<第1実施形態>
図1~図6を参照して、第1実施形態に係るカラオケシステムについて説明する。
==カラオケシステム==
カラオケシステム1は、歌唱動画をライブ配信するためのシステムである。歌唱動画は、カラオケ歌唱を行う歌唱者を撮影して得られた動画像に、カラオケ演奏の演奏音及び歌唱音声を合成したものである。図1に示すように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、複数の利用者端末、及びサーバ装置Sを備える。
利用者端末は、カラオケシステム1の利用者が所有するスマートフォンやパーソナルコンピュータである。本実施形態に係る利用者端末には、カラオケシステム1を利用するための専用アプリケーションソフトウェア(以下、「ライブ配信アプリ」)がインストールされている。ライブ配信アプリは、サーバ装置Sや、サーバ装置Sが提供するWebサイトからダウンロードすることで入手できる。
ライブ配信アプリは、ライブ配信を行うための歌唱動画を生成するモード(生成モード)と、ライブ配信された歌唱動画を視聴するモード(視聴モード)を備えている。
生成モードでは、サーバ装置Sから受信したカラオケ演奏用の演奏データに基づいてカラオケ演奏を行うことができる。また、生成モードで生成される歌唱動画は、サーバ装置Sに順次、ストリーミング送信することができる。すなわち、本実施形態におけるライブ配信アプリを実行することにより、利用者は、カラオケ配信対応サービスを受けることができる。生成モード及び視聴モードの詳細については後述する。
図1の例において、利用者U1の利用者端末M1により、利用者U1が行っているカラオケ歌唱に基づく歌唱動画をサーバ装置Sにストリーミング送信する。また、不特定多数の利用者U2~利用者Unは、自己の利用者端末M2~利用者端末Mnにより、サーバ装置Sがライブ配信する歌唱動画を視聴する。すなわち、利用者U1は「歌唱者」に相当し、利用者U2~利用者Unは「視聴者」に相当する。また、利用者端末M1は「歌唱者端末」に相当し、利用者端末M2~利用者端末Mnは「視聴者端末」に相当する。歌唱者端末は、利用者端末のうち、カラオケ歌唱を行う歌唱者が操作する端末である。視聴者端末は、利用者端末のうち、歌唱動画を視聴する視聴者が操作する端末である。
サーバ装置Sは、各種情報や各利用者端末から送信される情報を管理したり、各利用者端末に対して歌唱動画をライブ配信するコンピュータである。
==歌唱者端末==
図2を参照して、歌唱者端末の構成について説明する。以下、歌唱者端末として、図1における利用者端末M1を例に説明する。図2に示すように、利用者端末M1は、記憶手段10、通信手段11、表示手段12、入力手段13、集音手段14、撮影手段15、放音手段16、及び制御手段17を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶手段、通信手段、表示手段、入力手段、集音手段、撮影手段、放音手段]
記憶手段10は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。記憶手段10は、ライブ配信アプリでカラオケ演奏が可能な楽曲の楽曲名や楽曲識別情報、端末識別情報、或いはサーバ装置Sから送信された楽曲の演奏データを一時的に記憶する。楽曲識別情報は、楽曲を識別するための楽曲ID等、各楽曲に固有の情報である。端末識別情報は、利用者端末を識別するための端末ID等、各利用者端末に固有の情報である。
通信手段11は、サーバ装置Sとの接続を行うためのインターフェースを提供する。表示手段12は、各種情報を表示させるディスプレイである。入力手段13は、利用者が各種指示入力を行うための構成である。なお、一般的なスマートフォンでは、表示手段12がタッチパネル形式で構成されており、入力手段13として機能する。
利用者端末M1の集音手段14は、歌唱者(利用者U1)の歌唱音声や歌唱者が行うトークを集音するためのマイクである。撮影手段15は、利用者端末に備え付けられているカメラである。利用者端末M1の撮影手段15は、カラオケ歌唱を行う歌唱者(利用者U1)を撮影する。放音手段16は、音声を放音するためのイヤホン等である。
通常、カラオケ配信対応サービスを利用する際に、歌唱者は、スタンド等に利用者端末を固定し、少し離れた場所においてワイヤレス・イヤホンでカラオケ演奏音を聴きながら、ワイヤレス・マイクで歌唱を行い、撮影手段15に動画像を撮影させる。ワイヤレス・イヤホンからは、ワイヤレス・マイクで集音された歌唱音声がカラオケ演奏音とともに放音される。歌唱音声にはエコーなどの残響効果を付与することもできる。本実施形態におけるカラオケ配信対応サービスにおいても同様の方法で歌唱音声等を得ることができる。すなわち、集音手段14は、利用者端末M1で利用可能なワイヤレス・マイクのような別部材を含む。また、放音手段16は、利用者端末M1で利用可能なワイヤレス・イヤホンのような別部材を含む。
[制御手段]
制御手段17は、利用者端末M1における各種の制御を行う。制御手段17は、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
ライブ配信アプリを起動し、生成モードが選択された場合(利用者がカラオケ配信対応サービスの利用を希望する場合)、制御手段17は、セットリスト生成部17a、演奏処理部17b、及び転送部17cとして機能する。
(セットリスト生成部)
セットリスト生成部17aは、セットリストを生成し、サーバ装置Sに送信する。セットリストは、カラオケ歌唱を行う複数の楽曲から構成されている。セットリストに含まれる楽曲は、利用者自らが選曲を行った楽曲である。すなわち、利用者がカラオケ歌唱できる楽曲である。
たとえば、利用者U1は、生成モードを選択した後、表示手段12に表示されるセットリスト作成画面でカラオケ歌唱を行いたい楽曲を複数選択する。セットリスト生成部17aは、選択された複数の楽曲をまとめた一つのセットリストを生成し、端末識別情報と併せてサーバ装置Sに送信する。セットリストには、たとえば、利用者U1が選曲した楽曲名や楽曲識別情報が含まれる。
(演奏処理部)
演奏処理部17bは、サーバ装置Sから受信した楽曲の演奏データに基づいてカラオケ演奏を行う。具体的に、演奏処理部17bは、演奏データに基づいて演奏音を生成し、放音手段16から放音させる。
利用者U1は、演奏音に併せてカラオケ歌唱を行う。集音手段14は、利用者U1のカラオケ歌唱による歌唱音声を集音する。また、撮影手段15は、少なくとも利用者U1がカラオケ歌唱を行っている間、利用者U1の姿(具体的には顔や上半身)を撮影する。すなわち、利用者U1は、動画像の自撮りを行う。
なお、一般に、カラオケ歌唱が可能な楽曲には、演奏データと併せて、楽曲の歌詞を表示させるための歌詞テロップデータが準備されている。この場合、利用者端末M1は、サーバ装置Sから楽曲の演奏データと共に歌詞テロップデータを受信する。演奏処理部17bは、歌詞テロップデータに基づいて歌詞を生成し、演奏音と同期して表示手段12に歌詞を表示させることができる。
(転送部)
転送部17cは、演奏処理部17bが行うカラオケ演奏の演奏音と、集音手段14により集音されたカラオケ歌唱の歌唱音声と、撮影手段15によりカラオケ歌唱を行う歌唱者を撮影して得られる動画像とに基づいて歌唱動画を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
転送部17cは、演奏音、歌唱音声、及び歌唱者の動画像を合成し、歌唱動画を生成する。各音声と動画像の合成は、公知の手法を用いることができる。転送部17cは、通信手段11を介し、生成する歌唱動画を順次サーバ装置Sにストリーミング送信する。
