JP7202007B2 - 部品挿入口を塞ぐ保護装置と引抜装置 - Google Patents
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Description
それら主装置では、USBコネクタにUSB対応の周辺機器を接続し、主装置の操作や記憶装置・周辺機器などの操作を行う。
また、セキュリティ対策以外でも目的以外での利用の禁止や、コネクタへの異物挿入防止など、コネクタを使用させたくない場合がある。
保護装置を主装置のコネクタ外まで広げ、その中にアンロック機構を設け、取り外しを可能とすることで主装置のコネクタの再利用が行えるような保護装置が存在する。(例えば、特許文献1、特許文献2)
また、保護装置の不用意な取り外しを防ぐ為には、一般的な道具などで容易に解除できないロックの構造など、より高い保護機能が必要である。
装置の着脱作業について、取り扱いが不慣れな行為者であっても容易で安全に操作でき、装置の装着、除去作業は短時間に行えることが求められる。
装着した際に主装置から突出した部分ができると、人の往来がある場所では人体への傷害の危険性、携帯型主装置においては、落下による突出部分への衝撃による主装置への損傷の恐れがある。
また、突出した部分からの保護装置の強制除去が行われる可能性がある。
したがって、データセンターなどの大量に必要とするようなところでは導入コストが高くなる問題で採用しづらい。
保護装置1は、ストッパ15による確実なロック(固着)機構を持ち、主装置のコネクタに差し込む事でコネクタ内部にロックしコネクタの使用を防止する。
また、ロックした保護装置1は、アンロックして取り外しを行う引抜装置2を使用してコネクタから外す。
アンロックによりコネクタの再利用が可能である。
簡単に取り外しができない構造を提供することで、より高いセキュリティ効果を提供する。
また、保護装置と引抜装置の機能を分離することで、小型で安全性が高く、安価な装置として提供できる。
これら構造により、着脱作業は習熟を伴わず、簡単・安全・短時間に操作ができる装置となる。
これにより、既存のコネクタは使用できなくなり、接続や異物の挿入を防止する。
保護装置1の利用に際し、既存の主装置側への加工や補助器具などは必要としない。
また、保護装置1を主装置のコネクタに装着した状態は、主装置の筐体内部に完全に納まるため、突出した部分がある場合に引き起こされる障害は発生しない。
だれでも短時間で装着や除去の作業ができる。
細いドライバなど一般的な工具を使用した不正なアンロック操作でも、複数のブロッキングアーム14を同時に押し込む事は困難であり、ロックは解除できない。
引抜装置を分離した構造は、不正な操作に対して、より安全性を高める効果があるほか、より簡素で小型となり、多くの個数が必要とされる保護装置1の製造コストを下げる利点を持つ。
引抜装置はプレス金型による機械的切断方法や NCレーザーカット方法や射出成型などにより大量生産が可能な形状である。
また、装置の形状に組合せの構造を設けることで、鍵のように形状の組合せが合致した場合のみ取り外すことができるができ、セキュリティ効果を高めることができる。
金型にて製造するのに適した形状を持ち、金型による生産方法を用いることで、均一な品質が得られ、大量生産によるコスト低減が得られる。
USB-Aプラグ4は、USBメモリやUSBケーブルなどの先端部品として、主装置の開口部58を通して、USB-Aソケット3のプラグ挿入口38に差し込むことができる。(図1b)
主装置のパネルやケース5には、USBプラグ4を差し込むための挿入口として開口部58が設けられている。
保護装置1を装着する場合においても、主装置のパネルやケース5を開く必要は無く、USBプラグ4と同様に、主装置のパネル開口部58を通して差し込み装着できる。
USB-Aプラグには、この板バネ31の先端を受けるための穴41が存在し、その配置や寸法は仕様書(非特許文献3)にて規定されている。(図1b)
また、従来装置では固定爪となるフックを薄く硬い金属などで精密に作る必要があるが、本発明のストッパ15は、樹脂成型に適した形状である。
ブロッキングアーム14上の、ラッチ構造を持つストッパ15と引抜カプラ16は、ドアラッチなどの動作と同じく、ラッチ構造に対し垂直方向に圧力がかかると押し込まれ、圧力を取り除くと復帰する。
