状でなくても、角形状でも、U字状でも構わない。
また、切欠部39の数は1つでも、複数であってもよく、複数ある場合は、対向する位置、あるいは等間隔に設けられることが好ましい。
第1突条部13は全周に設けられており、第2突条部35も切欠部39がない場合は全周であるが、切欠部39のある場合は、切欠部39によって途切れて間欠に設けられる。
さらに、キャップ本体Aのねじ部14におけるねじのリード角bは、大きいほうが音が出やすくなり、本実施例では3条ねじを用い、リード角bは8°であり、8°〜10°の範囲が好ましい。
なお、リード角bとは、図3(a)に示す角度であり、リード角bが3°以上であれば、1条ねじでも多条ねじでも構わない。とくに、1条ねじの場合は、3°〜5°、2条ねじの場合は、6°〜7°、4条ねじの場合は、11°〜13°の範囲に設定することが好ましい。リード角bは、ねじの条数によって適宜設定することができ、3°〜15°の範囲に設定することが望ましい。
側周壁31の下端部には、複数の破断可能な連結片40を介して封緘リングCが連設されるとともに、複数の切欠き状の凹面部41が設けられ、嵌め込み方向側に傾斜部41aが形成されている。
封緘リングCは、内周面に外筒17の乗り越え突条20を乗り越えて環状凹部21に嵌合する係止突条42が設けられている。
係止突条42の下部には、乗り越え突条20の上部傾斜面19とあいまって、乗り越え突条20を乗り越えやすいように下部傾斜面43が形成されている。
また、封緘リングCの上面には、側周壁31の凹面部41に対応する凸面部44が設けられ、締め込み方向側には傾斜部44aが設けられている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
まず、封緘リングCを一体に連設した上蓋Bを、分別リングDが連設されたキャップ本体Aに螺合する。
上蓋Bの螺合に伴い、密封栓34が注出口10に嵌入するとともに、封緘リングCが下降して、係止突条42が外筒17の乗り越え突条20の上部傾斜面19に当接するが、係合筒部5はまだ容器本体Eに嵌合していないので、外筒17は容易に変形し、係止突条42は乗り越え突条20を乗り越え、環状凹部21に嵌合する。
また、図5に示すように、螺合に際し、音出し筒部36の第2突条部35は、注出筒6の第1突条部13を乗り越え、音を出して上蓋Bのキャップ本体Aへの締め付けの完了を認識することになる。
締め付けの完了によって、分別リンクDが連設されたキャップ本体Aと封緘リングCが連設された上蓋Bとが一体となったねじキャップが組み立てられる。
組み立てが完了したねじキャップは、下端に分別リングDを連設したキャップ本体Aの係合筒部5を容器本体Eの口部1に被嵌して上蓋Bの上方から打栓され、図1に示すように、分別リングDの下端部が口部1の係合突条2を乗り越え、分別リングDの係止突部26が係合突条2に係合するとともに、口部1は、内筒16、外筒17、リング状壁15によって形成される嵌合溝に嵌合されて、容器本体Eに装着される。
このとき、外筒17の下部は口部1が嵌合することによってわずかに拡径し、封緘リングCは、係止突条42の環状凹部21への嵌合が強固となり、キャップ本体Aから容易に離脱できなくなる。
容器本体Eに装着されたねじキャップを開封するには、上蓋Bを螺脱方向に回動する。
上蓋Bが回転してキャップ本体Aに対して上昇し始めると、封緘リングCもともに回転して上昇しようとするが、係止突条42が乗り越え突条20に係合して上昇を阻止され、比較的薄肉の連結片40が破断し始める。
同時に、封緘リングCの傾斜部44aが、凹面部41の傾斜部41aに沿って上蓋Bの回転力により押下げ方向に力を受け、封緘リングCは上蓋Bから完全に分離していく。
また、上蓋Bが上昇するときにも、音出し筒部36の第2突条部35が注出筒6の第1突条部13を乗り越える際に音を出し、封緘リングCが完全に分離されたことの合図となる。
また、上蓋Bがキャップ本体Aから取り外されても、分離した封緘リングCは、環状凹部21内に落下し、分別リングDの上面に留まるようになっている。
開封されたねじキャップは、容器本体Eを傾けて内容液を使用した後、キャップ本体Aと上蓋Bを螺合させて密封することができる。
