JP6836885B2 - モンモリロナイトスラリー、粘土膜およびモンモリロナイトスラリーの製造方法 - Google Patents
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Description
工業用粘土の一種としてモンモリロナイトが知られている。モンモリロナイトの一般的な結晶構造は、ケイ酸のネットワークが広がるケイ酸四面体シートがアルミナ八面体シートを挟んで存在する、2:1層構造の単位結晶層からなる。多くの場合、この結晶層中においてアルミナ八面体シートの中心原子であるアルミニウムの一部がマグネシウムに置換され、これにより結晶層は負に帯電し、この負電荷を中和する形で層間には陽イオンが取り込まれている。また、この陽イオンはイオン交換が可能であるため、モンモリロナイトは陽イオン交換性を示す。イオン交換可能な陽イオン量は陽イオン交換容量(CEC)と呼ばれ、モンモリロナイトの特性を示す指標の一つとなっている。
また、特許文献3では、リチウム型モンモリロナイトに対し、加熱履歴を事前に与えることで耐水性の高い(陽イオン交換性や水分散性の低い)モンモリロナイトを調整した後、成形しやすいように混合溶媒を用いてスラリー化している。しかしながら、実用面においてはスラリー化の際に用いられるホルムアミド基を有する高沸点溶媒が乾燥後にも粘土層間に残留しやすく、加熱乾燥除去には沸点以上の加熱温度を必要とせざるを得なかった。
〔1〕陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を含有するモンモリロナイトスラリーであって、
前記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含み、
前記スラリー中、前記水および前記有機溶媒の総量に占める該有機溶媒の割合が10質量%以上90質量%以下であり、
前記スラリー中の前記アンモニアの含有量が、前記スラリー中の前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上であることを特徴とするモンモリロナイトスラリー。
〔2〕 〔1〕に記載のモンモリロナイトスラリーの膜を形成し、形成した膜を乾燥することを含む、粘土膜の製造方法。
〔3〕モンモリロナイトスラリーの製造方法であって、
少なくとも、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を混合する工程を含み、
前記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含み、
前記水および前記有機溶媒の総混合量に占める該有機溶媒の混合量が10質量%以上90質量%以下であり、
前記アンモニアの混合量が、前記リチウム固定型モンモリロナイトの混合量1g当たり0.1mmol以上であることを特徴とするモンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔4〕前記リチウム固定型モンモリロナイトが、リチウム型モンモリロナイトを180〜600℃の加熱処理に付して得られたものであることを特徴とする〔3〕に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
〔5〕前記アンモニアを、アンモニア水として混合することを特徴とする〔3〕または〔4〕に記載の製造方法。
本発明の粘土膜は、本発明のスラリーを用いて形成された膜であり、150℃以下の低温での乾燥で耐水性が高く生産効率にも優れる。
本発明の製造方法によれば、陽イオン交換性が特定レベル以下にある水分散性の低いリチウム固定型モンモリロナイトを、安定的に分散してなるスラリーを得ることができる。
本発明のモンモリロナイトスラリーは、陽イオン交換容量が50meq(ミリ当量)/100g以下であるリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を含有する。
しかも、本発明では、上記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含む。
本発明のモンモリロナイトスラリーは、配合されたリチウム固定型モンモリロナイトが安定的に分散してなるスラリーである。
本発明のモンモリロナイトスラリーを構成する各成分について、以下に詳細に説明する。
本発明に用いるリチウム固定型モンモリロナイトは、リチウム型モンモリロナイトの結晶構造の層間に存在するリチウムイオン(Li+)を、後述する加熱処理等により固定化して得られる。
本明細書において、「リチウム型モンモリロナイト」とは、モンモリロナイトの浸出陽イオン量(すなわち浸出陽イオンの総量、単位:meq/100g、以下同様)に占めるリチウムイオンの量(すなわち浸出リチウムイオン量、単位:meq/100g、以下同様)が60%以上のモンモリロナイトであり、好ましくは、浸出陽イオン量に占める浸出リチウムイオン量が70%以上、より好ましくは80%以上のモンモリロナイトである。リチウム型モンモリロナイトの浸出陽イオン量に占める浸出リチウムイオン量は100%でもよいが、通常は99%以下である。加えて、本明細書において「リチウム型モンモリロナイト」とは、その陽イオン交換容量が50meq/100gを超えるものである。リチウム型モンモリロナイトの陽イオン交換容量は好ましくは60〜150meq/100gであり、より好ましくは70〜120meq/100gであり、さらに好ましくは80〜110meq/100gである。
