JP6972079B2 - 鞍乗型電動車両 - Google Patents
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Description
図2に示すように、電動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、前輪2を操舵するためのステアリングハンドル5と、ステアリングハンドル5の後方に配置されているシート6(図1参照)とを有している。電動二輪車1は、ピボット29を介して車体フレーム20に連結されているリアアーム9を有している。リアアーム9の後部は後輪3の車軸に連結されている。電動二輪車1は、リアアーム9と車体フレーム20とに連結されるリアクッション11を有している。リアクッション11の下端はリアアーム9に連結され、リアアーム9の上端は車体フレーム20(より詳細には、後述するフレーム後部21C)に連結されている。
図5で示すように、電動二輪車1は、バッテリ50と、モータユニット40と、モータドライブユニット30とを有している。
モータユニット40は車体フレーム20によって支持されている。図5で示すように、モータユニット40(より詳細には、ケース46)は、車体フレーム20に取り付けられる上取付部46aと下取付部46bとを有している。モータユニット40が有している取付部の数は2つである。したがって、モータユニット40は、2つの取付部46a・46bよりも後方に、車体フレーム20に取り付けられる部位を有していない。このため、モータユニット40の後方に大きなスペースを確保できる。
ケース46の上面は、車体の側面視において、電動モータ41の外形に合わせて湾曲している。ケース46はその上面から上方に突出している凸部を有している。その凸部の端部に上取付部46aが形成されている。電動二輪車1の例において、上取付部46aは、後述する連結軸S1(図6参照)が差し込まれる貫通孔が形成された部分である。
図4Bで示すように、車体フレーム20は、車体フレーム20の右部21Rと左部21Lとの間に掛け渡されるクロス部27・28を有している。クロス部27・28は上下方向で離れている。上クロス部27は、例えば、左右のフレーム後部21Cの中途部の間に掛け渡される。下クロス部28は、例えば、左右のフレーム後部21Cの下部(左右のフレーム下部21Bの後部)の間に掛け渡される。モータユニット40は、クロス部27・28によって支持されている。
モータユニット40のケース46の下部は、第2回転軸44上に配置されているギアの外形に合わせて湾曲している。下取付部46bは第2回転軸44の回転中心よりも前方に位置している。この構造によると、下取付部46bが第2回転軸44の下方に位置する構造に比して、下取付部46bの位置を高くできる。その結果、車体の最低地上高を確保しながら、モータユニット40の位置を下げることが可能となり、収納ケース13の容量を増すことができる。
モータユニット40の前方にモータドライブユニット30が配置されている。図6で示すように、下取付部46aはモータドライブユニット30の下端36dよりも下方に位置している。この構造によると、下取付部46bとモータドライブユニット30との干渉を避けながら、モータユニット40の位置をモータドライブユニット30に近づけることが容易となる。その結果、車体の前後方向のサイズを小さくできる。電動二輪車1の例では、第2回転軸44の位置もモータドライブユニット30の下端36dよりも低い。
図2で示すように、フレーム上部21Dとフレーム後部21Cとの間には上下方向で伸びている補強部21Eが掛け渡されている。図4Bで示すように、補強部21Eには車幅方向の中心に向かって伸びているブラケット21g・21hが形成されている。モータドライブユニット30の上部(ケース36の上部)は、このブラケット21g・21hに前後方向において取り付けられている。また、図4Bで示すように、下クロス部28にもブラケット28dが形成されている。モータドライブユニット30の下部はこのブラケット28dに前後方向で取り付けられている。
図7で示すように、電動二輪車1は、電動モータ41とドライブ回路31とを電気的に接続する第1ケーブルハーネス61を有している。電動モータ41を駆動するための電力は、第1ケーブルハーネス61を通してドライブ回路31から電動モータ41に供給される。第1ケーブルハーネス61は複数の電力ケーブル61aを有している。電動モータ41は、例えば三相交流モータであり、第1ケーブルハーネス61は、例えば3本の電力ケーブル61aを含む。
モータユニット40はモータドライブユニット30の後方に位置している。電動モータ41とドライブ回路31とを接続する第1ケーブルハーネス61の長さは、それらを最短で繋ぐ長さよりも余裕を有している。そのため、図7で示すように、第1ケーブルハーネス61は、その途中に、モータドライブユニット30の前面36gよりも前方に位置している部分61eを有している。以下では、この部分61eを「余裕部」と称する。
図7で示すように、第1ケーブルハーネス61は、余裕部61eに最前部61fを有している。最前部61fは、第1ケーブルハーネス61において最も前方に位置している部分である。最前部61fを通る鉛直面V3と、コネクタ61m(モータドライブユニット30側の端部)を通る鉛直面V4との距離は、コネクタ61mを通る鉛直面V4とコネクタ61n(モータユニット40側の端部)を通る鉛直面V5との距離よりも大きい。ここにおいて、鉛直面V4は、車体の側面視におけるコネクタ61mの中心を通る鉛直面である。鉛直面V5は3つのコネクタ61nのうち真ん中のコネクタ61nを通る鉛直面である。
モータドライブユニット30の右側面36hは、図8で示すように、バッテリ50の右側面51aに対して、車幅方向の中心寄りに位置している。つまり、車体の平面視において、モータドライブユニット30の右側面36hはバッテリ50の右側面51aに対して凹んでいる。このため、バッテリ50の右部の後方にスペースが確保されている。第1ケーブルハーネス61は、モータドライブユニット30の右側面36hに設けられたコネクタ37aから右方に突出している(図9参照)。モータドライブユニット30のこの配置によると、第1ケーブルハーネス61がモータドライブユニット30の右側面36hから突出することに起因して車幅が大きくなることを、防ぐことができる。
図8で示すように、モータユニット40は、モータドライブユニット30の右側面36hよりも右方に位置している部分40aを有している。以下では、この部分40aを最右部と称する。モータユニット40の最右部40aには電動モータ41の一部が配置されている。第1ケーブルハーネス61のコネクタ61nは、モータユニット40の最右部40aに接続されている。第1ケーブルハーネス61は、車体の平面視において、モータユニット40の最右部40aから前方に伸びている。このように第1ケーブルハーネス61がモータユニット40から前方に伸びているので、車幅の増大を抑えることができる。
図7で示すように、第1ケーブルハーネス61は、車体の側面視において、モータユニット40の最右部40aから斜め上方且つ前方に伸び、余裕部61eにおいて180度以上に亘って湾曲している。第1ケーブルハーネス61の端部(コネクタ61m)は、モータドライブユニット30の右側面36hに設けられたコネクタ37aに接続している。
第1ケーブルハーネス61は十分な余裕部61eを有しているので、ユニット30・40の検査のために第1ケーブルハーネス61によってユニット30・40を接続し、その後にユニット30・40を順番に車体フレーム20に取り付ける場合において、ユニット40・30の取付作業の作業性を向上できる。ユニット30・40の取付作業の前に行う検査は、例えば、モータユニット40のケース46と、モータドライブユニット30のケース36の気密性についての検査である。
電動二輪車1は、図3で示すように、ドライブ回路31とバッテリ50とを電気的に接続する第2ケーブルハーネス62を有している。バッテリ50の電力は第2ケーブルハーネス62を通してバッテリ50からドライブ回路31に供給される。第2ケーブルハーネス62は、2本の電力ケーブル62aを含んでいる。
図7で示すように、第2ケーブルハーネス62は、第1ケーブルハーネス61に対して右方に位置している。すなわち、第2ケーブルハーネス62は、第1ケーブルハーネス61に対して車幅方向の外方に位置している。第2ケーブルハーネス62は、車体の側面視において第1ケーブルハーネス61と交差し、クランプ部材72(図9参照)によってバッテリ50に留められている。このことによって、第1ケーブルハーネス61の位置が車幅方向の外方に動くことを規制できる。第2ケーブルハーネス62が留められる部品は、バッテリ50でなくてもよい。例えば、第2ケーブルハーネス62は車体フレーム20に留められてもよい。
第2ケーブルハーネス62は、例えばバッテリ50の上側に配置され、車体の平面視においてバッテリ50と重なる。第2ケーブルハーネス62のこの配置によると、第2ケーブルハーネス62に起因して車幅が増すことを、防ぐことができる。
なお、ケーブルハーネス61・62のレイアウトは、電動二輪車1の例に限られない。例えば、第1ケーブルハーネス61が第2ケーブルハーネス62に対して車幅方向の外方に位置してもよい。この場合、第2ケーブルハーネス62の位置が車幅方向の外方に動くことを、第1ケーブルハーネス61によって防ぐことができる。
モータドライブユニット30のケース36は、その後面に放熱部を有している。図10で示すように、ケース36は、放熱部として複数のフィン36eを有している。ケース36は、その後面を構成する後プレート36Aを有している。後プレート36Aの後面にフィン36eが形成されている。ケース36は箱状であり、その内側にドライブ回路31(図6参照)が配置されている。ドライブ回路31は後プレート36Aに取り付けられている。ドライブ回路31の熱は後プレート36Aに伝わり、フィン36eから放出される。ケース36は、ドライブ回路31の前側を覆い、後プレート36Aと前後方向で組み合わされる前ケース部36Bを有している。後プレート36Aと、前ケース部36Bは金属で形成されている。
空気ガイド77は、カバー部77Aから左方に伸びている張り出し部77Bを有している。張り出し部77Bは、モータドライブユニット30の左側面36iを超えて左方に伸びている。この構造によると、張り出し部77Bを利用して、ドライブ回路31を冷却するための空気をケース36の後面に送ることができる。
電動二輪車1の例では、張り出し部77Bに空気ダクト78が接続されている。空気ダクト78は、張り出し部77Bから前方に伸びている。空気ダクト78の前端は、例えば、前方に開口している。この構造によると、車両の走行時に、空気ダクト78の前端で取り込まれた空気は、空気ダクト78を通して空気ガイド77に送られる。空気は、カバー部77Aとケース36の後面との間(すなわち、複数のフィン36eとカバー部77Aとの間)を通過する。
図9で示すように、フィン36eを覆っているカバー部77Aを挟んで張り出し部77Bとは反対側に排気口Eが形成されている。電動二輪車1の例では、排気口Eは右方に開口している。カバー部77Aとケース36の後面との間(すなわち、カバー部77Aと複数のフィン36eの間)を通過した空気は、排気口Eから排出される。
図11で示すように、張り出し部77Bの幅(左右方向での幅)は、ダクト78の接続位置から上方及び下方に離れるに従って小さくなっている。図11では、張り出し部77Bの幅の最大に符号W1が付されている。張り出し部77Bの上部77aの幅は上方及び下方に離れるに従って小さくなっている。一方、張り出し部77Bの下部77bの幅は上部77aよりも小さく、且つ上下方向において一定である。
なお、電動二輪車1は空気ダクト78を有していなくてもよい。図12及び図13は、空気ダクト78が設けられていない構造の例を示す図である。
(1)電動二輪車1は、ドライブ回路31を収容し且つ放熱部を有している後面を有しているケース36を有しているモータドライブユニット30と、モータドライブユニット30の前方に位置し、モータドライブユニット30への空気流の少なくとも一部を遮る遮蔽物(バッテリ50)と、空気ガイド77とを有している。空気ガイド77は、ケース36の後面を覆っているカバー部77Aを有し、カバー部77Aとケース36の後面との間に空気の流路を形成している。また、空気ガイド77は、カバー部77aから左方に向かって伸びておりモータドライブユニット30の左側面36iを超えている張り出し部77Bを有している。この構造によると、モータドライブユニット30の前方に遮蔽物(バッテリ50)がある場合でも、モータドライブユニット30の冷却のために送る空気量を増すことができる。
Claims (9)
- 電動モータと、
前記電動モータに電力を供給するドライブ回路と、前記ドライブ回路を収容し且つ放熱部を有している後面を有しているケースとを有しているモータドライブユニットと、
前記モータドライブユニットの前方に位置し、前記モータドライブユニットへの空気流の少なくとも一部を遮る遮蔽物と、
前記ケースの前記後面を覆っているカバー部を有し、前記カバー部と前記後面との間に空気の流路を形成し、且つ、前記カバー部から伸びており前方からの空気をうける張り出し部を有している空気ガイドとを有し、
前後方向に対して交差している第1の方向での前記モータドライブユニットの中心は、前記第1の方向での前記遮蔽物の中心に対して前記第1の方向での一方側にずれており、
前記張り出し部は、前記第1の方向の前記一方側に向いた、前記モータドライブユニットの側面を超えて、前記カバー部から前記第1の方向の前記一方側に伸びている
鞍乗型電動車両。 - 上下方向と左右方向のうち少なくとも一方の方向での前記遮蔽物のサイズは、前記少なくとも一方の方向での前記モータドライブユニットのサイズよりも大きい
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記遮蔽物は、前記モータドライブユニットを通して前記電動モータに供給する電力を蓄えるバッテリである
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記空気ガイドは前記モータドライブユニットに取り付けられている
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記ケースの前記後面は、前記放熱部として、前記第1の方向で伸びている複数のフィンを有している
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記第1の方向において前記カバー部を挟んで前記張り出し部とは反対側に、排気口が形成されている
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記張り出し部には空気の流路であるダクトが接続されている
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記ダクトは、前方に向かって開口している端部を有している
請求項7に記載される鞍乗型電動車両。 - 前記張り出し部は前方に向かって露出している前面を有している
請求項1に記載される鞍乗型電動車両。
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| JP2019192188A JP6972079B2 (ja) | 2019-10-21 | 2019-10-21 | 鞍乗型電動車両 |
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