図5に示すように、螺合に伴い、密封栓34が注出口10に嵌入するとともに、音出し筒部36の第2突条部35は、注出筒6の第1突条部13を乗り越えて音を出し、螺合が完了したことを示すとともに、ねじの螺合の緩みに対し、音出し筒部36が第1突条部13に係合(当接)するので、緩みを防止することができる。
容器を使用した後、キャップ本体Aを容器本体Eから分別廃棄する際には、分別リングDのスリット22で構成された摘み部24を周方向に引っ張ることによって薄肉連結部25を破断していき、補強リブ23の端部まで破断して、分別リングDを引き上げることでキャップ本体Aから分離する。
次いで、フリーになった封緘リングCもキャップ本体Aから分離されるので、キャップ本体Aは、容易に容器本体Eから分別して廃棄することができる。
本発明のねじキャップは、音出し機構が付いているので、とくに閉蓋に際して音によって閉蓋が終了したことを容易に認識することができるため、ねじを閉めすぎてしまったり、また、逆に閉蓋が中途半端に終わることがなくなり、常に密封された状態とすることが可能となる。
また、本発明の音出し機構は、ねじの緩み止めの効果を有し、密封状態が維持されるので、液体容器用キャップとして広く適用可能であり、とくにドレッシングなどの液体調味料容器に適用して良好である。
A キャップ本体
B 上蓋
C 封緘リング
D 分別リング
E 容器本体
a 隙間
b リード角
1 口部
2 係合突条
5 係合筒部
6 注出筒
7 上壁
8 筒壁
10 注出口
11 ラッパ状端部
13 第1突条部
14 ねじ部
15 リング状壁
16 内筒
17 外筒
19 上部傾斜面
20 乗り越え突条
21 環状凹部
22 スリット
23 補強リブ
24 摘み部
25 薄肉連結部
26 係止突部
27 フランジ部
28 外周壁
30 頂壁
31 側周壁
34 密封栓
35 第2突条部
36 音出し筒部
37 ねじ部
38 ねじ筒部
39 切欠部
40 連結片
41 凹面部
41a 傾斜部
42 係止突条
43 下部傾斜面
44 凸面部
44a 傾斜部

Claims (6)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にねじで開閉する上蓋とからなるねじキャップであって、
    キャップ本体は、口部に嵌合する係合筒部と、係合筒部上部から立設され、外周に上蓋に設けられるねじ部に螺合するねじ部を形成した筒壁と、筒壁上端部から立設される注出筒とを備え、
    注出筒は、容器本体内部に連通する注出口と、外周に第1突条部とを備え、
    上蓋は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設された側周壁とを備え、
    頂壁の下面には、注出口内周に密嵌合する密封栓と、密封栓の外側に音出し筒部とが垂設され、
    音出し筒部の内周下端部には、注出筒の第1突条部を乗り越えるたびに音を出す第2突条部を備え、
    閉蓋状態において、第1突条部と第2突条部との間に隙間が形成されていることを特徴とするねじキャップ。
  2. 音出し筒部の下端部に、切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のねじキャップ。
  3. 切欠部の形状は、山形状、角形状、あるいはU字形状であることを特徴とする請求項2に記載のねじキャップ。
  4. 切欠部は、対向する位置に2箇所形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のねじキャップ。
  5. ねじ部のねじのリード角が3°〜15°の範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のねじキャップ。
  6. 第1突条部の先端部の下端形状がR形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のねじキャップ。
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