JP6851230B2 - 噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 - Google Patents
噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6851230B2 JP6851230B2 JP2017046892A JP2017046892A JP6851230B2 JP 6851230 B2 JP6851230 B2 JP 6851230B2 JP 2017046892 A JP2017046892 A JP 2017046892A JP 2017046892 A JP2017046892 A JP 2017046892A JP 6851230 B2 JP6851230 B2 JP 6851230B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core tube
- furnace
- particles
- fine particles
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Glanulating (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
管状炉に使用する炉芯管は、加熱する温度や被加熱処理材料の種類により、金属製、石英製、セラミックス製などが使用されている。
金属製や石英製の炉芯管の場合、高温度中で強酸、強塩基性の原料溶液を用いた場合、原料溶液の成分と反応して脆くなったり、腐食が起こり、得られる粒子に不純物として混入することが起きる。不純物の混入を防止するため、高温度中での耐薬品性、耐熱性などから金属製や石英製より、セラミック素材の方が適していて、広く使用されている。
また、噴霧熱分解法では、一つの管状炉で加熱温度を入り口から出口に向けて高くして反応を行うという特徴がある(特許文献3〜7)。
従って、本発明の課題は、炉芯管のサーマルショックや熱歪みによる亀裂、割れを防止し、炉芯管の耐久性を改善し、安定して噴霧熱分解法により微粒子を製造可能とする装置を提供することである。
長手方向とは、縦炉の場合は縦方向、横型炉の場合は横方向であり、炉芯管の入り口から出口方向を意味する。分割は、図1のように2以上であればよく、好ましくは2以上12以下、より好ましくは2以上8以下、さらに好ましくは2以上6以下である。12を超えて(例えば15)分割した場合、炉芯管の組立(例えば、縦型炉の場合は立てること、横型炉の場合は積むこと)が困難となり、炉芯管を形成できなくなる。また、噴霧熱分解装置内が減圧となるため、炉芯管がずれて、崩れることがあるため、好ましくない。図5は3分割された炉芯管、図6は4分割された炉芯管である。また、図7のように2分割された炉芯管を積み重ねて炉芯管として使用することもできる。
炉芯管の上部には、原料溶液を噴霧するためのノズルを有し、炉芯管の下部には、製造された微粒子の捕集装置を備える。炉芯管の外周部には加熱源であるヒーターを備えている。この炉芯管とヒーターとを併せて加熱炉を構成している。
原料溶液中の酸化物を構成する元素の原料濃度は、得られる酸化物粒子の密度、強度等を考慮し、0.01mol/L〜飽和濃度が好ましく、0.1mol/L〜2.0mol/Lがより好ましい。なお、元素の原料濃度を高くすれば、得られる酸化物粒子の粒子径が大きくなるため、粒子径の大きい粒子を得るためには元素濃度を0.3〜1.5mol/Lとするのが好ましい。
噴霧した原料溶液の液滴を加熱炉に設置された炉芯管内にて乾燥及び熱分解を行う。
乾燥工程は、前記原料溶液の噴霧液滴から溶媒を除去する乾燥工程であり、ここでは、噴霧液滴粒子から溶媒が蒸発し、液滴粒子表面に無機塩が析出し、粒子内部に空隙が形成される。この乾燥工程の温度は、用いる原料溶液の噴霧液滴から、溶媒が蒸発する温度であればよいが、乾燥工程で無機塩が析出する必要性から、室温〜600℃の範囲内であって0.1秒から1分程度で当該蒸発及び析出が生じる温度であるのが好ましい。より好ましくは100℃〜600℃であり、さらに好ましくは150℃〜500℃であり、さらに好ましくは150〜450℃である。
また、本発明装置においては、微小粒子として中空粒子も製造することができる。中空粒子を製造する場合、酸化物粒子の表面を溶融し、粒子強度の高い中空粒子を得るため、熱分解工程後に、粒子の外殻表面の孔を閉塞させて、さらに溶融工程を行うのが好ましい。溶融工程は、形成された酸化物粒子の表面を溶融する工程であり、酸化物粒子の表面を溶融し、表面に存在する孔を閉塞させる工程である。この溶融工程の温度は、酸化物粒子の表面が溶融する温度であればよいが、溶融工程で溶融により酸化物粒子表面の孔が閉塞する点から600℃以上が好ましい。また、0.1秒〜1分程度で酸化物粒子表面が溶融する点から、700℃以上が好ましく、800℃以上がより好ましく、900℃以上がさらに好ましく、1200℃以上がさらに好ましい。なお、経済性の点から1500℃以下が好ましい。また、溶融温度が600〜1200℃と低い酸化物であれば、熱分解ゾーンと溶融ゾーンの加熱温度を同じにしてもよい。
熱分解工程、更に必要により溶融工程を行った酸化物中空粒子を冷却後回収すれば、目的の酸化物中空粒子が得られる。酸化物中空粒子の回収は、高性能サイクロン粉体回収機やバグフィルターを用いた粉体回収装置を用いることができる。また、酸化物中空粒子の回収にあたっては、フィルターを通過させることにより粒子径の調整をすることができる。
