以下、図面に基づいて、本願の開示する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の提供システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す提供システム1は、取引装置10と、NFC(Near Field Communication)タグ20と、ホストコンピュータ30と、端末40と、中継サーバ50と、提供サーバ100とを有する。なお、提供システム1では、取引装置10および端末40の数は限定されず、任意の数の取引装置10および端末40を有するようにしてもよい。取引装置10とホストコンピュータ30との間は、相互に通信可能に接続される。また、取引装置10と提供サーバ100との間は、中継サーバ50を介して、相互に通信可能に接続される。また、端末40と提供サーバ100との間は、ネットワークNを介して、相互に通信可能に接続される。また、提供サーバ100は、ホストコンピュータ30で管理する顧客情報ファイル(CIF:Customers' Information Files)等の顧客情報に基づく各種のマーケティングに関する情報、および、これらの情報とコンテンツとを対応付ける情報を、例えば記録媒体等を用いてホストコンピュータ30から事前に取得する。
ネットワークNには、有線または無線を問わず、インターネットを始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。また、ネットワークNを介する端末40と提供サーバ100との間のそれぞれの通信は、例えば、TLS(Transport Layer Security)/SSL(Secure Sockets Layer)等によって暗号化されてもよい。
提供システム1は、取引装置10を利用する顧客に対して、取引装置10での操作に応じたマーケティングに関する情報を、顧客が所持する端末40に提供サーバ100が提供するシステムの一例である。
取引装置10は、ATMであり、例えば、金融機関の店舗やコンビニエンスストア(以下、コンビニともいう。)等に設置される。取引装置10では、例えば、金融機関の顧客が入出金や振込等の各種金融サービスの提供を受けることができる。NFCタグ20は、例えば、NFCと呼ばれる規格(ISO/IEC 18092)に基づく非接触型のIC(Integrated Circuit)カードである。なお、NFCタグ20は、例えば、ISO/IEC 14443等の他の規格に基づくものであってもよい。NFCタグ20は、例えば、取引装置10のタッチパネル近傍に設置される。なお、NFCタグ20は、NFCに代えて、例えば、QRコード(登録商標)や、Bluetooth(登録商標)のビーコン発振器等を用いるようにしてもよい。ホストコンピュータ30は、例えば、金融機関の勘定系システムにおけるメインフレームである。ホストコンピュータ30は、例えば、顧客の口座情報や個人情報を含む顧客情報ファイルを管理する。
端末40は、顧客が所持する情報処理端末である。端末40は、例えば、スマートフォンを用いることができる。端末40は、NFCタグ20を読み込むことができる非接触型のICタグリーダを有する。端末40は、例えば、NFCタグ20を読み込むことで、NFCタグ20を識別する識別子(以下、NFCID(Identifier)という。)と、提供サーバ100が提供するWebサービスのURL(Uniform Resource Locator)とを取得する。端末40は、ブラウザを用いて当該URLのWebサービスにアクセスし、NFCIDを送信することで、提供サーバ100からコンテンツを受信して表示することができる。なお、NFCタグ20から読み取ったURLは、NFCIDを含むようにしてもよい。
中継サーバ50は、取引装置10と提供サーバ100との接続を中継するサーバである。取引装置10は、セキュリティを確保するためにインターネットと接続する提供サーバ100と直接接続することは好ましくない。このため、取引装置10と提供サーバ100との接続は、中継サーバ50を介して情報をやり取りすることで、ネットワークを分離している。なお、中継サーバ50は、提供サーバ100がクローズな環境にある場合には、ネットワークNとの間にゲートウェイを設けることで省略することができる。
提供サーバ100は、取引装置10の状態に応じて、当該取引装置10を利用する顧客の端末40に対してコンテンツを提供する情報処理装置の一例である。提供サーバ100は、取引装置10から当該取引装置10での取引状態に応じて更新される取引情報を取得する。提供サーバ100は、情報処理端末である端末40から取引装置10に対応する識別情報を受信した場合に、取引情報の最新の更新状態に応じて端末40へ送信する情報を決定する。提供サーバ100は、決定した情報を端末40へ送信する。これにより、提供サーバ100は、取引装置10、つまりATMの利用状況に応じた情報を情報処理端末である端末40に提供できる。
次に、提供サーバ100の構成について説明する。図2は、実施例の提供サーバの構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、提供サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、提供サーバ100は、図2に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、中継サーバ50と有線または無線で接続され、中継サーバ50を介して取引装置10との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。また、通信部110は、ネットワークNを介して端末40と有線または無線で接続され、端末40との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、取引装置10から受信したマーケティング情報およびATMID、または、マーケティング情報IDおよびATMIDを制御部130に出力する。通信部110は、端末40から受信したNFCIDを制御部130に出力する。また、通信部110は、制御部130から入力されたマーケティング情報IDを取引装置10に送信する。通信部110は、制御部130から入力されたコンテンツを端末40に送信する。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、マーケティング情報データベース(以下、DBともいう。)121と、コンテンツ管理テーブル122と、コンテンツ記憶部123と、NFC管理テーブル124と、提供情報管理テーブル125と、ログ記憶部126とを有する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
マーケティング情報DB121は、顧客属性等のマーケティング情報と、日時や設置場所等の外部条件とをマーケティング情報IDに対応付けて記憶する。図3は、マーケティング情報DBの一例を示す図である。図3に示すように、マーケティング情報DB121は、「マーケティング情報ID」、「マーケティング情報」、「外部条件」といった項目を有する。「マーケティング情報」は、さらに、「顧客属性」、「取引種類」、「ATM状態」といった項目を有する。「外部条件」は、さらに、「日付」、「時刻」、「設置場所の住所」、「設置場所の属性」といった項目を有する。
「マーケティング情報ID」は、マーケティング情報を識別する識別子である。「顧客属性」は、顧客の年齢層、性別、職業等を示す情報である。「取引種類」は、取引装置10における取引種類や、自行または他行の取引であるかを示す情報である。「ATM状態」は、取引装置10が稼働中であるか休止中であるかを示す情報である。「日付」は、例えば、3月~5月といったように季節に対応する範囲を表す情報である。なお、「日付」は、日単位で指定するようにしてもよいし、店舗で行われているキャンペーンの期間といった範囲であってもよい。「時刻」は、例えば、18時~22時といったように時間帯に対応する範囲を表す情報である。「時刻」は、例えば、窓口の対応時間とその他の時間といった分類や、ATM手数料に合わせた時間帯としてもよい。「設置場所の住所」は、取引装置10が設置されている場所の住所を示す情報である。「設置場所の属性」は、取引装置10が設置されている場所の属性、例えば、銀行の支店に設置されているのか、コンビニエンスストアに設置されているのか等を示す情報である。また、取引装置10が設置されている場所の属性は、他にも繁華街、オフィス街、観光地、駅構内、ショッピングセンタ内といった属性を用いるようにしてもよい。
図2の説明に戻って、コンテンツ管理テーブル122は、マーケティング情報IDと、コンテンツ名とを対応付けて記憶する。図4は、コンテンツ管理テーブルの一例を示す図である。図4に示すように、コンテンツ管理テーブル122は、「マーケティング情報ID」、「コンテンツ名」といった項目を有する。
「マーケティング情報ID」は、マーケティング情報を識別する識別子である。「コンテンツ名」は、例えば、住宅ローン等のコンテンツの名称を示す情報である。また、「コンテンツ名」は、コンテンツ記憶部123に記憶されたコンテンツのデータと対応付けられている。
図2の説明に戻って、コンテンツ記憶部123は、各種のコンテンツを記憶する。コンテンツ記憶部123は、例えば、住宅ローン、カーローン、投資信託に関するコンテンツを記憶する。各コンテンツは、例えば、Webページとして端末40に表示させることができる。
NFC管理テーブル124は、ATMIDとNFCIDとを対応付けて記憶する。図5は、NFC管理テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、NFC管理テーブル124は、「ATMID」、「NFCID」といった項目を有する。
「ATMID」は、取引装置10を識別する識別子である。「NFCID」は、NFCタグ20を識別する識別子である。NFC管理テーブル124は、取引装置10にどのNFCタグ20が設置されているかを管理するためのテーブルである。
図2の説明に戻って、提供情報管理テーブル125は、各取引装置10に対して、現在どのマーケティング情報が対応するかを記憶する。図6は、提供情報管理テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、提供情報管理テーブル125は、「ATMID」、「マーケティング情報ID」といった項目を有する。
「ATMID」は、取引装置10を識別する識別子である。「マーケティング情報ID」は、マーケティング情報を識別する識別子である。「マーケティング情報ID」は、取引装置10での取引状態に応じて更新される。つまり、提供情報管理テーブル125は、取引装置10を利用中の顧客に、どの様なコンテンツを提供するかを記憶する。
図2の説明に戻って、ログ記憶部126は、各取引装置10において、各取引が行われた際に、どの様なコンテンツを提供したかをログとして記憶する。また、ログ記憶部126は、取引装置10との通信ログを記憶する。ログ記憶部126に記憶された各種のログは、取引装置10および端末40に提供したコンテンツの利用状況のデータとして、金融機関等に提供できる。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、取得部131と、決定部132と、送信制御部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
取得部131は、中継サーバ50および通信部110を介して、取引装置10からマーケティング情報およびATMID、または、マーケティング情報IDおよびATMIDを受信して取得する。取得部131は、マーケティング情報およびATMIDを取得した場合には、マーケティング情報DB121を参照し、取得したマーケティング情報に基づいて、例えばマーケティング情報や外部条件の各項目の一致度が最も高いマーケティング情報IDを特定する。取得部131は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。また、取得部131は、通信部110および中継サーバ50を介して、特定したマーケティング情報IDを取引装置10に送信する。
取得部131は、マーケティング情報IDおよびATMIDを取得した場合には、取得したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。また、取得部131は、ネットワークNおよび通信部110を介して、端末40からNFCIDを受信して取得する。取得部131は、取得したNFCIDを決定部132に出力する。
ここで、取引装置10から提供サーバ100に送信するマーケティング情報について説明する。本実施例では、例えば、取引の状態に応じたマーケティング情報を分類し、それぞれにマーケティング情報ラベルを付与する。マーケティング情報ラベルは、例えば、「初期値」、「取引種類」、「ホスト設定」、「ATM設定」、「休止案内」の5つに分類する。なお、本実施例では、説明の都合上、マーケティング情報ラベルを用いて説明している部分があるが、マーケティング情報ラベルを用いなくてもよい。例えば、端末40をNFCタグ20にタッチした時点で、取引装置10が参照可能な情報(後述する図7の参照情報に対応する。)に基づく識別情報(後述する図7のマーケティング情報に対応する。)を提供サーバ100に送信するようにしてもよい。例えば、端末40をNFCタグ20にタッチした時の識別情報を「ホスト設定」とした場合、「顧客属性(ホスト判断)」、「取引種類」、「ATM状態」を要素として含んだ識別情報を取引装置10から提供サーバ100に送信する。また、提供サーバ100は、受信した当該識別情報に外的条件、例えば、季節、時間帯、設置場所等のその他情報を付加するようにしてもよい。
図7は、マーケティング情報ラベルと各種情報との関係の一例を示す図である。図7に示す表55は、マーケティング情報ラベルと各種情報との関係を表す表である。表55は、「マーケティング情報ラベル」に、「参照情報」、「マーケティング情報に格納される情報」、「取引装置から提供サーバへ送信する情報」を対応付けたものである。
「参照情報」は、取引装置10においてマーケティング情報に格納する情報の参照先を示す。「マーケティング情報に格納される情報」は、取引装置10から提供サーバ100に対してマーケティング情報およびATMIDを送信する場合において、マーケティング情報に格納される情報を示す。「取引装置から提供サーバへ送信する情報」は、取引装置10から提供サーバ100に送信する情報を示す。
マーケティング情報ラベルが「初期値」である場合、取引装置10は、参照情報が「なし」であるので、マーケティング情報には「初期値」を格納してATMIDとともに提供サーバ100に送信する。なお、マーケティング情報に格納する「初期値」は、例えば、マーケティング情報ID「P999」のデフォルト情報のような、初期状態を表す情報であれば何でも構わない。
マーケティング情報ラベルが「取引種類」である場合、取引装置10は、参照情報が「取引情報」であるので、入金、出金、振込等の取引種類をマーケティング情報に「取引情報」として格納し、ATMIDとともに提供サーバ100に送信する。なお、マーケティング情報ラベル「取引種類」は、取引装置10において、カードや通帳が挿入されずに、画面上の入金ボタンや出金ボタン等が押下された状態を想定している。
マーケティング情報ラベルが「ホスト設定」である場合、取引装置10は、参照情報が「取引情報」、「ホストから取得済みの属性情報」、「ATM状態」であるので、これらを参照する。取引装置10は、取引電文に基づいて、入金、出金、振込等の取引種類と、自行または他行の取引であるかの別を示す情報とをマーケティング情報に「取引情報」として格納する。また、取引装置10は、ホストから取得済みの属性情報に対応する顧客属性をマーケティング情報に「属性情報」として格納する。なお、ホストから取得済みの属性情報は、例えば、その属性の顧客に対するキャンペーン情報を含んでもよい。また、他行の顧客である場合には、他行向けのキャンペーン情報を含んでもよい。なお、キャンペーン情報は、レコメンド情報の一例であり、キャンペーン情報に代えて他のレコメンド情報であってもよい。
また、取引装置10は、取引装置10が稼働中であるか休止中であるかの情報として、「稼働中」をマーケティング情報に「ATM状態」として格納する。取引装置10は、マーケティング情報をATMIDとともに提供サーバ100に送信する。なお、マーケティング情報ラベル「ホスト設定」は、取引装置10において、カードや通帳が挿入された状態で、ホストコンピュータ30から取得した属性情報を用いる場合を想定している。
また、取引装置10は、提供サーバ100のマーケティング情報DB121と同様のデータベースを持って、取引装置10側でマーケティング情報に基づいてマーケティング情報IDを特定してもよい。この場合、取引装置10は、特定したマーケティング情報IDをATMIDとともに提供サーバ100に送信する。
マーケティング情報ラベルが「ATM設定」である場合、取引装置10は、参照情報が「取引情報」、「ATMでの撮像画像に基づく属性情報」、「ホストから取得済みの属性情報」、「ATM状態」であるので、これらを参照する。マーケティング情報ラベル「ATM設定」は、「ホスト設定」である場合と比較して、取引装置10で撮像された撮像画像に基づく属性情報をさらに用いて、顧客属性を決定し、決定した顧客属性をマーケティング情報に「属性情報」として格納する。なお、他の情報については、「ホスト設定」の場合と同様であるので説明を省略する。
マーケティング情報ラベルが「休止案内」である場合、取引装置10は、取引装置10が稼働中であるか休止中であるかの情報として、「休止中」をマーケティング情報に「ATM状態」として格納し、ATMIDとともに提供サーバ100に送信する。なお、マーケティング情報ラベル「休止案内」は、取引装置10が取引できない状態、例えば、故障や営業時間外である場合を想定している。
言い換えると、取得部131は、取引装置10から取引装置10での取引状態に応じて更新される取引情報を取得する。また、取引情報は、取引装置10が受信した取引電文、取引装置10が受け付けたカードまたは通帳の情報、および、取引装置10で撮像された画像に基づく顧客の属性情報のうち、1つまたは複数の情報を含む。ここで、取引情報は、外部条件として挙げた日付(季節)、時刻(時間帯)、取引装置10の設置場所の住所や属性等を含んでもよい。また、取引電文を銀行のホストコンピュータ30から受信して、顧客に関する情報がホストコンピュータ30に保存されている場合には、取引電文が顧客の属性情報と、属性情報に応じたキャンペーン情報とを含み、顧客に関する情報がホストコンピュータに保存されていない場合には、取引電文が他行向けのキャンペーン情報を含む。
図2の説明に戻って、決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する。なお、決定部132は、マーケティング情報IDがマーケティング情報ラベル「初期値」に対応するIDである場合には、当該マーケティング情報IDおよびATMIDに関するログをログ記憶部126に記憶する。
決定部132は、取得部131からNFCIDが入力されると、NFC管理テーブル124を参照し、入力されたNFCIDに対応するATMIDを特定する。決定部132は、ATMIDを特定すると、提供情報管理テーブル125を参照し、マーケティング情報IDを特定する。決定部132は、特定したマーケティング情報IDを送信制御部133に出力する。
言い換えると、決定部132は、端末40から取引装置10に対応する識別情報を受信した場合に、取引情報の最新の更新状態に応じて端末40へ送信する情報を決定する。ここで、取引装置10に対応する識別情報は、取引装置10に設置されたNFCタグ20の識別情報、つまりNFCIDである。また、決定部132は、取引装置10の取引状態が、カードまたは通帳の挿入前、取引の処理中、取引の終了後、および、休止中のそれぞれの状態である場合に、それぞれの状態に応じて、端末40へ送信する情報を決定する。また、決定部132は、NFCタグ20が端末40によって読み込まれることで取得された識別情報(NFCID)を、端末40から受信した場合に、取引情報の最新の更新状態に応じて端末40へ送信する情報を決定する。
送信制御部133は、決定部132からマーケティング情報IDが入力されると、コンテンツ管理テーブル122を参照し、マーケティング情報IDに対応するコンテンツ名を取得する。送信制御部133は、コンテンツ記憶部123を参照し、取得したコンテンツ名に対応するコンテンツを取得する。送信制御部133は、通信部110およびネットワークNを介して、NFCIDの送信元の端末40に取得したコンテンツを送信する。すなわち、送信制御部133は、決定した情報を端末40へ送信する。送信制御部133は、端末40にコンテンツを送信すると、当該コンテンツの送信に関するログをログ記憶部126に記憶する。
ここで、図8から図12を用いて、取引装置10の画面と対応する端末40の画面の例について説明する。
図8は、取引装置の画面と対応する端末の画面の一例を示す図である。図8に示す画面60は、取引装置10に表示される画面の一例である。画面60では、例えば、生命保険口座払い者に対して、複数の保険料が口座から引き落とされている場合等に、生命保険の見直しを提案している。このとき、取引装置10を操作中の顧客が、取引装置10に設置されたNFCタグ20を端末40で読み込むと、端末40に画面61が表示される。画面61には、生命保険の見直しについて、問合せ先等の情報が表示されるとともに、例えば、画面61からメールや電話を用いて問合せが可能となっている。
図9は、取引装置の画面と対応する端末の画面の他の一例を示す図である。図9に示す画面62は、取引装置10に表示される画面の一例である。画面62では、例えば、他行カード利用者に対して、自行の口座開設キャンペーンを提案している。このとき、取引装置10を操作中の顧客が、取引装置10に設置されたNFCタグ20を端末40で読み込むと、端末40に画面63が表示される。画面63には、口座開設キャンペーンについて、問合せ先等の情報が表示されるとともに、例えば、画面63からメールや電話を用いて問合せが可能となっている。この場合、画面63から直接口座開設の申込をできるようにしてもよい。
図10は、取引装置の画面と対応する端末の画面の他の一例を示す図である。図10に示す画面64は、取引装置10に表示される画面の一例である。画面64では、例えば、海外発行カードの利用者に対して、英語で観光案内や名産の案内を行っている。このとき、取引装置10を操作中の顧客が、取引装置10に設置されたNFCタグ20を端末40で読み込むと、端末40に画面65が表示される。画面65には、例えば、付近の観光案内や、店舗のクーポン等が表示されるとともに、例えば、画面65からメールや電話を用いて問合せが可能となっている。
図11は、取引装置の画面と対応する端末の画面の他の一例を示す図である。図11に示す画面66は、取引装置10に表示される画面の一例である。画面66では、例えば、季節のキャンペーン情報の案内を行っている。このとき、取引装置10を操作中の顧客が、取引装置10に設置されたNFCタグ20を端末40で読み込むと、端末40に画面67が表示される。画面67には、例えば、投資信託に関するキャンペーンについて、問合せ先等の情報が表示されるとともに、例えば、画面67からメールや電話を用いて問合せが可能となっている。
図12は、取引装置の画面と対応する端末の画面の他の一例を示す図である。図12に示す画面68は、取引装置10に表示される画面の一例である。画面68では、例えば、夜間や休日に取引装置10を利用することでATM手数料がかかる場合に、取引ポイントによるステージアップにより、ATM手数料が無料になることを提案している。なお、取引ポイントによるステージとは、例えば、預金残高や給与振込等に応じてポイントが貯まることで特典が受けられる制度における、ポイント数に応じた特典の段階を表すものである。このとき、取引装置10を操作中の顧客が、取引装置10に設置されたNFCタグ20を端末40で読み込むと、端末40に画面69が表示される。画面69には、例えば、ステージに関する詳細な情報や問合せ先等が表示されるとともに、例えば、画面69からメールや電話を用いて問合せが可能となっている。
続いて、実施例の提供システム1の動作について説明する。まず、取引装置10に顧客がカードや通帳を挿入する前に取引ボタンを押下し、NFCタグ20を端末40で読み込んだ場合の第1情報提供処理について説明する。図13は、実施例の第1情報提供処理の一例を示すシーケンス図である。
取引装置10を利用する顧客の操作によって、取引装置10は、取引種類を受け付ける(ステップS1)。取引装置10は、取引種類を受け付けると、マーケティング情報ラベル「取引種類」に応じたマーケティング情報、および、当該取引装置10のATMIDを提供サーバ100に送信する(ステップS2)。この場合、マーケティング情報には、取引種類(入金、出金、振込等)に応じた取引情報が格納される。
提供サーバ100の取得部131は、取引装置10からマーケティング情報およびATMIDを受信して取得する。取得部131は、マーケティング情報DB121を参照し、マーケティング情報に基づいて、マーケティング情報IDを特定する(ステップS3)。取得部131は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。
決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する(ステップS4)。また、取得部131は、特定したマーケティング情報IDを取引装置10に送信する(ステップS5)。
取引装置10は、提供サーバ100からマーケティング情報IDを受信すると、マーケティング情報IDとコンテンツの画面とが対応付けて記憶された記憶部を参照し、マーケティング情報IDに対応する画面を表示する(ステップS6)。
取引装置10に表示された画面を見た顧客は、取引装置10の画面の誘導に応じて、端末40を取引装置10に設置されたNFCタグ20に近付ける。端末40は、NFCタグ20からNFCIDと、提供サーバ100が提供するWebサービスのURLとを取得する。端末40は、ブラウザを用いて当該URLのWebサービスにアクセスし、提供サーバ100に読み込んだNFCIDを送信する(ステップS7)。
提供サーバ100の取得部131は、端末40からNFCIDを受信して取得する。取得部131は、取得したNFCIDを決定部132に出力する。決定部132は、取得部131からNFCIDが入力されると、NFC管理テーブル124を参照し、入力されたNFCIDに対応するATMIDを特定する(ステップS8)。
決定部132は、ATMIDを特定すると、提供情報管理テーブル125を参照し、マーケティング情報IDを特定する(ステップS9)。決定部132は、特定したマーケティング情報IDを送信制御部133に出力する。
送信制御部133は、決定部132からマーケティング情報IDが入力されると、コンテンツ管理テーブル122を参照し、マーケティング情報IDに対応するコンテンツ名を取得する。送信制御部133は、コンテンツ記憶部123を参照し、取得したコンテンツ名に対応するコンテンツを取得する。送信制御部133は、NFCIDの送信元の端末40に取得したコンテンツを送信する(ステップS10)。
端末40は、提供サーバ100からコンテンツを受信する。端末40は、受信したコンテンツを表示する(ステップS11)。一方、提供サーバ100の送信制御部133は、端末40にコンテンツを送信すると、当該コンテンツの送信に関するログをログ記憶部126に記憶する(ステップS12)。これにより、提供サーバ100は、取引装置10(ATM)の利用状況に応じた情報を端末40に提供できる。例えば、提供サーバ100は、取引種類が振込であれば、振込に関するキャンペーン情報を端末40に提供できる。
次に、顧客が取引装置10にカードや通帳を挿入した後に、NFCタグ20を端末40で読み込んだ場合の第2情報提供処理について説明する。図14は、実施例の第2情報提供処理の一例を示すシーケンス図である。なお、第2情報提供処理において、取引装置10は、提供サーバ100のマーケティング情報DB121と同様のマーケティング情報DBを持っており、マーケティング情報IDを特定可能であるとする。
取引装置10を利用する顧客の操作によって、取引装置10は、カードおよび各種入力を受け付ける(ステップS21)。取引装置10は、受け付けた入力に応じた取引要求電文をホストコンピュータ30に送信する(ステップS22)。取引装置10は、ホストコンピュータ30から取引応答電文、属性情報およびキャンペーン情報を受信する(ステップS23)。
取引装置10は、図示しない撮像装置を用いて顧客の撮像画像を取得し、取得した撮像画像に基づく属性情報を生成する(ステップS24)。なお、生成する属性情報は、例えば、画像解析により年齢、性別等を判定した情報である。取引装置10は、図示しないマーケティング情報DBを参照し、取引応答電文、各属性情報およびATM状態に基づいて、マーケティング情報IDを特定する(ステップS25)。取引装置10は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを提供サーバ100に送信する(ステップS26)。また、取引装置10は、特定したマーケティング情報IDに対応する画面を表示する(ステップS27)。
提供サーバ100の取得部131は、取引装置10からマーケティング情報IDおよびATMIDを受信して取得する。取得部131は、取得したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する(ステップS28)。
取引装置10に表示された画面を見た顧客は、取引装置10の画面の誘導に応じて、端末40を取引装置10に設置されたNFCタグ20に近付ける。端末40は、NFCタグ20からNFCIDと、提供サーバ100が提供するWebサービスのURLとを取得する。端末40は、ブラウザを用いて当該URLのWebサービスにアクセスし、提供サーバ100に読み込んだNFCIDを送信する(ステップS29)。
提供サーバ100の取得部131は、端末40からNFCIDを受信して取得する。取得部131は、取得したNFCIDを決定部132に出力する。決定部132は、取得部131からNFCIDが入力されると、NFC管理テーブル124を参照し、入力されたNFCIDに対応するATMIDを特定する(ステップS30)。
決定部132は、ATMIDを特定すると、提供情報管理テーブル125を参照し、マーケティング情報IDを特定する(ステップS31)。決定部132は、特定したマーケティング情報IDを送信制御部133に出力する。
送信制御部133は、決定部132からマーケティング情報IDが入力されると、コンテンツ管理テーブル122を参照し、マーケティング情報IDに対応するコンテンツ名を取得する。送信制御部133は、コンテンツ記憶部123を参照し、取得したコンテンツ名に対応するコンテンツを取得する。送信制御部133は、NFCIDの送信元の端末40に取得したコンテンツを送信する(ステップS32)。
端末40は、提供サーバ100からコンテンツを受信する。端末40は、受信したコンテンツを表示する(ステップS33)。一方、提供サーバ100の送信制御部133は、端末40にコンテンツを送信すると、当該コンテンツの送信に関するログをログ記憶部126に記憶する(ステップS34)。
その後、取引装置10は、カード、通帳および現金等の媒体を放出して取引を終了する(ステップS35)。取引装置10は、取引を終了すると、マーケティング情報ラベル「初期値」に応じたマーケティング情報、および、当該取引装置10のATMIDを提供サーバ100に送信する(ステップS36)。この場合、マーケティング情報には、初期値が格納される。
提供サーバ100の取得部131は、取引装置10からマーケティング情報およびATMIDを受信して取得する。取得部131は、マーケティング情報DB121を参照し、マーケティング情報に基づいて、マーケティング情報IDを特定する(ステップS37)。取得部131は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。
決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する(ステップS38)。決定部132は、この場合、例えばマーケティング情報ラベル「初期値」に対応するマーケティング情報IDおよびATMIDに関するログをログ記憶部126に記憶する(ステップS39)。これにより、提供サーバ100は、取引装置10(ATM)の利用状況に応じた情報を端末40に提供できる。例えば、提供サーバ100は、生命保険の見直しに関するキャンペーン情報を端末40に提供できる。
次に、顧客が取引装置10にカードや通帳を挿入した後に、NFCタグ20を端末40で読み込んだ場合の第3情報提供処理について説明する。図15は、実施例の第3情報提供処理の一例を示すシーケンス図である。なお、第3情報提供処理において、マーケティング情報IDの特定は、提供サーバ100で行うものとする。
取引装置10を利用する顧客の操作によって、取引装置10は、カードおよび各種入力を受け付ける(ステップS41)。取引装置10は、受け付けた入力に応じた取引要求電文をホストコンピュータ30に送信する(ステップS42)。取引装置10は、ホストコンピュータ30から取引応答電文、属性情報およびキャンペーン情報を受信する(ステップS43)。
取引装置10は、取引応答電文、属性情報およびATM状態に基づいて、マーケティング情報を生成する(ステップS44)。取引装置10は、生成したマーケティング情報およびATMIDを提供サーバ100に送信する(ステップS45)。
提供サーバ100の取得部131は、取引装置10からマーケティング情報およびATMIDを受信して取得する。取得部131は、マーケティング情報DB121を参照し、マーケティング情報に基づいて、マーケティング情報IDを特定する(ステップS46)。取得部131は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。
決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する(ステップS47)。また、取得部131は、特定したマーケティング情報IDを取引装置10に送信する(ステップS48)。
取引装置10は、提供サーバ100からマーケティング情報IDを受信すると、マーケティング情報IDとコンテンツの画面とが対応付けて記憶された記憶部を参照し、マーケティング情報IDに対応する画面を表示する(ステップS49)。
その後、取引装置10に表示された画面を見た顧客が、端末40を取引装置10に設置されたNFCタグ20に近付ける以降のステップS50~S60までの処理は、図14に示す第2情報提供処理のステップS29~S39と同様であるので、その説明を省略する。第3情報提供処理では、第2情報提供処理と同様に、取引装置10(ATM)の利用状況に応じた情報を端末40に提供できる。
次に、取引装置10が開局または休止状態である場合の第4情報提供処理について説明する。図16は、実施例の第4情報提供処理の一例を示すシーケンス図である。
取引装置10は、ホストコンピュータ30からの指示や支店の行員の操作等によって、開局または休止状態となる(ステップS71)。取引装置10は、マーケティング情報ラベル「初期値」または「休止案内」に応じたマーケティング情報、および、当該取引装置10のATMIDを提供サーバ100に送信する(ステップS72)。この場合、マーケティング情報には、初期値またはATM状態が格納される。
提供サーバ100の取得部131は、取引装置10からマーケティング情報およびATMIDを受信して取得する。取得部131は、マーケティング情報DB121を参照し、マーケティング情報に基づいて、マーケティング情報IDを特定する(ステップS73)。取得部131は、特定したマーケティング情報IDおよびATMIDを決定部132に出力する。
決定部132は、取得部131からマーケティング情報IDおよびATMIDが入力されると、ATMIDにマーケティング情報IDを対応付けて、提供情報管理テーブル125に記憶する(ステップS74)。
このとき、取引装置10には、開局であれば待機中を表す画面が表示され、休止状態であれば休止中を表す画面が表示されている。この状態において、顧客が端末40を取引装置10に設置されたNFCタグ20に近付けるとする。端末40は、NFCタグ20からNFCIDと、提供サーバ100が提供するWebサービスのURLとを取得する。端末40は、ブラウザを用いて当該URLのWebサービスにアクセスし、提供サーバ100に読み込んだNFCIDを送信する(ステップS75)。
その後、提供サーバ100の取得部131が、端末40からNFCIDを受信して取得する以降のステップS76~S80までの処理は、図13に示す第1情報提供処理のステップS8~S12と同様であるので、その説明を省略する。第4情報提供処理では、取引装置10(ATM)の利用状況に応じた情報を端末40に提供できる。例えば、提供サーバ100は、取引装置10が開局の状態であれば、季節に応じたキャンペーン情報を端末40に提供できる。また、例えば、提供サーバ100は、取引装置10が休止状態であれば、近隣の稼働中の取引装置10が設置された店舗やコンビニ等の場所を端末40に提供できる。
このように、提供サーバ100は、取引装置10から取引装置10での取引状態に応じて更新される取引情報を取得する。また、提供サーバ100は、端末40から取引装置10に対応する識別情報を受信した場合に、取引情報の最新の更新状態に応じて端末40へ送信する情報を決定する。また、提供サーバ100は、決定した情報を端末40へ送信する。その結果、提供サーバ100は、取引装置10(ATM)の利用状況に応じた情報を端末40に提供できる。すなわち、提供サーバ100は、顧客がNFCタグ20を読み込んだタイミングに応じたコンテンツを端末40に提供することができる。
また、提供サーバ100は、取引装置10の取引状態が、カードまたは通帳の挿入前、取引の処理中、取引の終了後、および、休止中のそれぞれの状態である場合に、それぞれの状態に応じて、端末40へ送信する情報を決定する。その結果、提供サーバ100は、取引装置10における処理状況に応じた情報を端末40に提供できる。
また、取引情報は、取引装置10が受信した取引電文、取引装置が受け付けたカードまたは通帳の情報、および、取引装置10で撮像された画像に基づく顧客の属性情報のうち、1つまたは複数の情報を含む。その結果、提供サーバ100は、取引装置10における処理状況や顧客の属性に応じた情報を端末40に提供できる。
また、取引電文を銀行のホストコンピュータ30から受信して、顧客に関する情報がホストコンピュータ30に保存されている場合には、取引電文が該顧客の属性情報と、該属性情報に応じたキャンペーン情報とを含み、顧客に関する情報がホストコンピュータ30に保存されていない場合には、取引電文が他行向けのキャンペーン情報を含む。その結果、提供サーバ100は、自行の顧客と他行の顧客とを区別して、各種情報を端末40に提供できる。
また、取引装置10に対応する識別情報は、取引装置10に設置されたNFCタグ20の識別情報である。提供サーバ100は、NFCタグ20が端末40によって読み込まれることで取得された識別情報を、端末40から受信した場合に、取引情報の最新の更新状態に応じて端末40へ送信する情報を決定する。その結果、提供サーバ100は、取引装置10の改修を最小限に抑えた上で、取引装置10の画面と端末40の画面とを連携することができる。
なお、上記実施例では、第1~第4情報提供処理をそれぞれ単独で行う場合を説明したが、これに限定されない。例えば、第1情報提供処理と第2情報提供処理とを連続で行うようにしてもよい。この場合、端末40に表示される画面では、端末40がNFCタグ20にタッチした回数に応じて、ブラウザのタブを開いて対応するWebページを表示するようにしてもよい。
また、上記実施例では、提供する情報として、生命保険の見直し、口座開設キャンペーン、英語による観光案内、季節のキャンペーン情報、および、取引ポイントによるステージについて挙げたが、これに限定されない。例えば、ホストコンピュータ30の属性情報に基づいて、子供が入学時期であれば、教育ローンの相談について窓口へ誘導する情報を提供できる。同様に、例えば、郵便が不達であれば、住所変更について窓口へ誘導する情報を提供できる。また、例えば、長年に渡り給与振込口座としていれば、資産運用について窓口へ誘導する情報を提供できる。その他にも、取引装置10の取引情報等に基づいて、預金残高に応じて投資信託や債権、株式等の販売促進に繋がる情報を提供してもよい。
また、上記実施例では、取引装置10として金融機関のATMを一例として説明したが、これに限定されない。例えば、POS(Point Of Sales)レジ、セルフレジ、券売機、自動販売機、キヨスク端末等の取引が可能な各種端末に、上述の各情報提供処理を適用してもよい。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、提供サーバ100の決定部132と送信制御部133とを統合してもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものでなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の各実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図17は、情報処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図17に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201~208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図2に示した取得部131、決定部132および送信制御部133の各処理部と同様の機能を有する情報処理プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、マーケティング情報DB121、コンテンツ管理テーブル122、コンテンツ記憶部123が記憶される。また、ハードディスク装置208には、NFC管理テーブル124、提供情報管理テーブル125、ログ記憶部126、および、情報処理プログラムを実現するための各種データが記憶される。
入力装置202は、例えば、コンピュータ200の管理者から操作情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200の管理者に対して出力画面等の各種画面を表示する。インタフェース装置205は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば、図2に示した通信部110と同様の機能を有しネットワークNおよび中継サーバ50と接続され、それぞれ端末40や取引装置10と各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図2に示した取得部131、決定部132および送信制御部133として機能させることができる。
なお、上記の情報処理プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD-ROMやDVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの情報処理プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから情報処理プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。