JP6889082B2 - 火炎センサの駆動回路 - Google Patents

火炎センサの駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて放電する火炎センサの駆動回路に関する。
従来より、火炎の有無を検出する火炎センサとして、火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて放電する紫外線センサ(UVセンサ)が用いられている。
このUVセンサでは、センサの自己チェックにシャッタを利用している。シャッタを閉じ、火炎が見えない状態にしたとき、UVセンサに放電が生じないことで自己放電のチェックを行う。
このUVセンサは、プラントなどの火炎監視に使用され、アノード電極とカソード電極との間に高電圧(放電を可能とする電圧)と低電圧(放電を不能とする電圧)とを交互に印加する駆動回路が設けられる(例えば、特許文献1の図1,図2参照)。
図4に、特許文献1に示された回路を基礎として構成されたUVセンサの駆動回路(従来の駆動回路)を示す。この駆動回路200は、UVセンサ1のアノード電極1aにDC370VとDC55Vとを選択的に印加する電圧印加回路2と、UVセンサ1のアノード電極1aとカソード電極1bとの間に放電が生じたことを検出する放電検出回路3と、単安定マルチバイブレータ4と、無安定マルチバイブレータ5と、R−Sフリップフロップ回路6と、出力回路7とを備えている。
この駆動回路200において、電圧印加回路2は、抵抗R11〜R16と、コンデンサC11と、トランジスタQ11,Q12とを備えている。抵抗R11(30kΩ)とR12(47kΩ)は、DC370Vの入力ラインL11とUVセンサ1のアノード電極1aとの間に直列に接続されている。
抵抗R13(12kΩ)は、抵抗R12とUVセンサ1のアノード電極1aとの接続ラインL12とトランジスタQ11のコレクタとの間に接続されている。トランジスタQ11のエミッタはトランジスタQ12のコレクタに接続されており、トランジスタQ12のエミッタは接地ラインGNDに接続されている。
抵抗R14(150kΩ)は、DC370Vの入力ラインL11とトランジスタQ11のベースとの間に接続されており、抵抗R14とトランジスタQ11のベースとの接続ラインL13には、接地ラインGNDとの間に、コンデンサC11(390pF)と抵抗R15(150kΩ)とが並列に接続されている。また、トランジスタQ12のベースには、接地ラインGNDとの間に抵抗R16(520Ω)が接続されている。
この駆動回路200において、無安定マルチバイブレータ5は、パルス信号を繰り返し生成し、このパルス信号を発振出力として第1の出力端子5−1および第2の出力端子5−2から出力する。第1の出力端子5−1から出力される発振出力はトランジスタQ12のベースと抵抗R16との接続ラインL14へ与えられる。これにより、トランジスタQ12がON/OFFされる。
トランジスタQ12がOFFとされている場合、入力ラインL11からのDC370Vが抵抗R11,R12を通してUVセンサ1のアノード電極1aに印加される。トランジスタQ12がONとされると、抵抗R11,R12,R13,トランジスタQ11,Q12の経路で電流が流れ、抵抗R12と抵抗R13との接続点の電圧が低下し、この低下した電圧(DC55V)がUVセンサ1のアノード電極1aに印加される。
これにより、火炎がなく、UVセンサ1が放電しないときは、UVセンサ1のアノード電極1aにDC370VとDC55Vとが、一定周期で交互に印加されるものとなる(図5(b)参照)。すなわち、電圧印加回路2のUVセンサ1への電圧の印加モードが、放電を可能とする第1の電圧(高電圧(DC370V))を印加する第1のモードと、放電を不能とする第2の電圧(低電圧(DC55V))を印加する第2のモードとに、一定周期で交互に切り替えられるものとなる。
この場合、UVセンサ1のアノード電極1aにDC370Vが印加されている期間T1が放電監視期間とされ、DC55Vが印加されている期間T2が放電監視停止期間とされる(図5(a)参照)。この放電監視期間T1と放電監視停止期間T2の時間幅は、感度調節により、無安定マルチバイブレータ5から出力されるパルス信号のデューティ比を変えることよって、調節することが可能である。
