JP6888964B2 - 塵芥積込装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塵芥収容箱に連設され、塵芥投入口から投入された塵芥を該塵芥収容箱に押し込む塵芥積込装置に関し、特にその摺動板の構造に関する。
従来、塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱と、この塵芥投入箱の両側壁に設けられ、前方上方より後方下部に向かって傾斜する案内溝部材と、この案内溝部材に沿って上下方向に摺動自在な摺動板と、この摺動板を摺動させる左右一対の摺動シリンダと、摺動板に前後方向に揺動自在に設けられた押込板と、この押込板を揺動させる左右一対の揺動シリンダとを備えた塵芥積込装置が知られている。
例えば特許文献1及び2のように、押込板を支持する押込板用ボス部の位置は、押込板でできるだけ奥まで塵芥を押し込めるように等の理由により、仕切板の延長線よりも前方へ設けるようになっている。
特許第5259320号公報(特に図5) 特開2011−11856号公報
図8に拡大して示すように、特許文献1及び2のような構成では、摺動板前壁の下端22’は通常製造しやすい、仕切板7’下端との接触を避ける等の理由により、押込板用ボス部9a’(押込板用ボス部9a’間に左右方向に延びて設けられた中間ボス部9c’)にほぼ垂直に連結されている。すると、この仕切板7’の下端と中間ボス部9c’とでできる隅角部7a’に塵芥がつまりやすいという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仕切板と中間ボス部との間での塵芥のつまりを防止することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、中間ボス部の周辺の構造に工夫を加えた。
具体的には、第1の発明では、塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱と、
上記塵芥投入箱の両側壁に設けられ、前方上方より後方下部に向かって傾斜する案内溝部材と、
上記案内溝部材に沿って上下方向に摺動自在な摺動板と、
上記摺動板に前後方向に揺動自在に設けられた押込板と、
上記案内溝部材に沿って上下方向に延び、下方に上記後方開口部に連通する塵芥押込口を形成する仕切板とを備え、
上記摺動板は、
上記摺動板の左右方向端部それぞれに設けられ、上記押込板の一端が連結される押込板用ボス部と、
上記仕切板に沿って上下に延び該仕切板に対向する前壁と、
上記前壁の下方において上記押込板用ボス部間に左右方向に延びて設けられた中間ボス部と、
上記前壁に連続して該前壁の延長線よりも下方に向かって前方へ傾斜するように延び、下端が上記中間ボス部に連続する傾斜壁とを備えている。
上記の構成によると、摺動板の前壁下端に設けた傾斜壁が前壁下端と中間ボス部とを滑らかに連続させた状態で覆うので、仕切板下端との間に塵芥が挟み込まれても、その塵芥が中間ボス部と仕切板下端との間につまることはない。
また、上記仕切板には、上下に延びる凹溝が凹陥され、
上記摺動板の前壁には、上記凹溝に嵌まり込む凸条が形成されており、
上記凸条の下端は、上記傾斜壁に結合されると共に、上記中間ボス部に結合されている。
上記の構成によると、塵芥が張り付かないようにするため等により、仕切板と摺動板の前壁とにそれぞれ凹溝と凸条とを設けた構成においても、凸条の下端において傾斜壁により塵芥のつまりが効果的に防止される。
以上説明したように、本発明によれば、摺動板の前壁に連続して前壁から下方に向かって前方へ傾斜するように延びる傾斜壁を設け、その下端が中間ボス部に連続するようにしたので、仕切板と中間ボス部との間での塵芥のつまりを防止することができる。
摺動板と押込板の接続部を一部破断して示す側面図である。 本発明の実施形態に係る塵芥投入箱の内部を見えるようにした塵芥収集車の後部を示す側面図である。 スライダの一部を拡大して示す背面図である。 スライダを示す側面図である。 図4のV−V線端面図である。 スライダを拡大して示す正面図である。 仕切板及びその周辺を示す背面図である。 従来技術に係る押込板用ボス部及びその周辺を一部拡大して示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の実施形態の塵芥投入箱を備えた塵芥収集車1を示し、この塵芥収集車1の車台2上に塵芥収容箱3が搭載されている。塵芥収容箱3の後方開口部4には、その上方で投入箱支持ピン5により軸支された塵芥投入箱6が設けられている。この塵芥投入箱6は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱6との間に設けられた図示しない回動シリンダにより、投入箱支持ピン5を中心に回動自在に構成されている。
塵芥投入箱6の後部には投入口6aが開口され、その内部には塵芥積込装置20が装備されている。塵芥積込装置20は、塵芥投入箱6内に投入口6aを通じて投入された塵芥を圧縮して塵芥収容箱3内に積込むためのものである。
図2に示すように、塵芥投入箱6の両側壁には溝型鋼で形成された案内溝部材8が補強枠を兼ねて前方上方より後方下部に向かって傾斜するように設けられている。塵芥投入箱6内にはその横幅一杯に広がる摺動板9が収容されている。図3〜図6にも示すように、この摺動板9の両側縁の上下に設けた円筒状のローラ用ボス部9bには、第1,第2ローラ10,11(図2に示す)が回転可能に設けられている。これらの第1,第2ローラ10,11は、案内溝部材8の内壁に沿って摺動自在に嵌入されている。
図7に示すように、塵芥投入箱6の前側かつ上側には、案内溝部材8に沿って上下方向に延び、下方に後方開口部4に連通する塵芥押込口7aを形成する仕切板7が設けられている。この仕切板7には、上下に延びる凹溝7bが凹陥されている。
一方、摺動板9の背面上部の左右端部に設けた支持部18には、図3にも示すように、摺動板支持軸12が挿通されている。この摺動板支持軸12が摺動板9の摺動距離に合致して塵芥投入箱6の側壁6bに形成された摺動用開口19を越えて塵芥投入箱6の内側より外側に突出するように配置されている。
塵芥投入箱6の側壁6bから外側に突出した摺動板支持軸12と塵芥投入箱6の下部間には、塵芥投入箱6の外側で案内溝部材8の傾斜方向に沿って設けられた摺動シリンダ13が連結されている。この摺動シリンダ13の伸縮作動によって摺動板9を案内溝部材8に沿って上下に往復移動させるようにしている。
図1に拡大して示すように、摺動板9の左右方向端部それぞれに設けられた押込板用ボス部9aには、塵芥投入箱6の横幅一杯に広がる押込板15の正面側一端が前後に揺動自在に支持されている。押込板用ボス部9a間には、左右方向に延びて設けられた中間ボス部9cが設けられている。この押込板15の先端は前方に向かって若干屈折形成されている。押込板15の背面に突設した接続部15aと摺動板9の背面上部に設けられた支持部18との間には、揺動シリンダ14が連結され、この揺動シリンダ14の伸縮作動によって押込板15を前後に揺動させるようにしている。
図示しないが、塵芥収容箱3内には塵芥収容箱3の横幅及び上下高さと略同じ大きさに形成された排出板が前後方向に摺動自在に配設され、排出シリンダの伸縮動作により塵芥収容箱3内を前後に摺動するようになされていてもよい。
摺動板9は、仕切板7(案内溝部材8)に沿って上下に延び、この仕切板7に対向する前壁21を有する。前壁21と仕切板7との間には、摺動板9の上下移動を阻害しない程度に隙間が確保されている。そして、前壁21の下端には、この前壁21の延長線よりも下方に向かって前方へ傾斜するように延び、下端が中間ボス部9cに連続する傾斜壁22が形成されている。傾斜壁22は、中間ボス部9cの接線上で連続するのが理想的であるが、本実施形態のように接線から多少ずれていてもよい。要は、図8に示した従来技術のように塵芥がつまりやすい隅角部7a’ができるだけ形成されないようにするのが重要である。
摺動板9の前壁21には、仕切板7の凹溝7bに嵌まり込む凸条23が形成されている。この凸条23の下端は、傾斜壁22に結合されると共に、中間ボス部9cに結合されている。
このように構成された塵芥積込装置20は、摺動シリンダ13及び揺動シリンダ14がいずれも伸長して摺動板9が上昇終了位置にある状態で、投入口6aを通して塵芥を塵芥投入箱6内に投入し、図示しない始動スイッチをON操作することで、積込動作を開始する。
まず、揺動シリンダ14が縮退作動して押込板15が反転作動し、反転終了位置に達する(反転工程)。この後、摺動シリンダ13が縮退作動して摺動板9が下降し、これに伴って押込板15が下降工程に移行する。次に、押込板15が下降終了位置に達すると、揺動シリンダ14を伸長させて押込板15を前方に揺動させ圧縮工程に移行する。そして、押込板15が最前方位置まで揺動すると、摺動シリンダ13を伸長させて押込板15を上昇させることによって上昇工程に移行し、この押込板15が上昇終了位置に達すると、一連の積込動作を終了する。これにより反転、下降、圧縮、上昇の各工程を1サイクルとした塵芥積込動作を繰り返して行うことができる。なお本実施形態では、上昇終了位置において、傾斜壁22が仕切板7の下端と接触しないように設定されている。
そして、摺動板9が上昇終了位置に達したときに、仕切板7の下端と中間ボス部9cとの間で塵芥が挟み込まれることがある。
しかし、本実施形態では、摺動板9の前壁21下端に設けた傾斜壁22が前壁21下端と中間ボス部9cとを滑らかに連続させた状態で覆うので、仕切板7下端との間に塵芥が挟み込まれても、その塵芥が中間ボス部9cと仕切板7下端との間につまりにくい。
また本実施形態のように、仕切板7と摺動板9の前壁21とにそれぞれ凹溝7bと凸条23とを設けた、塵芥が張り付かないようにする構成においても、凸条23の下端において傾斜壁22により塵芥のつまりが効果的に防止される。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る塵芥積込装置20によれば、仕切板7と中間ボス部9cとの間での塵芥のつまりを極めて効果的に防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、塵芥収集車1に搭載した塵芥積込装置20について説明したが、脱着式の塵芥収容箱に連設される塵芥積込装置であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
1 塵芥収集車
2 車台
3 塵芥収容箱
4 後方開口部
5 投入箱支持ピン
6 塵芥投入箱
6a 投入口
6b 側壁
7 仕切板
7a 塵芥押込口
7b 凹溝
8 案内溝部材
9 摺動板
9a 押込板用ボス部
9b ローラ用ボス部
9c 中間ボス部
10 第1ローラ
11 第2ローラ
12 摺動板支持軸
13 摺動シリンダ
14 揺動シリンダ
15 押込板
15a 接続部
18 支持部
20 塵芥積込装置
21 前壁
22 傾斜壁
23 凸条

Claims (1)

  1. 塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱と、
    上記塵芥投入箱の両側壁に設けられ、前方上方より後方下部に向かって傾斜する案内溝部材と、
    上記案内溝部材に沿って上下方向に摺動自在な摺動板と、
    上記摺動板に前後方向に揺動自在に設けられた押込板と、
    上記案内溝部材に沿って上下方向に延び、下方に上記後方開口部に連通する塵芥押込口を形成する仕切板とを備え、
    上記摺動板は、
    上記摺動板の左右方向端部それぞれに設けられ、上記押込板の一端が連結される押込板用ボス部と、
    上記仕切板に沿って上下に延び該仕切板に対向する前壁と、
    上記前壁の下方において上記押込板用ボス部間に左右方向に延びて設けられた中間ボス部と、
    上記前壁に連続して該前壁の延長線よりも下方に向かって前方へ傾斜するように延び、下端が上記中間ボス部に連続する傾斜壁とを備え、
    上記仕切板には、上下に延びる凹溝が凹陥され、
    上記摺動板の前壁には、上記凹溝に嵌まり込む凸条が形成されており、
    上記凸条の下端は、上記傾斜壁に結合されると共に、上記中間ボス部に結合されている
    ことを特徴とする塵芥積込装置。
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