JP7145900B2 - ステアリングサポート - Google Patents
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Description
上記構成によれば、第1ステアリング締結部からピラーとの締結部への外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポートに局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポートの剛性が向上する。
また、ステアリングサポートは、突出部をさらに備えても良い。なお、突出部とは、本体部における車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に車両の前側に突出するように設けられた部位であって、ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である。そして、本体中央部における前側の端部は、第2ステアリング締結部よりも前側に位置していても良い。
本実施形態のステアリングサポート1は、例えば鋼材から形成され、車幅方向(換言すれば、車両における左右方向)に延びた状態で車両に搭載される(図1~7参照)。以後、車両における前、後、右、左を、単に前、後、右、左と記載する。また、左右方向の中央を、単に中央と記載する。
本体部10は、左右方向に延びるように設けられる中空の部位であり、略前後方向(以後、幅方向とも記載)に広がる(図1~8参照)。また、本体部10は、プレス成形等により所定の形状に形成された板材である上本体部材3と下本体部材4とを有する。
上本体部材3は、上述した前及び後フランジ部30、31と、右湾曲部32と、左湾曲部33と、前面部34と、後面部35と、後上面部36とを備える(図1~8参照)。
前面部34は、前フランジ部30から後側に広がる平面状の部位であり、後側に向かうに従い上側に向かうように傾斜する。
[4.下本体部材]
下本体部材4は、上述した前及び後フランジ部40、41と、前側部42と、底面部43と、後側部44とを備える(図1~8参照)。
上述した下本体部材4の底面部43は、仮想的な平面である基準底面25に沿って略平面状に広がる(図8参照)。ここで、底面部43の上側で交差する2つの仮想的な平面を、基準前面26及び基準後面27とする。基準底面25と基準前面26と基準後面27とは、左右方向に直交する断面が三角形を形成する。
突出部20は、前側に突出するように本体部10の本体中央部15に設けられる(図1~8参照)。突出部20は、プレス成形等により所定の形状に形成された板材である上突出部5と下突出部6とを有する。
上伸長部50は、上本体部材3における本体中央部15を形成する部分に配置され、前後方向に延びる細長い部位である。上伸長部50は、上本体部材3における後上面部36、後面部35、及び前面部34に沿って配置され、前面部34から前方に突出する。また、上伸長部50と上本体部材3との間には、隙間が形成されている。
上右フランジ部53は、上右壁部51の下端及び前端から右側に突出するフランジ状の部位である。また、上左フランジ部55は、上左壁部52の下端及び前端から左側に突出するフランジ状の部位である。上右フランジ部53、上左フランジ部55は、それぞれ、上伸長部50の後端から前端にわたって設けられる。また、上右フランジ部53、上左フランジ部55の後側の部分は、それぞれ、後上面部36、後面部35、及び前面部34に当接する右接合部54、左接合部56として形成される。また、右接合部54、左接合部56は、略三角形状であり、例えば溶接等により上本体部材3に接合される。
一方、下突出部6は、下本体部材4における本体中央部15を形成する部分から前方に突出する部位である。下突出部6は、下伸長部60と、下前端部61と、下右壁部62と、下左壁部63と、下右フランジ部64と、下左フランジ部65と、下前フランジ部66とを備える。
下右壁部62、下左壁部63は、それぞれ、下伸長部60及び下前端部61の右端、左端から、上伸長部50に向かって突出する壁状の部位である。
第1ステアリング締結部13は、本体部10の本体中央部15に設けられ(図1~7参照)、本体部10とステアリング8(より詳しくは、ステアリングコラム82の取付部83)とを締結する(図8、9参照)。第1ステアリング締結部13は、本体部10における軸線90の後側の部分に設けられ、内部空間18に当接する。
第2ステアリング締結部21は、ステアリング8に締結されるよう構成されており、下突出部6の下右壁部62及び下左壁部63における後側の端部の付近に設けられる(図8参照)。本実施形態では、一例として、第2ステアリング締結部21は、下右壁部62及び下左壁部63の各々を左右方向に貫通する2つのボルト穴として形成されている。
ステアリングサポート1における本体部10の右端部11は、ステアリングメンバ9の左端に締結される(図1~5参照)。すなわち、右端部11の開口には、ステアリングメンバ9の左端が挿入される。そして、右端部11における開口を囲む縁部は、例えば溶接等により、その全周にわたってステアリングメンバ9の左端に接合され、これにより、ステアリングメンバ締結部が構成される。ステアリングメンバ締結部は、内部空間18に当接する。
第1ステアリング締結部13におけるボルト70及びカラー71は、内部空間18を跨ぐように設けられる。一方、ピラー締結部(換言すれば、左端部12)、及び、ステアリングメンバ締結部(換言すれば、右端部11)もまた、内部空間18を跨ぐように設けられる。
ここで、ピラー締結部、ステアリングメンバ締結部、及び、フロアブレース締結部14を、他部材締結部とも記載する。本実施形態では、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と、他部材締結部の少なくとも一部とを結ぶ略直線は、左右方向に対し傾斜している。しかし、該略直線は、左右方向に延びていても良い。
[11.効果]
(1)上記実施形態によれば、第1ステアリング締結部13と他部材締結部とは、内部空間18に当接する。このため、第1ステアリング締結部13から入力された外力が、本体部10における中空の部分を介して他部材締結部に伝達するように促される。そして、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と他部材締結部の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する。このため、本体部の中空の部分を介して第1ステアリング締結部13から他部材締結部へと外力が伝達する際、該外力の伝達経路が真っ直ぐになるように促され、該外力の伝達方向の変化が抑制される。このため、外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポート1に局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポート1の剛性が向上する。
(5)また、本体中央部15における前側の端部は、突出部20に設けられた第2ステアリング締結部21よりも前側に位置する。このため、本体中央部15の幅が広くなり、本体中央部15における上突出部5及び下突出部6との溶接部分の面積を十分に確保可能になるため、より強固に、突出部20を本体中央部15に接合できる。また、本体中央部15が幅広となるため、本体部10の剛性が向上する。
(1)上記実施形態では、ステアリングサポート1は、左側の運転席に設けられたステアリング8を支持する。しかしながら、ステアリングサポート1は、上記実施形態と同様の構成により、右側の運転席に設けられたステアリング8を支持できる。
運転席側ピラー94、ステアリングメンバ9、又は、フロアブレース93が、他の部材の一例に相当する。また、第1ボルト穴72が第1締結部の一例に、第3ボルト穴45が第3締結部の一例にそれぞれ相当する。また、右端部11、左端部12、又は、第3ボルト穴45が、第2締結部の一例に相当する。
Claims (8)
- 車幅方向に延びた状態で車両に搭載され、前記車両のステアリングを上方から支持するよう構成されたステアリングサポートであって、
所定の形状の複数の板材を接合することで形成された部位であって、前記複数の板材の間に、前記車幅方向に延びる内部空間が形成されている部位である本体部と、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部と前記ステアリングとを締結させる部位である第1ステアリング締結部を構成するために前記本体部に設けられた第1締結部と、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部と前記車両の他の部材とを締結させる部位である他部材締結部を構成するために前記本体部に設けられた第2締結部と、
前記本体部における前記車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に前記車両の前側に突出するように設けられた部位であって、前記ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である突出部と、を備え、
前記第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、前記他部材締結部における少なくとも一部とは、前記内部空間を通過する略直線上に位置し、
前記本体部は、下本体部材と上本体部材とを有し、
前記下本体部材は、前記内部空間の下側に位置し、
前記上本体部材は、前記内部空間を挟んで前記下本体部材と対面し、
前記突出部は、上突出部と下突出部とを有し、
前記上突出部は、前記上本体部材における前記本体中央部を形成する部分の上面に配置され、
前記下突出部は、前記下本体部材における前記本体中央部を形成する部分の下面に配置され、前記第2ステアリング締結部を有し、
前記第1ステアリング締結部は、前記上突出部と、前記下本体部材と、前記上本体部材と、前記内部空間とを貫通する少なくとも1つの貫通部材により、前記上突出部と、前記本体部と、前記ステアリングとを締結する
ステアリングサポート。 - 請求項1に記載されたステアリングサポートであって、
前記第2ステアリング締結部は、前記下突出部を前記車幅方向に貫通するボルト穴を有し、前記ボルト穴に挿入されたボルトにより、前記第2ステアリング締結部が前記ステアリングに締結される
ステアリングサポート。 - 請求項1又は請求項2に記載されたステアリングサポートであって、
前記下突出部の前端は、前記車両のボディに締結される
ステアリングサポート。 - 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記他の部材とは、前記車両のピラーである
ステアリングサポート。 - 請求項4に記載されたステアリングサポートであって、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部とフロアブレースとを締結させる部位であるフロアブレース締結部を構成するために前記本体部に設けられた第3締結部をさらに備え、
前記フロアブレースとは、前記車両のボディにおける前記ステアリングサポートの下方に位置する部分から突出する細長い部材であり、
前記第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、前記フロアブレース締結部における少なくとも一部とは、前記内部空間を通過する略直線上に位置する
ステアリングサポート。 - 請求項5に記載されたステアリングサポートであって、
前記第3締結部は、前記下本体部材に設けられている
ステアリングサポート。 - 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記本体部は、前記内部空間の下側に位置する部位であって、仮想的な平面である基準底面に沿って広がる部位である底面部をさらに有し、
前記底面部の上側で交差する2つの仮想的な平面を、基準前面及び基準後面とし、
前記基準底面と前記基準前面と前記基準後面とは、前記車幅方向に直交する断面が三角形を形成し、
前記本体部は、前記基準前面に沿って広がる前面部と、前記基準後面に沿って広がる後面部とを有する
ステアリングサポート。 - 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記ステアリングサポートは、前記本体部における前記車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に前記車両の前側に突出するように設けられた部位であって、前記ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である突出部をさらに備え、
前記本体中央部における前記前側の端部は、前記第2ステアリング締結部よりも前記前側に位置する
ステアリングサポート。
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