挿入により傾斜面が押されることで、ストッパは内部方向(図5aでは上方向)に押し込まれる。
傾斜面の反対側は垂直となっており、ストッパの頂点がUSBソケットの周囲金具を乗り超え、切欠き溝に到達した時点で押し込みから復帰し、ストッパとして機能し、コネクタにロックする。
金型作成の際には図3のように、フレーム12、ブロッキングアーム14など、装置を構成するすべての部品を上下両面から挟みこめる(他の部品と立体的に交差しない)形状が適しており、射出成型による製造方法との相性も良い。
必要なすべての構造を1つの形状として構成することで、追加の加工や組み合わせる部品が不要となる。
全工程に金型を用いた製造方法を用いることは、大量生産によるコストの低減を図ることができる。
※保護装置1は一体として製造されることを想定している為に、説明にあるフレーム12などは、個別に分解できる部品としては存在しない。
引抜装置2先端がアンロッカ17の斜面を通過して斜面の頂点まで到達すると、ブロッキングアーム14は内側に押し込まれた状態となる。(図4d) (図5e)
引抜装置2先端とアンロッカ17が重なる高さは、ストッパ15よりも高いため、ストッパ15はUSB-Aソケット3の周囲金属板より内側に潜りこむ。
これにより、両側のロックが同時に解除され、保護装置1はアンロック状態となる。
引抜装置挿入口18から、引抜装置2を一番奥まで差し込んだ状態が、引き抜き可能位置となるように設計されているため、差し込む深さに調整の必要は無い。
引抜キャッチ21が引抜カプラ16に結合した状態(一番奥まで差し込んだ状態)で引抜装置2を引き抜くと、保護装置1は引抜装置2に連結された状態で引き抜くことができる。(図5f)
引抜装置2は追加の加工や組み合わせる部品が不要であり、簡素な構造である。
これら大量生産に適した製造方法を用いることで、コスト低減を行うことができる。
本説明では薄板などへの切断加工を想定しているが、装置を引抜く力に対して充分な強度が得られる素材であれば製造可能であり、本発明は素材を限定するものではない。
また、打抜金型によるプレス加工、NCレーザーによる切断加工など切断による製造方法、鋳造成型や射出成型など切断によらない製造などもあり、本発明は製造方法について限定するものではない。
その組合せの機構の構造について、例図により提示する。(図7)
この組合せ機構は、常に必要とするものではないが、本機構を用いることで、アンロックを行うためには合致する組合せ形状を持つ必要があるため、より高いセキュリティ性能を持つことができる。
引抜装置2のEラインが、保護装置1のFライン(引き抜き可能位置)を超えた場合(組合せ状態)に、引抜キャッチ21は引抜カプラ16を捕捉・連結することで引き抜きが可能となる。(図7a)
合致しない組み合わせ形状同士で使用した場合、引抜装置2は組合せ機構A61もしくは組合せ機構B62により阻害され(組違い状態)、引抜キャッチ21にまで引抜カプラ16が達することはできず、結果として引き抜きができない。
組合せ/組違い構造を用いる場合、Fラインの右位置に組合せの形状を配置する。
組合せ機構A61もしくは組合せ機構B62の形状については、本例のようにさまざまな形状が使用できる。
また、組み合わせ機構の形状は引抜装置2の中心線に対称として設計することで、引抜装置2をいずれの面でも使用できる構造となる。(図7)
本発明は、組合せ/組違い構造の形状や配置について限定するものではない。
本書類の説明図や符号は、説明の為に装置を機能ごとに説明したものであり、個別の部品で構成されているものではなく、個別の部品は存在しない。
また本発明は、同様構造であれば、コネクタに限らない。
本書説明は、本発明を実現するための製造方法の1つを表現したものであり、本発明が素材や製造方法、単一の樹脂部品として製造であることを限定するものではない。
また、本発明は保護や引抜のための装置への、追加の加工や他の部品との組み合わせを否定するものではない。
F:Front 前面(主装置表面側), B:Back 背面(挿入側奥), L:Left 左側面, R:Right 右側面, U:Up 上面, D:Down 底面
1 保護装置
2 引抜装置
3 USB-Aソケット (USBスタンダード-A レセプタクルコネクタ)
