JP7175607B2 - 筆記シート - Google Patents
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Description
着色支持体と、その表面に形成された粘着層とを具備してなる基材と、
フィルムを具備してなり、前記フィルムの片側表面にマット面が形成された透明カバーシートと
を具備してなり、前記粘着層と、前記マット面とが接触するように配置された筆記シートであって、
前記マット面の算術平均高さSaが0.10~0.50μmであることを特徴とするものである。
本発明による、ひとつの実施態様による筆記シートの概念断面図は図1に示すとおりである。この筆記シート100は、基材110とカバーシート120とを具備しなる。基材110とカバーシート120は、面が対向するように配置される。ここで、基材とカバーシートとは、相互に分離しないように、末端が接着または固定されていてもよく、また相互に結合されずに独立のものであってもよい。基材とカバーシートとが相互に結合されていない場合には、これらの組み合わせを筆記シートという。
本発明に用いられる基材は、着色支持体111と、カバーシートに対向する面に粘着層113を具備してなるものである。粘着層113は、画像記録時にカバーシートと密着する層であり、密着することによって、例えば着色支持体111の色彩が筆記シート表面から観察できるようになる。
これらのコアプレートは、無色透明であっても、有色透明であっても、また不透明であってもよい。コアプレートが無色透明である場合には、着色層と積層されていることが好ましい。いずれの場合においても、着色支持体は、全体として不透明であることが好ましい。なお、本発明において不透明であるとは、400~760nmの波長領域全体にわたって、透過率が80%未満、好ましくは60%未満であることをいう。一方で無色透明であるとは、その波長領域の全領域に渡って、透過率が80%以上、好ましくは90%以上であることをいう。さらに有色透明とは、その波長領域の一部に透過率が80%未満の領域があることをいう。
本発明に用いられるカバーシート120は、粘着層113と密着した際に、基材の色彩が筆記シートの表面から観察できる必要がある。このため、カバーシートは透明である必要がある。一般的にはカバーシートは無色透明であることが好ましい。カバーシートが400~760nmの波長範囲全体にわたって高い透過率を有することにより、基材に施された着色に忠実な画像記録が可能となる。ただし、カバーシートに着色することも可能である。400~760nmの波長範囲の一部に透過性があるカバーフィルムを用いれば、基材に施された色彩と異なった色彩で画像を記録することが可能となる。
厚さ50μmのポリエステル製フィルム(コアプレート)に、シリコーン系粘着剤(LTC 755 Coating(商品名)、東レ・ダウコーニング株式会社)90部、シリコーン系粘着剤(SD 4580 PSA(商品名)、東レ・ダウコーニング株式会社)10部、白金触媒(NC-25(商品名)、東レ・ダウコーニング株式会社)0.7部をトルエンに溶解させ、その溶液を十分に攪拌後、アプリケーターにて塗工し、120℃2分硬化して、厚みが15μmの透明な粘着層をフィルム表面に形成させた。さらに粘着層の反対側面に黒色紙を積層して、基材を得た。
この基材とカバーシートとを組み合わせて、筆記シートを作成した。
実施例1に対して、粘着層の原料、カバーシートのマット面の形成方法を変更して、実施例実施例2~7および比較例1~2の筆記シートを作成した。粘着層の原料は表1に示すとおりであった。また、カバーシート2~6は以下の通りにして製造した。
カバーシート2:厚さ50μmのポリエステル製フィルムの裏面に、ポリアクリルメラミン樹脂とシリカ微粒子を含むコーティング液をコーティングし、表面にマット面を形成したカバーシート2を得た。このシートのSaは0.24μm、ヘーズ値は80.0、鉛筆硬度はFであった。
カバーシート3:カバーシート1に対してポリエステルメラミン樹脂とシリカ微粒子の種類および配合量を変えてカバーシート3を得た。このシートのSaは0.29μm、ヘーズ値は77.0、鉛筆硬度はHであった。
カバーシート4:厚さ50μmのポリエステルシートの表面をサンドブラスト処理してマット面を形成させて、カバーシート4を得た。このシートのSaは0.11μm、ヘーズ値は76.2、鉛筆硬度は6Bであった。
カバーシート5:カバーシート2に対してポリアクリルメラミン樹脂とシリカ微粒子の種類および配合量を変えてカバーシート5を得た。このシートのSaは0.07μm、ヘーズ値は60.0、鉛筆硬度はHであった。
カバーシート6:光拡散ポリエチレンテレフタレートシート(ライトアップLDE 50μm(商品名)、株式会社きもと製)をカバーシート6とした。このシートのSaは0.95μm、ヘーズ値は91.0、鉛筆硬度は6Bであった。
経時保存性
筆記シートを組み立てた後、静置して、状態変化を目視により評価した。
A: 粘着層とマット層の貼り付きがなく良好。
B: 粘着層とマット層が時間とともに貼り付く。
C: 粘着層とマット層が貼り付いてしまう。
繊維束の筆記先端によって筆記した時の記録画像を目視で評価した。
A: 良好な記録画像が得られる。
B: 記録画像が得られるがコントラストが低い。
C: 筆記しても記録画像が残らないか、筆記直後に自然に消滅した。
記録後にマット層と粘着層とを剥離して、記録画像を消去した時の引き剥がしの難易度を評価した。
A: 軽度な力で容易に、かつきれいに記録画像が消去できる。
B: 大きな引き剥がし力がないと画像が消去できない。または、大きな剥離音がする。C: 消去時にカバーシートまたは粘着層が損傷する。
記録性能
画像を記録後、1日経過後の記録画像を目視評価した。
A: 記録画像の変化が認められない。
B: 記録直後に比較して画像が不鮮明になった。
C: 記録画像が視認できない(画像が消失していた)。
110 基材
111 着色支持体
111a 着色層
111b コアプレート
112 中間層
113 粘着層
120 カバーシート
121 マット面
121a マットコート層
122 フィルム基材
123 表面保護層
Claims (6)
- 着色支持体と、その表面に形成された粘着層とを具備してなる基材と、
フィルムを具備してなり、前記フィルムの片側表面にマット面が形成された透明カバーシートと
を具備してなり、前記粘着層と、前記マット面とが接触するように配置された筆記シートであって、
前記マット面が、前記フィルムの表面に配置された微粒子含有層の表面であり、 前記マット面の算術平均高さSaが0.10~0.50μm、前記マット面が形成された透明カバーシートのヘーズ値が70~95%であり、
前記微粒子含有層に含まれる微粒子がシリカであることを特徴とする、筆記シート。 - 前記マット面の硬度が鉛筆硬度F以上である、請求項1に記載の筆記シート。
- 前記粘着層が、シリコーン系粘着剤を含んでなる、請求項1または2に記載の筆記シート。
- 前記粘着層の粘着力が1.0~5.0N/mである、請求項1~3のいずれか1項に記載の筆記シート。
- 前記カバーシートが、前記フィルムとその表面に形成されたマットコート層とを具備してなる、請求項1~4のいずれか1項に記載の筆記シート。
- 前記カバーシートの、マット面を形成した面と反対側の面に、表面保護層をさらに具備する、請求項1~5のいずれか1項に記載の筆記シート。
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