JP7062941B2 - シスターン及び温水暖房装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シスターン及び温水暖房装置に関する。
従来から、特許文献1(特許第4137878号公報)に記載のシスターン、特許文献2(特許第4188945号公報)に記載のシスターン及び特許文献3(特開2016-38156号公報)に記載のシスターンが知られている。
特許文献1及び特許文献2に記載のシスターンにおいて、筐体は、上壁を有している。上壁には、上壁を厚さ方向に貫通する補水口が設けられている。特許文献1及び特許文献2に記載のシスターンは、水位電極を含む水位センサを有している。
特許文献3に記載のシスターンにおいて、筐体は、上壁と、側壁とを有している。上壁には、上壁を厚さ方向に貫通する電極孔が設けられている。側壁には、側壁を厚さ方向に貫通する補水口が設けられている。特許文献3に記載のシスターンは、水位電極を含む水位センサを有している。水位電極は、電極孔に挿通されている。
特許第4137878号公報 特許第4188945号公報 特開2016-38156号公報
特許文献1に記載のシスターン、特許文献2に記載のシスターン及び特許文献3に記載のシスターンにおいて、水位センサは、筐体内に貯留された湯水と水位電極との接触を検知することにより、筐体内に貯留された湯水の水位を検知する。
特許文献1に記載のシスターン及び特許文献2のシスターンにおいては、補水口が筐体の上壁に設けられているため、筐体を薄型化することが難しい場合がある。
特許文献3に記載のシスターンにおいては、電極孔が筐体の上壁に設けられている一方で、補水口は筐体の側壁に設けられている。そのため、補水口から筐体内部に供給される湯水の方向と上面との方向が平行に近くなっている。その結果、補水口から筐体内部に供給される湯水は、上壁をつたって水位電極に達しやすい。補水口から筐体内部に供給された湯水が上壁をつたって水位電極と接触した場合、水位センサは、筐体内に貯留された湯水の水位が低いにもかかわらず、筐体内に貯留された湯水の水位が上昇したものと誤検知してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、筐体内に貯留される湯水の水位の誤検知を抑制することができるシスターン及び温水暖房装置を提供する。
本発明の一態様に係るシスターンは、筐体と、電極を有する水位センサとを備える。筐体は、傾斜壁部を含む上壁と、側壁とを有する。上壁には、上壁を厚さ方向に貫通し、かつ、電極が挿通される電極孔が設けられる。側壁には、側壁を厚さ方向に貫通する補水口が設けられる。傾斜壁部は、補水口と対向し、補水口の中心軸に沿う第1方向において電極孔よりも補水口に近い位置に配置され、かつ、補水口から離れるにしたがって下方に向かうように傾斜する。
本発明の一態様に係るシスターンにおいては、補水口から筐体の内部に供給される湯水は、上壁をつたって電極に達する前に傾斜壁部と接触することにより、その勢いが減殺される。その結果、補水口から筐体の内部に供給された湯水は、上壁をつたって電極に達しにくい。そのため、本発明の一態様に係るシスターンにおいては、筐体内に貯留される湯水の水位の誤検知を抑制することができる。
上記のシスターンにおいて、電極孔は、平面視において、補水口の中心軸を通る直線から離間して配置されていてもよい。この場合には、補水口から筐体の内部に供給された湯水は、電極にさらに達しにくくなる。
上記のシスターンにおいて、傾斜壁部は、電極孔が設けられた上壁の部分よりも上方に配置されていてもよい。
上記のシスターンにおいて、筐体は、上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において第1方向と交差するように延在する第1垂下壁をさらに有していてもよい。第1垂下壁は、第1方向において、電極孔と傾斜壁部との間に配置されていてもよい。
この場合には、傾斜壁部と接触して勢いが減殺された湯水は、上壁をつたって電極に達する前に第1垂下壁とさらに接触することにより、勢いがさらに減殺される。そのため、この場合、補水口から筐体の内部に供給された湯水は、電極にさらに達しにくくなる。
上記のシスターンにおいて、第1垂下壁は、平面視において、第1方向と直交する第2方向に沿って延在していてもよい。この場合には、補水口から筐体1の内部に供給される湯水の流れの方向と第1垂下壁の延在方向とが直交するため、この湯水の勢いが特に強く減殺される。そのため、この場合には、補水口から筐体の内部に供給された湯水は、電極にさらに達しにくくなる。
上記のシスターンにおいて、第1垂下壁は、平面視において、第1端と、第1端の反対側の端である第2端とを含んでいてもよい。平面視において、第1方向における第1端と電極孔との距離は、第1方向における第2端と前記電極孔との距離よりも小さく、第2方向における第1端と電極孔との距離は、第2方向における第2端と電極孔との距離よりも大きくてもよい。
この場合には、第1垂下壁に接触した湯水は、第1垂下壁により電極孔から遠ざかるように案内されるため、電極にさらに達しにくくなる。
上記のシスターンにおいて、第1垂下壁は、上壁と一体に形成されていてもよい。この場合、第1垂下壁は、補水口から筐体の内部に供給される湯水の勢いを減殺するための部材としてのみならず、上壁を補強するための補強リブとしても機能する。
上記のシスターンにおいて、筐体は、上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において第1垂下壁と平行に延在する複数の第2垂下壁と、上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において第1垂下壁と交差するように延在する複数の第3垂下壁とをさらに有していてもよい。第2垂下壁及び第3垂下壁は、上壁と一体に形成されていてもよい。この場合には、第2垂下壁及び第3垂下壁により、上壁をさらに補強することができる。
本発明の一態様に係る温水暖房装置は、上記のシスターンを備える。本発明の一態様に係る温水暖房装置によると、シスターンの筐体内に貯留される湯水の水位の誤検知を抑制することができる。
本発明の一態様に係るシスターン及び温水暖房装置によると、シスターンの筐体内に貯留される湯水の水位の誤検知を抑制することができる。
実施形態1に係るシスターンにおける筐体1の上面図である。 実施形態1に係るシスターンにおける筐体1の底面図である。 実施形態1に係るシスターンにおける筐体1の側面図である。 図1のIV-IVにおける断面図である。 図1のV-Vにおける断面図である。 実施形態1に係るシスターンにおける蓋部1dの底面図である。 実施形態1に係るシスターンの効果を説明するための模式図である。 実施形態2に係るシスターンにおける蓋部1dの底面図である。 実施形態2に係るシスターンの効果を説明するための模式図である。 実施形態3に係る温水暖房装置の構成を示す模式図である。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
(実施形態1)
以下に、実施形態1に係るシスターンの構成を、図1~図6を参照して説明する。
図1~図3に示されるように、実施形態1に係るシスターンは、筐体1と、水位センサ2とを有している。筐体1は、上壁11と、側壁12と、底壁13とを有している。筐体1は、例えば樹脂材料により形成されている。好ましくは、筐体1の高さは、筐体1の幅W1及び幅W2よりも小さい。なお、幅W1は、後述する第2方向DR2に沿う方向における筐体1の幅であり、幅W2は、後述する第1方向DR1に沿う方向における筐体1の幅である。
筐体1は、例えば、平面視において、第1部分1aと、第2部分1bと、第3部分1cとを有している。以下において、平面視とは、上壁11に直交する方向から筐体1をみる場合をいう。第2部分1b及び第3部分1cは、第1部分1aから突出している部分である。このことを別の観点からいえば、筐体1は、平面視において、コの字形の形状を有している。但し、平面視における筐体1の形状は、これに限られるものではない。例えば、筐体1は、平面視において、矩形形状を有していてもよい。
図2に示されるように、底壁13には、配管接続口13aと、配管接続口13bと、配管接続口13cとが設けられている。好ましくは、配管接続口13a及び配管接続口13bは、第1部分1aに位置する底壁13に設けられている。好ましくは、配管接続口13cは、第3部分1cに位置する底壁13に設けられている。配管接続口13a、配管接続口13b及び配管接続口13cは、筐体1の内部と連通している。
上壁11には、電極孔11aと、電極孔11bとが設けられている。好ましくは、電極孔11a及び電極孔11bは、第1部分1aに位置する上壁11に設けられている。図4に示されるように、電極孔11a及び電極孔11bは、上壁11を厚さ方向に貫通している。上壁11は、傾斜壁部11cを有している。
水位センサ2は、電極21と、電極22とを有している。水位センサ2は、電極21及び電極22と筐体1内に貯留されている湯水との接触を検知することにより、筐体1内に貯留されている湯水の水位を検知する。より具体的には、水位センサ2は、電極21及び電極22と筐体1内に貯留されている湯水とが接触した際に流れる電流を検知することにより、筐体1内に貯留されている湯水の水位を検知する。
電極21及び電極22は、電極孔11a及び電極孔11bにそれぞれ挿通されている。電極21の長さと電極22の長さとは、互いに異なっている。より具体的には、電極21は、電極22よりも長い。これにより、水位センサ2は、筐体1内に貯留されている湯水の複数の水位を検知することができる。例えば、電極21により検知される水位よりも筐体1内に貯留されている湯水の水位が低い場合、補水口12aから筐体1の内部に湯水が供給され、電極22により検知される水位よりも筐体1内に貯留されている湯水の水位が高い場合、補水口12aから筐体1の内部への湯水の供給が停止される。
図5に示されるように、側壁12には、補水口12aが設けられている。好ましくは、補水口12aは、第2部分1bに位置する側壁12に設けられている。補水口12aは、側壁12を厚さ方向に貫通している。補水口12aからは、筐体1の内部に対して、湯水が供給される。以下においては、補水口12aの中心軸に沿う方向を、第1方向DR1という。
補水口12aの中心軸を通る直線を、直線Lとする。平面視において、電極孔11a及び電極孔11bは、直線Lから離間した位置に配置されている。
傾斜壁部11cは、補水口12aに対向している。傾斜壁部11cは、第2部分1bに位置していることが好ましい。傾斜壁部11cは、第1方向DR1において、補水口12aが設けられている側壁12の部分から離間している。傾斜壁部11cは、補水口12aから離れるにしたがって、下方に向かうように傾斜している。傾斜壁部11cは、好ましくは、電極孔11a及び電極孔11bが設けられている上壁11の部分よりも上方に位置している。なお、以下において、上方とは底壁13から上壁11に向かう方向をいい、下方とは上壁11から底壁13に向かう方向をいう。
傾斜壁部11cは、水平方向と角度θをなしている。角度θは、0°を超えて90°未満である。角度θは、30°以上50°以下であることが好ましい。角度θは、35°以上45°以下であることが特に好ましい。
図1に示されるように、傾斜壁部11cは、第1方向DR1において、電極孔11a及び電極孔11bよりも補水口12aに近い位置に配置されている。このことを別の観点からいえば、傾斜壁部11cは、補水口12aから電極孔11a及び電極孔11bが設けられている上壁11の部分に至るまでの湯水の経路上に配置されている。
図5に示されるように、筐体1は、好ましくは、第1垂下壁14をさらに有している。第1垂下壁14は、上壁11から下方に向かって延在している。図6に示されるように、第1垂下壁14は、平面視において、第1方向DR1に交差するように延在している。好ましくは、第1垂下壁14は、平面視において、第1方向DR1に直交する方向に延在している。以下においては、第1方向DR1に直交する方向を、第2方向DR2という。第1垂下壁14は、板状の形状を有している。第1垂下壁14は、好ましくは、上壁11と一体に形成されている。
筐体1は、複数の第2垂下壁15をさらに有していてもよい。第2垂下壁15は、上壁11から下方に向かって延在している。第2垂下壁15は、平面視において、第1垂下壁14と平行に延在している。第2垂下壁15は、板状の形状を有している。第2垂下壁15の各々は、間隔を置いて配置されている。第2垂下壁15は、上壁11と一体に形成されていることが好ましい。
筐体1は、複数の第3垂下壁16をさらに有していてもよい。第3垂下壁16は、上壁11から下方に向かって延在している。第3垂下壁16は、平面視において、第1垂下壁14と交差する方向に延在している。第3垂下壁16の各々は、平行に延在していることが好ましい。第3垂下壁16は、板状の形状を有している。第3垂下壁16の各々は、間隔を置いて配置されている。第3垂下壁16は、上壁11と一体に形成されていることが好ましい。
筐体1は、例えば、蓋部1dと、本体部1eとにより構成されている。蓋部1dは、上壁11と、上壁11側に位置する側壁12の部分により構成されている。好ましくは、補水口12aは、蓋部1dを構成している側壁12に設けられている。本体部1eは、蓋部1dを除いた筐体1の残部により構成されている。蓋部1dと本体部1eとは、例えば熱板溶着により、互いに接合されている。
図4に示されるように、蓋部1dは、高さH1を有している。第1垂下壁14、第2垂下壁15及び第3垂下壁16は、高さH2を有している。高さH2は、蓋部1dと本体部1eとを熱板溶着により接合する際に第1垂下壁14、第2垂下壁15及び第3垂下壁16の端部が溶融してしまうことを避けるために、高さH1よりも低いことが好ましい。高さH2は、例えば3.3mm以上であることが好ましい。
以下に、実施形態1に係るシスターンの効果を説明する。
図7に示されるように、補水口12aからは、筐体1の内部に湯水が供給される(この湯水の流れは、図7中において、実線矢印で示されている)。傾斜壁部11cは、第1方向DR1において補水口12aと対向しているとともに、第1方向DR1において電極孔11a及び電極孔11bよりも補水口12aに近い位置にある。そのため、この湯水は、上壁11をつたって電極孔11a及び電極孔11bに達する前に傾斜壁部11cに衝突することにより、勢いが減殺される。
補水口12aから供給された湯水が上壁11をつたって電極21及び電極22に達してしまうと、この湯水が水位センサ2の誤検知を引き起こしてしまうおそれがある。この湯水の勢いが減殺されるほど、この湯水は、上壁11をつたって電極21及び電極22が配置されている部分まで達しにくくなる。したがって、実施形態1に係るシスターンによると、筐体1内に貯留されている湯水の水位の誤検知を抑制することができる。
補水口12aから供給された湯水は、主として直線Lに沿う方向(すなわち、第1方向DR1)に流れる。実施形態1に係るシスターンにおいて、電極孔11a及び電極孔11bが、平面視において直線Lから離間して配置されている場合には、電極孔11a及び電極孔11bが、補水口12aから供給された湯水の主たる流れから離れていることになるため、補水口12aから供給された湯水は、上壁11をつたって電極21及び電極22が配置されている部分まで達しにくくなる。したがって、この場合には、筐体1内に貯留されている湯水の水位の誤検知をさらに抑制することができる。
実施形態1に係るシスターンにおいて、第1垂下壁14が設けられている場合、補水口12aから供給された湯水は、傾斜壁部11cとの接触により勢いが減殺された後に、第1垂下壁14と接触する。その結果、この湯水の勢いは、さらに減殺されることになる。したがって、この場合には、筐体1内に貯留されている湯水の水位の誤検知をさらに抑制することができる。
実施形態1に係るシスターンにおいて、第1垂下壁14が平面視において第2方向DR2に沿って延在している場合、補水口12aから供給された湯水の流れの方向と第1垂下壁14の延在方向とが直交しているため、この湯水の勢いが特に強く減殺される。したがって、この場合には、筐体1内に貯留されている湯水の水位の誤検知をさらに抑制することができる。
実施形態に係るシスターンにおいて、第1垂下壁14が上壁11と一体に形成されている場合、第1垂下壁14は、補水口12aから供給された湯水の勢いを減殺するための部材としてのみならず、上壁11を補強するための補強リブとしても機能する。
実施形態に係るシスターンにおいて、第2垂下壁15及び第3垂下壁16がさらに設けられている場合、上記の補強リブとしての機能がさらに強化される。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係るシスターンの構成を、図8を参照して説明する。なお、以下においては、実施形態1に係るシスターンの構成と異なる点を主に説明し、重複する説明は繰り返さない。
実施形態2に係るシスターンは、筐体1と、水位センサ2とを有している。筐体1は、上壁11と、側壁12と、底壁13とを有している。筐体1は、第1垂下壁14と、第2垂下壁15と、第3垂下壁16とをさらに有している。上壁11には、電極孔11a及び電極孔11bが設けられている。上壁11は、傾斜壁部11cを有している。側壁12には、補水口12aが設けられている。これらの点に関して、実施形態2に係るシスターンの構成は、実施形態1に係るシスターンの構成と共通している。
しかしながら、実施形態2に係るシスターンの構成は、第1垂下壁14の構成の詳細に関して、実施形態1に係るシスターンの構成と相違している。以下においては、この点を詳述する。
図8に示すように、第1垂下壁14は、第1端14aと、第1端14aの反対側の端である第2端14bとを有している。第1端14a及び第2端14bは、平面視における第1垂下壁14の端である。第1垂下壁14は、平面視において、第1端14aから第2端14bに向かって延在している。
平面視において、第1端14aと電極孔11a及び電極孔11bとの第1方向DR1における距離は、第2端14bと電極孔11a及び電極孔11bとの第1方向DR1における距離よりも小さい。平面視において、第1端14aと電極孔11a及び電極孔11bとの第2方向DR2における距離は、第2端14bと電極孔11a及び電極孔11bとの第2方向DR2における距離よりも大きい。
以下に、実施形態2に係るシスターンの効果を説明する。なお、以下においては、実施形態1に係るシスターンの効果と異なる点を主に説明し、重複する説明は繰り返さない。
図9に示すように、補水口12aから筐体1の内部に供給された湯水は、傾斜壁部11cに衝突した後に、第1垂下壁14とさらに衝突する(なお、図9中において、この湯水の流れは、実線矢印で示されている)。
上記のとおり、実施形態2に係るシスターンにおいては、平面視において、第1端14aと電極孔11a及び電極孔11bとの第1方向DR1における距離が第2端14bと電極孔11a及び電極孔11bとの第1方向DR1における距離よりも小さくなっているとともに、第1端14aと電極孔11a及び電極孔11bとの第2方向DR2における距離が第2端14bと電極孔11a及び電極孔11bとの第2方向DR2における距離よりも大きくなっている。
第1垂下壁14に衝突した湯水は、第1垂下壁14の延在方向に沿って移動しやすい。すなわち、第1垂下壁14に衝突した湯水は、第1垂下壁14に沿って電極孔11a及び電極孔11bから離れていく方向に案内されるため、上壁11をつたって電極21及び電極22が配置されている部分まで達しにくくなる。したがって、実施形態2に係るシスターンによると、筐体1内に貯留されている湯水の水位の誤検知をさらに抑制することができる。
(実施形態3)
以下に、実施形態3に係る温水暖房装置の構成を、図10を参照して説明する。
図10に示すように、実施形態3に係る温水暖房装置は、シスターン31と、一次熱交換器32a及び二次熱交換器32bと、バーナ32cと、配管33a、配管33b、配管33c、配管33d、配管33e、配管33f及び配管33gと、熱動弁34と、ポンプ35とを有している。なお、シスターン31は、上記の実施形態1に係るシスターン又は実施形態2に係るシスターンである。
配管33aの一方端は、シスターン31に接続されている。具体的には、配管33aの一方端は、シスターン31の補水口12aに接続されている。配管33aの他方端は、上水道に接続されている。配管33bの一方端は、シスターン31に接続されている。具体的には、配管33bの一方端は、シスターン31の配管接続口13aに接続されている。配管33bの他方端は、配管33cの一方端と配管33dの一方端とが接続している部分に接続されている。配管33cの他方端は、一次熱交換器32aに接続されている。配管33dの他方端は、低温暖房端末36bに接続されている。
配管33eは、一方端において一次熱交換器32aに接続され、他方端において高温暖房端末36aに接続されている。配管33fは、一方端において分岐しており、分岐している一方は、高温暖房端末36aに接続され、分岐している他方は、低温暖房端末36bに接続されている。配管33fの他方端は、二次熱交換器32bに接続されている。配管33gの一方端は、二次熱交換器32bに接続されている。配管33gの他方端は、シスターン31に接続されている。具体的には、配管33gの他方端は、シスターン31の配管接続口13bに接続されている。
バーナ32cは、一次熱交換器32aの近傍に配置されている。熱動弁34は、配管33dの経路上に配置されている。ポンプ35は、配管33bの経路上に配置されている。なお、図示していないが、シスターン31の配管接続口13cには、配管33hが接続されている。
以下に、実施形態3に係る温水暖房装置の動作を説明する。
シスターン31の筐体1内に貯留されている湯水は、ポンプ35により、配管33b及び配管33cを介して、一次熱交換器32aに供給される。一次熱交換器32aに供給された湯水は、バーナ32cから発せられる燃焼ガスとの間で熱交換を行い、温度が上昇する。一次熱交換器32aを通過した湯水は、配管33eを介して、高温暖房端末36aに供給される。
高温暖房端末36aに供給された湯水は、暖房動作を行うことにより温度が低下する。高温暖房端末36aを通過した湯水は、配管33fを介して、二次熱交換器32bに供給される。二次熱交換器32bに供給された湯水は、一次熱交換器32aとの間で熱交換を行った燃焼ガスの余熱との間で熱交換が行われ、温度が再び上昇する。二次熱交換器32bを通過した湯水は、配管33gを介して、シスターン31の筐体1内に戻る。
シスターン31の筐体1内に貯留されている湯水は、ポンプ35により、配管33b、配管33d及び熱動弁34を介して、低温暖房端末36bに供給される。低温暖房端末36bに供給された湯水は、暖房動作を行うことにより温度が低下する。低温暖房端末36bを通過した湯水は、配管33f、二次熱交換器32b及び配管33gを介して、シスターン31の筐体1内に戻る。
シスターン31の水位センサ2は、電極21及び電極22と筐体1内に貯留されている湯水との水面との接触を検知することにより、筐体1内に貯留されている湯水の水位を検知する。電極22よりも長い電極21が筐体1内に貯留されている湯水と接触していない場合、配管33aを介してシスターン31の筐体1内に湯水が供給される。なお、筐体1内に貯留されている湯水が筐体1内においてオーバーフローする場合、その湯水は、シスターン31の配管接続口13c及び配管33hを介して外部に排出される。
なお、配管33aを介してシスターン31の筐体1内に供給される湯水の水圧は、例えば350kPa程度と相対的に高い。上記のとおり、その湯水は傾斜壁部11cと接触することにより勢いが減殺されるため、上壁11をつたって電極21及び電極22に達し難い。そのため、配管33aを介してシスターン31の筐体1内に相対的に高い水圧で湯水を供給したとしても、水位センサ2の誤検知は生じがたい。
配管33aを介して筐体1内に湯水が供給されることにより貯留されている湯水の水位が上昇すると、筐体1内に貯留されている湯水の水面と電極22とが接触する。筐体1内に貯留されている湯水の水面と電極22との接触が検知されると、配管33aを介した筐体1内への湯水の供給は、停止される。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記の実施形態は、シスターン及びシスターンを用いた温水暖房装置に特に有利に適用される。
1 筐体、1a 第1部分、1b 第2部分、1c 第3部分、1d 蓋部、1e 本体部、11 上壁、11a 電極孔、11b 電極孔、11c 傾斜壁部、12 側壁、12a 補水口、13 底壁、13a,13b 配管接続口、14 第1垂下壁、14a 第1端、14b 第2端、15 第2垂下壁、16 第3垂下壁、2 水位センサ、21,22 電極、31 シスターン、32a 一次熱交換器、32b 二次熱交換器、32c バーナ、33a,33b,33c,33d,33e,33f,33g,33h 配管、34 熱動弁、35 ポンプ、36a 高温暖房端末、36b 低温暖房端末、DR1 第1方向、DR2 第2方向、H1,H2 高さ、L 直線、W1,W2 幅、θ 角度。

Claims (9)

  1. 傾斜壁部を含む上壁と、側壁とを有する筐体と、
    電極を有する水位センサとを備え、
    前記上壁には、前記上壁を厚さ方向に貫通し、かつ、前記電極が挿通される電極孔が設けられ、
    前記側壁には、前記側壁を厚さ方向に貫通する補水口が設けられ、
    前記傾斜壁部は、前記補水口と対向し、前記補水口の中心軸に沿う第1方向において前記電極孔よりも前記補水口に近い位置に配置され、かつ、前記補水口から離れるにしたがって下方に向かうように傾斜する、シスターン。
  2. 前記電極孔は、平面視において、前記補水口の中心軸を通る直線から離間して配置される、請求項1に記載のシスターン。
  3. 前記傾斜壁部は、前記電極孔が設けられた前記上壁の部分よりも上方に配置される、請求項1又は請求項2に記載のシスターン。
  4. 前記筐体は、前記上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において前記第1方向と交差すように延在する第1垂下壁をさらに有し、
    前記第1垂下壁は、前記第1方向において、前記電極孔と前記傾斜壁部との間に配置される、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のシスターン。
  5. 前記第1垂下壁は、平面視において、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延在する、請求項4に記載のシスターン。
  6. 前記第1垂下壁は、平面視において、第1端と、前記第1端の反対側の端である第2端とを含み、
    平面視において、前記第1方向における前記第1端と前記電極孔との距離は、前記第1方向における前記第2端と前記電極孔との距離よりも小さく、
    平面視において、前記第1方向と直交する第2方向における前記第1端と前記電極孔との距離は、前記第2方向における前記第2端と前記電極孔との距離よりも大きい、請求項4に記載のシスターン。
  7. 前記第1垂下壁は、前記上壁と一体に形成される、請求項4~請求項6のいずれか1項に記載のシスターン。
  8. 前記筐体は、前記上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において前記第1垂下壁と平行に延在する複数の第2垂下壁と、前記上壁から下方に向かって延在するとともに、平面視において前記第1垂下壁と交差するように延在する複数の第3垂下壁とをさらに有し、
    前記第2垂下壁及び前記第3垂下壁は、前記上壁と一体に形成される、請求項7に記載のシスターン。
  9. 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の前記シスターンを備える、温水暖房装置。
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