JP6845653B2 - ポリイソシアネート組成物の製造方法 - Google Patents
ポリイソシアネート組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6845653B2 JP6845653B2 JP2016191304A JP2016191304A JP6845653B2 JP 6845653 B2 JP6845653 B2 JP 6845653B2 JP 2016191304 A JP2016191304 A JP 2016191304A JP 2016191304 A JP2016191304 A JP 2016191304A JP 6845653 B2 JP6845653 B2 JP 6845653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyisocyanate
- group
- diisocyanate
- less
- polycarbonate diol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
例えば、特許文献1では前記ポリオールとしてポリカーボネートジオールを用いたポリイソシアネート組成物が提案されている。
しかし、さらなる乾燥性、硬度、および高い降伏点応力を求められる場合があり、これらの性能を両立させるためには、さらなる改良が必要であった。
そこで、本発明は、塗膜としたときの乾燥性をより向上させ、加えて、硬度及び降伏点応力にも優れる、ポリイソシアネート組成物の製造方法を提供することを目的とする。
[1]脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、イソシアヌレート基を有するポリイソシアネート前駆体と、炭素数2〜20のジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種のジオール及びカーボネート化合物を重合したポリカーボネートジオールと、をウレタン化反応させる第一の工程と、得られた反応生成物中のウレタン基をアロファネート化反応させる第二の工程と、を有するポリイソシアネート組成物の製造方法であって、前記ポリイソシアネート組成物のアロファネート基とウレタン基のモル比が10:90以上90:10以下であり、前記ポリイソシアネート組成物の平均イソシアネート官能基数が4.0以上9.0以下である、製造方法。
[2]前記ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートを含む、[1]に記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。
本明細書において、「ポリオール」とは、2つ以上のヒドロキシ基(−OH)を有する化合物をいう。
本実施形態のポリイソシアネート組成物の製造方法は、ポリイソシアネート前駆体と、ポリカーボネートジオールと、をウレタン化反応させる第一の工程と、得られた反応生成物中のウレタン基をアロファネート化反応させる第二の工程と、を有する。
本実施形態のポリイソシアネート組成物の製造方法は、まず、第一の工程でポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオールとの間でウレタン基を生成する。次に、第二の工程で、第一の工程で生成したポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオールとの間のウレタン基をアロファネート化する。本実施形態では、ウレタン基を生成する第一の工程と、生成したウレタン基をアロファネート化する第二の工程とを組み合わせることにより、ポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオールとの間のアロファネート基を高い割合で導入することができる。
以下、本実施形態のポリイソシアネート組成物の製造方法の各工程について説明する。
第一の工程は、ポリイソシアネート前駆体と、ポリカーボネートジオールと、をウレタン化反応させる工程である。
第一工程は、無溶剤の条件下で反応させてもよく、必要に応じて、イソシアネート基を有する化合物との反応性を有していない有機溶剤中で反応させてもよい。このような有機溶剤としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤;シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、乳酸メチル、乳酸エチル等のエステル系溶剤;トルエン、キシレン、ジエチルベンゼン、メシチレン、アニソール、ベンジルアルコール、フェニルグリコール、クロロベンゼン等の芳香族系溶剤;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコール系溶剤;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶剤;ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶剤;N−メチル−2−ピロリドン等のピロリドン系溶剤;N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド系溶剤;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤;γ−ブチロラクトン等のラクトン系溶剤;モルフォリン等のアミン系溶剤;これらの混合物が挙げられる。これらの溶剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
第二の工程は、前記第一工程により得られたポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオールとの間のウレタン基をアロファネート化反応させる工程である。
