JP6871045B2 - ろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼およびNiろう付け接合部材 - Google Patents
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Description
〔1〕質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0超え〜3.5%、Mn:0.02〜0.80%、Cr:10.5〜15.0%未満、Nb:0.03〜0.60%、Al:0.050%以下、N:0.025%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有し、30℃の3.5質量%NaCl水溶液中における孔食電位V‘c100が150mV以上であることを特徴とするろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔2〕質量%でCr+1.8Siで16%以上を満足することを特徴とする〔1〕に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔3〕カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する酸化皮膜を有することを特徴とする〔1〕に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔4〕更に、質量%で、Sn:0.001〜0.5%、Co:0.01〜0.5%、Bi:0.001〜0.01%、B:0.0002〜0.005%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第1群、
Ni:0.1〜0.8%、Mo:0.1〜2%、W:0.1〜1%、V:0.05〜0.5%、Cu:0.1〜0.8%、Sb:0.001〜0.5%、Zr:0.001〜0.3%、Ga:0.0001〜0.01%、Ta:0.0001〜0.01%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第2群、
Ca:0.0002〜0.005%、Mg:0.0002〜0.005%、REM:0.005〜0.1%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第3群のうち、少なくともいずれかの群を含有することを特徴とする〔1〕から〔3〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔5〕NiろうもしくはCuろうを用いてろう付け接合される、ろう付け接合部材用として用いることを特徴とする〔1〕から〔4〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔6〕Niろう付けを行い、ろう付け温度から900℃までの冷却速度を20℃/分以下としたとき、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上となることを特徴とする〔1〕から〔4〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔7〕熱交換器用途であることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔8〕自動車部品であるEGRクーラ、排熱回収器あるいはフューエルデリバリ系の部品の用途であることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔9〕CO2冷媒ヒートポンプ式給湯器、潜熱回収型給湯器の二次熱交換器あるいはプレート型熱交換器の用途であることを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
〔10〕〔1〕〜〔4〕のいずれか1つに記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼をNiろう付けしたNiろう付け接合部材であって、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上であることを特徴とするNiろう付け接合部材。
ろう付け熱処理前の鋼素材において、1%を超えるSiを含有する場合には、Cr含有量の増加はもとよりSi含有量の増加によっても孔食電位が向上し、その効果はCrの約1.8倍あることを知見した。そのため、孔食電位150mV以上とするには、Cr+1.8Siで16%以上とすればこの値を満足できる。
1130℃の窒素を含む50Paの真空雰囲気下で10分間熱処理を行い、前記と同様孔食電位で評価した。その結果、鋼材中のCrおよびSi量がCr+1.8Siで16%以上を満足すると、カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する組成を有する酸化皮膜が表面に形成されるとともに、150mV以上、かつ素材と同等以上の孔食電位が得られた。ろう付け熱処理の雰囲気が100Pa以下であれば、後述の本発明〔1〕の成分を含有するとともに、Cr+1.8Si≧16%を満たすときに熱処理前の素材、および熱処理後の鋼の孔食電位を150mV以上とすることができる。ただし、鋼材中のCrおよびSi量がCr+1.8Siで16%未満であっても、ろう付け熱処理条件を工夫することによって、ろう付け熱処理後の鋼の孔食電位を150mV以上とすることができる。具体的には、ろう付け熱処理の雰囲気が100Pa以下であれば、カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する組成を有する酸化皮膜が表面に形成され、所定の孔食電位とすることができる。
Cは、強度を確保するために有用な元素であるが、過剰の添加は耐粒界腐食性を低下させるため、Cの含有量を0.020%以下とする。好ましくは0.002%以上、0.018%以下である。
Siは、本発明において最も重要な元素であり、ろう付け性と耐食性を向上させる。耐酸化性にも効果があり、1.0%を超えて含有させることが必要である。好ましくは1.1%以上、より好ましくは1.2%以上である。しかしながら、過剰な添加は、ろう付け性への効果が飽和すると共に溶接性および加工性を低下させるため、Siの含有量を3.5%以下とする。好ましくは3.2%以下、より好ましくは2.9%以下である。
Mnは、脱酸元素として有用な元素であり、少なくとも0.02%以上含有させることが必要である。好ましくは、0.05%以上である。しかしながら、過剰に含有させると耐食性を劣化させるので、Mnの含有量を0.80%以下とする。好ましくは0.70%以下、より好ましくは0.60%以下である。
Crは、耐食性を確保する上で基本となる元素である。そのため、Crの含有量として少なくとも10.5%以上必要である。好ましくは11.0%以上、より好ましくは11.5%以上、さらに好ましくは12.5%以上である。Crの含有量を増加させるほど耐食性を向上させることができるが、加工性を低下させるため15.0%未満とした。好ましくは14.8%以下、より好ましくは14.5%以下である。
Nbは、CおよびNを固定し、溶接部の耐粒界腐食性を向上させる上と共に、高温強度を向上させるので、0.03%以上含有させる。Nb/C+Nで8以上含有させることが好ましく、Nb/C+Nで10以上含有させることがより好ましい。しかしながら、過剰の添加は、溶接性を低下させるため、Nbの含有量の上限を0.60%とした。好ましくは0.50%以下、より好ましくは0.45%以下である。
Alは、脱酸効果等を有するので精練上有用な元素であるが、本発明で最も重要なろう付け性を劣化させるため、その含有量を0.050%以下に制限する必要がある。好ましくは0.002以上、0.03%以下、より好ましくは0.003%以上、0.015%以下である。
Nは、強度および耐孔食性に有用な元素であるが、過剰の添加は、耐粒界腐食性を低下させるため、Nの含有量は0.025%以下とする。好ましくは0.002〜0.023%、より好ましくは0.003〜0.020%である。
Snは、ろう付け性を向上させる上で、必要に応じて0.001%以上含有させることができる。Snの添加は耐食性向上にも有効である。より好ましくは0.01%以上、さらに好ましくは0.05%以上である。しかしながら、過剰の添加は製造性や靭性を低下させるので0.5%以下含有させるのが好ましい。より好ましくは0.3%以下、さらに好ましくは0.25%以下である。
Coは、ろう付け性を向上させる上で、必要に応じて0.01%以上含有させることができる。より好ましくは0.03%以上である。過剰の添加はコストアップにつながるため0.5%以下含有させるのが好ましい。より好ましくは0.4%以下である。
Biは、ろう付け性を向上させる上で、必要に応じて0.001%以上、含有させることができる。より好ましくは0.002%以上である。過剰の添加は製造性を低下させるので0.01%以下含有させるのが好ましい。より好ましくは0.008%以下である。
Bは、ろう付け性を向上させる上で、必要に応じて0.0002%以上含有させることができる。Bの添加は2次加工性の向上にも有効である。より好ましくは0.0004%以上である。しかしながら、過剰の添加は耐粒界腐食性を低下させるので0.005%以下含有させるのが好ましい。より好ましくは0.004%以下である。
Niは、耐食性を向上させるうえで必要に応じて、0.1%以上、0.8%以下含有させることができる。過剰の添加はコストアップになる。好ましくは、0.2%以上、0.7%以下、より好ましくは0.25%以上、0.6%以下である。
Moは、強度および耐食性を向上させる上で、必要に応じて0.1%以上、2%以下含有させることができる。過剰の添加はコストアップになる。好ましくは0.2%以上、1.5%以下、より好ましくは0.3%以上、0.9%以下である。
Wは、強度および耐食性を向上させる上で、必要に応じて0.1%以上、1%以下含有させることができる。過剰の添加はコストアップになる。好ましくは0.2%以上、0.9%以下である。
Vは、耐食性を向上させる上で、必要に応じて0.05%以上含有させることができる。過剰の添加は、加工性を劣化させると共に、高価であるためコストアップにつながるので、0.5%以下含有させることが好ましい。
Cuは、耐食性を向上させる上で、必要に応じて0.1%以上含有させることができる。好ましくは0.2%以上、より好ましくは0.3%以上である。過剰の添加は、加工性を劣化させるので、0.8%以下含有させることが好ましい。好ましくは0.7%以下、より好ましくは0.6%以下である。
Sbは、耐全面腐食性を向上させる元素であるため、0.001%以上を必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Sb含有量が0.5%を超えるとコストが増加する。そのため、Sb含有量は0.5%以下とする。Sb含有量は0.3%以下であるのが好ましい。上記の効果を安定して得るためには、Sb含有量は0.005%以上であるのが好ましく、0.01%以上であるのがより好ましい。
Zrは、耐食性を向上させる元素であるため、0.001%以上を必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Zr含有量が0.3%を超えるとコストが増加する。そのため、Zr含有量は0.3%以下とする。Zr含有量は0.2%以下であるのが好ましい。上記の効果を安定して得るためには、Zr含有量は0.01%以上であるのが好ましく、0.02%以上であるのがより好ましい。
Gaは、耐食性および耐水素脆化性を向上させる元素であるため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Ga含有量が0.01%を超えるとコストが増加する。そのため、Ga含有量は0.01%以下とする。Ga含有量は0.005%以下であるのが好ましい。上記の効果を安定して得るためには、Ga含有量は0.0001%以上であるのが好ましく、0.0005%以上であるのがより好ましい。
Taは、耐食性を向上させる元素であるため、必要に応じて含有させてもよい。しかしながら、Ta含有量が0.01%を超えるとコストが増加する。そのため、Ta含有量は0.01%以下とする。Ta含有量は0.005%以下であるのが好ましい。上記の効果を安定して得るためには、Ta含有量は0.0001%以上であるのが好ましく、0.0005%以上であるのがより好ましい。
Caは、脱酸効果等精練上有用な元素であると共に、熱間加工性に有効であるため、必要に応じて0.0002%以上、0.005%以下含有させることができる。好ましくは、0.0005%以上である。また好ましくは0.003%以下である。
Mgは、脱酸効果等を有するので精練上有用な元素であることから、必要に応じて0.0002%以上、0.005%以下含有させることができる。好ましくは0.0004%以上である。また好ましくは0.002%以下である。
REMは、脱酸効果等を有するので精練上有用な元素であると共に、ろう付け性と耐酸化性にも有用であるため、必要に応じて0.005%以上、0.1%以下含有させることができる。好ましくは0.008%%以上である。また好ましくは0.08%以下である。
本発明のフェライト系ステンレス鋼は、Niろう付けを行い、ろう付け温度から900℃までの冷却速度を20℃/分以下としたとき、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上となることにより、ろう付け後のNiろう付け接合部材の靱性が良好となるので好ましい。
本発明のフェライト系ステンレス鋼は、Niろう、Cuろうによるろう付け性、耐食性、加工性に優れるため、熱交換器、自動車部品であるEGRクーラ、排熱回収器、フューエルデリバリ系の部品、CO2冷媒ヒートポンプ式給湯器、潜熱回収型給湯器の二次熱交換器あるいはプレート型熱交換器の用途に用いられることが好ましい。
本発明のNiろう付け接合部材は、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上となることにより、ろう付け後のNiろう付け接合部材の靱性が良好となるので好ましい。
前記冷延鋼板(No.1〜18)、およびこの冷延鋼板に下記ろう拡がり性評価と同じ熱処理を行った板(No.A1〜A18、以下「ろう付け熱処理鋼板」という。)から幅15mm、長さ20mmの試験片を切り出し、エメリー紙にて#600まで湿式研磨した。板の中央部分10mm×10mmが露出するように周囲を樹脂で被覆して測定用の電極とした。これを、30℃の3.5質量%NaCl水溶液中でJIS G0577に準拠して孔食電位(V‘c100:電流値が100μA/cm2を超える最も貴な電位)を測定した。なお、参照電極には飽和KClを内部溶液とするAg/AgClを用い、電位の掃引速度は20mV/minとした。試験片数は5とし、得られた孔食電位の平均値で評価した。
前記冷延鋼板(No.1〜18)の圧延方向と平行な方向からJIS 13B引張試験片を採取した後、常温引張試験を行って全伸びを測定した。
前記冷延鋼板から幅40mm、長さ40mmの試験片を切り出し、エメリー紙にて#600まで湿式研磨した。有機溶剤を用いて脱脂後、板の中央にNiろう(BNi−5系)およびCuろう(BCu−1)をそれぞれ0.1g載せ、真空炉に入れて1130℃にて10分加熱した。キャリアガスには窒素を用い、No.A1〜No.A16の真空度は約50Pa、No.A1と同一素材であるNo.A17の真空度は約500Pa、No. A18の真空度は約5Paとした。
加熱終了後冷却し、画像解析により熱処理後のろう面積を求めた。得られたろう面積を基に、次の式よりろう拡がり係数を算出した。なお、試験片数は3とし、平均のろう拡がり係数で評価した。
ろう拡がり係数=熱処理後ろう面積/初期ろう面積
ろう拡がり性評価と同じ熱処理を行った板(ろう付け熱処理鋼板)について、X線光電子分光法(XPS)により表面の酸化皮膜を分析した。XPSはアルバック・ファイ社製で、使用X線源にmono−AlKα線を用い、X線ビーム径約200μm、取り出し角45度の条件で実施した。最表面の定量分析結果から、酸化皮膜中のCr、SiおよびNbのカチオン分率を求めた。ここでCr、SiおよびNbのカチオン分率は、酸化物状態のカチオン分率とした。
No.1とNo.15の冷延鋼板から幅30mm、長さ50mmの大板1と幅15mm、長さ30mmの小板2を1枚ずつ切り出した。大板1、小板2ともに、エメリー紙を用いて#600まで湿式研磨後、有機溶剤を用いて脱脂した。図1に示すように、大板1と小板2との間に厚さ100μmのステンレス箔3をはさんで重ね、大板1と小板2との間に100μmのすきま4を形成した。この状態で、小板2の長辺にNiろう5(BNi−5系)を5g塗布した。その後、真空炉に入れて1130℃にて10分加熱した。真空度は約50Pa、1130℃から900℃までの冷却速度を20℃/分とした。このうち、No.1については1130℃から900℃までの冷却速度を22℃/分の条件でも行った。熱処理終了後、図2に示すようにろうが濡れ拡がったすきま部断面(図2(A)参照)を観察して、ろう拡がり部6におけるボイドや割れの有無ならびにNiリッチ相率を求めた。ろう拡がり部6には初晶のNiリッチ相と共晶部が存在するが、画像解析により2値化してNiリッチ相率(面積率)を求めた。
2 小板
3 ステンレス箔
4 すきま
5 Niろう
6 ろう拡がり部
Claims (15)
- 質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0超え〜3.5%、Mn:0.02〜0.80%、Cr:10.5〜15.0%未満、Nb:0.03〜0.60%、Al:0.050%以下、N:0.025%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有し、30℃の3.5質量%NaCl水溶液中における孔食電位V‘c100が飽和KClを内部溶液とするAg/AgClを参照電極に用いた時に150mV以上であり、
カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する酸化皮膜を有することを特徴とするろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
ここでカチオン分率とは、全カチオンに対して、酸化物状態で存在するカチオンの比率(原子%)を意味する。 - 質量%でCr+1.8Siで16%以上を満足することを特徴とする請求項1に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
- 更に、質量%で、Sn:0.001〜0.5%、Co:0.01〜0.5%、Bi:0.001〜0.01%、B:0.0002〜0.005%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第1群、
Ni:0.1〜0.8%、Mo:0.1〜2%、W:0.1〜1%、V:0.05〜0.5%、Cu:0.1〜0.8%、Sb:0.001〜0.5%、Zr:0.001〜0.3%、Ga:0.0001〜0.01%、Ta:0.0001〜0.01%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第2群、
Ca:0.0002〜0.005%、Mg:0.0002〜0.005%、REM:0.005〜0.1%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第3群のうち、少なくともいずれかの群を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。 - NiろうもしくはCuろうを用いてろう付け接合される、ろう付け接合部材用として用いることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のろう付け性と耐食性に
優れたフェライト系ステンレス鋼。 - 質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0超え〜3.5%、Mn:0.02〜0.80%、Cr:10.5〜15.0%未満、Nb:0.03〜0.60%、Al:0.050%以下、N:0.025%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有し、30℃の3.5質量%NaCl水溶液中における孔食電位V‘c100が飽和KClを内部溶液とするAg/AgClを参照電極に用いた時に150mV以上であり、
Niろう付けを行い、ろう付け温度から900℃までの冷却速度を20℃/分以下としたとき、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上となることを特徴とするろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。 - 質量%でCr+1.8Siで16%以上を満足することを特徴とする請求項5に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
- カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する酸化皮膜を有することを特徴とする請求項5に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
ここでカチオン分率とは、全カチオンに対して、酸化物状態で存在するカチオンの比率(原子%)を意味する。 - 更に、質量%で、Sn:0.001〜0.5%、Co:0.01〜0.5%、Bi:0.001〜0.01%、B:0.0002〜0.005%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第1群、
Ni:0.1〜0.8%、Mo:0.1〜2%、W:0.1〜1%、V:0.05〜0.5%、Cu:0.1〜0.8%、Sb:0.001〜0.5%、Zr:0.001〜0.3%、Ga:0.0001〜0.01%、Ta:0.0001〜0.01%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第2群、
Ca:0.0002〜0.005%、Mg:0.0002〜0.005%、REM:0.005〜0.1%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第3群のうち、少なくともいずれかの群を含有することを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。 - 熱交換器用途であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
- 自動車部品であるEGRクーラ、排熱回収器あるいはフューエルデリバリ系の部品の用途であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
- CO2冷媒ヒートポンプ式給湯器、潜熱回収型給湯器の二次熱交換器あるいはプレート
型熱交換器の用途であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼。 - 質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0超え〜3.5%、Mn:0.02〜0.80%、Cr:10.5〜15.0%未満、Nb:0.03〜0.60%、Al:0.050%以下、N:0.025%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる化学組成を有し、30℃の3.5質量%NaCl水溶液中における孔食電位V‘c100が飽和KClを内部溶液とするAg/AgClを参照電極に用いた時に150mV以上であるろう付け性と耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼をNiろう付けしたNiろう付け接合部材であって、隣接するNiろう付け部のNiリッチ相率が40%以上であることを特徴とするNiろう付け接合部材。
- 前記フェライト系ステンレス鋼が、質量%でCr+1.8Siで16%以上を満足することを特徴とする請求項12に記載のNiろう付け接合部材。
- 前記フェライト系ステンレス鋼が、カチオン分率でCr≧11%、Si≧1%、Nb≧1%を満足する酸化皮膜を有することを特徴とする請求項12に記載のNiろう付け接合部材。
ここでカチオン分率とは、全カチオンに対して、酸化物状態で存在するカチオンの比率(原子%)を意味する。 - 前記フェライト系ステンレス鋼が、更に、質量%で、Sn:0.001〜0.5%、Co:0.01〜0.5%、Bi:0.001〜0.01%、B:0.0002〜0.005%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第1群、
Ni:0.1〜0.8%、Mo:0.1〜2%、W:0.1〜1%、V:0.05〜0.5%、Cu:0.1〜0.8%、Sb:0.001〜0.5%、Zr:0.001〜0.3%、Ga:0.0001〜0.01%、Ta:0.0001〜0.01%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第2群、
Ca:0.0002〜0.005%、Mg:0.0002〜0.005%、REM:0.005〜0.1%のうちいずれか1種又は2種以上からなる第3群のうち、少なくともいずれかの群を含有することを特徴とする請求項12〜請求項14のいずれか1項に記載のNiろう付け接合部材。
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