JP6936647B2 - 樹脂部材及び網戸 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂部材及び網戸に関する。
従来、網戸において、網材の端縁を保持する構造として、一端側で互いに回動可能に接続された2つの部材(防虫網貼り付け部及び防虫網押え部材)を備え、当該2つの部材にて網材の端縁を挟持する蝶番状の構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−169843号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、2つの部材を用いて蝶番状の構造を実現する必要があり、構造が複雑化する、という問題がある。
一方、構造を簡素化するために、例えば、単一部材である樹脂部材を折り曲げ自在に構成し、当該樹脂部材を折り曲げることで網材の端縁を挟持する構造も考えられる。しかしながら、当該構造を採用した場合には、網材の交換に応じて、樹脂部材を何度も折り曲げると、当該折り曲げた際の角部が破断し、当該樹脂部材の長寿命化を図ることができない、という問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、構造の簡素化及び長寿命化を図ることができる樹脂部材及び網戸を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る樹脂部材は、折り曲げの基点となる被折曲部が設けられた硬質体を備え、前記被折曲部を基点として前記硬質体を折り曲げた際の角部となる位置には、当該角部を保護する軟質体が設けられ、前記硬質体の外面には、軟質のヒレ部が設けられ、前記軟質体は、前記ヒレ部の一部であることを特徴とする。
本発明は、被折曲部を基点として単一部材である樹脂部材(硬質体)を折り曲げる構造であり、例えば、当該樹脂部材を用いて網材の端縁を挟持することができる。このため、従来の蝶番状の構造と比較して、構造の簡素化を図ることができる。
また、被折曲部を基点として硬質体を折り曲げた際の角部となる位置には、上述した軟質体が設けられている。すなわち、当該角部を軟質体で保護しているため、硬質体を何度も折り曲げた場合であっても、当該角部の破断を回避することができ、当該樹脂部材の長寿命化を図ることができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記硬質体には、当該硬質体を折り曲げた際に互いに係止して当該折り曲げた状態を維持する係止構造が設けられていることを特徴とする。
本発明では、硬質体には上述した係止構造が設けられているため、硬質体の折り曲げた状態を維持する部材を別途、設ける必要がない。したがって、構造の簡素化をさらに図ることができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記軟質体は、前記角部の外側となる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明では、硬質体を折り曲げた際の角部の外側となる位置に軟質体を設けることにより、当該硬質体を何度も折り曲げた場合に当該角部に白化が生じた場合であっても、当該白化した箇所を軟質体にて隠蔽することができる。このため、外観品質を良好に維持することができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記被折曲部は、前記硬質体に設けられた溝部であることを特徴とする。
本発明では、被折曲部を上述した溝部で構成しているため、当該被折曲部を簡素な構造としつつ、当該被折曲部を基点として樹脂部材を容易に折り曲げることができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記溝部は、断面V字形状を有し、前記軟質体は、断面V字形状の前記溝部の谷部分を跨ぐように設けられていることを特徴とする。
本発明では、軟質体を上述した箇所に設けることにより、硬質体を何度も折り曲げた場合に破断が生じ易い断面V字状の溝部の谷部分を効果的に保護することができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記被折曲部は、前記硬質体に設けられた入隅部であることを特徴とする。
本発明では、被折曲部を上述した入隅部で構成しているため、当該被折曲部を簡素な構造としつつ、当該被折曲部を基点として樹脂部材を容易に折り曲げることができる。
