JP7206076B2 - 継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブッシュ、ブッシュ構造、および継手構造に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に記載されているような集合継手が知られている。
特開2011-6893号公報
ところで、この種の集合継手には、床下スペースの有効利用を図ることが望まれる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、床下スペースの有効利用を図ることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るブッシュは、管状のブッシュであって、前記ブッシュにおける最大外形部の一部に設けられ、第1の曲率を具備する曲面により形成された第1外周面と、前記最大外形部の他の一部に設けられ、平坦面、または、前記第1の曲率よりも小さな第2の曲率を具備する曲面により形成された第2外周面と、を備える。
ここで、前記第1の曲率および前記第2の曲率はそれぞれ、ブッシュを中心軸方向から見た正面視において、各曲面がなす円弧の曲率(曲率半径の逆数)である。
第2外周面が、平坦面、または、第2の曲率を具備する曲面により形成されている。例えば、第2外周面が第1外周面に対して下方に位置する状態で、ブッシュを横管接続部に配置すると、ブッシュの中心軸を床スラブに近づけること等ができる。その結果、床下スペースの有効利用を図ることが可能となる。
前記第2外周面は平坦面であってもよい。
前記第2外周面は、前記第1外周面よりも周方向に小さくてもよい。
これらの場合、床下スペースの更なる有効利用を図ることが可能となる。
前記ブッシュ内に設けられ、前記ブッシュの中心軸に交差する断面において前記ブッシュ内を第1空間と第2空間とに区画する区画壁をさらに備え、前記第2外周面は、前記第2空間を挟んで前記第1空間の反対側に設けられていてもよい。
第2外周面が、第2空間を挟んで第1空間の反対側に設けられている。したがって、例えば、第2外周面が第1外周面に対して下方に位置する状態で、ブッシュを横管接続部に配置すると、第2空間が第1空間よりも下方に位置する。よって、第2空間に接続する横管の水勾配を確保し易くすること等ができる。
本発明に係るブッシュ構造は、前記ブッシュと、前記最大外形部の外側に配置されたリング部材と、を備え、前記リング部材には、前記第2外周面を外部に露出させる開口を有する平坦部が形成されている。
リング部材に、平坦部が形成されている。したがって、リング部材をブッシュの外側に配置した状態であっても、平坦部の開口から第2外周面を外部に露出させることで、第2外周面を床スラブに確実に接近させることができる。その結果、床下スペースの有効利用を図ることが可能となる。
本発明に係る継手構造は、横管接続部を備えた集合継手と、前記第2外周面が前記第1外周面に対して下方に位置する状態で、前記横管接続部に設けられた前記ブッシュと、を備える。
第2外周面が、平坦面、または、第2の曲率を具備する曲面により形成されている。第2外周面が第1外周面に対して下方に位置する状態で、ブッシュを横管接続部に配置すると、ブッシュの中心軸を床スラブに近づけて配置すること等ができる。その結果、床下スペースの有効利用を図ることが可能となる。
本発明によれば、床下スペースの有効利用を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る継手構造を示す縦断面図である。 図1に示す継手構造の部品構成を示す展開図である。 図1に示す継手構造に用いられるブッシュの縦断面図である。 図3に示すブッシュの正面図である。 図1に示す継手構造のブッシュおよび第2リングを下方から見た斜視図である。 図5に示す第2リングの正面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る継手部(継手構造)1について説明する。継手部1は、例えば、建物排水用として用いられ、床スラブに形成されたスラブ貫通孔内に配置される。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る継手部1は、集合継手10を備えている。
集合継手10は、上部接続管11と、下部接続管12と、上部接続管11と下部接続管12とを接続する中間管15と、を備えている。上部接続管11は、第1の縦管P1に接続可能な縦管接続部13と、縦管接続部13の側面に突設されて横管P3を接続可能な横管接続部14と、を有している。
縦管接続部13は、管状に形成されている。縦管接続部13の第1の端部(上端部)に第1の縦管P1が接続され、第2の端部(下端部)には、中間管15を介して下部接続管12が接続される。なお図示の例では、縦管接続部13の内周面において横管接続部14を回避する位置に堰止め板13aが突設されているが、堰止め板13aがなくてもよい。
以下の説明において、縦管接続部13の中心軸線Oに沿う縦管接続部13の上部接続管11側を上方、下部接続管12側を下方という。
横管接続部14は、縦管接続部13の外周面から突出している。図示の例では、横管接続部14は、中心軸線O回りに間隔をあけて3つ配置されている。3つの横管接続部14のうちの2つが中心軸線Oを間に挟む位置に各別に配置されている。残りの横管接続部14は、前記2つの横管接続部14それぞれに対して、上面視で中心軸線O回りに90°をなす方向に延びている。なお、横管接続部14の数量および延びる方向は、このような態様に限られず、任意に変更することができる。
上部接続管11は、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、非膨張性黒鉛を0.1~1.0重量部の割合で含むポリ塩化ビニル系樹脂組成物をキャビティ内に射出充填されて得られる。
中間管15は、上部接続管11の下端部に接続される。図示の例では、中間管15の上端部が、縦管接続部13の下端部内に嵌合されている。中間管15は、JIS K6741に記載の性能を満たすものであることが好ましい。
中間管15は、ポリ塩化ビニル系樹脂と熱膨張性黒鉛とを含有する樹脂組成物を含有する。中間管15は、例えば、樹脂組成物を押出成形することによって製造される。
なお中間管15は、中間管15の全体が樹脂組成物からなる単層構造でもよいし、複数の層からなる複層構造でもよい。複層構造の場合、いずれかの層が樹脂組成物から形成されている構成を採用することができる。
例えば、中間管15が、表層と中間層と内層とからなる3層構造である場合には、中間管15として、中間層が樹脂組成物から形成された構成が挙げられる。
さらに例えば、中間管15が3層構造である場合、表層、中間層、内層は吸熱剤を含有していてもよい。中間層は熱膨張性黒鉛を含有するため黒色を呈する構成を採用することができる。この場合、表層と内層は黒色以外の着色剤を含有させ、中間層と区別可能にしておくことが好ましい。なお、中間管が熱膨張性黒鉛を含有しない場合には、熱膨張性黒鉛を含有するシート状の耐火材を中間管15の外面、または後述する中間管15を覆う遮音材の外面に巻きつけ、耐火材をスラブ貫通部に埋設するようにしてもよい。
下部接続管12は、上方よりも下方が縮径された管状をなしている。下部接続管12は、中間管15に接続される接続管部16と、接続管部16から下方に延び、下方に向かうに従い漸次、縮径する傾斜管部17と、傾斜管部17の下端部に設けられ、第2の縦管P2が接続される下側管部18と、を備えている。接続管部16内には、中間管15が嵌合される。下側管部18内には、第2の縦管P2が嵌合される。接続管部16、傾斜管部17および下側管部18は、例えば合成樹脂材料の射出成形により一体に形成されている。
なお、上部接続管11および下部接続管12を透明にしてもよい。これにより、上部接続管11および下部接続管12の接続状態を視認することができる。また、上部接続管11および下部接続管12に、非熱膨張黒鉛や水酸化マグネシウムなどの難燃剤を配合しても良い。
上部接続管11の上端部(縦管接続部13の上端部)には、第1ブッシュ21と、第1パッキン22と、第1リング23と、が設けられる。
第1ブッシュ21は、嵌合部21aと、支持部21cと、旋回羽根21bと、を備えている。嵌合部21aは、縦管接続部13内に嵌合する管状に形成されている。支持部21cは、嵌合部21aから下方に延びる。旋回羽根21bは、支持部21cの下端部に設けられている。旋回羽根21bは、中心軸線O回りに延びている。