4 USB-Aプラグ (USBスタンダード-A プラグコネクタ)
5 主装置の表面パネル、筐体・ケースなど
11 保護装置前面
12 フレーム
12F フレーム前面
12B フレーム背面
12L フレーム左面
12R フレーム右面
13 側面壁
13L 左側面壁
13R 右側面壁
14 ブロッキングアーム
14L 左ブロッキングアーム
14R 右ブロッキングアーム
15 ストッパ
15L 左ストッパ
15R 右ストッパ
16 引抜カプラ
16L 左引抜カプラ
16R 右引抜カプラ
17 アンロッカ
17L 左アンロッカ
17R 右アンロッカ
18 引抜装置挿入口
21 引抜キャッチ
21L 左引抜キャッチ
21R 右引抜キャッチ
31 USB-Aソケット 板バネ(グランド接地用 Grounding Springs)
38 USB-Aソケット プラグ挿入用口
41 USB-Aプラグ 板バネ受け穴
58 パネル開口部
61 組合せ機構A[保護装置側]
62 組合せ機構B[引抜装置側]
Claims (4)
- 挿入口を持ったコネクタなどの部品に挿入し、コネクタ内部にロックすることでコネクタ挿入口を塞ぐ保護装置(1)であって、
主装置のコネクタに装着した状態時に、主装置の筐体内部に完全に納まる突出した部分がない保護装置前面(11)と、
前記保護装置前面の裏側よりコネクタ挿入口奥側へと連結されたフレーム(12F、12B、12L、12R)と、
前記フレームの背面(12B)から前記保護装置の内側に向かって片持ち梁の状態で結合し、それぞれが独立して動作可能な複数のブロッキングアーム(14R、14L)と、
前記ブロッキングアーム上にあり、主装置のコネクタに装着した状態時に、コネクタの穴や溝、切欠きなどの引っかかる部分に対応する位置に設けられた複数の独立したストッパ(15R、15L)と、
前記ブロッキングアーム上にあり、前記保護装置前面に設けられた引抜装置挿入口(18)から引抜装置(2)を一番奥まで差し込んだ状態時に、当該引抜装置に係合し、引き抜き可能となるように配置した複数の独立した引抜カプラ(16R、16L)と、
からなることを特徴とする保護装置。
- 前記複数の独立したストッパは、
素材の弾性により板バネのような効果をもたらす前記複数の独立したブロッキングアーム上に配置され、
それぞれが垂直方向に圧力がかかると押し込まれ、圧力を取り除くと復帰する動作が可能であり、
前記保護装置を前記コネクタへ挿入することにより、前記複数の独立したストッパの傾斜面側が、USBソケットの周囲金具によって内部方向に押し込まれ、ストッパの先端がUSBソケットの周囲金具を乗り超え、切欠き溝に到達した時点で押し込みから復帰し、コネクタ内部の穴や溝、切欠きなどの引っかかる部分に前記ストッパが係合し、
当該ストッパの係合により、前記保護装置の引き抜き動作をブロックすること、
を特徴とする請求項1に記載の保護装置。
- コネクタ挿入口を塞ぐ保護装置(1)を取り除くことができる引抜装置(2)であって、
先端に引抜キャッチ(21R、21L)を有し、
保護装置の引抜装置挿入口から差し込み、ブロッキングアーム(14R、14L)に設けられたアンロッカ(17R、17L)の斜面を通過して、引抜装置先端がアンロッカ斜面の頂点まで到達すると、複数の独立した全てのストッパ(15R、15L)が同時にコネクタの周囲金属板より内側に押し込まれてロックを解除し、
前記保護装置の前記引抜装置挿入口から一番奥まで差し込んだ状態時に、前記引抜キャッチ(21R、21L)が、前記ブロッキングアーム上の複数の独立した全ての引抜カプラ(16R、16L)に結合し、結合した状態で引き抜くと保護装置も連結して引き抜くことができること、
を特徴とする引抜装置。
- 請求項1に記載の保護装置と、請求項3に記載の引抜装置と、により構成される構造物であって、
保護装置のフレーム背面(12B)と引抜装置先端に設けられた形状が、互いに対応する場合にのみ、前記引抜装置の引抜キャッチ(21R、21L)は前記保護装置の引抜カプラ(16R、16L)に結合でき、それにより前記保護装置をコネクタから引抜くことができること、
を特徴とする構造物。
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