JP6873067B2 - 車両用レジスタ装置 - Google Patents
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Description
フィンアッセンブリは、通風路を横切るように並べられ、この並び方向と交差する方向に延びる回動軸線を有する複数のフィンと、これら複数のフィンを連動させる連動機構とを備えている。通常のフィンアッセンブリでは、中央のフィンの回動に伴い、その両側のフィンが連動機構を介して中央のフィンと同方向に回動するようになっている。
そのため、一対の端フィンの配置および中央フィンとの連動の仕方について種々の工夫がなされている。
中央フィンが傾斜姿勢にある時、中央フィンの下流端部に近い方の端フィンでは、上流側フィン部が中央フィンと同方向に傾き、下流側フィン部が主壁に沿った姿勢を維持され、中央フィンの下流端部から遠い方の端フィンでは、上流側フィン部が主壁に沿った姿勢を維持され、下流側フィン部が中央フィンと同方向に傾く。これにより、中央フィンの傾き方向に空気を吹き出すようになっている。
ア.上記通風路における上記第1方向の中間部に配置されるとともに、上記第1方向と直交する第2方向に延びる回動軸線を中心として上記レジスタ本体に回動可能に支持された中間フィンと、
イ.上記中間フィンの第1方向両側において上記一対の主壁の近傍にそれぞれ配置された一対の端フィンと、
ウ.上記中間フィンと上記一対の端フィンを連動させる連動機構とを備え、
上記端フィンの各々は、上流側フィン部と下流側フィン部とを有し、上記上流側フィン部の下流端部と上記下流側フィン部の上流端部が、上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能に連結され、上記上流側フィン部の上流端部と下流側フィン部の下流端部の一方が、上記主壁近傍において上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能にして上記レジスタ本体に支持され、他方が上記主壁近傍において上記通風路に沿って移動可能かつ上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能にして上記レジスタ本体に支持されており、上記連動機構は、上記中間フィンの回動に伴い、上記一対の端フィンにおける上流側フィン部と下流側フィン部の連結部を、上記主壁に対して接近・離間する方向に移動させるようになっており、上記中間フィンが上記主壁と平行な基本姿勢にあるとき、上記一対の端フィンは互いに同じ姿勢にあり、上記中間フィンが傾斜姿勢にあるとき、上記中間フィンの下流端部に近い方の端フィンの下流側フィン部が上記中間フィンと同方向に傾斜し、上記中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの下流側フィン部は、当該下流側フィン部と上記中間フィンとの間隔が吹き出し方向に向かって拡大する姿勢になることを特徴とする。
中間フィンが傾斜姿勢にあるとき、中間フィンの下流端部に近い方の端フィンの下流側フィン部が同方向に傾斜するので、確実に中間フィンの傾斜に沿って空気を吹き出すことができる。このとき、中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの下流端部と中間フィンとの間を流れる空気は、拡散しながら吹き出すので、上記傾斜方向への空気流の指向性を緩和することができる。
上記構成によれば、連動機構はカム機構を用いずに比較的簡単な構成とすることができる。また、一対の端フィンは略鏡面対称の姿勢をとることができる。
上記構成によれば、中間フィンが基本姿勢にある正面吹き出しの時に、流通抵抗を最小限にすることができる。また、中間フィンが傾斜姿勢にある時、中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの下流側フィン部が中間フィンと異なる方向に傾斜するため、これら下流側フィン部と中間フィンとの間を通る空気を、より広い角度で拡散することができる。
上記構成によれば、連動機構の構成を簡単にすることができる。また、中間フィンが基本姿勢にある正面吹き出しの時に、一対の端フィンの下流側フィン部が吹き出し方向に向かって互いに広がっているので、拡散送風することができる。
上記構成によれば、中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンと中間フィンとの間の空気流を十分に確保したい場合に、有効である。
上記構成によれば、通風路の吹出口近傍の開口面積が狭いレジスタ装置において、最大限に本発明の効果を発揮することができる。
上流側フィンアッセンブリ20は、上下方向に風向きを調節するものであり、平板形状の複数のフィン21と、図示しない連動リンクとを有している。これらフィン21は、左右方向に延びるとともに上下方向に間隔をおいて並べられ、その中央を通って左右方向に延びる回動軸線を中心に回動可能にして、左右の側壁11、12に支持されている。フィン21は互いに平行をなし、平行を維持したまま連動リンクにより同方向に回動するようになっている。
上流側フィン部32a,33aの下流端部と、下流側フィン部32b,33bの上流端部は、それぞれピン35により上下方向に延びる回動軸線を中心に回動可能に連結されている。この連結部を図3〜図5において符号Pで示す。
左右の上流側フィン部32a,33aの上流端部は、その下端に設けたピン37が下壁14の前後方向に延びる長穴10xに挿入されることにより、側壁11,12の近傍において上下に延びる回動軸線を中心にして回動可能に、かつ前後方向(通風路15に沿う方向)に移動可能に支持されている。
コネクタ41は前後方向に細長い略長方形をなしており、レジスタ本体10の上壁13の上面に前後方向のスライドを可能にして支持されている。図1に示すように、上壁13には左右一対のガイド爪18が形成されており、これらガイド爪18によりコネクタ41をスライド方向に案内するようになっている。なお、コネクタ41の上流端部には後述するピン46が突設されており、下流側端部には2本のピン47が突設されており、これらピン46、47が上壁13に形成された前後方向に延びる長穴10y、10z(長穴10yは図2〜図5に示し、長穴10zは図1にのみ示す。)に挿通されることによってもスライド方向に案内されるようになっている。
中央フィン31が回動すると、その回動は主リンク42を介してコネクタ41の前後方向の移動に変換されるようになっている。
右側の副リンク44の一端部は、コネクタ41の下流側端部の右側にピン47を介して回動可能に連結されており、他端部は右側の端フィン33の連結部P、より具体的には上流側フィン部32aの下流端部に、ピン48を介して回動可能に連結されている。
端フィン32,33の各々において、ピン48とピン35は同一回転軸線上に配置するのが好ましい。
図3に示すように、中央フィン31が左右の側壁11,12と平行な基本姿勢にあるとき、主リンク42は、中央フィン31と同一平面上に位置し、側壁11,12と平行であり、左右のリンク43,44は側壁11に対して大きく傾いている。端フィン32,33の連結部Pは側壁11,12に近接した位置にあり、上流側フィン部32a,33aと下流側フィン部32b,33bは側壁11,12に沿って配置され、端フィン32,33は真直状態にある。通風路15の上流側から流れてきた空気は、端フィン32,33の抵抗を殆ど受けずに、中央フィン31と端フィン32,33に沿って真っすぐ流れ、レジスタ装置の正面から吹き出す。
図7(B)に示す中央フィン31の右への傾斜状態では、第1実施形態と同様に、右方向への吹き出しが実行されるとともに、左側では拡散吹き出しが実行される。左側の端フィン32が側壁11に沿って配置されているので、第1実施形態より左側での流通抵抗が少なくなる。
例えば、端フィンの上流側フィン部の上流端部を回動可能に支持し、下流側フィン部の下流端部を前後方向に移動可能かつ回動可能に支持してもよい。
第1実施形態の副リンク32,33や第2実施形態の連動リンク60を、端フィン32,33の連結部Pとして、上流側フィン部32a,33aの下流端部に連結したが、下流側フィン部32b、33bの上流端部に連結してもよい。
第1実施形態では、中央フィン31が基本姿勢にあるとき、端フィンを側壁に沿う真直姿勢にしたが、内側に凸のく字形にしてもよい。この場合には、第1実施形態でも拡散したなら正面吹き出しを行うことができる。
本発明は、薄型でないレジスタ装置にも適用可能である。この場合、中間フィンは複数配置することが可能である。
11、12 側壁(主壁)
15 通風路
30 吹出側フィンアッセンブリ
31 中央フィン(中間フィン)
32,33 端フィン
32a,33a 上流側フィン部
32b,33b 下流側フィン部
40 連動機構
41 コネクタ
42 主リンク
43,44 副リンク
60 連動リンク(連動機構)
P 連結部
Claims (6)
- 通風路と、この通風路を挟んで第1方向に対峙する一対の主壁とを有するとともに、上記通風路の下流端が空調装置からの空気を車室へ吹き出すための吹出口として提供されるレジスタ本体と、
上記吹出口に臨むフィンアッセンブリと、
を備えた車両用レジスタ装置において、上記フィンアッセンブリは、
ア.上記通風路における上記第1方向の中間部に配置されるとともに、上記第1方向と直交する第2方向に延びる回動軸線を中心として上記レジスタ本体に回動可能に支持された中間フィンと、
イ.上記中間フィンの第1方向両側において上記一対の主壁の近傍にそれぞれ配置された一対の端フィンと、
ウ.上記中間フィンと上記一対の端フィンを連動させる連動機構とを備え、
上記端フィンの各々は、上流側フィン部と下流側フィン部とを有し、上記上流側フィン部の下流端部と上記下流側フィン部の上流端部が、上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能に連結され、
上記上流側フィン部の上流端部と下流側フィン部の下流端部の一方が、上記主壁近傍において上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能にして上記レジスタ本体に支持され、他方が上記主壁近傍において上記通風路に沿って移動可能かつ上記第2方向に延びる回動軸線を中心に回動可能にして上記レジスタ本体に支持されており、
上記連動機構は、上記中間フィンの回動に伴い、上記一対の端フィンにおける上流側フィン部と下流側フィン部の連結部を、上記主壁に対して接近・離間する方向に移動させるようになっており、
上記中間フィンが上記主壁と平行な基本姿勢にあるとき、上記一対の端フィンは互いに同じ姿勢にあり、
上記中間フィンが傾斜姿勢にあるとき、上記中間フィンの下流端部に近い方の端フィンの下流側フィン部が上記中間フィンと同方向に傾斜し、上記中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの下流側フィン部は、当該下流側フィン部と上記中間フィンとの間隔が吹き出し方向に向かって拡大する姿勢になることを特徴とする車両用レジスタ装置。 - 上記連動機構は、上記レジスタ本体に上記通風路に沿って移動可能に支持されたコネクタと、主リンクと、一対の副リンクとを備え、
上記主リンクは、上記コネクタの上流側に配置されるとともに、その両端部が上記中間フィンの上流端部と上記コネクタの上流端部にそれぞれ回動可能に連結され、上記主リンクにより、上記中間フィンの回動が上記コネクタの上記通風路に沿う移動に変換され、
上記一対の副リンクの一端部は、上記コネクタの下流側端部における上記第1方向の両側部にそれぞれ回動可能に連結され、上記一対の副リンクの他端部は、上記一対の端フィンにおける上記連結部にそれぞれ回動可能に連結され、上記一対の副リンクにより、上記コネクタの移動が、上記一対の端フィンの上記連結部の、上記主壁に対する接近・離間方向への移動に変換されることを特徴とする請求項1に記載の車両用レジスタ装置。 - 上記中間フィンが上記基本姿勢にあるとき、上記一対の端フィンの上流側フィン部と下流側フィン部は、上記主壁に沿い上記中間フィンと平行な姿勢となり、
上記中間フィンが上記傾斜姿勢にあるとき、上記一対の端フィンの上記連結部が上記主壁から離れ、上記上流側フィン部と下流側フィン部がく字形をなして折れ曲がることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用レジスタ装置。 - 上記連動機構は上記第1方向に延びる連動リンクを含み、上記連動リンクの中間部は、上記中間フィンにおいて上記中間フィンの回動軸線から上流側に離れた部位に回動可能に連結され、上記連動リンクの両端部は、上記一対の端フィンの上記連結部にそれぞれ回動可能に連結され、
上記中間フィンが上記基本姿勢にあるとき、上記一対の端フィンの上記連結部が上記主壁から離れていて、上記上流側フィン部と下流側フィン部がく字形をなして折れ曲がり、
上記中間フィンが上記傾斜姿勢にあるとき、上記中間フィンの下流端部に近い方の端フィンの上記連結部は、上記中間フィンが基本姿勢にあるときより上記主壁から離れ、上記中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの上記連結部は、上記中間フィンが基本姿勢にあるときより上記主壁に近づくことを特徴とする請求項1に記載の車両用レジスタ装置。 - 上記中間フィンが上記傾斜姿勢にあるとき、上記中間フィンの下流端部から遠い方の端フィンの上流側フィン部と下流側フィン部は、上記主壁に沿う姿勢になることを特徴とする請求項4に記載の車両用レジスタ装置。
- 上記レジスタ本体が上記第1方向に扁平をなし、上記中間フィンが上記通風路の上記第1方向中央に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用レジスタ装置。
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