JP6852253B2 - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層セラミック電子部品及びその製造方法に関する。
積層セラミック電子部品は、積層された複数の誘電体層と、それぞれの誘電体層を挟んで互いに対向するように配置される複数の内部電極と、上記内部電極に電気的に接続された外部電極と、を含む。
積層セラミック電子部品は、小型でありながらも高い容量が保証され、且つ実装が容易であるという利点を有するため、コンピューター、PDA、携帯電話などの移動通信装置の部品として広く用いられている。
近年、電子製品の小型化及び多機能化に伴ってチップ部品も小型化及び高機能化する傾向にあるため、積層セラミック電子部品においても、そのサイズが小さいながらも容量が大きい高容量の製品を実現することが要求されている。
通常、積層セラミック電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシートを製造し、セラミックグリーンシート上に導電性ペーストを印刷して内部電極膜を形成する。内部電極膜が形成されたセラミックグリーンシートを数十〜数百層重ねて積層することで、グリーンセラミックボディを製作する。
その後、グリーンセラミックボディを高温及び高圧で圧着して硬化処理されたグリーンセラミックボディとし、当該グリーンセラミックボディを切断する切断工程を経た後、か焼、焼成、研磨してから、外部電極を形成することで積層セラミックキャパシターを完成する。
特開2008−016706号公報
最近、積層されるセラミックグリーンシートの数が増加するに伴い、セラミックグリーンシートの積層工程及び圧着工程が製品の信頼性に与える影響が従来より大きくなっているという問題点が発生している。
すなわち、セラミックグリーンシートは、内部電極が形成される内部電極形成部分と内部電極が形成されない内部電極非形成部分に相当するマージン部とからなっており、セラミックグリーンシートが積層された後に所定の圧力が印加されて互いに圧着される際に、内部電極形成部と内部電極非形成部であるマージン部との間の段差が大きくなって、耐電圧特性が低下してしまうという問題がある。
上記段差は、内部電極形成部を形成する内部電極および誘電体層の密度と、内部電極非形成部であるマージン部の密度との差により発生する。
上記のような段差を生じる問題を改善するための技術として、セラミックボディのマージン部に別のセラミック材料をネガ印刷(Negative Printing)工程により追加する技術があるが、この場合、セラミックグリーンシートにおける内部電極非形成部であるマージン部に別のセラミックスラリーを印刷する工程が非常に難しいという問題がある。
また、マージン部に別のセラミック材料をネガ印刷(Negative Printing)工程により追加する方法は、その精度が高くないため、積層後のセラミックグリーンシートの整列(Alignment)不良の問題により、段差改善の効果が微小である状況である。
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであって、本発明は、高容量の積層セラミック電子部品であって、部品内部の段差が小さくなるように部品の構成及び部品の製造工程を改善することにより、耐電圧特性を向上させた積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供することをその目的とする。
本発明の一実施形態は、積層方向に積層される複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟んで交互に配置された第1及び第2内部電極とを含んで静電容量を形成可能に構成されているアクティブ領域と、上記アクティブ領域の上面および下面の少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディと、上記第1及び第2内部電極と電気的に連結され、上記積層方向と直交する上記セラミックボディの長軸方向における上記セラミックボディの両端面上にそれぞれ形成される第1及び第2外部電極と、を含み、上記セラミックボディは、上記長軸方向において上記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極からマージン部に達するまで上記アクティブ領域の長さ方向に沿って延在する形で設けられた複数の第1及び第2ダミー電極を含み、上記アクティブ領域のマージン部には上記アクティブ領域の幅方向に沿って延在する段差吸収層が形成されている積層セラミック電子部品を提供する。
本発明の他の実施形態は、積層方向に積層される複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟んで交互に配置された第1及び第2内部電極とを含んで静電容量を形成可能に構成されているアクティブ領域と、上記アクティブ領域の上面および下面の少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディと、上記第1及び第2内部電極と電気的に連結され、上記積層方向と直交する上記セラミックボディの長軸方向における上記セラミックボディの両端面上にそれぞれ形成される第1及び第2外部電極と、を含み、上記セラミックボディは、上記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極からマージン部に達するまで上記アクティブ領域の長さ方向に沿って延在する形で設けられた複数の第1及び第2ダミー電極を含み、上記アクティブ領域のマージン部には上記アクティブ領域の幅方向に沿って延在する少なくとも一つ以上のギャップ部が形成されており、上記ギャップ部に隣接した第1及び第2内部電極は、上記内部電極の上記積層方向において、上記ギャップ部から離れる方向に曲がるように構成されている積層セラミック電子部品を提供する。
