JP7105181B2 - 吸液ロール用シート及び吸液ロール - Google Patents
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Description
島成分としてポリエチレンテレフタレート(PET)、海成分としてポリエチレンを含み、島成分/海成分の質量比65/35である島数12島の溶融状態の海島型複合繊維を280℃の溶融複合紡糸用口金から吐出した。そして、口金から吐出された溶融状態の海島型複合繊維を、口金直下に設置したエアジェット吸引装置により4000m/minとなるようにエアーを調節して延伸して細化しながら冷却することにより平均繊度3dtexの海島型複合繊維を紡糸した。そして、海島型複合繊維をエアジェット吸引装置の直下に設置した移動式ネット上に連続的に捕集し、表面温度70℃の金属ロールを用いてプレスすることにより目付け40g/m2の長繊維の海島型複合繊維のウェブを得た。
ロール用シートから製造工程の流れ方向に目印をつけ、直径113mmの円形の断片を切り抜き、断片の重量を測定した。そして、20℃の環境下で、切り抜いた断片を水に浸漬し、ディップ・ニップ処理により断片と同じ重量分の含水量になるように含水させた。
そして、断片よりも大きい2枚の円板(厚さ3mm、直径150mmの鋼板製)で含水させた切断片を流れ方向の目印がわかるように挟んだ。そしてその状態を維持するように固定して、円板の外周の流れ方向の目印の位置である点Aから2枚の円板間に定規を差し入れて、円板の外周からロール用シートの断片の外周までの距離A1(mm)を測定した。
また、同様に、点Aに直径方向に対向する点Bからも、円板の外周からロール用シートの断片の外周までの距離B1(mm)を測定した。そして、円板の直径150mmから距離A1及び距離B1を減じることにより、含水率100質量%で実質的に無荷重の状態の円形のロール用シートの断片の直径D1を求めた。そして、含水させた切断片を挟んだ2枚の円板を油圧プレスで2.0kgf/cm2の荷重で平面方向に圧縮し、圧縮した直後において、点A及び点Bからロール用シートの断片の外周までの距離a1,b1をそれぞれ測定した。そして、(A1+B1)から(a1+b1)を減じることにより、含水率100質量%において2.0kgf/cm2の荷重で平面方向に圧縮したときの直径の増加量Iを算出した。そして、直径変化率R(%)=I/D1×100の式により、含水率100質量%で2.0kgf/cm2の荷重で平面方向に圧縮したときの直径変化率Rを算出した。なお、円板の中心に対して、点Aから45度の方向における点、及び90度の方向における点においても同様に直径変化率を算出した。また、含水処理をしていないロール用シートの原反から切り抜いた直径113mmの円形の断片についても、2.0kgf/cm2の荷重で平面方向に圧縮し、圧縮した直後の直径変化率R(%)を算出した。
得られたロール用シートから切り出した2.5cm×16cmの試験片を用いて、JIS L1096の8.12.1「引張強度試験」に準じて応力-歪み曲線を得た。そして、応力-歪み曲線から10%伸びたときの応力を読み取り、10%引張強力を求めた。なお、試験は、原反のタテ方向及びヨコ方向をそれぞれ3本ずつ測定し、それらの平均値をロール用シートの10%強力とした。また、測定は、含水処理をしていないときと、含水率100質量%のときの2つの条件で行った。
ロール用シートの単位面積あたりの質量(g/cm2)をその厚さ(cm)で除した値を見かけ密度(g/cm3)とした。結果は、任意の10箇所について測定した見かけ密度の算術平均値である。なお、厚さは、JISL1096に準じて240gf/cm2の荷重下で測定した。
得られたロール用シートから中央に貫通孔を有する円環状に切断した多数のシートを製造した。そして、その円環状のシートを平面方向に多数枚重ねた積重体を形成し、積重体を形成する円環状のシートをシャフトに挿通し、積重体を圧縮固定することによりロールを作成した。そして、上下一対のロール装着部を有する装置に、線圧6kgf/cmになるようにロールを装着した。そして、表面に水を供給しながら走行させた。そして、装置から取り出したロールの外周面を目視し、凹凸が確認できなかったときをA、凹凸が明らかに確認できたときをBと判定した。
実施例1のロール用シートの製造において、テンタークリップで拡幅処理する割合を、幅方向に17%、長さ方向に8%の代わりに、幅方向に7%、長さ方向に7%に変更した以外は同様にしてロール用シートの中間体を製造した。そして、得られたロール用シートの中間体にさらに、幅方向に10%拡幅処理する工程を追加して行うことによりロール用シートを製造した。実施例1のロール用シートに代えて、上述したように製造したロール用シートを用いた以外は実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例1のロール用シートの製造において、テンタークリップで拡幅処理する割合を、幅方向に17%、長さ方向に8%の代わりに、幅方向に7%、長さ方向に7%に変更した以外は同様にしてロール用シートを製造した。実施例1のロール用シートに代えて、上述したように製造したロール用シートを用いた以外は実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例1のロール用シートの製造において、20質量%のポリウレタンを付与したことに代えて、30質量%のポリウレタンを付与し、テンタークリップで拡幅処理する割合を、幅方向に17%、長さ方向に8%の代わりに、幅方向に11%、長さ方向に8%に変更した以外は同様にしてロール用シートを製造した。実施例1のロール用シートに代えて、上述したように製造したロール用シートを用いた以外は実施例1と同様にして評価した。
結果を表1に示す。
1a 中空部
2 固定リング
3 被処理部材
10,10a 吸液ロール用シート
20 吸液ロール
Claims (5)
- 長繊維を含む不織布と、前記不織布に付与された10~30質量%の高分子弾性体とを含み、
直径113mmの円形の切断片において、含水率100質量%で2.0kgf/cm2の荷重で平面方向に圧縮したときの直径変化率が2.0%以下であることを特徴とする吸液ロール用シート。 - 含水率100質量%で測定したときの10%引張強力が1.0kg/cm以上である請求項1に記載の吸液ロール用シート。
- 0.42~0.46g/cm3の見かけ密度を有する請求項1または2に記載の吸液ロール用シート。
- 前記長繊維は0.01~1.0dtexのポリエステル系繊維であり、前記高分子弾性体はポリウレタンである請求項1~3の何れか1項に記載の吸液ロール用シート。
- 請求項1~4の何れか1項に記載の吸液ロール用シートからなる中央に貫通孔を有する円環状シートを多数枚重ねた積重体とシャフトとを備え、
前記積重体を形成する前記円環状シートの前記貫通孔にシャフトを挿通し、該積重体を圧縮するように固定して形成されたことを特徴とする吸液ロール。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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| JP2018076396 | 2018-04-11 |
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|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018233147A Active JP7105181B2 (ja) | 2018-04-11 | 2018-12-13 | 吸液ロール用シート及び吸液ロール |
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| JP (1) | JP7105181B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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| JP2008002521A (ja) | 2006-06-21 | 2008-01-10 | Kowa Co Ltd | ロール |
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| JPS63192510A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-08-09 | Nippon Steel Corp | 高速移行する鋼帯の表面付着水分の除去を可能とする吸水リンガーロール |
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