JP6858663B2 - 蓄電デバイス向け恒温槽 - Google Patents
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Description
[1]
複数の非水系蓄電デバイスに通電して充放電を行うための充放電治具と、
恒温槽の外部の気体を該恒温槽の内部に取り込むことが可能な少なくとも1つの給気口と、
該恒温槽の内部から該恒温槽の外部へ気体を送り出すことが可能な少なくとも1つの排気口と、
該恒温槽の内部の気体の一部又は全部に該排気口を通過させることが可能な機構と、
該非水系蓄電デバイスから発生する気体の量に対応して気体の排気量を調整することが可能な機構と、
を備える恒温槽。
[2]
前記恒温槽が、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、及び水素(H2)のうち少なくとも1種類をモニタリング可能である、[1]に記載の恒温槽。
[3]
前記恒温槽が、有機溶媒をモニタリング可能である、[1]又は[2]に記載の恒温槽。
[4]
前記恒温槽は、COの燃焼又は吸着が可能な装置を備える、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[5]
前記恒温槽は、有機溶媒の燃焼、吸着及び回収のうち少なくとも1つが可能な装置を備える、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[6]
前記恒温槽が、乾燥空気を該恒温槽内に供給可能な装置を備える、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[7]
前記乾燥空気を前記恒温槽内に供給する前にプレヒート可能な装置を備える、[6]に記載の恒温槽。
[8]
前記恒温槽が、アルゴン又は窒素を該恒温槽内に供給可能な装置を備える、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[9]
前記恒温槽が、給気量と排気量を連動可能な装置を備える、[1]〜[8]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[10]
前記恒温槽の内部又は排気経路の少なくとも一部が、耐腐食性材質から成る、[1]〜[9]のいずれか1項に記載の恒温槽。
[11]
以下の工程:
[1]〜[10]のいずれか1項に記載の恒温槽内で前記非水系蓄電デバイスを前記充放電治具に接続して前記非水系蓄電デバイスに通電することにより前記非水系蓄電デバイスをドープ処理に供する工程;及び
ドープ処理された非水系蓄電デバイスをエージング処理に供する工程;
を含む非水系蓄電デバイスの製造方法。
リチウムイオンキャパシタは一般に、正極と、負極と、セパレータと、電解液とを主な構成要素とする。電解液としては、リチウムイオンを含む有機溶媒(以下、「非水系電解液」ともいう。)を用いる。また、リチウムイオンキャパシタの製造プロセスは、一般的に、セル組立工程、注液・含浸・封止工程、ドープ工程、エージング工程、ガス抜き工程の順で行われる。
本実施形態における正極は、正極集電体と、その片面又は両面上に設けられた、正極活物質を含む正極活物質層とを有する。
本実施形態における負極は、負極集電体と、その片面又は両面上に設けられた、負極活物質を含む負極活物質層とを有する。
正極前駆体及び負極は、セパレータを介して積層又は捲回され、正極前駆体、負極及びセパレータを有する電極積層体または電極捲回体が形成される。
前記セパレータとしては、リチウムイオン二次電池に用いられるポリエチレン製の微多孔膜若しくはポリプロピレン製の微多孔膜、又は電気二重層キャパシタで用いられるセルロース製の不織紙等を用いることができる。これらのセパレータの片面または両面に、有機または無機の微粒子からなる膜が積層されていてもよい。また、セパレータの内部に有機または無機の微粒子が含まれていてもよい。
本実施形態の電解液は、非水系電解液である。すなわち、この電解液は、後述する非水溶媒を含む。非水系電解液は、該非水系電解液の総量を基準として、0.5mol/L以上のリチウム塩を含有することが好ましい。すなわち、非水系電解液は、リチウムイオンを電解質として含む。
本実施形態の非水系電解液は、リチウム塩として、例えば、(LiN(SO2F)2)、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、LiN(SO2CF3)(SO2C2F5)、LiN(SO2CF3)(SO2C2F4H)、LiC(SO2F)3、LiC(SO2CF3)3、LiC(SO2C2F5)3、LiCF3SO3、LiC4F9SO3、LiPF6、LiBF4等を単独で用いることができ、2種以上を混合して用いてもよい。高い伝導度を発現できることから、LiPF6及び/又はLiN(SO2F)2を含むことが好ましい。
本実施形態の非水系電解液は、非水溶媒として、好ましくは、環状カーボネートを含有する。非水系電解液が環状カーボネートを含有することは、所望の濃度のリチウム塩を溶解させる点、及び正極活物質層にリチウム化合物を適量堆積させる点で有利である。環状カーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート等が挙げられる。
本実施形態の非水系電解液は、更に添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、特に制限されないが、例えば、スルトン化合物、環状ホスファゼン、非環状含フッ素エーテル、含フッ素環状カーボネート、環状炭酸エステル、環状カルボン酸エステル、及び環状酸無水物等を単独で用いることができ、また、2種以上を混合して用いてもよい。
セル組み立て工程では、枚葉の形状にカットした正極前駆体及び負極を、セパレータを介して積層して成る積層体に、正極端子及び負極端子を接続して、電極積層体を作製する。代替的には、正極前駆体及び負極を、セパレータを介して積層及び捲回した捲回体に、正極端子及び負極端子を接続して、電極捲回体を作製する。電極捲回体の形状は円筒型であっても、扁平型であってもよい。
外装体としては、金属缶、ラミネート包材等を使用できる。金属缶としては、アルミニウム製のものが好ましい。ラミネート包材としては、金属箔と樹脂フィルムとを積層したフィルムが好ましく、外層樹脂フィルム/金属箔/内装樹脂フィルムの3層から構成されるラミネート包材が例示される。外層樹脂フィルムは、接触等により金属箔が損傷を受けることを防止するためのものであり、ナイロン又はポリエステル等の樹脂が好適に使用できる。金属箔は水分及びガスの透過を防ぐためのものであり、銅、アルミニウム、ステンレス等の箔が好適に使用できる。また、内装樹脂フィルムは、内部に収納する電解液から金属箔を保護するとともに、外装体のヒートシール時に溶融封口させるためのものであり、ポリオレフィン、酸変性ポリオレフィン等が好適に使用できる。
乾燥した電極積層体または電極捲回体は、金属缶又はラミネート包材に代表される外装体の中に収納し、開口部を1方だけ残して封止することが好ましい。外装体の封止方法は、特に限定されないが、ラミネート包材を用いる場合は、ヒートシール、インパルスシールなどの方法を用いることができる。
組立工程の終了後に、外装体の中に収納された電極積層体に、非水系電解液を注液する。注液後に、更に含浸を行い、正極、負極、及びセパレータを非水系電解液で十分に浸すことが望ましい。正極、負極、及びセパレータのうちの少なくとも一部に非水系電解液が浸っていない状態では、得られるリチウムイオン二次電池の抵抗が上昇したり、耐久性が低下したりする。含浸の方法としては、特に制限されないが、例えば、非水系電解液を注液後に、電極積層体を外装材が開口した状態で減圧チャンバーに設置し、真空ポンプを用いてチャンバー内を減圧状態にし、再度大気圧に戻す方法等を用いることができる。含浸後には、外装材が開口した状態で電極積層体を減圧しながら封止することで密閉することができる。封止は、シールの貼付、再度のラミネート処理、金属の溶接などで外装体の開口部を塞ぐことにより行なわれることができる。
本実施形態において、リチウムイオンを含む正極活物質及びリチウム化合物が、負極活物質へのリチウムイオンのドーパント源として機能する。リチウムドープ工程では、正極前駆体と負極との間に電圧を印加して、正極前駆体中のリチウム化合物を分解してリチウムイオンを放出し、負極でリチウムイオンを還元することにより負極活物質層にリオチウムイオンをプレドープすることが好ましい。
リチウムドープ後に、電極積層体にエージングを行うことが好ましい。エージングでは、非水系電解液中の溶媒が負極で分解し、負極表面にリチウムイオン透過性の固体高分子被膜が形成される。エージング工程においては、非水系電解液中の溶媒の分解による、有機電解液のガス等が発生する。そのため、エージング工程においても、発生したガスを外装体の外部に放出する手段を講ずることが好ましい。この手段としては、例えば、外装体の一部を開口させた状態で電圧を印加する方法;外装体の一部に予めガス抜き弁、ガス透過フィルム等の適宜のガス放出手段を設置した状態で電圧を印加する方法等を挙げることができる。
エージング後に、更にガス抜きを行い、電解液、正極、及び負極中に残存しているガスを確実に除去することが好ましい。電解液、正極、及び負極の少なくとも一部にガスが残存している状態では、イオン伝導が阻害されるため、得られるリチウムイオンキャパシタの抵抗が上昇してしまう。
以上の工程を含む方法により、リチウムイオンキャパシタを製造することができる。このリチウムイオンキャパシタは、一実施形態において、正極前駆体に含有されていたリチウム化合物が分解されて散逸した跡である空孔を有する多孔性の正極活物質層を有する正極と、リチウム化合物をドーパント源としてドープされた負極活物質層を有する負極と、を具備する。正極は、リチウムドープ工程にて分解しなかったリチウム化合物を含んでいてもよい。
本実施形態における恒温槽は、主に上記で説明されたリチウムドープ工程及びエージング工程に用いられることを目的とする。リチウムドープ工程が、非水系蓄電デバイスの正負極間に電圧を印加することにより行われるため、本実施形態に係る恒温槽は、単数又は複数の非水系蓄電デバイスに、好ましくは複数の非水系蓄電デバイスに通電して充放電を行うための充放電治具を備える。非水系蓄電デバイスの充放電は、例えば、充放電治具を蓄電デバイスの正負極端子に接続して、必要に応じて外部電源から非水系蓄電デバイスに通電することにより行なわれることができる。なお、本発明は、恒温槽という名称に限定されず、同等の機能を持つ恒温室、恒温倉庫等についても適用可能である。
[正極活物質の調製]
[活性炭の調製]
破砕されたヤシ殻炭化物を、小型炭化炉において窒素中、500℃において3時間炭化処理して炭化物を得た。得られた炭化物を賦活炉内へ入れ、1kg/hの水蒸気を予熱炉で加温した状態で前記賦活炉内へ導入し、900℃まで8時間掛けて昇温して賦活した。賦活後の炭化物を取り出し、窒素雰囲気下で冷却して、賦活された活性炭を得た。得られた活性炭を10時間通水洗浄した後に水切りした。さらに、洗浄された活性炭を、115℃に保持された電気乾燥機内で10時間乾燥した後に、ボールミルで1時間粉砕を行うことにより、粉砕された活性炭を得た。
この活性炭について、島津製作所社製レーザー回折式粒度分布測定装置(SALD−2000J)を用いて平均粒子径を測定した結果、4.2μmであった。また、ユアサアイオニクス社製細孔分布測定装置(AUTOSORB−1 AS−1−MP)を用いて細孔分布を測定した。その結果、BET比表面積が2360m2/g、メソ孔量(V1)が0.52cc/g、マイクロ孔量(V2)が0.88cc/g、V1/V2=0.59であった。
平均粒子径53μmの炭酸リチウム200gを、アイメックス社製の粉砕機(液体窒素ビーズミルLNM)で、液体窒素で−196℃に冷却化した後、ドライアイスビーズを用い、周速10.0m/sにて9分間粉砕した。−196℃に冷却することで熱変性を防止し、脆性破壊することにより得られた炭酸リチウムについて、平均粒子径を測定することで仕込みの炭酸リチウム粒子径を求めたところ、2.0μmであった。
正極活物質として上記で得た活性炭を用い、かつ仕込みのリチウム化合物として上記で得た炭酸リチウムを用いて下記方法で正極塗工液(組成a)を製造した。
活性炭を59.5質量部、炭酸リチウムを28.0質量部、ケッチェンブラックを3.0質量部、PVP(ポリビニルピロリドン)を1.5質量部、及びPVDF(ポリフッ化ビニリデン)を8.0質量部、並びにNMP(N−メチルピロリドン)を混合し、それをPRIMIX社製の薄膜旋回型高速ミキサーフィルミックスを用いて、周速17.0m/sの条件で分散して塗工液を得た。
上記塗工液を東レエンジニアリング社製のダイコーターを用いて厚み15μmのアルミニウム箔の片面又は両面に塗工速度1m/sの条件で塗工し、乾燥温度100℃で乾燥して正極前駆体1を得た。得られた正極前駆体1についてロールプレス機を用いて圧力4kN/cm、プレス部の表面温度25℃の条件でプレスを実施した。
平均粒子径3.0μm及びBET比表面積1,780m2/gの市販のヤシ殻活性炭150gをステンレススチールメッシュ製の籠に入れ、石炭系ピッチ(軟化点:50℃)270gを入れたステンレス製バットの上に置き、両者を電気炉(炉内有効寸法300mm×300mm×300mm)内に設置して、熱反応を行うことにより、複合炭素材料1aを得た。この熱処理は、窒素雰囲気下で、600℃まで8時間で昇温し、同温度で4時間保持する方法により行なった。続いて自然冷却により炉内部を60℃まで冷却した後、複合炭素材料を炉から取り出した。
得られた複合炭素材料について、上記と同様の方法で平均粒子径及びBET比表面積を測定した。その結果、平均粒子径は3.2μm、BET比表面積は262m2/gであった。石炭系ピッチ由来の炭素質材料の活性炭に対する質量比率は78%であった。
複合炭素材料を85質量部、アセチレンブラックを10質量部、及びPVdF(ポリフッ化ビニリデン)を5質量部、並びにNMP(N−メチルピロリドン)を混合し、それをPRIMIX社製の薄膜旋回型高速ミキサーフィルミックスを用いて、周速15m/sの条件で分散して塗工液を得た。得られた塗工液の粘度(ηb)及びTI値を東機産業社のE型粘度計TVE−35Hを用いて測定した。その結果、粘度(ηb)は2,789mPa・s、TI値は4.3であった。上記塗工液を、東レエンジニアリング社製のダイコーターを用いて、厚さ10μmの電解銅箔の両面に塗工速度1m/sの条件で塗工し、乾燥温度85℃で乾燥して負極1を得た。得られた負極1についてロールプレス機を用いて圧力4kN/cm、プレス部の表面温度25℃の条件でプレスを実施した。上記で得られた負極1の負極活物質層の膜厚を小野計器社製膜厚計Linear Gauge Sensor GS−551を用いて、負極の任意の10か所で測定した厚さの平均値から、銅箔の厚さを引いて求めた。その結果、負極活物質層の膜厚は片面当たり40μmであった。
有機溶媒として、エチレンカーボネート(EC):メチルエチルカーボネート(MEC)=33:67(体積比)の混合溶媒を用い、全電解液に対してLiN(SO2F)2及びLiPF6の濃度比が25:75(モル比)であり、かつLiN(SO2F)2及びLiPF6の濃度の和が1.2mol/Lとなるようにそれぞれの電解質塩を溶解して得た溶液を非水系電解液として使用した。
ここで調製した電解液におけるLiN(SO2F)2及びLiPF6の濃度は、それぞれ、0.3mol/L及び0.9mol/Lであった。
[組立工程]
得られた両面負極1と両面正極前駆体1を10cm×10cm(100cm2)にカットした。最上面と最下面は片面正極前駆体1を用い、更に両面負極1を21枚と両面正極前駆体1を20枚とを用い、負極1と正極前駆体1との間に、厚み15μmの微多孔膜セパレータを挟んで積層した。その後、負極と正極前駆体とに、それぞれ、負極端子と正極端子を超音波溶接にて接続して電極積層体とした。この電極積層体を、温度80℃、圧力50Paで、乾燥時間60hrの条件で真空乾燥した。乾燥した電極積層体を露点−40℃のドライ環境下にて、アルミラミネート包材から成る外装体内に収納し、電極端子部およびボトム部の外装体3方を、温度180℃、シール時間20sec、及びシール圧1.0MPaの条件でヒートシールした。
アルミラミネート包材の中に収納された電極積層体に、露点−40℃以下のドライエアー環境下にて、上記非水系電解液約80gを温度25℃の大気圧下で注入した。続いて、減圧チャンバーの中に前記リチウムイオンキャパシタを入れ、常圧から−87kPaまで減圧した後、大気圧に戻し、5分間静置した。その後、常圧から−87kPaまで減圧した後、大気圧に戻す工程を4回繰り返した後、15分間静置した。さらに、常圧から−91kPaまで減圧した後、大気圧に戻した。同様に減圧し、大気圧に戻す工程を合計7回繰り返した(それぞれ、−95,96,97,81,97,97,97kPaまで減圧した)。以上の工程により、非水系電解液を電極積層体に含浸させた。
その後、リチウムイオンキャパシタを減圧シール機に入れ、−95kPaに減圧した状態で、180℃で10秒間、0.1MPaの圧力でシールすることによりアルミラミネート包材を封止し、封止した包材に直径6mmのガス抜き用の孔を設けた。
得られたリチウムイオンキャパシタを、外部の気体を取り込むことが可能な少なくとも1つの給気口と、外部へ気体を送り出すことが可能な少なくとも1つの排気口と、内部の気体の一部又は全部を排気口へ排出できる機構とを有する恒温槽の中に入れ、東洋システム社製の充放電装置(TOSCAT−3100U)に接続した。その後、恒温槽を40℃に昇温し、排気ブロワーにて槽内部の気体の一部を槽外へと排出した。排気ブロワーの排気量A(L/min)は、恒温槽の容積をB(L)とすると、下記式(1):
式(1): A = B×0.005
のとおりに算出した。
その後、電流値50mAで電圧4.5Vに到達するまで定電流充電を行った後、続けて4.5V定電圧充電を24時間継続する手法により初期充電を行い、負極にリチウムドープを行った。
リチウムドープ後のリチウムイオンキャパシタを恒温槽内で40℃環境下、1.0Aで電圧3.0Vに到達するまで定電流放電を行った後、3.0V定電流放電を1時間行うことにより電圧を3.0Vに調整した。その後、リチウムイオンキャパシタを40℃環境下で60時間保管した。
エージング後のリチウムイオンキャパシタのアルミラミネート包材を更に開封し、減圧チャンバーの中に入れ、KNF社製のダイヤフラムポンプ(N816.3KT.45.18)を用いて大気圧から−80kPaまで3分間掛けて減圧した後、3分間かけて大気圧に戻す工程を合計3回繰り返した。その後、減圧シール機にリチウムイオンキャパシタを入れ、−90kPaに減圧した後、200℃で10秒間、0.1MPaの圧力でシールすることによりアルミラミネート包材を封止した。
以上の工程により、リチウムイオンキャパシタが完成した。
実施例1において、恒温槽にCO2の検出器を設置し、排気ブロワーの排気量A(L/min)を、ドープ工程及びエージング工程におけるCO2の最大発生速度C(L/min)に対して、下記式(2):
式(2): A = C×0.5
のとおりに算出した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽にジエチルカーボネートの検出器を設置し、排気ブロワーの排気量A(L/min)を、ドープ工程及びエージング工程におけるジエチルカーボネートの最大発生速度D(L/min)に対して、下記式(3):
式(3): A = D×0.5
のとおりに算出した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽に、シリカゲルを入れた吸着装置を設置し、シリカゲルの投入量E(g)を、恒温槽の容積B(L)に対して、式(4):
式(4): E = B×0.5
のとおりに算出した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽に乾燥空気を給気口から投入した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽に、40℃に加熱した乾燥空気を給気口から投入した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽にアルゴンを給気口から投入した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、恒温槽の給気口に、給気量G(L/min)を測定できる機器を設置し、排気ブロワーの排気量A(L/Min)を、給気量Gに対して、下記式(4):
式(4): A = G×1.02
のとおりに算出した以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
実施例1において、排気ブロワーの排気量A(L/min)と恒温槽の容積B(L)との関係を下記式(5):
式(5): A = B×0.5
のとおりとした以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
なお、比較例1では排気経路のダンパーが全開されていたため、上記式(5)は、排気量Aを意図的に制御しなかったことを表す。
実施例1において、恒温槽の排気ブロワーを作動させなかった以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオンキャパシタを得た。
[静電容量の測定]
実施例1〜8及び比較例1〜2で得られたリチウムイオンキャパシタについて、25℃に設定した別の恒温槽内で、富士通テレコムネットワークス株式会社製の充放電装置(5V,360A)を用いて、20Cの電流値で3.8Vに到達するまで定電流充電を行い、次いで、3.8Vの定電圧を印加する定電圧充電を合計で30分行った。2.2Vまで2Cの電流値で定電流放電を施した際の容量をQとし、式:F=Q/(3.8−2.2)により算出した静電容量Fを表1にまとめた。
露点−50℃〜−80℃に水分調整された雰囲気中で、リチウムイオンキャパシタのアルミラミネート包材を開封し、10Pa以下の減圧下において70℃で12時間以上乾燥した注射器により、電解液を吸引して試料とした。この試料をカールフィッシャー法による水分検出装置(京都電子工業(株)製のカールフィッシャー水分計に供し、温度25℃、露点−50℃〜−80℃の測定条件で水分含有量を測定した結果を表1にまとめた。
[温度安定性]
恒温槽の槽内において、給気口付近の壁面、排気口付近の壁面、中央部付近にそれぞれ熱電対を設置し、各測定点での温度変化をモニタリングした。40℃のドープ工程及びエージング工程における各測定点での温度の平均値[℃]を表1にまとめた。
恒温槽の槽内において、給気口付近にH2センサーとジエチルカーボネートセンサーを設置し、40℃のドープ工程及びエージング工程における、ガスの合計最大濃度(ppm)を測定した。
可燃性ガス濃度の評価を下記のとおり分類し、表1にまとめた。
○:検出下限値未満
×:検出下限値以上
Claims (11)
- 複数の非水系蓄電デバイスに通電して充放電を行うための充放電治具と、
恒温槽の外部の気体を該恒温槽の内部に取り込むことが可能な少なくとも1つの給気口と、
該恒温槽の内部から該恒温槽の外部へ気体を送り出すことが可能な少なくとも1つの排気口と、
該恒温槽の内部の気体の一部又は全部に該排気口を通過させることが可能な機構と、
該非水系蓄電デバイスから発生する気体の量に対応して気体の排気量を調整することが可能な機構と、
を備える恒温槽。 - 前記恒温槽が、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、及び水素(H2)のうち少なくとも1種類をモニタリング可能である、請求項1に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽が、有機溶媒をモニタリング可能である、請求項1又は2に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽は、COの燃焼又は吸着が可能な装置を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽は、有機溶媒の燃焼、吸着及び回収のうち少なくとも1つが可能な装置を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽が、乾燥空気を該恒温槽内に供給可能な装置を備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 前記乾燥空気を前記恒温槽内に供給する前にプレヒート可能な装置を備える、請求項6に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽が、アルゴン又は窒素を該恒温槽内に供給可能な装置を備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽が、給気量と排気量を連動可能な装置を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 前記恒温槽の内部又は排気経路の少なくとも一部が、耐腐食性材質から成る、請求項1〜9のいずれか1項に記載の恒温槽。
- 以下の工程:
請求項1〜10のいずれか1項に記載の恒温槽内で前記非水系蓄電デバイスを前記充放電治具に接続して前記非水系蓄電デバイスに通電することにより前記非水系蓄電デバイスをドープ処理に供する工程;及び
ドープ処理された非水系蓄電デバイスをエージング処理に供する工程;
を含む非水系蓄電デバイスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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