本発明の他の実施形態は、セラミックグリーンシートを準備する段階と、上記セラミックグリーンシート上に導電性金属ペーストを用いて内部電極パターンを形成する段階と、上記セラミックグリーンシートのマージン部において上記セラミックグリーンシートの幅方向に沿って層状に延在するセラミック部材を形成することで段差吸収層を形成する段階と、上記内部電極パターンの間にダミーパターンを形成する段階と、上記セラミックグリーンシートを積層し、上記ダミーパターンの中央部を切断することで、前記幅方向と直交する積層方向に積層された複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟んで交互に配置された第1及び第2内部電極とを含んで構成されることで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域と、上記アクティブ領域の上面および下面の少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディを形成する段階と、上記第1内部電極及び第2内部電極と電気的に接続される第1外部電極及び第2外部電極を形成する段階と、を含み、上記セラミックボディは、上記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極からマージン部に達するまで上記アクティブ領域の長さ方向に沿って延在する形で設けられた複数の第1及び第2ダミー電極を含み、上記アクティブ領域の幅方向のマージン部には段差吸収層が配置される積層セラミック電子部品の製造方法を提供する。
本発明によると、静電容量の形成に寄与するアクティブ領域において、幅方向に延在するマージン部に段差吸収層を形成し、アクティブ領域の長さ方向に沿って延在する形でマージン部に複数の第1及び第2ダミー電極を形成することで、積層セラミック電子部品の内部構造において大きな段差部分が生じる問題を改善し、耐電圧特性を向上させた高容量の積層セラミック電子部品を実現することができる。
本発明の一実施形態による積層セラミック電子部品を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態を説明するための図1のA−A'線の断面図である。 図2のP領域を拡大した拡大図である。 本発明の一実施形態を説明するための図1のB−B'線の断面図である。 本発明の一実施形態を説明するための図1のC−C'線の断面図である。 図1に図示された積層セラミック電子部品の製造工程の一段階の概略的な平面図である。 図1に図示された積層セラミック電子部品の一部を示す概略的な分解斜視図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために拡大縮小表示(または強調表示や簡略化表示)がされることがある。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態による積層セラミック電子部品を説明し、特に積層セラミックキャパシターを挙げて説明するが、これに制限されるものではない。
図1は本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシターを概略的に示す斜視図であり、図2は図1に示す積層セラミックキャパシターをA−A'線に沿った切断面で切って見た場合の断面図である。
図3は図2に示す断面におけるP領域を拡大表示した拡大図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態による積層セラミックキャパシター100は、誘電体層111と第1及び第2内部電極121、122とが交互に積層されたセラミックボディ110と、上記第1及び第2内部電極121、122と電気的に接続され、上記セラミックボディ110の長さ方向(図1に示す方向L)における両端面上にそれぞれ形成された第1及び第2外部電極131、132と、を含む。
本発明の一実施形態によると、積層セラミックキャパシターの「長さ方向」は図1において「L」で示す方向、「幅方向」は図1において「W」で示す方向、「厚さ方向」は図1において「T」で示す方向と定義することができる。上記「厚さ方向T」は、誘電体層を積み上げる方向、すなわち「積層方向」と同一の概念として用いることができる。
上記セラミックボディ110の形状は特に制限されないが、通常、六面体形状であることができる。また、その寸法は特に制限されないが、例えば、0.6mm×0.3mmのサイズを有する寸法とすることができ、1.0μF以上の静電容量を有する高積層及び高容量の積層セラミックキャパシターとして構成することができる。
本発明の一実施形態によると、上記誘電体層111を形成する原料としては、チタン酸バリウム(BaTiO3)粉末を用いることができるが、これに制限されるものではなく、これにセラミック添加剤、有機溶剤、可塑剤、結合剤、分散剤などが添加された原料を用いることもできる。
上記第1内部電極121及び第2内部電極122は、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)及び銀‐パラジウム(Ag−Pd)の何れか一つ以上の物質からなる導電性ペーストを材料として用いて形成することができる。
第1及び第2外部電極131、132は、セラミックボディ110の長さ方向Lにおける両端面をそれぞれ覆い、セラミックボディ110の上記両端面の上に露出させられた第1及び第2内部電極121、122の端部と電気的に接続されるようにすることができる。
