JP7100802B2 - 電池の製造方法 - Google Patents

電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7100802B2
JP7100802B2 JP2018195390A JP2018195390A JP7100802B2 JP 7100802 B2 JP7100802 B2 JP 7100802B2 JP 2018195390 A JP2018195390 A JP 2018195390A JP 2018195390 A JP2018195390 A JP 2018195390A JP 7100802 B2 JP7100802 B2 JP 7100802B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid member
case
battery
case body
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2018195390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020064747A (ja
Inventor
敦史 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018195390A priority Critical patent/JP7100802B2/ja
Publication of JP2020064747A publication Critical patent/JP2020064747A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7100802B2 publication Critical patent/JP7100802B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Description

本発明は、電池の製造方法に関する。
近年、リチウムイオン電池等の電池は、パソコン、携帯端末等のポータブル電源や、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両駆動用電源等に好適に用いられている。
このような電池は、一般的には、正負の電極が積層された電極体と、非水電解質とが電池ケースに収容され、気密に封止された構成を有し、典型的には、以下の手順で組立てられている。すなわち、まず、金属製のケース本体に電極体を収容し、蓋部材でケース本体を蓋したのち、蓋部材とケース本体とをレーザ溶接により接合する。その後、蓋部材に設けられた注液孔から電池ケース内に非水電解液を注入し、不要となった注液孔に注液栓をレーザ溶接することで、注液孔を封止する(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-178053号公報
ところで、この種の電池については、微小短絡の原因となる金属異物が、電池ケースの封口(嵌め合わせ)工程および溶接工程において、電池ケース内に侵入し得ることが明らかとなってきている。そのため、電池ケースの封口を電池ケースの上下を逆にして実施する手法が提案されている。すなわち、ケース本体の開口を下方に配置させ、ケース本体に下方から電極体を挿入し、下方から蓋部材を嵌め合わせたのち、下方からレーザを照射することで蓋部材とケース本体とを溶接する手法である。この手法により、金属異物の混入による微小短絡の発生は低減されているものの、微小短絡の発生については、なお一層の改善が求められている。
そこで本発明の目的は、金属異物の混入をより一層低減させることができる電池の製造方法を提供することにある。
本発明者の鋭意検討によって、電池ケースの封口を上下逆にして実施した場合であっても、ケース本体と蓋部材とが擦れることによって極めて微細な金属粉が発生し、この金属粉が微小短絡の原因となり得ることを知見した。この金属粉は、例えば図5に示すように、たとえ下方から蓋部材をケース本体に嵌め合わせたとしても、そのまま電池ケースの内側に残留し得る。また、この金属粉は、後に注液される電解液とともに電極体内の例えば正極およびその近傍に侵入し得る。そこでここに開示される電池の製造方法は、開口を有するケース本体と、前記開口を封口するとともに厚み方向に貫通する貫通穴を備える蓋部材と、電極体とを用意する工程、電極体をケース本体に収容する工程、および、ケース本体の開口に蓋部材を嵌め合わせる工程、を含む。そして嵌め合わせ工程は、筒状の送風ノズルであって、当該筒軸方向の先端部が封止されているとともに、筒軸方向と交わる方向にノズル孔が備えられた送風ノズルを用い、蓋部材の前記貫通穴に送風ノズルを挿入し、かつ、当該送風ノズルから前記ケース本体の内部に送風しながらケース本体と蓋部材とを嵌め合わせるとともに、ケース本体と蓋部材とが嵌合するタイミングで、送風ノズルからの送風を停止することを特徴としている。