本発明装置により得られる酸化物粒子の好ましい例としては、中空室を区画する殻を有する酸化物中空粒子であって、形状がほぼ球状(平均円形度0.85以上)、平均粒子径が0.5μm〜100μm、前記殻の厚みが4500nm以下のものが挙げられる。
ここで、円形度は、走査型電子顕微鏡写真から粒子の投影面積(A)と周囲長(PM)を測定し、周囲長(PM)に対する真円の面積を(B)とすると、その粒子の円形度はA/Bとして表される。そこで、試料粒子の周囲長(PM)と同一の周囲長を持つ真円の周囲長および面積は、それぞれPM=2πr、B=πr2であるから、B=π×(PM/2π)2となり、この粒子の円形度は、円形度=A/B=A×4π/(PM)2として算出される。100個の粒子について円形度を測定し、その平均値でもって平均円形度とする。なお、本発明の酸化物中空粒子は、各種フィラーとして混合したときの分散性、混合性など点から、平均円形度は、0.85以上、好ましくは0.90以上である。
本発明装置で得られる酸化物中空粒子の粒子径分布(粒度分布)は、せまい程好ましく、粒子の80%以上が平均粒子径の±5.0μmにあるのが好ましく、粒子の80%以上が平均粒子径の±4.5μmにあるのがより好ましく、粒子の80%以上が平均粒子径の±4.0μmにあるのがさらに好ましい。
本発明方法で得られる酸化物中空粒子の殻の厚みは、4500nm以下であり、1〜2000nmが好ましく、10〜500nmがより好ましく、50〜350nmがさらに好ましい。殻の厚みが4500nmを超えると、中空室が十分でなく、熱伝導率が十分に小さい粒子とならない。また、殻の厚みが小さすぎる場合には、粒子の強度が十分でない可能性がある。殻の厚みは透過型電子顕微鏡(TEM)像から測定できる。
図1に示す2分割され、接触面が45度のムライト製の炉芯管を組合わせて、図2に示すように加熱炉とした。炉芯管は、加熱炉の上部と下部で固定し、炉芯管同士を密着させ、原料やガスの漏れがないようにした。炉芯管の大きさは、直径220mm、厚み10mm、長さ600mmとした。
ノズルユニットを炉芯管に設置した。次いで蒸留水1リットルに硝酸アルミニウムを0.04mol、オルトケイ酸テトラエチルを0.16mol溶解したアルミニウム及びケイ素の混合水溶液を溶液タンクに投入した。投入された水溶液は送液ポンプにより、2流体ノズルを介してミスト状に噴霧され、乾燥ゾーン(約400℃)、次いで熱分解ゾーン(1000℃)を通過させた。ポンプの吸引を一定とし、装置の圧力計により、炉芯管内の圧力の変化を確認した。
装置の圧力計の変化はなく、炉芯管内の圧力は一定であり、炉芯管が外部の空気を吸引していないことを確認した。
8時間後、噴霧、加熱を停止し、冷却後、炉芯管の状態を確認した。試験後、炉芯管に亀裂や割れなどは確認されなかった。
2分割され、接触面が70度のムライト製の炉芯管を使用し、以下実施例1と同様に行った。
装置の圧力計の変化はなく、炉芯管内の圧力は一定であり、炉芯管が外部の空気を吸引していないことを確認した。
8時間後、噴霧、加熱を停止し、冷却後、炉芯管の状態を確認した。試験後、炉芯管に亀裂や割れなどは確認されなかった。
図4に示すように円筒状のムライト製の炉芯管を使用し、以下実施例1と同じとした。
ポンプの吸引を一定にしていたが、装置の圧力計が大きくなり、炉芯管が外部の空気を吸引していることを確認した。
8時間後、噴霧、加熱を停止し、冷却後、炉芯管の状態を確認した。試験後、炉芯管が割れていることを確認した。
2分割され、接触面が90度のムライト製の炉芯管を使用し、以下実施例1と同様に行った。
ポンプの吸引を一定にしていたが、装置の圧力計が大きくなり、炉芯管が外部の空気を吸引していることを確認した。
8時間後、噴霧、加熱を停止し、冷却後、炉芯管の状態を確認した。試験後、炉芯管に亀裂や割れなどは確認されなかった。
Claims (1)
- 原料溶液を乾燥ゾーン及び加熱ゾーンを有する噴霧熱分解装置に噴霧し、乾燥及び熱分解させる微小粒子の製造装置であって、加熱炉の炉芯管が、長手方向に2以上に直線状に分割され、該分割面は圧着され、該分割面が炉芯管の上端面の弧上接線に対して45度以上70度以下の角度であるセラミック製炉芯管であることを特徴とする熱分解による微小粒子の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017046892A JP6851230B2 (ja) | 2017-03-13 | 2017-03-13 | 噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017046892A JP6851230B2 (ja) | 2017-03-13 | 2017-03-13 | 噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018149481A JP2018149481A (ja) | 2018-09-27 |
| JP6851230B2 true JP6851230B2 (ja) | 2021-03-31 |
Family
ID=63679779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017046892A Active JP6851230B2 (ja) | 2017-03-13 | 2017-03-13 | 噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6851230B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6018496U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-07 | 石川島播磨重工業株式会社 | ふく射管 |