また、本発明は、上述した樹脂部材において、前記軟質体は、前記入隅部の谷部分を跨ぐように設けられていることを特徴とする。
本発明では、軟質体を上述した箇所に設けることにより、硬質体を何度も折り曲げた場合に破断が生じ易い入隅部の谷部分を効果的に保護することができる。
また、本発明に係る網戸は、網材と、当該網材の端縁に取り付けられる樹脂部材と、当該樹脂部材を介して当該網材を保持する網戸框とを備えた網戸であって、前記樹脂部材は、上述した樹脂部材であり、折り曲げられて前記網材の端縁に取り付けられることを特徴とする。
本発明に係る網戸によれば、上述した樹脂部材を備えているため、上述した樹脂部材と同様の作用及び効果を享受することができる。
また、本発明では、上述した網戸において、前記網戸框には、前記樹脂部材を保持する保持溝が設けられ、前記ヒレ部は、前記保持溝の側壁に当接することを特徴とする。
本発明では、ヒレ部は、樹脂部材が保持溝の外部に脱落することを抑制する機能の他、硬質体を折り曲げた際の角部を保護する機能(軟質体)を有する。このため、ヒレ部と軟質体とを別々に設けた構成と比較して、構造の簡素化を図ることができる。
本発明に係る樹脂部材及び網戸によれば、構造の簡素化及び長寿命化を図ることができる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る建具を室外側から見た図である。 建具の縦断面図である。 建具の横断面図である。 樹脂アタッチメントを示す図である。 樹脂アタッチメントを示す図である。 本実施の形態の変形例1を示す図である。 本実施の形態の変形例1を示す図である。 本実施の形態の変形例2を示す図である。 本実施の形態の変形例2を示す図である。 本実施の形態の変形例3を示す図である。 本実施の形態の変形例3を示す図である。 本実施の形態の変形例4を示す図である。 本実施の形態の変形例4を示す図である。 本実施の形態の変形例5を示す図である。 本実施の形態の変形例5を示す図である。 本実施の形態の変形例6を示す図である。 本実施の形態の変形例6を示す図である。 本実施の形態の変形例7を示す図である。 本実施の形態の変形例7を示す図である。 本実施の形態の変形例8を示す図である。 本実施の形態の変形例8を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
〔建具の概略構成〕
図1は、本実施の形態に係る建具1を室外側から見た図である。図2は、建具1の縦断面図である。図3は、建具1の横断面図である。
なお、以下で記載する「見込み方向」は、建具1の奥行きに沿った方向(図2,図3の矢印Arの方向)である。見込み方向に沿った平面については、見込み面と称し、見込み方向に直交する平面については、見付け面と称する場合がある。
建具1は、内動片引き窓で構成され、窓枠2と、可動障子3と、固定面材4と、網戸5とを備える。
窓枠2は、上枠21、下枠22、図1中、左側に位置する左縦枠23、及び図1中、右側に位置する右縦枠24を四周枠組みすることによって構成され、建物の開口部の縁部に沿うように取り付けられる。また、窓枠2は、上枠21及び下枠22間の室外側に位置し、当該上枠21及び下枠22に架け渡された中骨25を備える。そして、上枠21、下枠22、左縦枠23、及び右縦枠24で構成される開口Opは、中骨25により、第1,第2開口Op1,Op2の2つの開口に区画される。
これら各枠部材21〜25は、塩化ビニル樹脂(PVC)等の樹脂製、またはアルミニウム等の金属製の押出形材であり、全長に亘って略一様な断面形状を有する。
可動障子3は、開口Op内において、固定面材4、網戸5、及び中骨25に対して室内側に位置し、図1及び図3中、左右方向にスライド移動可能に取り付けられている。この可動障子3は、ガラス材等の面材31と、框部材32とを備える。
框部材32は、上框33と、下框34と、戸先框35と、召合せ框36とを框組みすることにより構成され、内部で面材31の外周縁部を保持する。
これら各框部材33〜36は、塩化ビニル樹脂(PVC)等の樹脂製、またはアルミニウム等の金属製の押出形材であり、全長に亘って略一様な断面形状を有する。
そして、可動障子3において、戸先框35が左縦枠23に当接した場合には、召合せ框36と中骨25とが互いに係合する。そして、第1開口Op1は、可動障子3にて閉塞される。この状態では、召合せ框36と中骨25との間は、クレセント錠CR(図3)によってロック可能である。当該クレセント錠CRによりロックすることにより、可動障子3は、第1開口Op1を閉塞した状態に保持される。
