JP7019548B2 - 二次電池及び二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池及び二次電池の製造方法に関し、特に、正極シート及び負極シートが積層された二次電池及び当該二次電池の製造方法に関する。
現在、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等では、リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の二次電池が採用されている。このような二次電池は、捲回型電極体や積層型電極体等の電極体を備えている。電極体の集電部では、電極体に蓄えられた電力を供給するため、集電体の一部が端子と接合される。
例えば、特許文献1が開示する蓄電装置では、集電部の正極タブ及び負極タブが、折り曲げられた状態で、端子を構成する導電部材の先端部と接合される(特許文献1の図2)。
特開2015-230745号公報
しかしながら、特許文献1が開示する蓄電装置のように、正極タブ及び負極タブが折り曲げられた状態で導電部材の先端部と接合される構成では、蓄電容量に寄与しない空間を筐体内に確保する必要があるため、電荷が蓄積される合剤層の有効面積が制限され、蓄電容量を増大させることができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、蓄電容量を増大させることが可能な二次電池及び二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る二次電池は、筐体と、前記筐体に収容された正極シート及び負極シートが積層された電極体とを備える。前記電極体は、前記電極体の正極集電部において突出した複数の正極シートの突出部が、溶融して凝固した第1の金属繊維によって互いに接合され、前記電極体の負極集電部において突出した複数の負極シートの突出部が、溶融して凝固した第2の金属繊維によって互いに接合される。
また、前記複数の正極シートの突出部は、前記第1の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって互いに接合され、前記複数の負極シートの突出部は、前記第2の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって互いに接合されることが好ましい。
さらに、正極端子に接続された正極集電部品が、溶融して凝固した第1の金属繊維によって前記複数の正極シートの突出部に接合され、負極端子に接続された負極集電部品が、溶融して凝固した第2の金属繊維によって前記複数の負極シートの突出部に接合されてもよい。
さらに、前記正極集電部品は、前記第1の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって前記複数の正極シートの突出部に接合され、前記負極集電部品は、前記第2の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって前記複数の負極シートの突出部に接合されることが好ましい。さらに、前記溶加材は、蝋又は半田とすることができる。
さらに、前記複数の正極シートの突出部は1以上の突起を有し、前記複数の負極シートの突出部は1以上の突起を有することが好ましい。前記正極集電部品及び前記負極集電部品は、それぞれ複数のスリットを有することが好ましい。前記正極集電部品の複数のスリットには、前記複数の正極シートの突出部が有する1以上の突起の少なくとも一部が収容され、前記負極集電部品の複数のスリットには、前記複数の負極シートの突出部が有する1以上の突起の少なくとも一部が収容されることが好ましい。
さらに、前記第1の金属繊維を構成する金属は、前記正極シートを構成する金属と同種類の金属であり、前記第2の金属繊維を構成する金属は、前記負極シートを構成する金属と同種類の金属であることが好ましい。
さらに、前記電極体は、捲回型電極体または積層型電極体であることが好ましい。
さらに、本発明の別の実施形態に係る二次電池の製造方法は、前記電極体の正極集電部において突出した複数の正極シートの突出部に第1の金属繊維を配置する工程と、前記第1の金属繊維を溶融させる工程と、溶融した前記第1の金属繊維を凝固させることにより、前記複数の正極シートの突出部を互いに接合する工程と、前記電極体の負極集電部において突出した複数の負極シートの突出部に第2の金属繊維を配置する工程と、前記第2の金属繊維を溶融させる工程と、溶融した前記第2の金属繊維を凝固させることにより、前記複数の負極シートの突出部を互いに接合する工程とを含む。
本発明により、蓄電容量を増大させることが可能な二次電池及び二次電池の製造方法を提供することができる。
本発明の二次電池の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る電極体の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る電極体の別の例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る二次電池の製造方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る電極体の一例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る電極体の別の例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る二次電池の製造方法の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る二次電池の製造方法の別の例を示す図である。 上部に集電部を有する電極体の別の例を示す図である。 側部に集電部を有する電極体の別の例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の二次電池10の一例を示す概略図である。二次電池10は、筐体11と、当該筐体11に収容された電極体とを備える。電極体は、正極を構成する電極シート(以下、「正極シート」とする。)と、負極を構成する電極シート(以下、「負極シート」とする。)を備えており、正極シート及び負極シートに蓄えられた電気は、それぞれ正極集電部及び負極集電部で集電され、正極端子12及び負極端子13を介して放電される。以下の説明では、二次電池10内の正極シート及び負極シートが積層された方向を積層方向とする。なお、図1に示す実施形態では、正極端子12及び負極端子13は、二次電池10の上部に設けられるが、二次電池10の側部に正極端子12及び負極端子13を設けてもよい。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る電極体の一例を示す斜視図である。図2に示す電極体20は、その上部に正極集電部及び負極集電部を備える積層型電極体である。電極体20の正極集電部には、複数の正極シートの突出部(以下、「正極タブ」とする。)21が設けられ、負極集電部には、複数の正極シートの突出部(以下、「負極タブ」とする。)22が設けられる。図1に示す実施形態では、正極タブ21及び負極タブ22の上部は、鋸歯形状をしており、1以上の突起を有する。他の実施形態では、正極タブ21及び負極タブ22の上部の形状は、その他の形状、例えば、凸凹形状や図9に示すような突起を有さない形状等の様々な形状とすることができる。
本発明の二次電池の製造方法では、第1の金属繊維を正極タブ21に配置して溶融及び凝固させることにより、正極タブ21が互いに接合される。また、第2の金属繊維を負極タブ22に配置して溶融及び凝固させることにより、負極タブ22が互いに接合される。第1の金属繊維は、正極シートを構成する金属と同種類の金属(例えば、アルミニウム)で形成される。第2の金属繊維は、負極シートを構成する金属と同種類の金属(例えば、銅)で形成される。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る電極体の別の例を示す斜視図である。図3に示す電極体30は、その側部に正極集電部及び負極集電部を備える捲回型電極体である。電極体30の正極集電部には、正極タブ31が設けられ、負極集電部には、負極タブ32が設けられる。本発明の二次電池の製造方法では、第1の金属繊維を正極タブ31に配置して溶融及び凝固させることにより、正極タブ31が互いに接合される。また、第2の金属繊維を負極タブ32に配置して溶融及び凝固させることにより、負極タブ32が互いに接合される。図3に示す電極体30は捲回型電極体であるが、正極集電部及び負極集電部を側部に備える積層型電極体も同様に、第1の金属繊維を正極タブ31に配置して溶融及び凝固させることにより、正極タブ31が互いに接合され、第2の金属繊維を負極タブ32に配置して溶融及び凝固させることにより、負極タブ32が互いに接合される。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る二次電池の製造方法を示す図であり、上部に集電部を有する電極体20の平面図及び斜視図が示されている。以下、上部に集電部を有する電極体20を用いて、本発明の二次電池の製造方法について説明するが、側部に集電部を有する電極体30についても同様に製造することができる。
本発明の二次電池の製造方法では、正極タブ21を互いに接合する場合、図4に示すように、第1の金属繊維を正極タブ21に配置する。次いで、黒矢印で示す正極タブ21の突起にレーザ光を照射し、レーザ光を積層方向に移動させる。このとき、第1の金属繊維の燃焼を防止するため、窒素ガスを第1の金属繊維に吹付けながらレーザ光を照射することが好ましい。
第1の金属繊維にレーザ光を照射することにより、第1の金属繊維の温度が融点に達すると、第1の金属繊維が溶融し、溶融した第1の金属繊維が、自重及び毛細管現象により、複層から成る正極タブ21の間に浸入する。レーザ光の照射が完了すると、第1の金属繊維に加えられた熱が放散し、溶融した第1の金属繊維の温度が凝固点に達して、第1の金属繊維が凝固する。すなわち、正極タブ21の間に浸入した第1の金属繊維が凝固し、正極タブ21が互いに接合される。
同様に、負極タブ22を互いに接合する場合、図4に示すように、第2の金属繊維を負極タブ22に配置する。次いで、黒矢印で示す負極タブ22の突起にレーザ光を照射する。第2の金属繊維にレーザ光を照射することにより、第2の金属繊維の温度が融点に達すると、第2の金属繊維が溶融し、溶融した第2の金属繊維が、自重及び毛細管現象により、複層から成る負極タブ22の間に浸入する。レーザ光の照射が完了すると、第2の金属繊維に加えられた熱が放散し、溶融した第2の金属繊維の温度が凝固点に達して、第2の金属繊維が凝固する。すなわち、負極タブ22の間に浸入した第2の金属繊維が凝固し、負極タブ22が互いに接合される。
本発明の二次電池の製造方法では、ペースト状の蝋又は半田を溶加材として使用することができる。溶加材を使用する場合、レーザ光によって溶融した第1の金属繊維及び溶加材が、それぞれ自重及び毛細管現象によって正極タブ21,31の間に浸透し、これらが凝固することにより、正極タブ21,31が接合される。また、レーザ光によって溶融した第2の金属繊維及び溶加材が、それぞれ自重及び毛細管現象によって負極タブ22,32の間に浸透し、これらが凝固することにより、負極タブ22,32が接合される。
第1の実施形態では、集電部において正極タブ21,31及び負極タブ22,32を折り曲げる構成を採用しないため、折り曲げられた正極タブ21,31及び負極タブ22,32を収容する空間を筐体11内に設ける必要がない。このため、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の短手方向の長さを短くすることにより、蓄電容量に寄与しない空間を最小化することができる。その結果、電荷が蓄積される正極シート及び負極シートの合剤層の有効面積を増大させることができ、二次電池の蓄電容量を増大させることができる。
また、第1の実施形態では、レーザ光によって溶融した第1の金属繊維及び第2の金属繊維が、それぞれ正極タブ21,31及び負極タブ22,32の間に浸透して凝固する。このため、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の接合面積が増大し、接合の信頼性を高めることができる。その結果、正極タブ21,31及び負極タブ22,32が、それぞれ一体化されて変形し難くなり、正極端子12及び負極端子13と確実に接続することができる。特に、リチウムイオン電池のように正極タブ及び負極タブの剛性が低い場合には、正極タブ及び負極タブをそれぞれ正極端子及び負極端子に押し付けることができないため、接合が困難であるが、上述したように、正極タブ及び負極タブがそれぞれ一体化されて変形し難くなることにより、この問題も解決することができる。
さらに、第1の実施形態では、レーザ光によって溶融した金属繊維及び溶加材が、自重及び毛細管現象によって正極タブ21,31及び負極タブ22,32の間に浸透する。その結果、これらの溶加材が障壁となり、レーザ光によって正極シート及び負極シートが損傷するのを防ぐことができる。
さらに、第1の実施形態では、正極タブ21,31及び負極タブ22,32が、それぞれ1以上の突起を有する。これにより、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の各突起を金属繊維の間に挿入でき、正極タブ21,31及び負極タブ22,32と金属繊維との接触面積を増大させることができる。その結果、レーザ光によって溶融した金属繊維が、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の間隙に浸入し易くなり、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の接合の信頼性を一層高めることができる。
さらに、第1の実施形態では、正極タブ21の突起にレーザ光を照射し、レーザ光を積層方向に移動させる。このように積層方向にレーザ光を照射することにより、積層方向の垂直方向にレーザ光を照射する方法に比べ、レーザ光によって正極シート及び負極シートが損傷するのを抑制することができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る上部に集電部を有する電極体を示す斜視図である。第2の実施形態では、正極端子12及び正極タブ21を連結する集電部品23(以下、「正極集電部品」とする。)と、負極端子13及び負極タブ22を連結する集電部品24(以下、「負極集電部品」とする。)が、それぞれ第1の金属繊維及び第2の金属繊維を用いて、正極タブ21及び負極タブ22に接合される。なお、第2の実施形態では、正極タブ21及び負極タブ22は、上述した接合方法により、それぞれ接合されているものとする。
図5に示す正極集電部品23及び負極集電部品24は、それぞれ梯子形状をしており、複数のスリットを有する。正極集電部品23は、正極シートを構成する金属と同種類の金属で形成される。正極集電部品23の長手方向の長さは、正極タブ21の長手方向の長さと同等であることが好ましい。また、正極集電部品23の積層方向の長さは、正極タブ21の積層方向の長さ、すなわち、厚さと同等であることが好ましい。
負極集電部品24は、負極シートを構成する金属と同種類の金属で形成される。負極集電部品24の長手方向の長さは、負極タブ22の長手方向の長さと同等であることが好ましい。また、負極集電部品24の積層方向の長さは、負極タブ22の積層方向の長さ、すなわち、厚みと同等であることが好ましい。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る側部に集電部を有する電極体を示す斜視図である。図6に示す正極集電部品33及び負極集電部品34は、正極集電部品23及び負極集電部品24と同様に、それぞれ梯子形状をしており、複数のスリットを有する。正極集電部品33は、正極シートを構成する金属と同種類の金属で形成される。正極集電部品33の長手方向の長さは、正極タブ31の長手方向の長さと同等であることが好ましい。また、正極集電部品23の積層方向の長さは、正極タブ31の積層方向の長さ、すなわち、厚さと同等であることが好ましい。負極集電部品34は、負極シートを構成する金属と同種類の金属で形成される。負極集電部品34の長手方向の長さは、負極タブ32の長手方向の長さと同等であることが好ましい。また、負極集電部品34の積層方向の長さは、負極タブ32の積層方向の長さ、すなわち、厚さと同等であることが好ましい。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る二次電池の製造方法の一例を示す図であり、上部に集電部を有する電極体20の平面図及び斜視図が示されている。以下、上部に集電部を有する電極体20を用いて、本発明の二次電池の製造方法について説明するが、側部に集電部を有する電極体30についても同様に製造することができる。
本発明の二次電池の製造方法では、正極集電部品23を正極タブ21に接合する場合、図7に示すように、第1の金属繊維を正極タブ21に配置した後、正極タブ21の複数の突起の少なくとも一部が、正極集電部品23のスリットに収容されるように、正極集電部品23を正極タブ21に配置する。次いで、黒矢印で示す正極集電部品23の積層方向部材に沿ってレーザ光を照射する。このとき、第1の金属繊維の燃焼を防止するため、窒素ガスを第1の金属繊維に吹付けながらレーザ光を照射することが好ましい。
正極集電部品23にレーザ光を照射することにより、正極集電部品23の温度が上昇し、正極集電部品23の下面に接する第1の金属繊維の温度が融点に達すると、正極集電部品23と正極タブ21との間に有る第1の金属繊維が溶融する。レーザ光の照射が完了すると、第1の金属繊維に加えられた熱が放散し、溶融した第1の金属繊維の温度が凝固点に達して、第1の金属繊維が凝固する。すなわち、正極集電部品23と正極タブ21との間の第1の金属繊維が凝固し、正極集電部品23と正極タブ21が接合される。
同様に、負極集電部品24を負極タブ22に接合する場合、図7に示すように、第2の金属繊維を負極タブ22に配置した後、負極タブ22の複数の突起の少なくとも一部が、負極集電部品24のスリットに収容されるように、負極集電部品24を負極タブ22に配置する。次いで、黒矢印で示す負極集電部品24の積層方向部材に沿ってレーザ光を照射する。レーザ光を負極集電部品24に照射することにより、負極集電部品24の温度が上昇し、負極集電部品24の下面に接する第2の金属繊維の温度が融点に達すると、負極集電部品24と負極タブ22との間に有る第2の金属繊維が溶融する。レーザ光の照射が完了すると、第2の金属繊維に加えられた熱が放散し、溶融した第2の金属繊維の温度が凝固点に達して、第2の金属繊維が凝固する。すなわち、負極集電部品24と負極タブ22との間の第2の金属繊維が凝固し、負極集電部品24と負極タブ22が接合される。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る二次電池の製造方法の別の例を示す図である。図8に示す例では、正極集電部品23及び負極集電部品24を正極タブ21及び負極タブ22に配置する前に、第1の金属繊維及び第2の金属繊維を、それぞれ正極集電部品23及び負極集電部品24に溶着させる。具体的には、第1の金属繊維及び第2の金属繊維を、それぞれ正極集電部品23及び負極集電部品24に配置した後、黒矢印で示す正極集電部品23及び負極集電部品24の積層方向部材に沿って、第1の金属繊維及び第2の金属繊維の側からレーザ光を照射する。このとき、第1の金属繊維及び第2の金属繊維の燃焼を防止するため、これらの金属繊維に窒素ガスを吹付けながらレーザ光を照射することが好ましい。
第1の金属繊維及び第2の金属繊維が正極集電部品23及び負極集電部品24に溶着されると、これらを反転させて、それぞれ正極タブ21及び負極タブ22に配置し、図7を参照して説明した方法により、正極集電部品23及び負極集電部品24を、それぞれ正極タブ21及び負極タブ22に接合する。このとき、正極集電部品23及び負極集電部品24と、正極タブ21及び負極タブ22との間に、さらに第1の金属繊維及び第2の金属繊維を追加してもよい。
第2の実施形態では、正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34は、複数のスリットを有しており、正極タブ21,31及び負極タブ22,32の複数の突起の少なくとも一部が、それぞれ正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34のスリットに収容される。これにより、正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34を電極体20,30に近づけることができ、蓄電容量に寄与しない空間を最小化することができる。その結果、電荷が蓄積される正極シート及び負極シートの合剤層の有効面積を増大させることができ、二次電池の蓄電容量を増大させることができる。また、正極集電部品23及び負極集電部品24の重みによって正極タブ21及び負極タブ22の先端部が変形するのを防止することができる。さらに、正極集電部品23及び負極集電部品24と正極タブ21及び負極タブ22との接触面積を増やすことができ、これらの接合の信頼性を高めることができる。
また、第2の実施形態では、正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34を、それぞれ正極タブ21,31及び負極タブ22,32に配置した後、正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34の積層方向部材に沿ってレーザ光を照射する。これにより、正極シート及び負極シートにレーザ光が照射されないため、レーザ光によって正極シート及び負極シートが損傷するのを防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、第2の実施形態では、正極集電部品23,33及び負極集電部品24,34を正極タブ21,31及び負極タブ22,32に接合する際に溶加材を使用しないが、他の実施形態では、ペースト状の蝋又は半田を溶加材として使用してもよい。
10 二次電池
11 筐体
12 正極端子
13 負極端子
20 電極体
21 正極タブ
22 負極タブ
23 正極集電部品
24 負極集電部品
30 電極体
31 正極タブ
32 負極タブ
33 正極集電部品
34 負極集電部品

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容された正極シート及び負極シートが積層された電極体と
    を備える二次電池であって、
    前記電極体は、
    前記電極体の正極集電部において突出した複数の正極シートの突出部が、溶融して凝固した第1の金属繊維によって互いに接合され、
    前記電極体の負極集電部において突出した複数の負極シートの突出部が、溶融して凝固した第2の金属繊維によって互いに接合されていることを特徴とする、二次電池。
  2. 前記複数の正極シートの突出部は、前記第1の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって互いに接合され、
    前記複数の負極シートの突出部は、前記第2の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって互いに接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池。
  3. 正極端子に接続された正極集電部品が、溶融して凝固した第1の金属繊維によって前記複数の正極シートの突出部に接合され、
    負極端子に接続された負極集電部品が、溶融して凝固した第2の金属繊維によって前記複数の負極シートの突出部に接合されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の二次電池。
  4. 前記正極集電部品は、前記第1の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって前記複数の正極シートの突出部に接合され、
    前記負極集電部品は、前記第2の金属繊維と共に溶融して凝固した溶加材によって前記複数の負極シートの突出部に接合されていることを特徴とする、請求項3に記載の二次電池。
  5. 前記溶加材は、蝋又は半田であることを特徴とする、請求項2又は4に記載の二次電池。
  6. 前記複数の正極シートの突出部は1以上の突起を有し、
    前記複数の負極シートの突出部は1以上の突起を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の二次電池。
  7. 前記正極集電部品及び前記負極集電部品は、それぞれ複数のスリットを有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の二次電池。
  8. 前記正極集電部品の複数のスリットには、前記複数の正極シートの突出部が有する1以上の突起の少なくとも一部が収容され、
    前記負極集電部品の複数のスリットには、前記複数の負極シートの突出部が有する1以上の突起の少なくとも一部が収容されることを特徴とする、請求項7に記載の二次電池。
  9. 前記第1の金属繊維を構成する金属は、前記正極シートを構成する金属と同種類の金属であり、
    前記第2の金属繊維を構成する金属は、前記負極シートを構成する金属と同種類の金属であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の二次電池。
  10. 前記電極体は、捲回型電極体または積層型電極体である、請求項1~9のいずれか1項に記載の二次電池。
  11. 筐体と、前記筐体に収容された正極シート及び負極シートが積層された電極体とを備える二次電池の製造方法であって、
    前記電極体の正極集電部において突出した複数の正極シートの突出部に第1の金属繊維を配置する工程と、
    前記第1の金属繊維を溶融させる工程と、
    溶融した前記第1の金属繊維を凝固させることにより、前記複数の正極シートの突出部を互いに接合する工程と、
    前記電極体の負極集電部において突出した複数の負極シートの突出部に第2の金属繊維を配置する工程と、
    前記第2の金属繊維を溶融させる工程と、
    溶融した前記第2の金属繊維を凝固させることにより、前記複数の負極シートの突出部を互いに接合する工程と
    を含む、二次電池の製造方法。
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