本明細書において「リチウム固定型モンモリロナイト」とは、その調製において原料として用いたリチウム型モンモリロナイト(上述のようにリチウム固定型モンモリロナイトはリチウム型モンモリロナイトを後述の加熱処理に付して得られる。)の浸出リチウムイオン量と、該リチウム固定型モンモリロナイトの浸出リチウムイオン量との差(単位:meq/100g)が、上記の原料として用いたリチウム型モンモリロナイトの陽イオン交換容量(単位:meq/100g)に対して60%以上であることが好ましく、より好ましくは60〜99%であり、より好ましくは65〜95%である。
本発明に用いる上記リチウム固定型モンモリロナイトは粉末状であることが好ましい。
モンモリロナイトの浸出陽イオン量は、モンモリロナイトの層間陽イオンをモンモリロナイト0.5gに対して100mLの1M酢酸アンモニウム水溶液を用いて4時間以上かけて浸出させ、得られた溶液中の各種陽イオンの濃度を、ICP発光分析や原子吸光分析等により測定し、算出することができる。
リチウム型モンモリロナイトは、例えば、天然のナトリウム型モンモリロナイトの分散液に、水酸化リチウム、塩化リチウム等のリチウム塩を添加し、陽イオン交換させることで得ることができる。分散液中に添加するリチウムの量を調節することで、得られるリチウム型モンモリロナイトの浸出陽イオン量に占めるリチウムイオンの量を適宜に調節することができる。また、リチウム型モンモリロナイトは、陽イオン交換樹脂をリチウムイオンにイオン交換した樹脂を用いたカラム法、またはバッチ法によっても得ることができる。
また、リチウム型モンモリロナイトは商業的に入手することもできる。リチウム型モンモリロナイトの市販品として、例えば、クニピア−M〔(商品名、クニミネ工業(株)製〕が挙げられる。
加熱処理前のリチウム型モンモリロナイトの含水率は1〜12質量%であることが好ましく、加熱処理後のリチウム固定型モンモリロナイトの含水率は0.1〜5質量%となることが好ましい。
本発明のモンモリロナイトスラリーにはアンモニアが含まれる。アンモニア源としては、アンモニア水、気体アンモニア、液体アンモニアのいずれを使用してもよいが、常温、大気圧下でスラリーを製造する場合には、アンモニア水を用いるのが好ましい。
本発明のモンモリロナイトスラリー中のアンモニアの含有量は、モンモリロナイトスラリー中のリチウム固定型モンモリロナイト1g当たり、0.1mmol以上であり、好ましくは0.2mmol以上、さらに好ましくは0.5mmol以上である。アンモニアの含有量を上記好ましい値とすることで、リチウム固定型モンモリロナイトの粘土結晶の層間に十分な分子数のアンモニアが侵入し、リチウム固定型モンモリロナイトの溶液分散性をより向上させることができる。また、アンモニア臭気の発生や製造コストを考慮すると、モンモリロナイトスラリー中のアンモニアの含有量は、モンモリロナイトスラリー中のリチウム固定型モンモリロナイト1g当たり、10mmol以下が好ましく、より好ましくは5mmol以下、さらに好ましくは2mmol以下である。
本明細書において「リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり」とは、具体的には、スラリー中に配合されたリチウム固定型モンモリロナイトに由来するスラリー中のモンモリロナイト1g当たり、を意味する。より詳細には、スラリー中に配合されたリチウム固定型モンモリロナイトをスラリー中から取り出し、取り出したモンモリロナイトを、温度200℃で24時間処理して得られる処理物の質量1g当たり、を意味する。上記加熱処理は開放系の電気炉で実施することが好ましい。この場合、加熱時の相対湿度は5%以下となり、圧力は常圧となる。
また、リチウム固定型モンモリロナイト1g当たりのアンモニアの量は、スラリー中のアンモニアの量(mmol)を、スラリー中のリチウム固定型モンモリロナイトの質量(すなわち、スラリー中に存在する、配合されたリチウム固定型モンモリロナイト由来のモンモリロナイトを取り出し、取り出したモンモリロナイトを温度200℃で24時間加熱処理して得られる処理物の質量)(単位:g)で除することで得られる。
モンモリロナイトスラリー中のアンモニアの含有量はインドフェノール法、ケルダール法、ガスクロマトグラフィー、イオンクロマトグラフィーにより測定することができる。
本発明のモンモリロナイトスラリーに含まれる溶媒は、水と有機溶媒の混合溶媒であり、有機溶媒としては沸点が120℃以下のニトリル基、あるいはケトン基を有する極性有機溶媒が好ましく、アセトニトリル(沸点81.6℃)、メチルエチルケトン(沸点79.6℃)が挙げられ、本発明で使用される。上記有機溶媒は、リチウム固定型モンモリロナイトの層間にアンモニアとともに進入し、連鎖的に分散に寄与すると考えられる。
