JP6914340B2 - 生体埋植材巻取システム及び生体埋植材巻取装置 - Google Patents
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Description
また、近年では、腹腔鏡等を用いた鏡視下手術が行われており、この手術においてシート状の癒着防止材を体内に挿入するために当該癒着防止材を巻き取ることが可能な医療器具も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
なお、このような問題は、シート状の癒着防止材に限ったものではなく、例えば、シート状の組織補填材など他のシート状の生体埋植材にも起こり得る。
シート状の生体埋植材と、前記生体埋植材を巻き取り可能な巻取装置と、を備える生体埋植材巻取システムであって、
前記巻取装置は、
軸部材と、
前記軸部材に外挿され、前記軸部材に対して軸方向に相対的に移動可能な筒状部材と、を備え、
前記軸部材は、前記生体埋植材を差し込み可能な差込用スリットが形成された先端部と、当該軸部材の表面から軸方向に略直交する径方向の外側に突出した突起部と、を有し、
前記筒状部材は、その管壁を内外に貫通し、軸方向に延在した長孔状の抜止用スリットを有し、
前記軸部材の前記先端部と当該先端部を全周にわたって覆う前記筒状部材との隙間に前記生体埋植材をロール状の形態で保持可能に構成され、
前記軸部材と前記筒状部材とは、前記生体埋植材を前記先端部に巻き取る際、前記抜止用スリットと前記突起部が係合した状態で一体的に回転するように構成されており、
前記生体埋植材は、前記巻取装置により保持された状態でロール状の形態をとり、且つ、前記先端部が露出されて前記巻取装置による保持が解除されると、シート状の形態に展開可能な剛性率[MPa]を有し、
前記生体埋植材の剛性率[MPa]を厚さ[mm]で除算した剛性指標値が、5,000〜2,000,000であることを特徴としている。
また、本発明の他の態様は、
シート状の生体埋植材を巻き取り可能な生体埋植材巻取装置であって、
軸部材と、
前記軸部材に外挿され、前記軸部材に対して軸方向に相対的に移動可能な筒状部材と、を備え、
前記軸部材は、前記生体埋植材を差し込み可能な差込用スリットが形成された先端部と、当該軸部材の表面から軸方向に略直交する径方向の外側に突出した突起部と、を有し、
前記筒状部材は、その管壁を内外に貫通し、軸方向に延在した長孔状の抜止用スリットを有し、
前記軸部材の前記先端部と当該先端部を全周にわたって覆う前記筒状部材との隙間に前記生体埋植材をロール状の形態で保持可能に構成されており、
前記軸部材と前記筒状部材とは、前記生体埋植材を前記先端部に巻き取る際、前記抜止用スリットと前記突起部が係合した状態で一体的に回転するように構成されていることを特徴としている。
図1は、本発明に係る一実施形態のシート巻取システム100の概略構成を示す斜視図であり、図2は、シート巻取システム100を示す分解斜視図である。
また、シート巻取装置1を把持する使用者からみて遠い方(遠位側)を先端側とし、使用者からみて近い方(近位側)を基端側とする。
先ず、生体埋植材Fについて説明する。
生体埋植材Fは、例えば、生体組織の癒着を低減するために体内に挿入される癒着防止材を含む。
水溶性高分子(A)としては、例えば、多糖類、蛋白質、合成高分子等を用いることができ、癒着防止材全体のしなやかさを高める観点から言えば、プルランを特に好適に用いることができる。
ポリ脂肪族エステル(B)としては、生体内適合性に優れることから、ポリ乳酸類、ポリグリコール酸類、ポリカプロラクトン類、及びこれらの共重合体等を用いることができ、乳酸/グリコール酸/ε−カプロラクトンの三元共重合体(LA/GA/ε−CLT)で、分子量20,000〜300,000程度のものが好適である。
生体埋植材Fの寸法は、例えば、上下方向の厚さが0.02〜1[mm]で、前後方向の長さが50〜150[mm]で、左右方向の長さが50〜150[mm]であるが、一例であってこれに限られるものではない。
このように、生体埋植材Fの剛性指標値を上記した範囲に調整することで、当該生体埋植材Fは、シート巻取装置1により保持された状態でロール状の形態をとり、且つ、当該保持が解除されるとシート状の形態に展開可能な剛性率を有すると言うことができる。
次に、シートホルダ2について説明する。
シートホルダ2は、例えば、上側ホルダ構成部材21と下側ホルダ構成部材22とを有している。
