JP6841693B2 - 積層鋳型の製造方法 - Google Patents
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(2)前記界面活性剤が、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性 剤、非イオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤からな る群より選ばれることを特徴とする前記態様(1)に記載の積層鋳型の製造方法。
(3)前記界面活性剤の含有量が、前記コーテッドサンドにおける水ガラスの固形分の1 00質量部に対して、0.1〜20.0質量部の割合であることを特徴とする前記態 様(1)又は前記態様(2)に記載の積層鋳型の製造方法。
(4)前記水性媒体が、界面活性剤を含んでいることを特徴とする前記態様(1)乃至前 記態様(3)の何れか1つに記載の積層鋳型の製造方法。
(5)前記水性媒体が、硬化促進剤、保湿剤、乾燥促進剤、及び防腐剤のうちの少なくと も何れかを、更に含んでいることを特徴とする前記態様(4)に記載の積層鋳型の製 造方法。
(6)前記水性媒体の粘度が0.1〜50cPであり、且つ表面張力が15〜50mN/ mであることを特徴とする前記態様(1)乃至前記態様(5)の何れか1つに記載の 積層鋳型の製造方法。
(7)前記コーテッドサンドが、その表面に、滑剤を更に含有していることを特徴とする 前記態様(1)乃至前記態様(6)の何れか1つに記載の積層鋳型の製造方法。
(8)前記滑剤の含有量が、前記コーテッドサンドにおける水ガラスの固形分の100質 量部に対して、0.1〜10.0質量部の割合であることを特徴とする前記態様(1 )乃至前記態様(7)の何れか1つに記載の積層鋳型の製造方法。
(9)前記コーテッドサンドにおける含水分量が、水ガラスの固形分量の5〜55質量% であることを特徴とする前記態様(1)乃至前記態様(8)の何れか1つに記載の積 層鋳型の製造方法。
(10)前記砂層への水性媒体の散布が、インクジェット方式の散布装置を用いて行われ ることを特徴とする前記態様(1)乃至前記態様(9)の何れか1つに記載の積層鋳 型の製造方法。
(a)コーテッドサンドにおける水分に対する濡れ性が向上することとなるため、乾態の コーテッドサンドに散布液体が馴染み易くなり、コーテッドサンドへの水性媒体の浸 透を向上させることが出来る。
(b)コーテッドサンドの水分への濡れ性のよさにより、積層体における層と層との間の 結合を強固にすると共に、各層の硬化のばらつきがなく、安定して積層されることと なるため、鋳型の強度が向上する。
(c)コーテッドサンドの水分への濡れ性のよさにより、水性媒体の散布量を必要最低限 にすることが可能となる。
(d)水性媒体の散布量が必要最低限になることにより、加熱時間が短縮され得て、成形 サイクルを短くすることが出来、そのために消費熱量が少なくて済む利点を生じる。
固形分(質量%)=[乾燥後の質量(g)/乾燥前の質量(g)]×100
ところで、本発明に従う積層鋳型の製造方法は、上述の如くして得られたコーテッドサンドを用いて、例えば、図1乃至図6に示される如くして実施されることとなる。即ち、先ず、図1に示されるように、本発明において用いられる鋳型の造形装置には、平面形態が四角形を呈する容器状の枠10内において、上下方向に垂直にスライド可能な矩形のテーブル12が、配置されている。また、かかる造形装置は、図1乃至図3に示されるように、枠10の上方にそれぞれ位置せしめられた、コーテッドサンド14を供給する貯留タンク16と、かかる貯留タンク16の下部に設けられた吐出口18からテーブル12の上面に供給されたコーテッドサンド14を一定厚さに薄く平面展開させて、薄層の砂層20を形成する伸展部材24と、インクジェット方式により所定の液体を砂層20上の所定部位に散布する、選択的散布手段としてのインクジェット散布装置26と、発熱体として電熱線32が設けられたヒータ30とを備えており、それらが、鋳型層製造の各工程に応じて選択的に切り替えられて、配置されるようになっている。
先ず、製造前の段階においては、造形装置の枠10の上面とテーブル12の上面が同一平面上に位置せしめられている。そして、造形工程が始まると、テーブル12が砂層20の一層の高さ分、下方へスライドさせられる。次いで、貯留タンク16に蓄えられたコーテッドサンド14が、吐出口18からの供給量をコントロールされながら、テーブル12上にほぼ均一な厚さで満遍なく撒かれるように、供給される[図1(a)の状態]。このとき、砂層20の一層あたりの高さは、テーブル12が下方へスライドした距離に対応した段差、例えば0.3mmの段差として形成される。なお、この段差は、積層される層ごとに、常に均一な高さとなるように形成され、一般に、0.1mm〜3mm程度の段差とされることが望ましい。
