[第1実施形態] 以下、図1~図18を参照して、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。第1実施形態は、携帯端末からの駐車要求信号等の送信が識別コードを読み込むことでなされること、および、料金支払いがプリペイドカードによって行われることを特徴とする。
<第1実施形態の構成> 図1は、第1実施形態に係る駐車場システムの概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係るサーバの概略構成図である。 図3は、第1実施形態に係る駐車場の斜視図である。 図4は、第1実施形態に係るパーキングメータの斜視図である。
図1に示すように、実施形態に係る駐車場システム1は、駐車場10内に設置されたパーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)、車両ロック装置22(22a,22b,22c・・・)、車両を検知する手段として地面に埋設されたループコイル23(23a,23b,23c・・・)等からなる多数の駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)と、これら駐車機器セット20を制御するサーバ30(制御装置)とを有している。
各駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)のパーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)には、それぞれに固有の識別コードが印刷されたラベル(以下、単に識別コードと記す)24(24a,24b,24c・・・)が貼り付けられている。なお、識別コードとしては、QRコード(登録商標)等の二次元コードが望ましい。
各駐車機器セット20の車両ロック装置22には、車両2(図3参照)をロックするための電動式のロック機構を備えており、サーバ30からの指令によって車両2(図3参照)を駐車状態でロックする。
駐車場10には、Wi-Fi(登録商標)規格による無線LAN40が設置されている。駐車場10内にいるユーザ(利用者)の携帯端末(スマートフォン等:以下、ユーザ端末と記す)51は、この無線LAN40(あるいは、3G回線)を介してインターネット60に接続される。
サーバ30は、有線LAN41によってインターネット60に接続しており、インターネット60を経由してユーザ端末51や駐車場10の管理者の端末(パーソナルコンピュータやスマートフォン等:以下、管理者端末と記す)52との間で通信を行う。また、ユーザが駐車場10外にいる場合、ユーザ端末51は、3G回線を介してインターネット60に接続される。
図2に示すように、サーバ30は、駐車料金コースやユーザ情報等を記憶する記憶部31、ユーザ端末51からの入力信号等に基づく判定処理や信号出力を行う処理部32と、処理部32の判定結果に応じて駐車機器セット20への駐車指令信号やユーザ端末51および管理者端末52への信号等を生成する信号生成部33等を有している。
図3に示すように、有料無人の駐車場10には、車両2を有料で駐車させる複数の駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)が設けられている。各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)には、各駐車ライン12(12a,12b,12c・・・)が塗装され、各固定式タイヤ止め13(13a,13b,13c・・・)が固定され、各駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)が設置される。また、駐車場1には、駐車スペース11から離れた位置に無線LAN40の送受信機14が設置されている。
固定式タイヤ止め13(13a,13b,13c・・・)は、各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)の右奥近傍(駐車した車両の運転手から見た場合の右奥近傍)に設けられる。 各駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)の各パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)は、各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)の各駐車ライン12(12a,12b,12c・・・)の外側に設けられる。
各駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)の各車両ロック装置22(22a,22b,202c・・・)は、各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)の左側中央部奥寄り(駐車した車両の運転手から見た場合の左側中央部奥寄り)に設けられ、各パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)に電気的に接続され、各パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)の制御により板状のストッパ25(25a,25b,25c・・・)を起立させることで、駐車位置から前方に移動する車両2の左後輪を係止し、各駐車スペース11に駐車した車両2を駐車スペース11から出車できないようにする。
各駐車機器セット20(20a,20b,20c・・・)の各ループコイル23(23a,23b,23c・・・)は、各パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)に電気的に接続された状態で、各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)に地面に埋設され、各駐車スペース11(11a,11b,11c・・・)に移動した車両2を検知する。
図4に示すように、各パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)の筐体正面には、各識別コード24(24a,24b,24c・・・)が表示されるとともに、各駐車スペース番号のラベル26(26a,26b,26c・・・)が取り付けられている。パーキングメータ21(21a,21b,21c・・・)の筐体正面には、残り駐車時間または超過時間を表示する表示装置27と、各種情報を表示する液晶表示装置28が設けられている。
<第1実施形態の作用> 図5は、第1実施形態で、駐車指令出力制御の手順を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態で、認識信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図7は、第1実施形態で、駐車料金コース信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図8は、第1実施形態で、料金信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図9は、第1実施形態で、課金処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、第1実施形態で、残高不足信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図11は、第1実施形態で、終了予告処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、第1実施形態で、第1終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図13は、第1実施形態で、第2終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図14は、第1実施形態で、駐車終了指令出力制御処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、第1実施形態で、駐車終了時の追加課金処理の手順を示すフローチャートである。 図16は、第1実施形態で、駐車終了時の残高不足信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図17は、第1実施形態で、エラー処理の手順を示すフローチャートである。 図18は、第1実施形態で、エラー信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
ユーザは、駐車場10の駐車スペース11を初めて使用する場合、自宅あるいは駐車場10内で当該駐車場10のホームページにアクセスし、駐車場システム1に対応する専用アプリケーションソフトウェア(以下、専用アプリと記す)をユーザ端末51にダウンロードする。
次に、ユーザは、そのユーザ端末51を用いてユーザ登録を行う。ユーザ登録は、氏名や住所、携帯電話番号、支払情報(プリペイドカードコード)をサーバ30に登録するものである。支払いに用いるプリペイドカードは、駐車場10固有のものでもよいし、コンビニエンスストア等で販売している一般のものでもよい。ユーザがプリペイドカードコードを入力すると、プリペイドカードの額面がチャージ残高Bchgとしてサーバ30に記憶される。
車両2に乗車して駐車場10に来場したユーザは、車両2の種類や車入れ及び車出しの利便性に応じて駐車スペース11を選定する。次にユーザは、ユーザ端末51で無線LAN40を介してインターネット接続した上で専用アプリを起動し、選定した駐車スペース11のパーキングメータ21に表示された識別コード24を内蔵カメラで読み込む(図4参照)。識別コード24を読み込んだユーザ端末51からは、ユーザ端末51および駐車スペース11のパーキングメータ21に対応する識別信号Siが発信される。識別信号Siは、インターネット60を経由してサーバ30に入力される。
識別信号Siが入力すると、サーバ30は、図5のフローチャートにその手順を示す駐車指令出力制御を実行する。 駐車指令出力制御を開始すると、サーバ30は、図5のステップS1で、駐車スペース11のパーキングメータ21が他のユーザによって使用されている場合を除き、識別信号Siに基づいてユーザ端末51と駐車スペース11のパーキングメータ21との紐付けを行い、ステップS2で認識信号をユーザ端末51に送信する。認識信号を受信したユーザ端末51では、図6に示すように、「いらっしゃいませ ○○番の駐車スペースをご利用ですね よろしければ、YESをタッチしてください」とのメッセージ71と、「YES」ボタン72とが画面51aに表示される。
サーバ30は、ステップS3でユーザが「YES」ボタン72にタッチしたか否かを判定し、この判定がYesになると、ステップS4で駐車料金コース信号をユーザ端末51に送信する。運転コース信号を受信したユーザ端末51では、図7に示すように、選択された駐車機器20に対応する「駐車料金コース」ボタン73(73a~73d)と、「ENTER」ボタン74とが画面51aに表示される。ユーザは、駐車後の用事等に応じて所望の「駐車料金コース」ボタン73を選択した後、「ENTER」ボタン74をタッチする。
サーバ30は、ステップS5でユーザが「ENTER」ボタン74にタッチしたか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS6で料金信号をユーザ端末51に送信する。料金信号を受信したユーザ端末51では、図8に示すように、「使用料金は○○○○円です 車を駐車スペース○○番に入れて、車をロックしてください」とのメッセージ75と、「車ロック」ボタン76が画面51aに表示される。ユーザは、駐車スペース11の車両2を入れて定位置に車を止めたことを確認したら、「車ロック」ボタン76を選択(タッチ)する。
ユーザは、駐車料金の確認、および「車ロック」ボタン76の選択を終えると、駐車スペース11のパーキングメータ21の識別コード24をユーザ端末51の内蔵カメラで再び読み込む。識別コード24を読み込んだユーザ端末51からは、駐車要求信号Sdが発信される。駐車要求信号Sdは、インターネット60を経由してサーバ30に入力される。
サーバ30は、ステップS7でユーザが駐車要求信号Sdを入力したか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS8で図9のフローチャートにその手順を示す課金処理を行う。
(課金処理) 課金処理を開始すると、サーバ30は、図9のステップS21でユーザのチャージ残高Bchgが使用料金Fusg1以上あるか否かを判定し、この判定がYesであればステップS22で課金(チャージ残高Bchgに対する使用料金Fusg1の減算)を行って、課金処理を終了する。
ステップS24の判定がNoであった場合、サーバ30は、ステップS23で残高不足信号をユーザ端末51に送信する。残高不足信号を受信したユーザ端末51では、図10に示すように、「残高が不足しています チャージして下さい」とのメッセージ81と、「YES」ボタン82と、「キャンセル」ボタン83とが画面51aに表示される。
ユーザは、プリペイドカードを所持していれば、「YES」ボタン82をタッチし、コード入力画面でプリペイドカードコードを入力し、プリペイドカードを所持していなければ駐車場10の自動販売機、コンビニエンスストア等でプリペイドカードを購入する。一方、プリペイドカードも現金も所持していなければ、「キャンセル」ボタン83をタッチ
する。
サーバ30は、ステップS24でユーザによるプリペイドカードのチャージが完了したか否かを判定し、この判定がYesであればステップS22に移行して課金を行う。一方、ステップS24の判定がNoであった場合、サーバ30は、ステップS25で「キャンセル」ボタン82がタッチされたか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS24、S25の判定を繰り返す。
サーバ30は、ユーザによって「キャンセル」ボタン82がタッチされてステップS25の判定がYesになると、ステップS26で駐車指令出力制御自体を中止し、課金処理を終了する。
ステップS22での課金が完了すると、サーバ30は、図5のステップS9でループコイル23を用いて車両の検知を実行し、検知結果が車両有りの場合、この判定がYesとなってS10の処理に移行し、検知結果が車両無し場合、判定がNoとなってステップS9の処理を繰り返す。
サーバ30は、図5のステップS10で車両ロック指令を駐車スペース11のパーキングメータ21に出力する。これにより、パーキングメータ21は、板状のストッパ25を起立させることで、駐車位置から前方に移動する車両2の左後輪を係止し、各駐車スペース11に駐車した車両2を駐車スペース11から出車できないようにする。
しかる後、サーバ30は、ステップS11で駐車スペース11のパーキングメータ21に駐車開始指令を出力し、駐車開始指令制御を終了する。駐車開始指令が入力した駐車スペース11のパーキングメータ21は、ユーザが選択した駐車料金コースでの駐車制御を開始する。
サーバ30は、駐車指令出力制御の各指令や課金処理の結果を逐次、管理者端末52に送信する。これにより、管理者は、駐車場10内の駐車スペース11のパーキングメータ21の稼働状態や売り上げをリアルタイムに認識できる。
(終了予告処理) 駐車スペース11のパーキングメータ21が駐車を開始すると、サーバ30は、図11のフローチャートにその手順を示す終了予告処理を実行する。終了予告処理を開始すると、サーバ30は、図11のステップS31で駐車終了時刻の10分前となったか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。そして、この判定がYesになると、サーバ30は、ステップS32でインターネット60を経由して第1終了予告信号をユーザ端末51に送信する。第1終了予告信号を受信したユーザ端末51では、図12に示すように、「10分前です」とのメッセージ91が画面51aに表示され、「駐車終了」ボタン92とが画面51aに表示されるとともに、小さな音量で着信音が鳴る。なお、終了予告信号は、ユーザが駐車場10の外にいても、3G回線や店外の無線LANを介したインターネット60を経由してユーザ端末51に受信される。
ステップS32の処理の後、駐車を終了する場合、ユーザは、「駐車終了」ボタン92をタッチする。これにより、ユーザ端末51からは、駐車終了要求信号が発信される。駐車終了要求信号は、インターネット60を経由してサーバ30に入力される。
サーバ30は、駐車要求信号が入力されると、図14に示す駐車終了指令出力制御処理のステップS41で駐車終了操作が行われたと判定し、図14に示すステップS42の処理に移行する。 なお、終了予告信号は、ユーザが駐車場10の外にいても、3G回線や店外の無線LANを介したインターネット60を経由してユーザ端末51に受信される。
ステップS32の処理の後、「駐車終了」ボタン92がタッチされなかった、サーバ30は、ステップS33で駐車終了時刻の5分前となったか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。そして、この判定がYesになると、サーバ30は、ステップS34で第2終了予告信号をユーザ端末51に送信する。第2終了予告信号を受信したユーザ端末51では、図13に示すように、「5分前です」とのメッセージ93が画面51aに点滅表示に表示され、「駐車終了」ボタン92とが画面51aに表示されるとともに、着信音およびバイブレータ機能が作動する。
これにより、外部の商店や飲食店に出向いていたユーザも、買い物や食事を切り上げて駐車スペース11のパーキングメータ21の駐車終了時刻までに駐車場10に戻ることができ、駐車スペース11の稼働率向上等が実現される。
ステップS34の処理の後、駐車を終了する場合、ユーザは、「駐車終了」ボタン92をタッチする。これにより、ユーザ端末51からは、駐車終了要求信号が発信され、サーバ30は、図14に示す駐車終了指令出力制御処理のステップS41で駐車終了操作が行われたと判定し、図14に示すステップS42の処理に移行する。
図14に示すステップS42は、現在の時刻が使用料金Fusg1により設定された駐車終了時刻以前の場合はステップS43の処理に移行し、現在の時刻が使用料金Fusg1により設定された駐車終了時刻を過ぎていた場合、ステップS45の追加課金処理に移行する。
(追加課金処理) 追加課金処理を開始すると、サーバ30は、現在の時刻から使用料金Fusg1により設定された駐車終了時刻を減算することで超過時間を算出し、この超過時間から追加料金Fusg2を設定し、図15のステップS51でユーザのチャージ残高Bchgが追加料金Fusg2以上あるか否かを判定し、この判定がYesであればステップS52で課金(チャージ残高Bchgに対する追加料金Fusg2の減算)を行って、追加課金処理を終了する。
ステップS51の判定がNoであった場合、サーバ30は、ステップS53で残高不足信号をユーザ端末51に送信する。残高不足信号を受信したユーザ端末51では、図16に示すように、「駐車時間超過で残高が不足しています チャージして下さい」とのメッセージ93と、「YES」ボタン94とが画面51aに表示される。
ユーザは、プリペイドカードを所持していれば、「YES」ボタン94をタッチし、コード入力画面でプリペイドカードコードを入力し、プリペイドカードを所持していなければ駐車場10の自動販売機、コンビニエンスストア等でプリペイドカードを購入する。
サーバ30は、図15のステップS54でユーザによるプリペイドカードのチャージが完了したか否かを判定し、この判定がYesであればステップS52に移行して課金を行う。一方、ステップS54の判定がNoである間はステップS54の判定を繰り返す。
ステップS52での課金が完了すると、サーバ30は、図14のステップS43に移行する。 サーバ30は、図14のステップS43で車両ロック解除指令を駐車スペース11のパーキングメータ21に出力する。これにより、パーキングメータ21は、車両ロック装置22のストッパ25を倒傾させることで、車両2の左後輪を係止しないようにし、駐車スペース11に駐車した車両2を駐車スペース11から出車できるようにする。
しかる後、サーバ30は、ステップS44で駐車スペース11のパーキングメータ21に駐車終了指令を出力し、駐車終了指令制御を終了する。駐車終了指令が入力した駐車スペース11のパーキングメータ21は、次の駐車制御まで待機状態となる。
(エラー処理) エラー処理を開始すると、サーバ30は、図17のステップS61で駐車場10内の駐車スペース11のパーキングメータ21からエラー信号が入力しているか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。
駐車スペース11のパーキングメータ21に何らかのエラーが生じてステップS61の判定がYesになると、ステップS62でエラー情報(どの駐車スペース11のパーキングメータ21でどのエラーが生じたか)を管理者端末52およびメンテナンス会社の端末(図示せず)に送信し、ステップS63でユーザ端末51にエラー信号を送信する。エラー信号を受信したユーザ端末51では、図18に示すように、「エラーが生じました キャンセルして、駐車スペースから車を移動させて下さい」とのメッセージ101と、「キャンセル」ボタン102とが画面51aに表示される。
管理者やメンテナンス会社は、エラー情報に応じて駐車場10に赴き、当該駐車スペース11のパーキングメータ21の使用停止や修理等の処置をとる。また、ユーザは、ユーザ端末51の画面表示に従い「キャンセル」ボタン102をタッチする。
次に、サーバ30は、図17のステップS64で「キャンセル」ボタン102がタッチされたか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS64の判定を繰り返す。サーバ30は、ユーザによって「キャンセル」ボタン102がタッチされてステップS64の判定がYesになると、ステップS65で駐車停止信号を駐車スペース11のパーキングメータ21に送信する。
駐車停止信号を受信した駐車スペース11のパーキングメータ21では、車両ロック装置22のストッパ25を倒傾させることで、車両2のロックを解除して、駐車スペース11に駐車した車両2を駐車スペース11から出車できるようにする。
次に、サーバ30は、ステップS66で前述した課金処理による課金をキャンセル(すなわち、返金)して、エラー処理を終了する。
以下、このような本発明の第1実施形態の構成及び作用を纏めて説明すると、駐車場システム1は、駐車場10内に設置され、車両2の駐車機能(駐車スペース11)及び駐車された車両2の移動禁止機能(車両ロック装置22)を有するとともに、それぞれに固有の識別コード24が付された複数の駐車機器(駐車機器セット20)と、利用者(ユーザ)の携帯端末(ユーザ端末51)との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記駐車機器を制御する制御装置(サーバ30)とを備えた駐車場システムであって、前記制御装置は、前記識別コード24を読み込んだ携帯端末からの識別信号に基づき、当該携帯端末を所持した利用者と前記駐車機器の一つとを紐付ける紐付手段(サーバ30のステップS1に関わるプログラム及び回路)と、前記携帯端末からの駐車要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられた駐車機器に作動指令(車両ロック指令、駐車開始指令)を出力する作動指令出力手段(サーバ30のステップS7、S10、S11に関わるプログラム及び回路)とを有する。
前記携帯端末と前記制御装置との通信はインターネット60を経由してなされる。 前記携帯端末をインターネット60に接続させる無線LAN40は、前記駐車場10に設置されている。
前記駐車機器は、駐車された車両2の移動禁止機能として、駐車された車両2をロックするロック手段(車両ロック装置22)を有し、前記制御装置は、前記携帯端末からの車両ロック要求に基づき、前記駐車機器に車両ロック指令を出力するロック指令手段(サーバ30のステップS10、S11に関わるプログラム及び回路)を有する。
前記駐車機器の駐車終了に係る告知を前記携帯端末に送信する終了告知手段(サーバ30のステップS31~S34に関わるプログラム及び回路)を有する。
また、駐車場システム1は、所定の機能を有するとともに、固有の識別コード24が付された機器と、利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記機器を制御する制御装置とを備えた機器制御システムであって、前記制御装置は、前記識別コード24を読み込んだ携帯端末からの識別信号に基づき、当該携帯端末を所持した利用者と前記機器を紐付ける紐付手段と、前記携帯端末からの要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられた機器に作動指令を出力する作動指令出力手段とを有する機器制御システムになっている。
また、駐車場システム1は、施設内に設置され、所定の機能を有するとともに、それぞれに固有の識別コード24が付された複数の機器と、利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信
結果に応じて前記機器を制御する制御装置とを備えた施設機器制御システムであって、前記制御装置は、前記識別コード24を読み込んだ携帯端末からの識別信号に基づき、当該携帯端末を所持した利用者と前記機器の一つとを紐付ける紐付手段と、前記携帯端末からの要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられた機器に作動指令を出力する作動指令出力手段とを有する施設機器制御システムになっている。
このような本発明の第1実施形態の駐車場システム1によれば、ユーザは識別コード24の読み込みを含むユーザ端末51の操作を行うだけで、駐車場10の有料の駐車スペース11に車両2を駐車させ、料金の支払いと、車両2のロック及びロック解除を行えるので、利用者は駐車スペースと精算機の間を行ったり来たりする必要がなく、使い勝手の良いものとなる。
また、ユーザは、プリペイドカードで十分なチャージを行っておけば、精算機等に現金を投入する必要がないため、現金の使用によめトラブルを防止でき、管理者にトラブル対応の労力を低減することができるとともに、精算機に窃盗等の被害を防止できる。 従って、駐車場システム1によれば、利用者及び管理者の利便性向上等を実現できる。
[第2実施形態] 以下、図19~図23を参照して、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。第2実施形態は、携帯端末から送信がユーザのボタン操作(画面へのタッチ)によってなされること、および、料金支払いがクレジットカードによって行われることを特徴とする。 なお、第2実施形態のハードウエアは、上述した第1実施形態と同一の構成であるため、その説明を省略する。
<第2実施形態の作用> 図19は、第2実施形態で、識別コードを読み込んだユーザ端末を示す正面図である。 図20は、第2実施形態で、駐車指令出力制御の手順を示すフローチャートである。 図21は、第2実施形態で、認識信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図22は、第2実施形態で、駐車料金コース信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 図23は、第2実施形態で、料金信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
ユーザは、駐車場10の駐車スペース11のパーキングメータ21を初めて使用する場合、自宅あるいは駐車場10内で駐車場10のホームページにアクセスし、駐車場システム1に対応する専用アプリケーションソフトウェア(以下、専用アプリと記す)をユーザ端末51にダウンロードする。
次に、ユーザは、そのユーザ端末51を用いてユーザ登録を行う。ユーザ登録は、氏名や住所、携帯電話番号、支払情報(クレジットカード情報)をサーバ30に登録するものである。
駐車場10に来場したユーザは、車両2の種類や車入れ及び車出しの利便性に応じて駐車スペース11を選定する。次にユーザは、ユーザ端末51でインターネット接続した上で専用アプリを起動し、その駐車スペース11のパーキングメータ21の識別コード24を内蔵カメラで読み込む。
識別コード24を読み込んだユーザ端末51では、図19に示すように、「識別コードを送信しますか よろしければYESをタッチしてください 別の駐車スペースにする場合にはその駐車スペースの識別コードを読み込んでください」とのメッセージ111と、「YES」ボタン112とが画面51aに表示される。
ユーザが「YES」ボタン112にタッチすると、ユーザ端末51からは、ユーザ端末51および駐車スペース11のパーキングメータ21に対応する識別信号Siが発信される。識別信号Siは、無線LAN40を介したインターネット60を経由してサーバ30に入力される。
識別信号Siが入力すると、サーバ30は、図20のフローチャートにその手順を示す駐車指令出力制御を実行する。 駐車指令出力制御を開始すると、サーバ30は、図20のステップS71で、駐車スペース11のパーキングメータ21が他のユーザによって使用中されている場合を除き、識別信号Siに基づいてユーザ端末51と駐車スペース11のパーキングメータ21との紐付けを行い、ステップS72で認識信号をユーザ端末51に送信する。認識信号を受信したユーザ端末51では、図21に示すように、「いらっしゃいませ ○○番の駐車スペースをご利用ですね よろしければ、YESをタッチしてください」とのメッセージ71と、「YES」ボタン72とが画面51aに表示される。
サーバ30は、ステップS73でユーザが「YES」ボタン72にタッチしたか否かを判定し、この判定がYesになると、ステップS74で駐車料金コース信号をユーザ端末51に送信する。駐車料金コース信号を受信したユーザ端末51では、図22に示すように、選択された駐車スペース11のパーキングメータ21に対応する「駐車料金コース」ボタン73(73a~73d)と、「ENTER」ボタン74とが画面51aに表示される。ユーザは、必要な駐車時間に応じて所望の「駐車料金コース」ボタン73を選択した後、「ENTER」ボタン74をタッチする。これにより、使用料金Fusg1が選択される。
サーバ30は、ステップS75でユーザが「ENTER」ボタン74にタッチしたか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS76で料金信号をユーザ端末51に送信する。料金信号を受信したユーザ端末51では、図23に示すように、「使用料金は○○○○円です 車を駐車スペース○○番に入れて下さい」とのメッセージ75と、「車ロック」ボタン76、「駐車開始」ボタン77が画面51aに表示される。ユーザは、駐車スペース11の車両2を入れて定位置に車を止めたことを確認したら、これら「車ロック」ボタン76を選択(タッチ)する。
ユーザは、駐車料金の確認、および「車ロック」ボタン76の選択を終えると、「駐車開始」ボタン77をタッチする。「駐車開始」ボタン77がタッチされたユーザ端末51からは、駐車要求信号Sdが発信される。駐車要求信号Sdは、インターネット60を経由してサーバ30に入力される
サーバ30は、ステップS77でユーザが駐車要求信号Sdを入力したか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS78で課金処理を行う。課金処理は、前述した支払情報に基づき、インターネット60を経由してクレジットカード会社との間で通信を行うことでなされる。
ステップS78での課金が完了すると、サーバ30は、ステップS79でループコイル23を用いて車両を検知し、検知結果が車両有りの場合、この判定がYesとなってS80の処理に移行し、検知結果が車両無し場合、判定がNoとなってステップS79の処理を繰り返す。
サーバ30は、ステップS80で車両ロック指令を駐車スペース81のパーキングメータ21に出力する。これにより、パーキングメータ21は、車両ロック装置22のストッパ25を起立させることで、各駐車スペース11に駐車した車両2を駐車スペース11から出車できないようにする。
しかる後、サーバ30は、ステップS81で駐車スペース11のパーキングメータ21に駐車開始指令を出力し、駐車開始指令制御を終了する。駐車開始指令が入力した駐車スペース11のパーキングメータ21は、ユーザが選択した駐車料金コースでの駐車制御を開始する。
サーバ30は、駐車指令出力制御の各指令や課金処理の結果を逐次、管理者端末52に送信する。これにより、管理者は、駐車場10内の駐車スペース11のパーキングメータ21の稼働状態や売り上げをリアルタイムに認識できる。
駐車スペース11のパーキングメータ21が駐車制御を開始すると、サーバ30は、第1実施形態と同様に、図11のフローチャートにその手順を示す終了予告処理と、図14のフローチャートにその手順を示す駐車終了指令出力制御処理(但し、追加課金処理にはクレジットカードを用いる。)と、図17のフローチャートにその手順を示すエラー処理とを実行する。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限られるものではない。例えば、第1実施形態では課金をプリペイドカードによって行うようにしたが、クレジットカードやデビットカード、携帯電話利用料金等によって行うようにしてもよい。また、第2実施形態では課金をクレジットカードによって行うようにしたが、プリペイドカードやデビットカード、携帯電話利用料金等によって行うようにしてもよい。また、駐車機器を利用する毎にポイントを付与し、このポイントを利用代金の一部に充当できるようにしてもよい。また、ユーザが自宅などでインターネットに接続し、専用アプリを起動し駐車スペースの空き情報を確認できるようにしてもよい。その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、駐車場システムの具体的構成や駐車指令出力制御の具体的手順等についても適宜変更可能である。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、識別コード24を表示する方法として、固有の識別コードが印刷されたラベルを用いたが、識別コード24を表示する方法として、例えば液晶表示装置に表示する等、他の方法を用いてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、駐車場10で駐車スペース11の契約を行うシステムに適用したが、駐車スペース11の予約を行うシステムに適用してもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、所定の機能を有するとともに、固有の識別コード24が付された機器として、駐車場10内に設置されたパーキングメータ21、車両ロック装置22、車両を検知する手段として地面に埋設されたループコイル23等からなる多数の駐車機器セット20を用いたが、所定の機能を有するとともに、固有の識別コード24が付された機器としては、自動販売機、アーケードゲーム、コインロッカー、コインランドリーの洗濯機や乾燥機等、各種適用可能である。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、施設として駐車場を用いたが、施設としては、旅館、ホテル、娯楽施設、ゲームセンター、駅、コインランドリー等、各種適用可能である。