具体的には、例えば、上側ホルダ構成部材21及び下側ホルダ構成部材22のうち、少なくとも一方を相対的に近付けるように変位させ、上側ホルダ構成部材21の下面と下側ホルダ構成部材22の上面とを対向させることで、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態となる(図1参照)。一方、上側ホルダ構成部材21及び下側ホルダ構成部材22のうち、少なくとも一方を相対的に遠ざけるように変位させ、上側ホルダ構成部材21の下面と下側ホルダ構成部材22の上面とを離間させることで、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態が解除される(図示略)。
すなわち、図2に示すように、上側ホルダ構成部材21の下面には、前面側から後面側にわたって座ぐられて断面略半円形状の上側溝部211が形成されている。また、上側ホルダ構成部材21には、上下に貫通する貫通孔212が複数(例えば、四つ)設けられている。
下側ホルダ構成部材22の上面には、前面側から後面側にわたって座ぐられて断面略半円形状の下側溝部221が形成されている。具体的には、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態にて(図1参照)、下側ホルダ構成部材22における上側ホルダ構成部材21の上側溝部211に対向する位置に、下側溝部221が形成されている。
つまり、前面側の大孔部23aと後面側の小孔部23bとを連通させて貫通孔部23が構成されている。この貫通孔部23は、シートホルダ2の左右方向の略中央部に形成されているが、貫通孔部23の配置は一例であってこれに限られるものではない。
小孔部23bの内径は、シート巻取装置1の筒状部材12(詳細後述)の外径よりも小さく、且つ、軸部材11の先端部112(詳細後述)の外径よりも大きくなっている。
すなわち、大孔部23aに対しては、軸部材11の先端部112も筒状部材12も挿脱可能となっているが、小孔部23bに対しては、先端部112を挿脱可能に、且つ、筒状部材12を挿入不可に構成されている。
また、小孔部23bの前後方向の長さは、生体埋植材Fの前後方向の長さと等しいか、或いは、この長さよりも長くなっている。
すなわち、下側ホルダ構成部材22の上面には、生体埋植材Fの厚さに応じて所定の深さ(例えば、0.2〜0.3[mm]程度)座ぐられることでシート配置部222が形成されている。このシート配置部222は、例えば、下側溝部221の後面側の小径部分に連続して形成されており、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態にて(図1参照)、上側ホルダ構成部材21の上面により覆われることで、貫通孔部23と連通された収容部24が構成される。
また、シート配置部222の上面には、所定の深さ座ぐられることで凹部222aが複数(例えば、四つ)形成されている。
なお、図示は省略するが、シート配置部222は、例えば、シートホルダ2の前面側まで切り欠かれていてもよく、この場合には、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態でも(図1参照)、前面側から生体埋植材Fを収容部24に収容可能となる。
次に、シート巻取装置1について、図3(a)及び図3(b)並びに図4を参照して説明する。
図3(a)は、シート巻取装置1の平面図であり、図3(b)は、シート巻取装置1を左側から見て示す側面図である。また、図4は、シート巻取装置1の軸方向に沿った断面図である。
先端部112は、例えば、軸本体部111よりも小径の円柱部分が先端側から軸方向に沿って二股に切り開かれ、断面略半円形状の二つの部材114、114によって生体埋植材Fを先端側から差し込み可能な差込用スリット(差込部)113が形成されている。また、先端部112は、差込用スリット113の寸法(特に、前後方向の長さ)を異ならせたものが複数あり、生体埋植材Fの寸法(特に、前後方向の長さ)に応じて付け替えて使用可能となっている。また、差込用スリット113の間隔は、生体埋植材Fの厚さに応じて適宜設定され、例えば、0.1[mm]程度である。また、先端部112の軸方向に直交する方向の断面を略円形と仮想した場合の直径は、少なくとも3[mm]程度となっている。すなわち、先端部112の直径があまりにも小さいと、後述するように先端部112に巻回された状態の生体埋植材Fの当該シート巻取装置1による保持が解除されても、生体埋植材Fが自然にシート状に展開され難くなるためである。
また、先端部112の最も先端側は、差込用スリット113に生体埋植材Fを差し込み易くなるように離間している距離(間隔)が先端側ほど大きくなった傾斜面が形成されている。