第二の工程は、無溶剤の条件下で反応させてもよく、必要に応じて、イソシアネート基を有する化合物との反応性を有していない有機溶剤中で反応させてもよい。このような有機溶剤としては、特に限定されないが、上述した第一の工程で用いることができる有機溶剤が挙げられる。この有機溶剤は、反応後に除去することもできる。
第二の工程の反応温度は、副反応の抑制及び製造の効率性の観点から、50℃以上180℃以下が好ましく、80℃以上150℃以下がより好ましい。
また本実施形態において、前記第一の工程と、前記第二の工程とを同時に行ってもよい。
前記第一の工程と、前記第二の工程とを同時に行う場合、アロファネート化触媒の存在下で、所定時間ウレタン化反応(第一の工程)と、アロファネート化反応(第二の工程)とを行えばよい。
本実施形態で用いるポリイソシアネート前駆体は、脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られる。脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートは、その構造の中にベンゼン環を含まない化合物をいう。
上記ジイソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を含むことが好ましい。これにより、ポリイソシアネート組成物を塗膜としたときの耐候性と柔軟性とがより優れる傾向にある。
ポリイソシアネート前駆体は、2以上のジイソシアネートが重合した成分(例えば、2量体)を含むことが好ましく、3以上のジイソシアネートが重合した成分(例えば、3量体)を含むことがより好ましい。これにより、塗膜としたときの耐候性、乾燥性、硬度、降伏点応力がより優れる傾向にある。
ポリイソシアネート前駆体の数平均分子量は、500以上2000以下が好ましく、500以上1000以下がより好ましい。数平均分子量は、後述する実施例に記載の方法により測定する。
本実施形態で用いるポリカーボネートジオールは、炭素数2〜20のジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種のジオールと、カーボネート化合物と、を共重合することにより得られる。
これらの中でも、炭素数2以上11以下のジオールが好ましく、炭素数3以上6以下のジオールがより好ましい。
本実施形態に係る製造方法により得られるポリイソシアネート組成物は、例えば、塗料組成物、粘着剤組成物、接着剤組成物、注型剤組成物等の硬化性組成物;繊維処理剤等の各種表面処理剤組成物;各種エラストマー組成物;発泡体組成物等の架橋剤;改質剤;添加剤として用いられる。
ポリイソシアネート前駆体を試料として、反応液屈折率の測定により、ポリイソシアネート前駆体の収率を求めた。
ポリイソシアネート前駆体を試料として、ポリイソシアネート前駆体の25℃における粘度を、E型粘度計 RE−80U(東機産業社製)を用いて求めた。測定に際しては、標準ローター(1°34’×R24)を用いた。回転数は、以下の通りで設定した。
100r.p.m.( 128mPa.s未満の場合)
50r.p.m.( 128mPa.s以上 256mPa.s未満の場合)
20r.p.m.( 256mPa.s以上 640mPa.s未満の場合)
10r.p.m.( 640mPa.s以上 1280mPa.s未満の場合)
5r.p.m.( 1280mPa.s以上 2560mPa.s未満の場合)
2.5r.p.m.( 2560mPa.s以上 5120mPa.s未満の場合)
1.0r.p.m.( 5120mPa.s以上10240mPa.s未満の場合)
0.5r.p.m.(10240mPa.s以上20480mPa.s未満の場合)
三角フラスコにポリイソシアネート前駆体1〜3gを精秤し(Wg)、その後トルエン20mlを添加し、ポリイソシアネートを溶解する。その後、2規定のジ−n−ブチルアミンのトルエン溶液10mlを添加し、混合後、15分間室温放置する。イソプロピルアルコール70mlを加え、混合する。この液を1規定塩酸溶液(ファクターF)で、指示薬に滴定する。この滴定値を(V2ml)とし、同様の操作をポリイソシアネートなしで行い、この滴定値を(V1ml)とし、下記式(1)からポリイソシアネートのイソシアネート基含有量を算出した。
イソシアネート基含有量(質量%)=(V1−V2)×F×42/(W×1000)×100 ・・・(1)
ポリイソシアネート前駆体を試料として、ポリイソシアネート前駆体の数平均分子量を、下記の装置を用いたゲルパーミエーションクロマトグラフ測定による、ポリスチレン基準の数平均分子量として求めた。
装置:HLC−802A(東ソー社製)
カラム:G1000HXL×1本(東ソー社製)
G2000HXL×1本(東ソー社製)
G3000HXL×1本(東ソー社製)
キャリアー:テトラハイドロフラン
流速:0.6mL/分
試料濃度:1.0質量%
注入量:20μL
温度:40℃
検出方法:示差屈折計
ポリイソシアネート前駆体またはポリイソシアネート組成物を試料として、下記式(2)により、イソシアネート平均官能基数を求めた。
イソシアネート平均官能基数=ポリイソシアネート数平均分子量(Mn)×イソシアネート基含有量(質量%)×0.01)/42 ・・・(2)
ポリイソシアネート組成物を試料として、Bruker社製FT−NMR AVANCE600を用いて、重クロロホルムCDCl3を溶媒に、濃度5質量%、600MHz、積算回数256回で、プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し、イソシアヌレート基、ウレタン基の官能基数の比率を確認した。HDI由来のβ位、γ位の全プロトンを基準として、アロファネート基は8.60ppm付近のアロファネート結合の窒素に結合した水素原子のシグナルの面積比、ウレタン基は4.70ppm付近のウレタン結合の窒素に結合した水素原子のシグナルの面積比を測定し、比率を求めた。
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの数平均分子量を、下記式(3)により求めた。なお、ポリカーボネートジオールの水酸基価は、下記の((物性8)により求めた。
数平均分子量=2/(ポリカーボネートジオールの水酸基価×10−3/56.11) ・・・(3)
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの水酸基価は、JIS K 0070:1992に従い求めた。具体的には、無水酢酸12.5gをピリジン50mLでメスアップしアセチル化試薬を調製した。次に、100mLナスフラスコに、合成例で製造したポリカーボネートジオールを2.5〜5.0g精秤した。ナスフラスコに、アセチル化試薬5mLとトルエン10mLをホールピペットで添加後、冷却管を取り付けて、100℃で1hr撹拌加熱した。蒸留水2.5mLをホールピペットで添加し、さらに10min加熱撹拌した。2〜3分冷却後、エタノールを12.5mL添加し、指示薬としてフェノールフタレインを2〜3滴入れた後に、0.5mol/Lエタノール性水酸化カリウムで滴定した。
一方で、空試験として、アセチル化試薬5mL、トルエン10mL、蒸留水2.5mLを100mLナスフラスコに入れ、10分間加熱撹拌した後、同様に滴定を行った。この結果をもとに、下記式(4)で水酸基価を計算した。
OH価(mg−KOH/g)={(b−a)×28.05×f}/e ・・・(4)
式(4)中、aは、サンプルの滴定量(mL)を表し、bは、空試験の滴定量(mL)を表し、eは、サンプル質量(g)を表し、fは、滴定液のファクターを表す。
ポリカーボネートジオールを試料として、ポリカーボネートジオールの共重合組成を、以下のように測定した。100mLのナスフラスコにサンプルを1g取り、エタノール30g、水酸化カリウム4gを入れて、100℃で1hr反応した。室温まで冷却後、指示薬にフェノールフタレインを2〜3滴添加し、塩酸で中和した。冷蔵庫で1hr冷却後、沈殿した塩を濾過で除去し、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。分析は、カラムとしてDB−WAX(J&W製)をつけたガスクロマトグラフィーGC−14B(島津製作所製)を用い、ジエチレングリコールジエチルエステルを内標として、検出器をFIDとして行った。なお、カラムの昇温プロファイルは、60℃で5分保持した後、10℃/minで250℃まで昇温した。
撹拌機、温度計、還流冷却管、窒素吹き込み管、滴下ロートを取り付けた4ツ口フラスコ内を窒素雰囲気にし、HDI:1000gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃に保持した。これにテトラメチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が25%になった時点で燐酸を添加し反応を停止した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体aを得た。得られたポリイソシアネート前駆体aは実質的にアロファネート基を含まず、25℃における粘度は1300mPa・s、イソシアネート基濃度は23.1%、数平均分子量は590、平均イソシアネート官能基数は3.0であった。
合成例1と同様の装置で、HDI:1000g、イソブタノール:1.5gを仕込み、撹拌下反応器内温度を70℃に保持した。これにテトラメチルアンモニウムカプリエートを加え、収率が20%になった時点で燐酸を添加し反応を停止し、次いで160℃で1時間反応液を加熱した。反応液をろ過した後、薄膜蒸発缶を用いて未反応のHDIを除去し、ポリイソシアネート前駆体bを得た。得られたポリイソシアネート前駆体bは実質的にアロファネート基を含まず、25℃における粘度は500mPa・s、イソシアネート基濃度は23.2%、数平均分子量は540、平均イソシアネート官能基数は3.0であった。
攪拌機、温度計、頭頂に還流ヘッドを有する真空ジャケット付きオルダーショウを備えた2Lセパラブルフラスコに、1,5−ペンタンジオール382g、1,6−ヘキサンジオール433g、エチレンカーボネート650gを仕込み、70℃で撹拌溶解した後、触媒として酢酸鉛三水和物を0.015g入れた。175℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140℃、真空度1.0〜1.5kPaで、還流ヘッドから還流比4で留分の一部を抜きながら、12時間反応した。その後、オルダーショウを単蒸留装置に取り替え、180℃に設定したオイルバスで加熱し、フラスコの内温140〜150℃、真空度を0.5kPaまで落として、セパラブルフラスコ内に残った、ジオールとエチレンカーボネートを除去した。その後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温160〜165℃で、生成するジオールを除去しながら、さらに4時間反応した。この反応により、常温で粘稠な液体のポリカーボネートジオールAが得られた。得られたポリカーボネートジオールAの水酸基価は56.1(分子量2000)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
合成例3において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を2.3時間にしたこと以外は、合成例3と同様の方法でポリカーボネートジオールBを合成した。得られたポリカーボネートジオールBの水酸基価は113.2(分子量1000)、共重合組成は1,5−ペンタンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
合成例3において、オルダーショウを単蒸留装置に取り替えた後、オイルバスの設定を185℃に上げ、フラスコの内温を160〜165℃にして、生成するジオールを除去する時間を1.5時間にしたこと以外は、合成例3と同様の方法でポリカーボネートジオールCを合成した。得られたポリカーボネートジオールCの水酸基価は224.4(分子量500)、共重合組成は1,5−ペンタンンジオール/1,6−ヘキサンジオール=50/50(モル比)であった。
[第一の工程]
合成例1と同様の反応器に、合成例1で得られたポリイソシアネート前駆体a100.0g、合成例4で得られたポリカーボネートジオールB54.3g、を入れ、90℃で2時間ウレタン化反応を行った。
[第二の工程]
次に、アロファネート化触媒2−エチルヘキサン酸ジルコニウム(20%2−エチルヘキサノール溶液)0.05gを仕込み、窒素雰囲気下、130℃、3時間保持し、アロファネート化反応を行った。その後、酢酸n−ブチル66.4gを添加し、実施例1のポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物の、アロファネート基とウレタン基のモル比は20:80、イソシアネート平均官能基数は4.5であった。
合成例1と同様の反応器に、合成例1で得られたポリイソシアネート前駆体a100.0g、合成例4で得られたポリカーボネートジオールB54.3gを仕込み、窒素雰囲気下、100℃、3時間保持した。その後、酢酸n−ブチル66.3gを添加し、比較例1のポリイソシアネート組成物を得た。得られたポリイソシアネート組成物の、アロファネート基とウレタン基のモル比は0:100、イソシアネート平均官能基数は3.5であった。
表1記載のポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオールの種類、酢酸n−ブチルの量を表1の通りに変更した以外は、実施例1と同様の方法で第一の工程と、第二の工程を行った。得られたポリイソシアネート組成物の、アロファネート基とウレタン基のモル比、イソシアネート平均官能基数は、表1記載のとおりである。
表1記載のポリイソシアネート前駆体とポリカーボネートジオール、親水基、酢酸n−ブチルの種類及び量を用いた以外は、比較例1と同様の方法で反応させた。得られたポリイソシアネート組成物の、アロファネート基とウレタン基のモル比、イソシアネート平均官能基数は、表1記載のとおりである。
(評価1)乾燥性の評価方法
上記実施例1〜4、比較例1〜3のそれぞれのポリイソシアネート組成物に対し、SETALUX1767(アクリルポリオール Nuplex resins社製、水酸基濃度4.5%(樹脂基準)、樹脂固形分65%)を、官能基比率(NCO/OH)=1.0となるように配合し、酢酸n−ブチルで固形分50質量%に希釈した。得られた塗料組成物を、ガラス板に樹脂膜厚40μmになるようにアプリケーター塗装した。23℃、1時間毎に、塗膜にコットンボールを乗せ、その上に100gの分銅を60秒間置いた。その後、分銅とコットンボールを取り除き、塗膜上に残ったコットン跡を観察し、コットン残りがなくなるまでの時間を計測した。その結果を表1に記載する。
上記乾燥性の評価方法と同様の実施例1〜4、比較例1〜3のそれぞれのポリイソシアネート組成物を、ガラス板に樹脂膜厚60μmになるようにアプリケーター塗装し、80℃で2時間加熱し、その後23℃で24時間放置することによりポリウレタン塗膜を得た。得られた塗膜をケーニッヒ硬度計(BYK Garder社製、商品名「Pendulum hardness tester」) を用いて測定した。その結果を表1に記載する。
塗装基材をポリプロピレン(PP)板に変更したこと以外は、上記硬度の評価方法で得られたポリウレタン塗膜と同様の塗膜を作製し、その後PP板から剥離させることでポリウレタン樹脂フィルムを得た。
装置:TENSILON(テンシロン)RTE−1210(A&D(エー・アンド・デー)製)
引張スピード:20mm/min
試料寸法 :縦20mm×横10mm
温度:23℃
評価基準は、以下のとおりとした。その結果を表1に記載する。
◎:降伏点応力20MPa以上(降伏点応力が極めて高い)。
○:降伏点応力5MPa以上、20MPa未満(降伏点応力が高い)。
×:降伏点応力5MPa未満、または降伏点が無い。
これに対し、本発明を適用しない比較例1〜3は、本発明を適用した実施例1〜4に対し、乾燥時間、硬度、降伏点応力の評価の少なくともいずれかが劣っていた。
なお、比較例2及び比較例3は、微量のアロファネート基の存在が確認されたが、これは、原料に用いたポリイソシアネート前駆体にもともと含まれているアロファネート基であると考えられる。
Claims (2)
- 脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートからなる群より選ばれる少なくとも1種のジイソシアネートから得られ、イソシアヌレート基を有するポリイソシアネート前駆体と、炭素数2〜20のジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種のジオール及びカーボネート化合物を重合したポリカーボネートジオールと、をウレタン化反応させる第一の工程と、
得られた反応生成物中のウレタン基をアロファネート化反応させる第二の工程と、
を有するポリイソシアネート組成物の製造方法であって、
前記ポリイソシアネート組成物のアロファネート基とウレタン基のモル比が10:90以上90:10以下であり、
前記ポリイソシアネート組成物の平均イソシアネート官能基数が4.0以上9.0以下である、製造方法。 - 前記ジイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートを含む、請求項1に記載のポリイソシアネート組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016191304A JP6845653B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ポリイソシアネート組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016191304A JP6845653B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ポリイソシアネート組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018053126A JP2018053126A (ja) | 2018-04-05 |
| JP6845653B2 true JP6845653B2 (ja) | 2021-03-24 |
Family
ID=61833864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016191304A Active JP6845653B2 (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | ポリイソシアネート組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6845653B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7206089B2 (ja) * | 2018-10-04 | 2023-01-17 | 旭化成株式会社 | ポリイソシアネート組成物、塗料組成物及び塗膜 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2773701A4 (en) * | 2011-11-01 | 2015-04-15 | Du Pont | Aqueous pigment dispersions based on branched polyuretheric acid dispersants |
-
2016
- 2016-09-29 JP JP2016191304A patent/JP6845653B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2018053126A (ja) | 2018-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6076478B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、ブロックポリイソシアネート組成物及びその製造方法、樹脂組成物、硬化性樹脂組成物、並びに硬化物 | |
| JP6796155B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、ブロックポリイソシアネート組成物及びその製造方法、樹脂組成物、並びに硬化物 | |
| JP6267958B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、コーティング組成物、及び硬化物 | |
| JP6595234B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、ブロックポリイソシアネート組成物及びそれらの製造方法 | |
| US20080114144A1 (en) | Aliphatic polyisocyanate prepolymers and polyurethane resin coating compositions using the same | |
| US8772434B2 (en) | Block polyisocyanate and urethane composition containing the same | |
| CN106905509B (zh) | 多异氰酸酯组合物、涂料组合物以及涂装方法 | |
| JP6539106B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、硬化性組成物、硬化物、並びに硬化樹脂 | |
| WO2007034883A1 (ja) | ポリイソシアネート組成物及びそれを含む塗料組成物 | |
| JP7747688B2 (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物、樹脂組成物、樹脂膜及び積層体 | |
| JP5599696B2 (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物 | |
| JP7058571B2 (ja) | 水分散ブロックポリイソシアネート組成物、水分散体、水系コーティング組成物及びコーティング基材 | |
| JP5527867B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物およびそれを硬化剤とする塗料組成物 | |
| JP2010280778A (ja) | 高伸度、低温硬化性ブロックポリイソシアネート組成物 | |
| JP6845653B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物の製造方法 | |
| JP2017095533A (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物、熱硬化性組成物、及び硬化物 | |
| JP2017114959A (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物、硬化性組成物、及び物品 | |
| JP6208988B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、並びに、樹脂組成物 | |
| JP2018053122A (ja) | 塗料組成物 | |
| JP6713748B2 (ja) | ブロックポリイソシアネート組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190604 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200713 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200914 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210202 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210226 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6845653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