このような第1及び第2外部電極131、132はセラミックボディ110の上記両端面に導電性ペーストを塗布することで形成することができ、上記導電性ペーストの主要成分としては、銅(Cu)などの金属成分と、ガラス及び有機材料などを含むことができる。
本発明の一実施形態によると、上記セラミックボディ110は、厚さ方向Tに積層された複数の誘電体層111と厚さ方向Tにおいて複数の誘電体層111の各々を間に挟んで交互に配置された第1及び第2内部電極121、122とを含んで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域Laと、上記アクティブ領域Laの上面と下面の少なくとも一面に設けられている保護層Lcと、を含む。
上記セラミックボディ110は、複数の誘電体層111が厚さ方向Tに積層されることで形成されることができる。
より具体的には、上記セラミックボディ110は、図2に示すように、厚さ方向Tにおいて第1及び第2内部電極121、122と交互に積層されてキャパシターの静電容量の形成に寄与するアクティブ領域Laに配置される誘電体層111と、上記アクティブ領域Laの上面と下面のうちの少なくとも一面に設けられている保護層Lcに配置される誘電体層111と、を含むことができる。
上記アクティブ領域Laに配置される誘電体層111の1層の厚さは、積層セラミックキャパシターの容量設計に応じて任意に変更することができるが、本発明の一実施形態において、焼成後の一つの誘電体層111の厚さは1.0μm以下とすることができる。
上記セラミックボディ110のアクティブ領域Laには、複数の第1及び第2内部電極121、122が配置される。
上記第1及び第2内部電極121、122は、誘電体層111を形成するセラミックグリーンシート上に形成されて積層された後、焼結されることにより、それぞれの誘電体層111を間に挟むようにして積層される形で上記セラミックボディ110の内部に形成することができる。
その結果、上記内部電極は、以下のような構造を実現することとなる。すなわち、互いに異なる極性を有する第1内部電極121と第2内部電極122とが一対をなし、アクティブ領域Laに配置される誘電体層111を挟んで積層方向に沿って対向配置されることで静電容量を形成するような構造を実現している。
第1及び第2内部電極121、122は、セラミックボディ110の長さ方向Lに沿って延在するように設けられ、このように延在して設けられた第1及び第2内部電極121、122の一方の端部がセラミックボディ110の長さ方向Lにおける両端面の一方に露出させられるような構造とすることができる。
本発明では、誘電体層111が長さ方向Lに沿って延在する範囲内において、内部電極が形成されていない誘電体層111の領域をマージン部と称する。
図2に示すように、セラミックキャパシターの幅方向(W方向)に沿って延在する形で形成されたマージン部を幅方向のマージン部MWと称し、後述するように、図4に示すセラミックキャパシターの長さ方向(L方向)に沿って延在する形で形成されたマージン部を長さ方向のマージン部MLと称する。
すなわち、誘電体層111の各々は、長さ方向(L方向)に沿って延在する範囲内において第1内部電極121または第2内部電極122が形成されていない長さ方向のマージン部MLを有し、幅方向(W方向)に沿って延在する範囲内で第1内部電極121または第2内部電極122が形成されていない幅方向のマージン部MWを有する構造とすることができる。
上記第1及び第2内部電極121、122の厚さは用途などに応じて適宜決めることができ、例えば、1.0μm以下とすることができる。
本発明の一実施形態によると、上記セラミックボディ110を構成する誘電体層111は、当業界で一般的に用いられるセラミック粉末を含むことができる。この粉末に含まれる物質としては、以下の物質に制限されるものではないが、例えば、BaTiO3系セラミック粉末を含むことができる。BaTiO3系セラミック粉末としては、これに制限されるものではないが、例えば、BaTiO3にCa、Zrなどが一部固溶した(Ba1−xCax)TiO3、Ba(Ti1−yCay)O3、(Ba1−xCax)(Ti1−yZry)O3、またはBa(Ti1−yZry)O3などが挙げられる。上記セラミック粉末の平均粒径はこれに制限されるものではないが、例えば、0.8μm以下であり、好ましくは0.05〜0.5μmであることができる。
また、誘電体層111は、上記セラミック粉末とともに、遷移金属酸化物または炭化物、希土類元素及びMg、Alなどを含むことができる。
本発明の一実施形態によると、上記アクティブ領域Laの幅方向のマージン部には段差吸収層112が配置される。
アクティブ領域Laの幅方向に沿って延在するアクティブ領域La内のマージン部に段差吸収層112を配置する方法は、特定の方法に制限されず、製造工程段階でセラミックグリーンシート上に導電性金属ペーストを塗布した後、幅方向において上記ペーストが塗布されていない領域であるマージン部に段差吸収用セラミック材料を塗布する方法により行われることができる。
または、アクティブ領域Laの幅方向に沿って延在するアクティブ領域La内のマージン部に段差吸収層112を配置する別の方法として、マージン部に段差吸収層112が配置された少なくとも一つ以上の別の誘電体層111'を挿入することにより行う方法を用いることもできる。この場合、焼成後に第1及び第2内部電極121、122となる導電性金属ペーストが塗布された第1セラミックグリーンシートを複数枚積層し、続いて、両側端部にセラミック部材を形成することで段差吸収層が形成された第2セラミックグリーンシートを準備し、第1セラミックグリーンシートを複数枚積層した積層体の上部に第2セラミックグリーンシートを積層することにより、マージン部に段差吸収層112を配置することができる。
近年、積層されるセラミックグリーンシートの数が増加するに伴い、セラミックグリーンシートの積層工程及び圧着工程が製品の信頼性に与える影響が大きくなってきたという問題点が発生している。
すなわち、セラミックグリーンシートは、内部電極が形成される部分である内部電極形成部と内部電極が形成されない内部電極非形成部に相当するマージン部とからなっており、セラミックグリーンシートが積層された後に所定の圧力が印加されて互いに圧着される際に、内部電極形成部と内部電極非形成部であるマージン部との間の段差が大きくなって耐電圧特性が低下するという問題がある。
そこで、本発明の一実施形態によれば、上記アクティブ領域Laの幅方向Wに沿って延在する上記アクティブ領域La内のマージン部に段差吸収層112を配置することで、上述した段差の問題を改善して、耐電圧特性を向上させた高容量の積層セラミック電子部品を実現することができる。
特に、一実施形態においては、アクティブ領域Laの幅方向Wに沿って延在する上記アクティブ領域La内のマージン部に段差吸収層112が配置された少なくとも一つ以上の別の誘電体層を挿入することで、上述した段差の問題を改善して、耐電圧特性を向上させた高容量の積層セラミック電子部品を実現することができる。
すなわち、静電容量の形成に寄与するアクティブ領域Laは、第1及び第2内部電極121、122と交互に積層配置される複数の誘電体層111とは別に、少なくとも一つ以上の別の誘電体層111'を配置するような構造を有することができる。その際、当該少なくとも一つ以上の別の誘電体層111'は、内部電極非形成部として幅方向Wに沿って延在するマージン部MWに段差吸収層112を配置することができるように形成されている。
図2を参照すると、上記段差吸収層112は、上記セラミックボディの幅方向Wにおいて、上記アクティブ領域Laのマージン部MWに該当する領域に配置されるようにすることができる。
本発明の一実施形態によると、上記段差吸収層112の厚さtbは、上記誘電体層111の厚さtdの10倍〜20倍程度大きくなるようにすることができる。
上記段差吸収層112の厚さtbが、上記誘電体層111の厚さtdの10倍〜20倍程度大きくなるように形成することで、内部電極の積層により発生する段差を相殺することができ、耐電圧特性を改善することができる。
例えば、誘電体層111の厚さtdが0.4μm程度である場合、上記段差吸収層112の厚さtbは4μm〜8μm程度となるように形成することができる。
本発明の一実施形態によると、複数の第1及び第2内部電極121、122のうち幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極の端部は、上記第1及び第2内部電極121、122の積層方向に曲げて形成することができ、その結果、当該二つの内部電極における端部の先端位置は、当該隣接した段差吸収層112の厚み幅における中心位置から積層方向Tに沿ってオフセットされるように形成することができる。
幅方向Wにおいて上記段差吸収層112に隣接した二つの内部電極における端部の先端位置が当該隣接した段差吸収層112の中心位置からオフセットされる方向とは、図2及び図3に示すように、内部電極121、122あるいは誘電体層111の積層方向、すなわち、セラミックボディ110の厚さ方向Tであって、段差吸収層112の厚み幅の中心位置からオフセットされる方向を意味することができる。
すなわち、誘電体層111の厚さより10倍〜20倍程度大きい厚さを有する段差吸収層112がセラミックボディ110の幅方向に沿って延在するマージン部MWに配置されることで、段差吸収層112の存在により、圧着過程で段差吸収層112に隣接した二つの内部電極の端部が厚み方向Tに曲がるような構造を実現することができる。
上記のように曲げて形成された内部電極の端部は、段差吸収層112の存在により、隣接した段差吸収層112の厚み幅における中心位置から離れる方向にオフセットされるように曲げられることが可能である。
幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122の端部の曲げ角度(θ)は、上記誘電体層111の積層面を基準として、3度〜15度程度とすることができる。
誘電体層111の積層面を基準として端部の向きが3度〜15度程度曲がった内部電極は、上記段差吸収層112に隣接した二つの内部電極121、122の全てであってもよいが、これに制限されるものではなく、一部のみがこれを満たしてもよい。
幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122における端部の向きが誘電体層111の積層面を基準として3度〜15度程度曲げて形成されていることにより、耐電圧特性に優れるとともに、高容量の積層セラミックキャパシターを実現することができる。
幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122の端部の向きが誘電体層111の積層面を基準として曲がった角度が3度未満である場合には、容量が減少して高容量の積層セラミックキャパシターを実現することができない。
一方、幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122における端部の向きが誘電体層111の積層面を基準として曲がった角度が15度を超える場合には、耐電圧特性が低下し得る。
本発明の一実施形態によると、幅方向Wにおいて上記段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122の間の離間距離は、他の二つの内部電極同士の間の離間距離よりも大きくすることができる。
本発明の一実施形態において、アクティブ領域Laの幅方向に沿って延在するアクティブ領域La内のマージン部に段差吸収層112が配置された少なくとも一つ以上の別の誘電体層を挿入して段差吸収層112を形成する場合、以下のようにすることができる。すなわち、段差吸収層112が配置された別の誘電体層111を挿入する際に、2層以上の内部電極が配置された誘電体層で構成された一つのユニットと隣接したユニットとの間に当該別の誘電体層111'が配置されるようにすることができる。
これにより、幅方向Wにおいて段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122の間には、内部電極が配置された誘電体層111と段差吸収層が配置された別の誘電体層111'が配置され、他の二つの内部電極の間には、内部電極が配置された誘電体層111のみが配置される。
したがって、幅方向Wにおいて段差吸収層112と隣接した二つの内部電極121、122の間の離間距離が、他の二つの内部電極の間の離間距離よりも大きくなるように内部電極が配置される。
図4は、本発明の一実施形態を説明するために、図1に示す積層セラミック電子部品をB−B'線に沿った切断面で切って見た場合の断面図である。
図5は、本発明の一実施形態を説明するために、図1に示す積層セラミック電子部品をC−C'線に沿った切断面で切って見た場合の断面図である。
図4及び図5を参照すると、上記セラミックボディ110は、上記アクティブ領域Laの幅方向に沿って延在する上記アクティブ領域La内のマージン部MWに段差吸収層112が配置されるとともに、上記第1及び第2内部電極121、122とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極131、132から上記アクティブ領域Laの長さ方向のマージン部MLに達するまで延在するように設けられた複数の第1及び第2ダミー電極123、124を含む。
上記複数の第1及び第2ダミー電極123、124は、厚み方向Tにおいて、上記第1及び第2内部電極121、122の高さと同一または近似した程度の高さを有する。
また、上記複数の第1及び第2ダミー電極123、124は、上記第1及び第2内部電極121、122から離隔して配置されるため、電気的に絶縁されている。
本発明の一実施形態によると、上記セラミックボディ110が、第1及び第2内部電極121、122とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極131、132から上記アクティブ領域Laの長さ方向のマージン部MLに達するまで延在するように設けられた複数の第1及び第2ダミー電極123、124を含むことで、内部電極により発生する段差が解消されることができる。
上記第1及び第2ダミー電極123、124は、上記アクティブ領域Laの内部において、好ましくは第1及び第2内部電極121、122と同一の水平面上に配置することができる。
また、上記第1及び第2ダミー電極123、124は、第1及び第2内部電極121、122を形成した方法と同一の方法により、導電性金属を含む導電性ペーストをセラミックグリーンシート上に所定の厚さに印刷することで形成することができる。
この際、上記導電性金属は、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、またはこれらの合金を材料として含むことができるが、本発明を実施する際には、これらの材料に限定されるものではない。
上記第1及び第2ダミー電極123、124は、セラミックボディ110の長さ方向Lにおける両端面のうち、誘電体層111上に配置された第1及び第2内部電極121、122が露出される側の端面とは反対側の端面の上に交互に露出させられ、当該露出させられた箇所において第1及び第2外部電極131、132と接続されるように形成することができる。
また、第1及び第2ダミー電極123、124の長さaは、全てが同一となるように形成されてもよく、その一部が異なる長さとなるように形成されてもよい。
上記第1及び第2ダミー電極123、124は、積層セラミック電子部品100の長さ方向Lにおける段差を解消してデラミネーションの発生を抑制するためのものであって、第1または第2ダミー電極123、124の長さをa、上記アクティブ領域の長さ方向Lにおけるマージン部MLの間隔をbと規定したときに、好ましくは0.2≦a/b≦0.8の範囲内となるようにすることができる。
上記アクティブ領域の長さ方向Lにおけるマージン部MLの間隔bに対する第1または第2ダミー電極123、124の長さaの比(a/b)が0.2≦a/b≦0.8の範囲内となるように調節することで、上述した段差の問題を解消して、優れた信頼性を有する積層セラミック電子部品を実現することができる。
比a/bの値が0.2未満となる場合には、段差を解消する効果が不十分となると同時にデラミネーションの発生を抑制する効果も低下するため、デラミネーションが発生する恐れがあり、比a/bの値が0.8を超える場合には、アクティブ領域の長さ方向Lのマージン部MLで電極未形成部の段差が急激に増加して、信頼性に劣るという問題がある。
本発明の他の実施形態による積層セラミック電子部品は、積層方向に積層された複数の誘電体層111と積層方向において複数の誘電体層111の各々を間に挟むように交互に配置された第1及び第2内部電極121、122とを含んで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域Laと、上記アクティブ領域Laの上面と下面のうちの少なくとも一面に設けられる保護層Lcと、を含むセラミックボディ110と、上記第1及び第2内部電極121、122と電気的に連結され、上記セラミックボディ110の長さ方向Lにおける両端面にそれぞれ形成される第1及び第2外部電極131、132と、を含み、上記セラミックボディ110は、上記第1及び第2内部電極121、122とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極131、132から上記アクティブ領域Laの長さ方向のマージン部に達するまで延在するように設けられた複数の第1及び第2ダミー電極123、124を含み、上記アクティブ領域Laの幅方向のマージン部MWには少なくとも一つ以上のギャップ部112aが配置されており、上記ギャップ部112aに隣接した第1及び第2内部電極121、122は、上記内部電極の積層方向において、上記ギャップ部112aから離れる方向に曲がっている。
上記ギャップ部112aは、セラミックボディの幅方向のマージン部MWに対応するセラミックグリーンシートの両側端部にセラミック部材を形成することで段差吸収層を形成し、複数のセラミックグリーンシートを積層及び圧着、焼成する際に、段差吸収層によってセラミックボディの幅方向のマージン部に形成される部分であると定義することができる。
また、セラミックボディの幅方向Wのマージン部MWに段差吸収層が配置されるため、段差吸収層に隣接した二つの内部電極パターンの端部が曲げて形成することができる。
これにより、焼成後に曲がった二つの内部電極の端部付近においてセラミックボディ110のマージン部MWにギャップ部112aを配置するようにすることができる。
また、焼成後にギャップ部112aに隣接した二つの内部電極121、122の間の離間距離は、他の二つの内部電極の間の離間距離よりも大きい。
また、焼成後にセラミックボディ110の幅方向Wのマージン部MWには、曲がった二つの内部電極の端部付近にギャップ部112aが配置されるため、ギャップ部112aに隣接した二つの内部電極121、122の端部の間の離間距離が、他の二つの内部電極の端部の間の離間距離よりも大きい。
上記ギャップ部112aに隣接した二つの内部電極121、122の間の離間距離と、他の二つの内部電極の間の離間距離との差は、中央部に比べて端部でより大きくなるように形成されているという特徴を有する。
上記の特徴は、焼成後のセラミックボディ110の幅方向Wのマージン部MWには、曲がった二つの内部電極の端部付近にギャップ部112aが配置されるためである。
その他の特徴は、上述の本発明の一実施形態による積層セラミック電子部品の特徴と同様であるため、ここでは省略する。
図6は図1に図示された積層セラミック電子部品の製造工程の一段階の概略的な平面図である。
図7は図1に図示された積層セラミック電子部品の一部を示す概略的な分解斜視図である。
図6及び図7を参照すると、本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシターの製造方法は、セラミックグリーンシートを準備する段階と、上記セラミックグリーンシート上に導電性金属ペーストを用いて内部電極パターンを形成する段階と、上記セラミックグリーンシートの幅方向Wのマージン部MWにセラミック部材を形成することで段差吸収層112を形成する段階と、上記内部電極パターンの間にダミーパターンを形成する段階と、上記セラミックグリーンシートを積層し、上記ダミーパターンの中央部を切断することで、積層方向に積層された複数の誘電体層111と当該積層方向において複数の誘電体層111の各々を間に挟むようにして交互に配置された第1及び第2内部電極121、122とを含んで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域と、上記アクティブ領域の上面および下面のうちの少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディを形成する段階と、上記第1内部電極及び第2内部電極121、122と電気的に接続される第1外部電極131及び第2外部電極132を形成する段階と、を含む。
また、上記の製造方法により製造された積層セラミック電子部品において、上記セラミックボディは、上記第1及び第2内部電極121、122とそれぞれ対向するように上記第1及び第2外部電極131、132から上記アクティブ領域の長さ方向Lのマージン部MLに達するまで延在するように設けられた複数の第1及び第2ダミー電極123、124を含み、上記アクティブ領域の幅方向Wのマージン部MWには段差吸収層が配置される。
本発明の他の実施形態による積層セラミックキャパシターの製造方法では、先ず、セラミックグリーンシートを準備する。
セラミックグリーンシートは、通常の積層セラミックキャパシターで用いられるセラミックグリーンシートと同一であり、セラミック粉末、バインダー、溶剤を混合してスラリーを製造した後、上記スラリーをドクターブレード法により数μmの厚さを有するシート状に製作することができる。
上記スラリーは、セラミックボディのアクティブ領域の一部の誘電体層111と保護層を構成する誘電体層111を形成するセラミックグリーンシート用スラリーである。
一方、他の方法として、上記セラミックグリーンシートと同様だが、両側端部にセラミック部材22を形成して段差吸収層112が形成されるように他のセラミックグリーンシートをさらに準備してもよい。
上記セラミック部材22は、上記セラミックグリーンシートと同様に、セラミック粉末、バインダー、溶剤を混合したスラリー形態であることができるが、上記セラミックグリーンシートを形成するスラリーとは、バインダー及び溶剤の含量が異なる。
次に、上記セラミックグリーンシート上に導電性金属ペーストを塗布して内部電極パターンを形成する。
上記内部電極パターンは、スクリーン印刷法またはグラビア印刷法により形成することができる。
次に、上記セラミックグリーンシートの幅方向Wのマージン部MWにセラミック部材を形成することで段差吸収層112を形成する。
上記セラミックグリーンシートの幅方向Wのマージン部MWにセラミック部材を形成する方法は、特に制限されるものではないが、例えば、印刷法により行ってもよく、打ち抜きにより形成してもよい。
そして、上記内部電極パターンの間にダミーパターン120を形成する。
上記ダミーパターン120は、積層セラミック電子部品の製作後に第1及び第2ダミー電極123、124になる。
次に、上記セラミックグリーンシートを積層し、上記ダミーパターン120の中央部を切断して焼成することで、複数の誘電体層111と複数の誘電体層111の各々を間に挟むようにして交互に配置された第1及び第2内部電極121、122とを含んで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域と、上記アクティブ領域の上面と下面のうち少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディを形成する。
次に、セラミックボディの両端を覆い、且つセラミックボディの両側面に露出させられた第1及び第2内部電極121、122の端部と電気的に接続されるように、第1及び第2外部電極131、132を形成する。
その後、外部電極の表面にニッケル、スズなどのメッキ処理を施すことができる。
下記表1は、第1及び第2内部電極121、122の積層方向において、上記第1及び第2内部電極121、122の端部の曲げ角度(θ)を変化させた場合における積層セラミックキャパシターの静電容量と耐電圧特性の良否を比較した表である。
Figure 0006852253
*:比較例
上記表1において静電容量は、目標静電容量を10%以上超える場合には非常に良好(◎)、目標静電容量に比して0.0%〜10%である場合には良好(○)、目標静電容量未満である場合には不良(×)であると判定した。
耐電圧特性の場合、目標耐電圧を10%以上超える場合には非常に良好(◎)、目標耐電圧に比して0.0%〜10%である場合には良好(○)、目標静電容量未満である場合には不良(×)であると判定した。
上記表1を参照すると、第1及び第2内部電極の端部の曲げ角度(θ)が3度〜15度の範囲内である場合に、高容量であり、且つ耐電圧特性に優れて、信頼性が改善されることが分かる。
一方、試料1〜3は、第1及び第2内部電極121、122における端部の向きの曲げ角度(θ)が3度未満である場合に、静電容量が減少するという問題があり、試料13及び14は、第1及び第2内部電極121、122における端部の向きの曲げ角度(θ)が15度を超える場合に、耐電圧特性が低下するという問題がある。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。
100 積層セラミックキャパシター
110 セラミックボディ
111 誘電体層
112 段差吸収層
112a ギャップ部
121、122 第1及び第2内部電極
123、124 第1及び第2ダミー電極
131、132 第1及び第2外部電極

Claims (17)

  1. 積層方向に積層された複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟むようにして交互に配置された第1及び第2内部電極とを含むことにより静電容量を形成可能に構成されているアクティブ領域と、前記アクティブ領域の上面と下面のうち少なくとも一面に設けられている保護層と、を含むセラミックボディと、
    前記第1及び第2内部電極と接続され、前記積層方向と直交する前記セラミックボディの長軸方向において前記セラミックボディの両端面上にそれぞれ形成される第1及び第2外部電極と、を含み、
    前記セラミックボディは、前記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように前記第1及び第2外部電極から前記アクティブ領域の長さ方向のマージン部に達するまで延在する形で設けられている複数の第1及び第2ダミー電極を含み、
    前記アクティブ領域の幅方向のマージン部には段差吸収層が配置されており、
    前記セラミックボディの幅方向において前記段差吸収層と隣接した第1及び第2内部電極の端部は、前記積層方向において互いに離間する方向に曲げられて形成されている、積層セラミック電子部品。
  2. 前記段差吸収層は、前記複数の誘電体層の各々が有する厚さの10倍〜20倍大きい厚さを有する、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記セラミックボディの幅方向において前記段差吸収層と隣接した第1及び第2内部電極の端部は、前記端部の先端位置が前記隣接した段差吸収層の厚み幅の中心位置から前記積層方向にオフセットされる方向に曲げられて形成されている、請求項1または請求項2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1及び第2内部電極における端部の向きの曲げ角度は、前記複数の誘電体層の各々における積層面を基準として3度〜15度の範囲内である、請求項3に記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記セラミックボディの幅方向において前記段差吸収層と隣接した第1及び第2内部電極の間の距離が、他の二つの内部電極の間の距離よりも大きくなるように前記内部電極は配置されている、請求項3または請求項4に記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記第1または第2ダミー電極の長さをa、前記アクティブ領域の長さ方向におけるマージン部の間隔をbと規定したときに、0.2≦a/b≦0.8の関係が成り立つ、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の積層セラミック電子部品。
  7. 積層方向に積層された複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟むようにして交互に配置された第1及び第2内部電極とを含むことにより、静電容量を形成可能に構成されているアクティブ領域と、前記アクティブ領域の上面と下面のうちの少なくとも一面に設けられている保護層と、を含むセラミックボディと、
    前記第1及び第2内部電極と接続され、前記積層方向と直交する前記セラミックボディの長軸方向における前記セラミックボディの両端面上にそれぞれ形成される第1及び第2外部電極と、を含み、
    前記セラミックボディは、前記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように前記第1及び第2外部電極から前記アクティブ領域の長さ方向のマージン部に達するまで延在する形で設けられている複数の第1及び第2ダミー電極を含み、
    前記アクティブ領域の幅方向のマージン部には少なくとも一つ以上のギャップ部が配置されており、前記セラミックボディの幅方向において前記ギャップ部に隣接した第1及び第2内部電極の端部は、前記内部電極の積層方向において互いに離間する方向に曲げられて形成されている、積層セラミック電子部品。
  8. 前記ギャップ部は、前記複数の誘電体層の各々が有する厚さの10倍〜20倍大きい厚さを有する、請求項7に記載の積層セラミック電子部品。
  9. 前記第1及び第2内部電極の積層方向において、前記ギャップ部に隣接した第1及び第2内部電極の間の離間距離は、他の二つの内部電極の間の離間距離より大きい、請求項7または請求項8に記載の積層セラミック電子部品。
  10. 前記ギャップ部に隣接した第1及び第2内部電極における端部の向きの曲げ角度は、前記複数の誘電体層の各々における積層面を基準として3度〜15度である、請求項7から請求項9の何れか一項に記載の積層セラミック電子部品。
  11. 前記第1または第2ダミー電極の長さをa、前記アクティブ領域の長さ方向のマージン部の間隔をbと規定したときに、0.2≦a/b≦0.8の関係が成り立つ、請求項7から請求項10の何れか一項に記載の積層セラミック電子部品。
  12. セラミックグリーンシートを準備する段階と、
    前記セラミックグリーンシート上に導電性金属ペーストを用いて内部電極パターンを形成する段階と、
    前記セラミックグリーンシートの幅方向のマージン部にセラミック部材を形成することで段差吸収層を形成する段階と、
    前記内部電極パターンの間にダミーパターンを形成する段階と、
    前記セラミックグリーンシートを積層し、前記ダミーパターンの中央部を切断することで、前記積層方向に積層された複数の誘電体層と前記積層方向において前記複数の誘電体層の各々を間に挟むようにして交互に配置された第1及び第2内部電極とを含んで静電容量の形成に寄与するアクティブ領域と、前記アクティブ領域の上面と下面のうち少なくとも一面に設けられる保護層と、を含むセラミックボディを形成する段階と、
    前記第1内部電極及び第2内部電極と接続される第1外部電極及び第2外部電極を形成する段階と、を含み、
    前記セラミックボディは、前記第1及び第2内部電極とそれぞれ対向するように前記第1及び第2外部電極から前記アクティブ領域の長さ方向のマージン部に達するまで延在する形で設けられた複数の第1及び第2ダミー電極を含み、前記アクティブ領域の幅方向のマージン部には段差吸収層が配置され、前記セラミックボディの幅方向において前記段差吸収層と隣接した第1及び第2内部電極の端部は、前記積層方向において互いに離間する方向に曲げられて形成される、積層セラミック電子部品の製造方法。
  13. 前記段差吸収層は、前記複数の誘電体層の各々が有する厚さの10倍〜20倍大きい厚さを有する、請求項12に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  14. 前記セラミックボディの幅方向において前記段差吸収層と隣接した第1及び第2内部電極の端部は、前記端部の先端位置が前記隣接した段差吸収層の厚み幅における中心位置から前記積層方向にオフセットされる方向に曲げられて形成される、請求項12または請求項13に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  15. 前記第1及び第2内部電極における端部の向きの曲げ角度は、前記複数の誘電体層の各々における積層面を基準として3度〜15度である、請求項14に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  16. 前記第1または第2ダミー電極の長さをa、前記アクティブ領域の長さ方向におけるマージン部の間隔をbと規定したときに、0.2≦a/b≦0.8の関係が成り立つ、請求項12から請求項15の何れか一項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  17. 前記セラミックグリーンシートの幅方向のマージン部にセラミック部材を形成する方法は印刷法または打ち抜き法により行われる、請求項12から請求項16の何れか一項に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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