すなわち、収容部24に生体埋植材Fが収容されているシートホルダ2の小孔部23b内に、生体埋植材Fと差込用スリット113とが同じ方向となるように先端部112を挿入することで、収容部24に収容されている生体埋植材Fが差込用スリット113に差し込まれた状態となる(図5参照)。また、差込用スリット113に生体埋植材Fが差し込まれた状態で、先端部112を軸周りに回動させることにより、当該先端部112を中心として生体埋植材Fが巻回されてロール状の形態となる。
なお、差込用スリット113の方向とは、先端部112を遠位側から基端側に視た場合の当該差込用スリット113を形成する二つの断面略半円形状の部材どうし114、114の隙間の延在方向のことを言う。例えば、シートホルダ2に生体埋植材Fが水平に収容されている場合には、二つの断面略半円形状の部材どうし114、114の隙間の延在方向が水平となるような向きに軸部材11を回動させた状態で、小孔部23b内に先端部112が挿入されることで、差込用スリット113に生体埋植材Fが差し込まれることとなる。
把持部115は、例えば、軸本体部111よりも大径に形成されている。また、把持部115の先端部には、差込用スリット113の方向と対応付けられ、生体埋植材Fに対する差込用スリット113の差し込み方向を指し示す指示部116が設けられている。具体的には、指示部116は、例えば、差込用スリット113の差し込み方向を指し示す矢印状に把持部115の表面が加工されて形成されている。
なお、指示部116の配置は、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、図示は省略するが、把持部115の先端部以外の位置に設けられていてもよい。さらに、指示部116は、例えば、把持部115以外の軸部材11の構成要素(例えば、軸本体部111等)や、軸部材11以外のシート巻取装置1の構成要素(例えば、筒状部材12等)に設けられていてもよい。
すなわち、把持部115は、例えば、筒状部材12の大径筒部121の外形に対応させて有底の円筒状に形成され、その内部空間が基端部収容部117を構成している。また、基端部収容部117の底面の略中心に軸本体部111の基端側の端部が接続されている。これにより、軸部材11に対して筒状部材12が軸方向に沿って相対的に基端側に変位した状態で、筒状部材12の大径筒部121が基端部収容部117に収容されるようになっている。
大径筒部121及び筒本体部122は、軸部材11の軸本体部111の外径よりも大きい内径を有し、軸部材11に外挿された状態にて、軸部材11に対して軸方向に相対的に移動可能となっている。
また、筒本体部122には、軸本体部111の突起部118が係合する抜止用スリット123が設けられている(外挿解除規制部)。すなわち、筒本体部122の前後方向(軸方向)の長さは、例えば、軸本体部111の前後方向の長さよりもわずかに短くなっており、基端側の部分に管壁を内外に貫通した長孔状の抜止用スリット123が形成されている。
これにより、軸部材11及び筒状部材12のうちの少なくとも一方が、軸部材11に対して筒状部材12が相対的に先端部112側に変位するように移動した場合には、軸本体部111の突起部118の軸部が抜止用スリット123の基端側の係合部123aと係合した状態となって、筒状部材12の軸方向に沿った移動が規制されるとともに、外挿状態が解除されるのが規制される。
また、軸部材11及び筒状部材12のうちの少なくとも一方が、軸部材11に対して筒状部材12が相対的に基端側に変位するように移動した場合には、軸本体部111の突起部118の軸部が抜止用スリット123の先端部に突き当たった状態となって、外挿状態が解除されるのが規制される。この状態では、軸部材11の先端部112全体が露出され(図3(a)等参照)、差込用スリット113に生体埋植材Fを差し込み可能となる。
すなわち、筒本体部122の外径は、貫通孔部23の大孔部23aの内径よりも小さく、且つ、小孔部23bの内径よりも大きくなっているため、筒状部材12は大孔部23a内に挿入されても小孔部23b内に挿入されることはない。そして、軸部材11の先端部112に生体埋植材Fが巻回された後、例えば、当該先端部112が貫通孔部23内から引き抜かれる動作に合わせて筒状部材12を先端部112側に変位させることで、先端部112が筒状部材12の筒本体部122により覆われて当該筒本体部122の内側に生体埋植材Fが保持された状態となる。