==視聴者端末==
次に、図3を参照して、視聴者端末の構成について説明する。以下、視聴者端末として、図1における利用者端末M2を例に説明する。なお、利用者端末M3~利用者端末Mnも同様の構成を有する。
図3に示すように、利用者端末M2のハードウェア構成は、利用者端末M1と同様である。一方、ライブ配信アプリを起動し、視聴モードが選択された場合、制御手段17は、第1の表示制御部17d、第2の表示制御部17e、及び投票部17fとして機能する。
(第1の表示制御部)
第1の表示制御部17dは、サーバ装置Sがライブ配信する歌唱動画を表示手段12に表示させる。
たとえば、利用者U2は、視聴モードを選択した後、表示手段12に表示される検索画面で視聴したい歌唱動画を選択する。利用者U1がストリーミング送信中の歌唱動画を選択した場合、第1の表示制御部17dは、サーバ装置Sにアクセスし、利用者U1がストリーミング送信中の歌唱動画のライブ配信を受け、表示手段12に表示させる。よって、利用者U2は利用者U1がストリーミング送信中の歌唱動画を視聴することができる。また、歌唱動画を視聴する利用者U2は、入力手段13を用いてコメントを入力したり、利用者U1に対してギフトを提供することができる。
(第2の表示制御部)
第2の表示制御部17eは、サーバ装置Sが公開した投票用楽曲リストを表示手段12に表示させる。
投票用楽曲リストは、歌唱者が選択した楽曲から構成されるセットリストの中から、既に演奏データを送信した楽曲を削除したものである(詳細は後述)。
たとえば、利用者U1がストリーミング送信中の歌唱動画を利用者U2が視聴している場合、第2の表示制御部17eは、利用者U1の投票用楽曲リストを利用者端末M2の表示手段12に表示させる。
(投票部)
投票部17fは、投票用楽曲リストに含まれる楽曲のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲として視聴者が選択した楽曲を示す投票情報をサーバ装置に送信する。
投票情報は、たとえば楽曲名や楽曲識別情報である。表示手段12に表示された投票用楽曲リストを確認した視聴者は、次に歌唱動画を視聴したい楽曲を選択することができる。具体的に、視聴者は、入力手段13により、表示手段12に表示された投票用楽曲リストの中から、任意の楽曲を選択する。この選択を受けて、投票部17fは、当該楽曲の楽曲識別情報を投票情報としてサーバ装置Sに送信する。
なお、投票部17fは、一度に複数の楽曲の選択を受け付けてもよいし、逆に、一の視聴者毎に選択できる回数を制限してもよい。
==サーバ装置==
図4はサーバ装置Sのハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置Sは、記憶手段20、通信手段21、及び制御手段22を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
記憶手段20は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。たとえば、記憶手段20は、カラオケ演奏を行うための複数の楽曲(楽曲データ)を記憶する。楽曲データは、楽曲識別情報が付与されている。楽曲データは、演奏データ、リファレンスデータ、歌詞テロップデータ等を含む。通信手段21は、サーバ装置Sと各利用者端末とを接続するためのインターフェースを提供する。
制御手段22は、サーバ装置Sにおける各種の制御を行う。図4に示すように、本実施形態に係る制御手段22は、データ送信部22a、公開部22b、配信部22c、集計部22d、及び決定部22eとして機能する。
[データ送信部]
データ送信部22aは、歌唱者端末に対し、楽曲の演奏データを送信する。
たとえば、データ送信部22aは、歌唱者端末から受信したセットリストに基づいて最初にカラオケ演奏する楽曲の演奏データを送信する。具体的に、データ送信部22aは、楽曲の演奏データを記憶手段20から読み出す。そして、データ送信部22aは、セットリストに紐付けられた端末識別情報に基づいて、読み出した演奏データを利用者端末M1に送信する。最初に演奏データを送信する楽曲は特に限定されない。たとえば、セットリストの一番初めの楽曲であってもよいし、歌唱者が予め指定した任意の楽曲であってもよい。なお、2曲目以降の楽曲は、視聴者の投票によって決定される(詳細は後述)。
また、本実施形態に係るデータ送信部22aは、歌唱者端末に対し、決定部22eが決定した楽曲(視聴者の投票によって決定された楽曲。詳細は後述)の演奏データを送信する。
たとえば、決定部22eが次に演奏データを送信する楽曲を楽曲X1に決定したとする。この場合、データ送信部22aは、楽曲X1の演奏データを記憶手段20から読み出す。そして、データ送信部22aは、セットリストに紐付けられた端末識別情報に基づいて、読み出した楽曲X1の演奏データを利用者端末M1に送信する。
[公開部]
公開部22bは、歌唱者端末から受信したセットリストから演奏データを送信した楽曲を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストとして公開する。
たとえば上記例において、データ送信部22aは、楽曲X1の演奏データを送信したとする。この場合、公開部22bは、セットリストから楽曲X1を削除することによりセットリストを更新する。その結果、セットリストには、楽曲X2~楽曲X5が含まれる。公開部22bは、更新したセットリストを投票用楽曲リストとして公開する。
視聴者は、投票用リストを参照し、次にカラオケ歌唱をして欲しい楽曲を選択する。視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲の楽曲識別情報を投票情報としてサーバ装置Sに送信する。
[配信部]
配信部22cは、歌唱者端末がストリーミング送信中の歌唱動画を視聴者端末にライブ配信する。
歌唱動画をライブ配信する方法は公知の手法を利用することができる。たとえば、上記例で述べたように、利用者U1の利用者端末M1からストリーミング送信されている歌唱動画を利用者U2が選択したとする。この場合、配信部22cは、利用者U2が操作する利用者端末M2に対し、利用者U1がストリーミング送信中の歌唱動画のライブ配信を行う。
[集計部]
集計部22dは、複数の視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。
投票情報の集計は、投票用楽曲リストに含まれる楽曲毎に投票情報の数を合計することにより行う。集計部22dは、集計を開始するまで、受信した投票情報を記憶手段20に記憶しておく。なお、投票情報の受信開始は、たとえば投票用楽曲リストの公開と同時のタイミングで行う。
具体例として、利用者U1の利用者端末M1からストリーミング送信されている楽曲X1の歌唱動画を視聴している利用者U2~利用者Unが、投票用楽曲リストに含まれる楽曲X2~楽曲X5に対して投票を行ったとする。この場合、集計部22dは、楽曲X2~楽曲X5それぞれについて投票情報の数を合計し、投票結果を算出する。
また、集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲の演奏時間の残りが所定時間に達したことを契機として、投票情報の集計を行うことができる。
所定時間は、投票情報の集計を開始する時点を規定するための時間であり、予め任意の時間(たとえば、楽曲の演奏終了時刻の5秒前)が設定されている。
具体例として、楽曲X1のカラオケ演奏が開始された場合、演奏処理部17bは、楽曲X1の演奏開始時刻をサーバ装置Sに送信する。集計部22dは、受信した演奏開始時刻と楽曲X1の演奏時間に基づいて、楽曲X1の演奏終了時刻を求め、それよりも所定時間だけ前の時点を投票情報の集計を開始する時刻として特定する。集計部22dは、特定した時刻になった場合に投票情報の集計を開始する。なお、集計部22dは、それ以降に受信した投票情報は無効とするか、投票情報の受信を中止することができる。
また、集計部22dは、投票情報の集計を行った後、サーバ装置Sの記憶手段20に記憶されている当該投票情報を消去してもよい。たとえば、集計結果を出力した後、集計部22dは、その集計に利用した投票情報を記憶手段20から消去する。一方、視聴者数が少ない場合等には、投票情報の数も少なくなる。このような場合、集計部22dは、記憶手段20に記憶されている投票情報を削除しなくともよい。
[決定部]
決定部22eは、出力した投票結果に基づいて、投票用楽曲リストに含まれる楽曲の中から、歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲を決定する。
たとえば、集計部22dにより集計した結果、楽曲X2:3000票、楽曲X3:2500票、楽曲X4:5000票、楽曲X5:1000票という投票結果になったとする。
この場合、決定部22eは、最も票が多い楽曲X4を次の楽曲として決定する。決定部22eは、決定した楽曲X4を特定するための情報(たとえば楽曲識別情報)をデータ送信部22aに出力する。
データ送信部22aは、楽曲X4の演奏データを記憶部20から読み出し、利用者端末M1に送信する。本実施形態において、データ送信部22aは、歌唱者端末から受信したセットリストに含まれる全ての楽曲の演奏データを歌唱者端末に送信する。たとえば、利用者端末M1から送信されたセットリストに楽曲X1~楽曲X5が含まれている場合、データ送信部22aは、全ての演奏データを投票結果に従って順次、利用者端末M1に送信する。
なお、次の楽曲の演奏データの送信は、たとえば先の楽曲のカラオケ演奏が終了したタイミングで行ってもよいし、次の楽曲が決定されたタイミングで行ってもよい。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図5A及び図5Bを参照して本実施形態に係るカラオケシステム1における処理について述べる。図5A及び図5Bは、カラオケシステム1における処理を示すフローチャートである。この例では、一の歌唱者端末からストリーミング送信されている歌唱動画を複数の視聴者で視聴しているものとする。また、この例では、歌唱者端末のセットリスト生成部17aは、カラオケ歌唱を行う複数の楽曲から構成されたセットリストを生成し、サーバ装置Sに送信している。更に、この例では、決定された楽曲の演奏データの送信から次の楽曲が決定されるまでの処理について説明を行う。
サーバ装置Sのデータ送信部22aは、歌唱者端末に対し、決定部22eが決定した楽曲の演奏データを送信する(決定部が決定した楽曲の演奏データを送信。ステップ10)。
その後、サーバ装置Sの公開部22bは、セットリストから、ステップ11で演奏データを送信した楽曲を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストとして公開する(投票用楽曲リストを公開。ステップ11)。
一方、歌唱者端末の演奏処理部17bは、サーバ装置Sから受信した楽曲の演奏データに基づいてカラオケ演奏を行う(カラオケ演奏を開始。ステップ12)。
集音手段14は、カラオケ歌唱の歌唱音声を集音する。また、撮影手段15は、カラオケ歌唱を行う歌唱者を撮影し、動画像を得る。
転送部17cは、カラオケ演奏の演奏音、歌唱音声、及び動画像に基づいて歌唱動画を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する(歌唱動画をストリーミング送信。ステップ13)。
サーバ装置Sの配信部22cは、ストリーミング送信中の歌唱動画を視聴者端末にライブ配信する(歌唱動画をライブ配信。ステップ14)。
各視聴者端末の第1の表示制御部17dは、ライブ配信中の歌唱動画を表示手段12に表示させる(歌唱動画を表示。ステップ15)。視聴者は、歌唱者の歌唱動画を視聴することができる。
また、各視聴者端末の第2の表示制御部17eは、サーバ装置Sが公開している投票用楽曲リストを表示手段12に表示させる(投票用楽曲リストを表示。ステップ16)。視聴者は、自己の視聴者端末を介し、投票用楽曲リストの中から、次に歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。
投票部17fは、視聴者の選択に基づいて、投票情報をサーバ装置Sに送信する(投票情報を送信。ステップ17)。集計部22dは、集計を開始するまで、受信した投票情報を記憶手段20に記憶する。
集計部22dは、各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する(投票結果を出力。ステップ18)。
決定部22eは、ステップ18で出力した投票結果に基づいて、投票用楽曲リストに含まれる楽曲の中から、歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲を決定する(次の楽曲を決定。ステップ19)。
==カラオケシステムにおける処理の具体例==
ここで、カラオケシステム1における処理をより具体的に説明する。この例では、歌唱者端末のセットリスト生成部17aが、楽曲X1~楽曲X5を含むセットリストL0を生成し、サーバ装置Sに送信したとする。また、集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲の演奏時間の残りが所定時間に達したことを契機として、投票情報の集計を行うものとする。更に、集計部22dは、投票情報の集計を行った後、サーバ装置Sの記憶手段20に記憶されている当該投票情報を消去するものとする。
サーバ装置Sは、セットリストL0の先頭に置かれた楽曲X1をカラオケ演奏の1曲目とする。データ送信部22aは、楽曲X1の演奏データを歌唱者端末に送信する。
公開部22bは、セットリストL0から演奏データを送信した楽曲X1を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストL1を公開し、投票情報の受付を開始する。投票用楽曲リストL1には、楽曲X2~楽曲X5が含まれている。
歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X1の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X1のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V1を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
この際、転送部17cは、楽曲X1のカラオケ演奏を開始した時刻(演奏開始時刻)を送信する。図6に示したように、この例において、楽曲X1の演奏開始時刻は、12:15:00である。サーバ装置Sの記憶手段20は、演奏開始時刻を記憶する。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V1を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V1を視聴する。