第1パッキン22は、第1ブッシュ21内に嵌合されている。第1パッキン22の上端部には、第1の縦管P1の外周面に密着するリップ部22aが設けられている。第1パッキン22の下端部には、上方を向く段部22bが形成されている。この段部22bには、第1の縦管P1の端部が突き当たる。
第1リング23は、第1ブッシュ21の上端部に外側から嵌合される。第1リング23の上端部には、フランジ部23aが設けられている。フランジ部23aは第1ブッシュ21から第1パッキン22が離脱することを規制する。
第1ブッシュ21、第1パッキン22および第1リング23は、上部接続管11に組み付ける(接着する)前に、予め組み立てて一体化しておくことができる。
第1パッキン22および後述する第2パッキン32は、例えば、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)等の排水設備に一般的に使用されているゴム材料からなる。
第1ブッシュ21、第1リング23、及び後述する第2ブッシュ31、第2リング33は、例えば、いずれもポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、非膨張性黒鉛を0.1~1.0重量部の割合で含むポリ塩化ビニル系樹脂組成物を射出成形して得られる。なお、第1ブッシュ21および第2ブッシュ31を透明にしてもよい。
横管接続部14の先端部には、第2ブッシュ31と、第2パッキン32と、第2リング33と、が設けられる。
第2ブッシュ31は、横管接続部14内に嵌合された状態で、横管接続部14に接着される。第2ブッシュ31の先端部は、横管接続部14から突出している。
第2パッキン32は、第2ブッシュ31内に嵌合され、横管P3の外周面に密着する。
第2リング33は、第2ブッシュ31の先端部に外側から嵌合される。第2リング33にはフランジ部33aが設けられている。フランジ部33aは、第2ブッシュ31から第2パッキン32が離脱することを規制する。
複数の横管接続部14のうち、少なくとも一つの横管接続部(管接続部)14Aには、第2ブッシュ31として、以下に示すようなブッシュ50が用いられる。
図3、図4に示すように、ブッシュ50は、本体管51と、区画壁52と、閉塞部53と、を備える。
本体管51は、円管状をなしている。本体管51の第1端部51aは、横管接続部14Aに嵌合される。本体管51の第2端部51bは、横管接続部14Aから外部に突出する。以下では、本体管51の中心軸C1方向に沿って第1端部51a側を第1側D1といい、第2端部51b側を第2側D2という。
区画壁52は、本体管51内に設けられる。区画壁52は、本体管51内を、中心軸C1に交差する断面において、第1空間S1と第2空間S2とに区画する。
図4に示すように、区画壁52は、中心軸C1方向から見た正面視において、中心軸C2を曲率中心とした円弧状に形成されている。中心軸C2は、中心軸C1に対して平行であり、かつ、中心軸C1に対してオフセットしている。区画壁52について中心軸C2を曲率中心とする曲率半径r2は、本体管51について中心軸C1を曲率中心とする曲率半径r1よりも小さい。
以下では、区画壁52の表面のうち、区画壁52が湾曲して突出する方向を向く部分を、区画壁52の第1面52fという。区画壁52の表面のうち、区画壁52を間に挟んだ第1面52fの反対側に位置する部分を、第2面52gという。第1面52fは、第1空間S1を形成し、第2面52gは、第2空間S2を形成する。
第1空間S1は、区画壁52の第1面52fと、第1面52fに対向する本体管51の内周面51fと、の間に形成されている。第1空間S1は、中心軸C1に交差する断面における形状が、三日月状をなしている。
第2空間S2は、区画壁52の第2面52gと、第2面52gに対向する本体管51の内周面51gと、の間に形成されている。第2空間S2は、中心軸C1に直交する断面における形状が、略円形状をなしている。中心軸C2は、第2空間S2の中心軸となる。
図1に示すように、第2空間S2には、横管P31が挿入される。前述した第2パッキン32は、第2空間S2の第2側D2の端部内に配置される。なお図示の例では、第2空間S2に挿入される横管P31は、他の横管接続部14に接続される横管P3よりも小径になっている。
図3に示すように、閉塞部53は、第1空間S1を閉塞する。閉塞部53は、本体管51における中心軸C1方向の中央部に、本体管51と一体に設けられている。閉塞部53は、中心軸C1方向を向く板状に形成されている。閉塞部53の外周縁は、区画壁52の第1面52fおよび本体管51の内周面51fに連結されている。
図4に示すように、第1空間S1には、区画壁52の第1面52fと本体管51の内周面51fとを連結する補強リブ56が設けられている。補強リブ56は、中心軸C2回りに間隔をあけて複数(図示の例では3個)設けられている。図3に示すように、補強リブ56は、閉塞部53から第2側D2に向けて延びている。
図3に示すように、区画壁52において、中心軸C1方向の第1側D1に位置する第1端部52aには、第2空間S2内に向かって突出する突出壁54が設けられている。突出壁54は、区画壁52を間に挟んだ閉塞部53の反対側に位置している。突出壁54には、第2空間S2内に挿入される横管P31の先端部が突き当たる。
図3に示すように、本体管51の第2端部51bは拡径部59(最大外形部)とされている。拡径部59は、本体管51において拡径部59よりも第1側D1に位置する部分よりも拡径している。拡径部59は、ブッシュ50(本体管51)のうち、最も外形面積(外径)が大きい部分である。拡径部59の外周面には、中心軸C1周りの周方向に連続する環状リブ59fが形成されている。
拡径部59は、第1外周面59aと、第2外周面59bと、を有する。
第1外周面59aは、拡径部59(環状リブ59f)の周方向の一部に形成されている。第1外周面59aは、中心軸C1方向から見た正面視において第1の曲率を具備する曲面により形成されている。第2外周面59bは、拡径部59(環状リブ59fの周方向)の他の一部(残部)に形成されている。中心軸C1方向から見た正面視において、第2外周面59bの曲率は、第1外周面59aの曲率よりも小さい。図示の例では、第2外周面59bは、平坦面60により形成されている。なお、ブッシュ50の周面(内周面、外周面)の曲率とは、ブッシュ50をその中心軸C1方向から見た正面視において、各周面がなす円弧の曲率(曲率半径の逆数)である。
図4に示すように、平坦面60は、拡径部59のうち、区画壁52に対して中心軸C2を挟んで対向する部分に形成されている。平坦面60は、第2空間S2を間に挟んだ第1空間S1の反対側に位置している。
第2外周面59b(平坦面60)は、第1外周面59aよりも周方向に小さい。第2外周面59bは、中心軸C1周りの中心角180°未満(図示の例では90°未満)の範囲の大きさとされている。第1外周面59aは、中心軸C1周りの中心角180°以上(図示の例では270°以上)の範囲の大きさとされている。
図5に示すように、平坦面60は、拡径部59(本体管51)の外周面の一部を切り欠くようにして形成されている。本体管51の中心軸C1周りの一部分が他部分に比べて薄肉になることで、平坦面60が形成されている。なお、平坦面60は実際に本体管51の一部を切り欠いて形成する構造に限られず、射出成型時に平坦面60が形成されるように金型を設計した上で形成してもよい。
本体管51の外周面には、凸部57、58が形成されている。凸部57、58は、拡径部59よりも第1側D1に位置している。
凸部57は、横管接続部14Aに形成された図示しない凹部に係合する。凸部57は、前記凹部に係合することにより、横管接続部14Aに対するブッシュ50の中心軸C1周りの位置を規定する。
凸部58は、後述する偏心リング70の凹部73に係合する。凸部58は、前記凹部に係合することにより、ブッシュ50に対する偏心リング70の中心軸C1周りの位置を規定する。
図1、図5および図6に示すように、上記ブッシュ50には、第2リング33として、以下に示すような偏心リング70が用いられる。
偏心リング70は、本体リング72と、偏心フランジ71と、を一体に有する。
本体リング72内には、本体管51の第2端部51bが挿入される。本体リング72の周方向の一部には、第1側D1に向けて開口する凹部73が形成されている。
偏心フランジ71は、本体リング72の第2側D2の端部における内周面から突出する円環状に形成されている。偏心フランジ71は、本体管51の第2端部51bに突き当たり、第2パッキン32を押さえる。偏心フランジ71の外周面は、中心軸C1と同軸とされている。偏心フランジ71の内周面は、中心軸C2と同軸とされ、中心軸C1に対して偏心している。
偏心リング70は、ブッシュ50の拡径部59(環状リブ59f)の外側に配置されている。偏心リング70の外周面70fは、第3外周面70aと、第4外周面70bと、を有する。第3外周面70aは、偏心リング70(本体リング72)の周方向の一部に形成されている。第3外周面70aは、中心軸C1方向から見た正面視において第3の曲率を具備する曲面により形成されている。第4外周面70bは、偏心リング70(本体リング72)の周方向の他の一部(残部)に形成されている。中心軸C1方向から見た正面視において、第4外周面70bの曲率は、第3外周面70aの曲率よりも小さい。図示の例では、第4外周面70bは、平坦部74により形成されている。
平坦部74(第4外周面70b)は、この偏心リング70をブッシュ50に装着した状態(凸部58によって偏心リング70を中心軸C1周りに位置決めした状態)で平坦面60に対応する位置に形成されている。
平坦部74は、本体リング72の一部を切り欠くように形成されている。本体リング72のうち、平坦部74が形成された部分は欠落しており、この部分には開口74aが形成されている。平坦面60は、平坦部74(開口)74aから外部に露出している。なお、平坦部74は実際に偏心リング70の一部を切り欠いて形成する構造に限られず、射出成型時に平坦部74が形成されるように金型を設計した上で形成してもよい。
図1に示すように、上記ブッシュ50は、第1空間S1が上方に位置し、第2空間S2が下方に位置するようにして、横管接続部14Aに挿入される。すなわち、凸部57によってブッシュ50を横管接続部14Aに対して中心軸C1周りに位置決めした状態で、第1空間S1が第2空間S2に対して上方に位置する。ブッシュ50を横管接続部14Aに挿入した状態(凸部57によってブッシュ50を中心軸C1周りに位置決めした状態)で、平坦面60および平坦部74は、最下端に位置する。
以上説明したように、本実施形態に係るブッシュ50は、第2外周面59bが、平坦面60により形成されている。したがって、例えば、第2外周面59bが第1外周面59aに対して下方に位置する状態で、ブッシュ50を横管接続部14Aに配置し、第2外周面59bを床スラブSのスラブ面Sfに向けて配置すると、ブッシュ50の中心軸C1を床スラブS(スラブ面Sf)に近づけること等ができる。その結果、床下スペースの有効利用を図ることが可能となる。
第2外周面59bが、第2空間S2を挟んで第1空間S1の反対側に設けられている。例えば、第2外周面59bが第1外周面59aに対して下方に位置する状態で、ブッシュ50を横管接続部14Aに配置すると、第2空間S2が第1空間S1よりも下方に位置する。よって、第2空間S2に接続する横管P31の水勾配を確保し易くすること等ができる。
偏心リング70に、平坦部74が形成されている。したがって、偏心リング70をブッシュ50の外側に配置した状態であっても、平坦部74の開口74aから第2外周面59bを外部に露出させることで、第2外周面59bを床スラブSに確実に接近させることができる。その結果、床下スペースの有効利用を図ることが可能となる。
(実施形態の変形例)
上部接続管11、下部接続管12には、それぞれの外周面を覆う遮音カバー(図示無し)を装着させることもできる。
例えば、上部接続管11には、遮音カバーとして、シート体(図示無し)を巻き付けてもよい。このようなシート体は、例えば、改質アスファルトやエラストマー、ゴム、ポリオレフィン樹脂、軟質塩化ビニル樹脂等といった弾性を備えた材料をシート状に形成したものである。前記シート体は、炭酸カルシウムや硫酸バリウム等の無機材料、鉄や鉛などの金属シート、金属粉などを含有していてもよい。
さらに例えば、下部接続管12には、遮音カバー(図示無し)として、遮音材により形成された管体を設けてもよい。前記シート体は、例えば、射出成形、圧空成形、ブロー成形、真空成形等により一体成型されている。前記シート体は、例えば、オレフィン系材料(オレフィン系樹脂100重量部に対して、無機フィラーを300~600重量部含有する樹脂組成物)等といった弾性を備えた樹脂材料により形成されている。
前記無機フィラーとしては、特に限定されないが、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーンナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が挙げられる。これらのうち、重量とコストのバランスから炭酸カルシウムを前記無機フィラーとして用いることが好ましい。なおこれらは、単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。
前記オレフィン系樹脂としては、特に限定されないが、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、アタクチックポリプロピレン、アイソタクチックポリプロピレン、シンジオタクチックポリプロピレン、ポリαオレフィンが挙げられる。中でも密度が0.87~0.93g/cmのポリエチレンが前記オレフィン系樹脂として好ましい。なお、密度が0.87g/cm未満だと、前記管体の強度が十分ではなく、0.93g/cmを超えると、前記管体を偏平させたとき(前記管体に軸力が加えられたとき)に座屈してしまうおそれがある。また、オレフィン系樹脂の曲げ弾性率が、100~3000kg/cmであれば、強度、巻き加工性として十分である。
なお前記管体は、オレフィン系材料とは異なる材料で形成されていてもよく、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、エラストマー材料等を用いても構わない。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
第2外周面59bは、平坦面60ではなくてもよい。例えば、第2外周面59bが、第1の曲率(第1外周面59aを形成する曲面の曲率)よりも小さな第2の曲率を具備する曲面により形成されてもよい。
偏心リング70、区画壁52がなくてもよい。
ブッシュ50は、複数の横管接続部14に設けてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 継手部(継手構造)
10 集合継手
14A 横管接続部
50 ブッシュ
51 本体管
52 区画壁
59 拡径部(最大外形部)
59a 第1外周面
59b 第2外周面
60 平坦面
70 偏心リング(リング部材)
70f 外周面
74 平坦部
P31 横管(管体)
S1 第1空間
S2 第2空間

Claims (6)

  1. 横管接続部を備えた集合継手と、
    前記横管接続部に設けられた管状のブッシュと、
    を備え、
    前記ブッシュは、
    前記横管接続部に篏合された第1側と、前記横管接続部から外部に突出した第2側を有し、
    前記ブッシュの前記第2側における最大外形部の一部に設けられ、第1の曲率を具備する曲面により形成された第1外周面と、
    前記最大外形部の他の一部に設けられ、平坦面、または、前記第1の曲率よりも小さな第2の曲率を具備する曲面により形成された第2外周面と
    を備え
    前記ブッシュは、前記第2外周面が前記第1外周面に対して下方に位置する状態で、前記横管接続部に設けられ、
    前記集合継手は床スラブの貫通孔に設置され、前記平坦面は床スラブ上面に対向する位置に設けられている、
    継手構造。
  2. 前記第2外周面は平坦面である請求項1に記載の継手構造。
  3. 前記第2外周面は、前記第1外周面よりも周方向に小さい請求項1または2に記載の継手構造
  4. 前記ブッシュ内に設けられ、前記ブッシュの中心軸に交差する断面において前記ブッシュ内を第1空間と第2空間とに区画する区画壁をさらに備え、
    前記第2外周面は、前記第2空間を挟んで前記第1空間の反対側に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の継手構造
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の継手構造と、
    前記最大外形部の外側に配置されたリング部材と、を備え、
    前記リング部材には、前記第2外周面を外部に露出させる開口を有する平坦部が形成されている継手構造
  6. 前記集合継手は、
    縦管接続部と、
    前記縦管接続部に設けられた管状の第1ブッシュと、
    を更に備え、
    前記ブッシュ及び前記第1ブッシュの少なくとも1つは透明である請求項1から4のいずれか1項に記載の継手構造。
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