先端部112が貫通孔部23内から引き抜かれる動作としては、例えば、シート巻取装置1の位置を固定した状態で、シートホルダ2を軸方向に遠位側に移動させる動作や、シートホルダ2の位置を固定した状態で、シート巻取装置1を近位側に移動させる動作や、シートホルダ2を軸方向に遠位側に移動させつつシート巻取装置1を近位側に移動させる動作等が挙げられる。
次に、シート巻取システム100の使用方法について、図1、図5及び図6を参照して説明する。
図5及び図6は、シート巻取システム100の使用方法を説明するために示す図である。
なお、以下の説明では、生体埋植材Fとして、厚さ0.05[mm]、剛性率50,000[MPa]程度のものを用いるものとする。
先ず、生体埋植材Fが収容されたシートホルダ2を用意する。
具体的には、シートホルダ2の下側ホルダ構成部材22のシート配置部222に生体埋植材Fを配置した後、上側ホルダ構成部材21を下側ホルダ構成部材22側に移動させて、上側及び下側ホルダ構成部材21、22が重ね合わされた状態とする。これにより、収容部24内に生体埋植材Fが収容された状態となる(図1参照)。
なお、生体埋植材Fは、左右方向及び前後方向に略平行となるように配設されているものとする。
具体的には、軸部材11の位置を固定した状態で筒状部材12を基端側に移動させることで、先端部112が筒状部材12の筒本体部122により覆われていない状態(露出された状態)となる。
続けて、差込用スリット113に生体埋植材Fが差し込まれた状態で、先端部112が軸周りに回動するように軸部材11及び筒状部材12を一体的に回動させる。これにより、先端部112を中心として生体埋植材Fが巻回されていく。
さらに、軸本体部111の突起部118の軸部が抜止用スリット123の基端側の係合部123aと係合した状態となって、筒状部材12の軸方向に沿った移動が規制される。これにより、軸部材11に対して筒状部材12が相対的に基端側に変位して、シート巻取装置1による生体埋植材Fのロール状態での保持が解除されることはなくなる。
先ず、軸部材11の先端部112と筒本体部122との隙間に生体埋植材Fがロール状の形態で保持された状態のシート巻取装置1を用意する。
そして、シート巻取装置1の軸部材11の先端部112が生体埋植材Fの留置位置に配置されるように位置調整を行った後、軸部材11に対して筒状部材12を軸方向に沿って基端側に移動させる。すると、先端部112が先端側から露出されていき、当該先端部112が完全に露出されるとシート巻取装置1による生体埋植材Fの保持が解除され、当該生体埋植材Fがシート状の形態に展開する。
したがって、シート巻取装置1により生体埋植材Fをロール状の形態で適正に保持することができ、当該保持が解除されると生体埋植材Fがシート状の形態に自然に展開されることとなり、シート状の生体埋植材Fの取り扱い性を向上させることができる。このように、生体埋植材Fを保持したり当該保持を解除したりするシート巻取装置1自体の構造だけでなく、生体埋植材Fの剛性率等の物性や形態を適正に調整することで、当該生体埋植材Fの所望の部位への貼付をより簡便に行うことができる。
さらに、生体埋植材Fが巻回された先端部112と反対側に筒状部材12が変位するように軸部材11及び筒状部材12のうち、少なくとも一方を軸方向に移動させることにより、先端部112を露出させてシート巻取装置1による生体埋植材Fの保持を解除することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、先端部112が貫通孔部23内から引き抜かれる動作に合わせて筒状部材12を先端部112側に変位させるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。具体的には、貫通孔部23の内径全体を筒状部材12の外径よりも大きくすることにより、軸部材11の先端部112が貫通孔部23内に挿入されて生体埋植材Fが巻回された状態でも、先端部112側に筒状部材12を変位させて当該筒状部材12の内側に生体埋植材Fを保持可能となる。この場合、筒状部材12の内側に生体埋植材Fを保持された状態でシートホルダ2から引き抜かれる。
さらに、筒状部材12の管壁に、差込用スリット113の方向に対応させて軸方向に延在するスリット(図示略)を設けるようにしてもよい。この場合、筒状部材12により先端部112が覆われた状態で貫通孔部23に挿入して、先端部112を軸周りに回動させることで当該先端部112に生体埋植材Fを巻回させるとともに、筒状部材12の内側に生体埋植材Fを保持することができる。
本出願は、2017年8月28日出願の日本国出願番号2017−163497号に基づく優先権を主張する出願であり、当該出願の特許請求の範囲、明細書および図面に記載された内容は本出願に援用される。
1 シート巻取装置
11 軸部材
111 軸本体部
112 先端部
113 差込用スリット(差込部)
115 把持部
116 指示部
118 突起部(外挿解除規制部)
12 筒状部材
122 筒本体部
123 抜止用スリット(外挿解除規制部)
2 シートホルダ(シート収容装置)
23 貫通孔部
23a 大孔部
23b 小孔部(穴部)
24 収容部
F 生体埋植材
Claims (7)
- シート状の生体埋植材と、前記生体埋植材を巻き取り可能な巻取装置と、を備える生体埋植材巻取システムであって、
前記巻取装置は、
軸部材と、
前記軸部材に外挿され、前記軸部材に対して軸方向に相対的に移動可能な筒状部材と、を備え、
前記軸部材は、前記生体埋植材を差し込み可能な差込用スリットが形成された先端部と、当該軸部材の表面から軸方向に略直交する径方向の外側に突出した突起部と、を有し、
前記筒状部材は、その管壁を内外に貫通し、軸方向に延在した長孔状の抜止用スリットを有し、
前記軸部材の前記先端部と当該先端部を全周にわたって覆う前記筒状部材との隙間に前記生体埋植材をロール状の形態で保持可能に構成され、
前記軸部材と前記筒状部材とは、前記生体埋植材を前記先端部に巻き取る際、前記抜止用スリットと前記突起部が係合した状態で一体的に回転するように構成されており、
前記生体埋植材は、前記巻取装置により保持された状態でロール状の形態をとり、且つ、前記先端部が露出されて前記巻取装置による保持が解除されると、シート状の形態に展開可能な剛性率[MPa]を有し、
前記生体埋植材の剛性率[MPa]を厚さ[mm]で除算した剛性指標値が、5,000〜2,000,000である生体埋植材巻取システム。 - 前記軸部材の前記先端部は、間隔を空けて配置された断面略半円形状の二つの部材により前記差込用スリットが形成されている請求項1に記載の生体埋植材巻取システム。
- 前記先端部は、
前記生体埋植材を差し込み可能な差込部が形成され、シート収容装置の前記生体埋植材を収容する収容部と連通された穴部内に挿入可能に構成され、
前記先端部の前記穴部内への挿入により前記収容部に収容されている前記生体埋植材が前記差込部に差し込まれ、且つ、軸周りの回動により当該先端部を中心として前記生体埋植材が巻回されてロール状の形態となる請求項1または2に記載の生体埋植材巻取システム。 - 前記生体埋植材が巻回された前記先端部側に前記筒状部材が変位するように前記軸部材及び前記筒状部材のうち、少なくとも一方を軸方向に移動させることにより、前記筒状部材により前記先端部が覆われて当該先端部と前記筒状部材との隙間に前記生体埋植材をロール状の形態で保持可能に構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体埋植材巻取システム。
- 前記生体埋植材が巻回された前記先端部と反対側に前記筒状部材が変位するように前記軸部材及び前記筒状部材のうち、少なくとも一方を軸方向に移動させることにより、前記先端部が露出されて前記巻取装置による前記生体埋植材の保持を解除可能に構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体埋植材巻取システム。
- 前記筒状部材を前記軸部材に対して軸方向に相対的に変位させるために操作される操作部を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体埋植材巻取システム。
- シート状の生体埋植材を巻き取り可能な生体埋植材巻取装置であって、
軸部材と、
前記軸部材に外挿され、前記軸部材に対して軸方向に相対的に移動可能な筒状部材と、を備え、
前記軸部材は、前記生体埋植材を差し込み可能な差込用スリットが形成された先端部と、当該軸部材の表面から軸方向に略直交する径方向の外側に突出した突起部と、を有し、
前記筒状部材は、その管壁を内外に貫通し、軸方向に延在した長孔状の抜止用スリットを有し、
前記軸部材の前記先端部と当該先端部を全周にわたって覆う前記筒状部材との隙間に前記生体埋植材をロール状の形態で保持可能に構成されており、
前記軸部材と前記筒状部材とは、前記生体埋植材を前記先端部に巻き取る際、前記抜止用スリットと前記突起部が係合した状態で一体的に回転するように構成されている生体埋植材巻取装置。
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