次いで、図2に示されるように、砂層20に向かって、インクジェット散布装置26のノズル28から、液滴、液状又は霧状の水性媒体22が、予め定められた平面形状において微小領域ごとに噴霧される。ここで、かかる定められた平面形状とは、製造される鋳型の形状を砂層の肉厚分ほどの等間隔で複数の領域に水平方向に分割したものであって、製造される鋳型に応じて、砂層ごとに、下の方から順番に、各層の平面形状に基づいて、水性媒体22が噴霧されるのである。これは、例えば、製品形状のCADデータから砂型の形状データを得て、これを砂層の肉厚毎の断面形状データにすることで、各層の予め定められた平面形状を設定することが出来る。なお、このインクジェット散布装置26において、水性媒体22を噴射するノズル28のノズル径は、例えば20〜100μm程度と、極めて小径とされているが、噴出せしめられる液体は水性媒体であるところから、ノズル詰まり等の問題が惹起されるようなこともないのである。
水性媒体22を散布した後の砂層20に対しては、その上方に一定間隔を隔てて、電熱線32が設けられたヒータ30を配置せしめ、かかるヒータ30の熱にて、砂層20を加熱することにより、湿ったコーテッドサンド14の乾燥が、行われる(図3の状態)。これにより、第二工程において水性媒体22でコーテッドサンド14を湿らせて、被覆層の水ガラスを溶かし、相互に付着せしめた状態から、第三工程において湿らせたコーテッドサンド14の水分を蒸発させて、水ガラスが付与された耐火性骨材が、相互に結合した状態において、固化又は硬化せしめられることにより、一つの鋳型層34が形成されることとなるのである。更に、水性媒体22で湿った部分は、湿っていない部分よりも熱の伝導性がよくなるため、加熱を行うことで、コーテッドサンド14の水性媒体22で湿らせた部分のみを効率よく固化又は硬化させることが出来ることとなる。また、コーテッドサンド14の濡れ性の向上により、水性媒体の散布量が必要最小限に少なくすることが出来るため、加熱時間が少なくて済み、加熱による歪みも抑えることが出来る。更に、水性媒体の散布から加熱時間までの時間を短縮させ、成形サイクルを短くすることが出来る。このとき、ヒータ30による加熱は、コーテッドサンド14を乾燥させて、固化又は硬化するものであるところから、砂層20を30〜180℃程度に、好ましくは60〜150℃、より好ましくは80〜140℃、更に好ましくは100〜120℃程度に、加熱することが出来ればよく、これによって砂層20内で温度差があまり生じないので、硬化した砂層(20)の反り等を効果的に抑えることが出来る。また、このときの加熱温度が100℃程度と、低い温度で固化又は硬化が出来ることから、従来のコーテッドサンドを高温に加熱する(200〜300℃程度)ことによって発生する臭気も効果的に抑えることが出来るのである。このため、ヒータ30も、高出力である必要がなく、加熱のためのエネルギー消費量も少なくて済む等の特徴を発揮する。
そして、上記した第一工程、第二工程、第三工程からなる一連の鋳型層34形成工程を一つのターン(サイクル)として、引き続き、テーブル12を更に砂層一層分の高さ分、下方へスライドさせた後(図4の状態)、かかる鋳型層34の形成工程のターンが繰り返されることにより、既に形成されている一つの鋳型層34の上に、新たな鋳型層34が一体的に形成されて、積層構造が実現されるのである。更に、このような鋳型層34の形成を何度か繰り返すことで、鋳型層34が順次積層一体化せしめられ(図5の状態)、以て適数層の鋳型層34にて構成される、所望の三次元形状の積層鋳型36が製造されるのである。このとき、コーテッドサンドの水分への濡れ性のよさにより、積層における各層の硬化のばらつきがなく安定して行われるため、形成される各層間の強度が強くなり、鋳型の強度が有利に向上せしめられ得るのである。その後、造形装置(枠10)から、固化乃至硬化せしめられていない砂を取り除くことにより、目的とする鋳型(36)が、取り出されることとなる(図6の状態)。また、得られた鋳型(36)は、強度のばらつきを抑えるために、更に二次焼成を行ってもよい。この二次焼成の条件としては、100〜200℃、好ましくは120〜180℃に加熱された恒温槽内で、5分〜2時間、好ましくは10分〜1時間の間で行われる。
空焼して秤量したるつぼに、各CSを10g秤量して収容し、900℃にて1時間曝熱した後の質量減少量(%)を用いて、CS中の水分量と有機分量との合計量[以下、「(水分+有機分)量)」と示し、「W1」とする。]を、下記の式(1)より算出する。ここで、有機分量とは、界面活性剤及びその他の液状の添加剤(以下、有機分という)の合計量である。なお、秤量は、小数点以下第4位まで計測する。次に、CSに対する水ガラスの固形分量(B1)を、下記の式(2)を用いて算出する。そして、CS中の(水分+有機分)量(W1)と、CSに対する水ガラスの固形分量(B1)と、水ガラスの固形分の100部に対する有機分の添加量(A)と、後述する手法に従って測定される有機分における固形分率(C)より、水ガラスの固形分量に対する水分量(被覆層における水ガラスの固形分量に対するCSの水分量:W2)を、下記の式(3)を用いて算出する。以上の如くして算出されたW2が、下記表1においては、「含水分量(質量%)」として示されている。
W1=[(M1−M2)/M3]×100 ・・・(1)
[W1:CS中の(水分+有機分)量(%)、M1:焼成前のるつぼとCSの合計 質量(g)、M2:焼成後のるつぼとCSの合計質量(g)、M3:焼成前のC Sの質量(g)]
B1=[B2/(100+B2)]×(100−W1) ・・・(2)
[B1:CSに対する水ガラスの固形分量(%)、B2:砂の100部に対して添 加した水ガラスの固形分量(部)、W1:CS中の(水分+有機分)量(%)] W2=[(W1/B1)×100]−(A×C/100) ・・・(3)
[W2:被覆層における水ガラスの固形分量に対するCSの水分量(%)、W1: CS中の(水分+有機分)量(%)、B1:CSに対する水ガラスの固形分量(
%)、A:水ガラスの固形分の100部に対する有機分の添加量(部)、C:C S中の有機分における固形分率(%)]
先ず、界面活性剤及びその他の液状添加剤からなり、それらの配合割合が、砂(耐火性骨材)に対する添加割合と同様である試料を調製する。次いで、アルミ箔製皿(縦:90mm、横:90mm、高さ:15mm)内に、先に調製した試料の10gを収容して秤量し、180±1℃に保持した加熱板上にアルミ箔製皿を載置し、20分間放置した後、デシケータ中で放冷する。そして、かかる放冷後のアルミ箔製皿の秤量を行い、下記の式(4)より、有機分における固形分率(C)を算出する。
C=[乾燥後のアルミ箔製皿の質量(g)/乾燥前のアルミ箔製皿の質量(g)]
×100 ・・・(4)
各CSを用いて積層造形して得られた、幅:1.0cm×高さ:1.0cm×長さ:6.0cmの大きさの試験片について、積層方向に垂直に荷重をかけて、その破壊荷重を、測定器(高千穂精機株式会社製:デジタル鋳物砂強度試験機)を用いて、測定する。そして、この測定された破壊荷重を用いて、抗折強度を、下記の式(5)により、算出する。
抗折強度(N/cm2 )=1.5×LW/ab2 ・・・(5)
[L:支点間距離(cm)、W:破壊荷重(N)、a:試験片の幅(cm)、b: 試験片の厚み(cm)]
外径:10mmφ、内径:9mmφのガラスの筒にコットンを詰め、簡易的なカラムを作製する。その中に、CSを22g入れ、1分間振動させることで、密充填させる。次いで、この砂充填のカラムに、浸透させる液体(水)を2g入れ、充填した砂の上面から20mmのところまで液体が浸透してきたら、測定を開始する。この測定開始から5分後に、かかる20mmの位置から更に浸透した距離(mm)を測定して、その距離を浸透量とする。
上記の抗折強度を測定した後に、その破断面を目視にて観察して、以下の基準にて評価する。
層間剥離:積層面と同じ方向に試験片が割れる現象が見られた。
剥離無し:積層面と同じ方向に試験片が割れる現象が見られなかった。
なお、層間剥離は、積層した際の層間の強度が弱い場合に発生する現象であって、十分に液が浸透していないために発生するものである。
耐火性骨材として、市販の鋳造用人工砂であるルナモス#110(商品名:花王クエーカー株式会社製)を準備すると共に、粘結剤たる水ガラスとして、市販品:2号ケイ酸ナトリウム(商品名:富士化学株式会社製、SiO2 /Na2O のモル比:2.5、固形成分:41.3%)を準備した。そして、上記のルナモス#110を約180℃の温度に加熱した後、ワールミキサー(遠州鉄工株式会社製)に投入し、更に、前記水ガラスを、ルナモス#110の100部に対して7.26部(固形成分:3.0部)の割合で添加した後、陰イオン性界面活性剤(アニオン性界面活性剤)として市販品:オルフィンPD−301(商品名:日信化学工業株式会社製)を用い、これを、ルナモス#110の100部に対して0.03部(水ガラスの固形分100部に対して1部)の割合で添加して、3分間の混練を行うことにより、水分を蒸発せしめる一方、砂粒塊が崩壊するまで撹拌混合せしめ、更にステアリン酸カルシウムの0.03部を加えて、撹拌混合せしめた後に取り出すことにより、常温流動性を有する乾態のCS1を得た。かかる混練後のCS1の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の28質量%に相当する量であった。
アニオン性界面活性剤の添加量を0.12部(水ガラスの固形分100部に対して4部)としたこと以外は、上記製造例1と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS2を得た。その得られたCS2の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の29質量%に相当する量であった。
アニオン性界面活性剤の添加量を0.3部(水ガラスの固形分100部に対して10部)としたこと以外は、上記製造例1と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS3を得た。その得られたCS3の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の30質量%に相当する量であった。
界面活性剤として、市販品のシリコーン系界面活性剤:KF643(商品名:信越化学工業株式会社製)を用いて、これを、耐火性骨材(ルナモス#110)の100部に対して0.09部(水ガラスの固形分100部に対して3部)の割合で添加したこと以外は、上記製造例1と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS4を得た。その得られたCS4の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の29質量%に相当する量であった。
界面活性剤として、市販品の非イオン性界面活性剤:Surfynol485(商品名:日信化学工業株式会社製)を用いて、これを、耐火性骨材(ルナモス#110)の100部に対して、0.12部(水ガラスの固形分100部に対して4部)の割合で添加したこと以外は、上記製造例1と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS5を得た。その得られたCS5の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の29質量%に相当する量であった。
粘結剤の水ガラスとして、市販品:1号ケイ酸ナトリウム(商品名:富士化学株式会社製、SiO2 /Na2O のモル比:2.1、固形成分:48.5%)を用い、また、その添加量を、耐火性骨材(ルナモス#110)の100部に対して6.19部(固形成分:3.0部)としたこと以外は、上記製造例2と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS6を得た。そして、その得られたCS6の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の31質量%に相当する量であった。
粘結剤の水ガラスとして、市販品:3号ケイ酸ナトリウム(商品名:富士化学株式会社製、SiO2 /Na2O のモル比:3.2、固形成分:38%)を用い、また、その添加量を、耐火性骨材(ルナモス#110)の100部に対して7.89部(固形成分:3.0部)としたこと以外は、上記製造例2と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS7を得た。その得られたCS7の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の30質量%に相当する量であった。
界面活性剤を添加しないこと以外は、上記製造例2と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS8を得た。その得られたCS8の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の29質量%に相当する量であった。
界面活性剤を添加しないこと以外は、上記製造例6と同様の手順に従って、常温流動性を有する乾態のコーテッドサンド:CS9を得た。その得られたCS9の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の31質量%に相当する量であった。
界面活性剤を添加しないこと以外は、上記製造例7と同様の手順に従って、乾態のコーテッドサンド:CS10を得た。その得られたCS10の含水分量を算出したところ、被覆層における水ガラスの固形分量の29質量%に相当する量であった。
先に準備したCS1を用いて、積層鋳型製造装置により、図1〜図5に示される実施形態に従って、所定の積層鋳型の造形を行った。即ち、先ず、第一工程で、テーブル(12)を0.3mm下方へスライドさせた後、CS1を、かかるテーブル(12)上に薄く平面展開して砂層(20)を形成し、次いで第二工程において、203mm×254mmの予め定められた平面形状を与えるように、その微小領域ごとに、霧状の水性媒体(22)を、インクジェット方式にて噴霧することにより、そのような水性媒体(22)の噴霧された領域の砂層(20)部位を湿らした。その後、ヒータ(30)としてハロゲンランプを用いて、所定の平面形状部位を加熱して、硬化乃至は固化を行い、かかる部位に対応した形状の鋳型層(34)を得た。なお、そこで用いた水性媒体(22)は、水93質量%、保湿剤6質量%、界面活性剤1質量%の組成を有するもの(粘度1.1mPa・s/25℃、表面張力31.5mN/m)であり、25℃の温度で用いられた。
CS1をそれぞれCS2〜10に代えて、実施例1と同様にして、鋳型の積層造形を行い、その得られた造形物を、150℃の温度で10分間焼成を施すことにより、目的とする積層鋳型(36)を製造した。そして、その得られた積層鋳型の抗折強度及び破断状態の観察を行い、その結果を、下記表1に示した。
14 コーテッドサンド 16 貯留タンク
18 吐出口 20 砂層
22 水性媒体 24 伸展部材
26 インクジェット散布装置 28 ノズル
30 ヒータ 32 電熱線
34 鋳型層 36 造形物(積層鋳型)
Claims (10)
- 耐火性骨材を粘結剤で被覆してなるコーテッドサンドを用いて薄い砂層を形成した後、かかる砂層に水性媒体を散布して加熱することによって、所定の二次元パターンの固化層乃至硬化層を形成する作業を繰り返して、該固化層乃至硬化層を積層することにより、目的とする立体形状の積層鋳型を製造する方法において、
前記コーテッドサンドとして、前記耐火性骨材の表面に、粘結剤としての水ガラスと共に、界面活性剤を含有する被覆層を形成して得られる、乾態のコーテッドサンドを用いることを特徴とする積層鋳型の製造方法。 - 前記界面活性剤が、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤及びフッ素系界面活性剤からなる群より選ばれることを特徴とする請求項1に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記界面活性剤の含有量が、前記コーテッドサンドにおける水ガラスの固形分の100質量部に対して、0.1〜20.0質量部の割合であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記水性媒体が、界面活性剤を含んでいることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記水性媒体が、硬化促進剤、保湿剤、乾燥促進剤、及び防腐剤のうちの少なくとも何れかを、更に含んでいることを特徴とする請求項4に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記水性媒体の粘度が0.1〜50cPであり、且つ表面張力が15〜50mN/mであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記コーテッドサンドが、その表面に、滑剤を更に含有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記滑剤の含有量が、前記コーテッドサンドにおける水ガラスの固形分の100質量部に対して、0.1〜10.0質量部の割合であることを特徴とする請求項7に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記コーテッドサンドにおける含水分量が、水ガラスの固形分量の5〜55質量%であることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の積層鋳型の製造方法。
- 前記砂層への水性媒体の散布が、インクジェット方式の散布装置を用いて行われることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の積層鋳型の製造方法。
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