| JPH1177635A (ja) * | 1997-09-03 | 1999-03-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 中空状セラミック焼結体の製造方法 |
| DE19928392A1 (de) * | 1999-06-22 | 2000-12-28 | Merck Patent Gmbh | Sprühpyrolyse- oder Sprühtrocknungsverfahren sowie Vorrichtung zur Durchführung |
| JP5547899B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2014-07-16 | 大川原化工機株式会社 | パルス噴霧熱分解方法及び装置 |
| JP6422679B2 (ja) * | 2014-06-06 | 2018-11-14 | 太平洋セメント株式会社 | 中空粒子の製造装置 |
-
2017
- 2017-03-13 JP JP2017046892A patent/JP6851230B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2018149481A (ja) | 2018-09-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3938426B2 (ja) | エーロゾルによりドープされた、熱分解法で得られた酸化物 | |
| JP6422679B2 (ja) | 中空粒子の製造装置 | |
| IT8319819A1 (it) | Processo e apparecchio per la preparazione di particelle di ossidi metallici monodisperse, sferiche, non aggregate e di dimenstone inferiore al micron | |
| CN101580275A (zh) | 一种制备二氧化钛空心球状粉体的方法 | |
| JP5248054B2 (ja) | 球状アルミナ粒子の製造方法 | |
| JP6385168B2 (ja) | 中空粒子の製造方法 | |
| KR20230133915A (ko) | 산화티타늄 입자 및 그 제조 방법 | |
| JP6846245B2 (ja) | 噴霧熱分解による微小粒子製造装置 | |
| CN105980333B (zh) | 镁橄榄石微粒的制造方法 | |
| JP6851230B2 (ja) | 噴霧熱分解法による微小粒子の製造装置 | |
| JP2003019427A (ja) | 噴霧熱分解法による微粒子の製造方法 | |
| JPS59107904A (ja) | 金属酸化物微粒子の製造法 | |
| JPH0244766B2 (ja) | ||
| CN108608006A (zh) | 一种银氧化铜复合粉的制备方法和系统 | |
| JP7232024B2 (ja) | 無機酸化物中空粒子の製造方法 | |
| JP6605304B2 (ja) | 微小酸化マグネシウム中空粒子の製造法 | |
| TWI496615B (zh) | 一種製備銀顆粒的方法及核殼結構銀顆粒 | |
| JP2019122926A (ja) | 噴霧熱分解による微小粒子の製造法 | |
| JP2002179409A (ja) | 微細球状無機質粉末の製造方法 | |
| JP2009144185A (ja) | ニッケル粉末およびニッケル粉末の製造方法 | |
| JP6656969B2 (ja) | 球状炭酸カルシウム粒子及びその製造法 | |
| RU2739773C1 (ru) | Способ получения наноструктурированных полых микросфер оксида ванадия (варианты) | |
| JP6807711B2 (ja) | 酸化物中空粒子の製造法 | |
| JP7022594B2 (ja) | 酸化物中空粒子の製造方法 | |
| JP6763740B2 (ja) | 噴霧熱分解装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190924 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200819 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200915 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210302 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210309 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6851230 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |