JP7087660B2 - 発泡体 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は以下の構成を採用する。
本実施形態の発泡体は、水との接触角が30度未満である親水性セルロース繊維と、水との接触角が30度以上である疎水性セルロース繊維と、ポリプロピレンとからなる。本実施形態の発泡体は、発泡剤として水を用いて製造されたものである。発泡体は、親水性セルロース繊維と疎水性セルロース繊維とポリプロピレンとを含む組成物からなる骨格と、その骨格の間に形成された気孔とを有する多孔質体である。なお、セルロース繊維の水との接触角は、下記の方法により測定した値である。
試料のセルロース繊維50mgと蒸留水50mlとを、ホモジナイザーを用いて撹拌し、得られた懸濁液を直径25mmのメンブレンフィルターでろ過して、セルロース繊維シートを得る。得られたセルロース繊維シートを室温で乾燥した後、真空プレス装置にセットし、150℃、大気圧下で1分間真空脱気を行った後、同温度にて10MPaのプレス圧で4分間真空プレスを行う。次いで、真空プレス後のセルロース繊維シートを更に、室温、大気圧下、10MPaのプレス圧で5分間プレスを行って接触角測定用シートを作成する。得られた接触角測定用シートに純水を滴下して、シート表面の水滴の接触角を測定する。接触角は、一つの接触角測定用シートについて3点測定し、この3点の測定値の平均を試料の接触角とする。なお、接触角測定用シートに滴下した純水が接触角測定用シートに浸透し、シート表面に水滴が存在しない場合は、接触角を0度とする。
親水性セルロース繊維は発泡体を製造する際に、発泡剤である水を保持する作用がある。本実施形態の発泡体では、親水性セルロース繊維に保持された水が蒸発することによって、発泡して気孔が生成する。親水性セルロース繊維の水との接触角は30度未満であり、好ましくは20度以下、特に好ましくは10度以下である。
本実施形態において発泡体の材料として使用するセルロース繊維の平均粒径は、以下に示す方法を用いて測定した値であることを意味する。
平均粒径は、一つの分散液について複数回測定し、得られた測定値の平均を試料の平均粒径とする。
測定条件;測定ユニット:湿式
測定モード:マニュアルフロー式セル測定
粒子径基準:体積基準
屈折率:1.50-0.00i(試料屈折率)/1.33-0.00i(分散媒屈折率)
疎水性セルロース繊維は発泡体を製造する際に、発泡剤である水が部分的に溜まらないように水を均一に分散させて、水の蒸発による発泡を均一に進行させることにより、骨格の厚さが一定で、均質な連通孔を有する発泡体を生成させる作用がある。単一の気孔(独立孔)を有する発泡体は、水が完全に蒸発して発泡体の温度が低下すると収縮が起こりやすいが、均質な連通孔を有する発泡体は、水が完全に蒸発して発泡体の温度が低下しても収縮が起こりにくい。このため、本実施形態の発泡体は、密度が低く、また形状安定性が高くなる。疎水性セルロース繊維の水との接触角は30度以上であり、好ましくは50度以上150度以下の範囲内にある。
ポリプロピレンとしては、例えば、MFR(メルトフローレート、温度:230℃、荷重:2.16kg)が0.1g/10分以上100g/10分以下の範囲内にあるものを用いることが好ましい。ポリプロピレンは1種を単独で使用してもよいし、MFRなどの特性が異なる2種以上のポリプロピレンを併用してもよい。例えば、MFR(温度:230℃、荷重:2.16kg)が0.1g/10分以上20g/10分以下の範囲内にある低MFRのポリプロピレンと、その低MFRのポリプロピレンよりもMFR(温度:230℃、荷重:2.16kg)が高い高MFRのポリプロピレンの2種を併用してもよい。特性の異なる2種以上のポリプロピレンを組合せて用いることによって、発泡体の密度および熱伝導率が所望の範囲となるように調整できる。
発泡体の密度が高くなりすぎると、発泡体の気孔量が相対的に少なくなり、物理的な衝撃に対する緩衝性や断熱性が低下するおそれがある。このため、発泡体の密度は50kg/m3以下であることが好ましく、45kg/m3以下であることがより好ましい。一方、発泡体の密度が低くなりすぎると、発泡体の強度が低下するおそれがある。このため、発泡体の密度は10kg/m3以上であることが好ましく、15kg/m3以上であることがより好ましい。
本実施形態の発泡体の形状は、通常、複数個の粒状発泡体粒子が紐状に連結した形状(数珠状)もしくはストランド状である。数珠状の発泡体を構成する粒状発泡体粒子は、球状であることが好ましい。ただし、粒状発泡体粒子は真球である必要はなく、楕円球状であってもよいし、表面に凹凸を有していてもよい。本実施形態の発泡体は種々のサイズに切断、加工して利用することができる。例えば、数珠状の発泡体の場合は、個々の粒状発泡体粒子に分割して利用してもよい。また、ストランド状の発泡体の場合は、切断して粒状の粒状発泡体粒子として利用してもよいし、複数個のストランド状の発泡体を一つに束ねた状態で融着させて一体化させて利用してもよい。
次に、本実施形態の発泡体の製造方法について説明する。
本実施形態の発泡体は、例えば、親水性セルロース繊維と疎水性セルロース繊維とポリプロピレンとを混練して、第1混練物を生成させる工程(第1混練物生成工程)と、第1混練物と水とを混練して第2混練物を生成させる工程(第2混練物生成工程)と、前記第2混練物の水分を蒸発させて発泡体を生成させる工程(発泡体生成工程)とを含む方法によって製造することができる。第1混練物は、親水性セルロース繊維の含有量が10質量%以上60質量%以下の範囲内にあって、疎水性セルロース繊維の含有量が2質量%以上50質量%以下の範囲内にあり、ポリプロピレンの含有量が38質量%以上88質量%以下の範囲内にある。
第1混練物生成工程において、親水性セルロース繊維と疎水性セルロース繊維とポリプロピレンとを混練する混練装置としては、連続式混練機、バッチ式混練機を用いることができる。連続式混練機の例としては、単軸混練機、二軸混練機が挙げられる。バッチ式混練機の例としては、バンバリーミキサー、加圧式ニーダーが挙げられる。
第2混練物生成工程において、第1混練物と水とを混練する混練装置としては、連続式混練機を用いることが好ましい。連続式混練機の例としては、単軸混練機、二軸混練機が挙げられる。連続式混練機は、シリンダーの途中に水を導入するための水導入手段を有することが好ましい。
具体的には、連続式混練機のシリンダー部の温度およびダイ部の温度は、160℃以上190℃以下の範囲内にあることが好ましい。シリンダー部の温度およびダイ部の温度が上記の範囲内であると、第2混練物の発泡が促進される。スクリュー回転数は、50rpm以上400rpm以下の範囲内にあることが好ましい。連続式混練機への水の供給速度は、第1混練物と水との混練によって生成する第2混練物の含水率が10質量%以上40質量%以下となる速度であることが好ましい。
発泡体生成工程では、連続式混練機のダイ部から押し出された第2混練物の水分を蒸発させて発泡体を生成させる。第2混練物の水分の蒸発は大気下で行うことができる。通常は、連続式混練機のダイ部から押し出されるとともに第2混練物の水分が蒸発し、発泡体が生成する。生成した発泡体は、使用用途に応じた長さに切断してもよい。
(ポリプロピレン)
A1(ペレット状ポリプロピレン):日本ポリプロ株式会社製、ウェイマックス(登録商標)MFX6、MFR(メルトフローレート、温度:230℃、荷重:2.16kg)2.5g/10分
A2(粉末状ポリプロピレン):A1を、ブレンダー(ワーリング社製、エクストリームミル MX-1200XTS)を用いて粉砕し、篩(目開き2.0mm、線径0.9mm)を用いて分級し、篩下の粒子を回収して得たもの。
B1(古紙解繊物):古紙(含水率:12質量%)を粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー(石臼式摩砕機))を用いて解繊したもの。平均粒径:64μm、水との接触角:0度
C1(アブラヤシ空果房(EFB)ホロセルロース繊維):以下の方法により得られたもの。平均粒径:144μm、水との接触角:0度
100Lのステンレス(SUS)製のタンクに、1~3cm程度の長さに破砕したアブラヤシ空果房(インドネシア産、含水率12%)4.5kgおよびエタノールとトルエンの混合溶媒(エタノール:トルエン=2:1(体積比))39Lを投入し、湯浴温度80℃の条件下、タービン型撹拌羽根で250rpmの速度で75分間撹拌し、アブラヤシ空果房を脱脂した。脱脂したアブラヤシ空果房をステンレス(SUS)製のヌッチェでろ過して回収した。回収したアブラヤシ空果房に対して、更に2回、同様の脱脂操作を行った。このような脱脂操作を行ったアブラヤシ空果房の脱脂体を、70℃で5時間乾燥し、4.2kgのアブラヤシ空果房脱脂体を得た。
C1(EFBホロセルロース)10.0gと1Lの蒸留水とを、ホモジナイザー(IKA製、Ultra Turlux)を用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物に2Lの蒸留水を加え、再度、ホモジナイザーを用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物を2Lのナス型フラスコに入れ、400mLの蒸留水を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を得た。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液をメカニカル撹拌しながら、この懸濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースの懸濁液に、硝酸アンモニウムセリウム(IV)(富士フイルム和光純薬株式会社製、036-01742)1.00g及びメタクリル酸メチル(富士フイルム和光純薬株式会社製、139-02726)10.0gを加え、窒素ガス気流下10時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に400mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に400mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を50℃で真空乾燥して、14.2gのメタクリル酸メチル化EFBホロセルロースを取得した。最後に、得られたメタクリル酸メチル化EFBホロセルロースを、粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー)を用いて解繊した。
C1(EFBホロセルロース)10.0gと1Lの蒸留水とを、ホモジナイザー(IKA製、Ultra Turlux)を用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物に2Lの蒸留水を加え、再度、ホモジナイザーを用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物を2Lのナス型フラスコに入れ、400mLの蒸留水を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を得た。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液をメカニカル撹拌しながら、この懸濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースの懸濁液に、硝酸アンモニウムセリウム(IV)1.00g及びメタクリル酸n-ブチル(東京化成工業株式会社製、M0081)10.0gを加え、窒素ガス気流下10時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に400mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に400mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を室温下で12時間風乾して、14.0gのメタクリル酸n-ブチル化EFBホロセルロースを取得した。最後に、得られたメタクリル酸n-ブチル化EFBホロセルロースを、粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー)を用いて解繊した。
C1(EFBホロセルロース)10.0gと1Lの蒸留水とを、ホモジナイザー(IKA製、Ultra Turlux)を用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物に2Lの蒸留水を加え、再度、ホモジナイザーを用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物を2Lのナス型フラスコに入れ、400mLの蒸留水を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を得た。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液をメカニカル撹拌しながら、この懸濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースの懸濁液に、硝酸アンモニウムセリウム(IV)1.00g及びメタクリル酸ヘキシル(東京化成工業株式会社製、M0503)10.0gを加え、窒素ガス気流下10時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に400mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に400mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を室温下で12時間風乾して、15.9gのメタクリル酸ヘキシル化EFBホロセルロースを取得した。最後に、得られたメタクリル酸ヘキシル化EFBホロセルロースを、粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー)を用いて解繊した。
C1(EFBホロセルロース)10.0gと1Lの蒸留水とを、ホモジナイザー(IKA製、Ultra Turlux)を用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物に2Lの蒸留水を加え、再度、ホモジナイザーを用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物を2Lのナス型フラスコに入れ、400mLの混合溶媒(メタノール:蒸留水=9:1(体積比))を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を得た。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液をメカニカル撹拌しながら、この濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースの懸濁液に硝酸アンモニウムセリウム(IV)1.00g及びメタクリル酸ドデシル(東京化成工業株式会社製、M0083)10.0gを加え、窒素ガス気流下10時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に400mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に400mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を50℃で真空乾燥して、16.9gのメタクリル酸ドデシル化EFBホロセルロースを取得した。最後に、得られたメタクリル酸ドデシル化EFBホロセルロースを、粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー)を用いて解繊した。
C1(EFBホロセルロース)10.0gと1Lの蒸留水とを、ホモジナイザー(IKA製、Ultra Turlux)を用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物に2Lの蒸留水を加え、再度、ホモジナイザーを用いて1200rpmの速度で5分間撹拌し、得られた懸濁液をヌッチェでろ過した。得られたろ過物を2Lのナス型フラスコに入れ、400mLの蒸留水を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を得た。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液をメカニカル撹拌しながら、この懸濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースに、硝酸アンモニウムセリウム(IV)1.00g及びメタクリル酸ヒドロキシエチル(東京化成工業株式会社製、M0085)10.0gを加え、窒素ガス気流下10時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に400mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に400mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を室温下で12時間風乾して、19.1gのメタクリル酸ヒドロキシエチル化EFBホロセルロースを取得した。最後に、得られたメタクリル酸ヒドロキシエチル化EFBホロセルロースを、粉砕機(増幸産業株式会社製、マスコロイダー)を用いて解繊した。
C1(EFBホロセルロース)2.00gに100mLの蒸留水を加えて、EFBホロセルロースの懸濁液を調製した。次いで、EFBホロセルロースの懸濁液を撹拌子で撹拌しながら、懸濁液に窒素ガスを10分間吹き込んで、懸濁液の脱気を行った。続いて、EFBホロセルロースの懸濁液に、硝酸アンモニウムセリウム(IV)200mg及びアクリル酸n-ブチル(富士フイルム和光純薬株式会社製、022-03306)2.00gを加え、窒素ガス気流下12時間撹拌した。反応終了後、懸濁液をろ過した。得られたろ過物に100mLの蒸留水を加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、水洗浄を行った。続いて水洗浄したろ過物に100mLのアセトンを加えて撹拌した後、ろ過によりろ過物を回収する操作を5回繰り返して、アセトン洗浄を行った。アセトン洗浄したろ過物を50℃で真空乾燥して、3.90gのメタクリル酸n-ブチル化EFBホロセルロースを取得した。
A2(粉末状ポリプロピレン)101.0gとB1(古紙解繊物、含水率12質量%)51.1gとC2(メタクリル酸メチル化EFBホロセルロース繊維)4.5gを秤量した。秤量したA2とB1とC2とを30個の容器に分取し、各容器ごとに分取したA2とB1とC2とを混合して原料混合物を得た。得られた原料混合物は、A2含有量が67質量%、B1含有量が30質量%、C2含有量が3質量%である。
セルロース繊維の種類と含有量およびB1(古紙解繊物)の含有量を、下記の表1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同様にして、断面が円形のストランド状の発泡体を得た。
得られた発泡体の密度を、下記の方法により測定した。その結果を、原料混合物の組成と共に表1に示す。
ストランド状の発泡体を押出方向に対して垂直に、剃刀(GEM、62-0167)を用いて切断し、長さ7~8cmの略円柱状の密度測定用の試験サンプルを、各発泡体毎にそれぞれ3本作製した。3本の試験サンプルの重量及び体積をそれぞれ測定し、下記式(1)によって各試験サンプルの密度ρ(kg/m3)を求めた。得られた3本の試験サンプルの密度の平均値を算出し、発泡体の密度とした。試験サンプルの質量M(kg)は大気下で測定し、試験サンプルの体積V(m3)は水中置換法によって測定した。
ρ=M/V ・・・(1)
M:試験サンプルの質量(kg)、V:試験サンプルの体積(m3)
A2(粉末状ポリプロピレン)とB1(古紙解繊物)とC4(メタクリル酸ヘキシル化EFBホロセルロース繊維)との含有量を、下記の表2に示すように変えたこと以外は、実施例3と同様にして、断面が円形のストランド状の発泡体を得た。得られた発泡体の密度を上記の方法により測定した。その結果を表2に示す。
A1(ペレット状ポリプロピレン)67.0gとB1(古紙解繊物、含水率12質量%)34.1gとC9(アクリル酸n-ブチル化EFBホロセルロース繊維)3.00gを秤量した。秤量したA1とB1とC9とを30個の容器に分取し、各容器ごとに分取したA1とB1とC9とを混合して原料混合物を得た。得られた原料混合物は、A1含有量が67質量%、B1含有量が30質量%、C9含有量が3質量%である。
[実施例11]
疎水性セルロース繊維であるC9の代わりに、C2(メタクリル酸メチル処理EFBホロセルロース繊維)を用いたこと以外は、実施例10と同様にして、断面が円形のストランド状の発泡体を得た。得られた発泡体の密度を上記の方法により測定した。その結果を表3に示す。
疎水性セルロース繊維であるC9を使用せずに、A1(ペレット状ポリプロピレン)の量を70.0gとし、B1(古紙解繊物、含水率12質量%)の量を34.1gとしたこと以外は、実施例10と同様にして、断面が円形のストランド状の発泡体を得た。得られた発泡体の密度を上記の方法により測定した。その結果を表3に示す。
Claims (5)
- 水との接触角が10度以下の親水性セルロース繊維と、水との接触角が50度以上の疎水性セルロース繊維と、ポリプロピレンとを含み、
前記親水性セルロース繊維の含有量が10質量%以上60質量%以下の範囲内にあって、前記疎水性セルロース繊維の含有量が2質量%以上50質量%以下の範囲内にあり、前記ポリプロピレンの含有量が38質量%以上88質量%以下の範囲内にあることを特徴とする発泡体。 - 前記疎水性セルロース繊維は、表面が疎水化剤で処理されたセルロース繊維であることを特徴とする請求項1に記載の発泡体。
- 前記疎水性セルロース繊維は、酢化度が30%以上63%以下の範囲内にある酢酸セルロース繊維であることを特徴とする請求項1に記載の発泡体。
- 前記親水性セルロース繊維は、古紙を解繊したものであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の発泡体。
- 密度が50kg/m3以下であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の発泡体。
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