JP6860397B2 - 積層吸収性物品 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
吸収要素と、吸収要素の表側を覆う液透過性のトップシートと、吸収要素の裏側を覆う液不透過性シートとを有する吸収ユニットが、剥離可能なように複数積層された積層吸収性物品において、
各吸収ユニットは、前記吸収要素と液不透過性シートとの間に、排泄液との接触により変色するインジケータを有しており、
少なくとも最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットは、幅方向の中間に、前記吸収要素を有しない透光部分を有しており、
最下部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットのインジケータと、それよりも下側のすべての吸収ユニットの透光部分とが重なり、
最下部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットのインジケータと、それよりも下側のすべての吸収ユニットのインジケータとが重なっていない、
ことを特徴とする積層吸収性物品。
本態様では、吸収ユニットが剥離可能なように複数積層された積層吸収性物品でありながら、使用時に最上部の吸収ユニットのインジケータが変色すると、変色したインジケータは、それよりも下側のすべての吸収ユニットの透光部分を介して積層吸収性物品の裏側から視認することがきる。3層以上の積層吸収物品では、最初に最上部に位置する吸収ユニットを剥離すると、その下側の吸収ユニットが新たな最上部の吸収ユニットとなり、その吸収ユニットのインジケータが変色したときにも、それよりも下側のすべての吸収ユニットの透光部分を介して積層吸収性物品の裏側から視認することがきる。また、最下部の吸収ユニットのみとなった後は、一般的な吸収性物品のインジケータと同様に変色を視認することができる。
各吸収ユニットのインジケータは、前後方向に延びる線状をなすとともに、他の吸収ユニットのインジケータに対して幅方向の位置が異なっている、
第1の態様の積層吸収性物品。
積層吸収性物品におけるインジケータは、前後方向における排泄位置の違いの影響を失くす等のため、前後方向に延びる線状をなしていることが好ましい。この場合、各吸収ユニットのインジケータは他の吸収ユニットのインジケータに対して幅方向の位置が異なっていることにより、最上部の吸収ユニットのインジケータの変色を、それよりも下側の他の吸収ユニットの透光部分を介して視認することができる。
前記吸収ユニットが3層以上積層されており、
各吸収ユニットのインジケータは、前記吸収要素の下面に付着されており、
すべての透光部分が厚み方向に直列的に配置されており、
最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットは、吸収要素の裏面における透光部分側の端部に、前記インジケータが配置されており、
最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットの透光部分は、それよりも上側の吸収ユニットのインジケータと重なるように、それよりも上側の吸収ユニットの透光部分よりも幅が広くなっている、
第2の態様の積層吸収性物品。
インジケータが吸収要素の下面に付着されていると、吸収時の変色が発生しやすく、かつ高湿度雰囲気下や長期保管時における誤変色も発生しにくいため好ましい。この場合、本態様のように透光部分の幅を変化させることにより、最下部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットのインジケータの変色を、それよりも下側の吸収ユニットの透光部分を介して視認することができる。
すべての透光部分が厚み方向に直列的に配置されており、
各吸収ユニットのインジケータは、前記液不透過性シートの上面に付着されている、
第2の態様の積層吸収性物品。
各吸収ユニットの透光部分は、前述の条件の下で適宜定めることができ、例えば幅方向に複数設けたり、上下の吸収ユニット間で適宜位置をずらしたりすることもできる。しかし、透光部分は、少なくとも最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットの幅方向の中間に設けられるとともに、吸収要素を有しない部分であるため、本態様のようにすべての透光部分が厚み方向に直列的に配置されていると、構造が簡素になるだけでなく、吸収ユニット間で吸収性能が異なることもないため好ましい。この場合、各吸収ユニットのインジケータを液不透過性シートの上面に付着させると、吸収要素の下面に付着させる場合と比べて位置の制限がなくなり、例えば透光部分の幅や位置をずらさずに、その透光部部分と重なる範囲にすべての吸収ユニットのインジケータを設けることもできるようになる。
すべての透光部分が厚み方向に直列的に配置されており、
各吸収ユニットのインジケータは、前記液不透過性シートの上面に前後方向に間欠的に設けられるとともに、他の吸収ユニットのインジケータに対して前後方向の位置が異なっている、
第1〜4のいずれか1つの態様の積層吸収性物品。
吸収性物品におけるインジケータは、前後方向における排泄位置の違いの影響を失くす等のため、前後方向に延びる線状をなしていることが好ましい。この場合、各吸収ユニットのインジケータは他の吸収ユニットのインジケータに対して幅方向の位置が異なっている形態でもよいが、本態様のようにインジケータを前後方向に間欠的(点線状)にするとともに、他の吸収ユニットのインジケータに対して前後方向の位置が異なっているのも好ましい。これにより、最上部の吸収ユニットのインジケータの変色を、それよりも下側の他の吸収ユニットの透光部分を介して視認することができるだけでなく、すべての吸収ユニットにおいてインジケータの幅方向の位置の違いがなくなり、前後方向の位置はずれるものの、吸収ユニット間でインジケータの見栄えの違いは小さいものとなる。
前記吸収要素は、高吸収性ポリマー粒子を含む吸収体と、この吸収体を包む包装シートとを有するものであり、
少なくとも最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットの吸収要素は、幅方向に間隔を空けて複数配置されており、
前記透光部分は、隣り合う前記吸収要素の間の部分である、
第1〜5のいずれか1つの態様の積層吸収性物品。
吸収要素は特に限定されるものではなく、吸収性物品で広く用いられているもの、すなわち本態様のように高吸収性ポリマー粒子を含む吸収体と、この吸収体を包む包装シートとを有するものを好適に用いることができる。ただし、このような吸収要素は、包装シートで包むことにより高吸収性ポリマー粒子の漏れを防止する構造上、単一の吸収要素の幅方向中間に貫通部を設けることは好ましくない。よって、本態様のように、複数の吸収要素を幅方向に間隔を空けて配置し、隣り合う吸収要素の間の部分を透光部分とすることが好ましい。
少なくとも最下部の吸収ユニットのインジケータは、前記液不透過性シートの上面に付着されるとともに、その吸収ユニットの液不透過性シートは、その吸収ユニットのインジケータと重なる部分を含む一部の領域の透湿度が、それ以外の領域の透湿度よりも低い、
第1〜6のいずれか1つの態様の積層吸収性物品。
吸収性物品においては蒸れ防止等の目的で、通気性の液不透過性シートを用いることが一般的となっているが、この場合、インジケータを液不透過性シートの上面に付着させると、高湿度雰囲気下や長期保管時に誤変色しやすくなる。特に、積層吸収性物品では上部の吸収ユニットに排泄した場合、透光部分から透湿することで、その下部の吸収ユニットのインジケータが使用前に誤変色するおそれがある。そこで、本態様のように少なくとも最下部の吸収ユニットの液不透過性シートは、その吸収ユニットのインジケータと重なる部分を含む一部の領域の透湿度が、それ以外の領域の透湿度よりも低くなっていると、使用前の誤変色が発生しにくくなるため好ましい。
第1吸収ユニット81は、図7及び図8に単独で示すように、中間部分CP、背側部分Bのウイング部分WPにおける先端側の一部を除く部分、腹側部分Fのウイング部分WPは、吸収体56と、吸収体56の表側を被覆する液透過性のトップシート30と、吸収体56の裏側を被覆する液不透過性シート11とを有する本体10のシート(図示例ではギャザーシート62、液不透過性シート11、及び外装シート12)により形成されている。図示しないが、中間部分CPは本体10により形成され、背側部分Bのウイング部分WP及び腹側部分Fのウイング部分WPは、本体10の両側部に取り付けられた本体10とは別の部品により形成されていてもよい。
第2吸収ユニット82は、図9及び図10に単独で示すように、第1吸収ユニット81の中間部分CPとほぼ同様(ウイング部分WP、サイド弾性部材70、ファスナアセンブリ13、ターゲットシート20、及び外装シート12を省略し、第1吸収ユニット81の中間部分CPよりも幅が狭い)のパッドタイプの吸収ユニットとなっている。その他は、第1吸収ユニット81と同様であるため、第1吸収ユニット81と同じ符号を付している。
(外装シート)
外装シート12は、使い捨ておむつの裏面を布のような肌触り・外観とするために設けられる。外装シート12としては不織布が好適であるが、これに限定されない。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布12相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2のものが望ましい。外装シート12は省略することもでき、その場合、使い捨ておむつの裏面に液不透過性シート11が露出する形態とすることができる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、この他にも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
トップシート30としては液透過性を有するもの、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30を透過した排泄物を吸収要素50へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート40(セカンドシートともいわれる)を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体56へ移行させて吸収体56による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体56からの逆戻りを防止し、トップシート30の表面の肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分であり、図示例では吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有するものとなっている。吸収体56が形状維持性に優れる場合等、必要に応じて包装シート58は省略することもでき、その場合、吸収要素50は吸収体56のみからなる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子54としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
図2、図3及び図7に示すように、本体10の側部の前後方向LD中間に位置する脚周り部分のフィット性を向上させるために、サイドフラップ部SFの前後方向LD中間におけるシート層間(図示例ではギャザーシート62と液不透過性シート11との間)に、前後方向LDに延びるサイド弾性部材70が設けられており、このサイド弾性部材70の伸縮により、サイド弾性部材70を有する部分が前後方向LDに伸縮するようになっている。
トップシート30上を横方向に移動する尿や軟便を遮り、横漏れを防止するために、使い捨ておむつの表面における幅方向WDの両側には、トップシート30の側部から肌側に立ち上がる(突出する)起き上がりギャザー60が前後方向全体にわたり設けられている。
連結部13Aは、背側部分Bの胴周り部における本体10の左右両側にそれぞれ取り付けられたファスナアセンブリ13に設けられている。より詳細には、ファスナアセンブリ13は、本体10の裏面に固定されたファスナ固定部13Bと、このファスナ固定部13Bから側方に延び出た非固定のファスナ自由部13Fとを有しており、ファスナ自由部13Fの先端部に連結部13Aが設けられている。図示例とは異なり、連結部13Aは、胴周り部における本体10の左右両側部に設けられていてもよい。
腹側部分Fにおける連結部13Aの連結箇所には、連結を容易にするためのターゲットシート20が設けられている。連結部13Aがフック材の場合、ターゲットシート20としては、プラスチックフィルムや不織布からなる基層と、その外面全体に設けられた、連結部13Aのフックが着脱自在に係合する係合層とを有するものを好適に用いることができる。この場合における係合層としては、基層に縫い込まれた糸により基層上にループが形成されている形態の他、熱可塑性樹脂の不織布層が間欠的な超音波シールにより基層上に取り付けられ、不織布の繊維がループをなす形態が知られているがいずれも好適に用いることができる。また、熱可塑性樹脂の不織布にエンボス加工を施したもので基層のないタイプのターゲットシート20を用いることもできる。これらのターゲットシート20では、連結部13Aのフックがループに絡まる又は引っ掛かることにより、連結部13Aがターゲットシート20に連結される。また、連結部13Aが粘着材層の場合には、ターゲットシート20として、平滑で粘着性に富む表面を有するプラスチックフィルムの表面に剥離処理を施したものを好適に用いることができる。
第1吸収ユニット81上には、粘着剤88を介して第2吸収ユニット82が剥離可能なように貼り付けられている。第1吸収ユニット81及び第2吸収ユニット82は剥離可能である限り、粘着剤88以外の手段、例えば面ファスナの雄材(フック材)等により接合することもでき、また弱くかつ部分的な素材の溶着により接合することもできる。粘着剤88や面ファスナのような接合手段は、隣接する吸収ユニットのうち上側の吸収ユニットに設けられ、剥離された吸収ユニットに付随して取り除かれるようになっている。
インジケータ90としては、排泄物の液分との接触により呈色反応を示すような着色剤及び/又は水分中のpHを検知して呈色反応を示すような着色剤、あるいは排泄物の液分との反応により着色が消失する反応、着色剤が尿により溶解(分散)して滲んだり消失したりする反応、その他の視覚的変化を示す薬剤が含有されたインク又は接着剤、あるいは排泄物の液分との接触により視覚的変化を示す薬剤(インジケータ反応手段)を含有するシート状部材を用いることができる。例えば、排泄物の液分との接触により呈色反応を示すような着色剤として、水溶性、水分解性染料又はロイコ染料と該ロイコ染料を発色させるフェノール性化合物、酸性物質、電子受容性物質等の顕色剤とからなる着色剤を使用することが可能である。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載がない限り、以下の意味を有するものである。
・「展開状態」とは自然長の状態から、収縮や弛みなく完全に完全に平坦に伸ばし広げた状態を意味する。
・「MD方向」及び「CD方向」とは、製造設備における流れ方向(MD方向)及びこれと直交する横方向(CD方向)を意味し、テープタイプ使い捨ておむつでは、MD方向が製品の前後方向となるものであり、CD方向が製品の幅方向となるものである。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置した後常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
・「人工尿」は、尿素:2wt%、塩化ナトリウム:0.8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.03wt%、硫酸マグネシウム七水和物:0.08wt%、及びイオン交換水:97.09wt%を混合したものであり、特に記載のない限り、温度37度で使用される。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を温度100℃の環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から、試料採取用の型板(100mm×100mm)を使用し、100mm×100mmの寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、100倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「吸水量」は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「吸水速度」は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・「透湿度」は、JIS Z 0208の「防湿包装材料の透過湿度試験方法」により温度40℃、相対湿度90%RHM、塩化カルシウム量15gの条件下で測定される値g/(m2・24h)を意味する。
・試験や測定における環境条件についての記載がない場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内で行うものとする。
・各部の寸法は、特に記載がない限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
Claims (5)
- 吸収要素と、吸収要素の表側を覆う液透過性のトップシートと、吸収要素の裏側を覆う液不透過性シートとを有する吸収ユニットが、剥離可能なように複数積層された積層吸収性物品において、
各吸収ユニットは、前記吸収要素と液不透過性シートとの間に、排泄液との接触により変色するインジケータを有しており、
少なくとも最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットは、幅方向の中間に、前記吸収要素を有しない透光部分を有しており、
最下部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットのインジケータと、それよりも下側のすべての吸収ユニットの透光部分とが重なり、
各吸収ユニットのインジケータは、前後方向に沿う点線状をなすように前後方向に間欠的に設けられており、
各吸収ユニットのインジケータは、他の吸収ユニットのインジケータに対して前後方向の位置が異なり、かつ幅方向の位置が同じである、
ことを特徴とする積層吸収性物品。 - 前記吸収ユニットが3層以上積層されており、
すべての前記透光部分が同じ幅で厚み方向に直列的に配置されている、
請求項1記載の積層吸収性物品。 - 各吸収ユニットのインジケータは、前記液不透過性シートの上面に付着されている、
請求項1又は2記載の積層吸収性物品。 - 前記吸収要素は、高吸収性ポリマー粒子を含む吸収体と、この吸収体を包む包装シートとを有するものであり、
少なくとも最上部の吸収ユニットを除く他の吸収ユニットの吸収要素は、幅方向に間隔を空けて複数配置されており、
前記透光部分は、隣り合う前記吸収要素の間の部分である、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層吸収性物品。 - 少なくとも最下部の吸収ユニットのインジケータは、前記液不透過性シートの上面に付着されるとともに、その吸収ユニットの液不透過性シートは、その吸収ユニットのインジケータと重なる部分を含む一部の領域の透湿度が、それ以外の領域の透湿度よりも低い、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層吸収性物品。
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