このような手法によれば、ケース本体の開口に蓋部材を嵌め合わせる工程において、ケース本体と蓋部材との隙間には、ケース内部から外部に向かう気流が形成されている。これにより、ケース本体と蓋部材との摩擦が緩和され、金属粉(金属異物)の発生自体が低減される。また、ケース本体と蓋部材との擦れによって不可避的に金属粉が発生した場合であっても、発生した金属粉は気流に乗って直ちにケースの外部へと送られる。これによって、金属粉のケース内部への混入を抑制することができる。その結果、この金属粉に起因する微小短絡の発生を抑制することができる。なお、送風ノズルは、ノズル孔の経路が適切に調整されている。このことにより、送風によってケース内部から外部に向かう気流を好適に発生することができる。その結果、送風により金属粉をケース内部に送ることなく、ケースの外部に効果的に排出することができる。
一実施形態に係る製造方法によって製造される電池を例示した、部分切り欠き斜視図である。 一実施形態に係る電池の製造方法の工程S1~S4を模式的に説明する断面フロー図である。 一実施形態に係る電池の製造方法の工程S1~S4を模式的に説明する斜視フロー図である。 (a)(b)は、一実施形態に係る嵌め合わせ工程について説明する断面図である。 従来の発明の嵌め合わせ工程について説明する断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって、本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない電池の構成および製造プロセス等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は、実際の寸法関係を反映するものではない。
なお、本明細書において「電池」とは、一次電池および二次電池に限定されない。ただし、繰り返し充放電することによって長期の使用が前提とされる二次電池であることが好ましい。またこの場合の「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。
また、本明細書において「リチウムイオン電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンの移動に伴い充放電が実現される二次電池をいう。
本実施形態に係る電池の製造方法は、その一部に、下記の工程S1~S3を含む。典型的には、これらの工程に引き続き、下記の工程S4を含む。
(S1)開口を有するケース本体と、開口を封口するとともに厚み方向に貫通する貫通穴を備える蓋部材と、電極体とを用意する工程
(S2)電極体をケース本体に収容する工程
(S3)ケース本体の開口に蓋部材を嵌め合わせる工程
(S4)蓋部材とケース本体とを溶接する工程
図1は、電池の一例としてのリチウムイオン電池1である。図2および図3は、一実施形態に係る電池1の製造方法を説明するための工程図である。図中の符号Hはリチウムイオン電池1の高さ方向を示し、符号U、Dはそれぞれ上、下を示している。また、図中の符号Wは、リチウムイオン電池1の幅方向を示している。以下、リチウムイオン電池1の製造方法の各工程について、電池の構成要素と併せて説明する。
1.用意工程
工程S1では、電池1の組立てに必要な電池ケース10と、電極体20とを用意する。
電池ケース10は、一の面に開口11aを有するケース本体11と、このケース本体11の開口11aを封口する蓋部材12と、を備える。必ずしもこれに限定されるわけではないが、電池ケース10が金属製であると、本発明の効果が顕著に発揮されるために好ましい。電池ケース10を構成する金属とは、鉄、銅、アルミニウム、チタニウムおよびこれらを含む合金(例えば、鋼)等が好適例として挙げられる。本例のケース本体11は、扁平な有底角筒形状である。蓋部材12は、後工程の封口(封缶)のための溶接の品質を高めるために、近年では、電池ケース10との隙間(あそび)がほぼゼロとなるように設計されている。また、蓋部材12は、貫通穴15と、安全弁18と、正極外部端子30および負極外部端子40とを備えている。貫通穴15は、蓋部材12を厚み方向に貫通する。貫通穴15は、後述する電解液の注入孔を兼ねている。図1に示される完成後のリチウムイオン電池1では、貫通穴15は、後述する注液栓16によって封止されている。安全弁18は、密閉後の電池ケース10の内圧が所定の圧力にまで上昇したときに、電池ケース10の内圧を外部に開放するための圧力開放弁である。正極外部端子30および負極外部端子40は、電池ケース10の幅方向Wの端部において、ケース外側に突出するように一つずつ備えられている。正極外部端子30および負極外部端子40は、電池1(電極体20)に電荷を充電したり取り出したりするために用いられる。
本例の電極体20は、正極と負極とセパレータとを備えている。正極と負極とは、セパレータによって互いに絶縁された状態で積層され、捲回されることで、電極体20を構成している。
正極は、正極集電体と、その表面に形成された多孔質の正極活物質層とを備えている。正極集電体には、例えば、アルミニウム箔等の金属箔が好適に使用される。本例では、正極集電体の両面に正極活物質層が設けられている。また、幅方向Wにおいて、正極活物質層は正極外部端子30の側の正極集電体が露出するように幅狭に形成されている。正極活物質層は、粒状の正極活物質を含有している。正極活物質には、従来からリチウムイオン電池に正極活物質として用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。その例としては、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等)、リチウムニッケル複合酸化物(例、LiNiO等)、リチウムコバルト複合酸化物(例、LiCoO等)、リチウムニッケルマンガン複合酸化物(例、LiNi0.5Mn1.5等)などのリチウム遷移金属複合酸化物が挙げられる。正極活物質層は、上述した正極活物質の他に、アセチレンブラック(AB)等の導電材や、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンラバー(SBR)等のバインダを含有し得る。
