JP7100319B2 - 船上の吊り荷の吊り上げ方法及び吊り上げ補助システム - Google Patents
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Description
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の船上の吊り荷の吊り上げ方法は、2つのレーザ光照射手段の各々から、照射形状が十字形のレーザ光を照射し、この際、レーザ光の十字形を成す一方の線分が、2つのレーザ光同士で直線状に並ぶ向きで照射する。このため、2つのレーザ光の照射中心位置は、直線状に並んだ線分上或いはそれらの線分の延長線上の、2つの十字形の交点間の中央に位置することになる。これにより、2つのレーザ光の照射中心位置が、直感的に把握されるため、レーザ光の照射中心位置と吊り荷の重心位置との位置関係が、容易に把握されるものとなる。
本項に記載の船上の吊り荷の吊り上げ補助システムは、船上に設置されたクレーンと、2つのレーザ光照射手段と、2つの保持手段とを含むものである。2つの保持手段は、2つのレーザ光照射手段を、クレーンのブーム先端に設けられたシーブの両側方において、船の揺れの状態の如何に関わらず、常に鉛直下方を向くように保持する。又、2つのレーザ光照射手段の各々は、照射形状が十字形のレーザ光を照射するものであり、更に、その十字形を成す一方の線分が、2つのレーザ光照射手段同士で直線状に並ぶような向きで、2つの保持手段により保持されている。
本項に記載の船上の吊り荷の吊り上げ補助システムは、2つの保持手段の各々の、レーザ光照射手段を鉛直下方に向けるための可動部に、オイルダンパーが用いられているものである。これにより、船体の動揺に合わせて、レーザ光照射手段が鉛直下方を向くように、保持手段の可動部が作動する際、船体の揺れの衝撃がオイルダンパーにより低減されながら、レーザ光照射手段の向きが適切な速度で変えられることになる。更に、船体の揺れの衝撃だけでなく、風等の他の要因による揺れの衝撃も、オイルダンパーにより低減されるため、レーザ光照射手段の故障発生が抑制されるものとなる。
図1は、本発明の実施の形態に係る船上の吊り荷の吊り上げ補助システム10の構成を概略的に示している。図示のように、吊り荷の吊り上げ補助システム10は、クレーン14と、2つのレーザ光照射手段30と、2つの保持手段40とを有している。クレーン14は、例えば図5に示したような起重機船等の船12上に設置されたものであり、図5も参照して、ブーム16、ブーム16の先端に設置されたシーブ18、シーブ18からワイヤ20を介して吊り下げられているフック22等を備えたものである。又、これに限定されるものではないが、一例を挙げると、ブーム16の長さが50m程度のクレーン14が想定される。
S30(レーザ光照射開始):2つのレーザ光照射手段30からのレーザ光32の照射を開始する。レーザ光32の照射開始は、例えば、有線或いは無線でレーザ光照射手段30と接続された操作手段(図示省略)を介して、レーザ光32を照射する操作を入力する等して行うものとする。レーザ光照射の操作入力は、操作手段の設置位置等に応じて、合図者Pやクレーン操縦者等の任意の作業者により実施できる。
S60(吊り荷掛止):玉掛け者により、クレーン14のシーブ18からワイヤ20を介して吊り下げられているフック22に対して、吊り荷50に取り付けられている玉掛け用のワイヤロープを掛止する。なお、この吊り荷50の掛止作業は、上記S40及びS50の実行中に行ってもよい。
S90(地切り):上記S80における合図者Pからの合図を受けて、クレーン操縦者によりクレーン14を操縦し、吊り荷50の地切りを実行する。
ここで、本発明の実施の形態に係る船上の吊り荷の吊り上げ方法は、図3の構成に限定されるものではなく、作業ステップの一部が変更、追加、削除されたものであってもよい。又、2つのレーザ光照射手段30の各々から照射するレーザ光32の形状は、十字形に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。
Claims (4)
- 船上に設置されたクレーンによる船上の吊り荷の吊り上げ方法であって、
前記クレーンのブーム先端に設けられたシーブの両側方に、船の揺れの状態の如何に関わらず、常に鉛直下方を向くように2つのレーザ光照射手段を取り付け、
前記シーブから吊り下げられたワイヤ先端のフックに前記吊り荷を掛止する際に、前記2つのレーザ光照射手段からレーザ光を照射し、該レーザ光の照射中心位置と前記吊り荷の重心位置との位置関係に基づいて、前記吊り荷の重心位置の鉛直上方に前記シーブが位置するように、前記クレーンのブーム先端の位置を調整し、
前記吊り荷を地切りする際に、前記2つのレーザ光照射手段からレーザ光を照射しながら、前記レーザ光の照射中心位置が前記吊り荷の重心位置と重なるタイミングで地切りを行うことを特徴とする船上の吊り荷の吊り上げ方法。 - 前記2つのレーザ光照射手段の各々から、照射形状が十字形のレーザ光を、前記十字形を成す一方の線分同士が直線状に並ぶ向きで照射することを特徴とする請求項1記載の船上の吊り荷の吊り上げ方法。
- 船上に設置されたクレーンと、
2つのレーザ光照射手段と、
前記クレーンのブーム先端に設けられたシーブの両側方において、前記2つのレーザ光照射手段を、船の揺れの状態の如何に関わらず、常に鉛直下方を向くように保持する2つの保持手段と、を含み、
前記2つのレーザ光照射手段の各々は、照射形状が十字形のレーザ光を照射するものであり、前記十字形を成す一方の線分同士が直線状に並ぶ向きで、前記2つの保持手段により保持されていることを特徴とする船上の吊り荷の吊り上げ補助システム。 - 前記2つの保持手段の各々は、前記レーザ光照射手段を鉛直下方に向けるための可動部に、オイルダンパーが用いられていることを特徴とする請求項3記載の船上の吊り荷の吊り上げ補助システム。
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