JP7236263B2 - 自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態1に係る自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造を備えた自動車の左側面図であり、図2は、実施形態1に係る左側フロントドア1の車外側面図である。この実施形態の説明では、本発明を自動車の左側フロントドア1に適用した場合について説明するが、本発明は右側フロントドアにも同様に適用することができる。
ドア1は、自動車100の左側部の前側に配設される左側フロントドアであり、自動車100の左側部において前側に形成された乗降用の開口部(図示せず)を開閉する。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
図2に示すように、グラスラン20は、左側フロントドア1に設けられる自動車ドア用シール材である。この実施形態のグラスラン20は、フレーム上辺部3aの少なくとも車室外側を覆い隠す、いわゆるヒドンタイプであり、詳細は後述するが、フレーム上辺部3aに対して車室外側から組み付けられる部材である。グラスラン20は、フレーム上辺部3aの外面であるグラスラン取付板部10の外面と、内周側フランジ11を覆うように形成されている。
芯材23は、グラスラン取付板部10の上面に沿って前後方向に延びる上壁部23aと、グラスラン取付板部10の下面に沿って前後方向に延びる下壁部23bと、上壁部23aの車室外側から下壁部23bの車室外側まで延びる縦壁部23cとを有しており、上壁部23a、下壁部23b及び縦壁部23cは一体成形されている。芯材23の車室内側が開放されており、この開放部分をグラスラン取付板部10に取り付けることが可能になっている。芯材23の上壁部23aと下壁部23bとがグラスラン取付板部10を厚み方向に挟持することで、グラスラン20がウインドフレーム3から脱落しないようになっている。この場合、図11に示すように、アウタパネル6に下向きの切り起こし部6f等を設け、この切り起こし部6fの車室内側端部を芯材23の下壁部23bの車室内側端部付近の上面に設けた係止突部23gの車室外側面に係合させるようにすることもできる。
図3に示すように、ガラスキャッチ30は、金属製板材を成形してなる固定板部31と、ウインドガラス4の上部における車室外側に配置される硬質樹脂製または硬質ゴム製のキャッチ部32とを備えている。キャッチ部32を構成する材料としては、塩化ビニルがあげられるが、塩化ビニル以外の硬質樹脂材料や硬質ゴム材料であってもよい。図2に示すように、ガラスキャッチ30を設ける部分の一例として、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3aにおいて上方へ湾曲している部分や屈曲している部分を挙げることができるが、フレーム上辺部3aの形状やウインドガラス4の上下方向の寸法等に応じて適宜設定することができる。
W1よりも若干小さく設定され、突出板部31bの厚み(上下方向の寸法)は、差込孔28の上下方向の寸法W2よりも小さく設定されている。突出板部31bの長さ(車室内外方向の寸法)は、図3に示すように、ガラスキャッチ30が正規の取付状態にあるときに、突出板部31bの車室内端部がフレーム上辺部3aの上側切欠部5d及び下側切欠部6dの車室内側の縁部に接触しないように設定されている。言い換えると、フレーム上辺部3aの上側切欠部5d及び下側切欠部6dの形状は、ガラスキャッチ30が正規の取付状態となるまで突出板部31bの差込動作を阻害しないような深さに設定されている。
次に、上記のように構成されたガラスキャッチ30を左側フロントドア1に取り付ける方法について説明する。まず、固定板部31とキャッチ部32とを一体成形したガラスキャッチ30を用意する。例えば、固定板部31の埋設板部31aをインサート成形することでガラスキャッチ30を得ることができる。また、グラスラン20のガラスキャッチ30設置箇所にはあらかじめ差込孔28をあけておき、グラスラン20をウインドフレーム3に取り付けておく。
合計値よりも若干小さく設定しておくのが好ましい。このような寸法関係に設定しておくと、差込んでいくときに、係合部が差込孔に弾接し、若干たわみ変形した状態で差込孔28を通過した後に、係合部が元の形状に復元する。すなわち、係合部の上端(または下端)が、差込孔の上端(または下端)より高い位置(または低い位置)まで復元する。復元した後は、係合部は係止される。
以上説明したように、この実施形態によれば、ウインドフレーム3のフレーム上辺部3aに形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部10に対してグラスラン20を車室外側から取り付けることができる。このグラスラン20の縦壁部23cに差込孔28を形成し、差込孔28から差し込まれたガラスキャッチ30の第1、第2上側係合部31c、31dをグラスラン20の芯材23に係合させることができる。これにより、ガラスキャッチ30を車室外側から差込孔28に差し込むだけで、容易にかつ高剛性に取り付けることができる。
図6は、実施形態1の変形例1に係るものであり、ガラスキャッチ30の固定板部31の係合部が下方へ突出するように形成されている点で、上記実施形態1とは異なっている。この変形例1の場合、突出板部31bには、車室内外方向に互いに間隔をあけて設けられた第1下側係合部31eと第2下側係合部31fとが形成されている。第1下側係合部31e及び第2下側係合部31fは、本発明の係合部を構成する部分である。第1下側係合部31eは、突出板部31bにおけるグラスラン20の下側突出部23fよりも車室内側から下方へ突出するとともに、グラスラン20の下側突出部23fに対して車室内側から接触して係合するように形成されている。また、第2下側係合部31fは、突出板部31bにおけるグラスラン20の下側突出部23fの車室外側端部付近から車室外側斜め下方へ突出するとともに、グラスラン20の下壁部23bと縦壁部23cの接続部付近の車室内側面に接触して係合するように形成されている。したがって、第1下側係合部31e及び第2下側係合部31fは、グラスラン20の下壁部23bの車室内外方向に互いに離れた部位にそれぞれ係合することになる。
図8及び図9は、本発明の実施形態2に係るものであり、この実施形態2では、ガラスキャッチ30の固定板部31をウインドフレーム3のグラスラン取付板部10に係合させるようにした点で実施形態1と異なっており、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
3 ウインドフレーム
3a フレーム上辺部
3b フレーム前辺部
3c フレーム後辺部
5c 外側板部(第1板部)
5d 上側切欠部
6c 外側板部(第2板部)
6d 下側切欠部
6e 係合孔
6f 切り起こし部
10 グラスラン取付板部
20 グラスラン
23 芯材
23a 上壁部
23b 下壁部
23c 縦壁部
23d、23e 第1、第2上側突出部
23f 下側突出部
23g 係止突部
28 差込孔
30 ガラスキャッチ
31 固定板部
31c 第1上側係合部
31d 第2上側係合部
31e 第1下側係合部
31f 第2下側係合部
32 キャッチ部
Claims (5)
- 自動車ドアが有するウインドフレームの上辺部に形成された車室外側へ延びるグラスラン取付板部に対して車室外側から取り付けられるグラスランとは別体に構成されたガラスキャッチを前記自動車ドアに取り付ける自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造において、
前記グラスランは、前記グラスラン取付板部の上面に沿って車両前後方向に延びる上壁部と、前記グラスラン取付板部の下面に沿って車両前後方向に延びる下壁部と、前記上壁部の車室外側から前記下壁部の車室外側まで延びる縦壁部とを有する芯材を備え、
前記ガラスキャッチは、ウインドガラスの上部における車室外側に配置されるキャッチ部と、該キャッチ部の上部から車室内側へ向けて突出するとともに、係合部を有する固定板部とを備え、
前記縦壁部における前記上壁部と前記下壁部との間の部分には、前記固定板部が車室外側から車室内側へ差し込まれる差込孔が形成され、
前記差込孔から差し込まれた前記固定板部を収容可能な切欠部が前記グラスラン取付板部に形成され、
前記差込孔から差し込まれた前記固定板部の前記係合部を前記上壁部、前記下壁部、前記縦壁部及び前記グラスラン取付板部の少なくとも1つに係合させることにより、前記ガラスキャッチが取り付けられていることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造。 - 請求項1に記載の自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造において、
前記芯材の前記下壁部には、上方へ突出する下側突出部が形成され、
前記係合部は、前記固定板部における前記下側突出部よりも車室内側から車室外側斜め下方へ突出するとともに、前記下側突出部に対して車室内側から係合するように形成されていることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造。 - 請求項1または2に記載の自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造において、
前記芯材の前記上壁部には、下方へ突出する上側突出部が形成され、
前記係合部は、前記固定板部における前記上側突出部よりも車室内側から車室外側斜め上方へ突出するとともに、前記上側突出部に対して車室内側から係合するように形成されていることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造において、
前記係合部は、前記固定板部から上下方向に突出するように形成され、
前記グラスラン取付板部は車室外側へ延びる第1板部と第2板部とが上下方向に重なるように配置されることによって構成され、
前記第1板部には、前記切欠部が形成され、
前記第2板部には、前記切欠部に収容された前記固定板部の前記係合部が入る係合孔が形成されていることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造において、
前記係合部は、車室内外方向に互いに間隔をあけて設けられた複数の係合部を含み、
前記複数の係合部は、前記上壁部、前記下壁部、前記縦壁部及び前記グラスラン取付板部の少なくとも1つにおける車室内外方向に互いに離れた部位にそれぞれ係合することを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの取付構造。
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