また、視聴者は、視聴者端末を介して、公開されている投票用楽曲リストL1を閲覧する。視聴者は、視聴者端末を介して、投票用楽曲リストL1に含まれる楽曲X2~楽曲X5のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。各視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの記憶手段20は、受信した投票情報を記憶する。
集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲X1の演奏時間(04:55)の残りが所定時間に達したことを契機として、それまでに各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。この例では、所定時間を「5秒」であるとする。すなわち、集計部22dは、12:19:50となったことを契機として、投票情報の集計を開始する。
ここで、投票結果が楽曲X2:3000票、楽曲X3:2500票、楽曲X4:5000票、楽曲X5:1000票であったとする。
決定部22eは、投票用楽曲リストL1に含まれる楽曲の中から、投票数が最も多い楽曲X4を歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲として決定する。
集計部22dは、集計時点で記憶手段20に記憶されている投票情報を消去し、投票情報の受付を一旦中断する。また、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X1のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:19:55。図6参照)。転送部17cは、歌唱動画V1のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V1のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V1の視聴を終了する。
その後、データ送信部22aは、次の楽曲として決定された楽曲X4の演奏データを歌唱者端末に送信する。
公開部22bは、セットリストL0から演奏データを送信した楽曲X1及び楽曲X4を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストL2を公開し、投票情報の受付を再開する。投票用楽曲リストL2には、楽曲X2、楽曲X3、及び楽曲X5が含まれている。
歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X4の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X4のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V2を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
この際、転送部17cは、楽曲X4のカラオケ演奏を開始した時刻(演奏開始時刻)を送信する。図6に示したように、この例において、楽曲X4の演奏開始時刻は、12:20:00である。サーバ装置Sの記憶手段20は、演奏開始時刻を記憶する。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V2を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V2を視聴する。
また、視聴者は、視聴者端末を介して、公開されている投票用楽曲リストL2を閲覧する。視聴者は、視聴者端末を介して、投票用楽曲リストL2に含まれる楽曲X2、楽曲X3、及び楽曲X5のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。各視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの記憶手段20は、受信した投票情報を記憶する。
集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲X4の演奏時間(05:55)の残りが所定時間に達したことを契機として、それまでに各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。すなわち、集計部22dは、12:25:50となったことを契機として、投票情報の集計を開始する。
ここで、投票結果が楽曲X2:2000票、楽曲X3:3000票、楽曲X5:2500票であったとする。
決定部22eは、投票用楽曲リストL2に含まれる楽曲の中から、投票数が最も多い楽曲X3を歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲として決定する。
集計部22dは、集計時点で記憶手段20に記憶されている投票情報を消去し、投票情報の受付を一旦中断する。また、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X4のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:25:55。図6参照)。転送部17cは、歌唱動画V2のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V2のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V2の視聴を終了する。
その後、データ送信部22aは、次の楽曲として決定された楽曲X3の演奏データを歌唱者端末に送信する。
公開部22bは、セットリストL0から演奏データを送信した楽曲X1、楽曲X3、及び楽曲X4を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストL3を公開し、投票情報の受付を再開する。投票用楽曲リストL3には、楽曲X2及び楽曲X5が含まれている。
歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X3の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X3のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V3を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
この際、転送部17cは、楽曲X3のカラオケ演奏を開始した時刻(演奏開始時刻)を送信する。図6に示したように、この例において、楽曲X3の演奏開始時刻は、12:26:00である。サーバ装置Sの記憶手段20は、演奏開始時刻を記憶する。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V3を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V3を視聴する。
また、視聴者は、視聴者端末を介して、公開されている投票用楽曲リストL3を閲覧する。視聴者は、視聴者端末を介して、投票用楽曲リストL3に含まれる楽曲X2及び楽曲X5のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。各視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの記憶手段20は、受信した投票情報を記憶する。
集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲X3の演奏時間(03:55)の残りが所定時間に達したことを契機として、それまでに各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。すなわち、集計部22dは、12:29:50となったことを契機として、投票情報の集計を開始する。
ここで投票結果が楽曲X2:1000票、楽曲X5:2000票であったとする。
決定部22eは、投票用楽曲リストL3に含まれる楽曲の中から、投票数が多い方の楽曲X5を歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲として決定する。なお、この段階において、セットリストL0に含まれる5曲のうち、既に4曲目の楽曲が楽曲X5として決定されている。よって、これ以降は投票情報の集計処理が不要となる。
集計部22dは、集計時点で記憶手段20に記憶されている投票情報を消去し、投票情報の受付を終了する。公開部22bは、セットリストの更新及び投票用楽曲リストの公開を終了する。また、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X3のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:29:55。図6参照)。転送部17cは、歌唱動画V3のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V3のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V3の視聴を終了する。
その後、データ送信部22aは、次の楽曲として決定された楽曲X5の演奏データを歌唱者端末に送信する。
歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X5の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X5のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V4を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。なお、この例において、楽曲X5の演奏開始時刻は、12:30:00である。また、楽曲X5の演奏時間は04:25である。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V4を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V4を視聴する。
その後、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X5のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:34:25。図6参照)。転送部17cは、歌唱動画V4のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V4のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V4の視聴を終了する。
最後に、データ送信部22aは、残りの楽曲X2の演奏データを歌唱者端末に送信する。
歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X2の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。
歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X2のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V5を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。なお、この例において、楽曲X2の演奏開始時刻は、12:34:30である。また、楽曲X2の演奏時間は05:30である。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V5を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V5を視聴する。
その後、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X2のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:40:00。図6参照)。転送部17cは、歌唱動画V5のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V5のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V5の視聴を終了する。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、複数の利用者端末M1~Mn、及び利用者端末M1~Mnと通信可能なサーバ装置Sを含む。利用者端末M1~Mnのうち、カラオケ歌唱を行う利用者U1が操作する利用者端末M1は、カラオケ歌唱を行う複数の楽曲から構成されたセットリストを生成し、サーバ装置Sに送信するセットリスト生成部17aと、サーバ装置Sから受信した楽曲の演奏データに基づいてカラオケ演奏を行う演奏処理部17bと、演奏処理部17bが行うカラオケ演奏の演奏音と、集音手段14により集音されたカラオケ歌唱の歌唱音声と、撮影手段15によりカラオケ歌唱を行う利用者U1を撮影して得られる動画像とに基づいて歌唱動画を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する転送部17cと、を有する。一方、利用者端末M1~Mnのうち、歌唱動画を視聴する利用者M2~Mnが操作する利用者端末M2~Mnは、サーバ装置Sがライブ配信する歌唱動画を表示手段12に表示させる第1の表示制御部17dと、サーバ装置Sが公開した投票用楽曲リストを表示手段12に表示させる第2の表示制御部17eと、投票用楽曲リストに含まれる楽曲のうち、利用者U1にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲として利用者U2~Unが選択した楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する投票部17fと、を有する。サーバ装置Sは、利用者端末M1から受信したセットリストから演奏データを送信した楽曲を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストとして公開する公開部22bと、利用者端末M1がストリーミング送信中の歌唱動画を利用者端末M2~Mnにライブ配信する配信部22cと、複数の利用者端末M2~Mnから送信され、サーバ装置Sの記憶手段20に記憶された投票情報を集計して投票結果を出力する集計部22dと、出力した投票結果に基づいて、投票用楽曲リストに含まれる楽曲の中から、利用者端末M1に演奏データを送信する次の楽曲を決定する決定部22eと、決定した楽曲の演奏データを利用者端末M1に対し送信するデータ送信部22aと、を有する。