この放電監視期間T1と放電監視停止期間T2とを交互に切り替えての放電監視中、放電監視期間T1においてUVセンサ1に放電が生じると、このUVセンサ1に生じた放電を放電検出回路3が検出する(図6(c)に示すt1,t2,t3,t4点)。
単安定マルチバイブレータ4は、放電検出回路3によってUVセンサ1に放電が生じたことが検出されると、ワンショットパルス信号を生成する(図6(d)に示すt1,t2,t3,t4点)。この単安定マルチバイブレータ4が生成するワンショット信号は、R−Sフリップフロップ回路6へ与えられる。また、このワンショットパルス信号によって、出力回路7へ火炎が検出されたことが知らされる。
R−Sフリップフロップ回路6は、単安定マルチバイブレータ4からのワンショット信号によってセットされ、トランジスタQ12をONとする。これにより、UVセンサ1のアノード電極1aへの印加電圧がDC370VからDC55Vへ切り替わる(図6(b)に示すt1,t2,t3,t4点)。
このようにして、放電監視期間T1において、放電が検出されると、UVセンサ1のアノード電極1aへの印加電圧がDC55Vに低下し、放電が停止する。その後、R−Sフリップフロップ回路6は、無安定マルチバイブレータ5の第2の出力端子5−2からの発振出力によって、すなわち次に送られてくるパルス信号によって、リセットされる。これにより、次の放電監視が開始される。
米国特許第4047038B号明細書
UVセンサはプラントなどの火炎監視に用いられ、その使用環境は、直射日光を受けたり、燃焼部からの熱を受けたりするために、高温となる。一方、製品の構造として防滴・防爆構造が求められるために、内部基板は密封された状態にあり、通風により冷却することができない。このため、製品の内部温度が上昇する。
図4に示した駆動回路200では、放電検出後や放電監視していないときにUVセンサ1への印加電圧をDC55Vに低下させている。しかし、UVセンサ1への印加電圧をDC55Vに低下させると、消費電力が大きくなり、製品の内部温度がさらに上昇する。この内部温度の上昇により、自己チェック用のシャッタが動作しなくなったり、部品故障が発生するリスクが高くなる。
図7に放電監視中で放電が生じていないときの電圧印加回路2に流れる電流の経路を示す。この場合、トランジスタQ12がOFFとされることから、抵抗R14,R15の経路でのみ電流が流れ、この時の電流は1.2mAとなる。これにより、電圧印加回路2では、370V×1.2mA=0.44Wの電力が消費される。
図8に放電検出後や放電監視していないときに電圧印加回路2に流れる電流の経路を示す。この場合、トランジスタQ12がONとされることから、抵抗R11,R12,R13、トランジスタQ11,Q12の経路で4.1mAの電流が流れる。また、トランジスタQ11のベースに2.5mAの電流が流れる。これにより、電圧印加回路2では、370V×(4.1mA+2.5mA)=2.44Wの電力が消費される。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、消費電力を小さくし、製品の内部温度の上昇を抑制することによって、シャッタの駆動を安定的に実施させることが可能な、また部品故障が発生するリスクを低減させることが可能な火炎センサの駆動回路を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて放電するように構成された火炎センサ(1)と、火炎センサのアノード電極(1a)への電圧の印加モードとして、放電を可能とする第1の電圧を印加する第1のモードと、放電を不能とする第2の電圧を印加する第2のモードとを備える電圧印加回路(2A)と、電圧印加回路における火炎センサのアノード電極への電圧の印加モードを第1のモードと第2のモードとに交互に切り替えるように構成された第1のモード切替回路(5)と、火炎センサに放電が生じたことを検出するように構成された放電検出回路(3)と、放電検出回路によって火炎センサに放電が生じたことが検出された場合、電圧印加回路における火炎センサのアノード電極への電圧の印加モードを第1のモードから第2のモードに切り替えるように構成された第2のモード切替回路(4,6)とを備えた火炎センサの駆動回路であって、電圧印加回路は、第1の電圧の入力ライン(L1)と火炎センサのアノード電極との間にそのコレクタとエミッタとがエミッタをアノード電極側として接続された第1のトランジスタ(Q1)と、第1の電圧の入力ラインと第1のトランジスタのベースとの接続ライン(L2)と接地ライン(GND)との間にそのコレクタとエミッタとがエミッタを接地ライン側として接続された第2のトランジスタ(Q2)とを備え、第1のモード切替回路および第2のモード切替回路は、第2のトランジスタをONとすることによって第1のトランジスタのエミッタの電位を第1の電圧から第2の電圧に切り替えることを特徴とする。
本発明において、第1のモード切替回路および第2のモード切替回路は、第2のトランジスタをONとすることによって、第1のトランジスタのエミッタの電位を放電を可能とする第1の電圧(例えば、DC370V)から放電を不能とする第2の電圧(例えば、DC55V)に切り替える。
本発明において、第2のトランジスタがOFFとされている場合、第1のトランジスタのベースとエミッタとの間のPN接続を通して、第1の電圧の入力ラインからの第1の電圧が火炎センサのアノード電極に印加される。この場合、電圧の印加のみで、電流は流れないことから、電圧印加回路では電力は消費されない。
この発明において、第2のトランジスタがONとされると、第2のトランジスタのコレクタエミッタ間に電流が流れ、第1のトランジスタのベースに印加される電圧が低下する。この低下した電圧が第2の電圧として、第1のトランジスタのベースとエミッタとの間のPN接続を通して、火炎センサのアノード電極に印加される。この場合、第2のトランジスタのコレクタエミッタ間に流れる電流は小さく(例えば、0.2mA)、電圧印加回路での消費電力は小さくなる。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したように、本発明によれば、第1のトランジスタのエミッタを火炎センサのアノード電極側に接続し、第2のトランジスタをONとすることによって、第1のトランジスタのエミッタの電位を放電を可能とする第1の電圧から放電を不能とする第2の電圧に切り替えるようにしたので、消費電力を小さくし、製品の内部温度の上昇を抑制することができるようになる。これにより、シャッタの駆動を安定的に実施させることが可能となり、部品故障が発生するリスクも低減させることが可能となる。また、消費電力が小さくなることから、省エネルギーが図られる。
図1は、本発明の実施の形態に係る火炎センサ(UVセンサ)の駆動回路の要部を示すブロック図である。 図2は、図1に示した駆動回路において放電監視中で放電が生じていないときのUVセンサのアノード電極への電圧の印加経路を示す図である。 図3は、図1に示した駆動回路において放電検出後や放電監視していないときに電圧印加回路に流れる電流の経路を示す図である。 図4は、従来の駆動回路の要部を示すブロック図である。 図5は、放電監視期間T1と放電監視停止期間T2とを示すタイムチャートである。 図6は、放電監視期間T1において放電が生じた場合の動作を示すタイムチャートである。 図7は、図4に示した駆動回路において放電監視中で放電が生じていないときの電圧印加回路に流れる電流の経路を示す図である。 図8は、図4に示した駆動回路において放電検出後や放電監視していないときに電圧印加回路に流れる電流の経路を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係る火炎センサの駆動回路の要部を示すブロック図である。同図において、図4と同一符号は図4を参照して説明した構成要素と同一或いは同等の構成要素を示し、その説明は省略する。
本実施の形態の駆動回路100において、電圧印加回路2以外の構成は、図4に示した駆動回路200と同じである。すなわち、放電検出回路3、単安定マルチバイブレータ4、無安定マルチバイブレータ5、R−Sフリップフロップ回路6および出力回路7は、図4に示した駆動回路200と同じ構成とされている。
以下、図4に示した駆動回路200における電圧印加回路2と区別するために、本実施の形態の駆動回路100における電圧印加回路2を2Aとし、図4に示した従来の駆動回路200における電圧印加回路2を2Bとする。
本実施の形態の駆動回路100において、電圧印加回路2は、抵抗R1〜R8と、トランジスタQ1,Q2とを備えている。抵抗R1(24kΩ)とR2(27kΩ)は、DC370Vの入力ラインL1とトランジスタQ1のコレクタとの間に直列に接続されている。
抵抗R3(27kΩ)は、トランジスタQ1のエミッタとUVセンサ1のアノード電極1aとの間に接続され、抵抗R4(510kΩ)、R5(510kΩ)およびR6(510kΩ)は、DC370Vの入力ラインL1とトランジスタQ1のベースとの間に直列に接続されている。
抵抗R7(270kΩ)は、抵抗R6とトランジスタQ1のベースとの接続ラインL2とトランジスタQ2のコレクタとの間に接続され、トランジスタQ2のエミッタは接地ラインGNDに接続されている。抵抗R8(620Ω)は、トランジスタQ2のベースと接地ラインGNDとの間に接続されている。
この駆動回路100において、無安定マルチバイブレータ5の第1の出力端子5−1から出力される発振出力(繰り返し生成されるパルス信号)は、トランジスタQ2のベースと抵抗R8との接続ラインL3へ与えられる。これにより、トランジスタQ2がON/OFFされる。この無安定マルチバイブレータ5が本発明でいう第1のモード切替回路に相当する。
トランジスタQ2がOFFとされている場合、トランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接続を通して、入力ラインL1からのDC370Vが抵抗R4,R5,R6,R3の経路でUVセンサ1のアノード電極1aに印加される。
トランジスタQ2がONとされると、抵抗R4,R5,R6,R7,トランジスタQ2の経路で電流が流れ、抵抗R6と抵抗R7との接続点の電圧が低下し、この低下した電圧(DC55V)がトランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接続を通して、UVセンサ1のアノード電極1aに印加される。
これにより、火炎がなく、UVセンサ1が放電しないときは、UVセンサ1のアノード電極1aにDC370VとDC55Vとが、一定周期で交互に印加されるものとなる(図5(b)参照)。すなわち、電圧印加回路2のUVセンサ1への電圧の印加モードが、放電を可能とする第1の電圧(高電圧(DC370V))を印加する第1のモードと、放電を不能とする第2の電圧(低電圧(DC55V))を印加する第2のモードとに、一定周期で交互に切り替えられるものとなる。
この場合、UVセンサ1のアノード電極1aにDC370Vが印加されている期間T1が放電監視期間とされ、DC55Vが印加されている期間T2が放電監視停止期間とされる(図5(a)参照)。この放電監視期間T1と放電監視停止期間T2の時間幅は、感度調節により、無安定マルチバイブレータ5から出力されるパルス信号のデューティ比を変えることよって、調節することが可能である。
この放電監視期間T1と放電監視停止期間T2とを交互に切り替えての放電監視中、放電監視期間T1においてUVセンサ1に放電が生じると、このUVセンサ1に生じた放電を放電検出回路3が検出する(図6(c)に示すt1,t2,t3,t4点)。
単安定マルチバイブレータ4は、放電検出回路3によってUVセンサ1に放電が生じたことが検出されると、ワンショットパルス信号を生成する(図6(d)に示すt1,t2,t3,t4点)。この単安定マルチバイブレータ4が生成するワンショット信号は、R−Sフリップフロップ回路6へ与えられる。また、このワンショットパルス信号によって、出力回路7へ火炎が検出されたことが知らされる。
R−Sフリップフロップ回路6は、単安定マルチバイブレータ4からのワンショット信号によってセットされ、トランジスタQ2をONとする。これにより、UVセンサ1のアノード電極1aへの印加電圧がDC370VからDC55Vへ切り替わる(図6(b)に示すt1,t2,t3,t4点)。この単安定マルチバイブレータ4とR−Sフリップフロップ回路6との組み合わせが本発明でいう第2のモード切替回路に相当する。
このようにして、放電監視期間T1において、放電が検出されると、UVセンサ1のアノード電極1aへの印加電圧がDC55Vに低下し、放電が停止する。その後、R−Sフリップフロップ回路6は、無安定マルチバイブレータ5の第2の出力端子5−2からの発振出力によって、すなわち次に送られてくるパルス信号によって、リセットされる。これにより、次の放電監視が開始される。
なお、UVセンサ1が放電すると、トランジスタQ1のベースに電流が流れ、トランジスタQ1がONとされ、抵抗R1,R2,R3の経路で電流が流れ、放電が維持される。
図2に放電監視中で放電が生じていないときのUVセンサ1のアノード電極1aへの電圧の印加経路を示す。この場合、トランジスタQ2がOFFとされることから、トランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接続を通して、入力ラインL1からのDC370Vが抵抗R4,R5,R6,R3の経路でUVセンサ1のアノード電極1aに印加される。なお、図2には、トランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接続をダイオードD1として点線で示している。この場合、電圧の印加のみで、電流は流れないことから、電圧印加回路2Aでは電力は消費されない。
図3に放電検出後や放電監視していないときに電圧印加回路2Aに流れる電流の経路を示す。この場合、トランジスタQ2がONとされることから、抵抗R4,R5,R6,R7、トランジスタQ2の経路で0.2mAの電流が流れ、抵抗R6と抵抗R7との接続点にDC55Vの電圧が生じ、このDC55Vの電圧がトランジスタQ1のベースとエミッタとの間のPN接続を通して、UVセンサ1のアノード電極1aに印加される。これにより、電圧印加回路2Aでは、370V×0.2mA=0.047Wの電力が消費される。
すなわち、本実施の形態の駆動回路100では、電圧印加回路2AにおけるトランジスタQ1をエミッタフォロワ回路とすることにより、放電検出後や放電監視していないときに電圧印加回路2Aに0.2mAしか流れないようにして、省電力化を図るものとしている。
なお、この駆動回路100では、図1にはその回路構成を示してはいないが、電圧印加回路2Aとは他に、電源遮断時に速やかに電圧を下げて感電を防止する回路(感電防止回路)が設けられており、この感電防止回路に0.164mAの電流を流している。図4に示した従来の駆動回路200では、抵抗R14,R15が感電防止回路として働いている。
ここで、従来の駆動回路200における電圧印加回路2Bと本実施の形態の駆動回路100における電圧印加回路2Aとを、感電を防止するための電流も含めてその消費電力を比較してみる。
放電監視中で放電が生じていないとき、従来の駆動回路200における電圧印加回路2Bでは、370V×1.2mA=0.44Wの電力が消費されていた(図7参照)。これに対し、本実施の形態の駆動回路100における電圧印加回路2Aでは、電圧印加回路2A内には電流は流れないが(図2参照)、感電を防止するための電流も含めるものとした場合、370V×0.164mA=0.061Wとなって、消費電力が約1/7に低下する。
放電検出後や放電監視していないとき、従来の駆動回路200における電圧印加回路2Bでは、370V×(4.1mA+2.5mA)=2.44Wの電力が消費されていた(図8参照)。これに対し、本実施の形態の駆動回路100における電圧印加回路2Aでは、感電を防止するための電流も含めるものとした場合、370V×(0.2mA+0.164mA)=0.135Wとなり(図3参照)、消費電力が約1/18に低下する。
このようにして、本実施の形態の駆動回路100では、従来の駆動回路200と比較し、消費電力を小さくし、製品の内部温度の上昇を抑制することができるようになる。これにより、シャッタの駆動を安定的に実施させることが可能となり、部品故障が発生するリスクも低減させることが可能となる。また、消費電力が小さくなることから、省エネルギーが図られる。
なお、図1に示した電圧印加回路2Aでは、DC370Vの入力ラインL1とトランジスタQ1のコレクタとの間に2つの抵抗R1,R2を接続しているが、必ずしも2つの抵抗を接続するものとしてなくてもよく、1つの抵抗とするなどしてもよい。接続ラインL2中の抵抗R4,R5,R6についても同様である。また、抵抗R3を省略するなどしてもよい。
この他、シャッタを駆動する電圧をACからDCに変更するようにしてもよい。例えば、AC85V〜AC121Vの信号を受け、シャッタへDC24Vを出力するようにする。これにより、AC電圧に依存せず、シャッタに一定の電力を供給でき、低消費電力の状態を継続可能となる。また、DC24Vとすることで、シャッタの消費電力を3Wから2Wに低減することができ、製品の内部温度の上昇を抑制することができるようになる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…UVセンサ(火炎センサ)、1a…アノード電極、1b…カソード電極、2(2A)…電圧印加回路、3…放電検出回路、4…単安定マルチバイブレータ、5…無安定マルチバイブレータ、6…R−Sフリップフロップ回路、7…出力回路、Q1,Q2…トランジスタ、R1〜R8…抵抗、L1…入力ライン、L2,L3…接続ライン、GND…接地ライン、100…駆動回路。

Claims (3)

  1. 火炎の発生に伴って生じる紫外線を受けて放電するように構成された火炎センサと、
    前記火炎センサのアノード電極への電圧の印加モードとして、前記放電を可能とする第1の電圧を印加する第1のモードと、前記放電を不能とする第2の電圧を印加する第2のモードとを備える電圧印加回路と、
    前記電圧印加回路における前記火炎センサのアノード電極への電圧の印加モードを前記第1のモードと前記第2のモードとに交互に切り替えるように構成された第1のモード切替回路と、
    前記火炎センサに前記放電が生じたことを検出するように構成された放電検出回路と、
    前記放電検出回路によって前記火炎センサに前記放電が生じたことが検出された場合、前記電圧印加回路における前記火炎センサのアノード電極への電圧の印加モードを前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えるように構成された第2のモード切替回路とを備えた火炎センサの駆動回路であって、
    前記電圧印加回路は、
    前記第1の電圧の入力ラインと前記火炎センサのアノード電極との間にそのコレクタとエミッタとがエミッタを前記アノード電極側として接続された第1のトランジスタと、
    前記第1の電圧の入力ラインと前記第1のトランジスタのベースとの接続ラインと接地ラインとの間にそのコレクタとエミッタとがエミッタを前記接地ライン側として接続された第2のトランジスタとを備え、
    前記第1のモード切替回路および前記第2のモード切替回路は、
    前記第2のトランジスタをONとすることによって前記第1のトランジスタのエミッタの電位を前記第1の電圧から前記第2の電圧に切り替える
    ことを特徴とする火炎センサの駆動回路。
  2. 請求項1に記載された火炎センサの駆動回路において、
    前記第1のモード切替回路は、
    パルス信号を繰り返し生成する無安定マルチバイブレータで構成され、
    前記第2のモード切替回路は、
    前記放電検出回路によって前記火炎センサに前記放電が生じたことが検出されたとき、ワンショットパルスを生成する単安定マルチバイブレータと、
    前記単安定マルチバイブレータが生成するワンショットパルスによってセットされ、前記無安定マルチバイブレータが繰り返し生成するパルス信号によってリセットされるR−Sフリップフロップ回路とで構成されている
    ことを特徴とする火炎センサの駆動回路。
  3. 請求項1又は2に記載された火炎センサの駆動回路において、
    前記第1の電圧の入力ラインと前記第1のトランジスタのコレクタとの間に第1および第2の抵抗が直列に接続され、
    前記第1のトランジスタのエミッタと前記火炎センサのアノード電極との間に第3の抵抗が接続され、
    前記第1の電圧の入力ラインと前記第1のトランジスタのベースとの間に第4、第5および第6の抵抗が直列に接続され、
    前記第6の抵抗と前記第1のトランジスタのベースとの接続ラインと前記第2のトランジスタのコレクタとの間に第7の抵抗が接続され、
    前記第2のトランジスタのベースと接地ラインとの間に第8の抵抗が接続されている
    ことを特徴とする火炎センサの駆動回路。
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