JP7098103B2 - 硬化型組成物、硬化型インク、組成物収容容器、2次元又は3次元の硬化物の製造方法、2次元又は3次元の像形成装置及び硬化物 - Google Patents
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Description
中でもプロセスカラーのひとつであるイエローインクについては、黄色顔料としてピグメントイエロー150やピグメントイエロー155などの顔料が使用されることが多いが、高い画像濃度を得ようとするには他のプロセスカラー、特にシアンやブラックよりも顔料配合比を多くしなければならず、イエローインクでは吐出不具合が起こりやすい。
インクジェットヘッドのノズル部の吐出の不具合としてはノズル孔からインクが出ない不吐出や、ノズル面に対して鉛直でない異なる方向にインク滴が飛翔する曲がりや、意図した速度とは異なってインク滴が飛翔する速度異常などが存在し、いずれの不具合も基材上の意図した位置にインクが着弾しなかったり、意図しない位置にインクが着弾したりすることによって画像の乱れにつながるものであって、高精細な画像形成が求められる場合ほど吐出不具合を防ぐことがより重要となる。
(2)前記光重合開始剤が23℃で液状である上記(1)に記載の硬化型組成物。
(3)前記光重合開始剤が、2,4,6-トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸エチルである上記(2)に記載の硬化型組成物。
(4)上記(1)~(3)のいずれかに記載の硬化型組成物からなる硬化型インク。
(5)インクジェットインクである上記(4)に記載の硬化型インク。
(6)上記(1)~(5)のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクを収容した組成物収容容器。
(7)上記(1)~(5)のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる工程と、該吐出された硬化型組成物又は硬化型インクに360nm以上400nm以下の波長の光を照射する工程と、を含む2次元又は3次元の硬化物の製造方法。
(8)前記吐出工程がインクジェット記録方式により吐出させる吐出工程である上記(7)に記載の2次元又は3次元の硬化物の製造方法。
(9)上記(6)に記載の組成物収容容器と、該組成物収容容器に収容されている硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる手段と、該吐出した硬化型組成物又は硬化型インクに360nm以上400nm以下の波長の光を照射する手段と、を備える2次元又は3次元の像形成装置。
(10)前記吐出手段がインクジェット記録方式により硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる吐出手段である上記(9)に記載の2次元又は3次元の像形成装置。
(11)上記(1)~(5)のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクの硬化物。
イエローインクに使用可能な黄色顔料として前述のピグメントイエロー150やピグメントイエロー155は顔料が耐光性に優れる点から多用されるが、用途によっては他の顔料を用いることも可能であり、着色力が強く、より少ない顔料配合でも十分な画像濃度を得ることができる黄色顔料を使用し、より少ない顔料配合比でイエローインクを作成することで、高い画像濃度と良好な吐出性を両立できる。
重合性成分としては例えば、2-フェノキシエチルアクリレート(PEA)、テトラヒドロフルフリルアクリレート(THFA)、イソボルニルアクリレート(IBXA)、ビニロキシエトキシエチルアクリレート(VEEA)、イソデシルアクリレート(IDA)、N-ビニルカプロラクタム(NVC)、トリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)等を挙げることができる。
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、γ-ブチロラクトンアクリレート、ホルマール化トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリル酸安息香酸エステル、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート〔CH2=CH-CO-(OC2H4)n-OCOCH=CH2(n≒9)、同(n≒14)、同(n≒23)〕、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクレート〔CH2=C(CH3)-CO-(OC3H6)n-OCOC(CH3)=CH2(n≒7)〕、1,3-ブタンジオールジアクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9-ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、プロピレンオキサイド変性テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性グリセリルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエステルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルペンタ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N-ビニルカプロラクタム、N-ビニルピロリドン、N-ビニルホルムアミド、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート、ポリウレタントリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンテトラ(メタ)アクリレート、ポリウレタンペンタ(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ジシクロペンタジエンビニルエーテル、トリシクロデカンビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、エチルオキセタンメチルビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルなど。
光重合開始剤としては、分子開裂型光重合開始剤や水素引抜き型光重合開始剤を挙げることができる。光重合開始剤は常温(23℃)で液体状態であるものが好ましい。固体状態のものは溶解度の制約から多量配合しても均一溶解が難しいが、液体状態であることによりインクへの溶解性が向上し、多量に配合しても安定した溶解性が維持できる。
また、前記水素引抜き型光重合開始剤の例としては、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、メチル-2-ベンゾイルベンゾエイト、4-ベンゾイル-4′-メチルジフェニルサルファイド、フェニルベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系化合物や、2,4-ジエチルチオキサントン、2-クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、1-クロロ-4-プロピルチオキサントンなどのチオキサントン系化合物が挙げられる。
好ましい光重合開始剤は、室温で液体であってインクへの溶解性が良好で、長波長の光にも感度が良好であるものが好ましく、特に好ましいものとしては2,4,6-トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸エチルを挙げることができる。これらは、360nm以上400nm以下の波長での硬化の観点においても顔料との相性においても好ましい。
以下では「硬化型組成物」を「活性エネルギー線硬化型組成物」ともいう。
本発明の活性エネルギー線硬化型組成物は、有機溶媒を含んでもよいが、可能であれば含まない方が好ましい。有機溶媒、特に揮発性の有機溶媒を含まない(VOC(Volatile Organic Compounds)フリー)組成物であれば、当該組成物を扱う場所の安全性がより高まり、環境汚染防止を図ることも可能となる。なお、「有機溶媒」とは、例えば、エーテル、ケトン、キシレン、酢酸エチル、シクロヘキサノン、トルエンなどの一般的な非反応性の有機溶媒を意味するものであり、反応性モノマーとは区別すべきものである。また、有機溶媒を「含まない」とは、実質的に含まないことを意味し、0.1質量%未満であることが好ましい。
本発明の硬化型組成物には、必要に応じて、重合禁止剤を配合することができる。
重合禁止剤としては、4-メトキシ-1-ナフトール、メチルハイドロキノン、ハイドロキノン、t-ブチルハイドロキノン、ジ-t-ブチルハイドロキノン、メトキノン、2,2′-ジヒドロキシ-3,3′-ジ(α-メチルシクロヘキシル)-5,5′-ジメチルジフェニルメタン、p-ベンゾキノン、ジ-t-ブチルジフェニルアミン、9,10-ジ-n-ブトキシシアントラセン、4,4′-〔1,10-ジオキソ-1,10-デカンジイルビス(オキシ)〕ビス〔2,2,6,6-テトラメチル〕-1-ピペリジニルオキシなどを挙げることができる。
本発明の硬化型組成物には、必要に応じて、界面活性剤を配合することができる。
界面活性剤としては、ポリエーテル、アミノ基、カルボキシル基、水酸基を有する高級脂肪酸エステル、側鎖あるいは末端にポリエーテル、アミノ基、カルボキシル基、水酸基を有するポリジメチルシロキサン化合物、ポリエーテル、アミノ基、カルボキシル基、水酸基を有するフルオロアルキル化合物などを挙げることができる。
本発明の組成物収容容器は、活性エネルギー線硬化型組成物が収容された状態の容器を意味し、上記のような用途に供する際に好適である。例えば、本発明の活性エネルギー線硬化型組成物がインク用途である場合において、当該インクが収容された容器は、インクカートリッジやインクボトルとして使用することができ、これにより、インク搬送やインク交換等の作業において、インクに直接触れる必要がなくなり、手指や着衣の汚れを防ぐことができる。また、インクへのごみ等の異物の混入を防止することができる。また、容器それ自体の形状や大きさ、材質等は、用途や使い方に適したものとすればよく、特に限定されないが、その材質は光を透過しない遮光性材料であるか、または容器が遮光性シート等で覆われていることが望ましい。
本発明の像の形成方法は、少なくとも、本発明の活性エネルギー線硬化型組成物を硬化させるために、活性エネルギー線を照射する照射工程を有し、本発明の像の形成装置は、活性エネルギー線を照射するための照射手段と、本発明の活性エネルギー線硬化型組成物を収容するための収容部と、を備え、該収容部には前記容器を収容してもよい。さらに、活性エネルギー線硬化型組成物を吐出する吐出工程、吐出手段を有していてもよい。吐出させる方法は特に限定されないが、連続噴射型、オンデマンド型等が挙げられる。オンデマンド型としてはピエゾ方式、サーマル方式、静電方式等が挙げられる。
図1は、インクジェット吐出手段を備えた像形成装置の一例である。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色活性エネルギー線硬化型インクのインクカートリッジと吐出ヘッドを備える各色印刷ユニット23a、23b、23c、23dにより、供給ロール21から供給された被記録媒体22にインクが吐出される。その後、インクを硬化させるための光源24a、24b、24c、24dから、活性エネルギー線を照射して硬化させ、カラー画像を形成する。その後、被記録媒体22は、加工ユニット25、印刷物巻取りロール26へと搬送される。各印刷ユニット23a、23b、23c、23dには、インク吐出部でインクが液状化するように、加温機構を設けてもよい。また必要に応じて、接触又は非接触により記録媒体を室温程度まで冷却する機構を設けてもよい。また、インクジェット記録方式としては、吐出ヘッド幅に応じて間欠的に移動する記録媒体に対し、ヘッドを移動させて記録媒体上にインクを吐出するシリアル方式や、連続的に記録媒体を移動させ、一定の位置に保持されたヘッドから記録媒体上にインクを吐出するライン方式のいずれであっても適用することができる。
被記録媒体22は、特に限定されないが、紙、フィルム、金属、これらの複合材料等が挙げられ、シート状であってもよい。また片面印刷のみを可能とする構成であっても、両面印刷も可能とする構成であってもよい。
更に、光源24a、24b、24cからの活性エネルギー線照射を微弱にするか又は省略し、複数色を印刷した後に、光源24dから活性エネルギー線を照射してもよい。これにより、省エネ、低コスト化を図ることができる。
本発明のインクにより記録される記録物としては、通常の紙や樹脂フィルムなどの平滑面に印刷されたものだけでなく、凹凸を有する被印刷面に印刷されたものや、金属やセラミックなどの種々の材料からなる被印刷面に印刷されたものも含む。また、2次元の画像を積層することで、一部に立体感のある画像(2次元と3次元からなる像)や立体物を形成することもできる。
図2は、本発明に係る別の像形成装置(3次元立体像の形成装置)の一例を示す概略図である。図2の像形成装置39は、インクジェットヘッドを配列したヘッドユニット(AB方向に可動)を用いて、造形物用吐出ヘッドユニット30から第一の活性エネルギー線硬化型組成物を、支持体用吐出ヘッドユニット31、32から第一の活性エネルギー線硬化型組成物とは組成が異なる第二の活性エネルギー線硬化型組成物を吐出し、隣接した紫外線照射手段33、34でこれら各組成物を硬化しながら積層するものである。より具体的には、例えば、造形物支持基板37上に、第二の活性エネルギー線硬化型組成物を支持体用吐出ヘッドユニット31、32から吐出し、活性エネルギー線を照射して固化させて溜部を有する第一の支持体層を形成した後、当該溜部に第一の活性エネルギー線硬化型組成物を造形物用吐出ヘッドユニット30から吐出し、活性エネルギー線を照射して固化させて第一の造形物層を形成する工程を、積層回数に合わせて、上下方向に可動なステージ38を下げながら複数回繰り返すことで、支持体層と造形物層を積層して立体造形物35を製作する。その後、必要に応じて支持体積層部36は除去される。なお、図2では、造形物用吐出ヘッドユニット30は1つしか設けていないが、2つ以上設けることもできる。
以下の記載では、「部」及び「%」は、特に断りの無い限り「質量部」及び「質量%」を示す。
(顔料分散液1)
黄色顔料として、クラリアント社製Graphtol Yellow 3GPであるピグメントイエロー155を用いた。
この赤色顔料を15部、ルーブリゾール社製顔料分散剤Solsperse32000を8重量部とSolsperse22000を1部、東京化成製試薬フェノキシエチルアクリレート76部を攪拌混合して予備分散液を作成した。次いでシンマルエンタープライズ社製ビーズミルDynoMillMultilaboの300mL容器内に直径0.5mmのジルコニアビーズをかさ体積として240mL充填し、残分を前記予備分散液で容器内を満たし、攪拌翼の周速8m/sにて30分分散処理した後に3ミクロン孔径のフィルタにて加圧ろ過して顔料分散液1を作成した。
黄色顔料として大日精化社製ジスアゾイエローであるピグメントイエロー12を用いた以外は顔料分散液1の作製と同様にして顔料分散液2を作製した。
黄色顔料として大日精化社製ジスアゾイエローであるピグメントイエロー13を用いた以外は顔料分散液1の作製と同様にして顔料分散液3を作製した。
黄色顔料として大日精化社製ジスアゾイエローであるピグメントイエロー83を用いた以外は顔料分散液1の作製と同様にして顔料分散液4を作製した。
いずれの顔料分散液も、日機装社製粒度分布計UPA-EX150で測定した90%積分平均粒径が150~300nmと良好な分散性を有していた。
上記で得た顔料分散液1~4と、次の(A)~(C)の材料を、表1に示す配合割合(数値は質量部)で撹拌混合して溶解成分を均一溶解させた後に1ミクロン孔径のフィルタにてろ過して実施例1~11及び比較例1、2インクを得た。
(A)モノマー
(B)光重合開始剤および増感剤
(C)重合禁止剤
表1におけるA1~A8、B1~B6、C1の詳細は次のとおりである。
A1:2-フェノキシエチルアクリレート 東京化成製試薬
A2:テトラヒドロフルフリルアクリレート 東京化成製試薬
A3:イソボルニルアクリレート 東京化成製試薬
A4:ビニロキシエトキシエチルアクリレート 日本触媒製「VEEA」
A5:イソデシルアクリレート 東京化成製試薬
A6:N-ビニルカプロラクタム 東京化成製試薬
A7:トリプロピレングリコールジアクリレート 東京化成製試薬
A8:トリメチロールプロパントリアクリレート 東京化成製試薬
B1:2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド
[IGM社製「OmniradTPO 」 23℃にて固体(粉末状)]
B2:2,4,6-トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸エチル
IGM社製「OmniradTPO-L」 23℃にて液体(黄色液体)
B3:ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド
[IGM社製「Omnirad819」 23℃にて固体(粉末状)]
B4:ポリエチレングリコール(200)ジ(β-4[4-(2-ジメチルアミノ-2-ベンジル)ブタノニルフェニル]ピペラジン)プロピオネート
[IGM社製「Omnipol910」 23℃にて液体(黄色粘稠液体)]
(増感剤)
B5:2-(2-(1-(2-((2-(9-オキソチオキサンテン-2-イル)オキシアセチル)アミノ)-3-(1-(2-(2-プロペノイロキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)-2-(1-(2-(2-プロペノイロキシエトキシ)エトキシ)エトキシメチル)プロポキシ)エトキシ)エトキシ)エチルプロペノエート
[IGM社製「Omnipol3TX」 23℃にて液体(黄色液体)]
B6:2,4-ジエチルチオキサントン
[東京化成製試薬23℃にて固体(粉末状)]
(重合禁止剤)
C1:p-メトキシフェノール(通称:MEHQ) 東京化成製試薬
各インクの評価結果を表2に示す。
まず、インクの取り扱いとしては、図1に示す形状のアルミ製パウチ袋に気泡が入らないようにインクを密封し、図2に示すようなプラスチック製カートリッジにインクを密封した前記のパウチ袋を収納し、このカートリッジが収納できるようにした筐体においてカートリッジからリコー製MH5420ヘッドに達するまでインク流路を設置し、これによりインクジェット吐出して3cm×10cmのベタ画像を作製した。なお、インク滴の打ち込み量を塗膜厚さ約15ミクロンとなるように調整した。
(評価方法)
インクによって画像を形成する基材には汎用的なフィルム材料として、市販のポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡製コスモシャイン/厚さ188ミクロン)を使用し、該フィルムにインクジェット吐出して約15ミクロン厚さのベタ画像を作成し、高圧水銀ランプ(ヘレウス社製LightHammer6)もしくは360nm以上400nm以下にて発光するLED(ヘレウス社製)を光源として所定の照度と積算光量で光照射した。照射条件(照度及び積算光量)は次のA、Bの二通りとした。
照射条件A : 3W/cm2、3J/cm2
照射条件B : 3W/cm2、1J/cm2
(評価基準)
塗膜を指触して粘着感のない状態に達したものを「硬化」と判定した。未硬化あるいは半硬化のものは「未硬化」と判定した。
上記で得たベタ画像の赤色濃度は リコー製PPC用紙「マイペーパー」を50枚重ねた上に画像形成済みフィルムをおいてXRITE社製spectrophotometer962にてOD値を測定した。
吐出性はリコー製MH5420ヘッドを所定の周波数で駆動した際のインク的の飛翔状態を、端部一列の320ノズルについて1分間連続で高速度カメラにて観察し、前記した不吐出、曲がり、速度異常などの吐出不具合が発生しているノズル数を計数した。耐寒溶解安定性は-30℃に設定した冷凍庫にインク密栓した13mL褐色瓶を10日間保管し、その後取り出してすぐに10ミクロン孔径のテフロン(登録商標)メンブレンフィルターでインクをろ過し、フィルタ上に残った固形残分が視認できない場合に○とし、固形残分が視認できた場合は×とした。
実施例2~3において、さらに顔料配合比を低減していくことで、吐出性をさらに向上できることが分かった。しかし、実施例3と比較例2から、顔料配合比0.5%の時点で吐出性は十分良好であり、さらなる顔料配合比低減は画像濃度の低下をもたらすのみで、利点を見いだせなかった。
実施例6のように、重合開始剤の配合比を増加させることでさらに硬化性を改善することができる。しかし、耐寒溶解安定性は低下するため、寒冷地使用を避けるなど配慮して使用すればよい。
実施例7、8のように、室温液体の開始剤を使用することで、硬化性改善と耐寒溶解安定性を両立でき、実施例8のように2,4,6-トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸エチルを使用することがさらに望ましい。実施例9~11のように、使用あるいは併用するモノマーや開始剤の配合比や種類が異なる場合や重合禁止剤を含まない場合にも同様となることがわかったため、用途に応じて適宜適当な材料を選定すればよい。
3 可動ステージ
4 活性エネルギー線
5 活性エネルギー線硬化型組成物
6 硬化層
21 供給ロール
22 被記録媒体
23a、23b、23c、23d 印刷ユニット
24a、24b、24c、24d 光源
25 加工ユニット
26 印刷物巻取りロール
30 造形物用吐出ヘッドユニット
31、32 支持体用吐出ヘッドユニット
33、34 紫外線照射手段
35 立体造形物
36 支持体積層部
37 造形物支持基板
38 ステージ
39 像形成装置
Claims (11)
- 前記硬化型組成物中における、前記重合性化合物の含有量が66.4質量%であり、前記光重合開始剤の含有量が13質量%である、請求項1に記載の硬化型組成物。
- 前記光重合開始剤が23℃で液状である請求項1又は2に記載の硬化型組成物。
- 請求項1~3のいずれかに記載の硬化型組成物からなる硬化型インク。
- インクジェットインクである請求項4に記載の硬化型インク。
- 請求項1~5のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクを収容した組成物収容容器。
- 請求項1~5のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる工程と、該吐出された硬化型組成物又は硬化型インクに360nm以上400nm以下の波長の光を照射する工程と、を含む2次元又は3次元の硬化物の製造方法。
- 前記吐出工程がインクジェット記録方式により吐出させる吐出工程である請求項7に記載の2次元又は3次元の硬化物の製造方法。
- 請求項6に記載の組成物収容容器と、該組成物収容容器に収容されている硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる手段と、該吐出した硬化型組成物又は硬化型インクに360nm以上400nm以下の波長の光を照射する手段と、を備える2次元又は3次元の像形成装置。
- 前記吐出手段がインクジェット記録方式により硬化型組成物又は硬化型インクを吐出させる吐出手段である請求項9に記載の2次元又は3次元の像形成装置。
- 請求項1~5のいずれかに記載の硬化型組成物又は硬化型インクの硬化物。
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