このようなカラオケシステム1によれば、視聴者が投票用楽曲リストを参照しながら、聴きたいと思う楽曲を選ぶことができる。よって、視聴者が流動的な場合(たとえば歌唱動画の途中から視聴を開始する視聴者)であっても、その都度、自らが聴きたいと思う楽曲を選ぶことができる。また、このようなカラオケシステム1によれば、視聴者からの投票によって、次にカラオケ歌唱をする楽曲(歌唱動画をストリーミング送信する楽曲)が自動的に決定される。よって、不特定多数の視聴者が居る場合であっても、多くの視聴者が聴きたいと思う楽曲から優先的にカラオケ演奏がなされ、歌唱動画がストリーミング送信される。また、歌唱者は楽曲を選曲する手間がかからないため、視聴者からのコメント等への対応も行い易くなる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、歌唱動画をライブ配信する際に、視聴者が聴きたい楽曲を容易に決定することができる。
また、本実施形態に係るカラオケシステム1における集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲の演奏時間の残りが所定時間に達したことを契機として、投票情報の集計を行うことができる。このようなカラオケシステム1によれば、ライブ配信されている歌唱動画毎に、投票情報の集計を行うタイミングを設定することができる。
また、本実施形態に係るカラオケシステム1における集計部22dは、投票情報の集計を行った後、サーバ装置Sの記憶手段20に記憶されている当該投票情報を消去することができる。このようなカラオケシステム1によれば、投票情報を都度消去するため、投票結果に過去の視聴者(現時点では視聴していない視聴者)の投票情報が反映されることが無い。従って、視聴者の流動性が高いような場合であっても、現時点で視聴している視聴者が聴きたいと思う楽曲をより的確に決定することができる。
また、本実施形態に係るカラオケシステム1におけるデータ送信部22aは、利用者端末M1から受信したセットリストに含まれる全ての楽曲の演奏データを利用者端末M1に送信する。この場合、利用者端末M1は、利用者U1がカラオケ歌唱を希望する楽曲全てについて、歌唱動画をストリーミング送信することができる。
<第2実施形態>
次に、図7を参照して、第2実施形態に係るカラオケシステムについて説明する。本実施形態では、セットリストに含まれる楽曲の一部について歌唱動画をストリーミング送信する例について述べる。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
[演奏処理部]
本実施形態に係る演奏処理部17bは、歌唱者からの操作入力に基づいて楽曲のカラオケ演奏を開始する。
歌唱者によっては、任意のタイミングでカラオケ歌唱を開始したいと考える者もいる。或いは、ライブ配信においては、これからカラオケ歌唱する楽曲の解説をしたり、視聴者からのコメントに応えるといった、カラオケ歌唱を行っていない動画(以下、トーク動画という)が配信されることもある。このような場合、カラオケ演奏の開始タイミングを歌唱者が指示できることが望ましい。
そこで、本実施形態に係る演奏処理部17bは、サーバ装置Sから演奏データを受信した場合であっても、入力手段13を介して歌唱者から演奏開始の指示があるまではカラオケ演奏を行わない。演奏処理部17bは、歌唱者からの操作入力があった場合に、カラオケ演奏を開始する。
なお、トーク動画の取得やストリーミング送信については、歌唱動画の取得やストリーミング送信と同様に行うことができる。すなわち、集音手段14は、歌唱者が話している音声を集音する。撮影手段15は、歌唱者が話している姿を撮影し、動画像を得る。転送部17cは、音声及び動画像を合成することでトーク動画を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
[データ送信部]
本実施形態に係るデータ送信部22aは、演奏データを送信することを決定した次の楽曲のカラオケ演奏が、設定された配信時間中または配信終了時刻までに終了できない場合には、当該次の楽曲の演奏データを歌唱者端末に送信しない。
配信時間は、ライブ配信を行う時間(歌唱動画等をストリーミング送信する時間)である。配信終了時刻は、ライブ配信を終了する時刻(歌唱動画等のストリーミング送信を止める時刻)である。配信時間または配信終了時刻は、たとえば歌唱動画等のストリーミング送信を開始する前に、入力手段13を介して歌唱者が任意の時間(30分、1時間等)または任意の時刻(15:00:00まで等)を設定できる。なお、配信時間または配信終了時刻を設定する際、歌唱者は配信開始時刻を併せて設定してもよい。また、配信時間または配信終了時刻の設定は、ライブ配信の途中(たとえば、いくつかの歌唱動画をストリーミング送信した時点)で行ってもよい。
たとえば、歌唱者が設定した配信終了時刻が16:00:00であり、現在時刻が15:55:00であり、次の楽曲として決定された楽曲の演奏時間が06:00であるとする。この場合、次の楽曲をカラオケ演奏している最中(歌唱動画をストリーミング送信している最中)に、配信終了時刻が到来する。よって、このような場合には、次の楽曲のカラオケ演奏が不要となる。よって、データ送信部22aは、決定された次の楽曲のカラオケ演奏が、設定された配信時間中または配信終了時刻までに終了できないと判断した場合には、次の楽曲の演奏データを歌唱者端末に送信しない(すなわち、データ送信部22aは、次の楽曲の演奏データを記憶手段20から読み出さない)。このような場合、セットリストに含まれる楽曲の一部のみについて歌唱動画がストリーミング送信されることとなる。
==カラオケシステムにおける処理の具体例==
ここで、本実施形態に係るカラオケシステム1における処理をより具体的に説明する。この例では、歌唱者端末のセットリスト生成部17aが、楽曲X1~楽曲X5を含むセットリストL0を生成し、サーバ装置Sに送信したとする。また、歌唱者が予め配信開始時刻として12:14:00、配信終了時刻として12:34:00を設定したとする。なお、配信開始時刻から配信終了時刻まで(配信時間)は、少なくともセットリストの1曲目の演奏時間よりも十分に長いものとなるよう設定される。更に、集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲の演奏時間の残りが所定時間に達したことを契機として、投票情報の集計を行うものとする。また、集計部22dは、投票情報の集計を行った後、サーバ装置Sの記憶手段20に記憶されている当該投票情報を消去するものとする。
配信開始時刻(12:14:00)が到来した場合、歌唱者は、まずトークT1を開始する。この場合、歌唱者端末の転送部17cは、トークT1の音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいてトーク動画W1を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
配信部22cは、ストリーミング送信されているトーク動画W1を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、トーク動画W1を視聴する。
一方、サーバ装置Sは、セットリストL0の先頭に置かれた楽曲X1をカラオケ演奏の1曲目とする。データ送信部22aは、楽曲X1の演奏データを歌唱者端末に送信する。
公開部22bは、セットリストL0から演奏データを送信した楽曲X1を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストL1を公開し、投票情報の受付を開始する。投票用楽曲リストL1には、楽曲X2~楽曲X5が含まれている。
トークT1を終えた歌唱者は、入力手段13によりカラオケ演奏の開始の操作入力を行う。カラオケ演奏開始の操作入力に伴い、転送部17cは、トーク動画W1のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、トーク動画W1のライブ配信を終了する。視聴者は、トーク動画W1の視聴を終了する。
一方、カラオケ演奏の開始の操作入力に基づき、歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X1の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X1のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V1を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
この際、転送部17cは、楽曲X1のカラオケ演奏を開始した時刻(演奏開始時刻)を送信する。図7に示したように、この例において、楽曲X1の演奏開始時刻は、12:15:00である。サーバ装置Sの記憶手段20は、演奏開始時刻を記憶する。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V1を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V1を視聴する。
また、視聴者は、視聴者端末を介して、公開されている投票用楽曲リストL1を閲覧する。視聴者は、視聴者端末を介して、投票用楽曲リストL1に含まれる楽曲X2~楽曲X5のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。各視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの記憶手段20は、受信した投票情報を記憶する。
集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲X1の演奏時間(04:55)の残りが所定時間に達したことを契機として、それまでに各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。この例では、所定時間を「5秒」であるとする。すなわち、集計部22dは、12:19:50となったことを契機として、投票情報の集計を開始する。
ここで、投票結果が楽曲X2:3000票、楽曲X3:2500票、楽曲X4:5000票、楽曲X5:1000票であったとする。
決定部22eは、投票用楽曲リストL1に含まれる楽曲の中から、投票数が最も多い楽曲X4を歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲として決定する。
集計部22dは、集計時点で記憶手段20に記憶されている投票情報を消去し、投票情報の受付を一旦中断する。また、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X1のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:19:55。図7参照)。転送部17cは、歌唱動画V1のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V1のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V1の視聴を終了する。
ここで、データ送信部22aは、これまで行われたトークの平均時間と次の楽曲(2曲目)として決定された楽曲X4の演奏時間を現在時刻に加算し、配信終了時刻との差分が残りの3曲それぞれの演奏時間より長いか否かを確認することにより、次の楽曲X4を最後の楽曲とするか否かを判断する。なお、この際に、トークを行うための予備時間を加味してもよい。
図7に示したように、これまで行われたトークT1の時間は01:00であり、楽曲X4の演奏時間は05:55であり、現在時刻(すなわち楽曲X1のカラオケ演奏終了時刻)は12:19:55である。よって、楽曲X4をカラオケ歌唱する前に行うトークT2の予備時間を含めた楽曲X4の演奏終了推定時刻は、12:26:10となり、配信終了時刻(12:34:00)との差分は07:50となる。ここで残り3曲の演奏時間のうち、最長の演奏時間は楽曲X2の05:30である。従って、いずれの楽曲もカラオケ演奏が可能であるため、データ送信部22aは、楽曲X4を最後の楽曲とはしない。
その後、データ送信部22aは、投票数が最も多かった楽曲X4の演奏データを歌唱者端末に送信する。
公開部22bは、セットリストL1から演奏データを送信した楽曲X4を削除することによりセットリストを更新し、投票用楽曲リストL2を公開し、投票情報の受付を再開する。投票用楽曲リストL2には、楽曲X2、楽曲X3、楽曲X5が含まれている。
ここで、楽曲X1のカラオケ歌唱の後、歌唱者がトークT2を開始したとする。この場合、歌唱者端末の転送部17cは、トークT2の音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいてトーク動画W2を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
配信部22cは、ストリーミング送信されているトーク動画W2を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、トーク動画W2を視聴する。
トークT2を終えた歌唱者は、入力手段13によりカラオケ演奏の開始の操作入力を行う。カラオケ演奏開始の操作入力に伴い、転送部17cは、トーク動画W2のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、トーク動画W2のライブ配信を終了する。視聴者は、トーク動画W2の視聴を終了する。
一方、カラオケ演奏の開始の操作入力に基づき、歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X4の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X4のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V2を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
この際、転送部17cは、楽曲X4のカラオケ演奏を開始した時刻(演奏開始時刻)を送信する。図7に示したように、この例において、楽曲X4の演奏開始時刻は、12:22:00である。サーバ装置Sの記憶手段20は、演奏開始時刻を記憶する。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V2を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V2を視聴する。
また、視聴者は、視聴者端末を介して、公開されている投票用楽曲リストL2を閲覧する。視聴者は、視聴者端末を介して、投票用楽曲リストL2に含まれる楽曲X2、楽曲X3、及び楽曲X5のうち、歌唱者にカラオケ歌唱を行って欲しい楽曲を選択する。各視聴者端末の投票部17fは、選択された楽曲を示す投票情報をサーバ装置Sに送信する。サーバ装置Sの記憶手段20は、受信した投票情報を記憶する。
集計部22dは、カラオケ演奏中の楽曲X4の演奏時間(05:55)の残りが所定時間に達したことを契機として、それまでに各視聴者端末から送信された投票情報を集計して投票結果を出力する。すなわち、集計部22dは、12:27:50となったことを契機として、投票情報の集計を開始する。
ここで、投票結果が楽曲X2:2000票、楽曲X3:3000票、楽曲X5:2500票であったとする。
決定部22eは、投票用楽曲リストL2に含まれる楽曲の中から、投票数が最も多い楽曲X3を歌唱者端末に演奏データを送信する次の楽曲として決定する。
集計部22dは、集計時点で記憶手段20に記憶されている投票情報を消去し、投票情報の受付を一旦中断する。また、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X4のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:27:55。図7参照)。転送部17cは、歌唱動画V2のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V2のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V2の視聴を終了する。
ここで、データ送信部22aは、これまで行われたトークの平均時間と次の楽曲(3曲目)として決定された楽曲X3の演奏時間を現在時刻に加算し、配信終了時刻との差分が残りの2曲それぞれの演奏時間より長いか否かを確認することにより、次の楽曲X3を最後の楽曲とするか否かを判断する。
図7に示したように、これまで行われたトークT1及びトークT2の平均時間は01:33であり、楽曲X3の演奏時間は03:55であり、現在時刻(すなわち楽曲X4のカラオケ演奏終了時刻)は12:27:55である。よって、楽曲X3をカラオケ歌唱する前に行うトークT3の予備時間を含めた楽曲X3の演奏終了推定時刻は、12:33:13となり、配信終了時刻(12:34:00)との差分は00:47となる。ここで残り2曲の演奏時間はいずれも00:47以上であるため、これ以上のカラオケ演奏はできない。従って、データ送信部22aは、楽曲X3を最後の楽曲とする。最後の楽曲の決定に伴い、セットリストの更新、投票用楽曲リストの公開、投票情報の集計等に関わる処理は終了する。
その後、データ送信部22aは、投票数が最も多かった楽曲X3の演奏データを歌唱者端末に送信する。
楽曲X4のカラオケ歌唱の後、歌唱者は、トークT3を開始したとする。この場合、歌唱者端末の転送部17cは、トークT3の音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいてトーク動画W3を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
配信部22cは、ストリーミング送信されているトーク動画W3を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、トーク動画W3を視聴する。
トークT3を終えた歌唱者は、入力手段13によりカラオケ演奏の開始の操作入力を行う。カラオケ演奏開始の操作入力に伴い、転送部17cは、トーク動画W3のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、トーク動画W3のライブ配信を終了する。視聴者は、トーク動画W3の視聴を終了する。
一方、カラオケ演奏の開始の操作入力に基づき、歌唱者端末の演奏処理部17bは、受信した楽曲X3の演奏データに基づいてカラオケ演奏を開始する。歌唱者は、カラオケ演奏に合わせてカラオケ歌唱を行う。歌唱者端末の転送部17cは、楽曲X3のカラオケ演奏の演奏音、歌唱者の歌唱音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいて歌唱動画V3を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。なお、図7に示したように、この例において、楽曲X3の演奏開始時刻は、12:29:00である。
配信部22cは、ストリーミング送信されている歌唱動画V3を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、歌唱動画V3を視聴する。
その後、歌唱者端末の演奏処理部17bは、楽曲X3のカラオケ演奏を終了する(演奏終了時刻は12:32:55。図7参照)。転送部17cは、歌唱動画V3のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、歌唱動画V3のライブ配信を終了する。視聴者は、歌唱動画V3の視聴を終了する。
楽曲X3のカラオケ歌唱の後、歌唱者は、配信終了時刻(12:34:00)までトークT4を行う。この場合、歌唱者端末の転送部17cは、トークT4の音声、及び歌唱者を撮影して得られる動画像に基づいてトーク動画W4を生成し、サーバ装置Sにストリーミング送信する。
配信部22cは、ストリーミング送信されているトーク動画W4を視聴者端末にライブ配信する。視聴者は、視聴者端末を介して、トーク動画W4を視聴する。
配信終了時刻(12:34:00)が到来した場合、転送部17cは、トーク動画W4のサーバ装置Sへのストリーミング送信を終了する。サーバ装置Sの配信部22cは、トーク動画W4のライブ配信を終了する。視聴者は、トーク動画W4の視聴を終了する。この例の場合、セットリストL0に含まれている楽曲のうち、楽曲X2及び楽曲X5については、カラオケ演奏が行われない。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1において、演奏処理部17bは、歌唱者からの操作入力に基づいて楽曲のカラオケ演奏を開始し、データ送信部22aは、演奏データを送信することを決定した次の楽曲のカラオケ演奏が、設定された配信時間中または配信終了時刻までに終了できない場合には、当該次の楽曲の演奏データを歌唱者端末に送信しない。このようなカラオケシステム1によれば、歌唱者が希望する時間または時刻において、セットリストに含まれる楽曲の中から視聴者が聴きたい楽曲を優先的にカラオケ演奏し、歌唱動画をライブ配信することができる。
<その他>
上記実施形態において、集計部22dがカラオケ演奏中の楽曲の演奏時間の残りが所定時間に達したことを契機として、投票情報の集計を行う例について述べたが、これに限られない。たとえば、集計部22dは、歌唱者端末からの集計開始の指示に基づいて集計を開始してもよい。
第2実施形態の例において、トーク動画をストリーミング送信する例について述べたが、トーク動画のストリーミング送信は必須ではない。逆に、第1実施形態の構成においてトーク動画をストリーミング送信してもよい。この場合、演奏処理部17bは、第2実施形態と同様、歌唱者からの操作入力に基づいて楽曲のカラオケ演奏を開始することが好ましい。
第1実施形態の処理と第2実施形態の処理を併用してもよい。たとえば、カラオケシステム1は、セットリストに含まれる楽曲の総演奏時間と、歌唱者が設定した配信時間とを比較する。そして、総演奏時間が配信時間よりも短い場合、カラオケシステム1は、第1実施形態の処理を実行する。逆に、総演奏時間が配信時間よりも長い場合、カラオケシステム1は、第2実施形態の処理を実行する。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。