JP7043382B2 - 火力発電プラント - Google Patents
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Description
[全体構成]
第1実施形態に係る火力発電プラントの要部について、図1を用いて説明する。
以下より、本実施形態の火力発電プラントの動作に関して、「通常運転」を行う場合と、「出力増大運転」を行う場合とに分けて説明を行う。
本実施形態の火力発電プラントにおいて「通常運転」を行うときの動作の一例に関して説明する。
本実施形態の火力発電プラントにおいて「出力増大運転」を行うときの動作の一例に関して、図2を用いて説明する。
図2に示すように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力(発電出力L)が95%MW(第1の閾値L1)を超えた値である場合(95<Lの場合)には、制御装置800は、第1の高圧抽気絞り弁V31、第2の高圧抽気絞り弁V32、および、第3の高圧抽気絞り弁V33について、「絞り動作」を実行しない。つまり、第1の高圧抽気絞り弁V31の開度、第2の高圧抽気絞り弁V32の開度、および、第3の高圧抽気絞り弁V33の開度を保持させた状態で出力増大運転を行う。
系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が95%MW(第1の閾値L1)以下であって90%MW(第2の閾値L2)を超えた値である場合(90<L≦95の場合)には、制御装置800は、第1の高圧抽気絞り弁V31については、「絞り動作」を実行するのに対して、第2の高圧抽気絞り弁V32および第3の高圧抽気絞り弁V33については、「絞り動作」を実行しない。つまり、第1の高圧抽気絞り弁V31の開度を小さくし、かつ、第2の高圧抽気絞り弁V32の開度および第3の高圧抽気絞り弁V33の開度を保持させた状態で、出力増大運転を行う。
系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が90%MW(第2の閾値L2)以下であって85%MW(第3の閾値L3)を超えた値である場合(85<L≦90の場合)には、制御装置800は、第1の高圧抽気絞り弁V31および第2の高圧抽気絞り弁V32については、「絞り動作」を実行するのに対して、第3の高圧抽気絞り弁V33については、「絞り動作」を実行しない。つまり、第1の高圧抽気絞り弁V31の開度および第2の高圧抽気絞り弁V32の開度を小さくし、かつ、第3の高圧抽気絞り弁V33の開度を保持させた状態で、出力増大運転を行う。
系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が85%MW(第3の閾値L3)以下である場合(85≦Lの場合)には、制御装置800は、第1の高圧抽気絞り弁V31、第2の高圧抽気絞り弁V32、および、第3の高圧抽気絞り弁V33について、「絞り動作」を実行する。つまり、第1の高圧抽気絞り弁V31の開度、第2の高圧抽気絞り弁V32の開度、および、第3の高圧抽気絞り弁V33の開度を小さくした状態で、出力増大運転を行う。
以下より、本実施形態の火力発電プラントで実行する出力増大運転に関する実施例および比較例について説明する。
実施例1の条件1の場合では、図3に示すように、発電出力Lが100%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。つまり、図2に示したように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力(発電出力L)が95%MW(第1の閾値L1)を超えた値である場合(95<Lの場合)において、出力増大運転を行う場合に関して例示している。
実施例1の条件2の場合では、図3に示すように、発電出力Lが95%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。つまり、図2に示したように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が95%MW(第1の閾値L1)以下であって90%MW(第2の閾値L2)を超えた値である場合(90<L≦95の場合)において、出力増大運転を行う場合に関して例示している。
実施例1の条件3の場合では、図3に示すように、発電出力Lが90%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。つまり、図2に示したように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が90%MW(第2の閾値L2)以下であって85%MW(第3の閾値L3)を超えた値である場合(85<L≦90の場合)において、出力増大運転を行う場合に関して例示している。
実施例1の条件4の場合では、図3に示すように、発電出力Lが85%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。つまり、図2に示したように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力が85%MW(第3の閾値L3)以下である場合(85≦Lの場合)において、出力増大運転を行う場合に関して例示している。
比較例の条件1の場合では、図3に示すように、実施例1の条件1の場合と同様に、発電出力Lが100%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。
比較例の条件2の場合では、図3に示すように、実施例1の条件2の場合と同様に、発電出力Lが95%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。
比較例の条件3の場合では、図3に示すように、実施例1の条件3の場合と同様に、発電出力Lが90%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。
なお、給水加熱部3が備える給水加熱器の台数は、適宜、変更してもよい。また、図2および図3に示した発電出力Lの値は、例示であって、発電プラントおよび許容値等に応じて適宜設定される。また、高圧抽気絞り弁V31、V32、V33は、出力増大運転の際に5%の開度にする場合について記載したが、全閉を含む他の開度でも良い。
[動作]
本実施形態の火力発電プラントにおいて「出力増大運転」を行うときの動作の一例に関して、図11を用いて説明する。図11では、図2と同様に、「出力増大運転」を実行する場合に、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14が電力系統に出力していた値L(%)と、抽気絞り弁V31~V33の動作との関係を例示している。図11においても、抽気絞り弁V31~V33について開度を小さくする「絞り動作」を実行する場合を「有」と示し、「絞り動作」を実行しない場合を「無」と示している。
以下より、本実施形態の火力発電プラントで実行する出力増大運転に関する実施例について説明する。
実施例2の条件1の場合では、図13に示すように、発電出力Lが100%MWである状態で通常運転を実行しているときに、系統周波数の減少(図15参照)を検出し、出力増大運転を行う場合に関して示している。つまり、図11に示したように、系統周波数の減少を検出した時点で発電機14から電力系統に出力された電力(発電出力L)が95%MW(第1の閾値L1)を超えた値である場合(95<Lの場合)において、出力増大運転を行う場合に関して例示している。
上記した第2実施形態では、上記の発電出力Lが95%MWを超えた値である場合(95<L)に実行する「絞り動作」において、第1の高圧抽気絞り弁V31の開度に関して、発電出力Lが小さくなるに伴って小さくする場合を説明したが、これに限らない。他条件の「絞り動作」においても、発電出力Lが小さくなるに伴って各弁の開度を小さくしてもよい。つまり、第2の高圧抽気絞り弁V32および第3の高圧抽気絞り弁V33に関しても、「絞り動作」において、発電出力Lが小さくなるに伴って開度が小さくなるように、制御を行ってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (6)
- 蒸気タービンと、
前記蒸気タービンから排気された蒸気を冷却して凝縮させる復水器と、
前記蒸気タービンから抽気された蒸気を加熱媒体として用いて、前記復水器において凝縮された水を加熱する給水加熱部と、
前記給水加熱部において加熱された水を加熱することによって蒸気を生成するボイラと、
前記ボイラで生成された蒸気が前記蒸気タービンに供給されることによって前記蒸気タービンが回転し、その駆動力によって発電を行う発電機と
を備え、抽気絞り弁を介して前記加熱媒体が供給される給水加熱器を前記給水加熱部が複数備えている、火力発電プラントであって、
電力系統における系統周波数の減少を検出した際に前記発電機の発電出力を増加させる出力増大運転を行う場合に、前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力に基づいて、前記複数の抽気絞り弁のそれぞれに関して、開度を小さくする動作と開度を保持させる動作とのいずれか一方を行うように制御する制御装置
を有する、
火力発電プラント。 - 前記給水加熱部は、
前記複数の給水加熱器のそれぞれに供給される前記加熱媒体の圧力が、前記復水器で凝縮した水の流れに沿って順次高くなるように構成され、かつ、前記復水器で凝縮した水が前記複数の給水加熱器を順次流れることによって、前記復水器で凝縮した水の温度が上昇するように構成されており、
前記制御装置は、前記出力増大運転を行う際には、前記複数の給水加熱器において前記加熱媒体の圧力が高い側から低い側に向けて前記加熱媒体が供給される流量を低減させる前記給水加熱器の数が、前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が低くなるに伴って増加するように、前記複数の抽気絞り弁の動作を制御する、
請求項1に記載の火力発電プラント。 - 前記給水加熱部は、前記給水加熱器として、
第1給水加熱器と、
前記加熱媒体の圧力が前記第1給水加熱器よりも低い第2給水加熱器と
を少なくとも含み、前記復水器で凝縮した水が、前記第2給水加熱器と前記第1給水加熱器とを順次流れることによって温度が上昇するように構成されていると共に、
前記抽気絞り弁として、
前記第1給水加熱器に流れる前記加熱媒体の流量を調整する第1の抽気絞り弁と、
前記第2給水加熱器に流れる前記加熱媒体の流量を調整する第2の抽気絞り弁とを少なくとも含み、
前記制御装置は、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が第1の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度および前記第2の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第1の閾値以下であって前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度を小さくし、かつ、前記第2の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第2の閾値以下であって前記第2の閾値よりも小さい第3の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度および前記第2の抽気絞り弁の開度を小さくした状態で前記出力増大運転を行う、
請求項1に記載の火力発電プラント。 - 前記給水加熱部は、前記給水加熱器として、
第1給水加熱器と、
前記加熱媒体の圧力が前記第1給水加熱器よりも低い第2給水加熱器と
を少なくとも含み、前記復水器で凝縮した水が、前記第2給水加熱器と前記第1給水加熱器とを順次流れることによって温度が上昇するように構成されていると共に、
前記抽気絞り弁として、
前記第1給水加熱器に流れる前記加熱媒体の流量を調整する第1の抽気絞り弁と、
前記第2給水加熱器に流れる前記加熱媒体の流量を調整する第2の抽気絞り弁とを少なくとも含み、
前記制御装置は、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が第1の閾値を超えた値である場合には、前記発電出力の値が小さくなるに伴って前記第1の抽気絞り弁の開度を小さくなるように前記第1の抽気絞り弁の開度を調整し、かつ、前記第2の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で、前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第1の閾値以下であって前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度を小さくし、かつ、前記第2の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第2の閾値以下であって前記第2の閾値よりも小さい第3の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度および前記第2の抽気絞り弁の開度を小さくした状態で前記出力増大運転を行う、
請求項1に記載の火力発電プラント。 - 前記給水加熱部は、
前記加熱媒体の圧力が前記第2給水加熱器よりも低い第3給水加熱器
を前記給水加熱器として更に含み、前記復水器で凝縮した水が、前記第3給水加熱器と前記第2給水加熱器と前記第1給水加熱器とを順次流れることによって温度が上昇するように構成されていると共に、
前記抽気絞り弁として、
前記第3給水加熱器に流れる前記加熱媒体の流量を調整する第3の抽気絞り弁を更に含み、
前記制御装置は、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が第1の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度、前記第2の抽気絞り弁の開度、および、前記第3の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第1の閾値以下であって前記第2の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度を小さくし、かつ、前記第2の抽気絞り弁の開度および前記第3の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第2の閾値以下であって前記第3の閾値を超えた値である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度および前記第2の抽気絞り弁の開度を小さくし、かつ、前記第3の抽気絞り弁の開度を保持させた状態で前記出力増大運転を行い、
前記系統周波数の減少を検出した時点における前記発電機の発電出力が前記第3の閾値以下である場合には、前記第1の抽気絞り弁の開度、前記第2の抽気絞り弁の開度、および、前記第3の抽気絞り弁の開度を小さくした状態で前記出力増大運転を行う、
請求項3または4に記載の火力発電プラント。 - 前記給水加熱部は、
高圧給水加熱部と、
前記加熱媒体の圧力が前記高圧給水加熱部よりも低い低圧給水加熱部と
を含み、前記復水器で凝縮した水が、前記低圧給水加熱部と前記高圧給水加熱部とを順次流れることによって温度が上昇するように構成されており、
前記第1給水加熱器、前記第2給水加熱器、および、前記第3給水加熱器は、前記高圧給水加熱部を構成する、
請求項5に記載の火力発電プラント。
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