本発明のモンモリロナイトスラリー中の上記有機溶媒と水の総量に占める有機溶媒の割合は水への溶解度を上限とし、10質量%以上であり、好ましくは15質量%以上であり、より好ましくは20質量%以上である。
有機溶媒と水の総量に占める有機溶媒の割合の上限は、本発明では90質量%以下であり、80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましく、60質量%以下が特に好ましく、30質量%以下が最も好ましい。
本発明のモンモリロナイトスラリー中、上記有機溶媒と水の総量に占める水の割合は90質量%以下であり、好ましくは85質量%以下であり、より好ましくは80質量%以下である。スラリー中の水の含有量を上記好ましい範囲内とすることで、極性有機溶媒による分散性向上効果をより効果的に発揮させることができる。
本発明のスラリーは、極性有機溶媒や水に相溶性のある溶媒、例えば、水、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、アセトン、アセトニトリル、メチルエチルケトン、1−ブタノール、あるいはこれらの1種又は2種以上の混合溶媒などを用いて希釈して、より低濃度のスラリーとすることもできる。
本発明のスラリーは、本発明の効果を実質的に損なわない範囲で、さらにシランカップリング剤、架橋剤、有機高分子、非膨潤性ケイ酸塩化合物、シリカ、界面活性剤、無機ナノ粒子等を含んでいてもよい。
続いて本発明のモンモリロナイトスラリーの製造(以下、本発明のスラリーの製造方法と称す)について説明する。
本発明のモンモリロナイトスラリーは、少なくとも、上述したリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を含有する。
しかも、本発明では、上記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含む。
これらの成分を特定量混合することで、均質化することができる。
一方、水および有機溶媒の総混合量に占める水の混合量は20質量%以上が好ましく、30質量%以上がより好ましく、50質量%以上がさらに好ましい。
アンモニアはアンモニア水を混合することでスラリー中に配合することが好ましい。この場合、アンモニア水中の水は、本発明のスラリー中に水として混合されることになる。水は、アンモニア水に由来するもの以外にも、別途混合することができる。
有機溶媒と水の総量に占める有機溶媒の割合の上限は、本発明では90質量%以下であり、80質量%以下が好ましく、70質量%以下がより好ましく、60質量%以下が特に好ましく、30質量%以下が最も好ましい。
各原料を混合してスラリーを調製する際の温度に特に制限はないが、通常は4〜80℃の温度下で行われる。
本発明のモンモリロナイトスラリーを用いて調製した粘土膜は、例えば、包装フィルム、電子基盤、難燃フィルム、水蒸気バリアフィルム、絶縁フィルム、コートフィルム等として用いることができる。
原料とするリチウム型モンモリロナイトとして、天然モンモリロナイトのイオン交換処理によって得られたリチウム型モンモリロナイト〔クニピア−M、クニミネ工業(株)製〕を用いた。このリチウム型モンモリロナイト10gを電気炉〔マッフル炉、FO410、ヤマト科学(株)製〕に入れ、400℃、2時間で加熱処理に付した。
CECの測定は、日本ベントナイト工業会標準試験方法JBAS−106−77に記載の方法により行なった。また、LCの分析は、CEC測定の際に1M酢酸アンモニウムを用いて浸出させた浸出液を、陽イオン分析にかけることで実施した。
層間距離の測定はX線回折装置〔(株)リガク製、MiniFlex600、X線源CuΚα〕にて測定し、d001ピーク位置より得られた。
得られた結果を下記表1に示す。
以下、加熱処理品を「Li固定型モンモリロナイト」という。
(実施例1)
Li固定型モンモリロナイトA5g、28%アンモニア水〔関東化学(株)製〕0.1g、蒸留水74.9g、アセトニトリル〔関東化学(株)製、試薬特級〕20gを容器に入れ、ディスパー羽根を用い、撹拌機〔商品名:TORNADO、AS ONE(株)製〕にて1時間の撹拌、混合し、スラリーを得た。
実施例1においてアンモニア水の配合を0.5g、蒸留水の配合を74.5g、としたこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
実施例1においてアンモニア水の配合を0.5g、蒸留水の配合を44.5g、アセトニトリルの配合を50gとしたこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
実施例1において蒸留水の配合を95gとし、アンモニア水およびアセトニトリルを配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
実施例1においてアセトニトリルの配合を95gとし、蒸留水およびアンモニア水を配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
実施例1においてアンモニア水の配合を0.01g、蒸留水の配合を75gとしたこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
実施例1においてアンモニア水の配合を0.5g、アセトニトリルの配合を94.5g、蒸留水を配合しなかったこと以外は、実施例1と同様にしてスラリーを得た。
得られた実施例1〜3、比較例1〜4の各スラリー100gをそれぞれ、直径4cm、高さ12cmのガラス管瓶に移し、25℃で24時間静置した後、粘土の分散状態を観察し、分散安定性を下記評価基準により評価した。
A:層分離が生じず、分散安定性に優れる。
B:層分離が生じるが沈殿は少ない。
C:大量の沈殿が生じる。
(実施例4)
実施例2においてアセトニトリルを配合せず、メチルエチルケトン〔MEK、関東化学(株)製、試薬特級〕を20g配合したこと以外は、実施例2と同様にしてスラリーを得た。
実施例3においてアセトニトリルを配合せず、N,N−ジメチルホルムアミド〔DMF、関東化学(株)製、試薬特級〕を50g配合したこと以外は、実施例3と同様にしてスラリーを得た。
得られた実施例4および比較例5の各スラリーを用いて、上記試験例−1と同じ方法で分散安定性を評価した。
得られた結果を下記表3に示す。
なお、本発明に包含されない比較例5においても上記の試験例−1の評価では、安定性のあるスラリーを得ることができた。
このため、下記の試験例−3、4により、比較例5と実施例3の各スラリーの差異を評価した。
実施例3と比較例5のスラリーをテフロン(登録商標)コーティングバットに広げ、105℃の条件下にて一晩乾燥させ、膜状の乾燥物を得た。乾燥物を粉砕機〔フォースミルFM−1、大阪ケミカル(株)販売〕にて粉砕し、粉末を得た。得られた粉末を105℃の条件にてさらに2時間の乾燥を行った後、差動型示差熱天秤〔(株)リガク製、TG−DTA TG8120〕を用い、100℃から800℃までの熱分析を行った。
図1は、出発原料として用いたLi固定型モンモリロナイトの乾燥粉末の示差熱熱重量分析(TG/DTA)の測定チャートであり、図2は、比較例5のスラリーの乾燥粉末の示差熱熱重量分析(TG/DTA)の測定チャートであり、図3は、実施例4のスラリーの乾燥粉末の示差熱熱重量分析(TG/DTA)の測定チャートである。
各測定チャートの3つのプロット曲線は、下がDTA(示差熱分析)曲線、中央がDTG(TGの微分曲線)、上がTG(熱重量測定)曲線である。
DTA(示差熱分析)曲線における縦軸は、右側の「Heat Flow/μV」であり、DTG(TGの微分曲線)における縦軸は、最も左側の「DTG/%/min」、TG(熱重量測定)曲線における縦軸は、左から2番目の縦軸[Weight/%]である。
実施例3と比較例5のスラリーをポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上にキャスティングナイフを用いてキャスティングし、105℃にて3時間乾燥させた。乾燥後、PETフィルムより剥離させ、自立膜として20μm厚の成形体を得た。膜試料片を4cm角に切り出し、蒸留水を入れたガラスシャーレに浸漬させた。その後、24時間後に至るまでの水中崩壊性の有無を目視確認した。
Claims (5)
- 陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を含有するモンモリロナイトスラリーであって、
前記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含み、
前記スラリー中、前記水および前記有機溶媒の総量に占める該有機溶媒の割合が10質量%以上90質量%以下であり、
前記スラリー中の前記アンモニアの含有量が、前記スラリー中の前記リチウム固定型モンモリロナイト1g当たり0.1mmol以上であることを特徴とするモンモリロナイトスラリー。 - 請求項1に記載のモンモリロナイトスラリーの膜を形成し、形成した膜を乾燥することを含む、粘土膜の製造方法。
- モンモリロナイトスラリーの製造方法であって、
少なくとも、陽イオン交換容量が50meq/100g以下のリチウム固定型モンモリロナイト、アンモニア、水、および、有機溶媒を混合する工程を含み、
前記有機溶媒が、少なくとも、アセトニトリルおよびメチルエチルケトンから選択される有機溶媒を含み、
前記水および前記有機溶媒の総混合量に占める該有機溶媒の混合量が10質量%以上90質量%以下であり、
前記アンモニアの混合量が、前記リチウム固定型モンモリロナイトの混合量1g当たり0.1mmol以上であることを特徴とするモンモリロナイトスラリーの製造方法。 - 前記リチウム固定型モンモリロナイトが、リチウム型モンモリロナイトを180〜600℃の加熱処理に付して得られたものであることを特徴とする請求項3に記載のモンモリロナイトスラリーの製造方法。
- 前記アンモニアを、アンモニア水として混合することを特徴とする請求項3または4に記載の製造方法。
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