負極は、負極集電体と、その表面に形成された多孔質の負極活物質層とを備えている。負極集電体には、例えば、銅箔等の金属箔が好適に使用される。本例では、負極活物質層は、負極集電体の両面に設けられている。また、幅方向Wにおいて、負極活物質層は負極外部端子40の側の負極集電体が露出するように幅狭に形成されている。負極活物質層は、負極活物質を含有する。負極活物質としては、従来からリチウムイオン電池に負極活物質として用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。その例としては、グラファイトカーボン、アモルファスカーボンなどの炭素系材料、シリコン、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物などが挙げられる。負極活物質層は、上述した負極活物質の他に、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンラバー(SBR)等のバインダや、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の増粘剤を含有し得る。
セパレータは、正極と負極とを電気的に絶縁する多孔性の部材である。本例では、セパレータは、微小な孔を複数有する微多孔性シートで構成されている。セパレータは、例えば、多孔質ポリオレフィン樹脂で構成された単層構造のセパレータや、多層構造のセパレータを用いることができる。セパレータは、耐熱層(HRL)を備えていてもよい。
これらの正極および負極は、公知方法により従い作製することができる。例えば、各活物質層の構成成分を含有するペーストを調製し、帯状の集電体上に塗布する。このとき、正極および負極の集電体の幅方向の端部にはペーストを塗布せず、集電体の露出部を設ける。このようにして作製した正極と負極とを、2枚の帯状のセパレータを一枚ずつ介して積層する。このとき、正極集電体の露出部と負極集電体の露出部とが、幅方向の異なる方向で突出するように、正極、負極およびセパレータの重ね合わせ位置を調整する。このように積層された正極、負極およびセパレータを、幅方向を捲回軸とし、断面が長円形となるように捲回することで、捲回型電極体20を得ることができる。
2.電極体の収容工程
工程S2では、電極体20をケース本体11に収容する。好適な一態様では、電極体20を、予め蓋部材12に固定した状態で、ケース本体11に収容する。具体的には、まず、蓋部材12のケース内側の表面に、正極集電端子32および負極集電端子42をそれぞれ取り付ける。このとき、蓋部材12のケース外側の表面に備えられた正負の外部端子30、40と、正負の集電端子32、42とを電気的に接続する。そして、この正極集電端子32と負極集電端子42とを、電極体20の幅方向の端部において突出している正極集電体の露出部と負極集電体の露出部とに接続する。集電端子32、42と集電体の露出部とは、例えば超音波溶接することで、電気的かつ機械的に接続することができる。これにより、正極集電端子32および負極集電端子42を介して、蓋部材12によって電極体20を堅固に支持することができる。また、このことにより、組立て後の電池1において、電池ケース10内の電極体20の位置を好適に維持することができる。なお、これにより、電極体20の幅方向と、リチウムイオン電池1の幅方向Wとは一致する。
次いで、例えば、電極体20を固定した蓋部材12を、電極体20が上方に、蓋部材12が下方に位置するように配置する。そして、蓋部材12に支持された電極体20の上方から、ケース本体11を開口11aを下方にして被せる。これにより、電極体20をケース本体11に収容することができる。
3.嵌め合わせ工程
工程S3では、ケース本体11の開口11aと蓋部材12とを嵌め合わせる。ケース本体11と蓋部材12とは、互いの配置が適切となるように、かつ、密閉性と溶接品質とを高め得るように、勘合構造が設計されている。例えば、図4に示すように、ケース本体11の開口11aには、蓋部材12がケース本体11の内部に落下しないように、蓋部材12を受けるための段部11bが設けられている。ケース本体11は、高さ方向Hに直交する面内で、段部11bよりもケース内側の内寸が、蓋部材12の外寸よりも小さくなるよう設計されている。また、段部11bよりもケース外側の内寸は、蓋部材12の外寸と概ね一致するように設計されている。換言すると、ケース本体11の開口11aの端部と、蓋部材12とは、あそび(隙間)が「ゼロ」(許容誤差:例えば、±50μm)となるように構成されている。したがって、嵌め合わせの際には、図5に示す従来技術のように、蓋部材12とケース本体11とが接触し、蓋部材12および/またはケース本体11の角部が擦れて微小な金属粉Mが発生しやすい状況である。
そこで、ここに開示する嵌め合わせ工程では、まず、送風ノズル50を用意し、この送風ノズル50を用いて、次の2ステップで蓋部材12とケース本体11とを勘合するようにしている。
すなわち、まず、(a)第1サブステップでは、蓋部材12の貫通穴15に送風ノズル50を挿入し、かつ、当該送風ノズル50からケース本体11の内部に送風しながら、ケース本体11と蓋部材12とを嵌め合わせるようにする。このとき、ケース本体11の平面視での中心と、蓋部材12の平面視での中心とを一致させたまま、両部材が相対的に近づくように少なくとも一方の部材を移動させるようにする。
続く(b)第2サブステップでは、ケース本体11と蓋部材12とが嵌合するタイミングで、送風ノズル50からの送風を停止する。
第1サブステップにおいて、ケース本体11に送風しながら嵌め合わせを開始することで、ケース本体11と蓋部材12との隙間に、ケース本体11の内側から外側に向かう気流Fを形成することができる。これにより、嵌め合わせが完了するまでに蓋部材12とケース本体11とが擦れて金属粉Mが発生した場合であっても、その金属粉Mを、気流Fに乗せて電池ケース10の外部に排出することができる。また、予め気流Fを形成しておくことで、気流Fを遮って蓋部材12とケース本体11とが接触することに対して反力が作用する。これにより、蓋部材12とケース本体11との擦れ(摩擦)を低減することができる。
また、第2サブステップにおいて、ケース本体11と蓋部材12とを嵌め終えたタイミングで送風を停止することで、ケース本体11に蓋部材12を歪みなくスムーズに嵌め合わせることができる。さらに、嵌合のタイミングで送風を停止することで、送風気流Fが電池ケース10の内部に向けて侵入し、電極体20に吹き付けて活物質層等にダメージを与えることを抑制することができる。送風の停止は、例えば、ケース本体11と蓋部材12との嵌め合わせ操作において、ケース本体11と蓋部材12との相対変位がゼロとなったとき(すなわち、蓋部材12がケース本体11の段部11bに突き当たったとき)を目安に決定することができる。ケース本体11と蓋部材12との相対変位がゼロとなったときよりも後に送風を停止する場合は、相対変位がゼロとなったときから5秒間に満たないタイミングで送風を停止することが好ましい。これにより、金属粉Mの発生自体を低減できるとともに、金属粉Mが不可避的に発生した場合でも、電池ケース10内、さらには電極体20内への侵入を抑制することができる。さらに、送風により発生した球によって電極体20が損傷するのを抑制することができる。
なお、送風ノズル50は、図4に示すように、筒状で、先端の小さな穴から勢いよく気体を放出する装置である。送風ノズル50は、例えば図示しない圧送機に接続されて、所定の流量、タイミングで、気体を放出することができる。この送風ノズル50は、筒軸方向(図4では高さ方向Hに一致する)の先端部が封止されており、筒軸方向と交わる方向にノズル孔が備えられている。本例の送風ノズル50の送風流路は、送風ノズル50の先端で、幅方向Wと、幅方向に直交する厚み方向との、四方に分岐されている。図4では、厚み方向に分岐された流路が示されている。そして送風ノズル50の先端部の側壁には、幅方向Wと厚み方向との四箇所にノズル孔が設けられている。このような送風ノズル50を用いることで、ケース本体11と蓋部材12との隙間に、ケース本体11の内側から外側に向かう気流Fを好適に形成することができる。また、この気流Fは、ケース本体11の内側には侵入難いことから、金属粉Mを効率的に排出することができる。また、金属粉M、その他の異物等が、ケース本体11の内側に向けて送られることを防止することができる。送風ノズル50からケース本体11に供給する気体は、電池の性状に悪影響を与えないものであれば特に制限されず、例えば、乾燥空気や、窒素、アルゴン等の不活性ガス等が一例として挙げられる。
4.溶接工程
工程S4では、ケース本体11と蓋部材12とを溶接する。溶接は、ケース本体11および蓋部材12を溶接線に沿って接合に必要なエネルギーを供給することで実施することができる。溶接は、例えば、アーク溶接、抵抗溶接、高エネルギービーム溶接、ろう接、固相接合などであってよく、好ましくは高エネルギービーム溶接である。エネルギービームとしては、レーザや電子線等であってよく、波長はケース本体11と蓋部材12との組成や寸法等により適宜設定することができる。これにより、電極体20を電池ケース10内に封缶することができる。
なお、非水電解質として非水電解液を備えるリチウムイオン電池1では、その後の工程で、蓋部材12に設けられた注液孔15から、電池ケース10の内部に電解液を注液する。非水電解液は、非水溶媒と、電解質支持塩と、を含んでいる。電解液は、典型的には常温(典型的には0~25℃)で液体状態を示す。電解質支持塩は、例えばリチウム塩である。非水溶媒およびリチウム塩については特に限定されず、従来の二次電池の電解液に使用されているものと同様であってよい。非水溶媒の好適例としては、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類等の非プロトン性溶媒が挙げられる。なかでも、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等の環状カーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状カーボネート、および、これらのカーボネートがフッ素化されたフッ素化鎖状または環状カーボネートを、1種または2種以上含むことが好ましい。リチウム塩の好適例としては、例えば、LiPF、LiBF等が挙げられる。電解液中のリチウム塩の濃度は、例えば0.8~1.3mol/Lとすることができる。注液後の注液孔15は、例えば、注液孔15を気密に塞ぐ注液栓16によって封止する。蓋部材12と注液栓16とは、例えば、溶接によって堅固に固定されてもよい。これにより、リチウムイオン電池1を構築することができる。
組立て後のリチウムイオン電池1は、適宜、所定の初期充放電処理を施すことにより、電池としての機能を備え得る。また、リチウムイオン電池1の高い品質を確保するために、典型的には、初期充放電処理の前後に、エージング処理や、短絡検査等が施される。これにより、リチウムイオン電池1を製造することができる。このリチウムイオン電池1は、従来よりも封缶時の金属異物の混入が抑制されている。そのため、例えば、短絡検査において短絡が発生する不良品の発生率が低減されている。換言すると、ここに開示される技術によって、歩留まりよく高品質な電池を製造することができる。
以下、本発明に関するいくつかの実施例を説明するが、本発明をかかる具体例に示すものに限定することを意図したものではない。
〔実験例〕
〔電池の作製〕
まず、正極活物質としてのニッケルマンガンコバルト酸リチウムと、導電助材としてのアセチレンブラック(AB)と、結着材としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)と、を含む正極スラリーを調製し、この正極スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔の両面に塗布して、乾燥させることで、正極活物質層を備える正極を得た。なお、集電体の長手方向に沿う端部には、正極スラリーを塗布せず、集電体の露出部を設けた。
次いで、負極活物質としての黒鉛粉末と、結着材としてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘材としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを含む負極スラリーを調製し、この負極スラリーを、負極集電体としての銅箔の表面に塗布し、乾燥させることで、負極活物質層を備える負極を得た。なお、集電体の長手方向に沿う端部には、負極スラリーを塗布せず、集電体の露出部を設けた。
そして用意した正極および負極を、平均厚み20μmのポリエチレン製の微多孔質シートを介して、正極活物質層および負極活物質層が絶縁され、かつ、正負の集電体露出部がそれぞれ幅方向の反対側に突出するように重ね合わせた。そしてこの電極積層体を扁平に捲回することで捲回型電極体を得た。電池ケースとしては、SUS304製の蓋部材およびケース本体とからなる扁平角型の金属製電池ケースを用意した。なお、蓋部材には、電解液を注液するための注液孔と、正極および負極の外部端子が設けられている。そして、蓋部材に正負の集電端子を取り付けた後、正負の集電端子と捲回型電極体の正負の集電体露出部とを超音波溶接することにより接合した。これにより、捲回型電極体を蓋部材に固定した。
〔嵌め合わせ工程〕
次いで、蓋部材に固定した捲回型電極体にケース本体を被せ、以下のA~Dの4とおりの手順で蓋部材とケース本体とを嵌め合わせた。その後、蓋部材とケース本体とをレーザー溶接することで封缶し、電池組立体を得た。電池組立体は、各嵌め合わせパターンについて、10個ずつ用意した。なお、ドライエアの送風には、図4に示すノズル形状の送風ノズルを用い、注液孔から電池ケース側に送風ノズルの先端を挿入した状態で、送風と停止とを切り替えるようにした。
(A)送風することなく、蓋部材とケース本体とを嵌め合わせた。
(B)封缶後に、注液孔から電池ケース内にドライエアを送風した。
(C)捲回型電極体にケース本体を被せ終えるタイミングで注液孔から電池ケース内にドライエアを送風し、蓋部材とケース本体とを嵌め終えたとき(蓋部材とケース本体との変位がゼロのとき)に送風を停止した。
(D)捲回型電極体にケース本体を被せ終えるタイミングで注液孔から電池ケース内にドライエアを送風し、蓋部材とケース本体とを嵌め終えたとき(蓋部材とケース本体との変位がゼロのとき)から5秒後に送風を停止した。
〔スパイクリーク試験〕
上記のようにして組立てた注液前の各電池組立体に対して、スパイクリーク試験を実施した。具体的には、室温(25℃)環境において、電池組立体に対し、電池ケースの幅方向に直交する厚み方向に6kNの荷重を印加し、捲回型電極体を電極層の積層方向で圧縮させた。そしてこのような加圧状態において、正負の外部端子間に500Vのスパイク電圧を瞬間的に印加し、リーク電流(絶縁破壊電流)が流れるかどうかを確認した。その結果を、リーク電流が流れなかった場合を「OK」、リーク電流が流れた場合を「NG」、として、各結果に該当するセルの数を嵌め合わせ工程ごとに集計して、下記表1に示した。
Figure 0007100802000001
嵌め合わせを手順(A)で行った場合は、スパイクリーク試験により、全10個中4個のセルにて短絡が発生することがわかった。これは、嵌め合わせ工程時に発生した金属異物が電極体内部に侵入して短絡の原因となったためであると考えられる。これに対し、手順(C)で行った場合は、スパイクリーク試験にて短絡が発生したセルは0個であり、電池ケースの嵌め合わせ工程にてエアを注入することで、微小短絡を効果的に抑制できることが確認できた。なお、手順(B)では、封缶後にエアを注入しているため、金属異物を排出するとの観点から、手順(A)の場合と比較して大きな改善は見られなかった。また、手順(D)では、嵌め合わせ後もしばらくエアを注入したことによって、10個中2個のセルにて短絡が発生してしまうことがわかった。これは、電池ケースの嵌め合わせ時に発生した金属異物等はケース外に排出できたものの、その後もエアを注入し続けることで、電極体にダメージを与えて電極活物質層の剥離等を引き起こしてしまったものと予想される。
以上のことから、蓋部材のケース本体への嵌め合わせ時に、勘合部近辺にケース内からケース外に向かう気流を適切なタイミングで発生させることで、勘合に伴い発生する金属異物に起因する短絡を低減できることがわかった。また、気流発生のためのエアの注入は、嵌め合わせ完了とともに停止させることで、電極体損傷等のダメージを発生させることがないことも確認できた。エアの注入停止のタイミングは、嵌め合わせ完了から遅れる場合でも、5秒後よりも早期であることが望ましい。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記実施形態および実施例は例示にすぎず、ここに開示される発明には上述の具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、電極体は、捲回型に限定されず、複数の平板状の正極と負極とがセパレータを介して積層された、いわゆる積層型の電極体であってもよい。また、ここに開示される技術は、電解質として非水電解液を用いる電池の場合に特に好適に適用できるが、固体電解質を使用する全固体電池に対して適用することもできる。この場合、送風は、注液孔に代えて、安全弁装着部等を利用して実施してもよい。電池ケースの蓋部材とケース本体との嵌め合わせ構造は、上記の例に限定されず、例えば蓋部材は断面形状がT字型であり、ケース本体の開口の内面上端から上面にわたって密接して覆うように構成されていてもよい。また、送風ノズルの送風流路の形態(ノズル孔の数、向き、送風角度等)や、ガス種および流量等は、当業者であれば、ここに開示される技術の本質を外れない範囲で適宜設計変更することができる。
1 電池
10 電池ケース
11 ケース本体
12 蓋部材
20 電極体

Claims (1)

  1. 電極体が収容された電池ケースのケース本体と蓋部材とが溶接されている電池の製造方法であって、
    開口を有するケース本体と、前記開口を封口するとともに厚み方向に貫通する貫通穴を備える蓋部材と、電極体とを用意する工程、
    前記電極体を前記ケース本体に収容する工程、および、
    前記ケース本体の前記開口に前記蓋部材を嵌め合わせる工程、
    を含み、
    前記嵌め合わせ工程は、
    筒状の送風ノズルであって、当該筒軸方向の先端部が封止されているとともに、前記筒軸方向と交わる方向にノズル孔が備えられた送風ノズルを用い、
    前記蓋部材の前記貫通穴に前記送風ノズルを挿入し、かつ、当該送風ノズルから前記ケース本体の内部に送風しながら前記ケース本体と前記蓋部材とを嵌め合わせるとともに、前記ケース本体と前記蓋部材とを嵌め終えたタイミングで、前記送風ノズルからの前記送風を停止することを特徴とする、電池の製造方法。
JP2018195390A 2018-10-16 2018-10-16 電池の製造方法 Expired - Fee Related JP7100802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018195390A JP7100802B2 (ja) 2018-10-16 2018-10-16 電池の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018195390A JP7100802B2 (ja) 2018-10-16 2018-10-16 電池の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020064747A JP2020064747A (ja) 2020-04-23
JP7100802B2 true JP7100802B2 (ja) 2022-07-14

Family

ID=70387446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018195390A Expired - Fee Related JP7100802B2 (ja) 2018-10-16 2018-10-16 電池の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7100802B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022000848T5 (de) * 2021-01-29 2023-12-07 Gs Yuasa International Ltd. Energiespeichervorrichtung
JP7666012B2 (ja) * 2021-02-24 2025-04-22 株式会社Gsユアサ 蓄電素子
CN114639864B (zh) * 2022-04-01 2024-11-05 辽宁高登赛固态电池有限公司 一种固态电池及其生产方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004311323A (ja) 2003-04-10 2004-11-04 Sony Corp 電池製造装置
JP2010105041A (ja) 2008-09-30 2010-05-13 Sanyo Electric Co Ltd レーザ溶接用治具、レーザ溶接装置及び角形電池の製造方法
JP2012170852A (ja) 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 異物除去装置
JP2014160617A (ja) 2013-02-20 2014-09-04 Gs Yuasa Corp 蓄電素子及び蓋板の製造方法
WO2016158998A1 (ja) 2015-03-31 2016-10-06 株式会社Gsユアサ 蓄電素子の製造方法及び蓄電素子の製造装置
JP2018006261A (ja) 2016-07-07 2018-01-11 トヨタ自動車株式会社 二次電池の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004311323A (ja) 2003-04-10 2004-11-04 Sony Corp 電池製造装置
JP2010105041A (ja) 2008-09-30 2010-05-13 Sanyo Electric Co Ltd レーザ溶接用治具、レーザ溶接装置及び角形電池の製造方法
JP2012170852A (ja) 2011-02-18 2012-09-10 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 異物除去装置
JP2014160617A (ja) 2013-02-20 2014-09-04 Gs Yuasa Corp 蓄電素子及び蓋板の製造方法
WO2016158998A1 (ja) 2015-03-31 2016-10-06 株式会社Gsユアサ 蓄電素子の製造方法及び蓄電素子の製造装置
JP2018006261A (ja) 2016-07-07 2018-01-11 トヨタ自動車株式会社 二次電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020064747A (ja) 2020-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11011806B2 (en) Cylindrical battery
US10424816B2 (en) Lithium-ion secondary battery and manufacturing method thereof
US10461308B2 (en) Sealed battery and method of manufacture
US9859534B2 (en) Secondary battery
WO2014045569A1 (ja) 密閉型二次電池
JP5958712B2 (ja) 角形電池
JP2013125650A (ja) 密閉型リチウム二次電池とその製造方法
CN110447120B (zh) 锂离子电池
JP2012174433A (ja) 電気化学デバイス及び電気化学デバイス用外装体
JP2002324541A (ja) 密閉型電池
JP7100802B2 (ja) 電池の製造方法
JP3786349B2 (ja) 非水二次電池
US10186728B2 (en) Nonaqueous electrolyte secondary battery
JP6838442B2 (ja) 電極板の製造方法及び二次電池の製造方法
JP2017084533A (ja) 非水電解液二次電池の製造方法
JP6870505B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP5100082B2 (ja) 扁平型電池
US11063312B2 (en) Cell
JP6184104B2 (ja) 非水電解質電池
JP2019021445A (ja) リチウムイオン二次電池の初回充電方法におけるセパレータ皺抑制方法およびリチウムイオン二次電池の製造方法
JP4272657B2 (ja) 非水二次電池
US20240266689A1 (en) Method for manufacturing power storage device
JP7079413B2 (ja) 二次電池の製造方法
JP2006172975A (ja) 密閉形電池
JP6688466B2 (ja) 二次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220615

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7100802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees