JP6877301B2 - セラミックスヒータ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハなどの被加熱物を加熱するセラミックスヒータに関する。
半導体ウエハなどの被加熱物を加熱するセラミックスヒータにおいて、基体の内部に複数の発熱抵抗体が独立して埋設され、各発熱抵抗体に供給する電流を独立して制御可能なものが存在し、少なくとも1つの端子に複数の発熱抵抗体を接続することにより端子数を削減することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−160368号公報
しかしながら、上記従来のセラミックスヒータにおいては、各発熱抵抗体の両端部にそれぞれ電流を供給するための給電端子が接続されており、これら給電端子は、基体の下面に接続された中空の支持部材内に位置させる必要がある。発熱抵抗体の数が増加すると、このような給電端子を支持部材内に位置させるため、支持部材が大径化する。しかし、支持部材が大径化して、支持部材と基体との接合面積が大きくなると、支持部材を介して基体から逃げる熱が増加するので好ましくない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、供給する電流を変化可能な発熱抵抗体の区域の増加に比して、給電端子数の増加の抑制を図ることが可能なセラミックスヒータを提供することを目的とする。
本発明は、セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基体と、前記セラミックス基体に内蔵された発熱抵抗体と、セラミックスからなり、前記セラミックス基体の下面の中心部に接続された筒状の支持部材とを備えたセラミックスヒータであって、前記発熱抵抗体は、それぞれが1の又は1以上に接続された発熱抵抗要素からなる、3つ以上の発熱抵抗要素群からなり、前記3つ以上の発熱抵抗要素群のうち少なくとも3つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、両端部に、前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部からなる合計3つの端部にそれぞれ電力を供給する給電端子が少なくとも接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記給電端子に電力、例えば交流電力を供給する際に、三相電力調整器(三相サイリスタ)などの電力調整手段を用いることによって、各発熱抵抗要素群に流れる電流を別個にするように制御することが可能となる。これにより、各発熱抵抗要素群での発熱をそれぞれ別個に制御することが可能であると共に、上記従来のセラミックスヒータと比較して給電端子の個数を削減することが可能となり、ひいては支持部材の内径の小径化を図ることができる。
また、三相電力調整器を用いる以外に、直流電力や単相交流電力をスイッチングによって各給電端子に供給する電力を調整する電力調整器を用いてもよい。
なお、発熱抵抗体は、それぞれが1の又は1以上の発熱抵抗要素が直列又は並列に接続されていればよい。
本発明において、前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群は3つの発熱抵抗要素群であり、前記3つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、前記両端部に、前記3つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部からなる合計3つの端部は、それぞれ、前記3つの発熱抵抗要素群とは異なる前記発熱抵抗要素群を介して接地されていることが好ましい。
また、本発明において、前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群は4つの発熱抵抗要素群であり、前記4つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、前記両端部に、前記4つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部は、それぞれ、当該両端部と接続されている前記4つの発熱抵抗要素群とは異なる他の1つの発熱抵抗要素群の端部と接続されていてもよい。
本発明の第1実施形態に係るセラミックスヒータの模式断面図。 図1のIIA−IIA線模式断面図。 図1のIIB−IIB線模式断面図。 発熱抵抗体の模式的等価回路図。 本発明の第2実施形態に係る発熱抵抗体の模式断面図。 発熱抵抗体の模式的等価回路図。 本発明の第3実施形態に係る下側発熱抵抗体の模式断面図。 中側発熱抵抗体の模式断面図。 上側発熱抵抗体の模式断面図。 発熱抵抗体の模式的等価回路図。 実施例に係るセラミックスヒータの模式下面図。 比較例に係るセラミックスヒータの模式下面図。 実施例においてOX間の端子間に供給した電圧の波形を示すグラフ。 実施例においてOY間の端子間に供給した電圧の波形を示すグラフ。 実施例においてOZ間の端子間に供給した電圧の波形を示すグラフ。 発熱抵抗体の別例の模式的等価回路図。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係るセラミックスヒータ100について図1から図3を参照して、説明する。
図1に示すように、セラミックスヒータ100は、図示しないウエハ(基板)を保持するための略円板状の絶縁体からなる基体10と、相互に短絡しないように基体10に埋設されている発熱抵抗体20と、基体10の下面の中心部に接続された中空のシャフト(支持部材)30とを備えている。
シャフト30は、大略円筒形状であり、基体10との接合部分の外径が他の円筒部31より拡径した拡径部32を有し、拡径部32の上面が基体10との接合面となっている。シャフト30の材質は、基体10の材質と同等でよいが、断熱性を高めるために、基体10の素材より熱伝導率の低い素材から形成されていてもよい。
基体10の下面とシャフト30の上端面とが、拡散接合又はセラミックス若しくはガラス等の接合材による固相接合によって接合されている。なお、基体10とシャフト30とは、ねじ止めやろう付けなどによって接続されてもよい。
なお、基体10には、発熱抵抗体20のほか、ウエハをクーロン力により載置面に引き付けるための静電チャック電極及び基体10の上方にプラズマを発生させるためのプラズマ電極のうち少なくとも一方が埋設されていてもよい。
また、適切なローパス又はハイパスフィルタを介することによって、セラミックスヒータ100は、電極に給電ロッドから電圧が印加されることによって発生するクーロン力により、基体10の表面に基板を吸引する静電チャックを兼用してもよい。
さらに、セラミックスヒータ100は、発熱抵抗体20に対して電力を供給するための3つの給電端子40を備えている。
給電端子40には、それぞれ基体10に埋設されている図示しない給電部材に接続されており、給電部材は、シャフト30の内部を挿通する導線に接続されている。なお、給電端子40自身がシャフト30の内部を挿通してシャフト30の外部で導線に接続されていてもよい。
給電端子40と給電部材とはろう付け又は溶接されている。給電端子40は、箔、板、塊状のニッケル(Ni)、コバール(登録商標)(Fe−Ni−Co)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、又はモリブデン(Mo)及びタングステン(W)を主成分とする耐熱合金などの耐熱金属から構成される。給電部材はモリブデン(Mo)又はタングステン(W)などからなる。
基体10は、例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等からなるセラミックス焼結体である。基体10は、上記の材料を所定形状の型に入れて成形し、緻密化させるため、例えばホットプレス焼成等によって円板状に作製すればよい。
発熱抵抗体20は、本実施形態では、モリブデン(Mo)又はタングステン(W)等の耐熱金属の箔からなり、平面状の形態をしている。ただし、発熱抵抗体20は、耐熱金属からなる膜、板、線、メッシュ、繊維、コイル、リボン状など構成であってもよい。
基体10の間に発熱抵抗体20を挟み込んだ状態で、基体10は焼成される。
発熱抵抗体20のパターンの一例を主に図2A及び図2Bを参照して説明する。
図1を参照して、発熱抵抗体20は、下側発熱抵抗体21と、下側発熱抵抗体21の上方に配置された上側発熱抵抗体22とからなっている。
ここでは、下側発熱抵抗体21は、一方の端部が中央部Oで共に直接的に接続され、他方の端部A1,B1,C1が中央部O付近でそれぞれ別個の給電端子40に直接的に接続される3つの発熱抵抗要素群21A,21B,21Cから構成されている。
発熱抵抗要素群21Aは、図2Aに示すように中央部Oから直線状発熱抵抗要素21A1aが直線状に周縁側に向って延びる方向を0時の方向として、0時から4時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群21Aは、2つの直線状発熱抵抗要素21A1a,21A1b、3つの円弧状発熱抵抗要素21A2a〜21A2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素21A3a,21A3bが直列に接続されることにより構成されている。
具体的には、中央部Oから周縁部まで0時の方向に長い直線状に直線状発熱抵抗要素21A1aが延在している。この直線状発熱抵抗要素21A1aの中央部Oとは反対側の周縁側の端部は、時計回りに0時から4時の方向まで円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素21A2aの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素21A2aの4時側の端部は、この端部から周縁方向に向って短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素21A3aの中央部O側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素21A3aの周縁側の端部は、反時計回りに4時から0時の方向まで円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素21A2bの4時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素21A2bの0時側の端部は、この端部から周縁方向に向って短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素21A3bの中央部O側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素21A3bの周縁側の端部は、時計回りに0時から4時の方向まで円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素21A2cの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素21A2cの4時側の端部は、この端部から中央部Oに大略向って長い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素21A1bの周縁側の端部が接続されている。直線状発熱抵抗要素21A1bは、この端部から中央部Oの2時方向近傍に位置する端部A1まで直線状に延びている。
発熱抵抗要素群21Bは、8時から12時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群21Bは、2つの直線状発熱抵抗要素21B1a,21B1b、3つの円弧状発熱抵抗要素21B2a〜21B2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素21B3a,21B3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群21Cは、4時から8時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群21Cは、2つの直線状発熱抵抗要素21C1a,21C1b、3つの円弧状発熱抵抗要素21C2a〜21C2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素21C3a,21C3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群21B,21Cの具体的な構成は、発熱抵抗要素群21Aと同様であるので、その説明は省略する。
一方、上側発熱抵抗体22は、端部が他の端部とそれぞれ直接的に接続され、これら端部A2,B2,C2がそれぞれ別個の給電端子40に直接的に接続される3つの発熱抵抗要素群22A,22B,22Cが接続されて構成されている。
発熱抵抗要素群22Aは、0時から4時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群22Aは、1つの直線状発熱抵抗要素22A1、4つの円弧状発熱抵抗要素22A2a〜21A2d、4つの直線状発熱抵抗要素22A3a〜22A3d、及び1つの直線状連絡発熱抵抗要素22A4が直列に接続されることにより構成されている。
具体的には、上記端部A1の直上に位置し端部A1と直接的に接続された端部A2から0時方向に周縁側に向って短い直線状に直線状発熱抵抗要素22A3aが延在している。この直線状発熱抵抗要素22A3aの周縁側の端部は、この端部から時計回りに0時から4時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素22A2aの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素22A2aの4時側の端部は、この端部から周縁部に向って4時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素22A3bの中央部側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素22A3bの周縁側の端部は、反時計回りに4時から0時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素22A2bの4時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素22A2bの0時側の端部は、この端部から周縁方向に向って0時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素22A3cの中央部側の端部に接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素22A3cの周縁側の端部は、時計回りに0時から4時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素22A2cの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素22A2cの4時側の端部は、この端部から周縁方向に向って4時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素22A3dの中央側の端部に接続されている。この直線状発熱抵抗要素22A3dの周縁側の端部は、反時計回りに4時から0時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素22A2dの4時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素22A2dの0時側の端部は、この端部から中央部方向に向って0時方向に長い直線状に延在するに直線状発熱抵抗要素22A1の周縁側の端部に接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素22A1の中央部側の端部は、この端部から8時の方向に短い直線状に延在する直線状連絡発熱抵抗要素22A4の2時側の端部に接続されている。この直線状連絡発熱抵抗要素22A4は、この端部から発熱抵抗要素群22Bの端部B2まで直線状に延びている。
発熱抵抗要素群22Bは、8時から12時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群22Bは、1つの直線状発熱抵抗要素22B1、4つの円弧状発熱抵抗要素22B2a〜21B2d、4つの直線状発熱抵抗要素22B3a〜22B3d、及び1つの直線状連絡発熱抵抗要素22B4が直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群22Cは、4時から8時の扇状領域内に存在している。発熱抵抗要素群22Cは、1つの直線状発熱抵抗要素22C1、4つの円弧状発熱抵抗要素22C2a〜21C2d、4つの直線状発熱抵抗要素22C3a〜22C3d、及び1つの直線状連絡発熱抵抗要素22C4が直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群22B,22Cの具体的な構成は、発熱抵抗要素群22Aと同様であるので、その説明は省略する。
なお、上側発熱抵抗体22は、その領域の外縁を図2Aに2点鎖線で示すように、下側発熱抵抗体21を構成する円弧状発熱抵抗要素の内側に位置することが好ましい。
このように構成された発熱抵抗体20の等価回路図は、図3にように模式的に示される。図3から分かるように、発熱抵抗体20は、中央部Oが接地(アース)されており、6ゾーンの発熱抵抗要素群21A,21B,21C,22A,22B,22CからなるY(スター)結線構造体となっている。
そして、端部A1,A2に直接的に接続された給電端子40、端部B1,B2に直接的に接続された給電端子40及び端部C1,C2に直接的に接続された給電端子40の合計3つの給電端子40に対して、交流3相電源の給電端子を前記導線及び前記給電部材を介して接続する。これにより、三相電力調整器(三相サイリスタ)などの電力調整手段を用いることにより、各発熱抵抗要素群21A,21B,21C,22A,22B,22Cに流れる電流を、別個となるように制御することが可能となる。3つの発熱抵抗要素群22A,22B,22Cのうち、例えば、発熱抵抗要素群22Aが「第1発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群22Bが「第2発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群22Cが「第3発熱抵抗要素群」に該当する。
これにより、6つのゾーンからなる発熱抵抗要素群21A,21B,21C,22A,22B,22Cに対して給電端子40の数が3つと少なく、シャフト30の内径の小径化を図ることが可能となる。なお、21A、21B、21Cは共通のアース端子を設けてもよい。この場合、給電端子の数は4つであり依然としてゾーン数以下である。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るセラミックスヒータ200について主に図4及び図5を参照して、説明する。セラミックスヒータ200は前述したセラミックスヒータ100と類似するので、相違点についてのみ説明する。
図1を参照して、セラミックスヒータ200は、図示しないウエハ(基板)を吸着保持するための略円板状の絶縁体からなる基体10と、相互に短絡しないように基体10に埋設されている発熱抵抗体120と、基体10の下面の中心部に接続された中空のシャフト130とを備えている。
さらに、セラミックスヒータ200は、発熱抵抗体120に対して電力を供給するための3つの給電端子40を備えている。
発熱抵抗体120のパターンの一例を図4を参照して説明する。
ここでは、発熱抵抗体120は、一方の端部X,Y,Zがそれぞれ中央部O付近に位置する3つの発熱抵抗要素群121A,121B,121Cと、一方の端部が中央部Oにそれぞれ位置し、他方の端部が発熱抵抗要素群121A,121B,121Cの端部X,Y,Zとは異なる他方の端部とそれぞれ直接的に接続される3つの発熱抵抗要素群122A,122B,122Cとから構成されている。
発熱抵抗要素群121Aは、図4に示すように一方の端部Yから直線状に延在する直線状発熱抵抗要素121A1が周縁側に向って延びる方向を0時の方向として、0時から4時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群121Aは、1つの直線状発熱抵抗要素121A1、3つの円弧状発熱抵抗要素121A2a〜121A2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素121A3a,121A3bが直列に接続されることにより構成されている。
具体的には、中央部Oの0時の方向に少し離れて位置する端部Yから周縁部まで0時方向に長い直線状に直線状発熱抵抗要素121A1が延在している。この直線状発熱抵抗要
素121A1の端部Yとは反対側の周縁側の端部は、この端部から時計回りに0時から4時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素121A2aの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素121A2aの4時側の端部は、この端部から中央部O方向に10時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素121A3aの周縁側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素121A3aの中央部O側の端部は、この端部から反時計回りに4時から0時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素121A2bの4時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素121A2bの0時側の端部は、この端部から中央部O方向に6時の方向に短い直線状に延在するに直線状発熱抵抗要素121A3bの周縁側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素121A3bの中央部O側の端部は、この端部から時計回りに0時から4時の方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素121A2cの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素121A2cの4時側の端部は、発熱抵抗要素群121Cの直線状発熱抵抗要素121C1の途中部に接続されている。
発熱抵抗要素群121Bは、8時から12時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群121Bは、1つの直線状発熱抵抗要素121B1、3つの円弧状発熱抵抗要素121B2a〜121B2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素121B3a,121B3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群121Cは、4時から8時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群121Cは、1つの直線状発熱抵抗要素121C1、3つの円弧状発熱抵抗要素121C2a〜121C2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素121C3a,121C3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群121B,121Cの具体的な構成は、発熱抵抗要素群121Aと同様であるので、その説明は省略する。
発熱抵抗要素群122Aは、0時から4時の扇状領域の内周側部に存在している。発熱抵抗要素群122Aは、4つの円弧状発熱抵抗要素122A1a〜122A1d、3つの直線状発熱抵抗要素122A2a〜122A2c、及び1つの直線状中央発熱抵抗要素122A3が直列に接続されることにより構成されている。
具体的には、直線状発熱抵抗要素121C1の中間部Lから反時計回りに4時から0時方向に円弧状に円弧状発熱抵抗要素122A1aが延在している。そして、この円弧状発熱抵抗要素122A1aの0時側の端部は、この端部から中央部O側に向って0時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素122A2aの周縁側の端部に接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素122A2aの中央部O側の端部は、この端部から時計回りに0時から4時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素122A1bの6時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素122A1bの4時側の端部は、この端部から中央部O側に向って4時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素122A2bの周縁側の端部に接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素122A2bの中央部O側の端部は、この端部から反時計回りに4時から0時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素122A1cの10時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素122A1cの0時側の端部は、この端部から中央部O側に向って0時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素122A2cの周縁側の端部に接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素122A2cの中央部O側の端部は、この端部から時計回りに0時から2時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素1
22A1dの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素122A2dの2時側の端部は、この端部から中央部Oまで8時方向に短い直線状に延在する直線状中央発熱抵抗要素122A3の周縁側の端部に接続されている。
発熱抵抗要素群122Bは、8時から12時の扇状領域の内周側部に存在している。発熱抵抗要素群122Bは、4つの円弧状発熱抵抗要素122B1a〜122B1d、3つの3つの直線状発熱抵抗要素122B2a〜122B2c、及び1つの直線状中央発熱抵抗要素122B3が直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群122Cは、4時から8時の扇状領域の内周側部に存在している。発熱抵抗要素群122Cは、4つの円弧状発熱抵抗要素122C1a〜122C1d、3つの直線状発熱抵抗要素122C2a〜122C2c、及び1つの直線状中央発熱抵抗要素122C3が直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群122B,122Cの具体的な構成は、発熱抵抗要素群122Aと同様であるので、その説明は省略する。
このように構成された発熱抵抗体120の等価回路図は、図5のように模式的に示される。図5から分かるように、発熱抵抗体120は、中央部Oが接地(アース)されており、6ゾーンの発熱抵抗要素群121A,121B,121C,122A,122B,122CからなるY(スター)結線構造体となっている。
そして、端部X,Y,Zにそれぞれ直接的に接続される合計3つの給電端子40に対して、交流3相電源の給電端子を前記導線及び前記給電部材を介して接続する。これにより、三相電力調整器(三相サイリスタ)などの電力調整手段を用いることにより、各発熱抵抗要素群121A,121B,121C,122A,122B,122Cに流れる電流を、別個となるように制御することが可能となる。3つの発熱抵抗要素群121A,121B,121Cのうち、例えば、発熱抵抗要素群121Aが「第1発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群121Bが「第2発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群121Cが「第3発熱抵抗要素群」に該当する。
これにより、6ゾーンの発熱抵抗要素群121A,121B,121C,122A,122B,122Cに対して給電端子40の数が3つと少なく、シャフト30の内径の小径化を図ることが可能となる。
なお、発熱抵抗要素群122A,122B,122Cに共通したアース端子を設けてもよい。この場合は、給電端子の数は4つであり、依然としてゾーン数以下である。
なお、図5から理解されように、例えば、発熱抵抗要素群121A,121C,122Aは端部Xの1点で結合されていることが好ましい。しかし、図4から理解されるように、発熱抵抗要素群121A,121Cは直線状発熱抵抗要素121C1の途中部で、発熱抵抗要素群121A,122Aとは直線状発熱抵抗要素121C1の途中部Lでそれぞれ接続されており、直線状発熱抵抗要素121C1の一部を共有している。そのため、端部 Xから途中部Lまでの部分および発熱抵抗要素群121Aとの交点までの部分の抵抗値は できる限り小さいほうが好ましい。端部Yから途中部Mまでの部分及び発熱抵抗要素群1 21Bとの交点までの部分,端部Zから途中部Nまでの部分及び発熱抵抗要素群121C との交点までの部分も同様である。
このように本実施例では、すべての発熱抵抗体120が基体10内の同一面内に配置できる点に特徴がある。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るセラミックスヒータ300について図6から図8を参照して、説明する。
図1を参照して、セラミックスヒータ300は、図示しないウエハ(基板)を吸着保持
するための略円板状の絶縁体からなる基体10と、基体10に埋設されている発熱抵抗体220と、基体10の下面の中心部に接続された中空のシャフト30とを備えている。
さらに、セラミックスヒータ300は、発熱抵抗体220に対して電力を供給するための複数の給電端子40を備えている。
発熱抵抗体220のパターンの一例を図6、図7A及び図7Bを参照して説明する。
発熱抵抗体220は、下側発熱抵抗体221と、下側発熱抵抗体221の上方に配置された中側発熱抵抗体222と、中側発熱抵抗体222の上方に配置された上側発熱抵抗体223とからなっている。
ここでは、下側発熱抵抗体221は、端部A1,B1,C1,D1にそれぞれ直接的に接続される4つの発熱抵抗要素群221A,221B,221C,221Dから構成されている。
発熱抵抗要素群221Aは、図6Aに示すように中心近傍に位置する一方の端部A1から直線状に直線状発熱抵抗要素221A1が周縁側に向って延びる方向を0時の方向として、0時から3時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群221Aは、1つの直線状発熱抵抗要素221A1、3つの円弧状発熱抵抗要素221A2a〜221A2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素221A3a,221A3bが直列に接続されることにより構成されている。
具体的には、直線状発熱抵抗要素221A1は、端部A1から周縁側に向って0時の方向に長い直線状に延在している。直線状発熱抵抗要素221A1の途中部Pに、この途中部Pから時計回りに0時から3時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素221A2aの0時側の端部が接続されている。この円弧状発熱抵抗要素221A2cの3時側の端部は、この端部から周縁側に向って3時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素221A3bの中央部側の端部が接続されている。そして、短い直線状発熱抵抗要素221A3bの周縁側の端部は、この端部から反時計回りに3時から0時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素221A2bの3時側の端部に接続されている。
この円弧状発熱抵抗要素221A2bの0時側の端部は、この端部から周縁側に向って0時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素221A3aの中央部側の端部が接続されている。そして、直線状発熱抵抗要素221A3aの周縁側の端部は、この端部から時計回りに0時から3時方向に円弧状に延在する円弧状発熱抵抗要素221A2aの0時側の端部に接続されている。この円弧状発熱抵抗要素221A2aの3時側の端部は、発熱抵抗要素群221Dの直線状発熱抵抗要素221D1の周縁側の端部に接続されている。
発熱抵抗要素群221Bは、9時から12時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群221Bは、1つの直線状発熱抵抗要素221B1、3つの円弧状発熱抵抗要素221B2a〜221B2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素221B3a,221B3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群221Cは、6時から9時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群221Cは、1つの直線状発熱抵抗要素221C1、3つの円弧状発熱抵抗要素221C2a〜221C2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素221C3a,221C3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群221Dは、3時から6時の扇状領域の周縁側部に存在している。発熱抵抗要素群221Dは、1つの直線状発熱抵抗要素221D1、3つの円弧状発熱抵抗要素221D2a〜221D2c、及び2つの直線状発熱抵抗要素221D3a,221D3bが直列に接続されることにより構成されている。
発熱抵抗要素群221B〜221Dの具体的な構成は、発熱抵抗要素群221Aと同様であるので、その説明は省略する。
中側発熱抵抗体222は、端部A1,C1の直上に位置し、端部A1,C1とそれぞれ直接的に接続されている端部A2,C2を両端部として有する1つの発熱抵抗要素群222から構成されている。
発熱抵抗要素群222は、図7Aに示すように、円環状領域内に存在している。発熱抵抗要素群222は、3つの直線状発熱抵抗要素222A1a〜222A1c、2つの半円弧状発熱抵抗要素222A2b、222A2cからなる第1発熱抵抗要素群222Aと、3つの直線状発熱抵抗要素222B1a〜222B1c、2つの半円弧状発熱抵抗要素222B2b、222B2cからなる第2発熱抵抗要素群222Bと、1つの円環状発熱抵抗要素222Cとが接続されることにより構成されている。
第1発熱抵抗要素群222Aは、中央部近傍に位置する一方の端部A2から直線状に直線状発熱抵抗要素222A1cが周縁側に向って伸びる方向を0時の方向として、左半分の半円扇状領域の周縁側部に存在している。
具体的には、直線状発熱抵抗要素222A1cは、端部A2から周縁側に向って0時の方向に長い直線状に延在している。直線状発熱抵抗要素222A1cの周縁側の端部は、この端部から反時計回りに0時から6時方向に半円弧状に延在する半円弧状発熱抵抗要素222A2cの0時側の端部が接続されている。この半円弧状発熱抵抗要素222A2cの6時側の端部は、この端部から周縁側に向って6時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素222A1bの中央部側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素222A1bの周縁側の端部は、この端部から時計回りに6時から12時方向に半円弧状に延在する半円弧状発熱抵抗要素222A2bの6時側の端部に接続されている。この半円弧状発熱抵抗要素222A2bの12時側の端部は、この端部から周縁側に向って12時の方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素222A1aの中央部側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素222A1aは、この端部から周縁側に向って0時方向に短い直線状に延在し、周縁側の端部が、円環状発熱抵抗要素222Cの0時方向の途中部に接続されている。
第2発熱抵抗要素群222Bの具体的な構成は、第1発熱抵抗要素群222Aと同様であるので、その説明は省略する。
なお、中側発熱抵抗体222は、その領域の外縁を図6に2点鎖線で示すように、下側発熱抵抗体221を構成する円弧状発熱抵抗要素の内側に位置することが好ましい。
下側発熱抵抗体223は、端部B1,D1の直上に位置し、端部B1,D1と直接的にそれぞれ接続されている端部B2,D2を両端部として有する1つの発熱抵抗要素群223から構成されている。
発熱抵抗要素群223は、図7Bに示すように、円環状領域内に存在している。発熱抵抗要素群223は、2つの直線状発熱抵抗要素223A1a,223A1bと、1つの円環状発熱抵抗要素223A2とが接続されることにより構成されている。
具体的には、発熱抵抗要素群223は、中心近傍に位置する一方の端部B2から直線状に直線状発熱抵抗要素223A1aが周縁側に向って延びる方向を9時の方向として、直線状発熱抵抗要素223A1aの周縁側の端部に円環状発熱抵抗要素222A2の9時側の途中部が接続されている。この円環状発熱抵抗要素223A2の3時側の途中部は、この部分から9時方向に短い直線状に延在する直線状発熱抵抗要素223A1bの周縁側の端部が接続されている。そして、この直線状発熱抵抗要素223A1bは中央部側に向って、端部D2まで延在している。
なお、上側発熱抵抗体223は、その領域の外縁を図7Aに2点鎖線で示すように、中側発熱抵抗体222を構成する円弧状発熱抵抗要素の内側に位置することが好ましい。
このように構成された発熱抵抗体220の等価回路図は、図8のように模式的に示される。図8から分かるように、発熱抵抗体220は6ゾーンの発熱抵抗要素群221A,221B,221C,221D,222,223からなる結線構造体となっている。4つの発熱抵抗要素群221A,221B,221Cおよび221Dのうち、例えば、発熱抵抗要素群221Aが「第1発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群221Bが「第2発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群221Cが「第3発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群221Dが「第4発熱抵抗要素群」に該当する。また、発熱抵抗要素群222が「第5発熱抵抗要素群」に該当し、発熱抵抗要素群223が「第6発熱抵抗要素群」に該当する。
そして、例えば、端部A1,A2に直接的に接続された給電端子40、端部B1,B2に直接的に接続された給電端子40及び端部D1,D2に直接的に接続された給電端子40の合計3つの給電端子40に対して、交流3相電源の給電端子を前記導線及び前記給電部材を介して接続する。これにより、三相電力調整器(三相サイリスタ)などの電力調整手段を用いることによって、各発熱抵抗要素221A,221B,221C,221D,222,223に流れる電流を、別個となるように制御することが可能となる。
これにより、6ゾーンの発熱抵抗要素群221A,221B,221C,221D,222,223に対して給電端子40の数が3つと少なく、シャフト30の内径の小径化を図ることが可能となる。
なお、図8から理解されように、例えば、発熱抵抗要素群221A,221B,222は端部A1(=A2)の1点で結合されていることが好ましい。しかし、図6から理解されるように、発熱抵抗要素群221A,221Bは直線状発熱抵抗要素221A1の途中部Pで接続されており、直線状発熱抵抗要素221A1の一部を共有している。そのため、端部A1から途中部Pまでの部分の抵抗値はできる限り小さいほうが好ましい。端部B1から途中部Qまで、端部C1から途中部Rまで、端部D1から途中部Sまでの各部分も同様である。
以上、本発明の実施形態に関して説明したが、これに限定されない。例えば、各発熱抵抗体を構成する発熱抵抗要素群の構成、形状、個数などは上述したものに限定されず、さらに、各発熱抵抗要素群を構成する発熱抵抗要素の構成、形状、個数、接続位置などは上述したものに限定されない。
例えば、図3に示した発熱抵抗体20の模式的等価回路図を3個接続したような、図11に示した模式等価回路図となるように発熱抵抗体の発熱抵抗要素群を構成してもよい。
以下、本発明の実施例を具体的に挙げ、本発明を説明する。
(実施例)
実施例では、金属からなる発熱抵抗体20を埋設した酸化イットリウムを添加した窒化アルミニウムからなる基体10を用いてセラミックスヒータ100を得た。
[セラミックスヒータの作製]
窒化アルミニウム粉末97質量%、酸化イットリウム粉末3質量%からなる粉末混合物を得て、これを型に充填して一軸加圧処理を施した。これによって、直径340mm、厚さ10mmの第一層を形成した。
次に、この第一層の上に、図4に示す形状の電極20となる直径290mmのモリブデン製のメッシュ(線径0.1mm、目開き50メッシュ)を載置した。続いて、先に形成した粉末混合物を発熱抵抗体20の上に所定の厚さに充填し、第二層を形成した。そして、10MPaの圧力で、焼成温度1800℃、焼成時間2時間でホットプレス焼成を行い、直径340mm、厚さ20mmのセラミックス焼結体を得た。
その後全面に研削、研磨加工を行い、表面粗さをRa0.4μm、平面度0.9μmとした。
そして、この基体10の下面に、常温の熱伝導率が80kW/(m・k)の窒化アルミニウムからなり、長さ200mmの円筒形状のシャフト30の上端面を拡散接合法によって接合した。シャフト30の円筒部31の寸法は、内径34.14mm、外径40.14mmであった。なお、シャフト30の拡径部32の外径は、円筒部31の外径よりも20mm大きくした。
端子40の数は4つとし、図9Aのように配置した。端子40は基体10の裏面より発熱抵抗体20まで直径8mmの穴加工を行い、露出した発熱抵抗体20に直径8mmの円柱状ニッケル製給電端子を銀ロウ付けして形成した。
このようにしてセラミックスヒータ100を得た。
[評価結果]
セラミックスヒータ100のウエハ載置面に黒色化したダミーウエハを載せ、端子40に電力を供給してセラミックスヒータ100を昇温し、ダミーウエハ表面の温度をIRカメラで測定した。ダミーウエハの表面温度が概ね500℃に到達した時点から15分後のダミーウエハの温度分布を測定した。
なお、このとき、OX間の端子間には図10Aに示した、OY間の端子間には図10Bに示した、OZ間の端子間には図10Cに示した波形の電圧を供給した。電圧は20m秒毎に変化し周期80m秒の波形とした。波高は温度分布が均一になるように適宜調節した。なお、電源はこれに限らず公知の位相制御方式やサイクル制御(ゼロクロス制御)方式 などが適用できる。また交流でも直流でも適用可能である。
中心温度として中心領域(直径20mm内の領域)の平均温度と、周辺温度として3時の方向で半径120mmの位置を中心とした直径20mm内の領域の平均温度とを比較した。
結果は、中心温度502℃、周辺温度505℃であった。これより、セラミックスヒータ100の均熱性は良好であることが分かった。
(比較例)
端子40を、図9Bに示すように7個配置した。これは、6ゾーンの電極に対応した6個の端子40と、コモン(共通)電極に対応した1個の端子40の計7個の端子40が必要なためである。
端子40の数が多いため、シャフト30の形状は、円筒部31の内径が48.14mm、外径が54.14mmとなった。
[評価結果]
温度評価方法は実施例と同一とした。結果は、中心温度498℃、周辺温度505℃であり、実施例と比較して差が大きかった。
実施例と比較例を比較すると、端子数が多い場合はシャフトの断面積が増加することによる熱逃げが大きくヒーター表面の温度分布が悪化すると考えられる。
そして、本発明のようにして端子数を削減すれば多ゾーンであっても、シャフト30を備えていても、熱逃げの少ないセラミックスヒータ100を得られることが確かめられた。
本発明によれば、発熱抵抗体20のゾーン数の増加に比して、給電端子40の個数の増加の抑制を図ることができ、あわせてシャフト30を小径化することが可能になるためシャフト30からの熱逃げを抑制し、より均温化を図る効果も奏し得る。
10…基体(セラミックス基体)、20、120,220…発熱抵抗体、21…下側発熱抵抗体、22…上側発熱抵抗体、21A,21B,21C,22A,22B,22C…発熱抵抗要素群、30…シャフト(支持部材)、31…円筒部、32…拡径部、40…給電端子、100,200,300…セラミックスヒータ、120A,120B,120C,120D,120E,120F…発熱抵抗要素群、221…下側発熱抵抗体、221A,221B,221C,221D…発熱抵抗要素群、222…中側発熱抵抗体、222A,222B…発熱抵抗要素群、223…上側発熱抵抗体、発熱抵抗要素群、A1,A2,B1,B2,C1,C2,D1,D2…端部、O…中央部(端部)、X,Y,Z…端部。

Claims (7)

  1. セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基体と、前記セラミックス基体に内蔵された発熱抵抗体と、セラミックスからなり、前記セラミックス基体の下面の中心部に接続された筒状の支持部材とを備えたセラミックスヒータであって、
    前記発熱抵抗体は、それぞれが1又は1以上の発熱抵抗要素からなる、3つ以上の発熱抵抗要素群からなり、
    前記3つ以上の発熱抵抗要素群のうち少なくとも3つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、両端部に、前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部からなる合計3つの端部にそれぞれ電力を供給する給電端子が少なくとも接続されていることを特徴とするセラミックスヒータ。
  2. 前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群は3つの発熱抵抗要素群であり、前記3つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、前記両端部に、前記3つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部からなる合計3つの端部は、それぞれ、前記3つの発熱抵抗要素群とは異なる前記発熱抵抗要素群を介して接地されていることを特徴とする請求項1に記載のセラミックスヒータ。
  3. 前記少なくとも3つの発熱抵抗要素群は4つの発熱抵抗要素群であり、前記4つの発熱抵抗要素群は、それぞれ、前記両端部に、前記4つの発熱抵抗要素群のうち他の1つの前記発熱抵抗要素群の端部が直接的に接続され、前記両端部は、それぞれ、当該両端部と接続されている前記4つの発熱抵抗要素群とは異なる他の1つの発熱抵抗要素群の端部と接続されていることを特徴とする請求項1に記載のセラミックスヒータ。
  4. セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基体と、
    前記セラミックス基体に内蔵された発熱抵抗体と、
    セラミックスからなり、前記セラミックス基体の下面の中心部に接続された筒状の支持部材と、を備えたセラミックスヒータであって、
    前記発熱抵抗体は、
    第1発熱抵抗要素群と、第2発熱抵抗要素群と、第3発熱抵抗要素群と、を含む3つ以上の発熱抵抗要素群からなり、
    前記3つ以上の発熱抵抗要素群のそれぞれは1以上の発熱抵抗要素からなり、
    前記3つ以上の発熱抵抗要素群のそれぞれが一端部および他端部を有し、
    前記第1発熱抵抗要素群の一端部が前記第2発熱抵抗要素群の一端部と接続される第1端部と、
    前記第2発熱抵抗要素群の他端部が前記第3発熱抵抗要素群の一端部と接続される第2端部と、
    前記第3発熱抵抗要素群の他端部が前記第1発熱抵抗要素群の他端部と接続される第3端部と、
    前記第1端部に接続され当該第1端部に電力を供給する第1給電端子と、
    前記第2端部に接続され当該第2端部に電力を供給する第2給電端子と、
    前記第3端部に接続され当該第3端部に電力を供給する第3給電端子と、
    を有することを特徴とするセラミックスヒータ。
  5. 前記第1端部、前記第2端部、および前記第3端部からなる3つの端部は、それぞれ、前記第1発熱抵抗要素群、前記第2発熱抵抗要素群、および前記第3発熱抵抗要素群とは異なる前記発熱抵抗要素群を介して接地されていることを特徴とする請求項4に記載のセラミックスヒータ。
  6. セラミックスからなり、上面に被加熱物が載置されるセラミックス基体と、
    前記セラミックス基体に内蔵された発熱抵抗体と、
    セラミックスからなり、前記セラミックス基体の下面の中心部に接続された筒状の支持部材とを備えたセラミックスヒータであって、
    前記発熱抵抗体は、
    第1発熱抵抗要素群と第2発熱抵抗要素群と第3発熱抵抗要素群と第4発熱抵抗要素群を含む4つ以上の発熱抵抗要素群からなり、
    前記4つ以上の発熱抵抗要素群のそれぞれは1以上の発熱抵抗要素からなり、
    前記4つ以上の発熱抵抗要素群のそれぞれが一端部および他端部を有し、
    前記第1発熱抵抗要素群の一端部が前記第2抵抗要素群の一端部と接続される第1端部と、
    前記第2発熱抵抗要素群の他端部が前記第3発熱抵抗要素群の一端部と接続される第2端部と、
    前記第3発熱抵抗要素群の他端部が前記第4発熱抵抗要素群の一端部と接続される第3端部と、
    前記第4発熱抵抗要素群の他端部が前記第1抵抗要素群の他端部に接続される第4端部と、
    前記第1端部に接続され当該第1端部に電力を供給する第1給電端子と、
    前記第2端部に接続され当該第2端部に電力を供給する第2給電端子と、
    前記第3端部に接続され当該第3端部に電力を供給する第3給電端子と、
    前記第4端部に接続され当該第4端部に電力を供給する第4給電端子と、
    を有することを特徴とするセラミックスヒータ。
  7. 前記第1端部と前記第3端部との間は、前記第1発熱抵抗要素群、前記第2発熱抵抗要素群、前記第3発熱抵抗要素群および前記第4発熱抵抗要素群とは異なる前記発熱抵抗要素群である第5発熱抵抗要素群を介して接続され、
    前記第2端部と前記第4端部との間は、前記第1発熱抵抗要素群、前記第2発熱抵抗要素群、前記第3発熱抵抗要素群、前記第4発熱抵抗要素群および前記第5発熱抵抗要素群とは異なる前記発熱抵抗要素群である第6の発熱抵抗要素群を介して接続されていることを特徴とする請求項6に記載のセラミックスヒータ。
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