固定面材4は、ガラス材等で構成され、上枠21、下枠22、右縦枠24、及び中骨25に対して固定されている。そして、固定面材4は、第2開口Op2を閉塞する。
網戸5は、上枠21、下枠22、左縦枠23、及び中骨25に対して固定され、第1開口Op1を遮蔽する。この網戸5は、網材51と、網戸框52とを備える。
網戸框52は、上框53と、下框54と、一対の縦框55,56を框組みすることにより構成され、内部で網材51を保持する。また、網戸框52は、上枠21、下枠22、左縦枠23、及び中骨25に対して、ネジ等の締結具Sc1により固定される。
これら各框部材53〜56は、塩化ビニル樹脂(PVC)等の樹脂製、またはアルミニウム等の金属製の押出形材であり、全長に亘って略一様な断面形状を有する。また、各框部材53〜56は、断面U字形状を有し、当該U字状の開口部分が内側を向く姿勢で框組みされる。なお、各框部材53〜56における断面U字状の溝部分は、本発明に係る保持溝531,541,551,561にそれぞれ相当する。
本実施の形態1では、網戸框52は、平面視矩形状の網材51における図3中、左右両端縁にそれぞれ取り付けられた2つの樹脂アタッチメント6を介して、当該網材51を保持する。なお、2つの樹脂アタッチメント6は、同一の構造を有している。このため、以下では、1つの樹脂アタッチメント6の構造について説明する。
〔樹脂アタッチメントの構造〕
図4A及び図4Bは、樹脂アタッチメント6を示す図である。なお、図4Aは、樹脂アタッチメント6を折り曲げる前の状態を示している。図4Bは、樹脂アタッチメント6を折り曲げた後の状態を示している。
樹脂アタッチメント6は、折り曲げられることで網材51における図3中、左端縁または右端縁に取り付けられる。そして、樹脂アタッチメント6は、縦框55の保持溝551または縦框56の保持溝561に挿通された状態で、縦框55または縦框56に固定される。また、当該固定を補助するために、見込み方向からネジ等の締結具Sc2(図3)が締結されている。この樹脂アタッチメント6は、本発明に係る樹脂部材に相当する。
樹脂アタッチメント6は、硬質体61と、6つのヒレ部62とを備える。
硬質体61は、硬質PVCで構成されている。この硬質体61は、縦框55,56の長手方向に延在し、全長に亘って略一様な断面形状(断面略L字状)を有する(図4A)。ここで、硬質体61は、縦框55,56の全長と略同一の全長を有する。
なお、以下で記載する「内側」は、硬質体61におけるL字状の内側を意味する。また、以下で記載する「外側」は、硬質体61におけるL字状の外側を意味する。
硬質体61の内側の面には、折り曲げの基点となる断面V字状の溝部611が設けられている。当該溝部611は、本発明に係る被折曲部に相当する。本実施の形態では、硬質体61は、溝部611を基点として、当該溝部611が形成されている側(内側)に折り曲げられる(図4B)。また、硬質体61における溝部611を挟む両側には、当該硬質体61を折り曲げた際に互いに係止する係止構造612が設けられている。
係止構造612は、係止突起613と、一対の係止受け部614とを備える。
係止突起613は、硬質体61におけるL字状の一端側の部位615に設けられ、当該部位615の内側の面から当該硬質体61におけるL字状の他端側の部位616と同一方向に突出する先太形状を有する。
一対の係止受け部614は、他端側の部位616にそれぞれ設けられ、当該部位616の内側の面から一端側の部位615と同一方向にそれぞれ突出する。また、一対の係止受け部614の先端には、他方に向けて突出する係止爪617がそれぞれ設けられている。
そして、係止突起613は、溝部611を基点として硬質体61が略90°折り曲げられた際に、先端が一対の係止受け部614間に挿通され、一対の係止爪617に係止される(図4B)。これにより、一端側の部位615及び他端側の部位616が互いに対向した状態(硬質体61が折り曲げられた状態)が維持される。また、網材51の端縁側の部位は、係止突起613の先端とともに一対の係止受け部614間に入り込み、一端側の部位615及び他端側の部位616間に挟まれる。これにより、樹脂アタッチメント6は、網材51の端縁に取り付けられる。
6つのヒレ部62は、硬質体61(硬質PVC)よりも低硬度の軟質PVCでそれぞれ構成されている。これら6つのヒレ部62は、硬質体61の長手方向に沿って延在し、全長に亘ってそれぞれ略一様な断面形状を有する。ここで、6つのヒレ部62は、硬質体61の全長と略同一の全長を有する。より具体的に、6つのヒレ部62のうち3つのヒレ部621は、一端側の部位615の外側の面から当該部位615の先端に向けてヒレ状にそれぞれ突出する。また、他の3つのヒレ部622は、他端側の部位616の外側の面から当該部位616の先端に向けてヒレ状にそれぞれ突出する。そして、6つのヒレ部62は、樹脂アタッチメント6が折り曲げられて縦框55の保持溝551または縦框56の保持溝561に挿通された際に、その先端が保持溝551または保持溝561の側壁にそれぞれ当接する。また、当該挿通された状態では、6つのヒレ部62は、硬質体61の外側の面から矩形枠状の網戸框52の内周側に向けてそれぞれ突出している。すなわち、6つのヒレ部62は、樹脂アタッチメント6が保持溝551または保持溝561の外部に脱落することを抑制する機能を有する。
一端側の部位615に設けられた3つのヒレ部621のうち、他端側の部位616に近接するヒレ部621aの基端部分は、当該部位616側に延長し、断面V字状の溝部611における谷部分を当該溝部611の幅方向に跨ぐように設けられている。そして、当該基端部分は、溝部611を基点として硬質体61を折り曲げた際の角部618を保護する本発明に係る軟質体63としての機能を有する。
すなわち、本実施の形態1では、軟質体63は、角部618の外側となる位置に設けられている。また、軟質体63は、溝部611に対向する位置に設けられている。
以上説明した樹脂アタッチメント6は、例えば、異材質(硬質PVC、軟質PVC)成形により、硬質体61及び6つのヒレ部62が形成されている。なお、当該異材質成形において、硬質PVC及び軟質PVCを同時に金型内に流し込んで硬質体61及び6つのヒレ部62を同時に成形してもよく、あるいは、硬質体61を先に成形して6つのヒレ部62を後に成形するように段階的に成形しても構わない。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
図5A及び図5Bは、本実施の形態の変形例1を示す図である。なお、図5Aは、アングル部6Aを折り曲げる前の状態を示している。図5Bは、アングル部6Aを折り曲げた後の状態を示している。
上述した実施の形態では、本発明に係る樹脂部材として、網戸5に用いられる樹脂アタッチメント6を例示したが、これに限らない。例えば、本発明に係る樹脂部材として、図5A及び図5Bに示した本変形例1のように、樹脂製の窓枠2Aに用いられるアングル部6Aを採用しても構わない。
具体的に、アングル部6Aは、枠本体26から室内側に延在し、ネジ等の締結具Sc3により、建物の躯体Bに固定される。このアングル部6Aは、硬質体61Aと、軟質体63Aとを備える。
硬質体61Aは、硬質PVCで構成されている。この硬質体61Aは、建物の開口部の縁部分に沿って延在し、全長に亘って略一様な断面形状(断面略L字形状)を有する。
なお、以下で記載する「内側」は、硬質体61AにおけるL字状の内側を意味する。また、以下で記載する「外側」は、硬質体61AにおけるL字状の外側を意味する。
硬質体61Aにおいて、L字状の角部618Aの外側には、折り曲げの基点となる断面V字状の溝部611Aが設けられている。当該溝部611Aは、本発明に係る被折曲部に相当する。本変形例1では、上述した実施の形態1とは逆に、硬質体61Aは、溝部611Aを基点として、当該溝部611Aが形成されていない側(内側)に折り曲げられる(図5B)。
また、硬質体61AにおけるL字状の一端側の部位615Aの先端には、係止突起613Aが設けられている。そして、係止突起613Aは、溝部611Aを基点として硬質体61Aが略90°折り曲げられた際に、枠本体26に設けられた係止受け部261に係止する(図5B)。これにより、一端側の部位615Aと硬質体61AにおけるL字状の他端側の部位616Aとが平行となる状態(硬質体61Aが折り曲げられた状態)が維持される。また、他端側の部位616Aを介して躯体Bに固定された締結具Sc3は、一端側の部位615Aにて隠蔽される。
軟質体63Aは、硬質体61A(硬質PVC)よりも低硬度の軟質PVCで構成されている。そして、軟質体63Aは、断面V字状の溝部611A内において、当該溝部611Aにおける谷部分を当該溝部611Aの幅方向に跨ぐように、当該溝部611Aの全長に亘って設けられている。
図6A及び図6Bは、本実施の形態の変形例2を示す図である。なお、図6Aは、樹脂アタッチメント6を折り曲げる前の状態を示している。図6Bは、樹脂アタッチメント6を折り曲げた後の状態を示している。なお、図6A及び図6Bでは、説明の便宜上、ヒレ部62等の図示を省略している。以降の図も同様である。
上述した実施の形態では、軟質体63は、溝部611に対向する位置に設けられていたが、これに限らず、図6A及び図6Bに示した本変形例2のように、溝部611内に設けても構わない。このように構成した場合であっても、軟質体63は、断面V字状の溝部611における谷部分を当該溝部611の幅方向に跨ぐように設けられている。
図7A及び図7Bは、本実施の形態の変形例3を示す図である。なお、図7Aは、樹脂アタッチメント6を折り曲げる前の状態を示している。図7Bは、樹脂アタッチメント6を折り曲げた後の状態を示している。
上述した実施の形態では、溝部611が角部618の内側に位置するように、当該溝部611を基点として硬質体61を折り曲げる構造を採用していたが、これに限らない。例えば、図7A及び図7Bに示した本変形例3のように、溝部611が角部618の外側に位置するように、当該溝部611を基点として硬質体61を折り曲げる構造を採用しても構わない。
図8A及び図8Bは、本実施の形態の変形例4を示す図である。なお、図8Aは、樹脂アタッチメント6を折り曲げる前の状態を示している。図8Bは、樹脂アタッチメント6を折り曲げた後の状態を示している。
上述した変形例3において、図8A及び図8Bに示した本変形例4のように、溝部611内に軟質体63を設けても構わない。このように構成した場合であっても、軟質体63は、断面V字状の溝部611における谷部分を当該溝部611の幅方向に跨ぐように設けられている。
図9A及び図9Bは、本実施の形態の変形例5を示す図である。なお、図9Aは、樹脂アタッチメント6Bを折り曲げる前の状態を示している。図9Bは、樹脂アタッチメント6Bを折り曲げた後の状態を示している。
上述した実施の形態では、本発明に係る被折曲部として、溝部611を例示したが、これに限らない。例えば、本発明に係る被折曲部として、図9A及び図9Bに示した本変形例5のように、入隅部611Bを採用しても構わない。
具体的に、本変形例5に係る硬質体61Bは、上述した実施の形態で説明した硬質体61とは形状のみが異なる。この硬質体61Bは、肉厚の小さい薄肉部641と肉厚の大きい厚肉部642とが直線的に接続された構造を有する。すなわち、硬質体61Bには、薄肉部641と厚肉部642との段差部分により、入隅部611Bが設けられている。この際、軟質体63は、入隅部611B内において、当該入隅部611Bにおける谷部分を跨ぐように設けられている。
そして、硬質体61Bは、入隅部611Bを基点として、当該入隅部611Bとは反対側に略90°折り曲げられる(図9B)。すなわち、軟質体63は、硬質体61Bを折り曲げた際の角部618Bの外側となる位置に設けられている。
図10A及び図10Bは、本実施の形態の変形例6を示す図である。なお、図10Aは、樹脂アタッチメント6Bを折り曲げる前の状態を示している。図10Bは、樹脂アタッチメント6Bを折り曲げた後の状態を示している。
上述した変形例5では、軟質体63は、入隅部611B内に設けられていたが、これに限らず、図10A及び図10Bに示した本変形例6のように、硬質体61Bにおいて、入隅部611Bとは反対側の面に設けても構わない。このように構成した場合であっても、軟質体63は、入隅部611Bにおける谷部分を跨ぐように設けられている。
図11A及び図11Bは、本実施の形態の変形例7を示す図である。なお、図11Aは、樹脂アタッチメント6Cを折り曲げる前の状態を示している。図11Bは、樹脂アタッチメント6Cを折り曲げた後の状態を示している。
上述した変形例5,6では、薄肉部641と厚肉部642との段差により入隅部611Bを構成していたが、これに限らず、例えば、図11A及び図11Bに示した本変形例7のように、本発明に係る被折曲部としての入隅部611Cを構成しても構わない。
具体的に、本変形例7に係る硬質体61Cは、上述した変形例5,6とは形状のみが異なる。この硬質体61Cは、2つの部位643,644が互いに交差(例えば、直交)するように接続された構造を有する。すなわち、硬質体61Cには、当該2つの部位643,644により、入隅部611Cが設けられている。この際、軟質体63は、入隅部611Cとは反対側の面に設けられているとともに、当該入隅部611Cにおける谷部分を跨ぐように設けられている。
そして、硬質体61Cは、入隅部611Cを基点として、当該入隅部611C側に略90°折り曲げられる(図11B)。すなわち、軟質体63は、硬質体61Cを折り曲げた際の角部618Cの外側となる位置に設けられている。
図12A及び図12Bは、本実施の形態の変形例8を示す図である。なお、図12Aは、樹脂アタッチメント6Cを折り曲げる前の状態を示している。図12Bは、樹脂アタッチメント6Cを折り曲げた後の状態を示している。
上述した変形例7では、軟質体63は、硬質体61Cにおいて、入隅部611Cとは反対側の面に設けられていたが、これに限らず、図12A及び図12Bに示した本変形例8のように、入隅部611C内に設けても構わない。このように構成した場合であっても、軟質体63は、入隅部611Cにおける谷部分を跨ぐように設けられている。
上述した実施の形態及び変形例1〜8では、硬質体61(61A〜61C)を硬質PVCで構成し、軟質体63(63A)を軟質PVCで構成していたが、硬質体61(61A〜61C)及び軟質体63(63A)の材料は、これに限らない。軟質体63(63A)としては、硬質体61(61A〜61C)よりも低硬度であれば、例えば、ゴム等の弾性を有する材料で構成しても構わない。
上述した実施の形態では、網戸5は、窓枠2に対して固定されていたが、これに限らず、窓枠2に対してスライド移動可能に取り付けられた構成としても構わない。
5 網戸、6,6B,6C 樹脂アタッチメント(樹脂部材)、6A アングル部(樹脂部材)、51 網材、52 網戸框、61,61A 硬質体、62,621,621a,622 ヒレ部、63,63A 軟質体、531,541,551,561 保持溝、611,611A 溝部(被折曲部)、611B,611C 入隅部(被折曲部)、612 係止構造、618,618A〜618C 角部

Claims (9)

  1. 折り曲げの基点となる被折曲部が設けられた硬質体を備え、
    前記被折曲部を基点として前記硬質体を折り曲げた際の角部となる位置には、
    当該角部を保護する軟質体が設けられ
    前記硬質体の外面には、
    軟質のヒレ部が設けられ、
    前記軟質体は、
    前記ヒレ部の一部である
    ことを特徴とする樹脂部材。
  2. 前記硬質体には、
    当該硬質体を折り曲げた際に互いに係止して当該折り曲げた状態を維持する係止構造が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の樹脂部材。
  3. 前記軟質体は、
    前記角部の外側となる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂部材。
  4. 前記被折曲部は、
    前記硬質体に設けられた溝部である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の樹脂部材。
  5. 前記溝部は、
    断面V字形状を有し、
    前記軟質体は、
    断面V字形状の前記溝部の谷部分を跨ぐように設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の樹脂部材。
  6. 前記被折曲部は、
    前記硬質体に設けられた入隅部である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の樹脂部材。
  7. 前記軟質体は、
    前記入隅部の谷部分を跨ぐように設けられている
    ことを特徴とする請求項6に記載の樹脂部材。
  8. 網材と、当該網材の端縁に取り付けられる樹脂部材と、当該樹脂部材を介して当該網材を保持する網戸框とを備えた網戸であって、
    前記樹脂部材は、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の樹脂部材であり、折り曲げられて前記網材の端縁に取り付けられる
    ことを特徴とする網戸。
  9. 前記網戸框には、
    前記樹脂部材を保持する保持溝が設けられ、
    前記ヒレ部は、
    前記保持溝の側壁に当接する
    ことを特徴とする請求項8に記載の網戸。
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