JP7242578B2 - 液晶乳化方法および液晶乳化物 - Google Patents
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Description
具体的には、液晶乳化法、転相乳化法、転相温度乳化法、D相乳化法等がある。
このうち、液晶乳化法は、界面活性剤が形成する液晶中に分散相(O/Wエマルジョンでは油相)を分散・保持させる微細な乳化粒子を生成させる技術である。乳化は、液晶中に油相を分散・保持させて液晶中油(O/LC)型エマルジョンを生成させる第1ステップと、O/LCエマルジョンに水相を添加してO/Wエマルジョンとする第2ステップの2段階のプロセスからなる。O/LCエマルジョン生成過程では、液晶を構成する界面活性剤分子が効率よく油/水界面へ配向して界面張力を低下させるとともに、強固な液晶膜が乳化粒子を合一から保護する。
利用される液晶としては、液晶ラメラ、逆ヘキサゴナル液晶、キュービック液晶があり、逆ヘキサゴナル液晶の場合、疎水性が強い界面活性剤が利用され、キュービック液晶の場合、親水性が強い界面活性剤が利用され、融解温度から常温までの温度変化履歴を必要とするのに対して、液晶ラメラの場合、油成分の種類(所用HLB)にあまり影響されることがなく、このような温度変化履歴を必要としない。
しかしながら、従来の液晶ラメラによる液晶乳化組成物の製造方法において、たとえば、目的物がO/Wエマルジョンである場合に、油滴の粒子サイズを積極的に微細化するのが困難であった。
より詳細には、強固な液晶膜が乳化粒子を合一から保護する、換言すれば、油滴の拡径化を抑制するという消極的な面を有するに過ぎなかった。
O/Wエマルジョンは、化粧品を始め多用途に利用され、油滴の粒子サイズの積極的な調整技術が要望されている。
所定範囲のHLBを有する界面活性剤に対して、所定割合の水分および/または油分を添加し、分散体またはエマルジョンを形成する際の温度を所定温度に設定することにより、界面活性剤が形成する二分子膜の間に油分および/または水分とが交互に配合した規則的な分子配列である液晶ラメラを調整する、構成としている。
特に、液晶ラメラの形成の際の温度に応じて、形成される液晶ラメラの基本骨格である界面活性剤が形成する二分子膜の構造が変動することを発見するに至った。
より詳細には、液晶ラメラの形成の際の温度を低温にするほど、形成される液晶ラメラの基本骨格、特に層間距離が狭くなる傾向となり、これにより、たとえば、目的物がO/Wエマルジョンである場合に、層間に入り込む油分の大きさが異なることにより、液晶ラメラの基本骨格である規則的な分子配列により形成される層間に入り込む油分であることから、サイズのばらつきが小さい状態で、O/Wエマルジョンの油滴の粒子サイズに影響を及ぼし、以て、処方的な制約を軽減しつつ、分散相のサイズのばらつきが小さい状態で、分散相のサイズを調整可能である。
特に、ノニオン界面活性剤を用いてシリコーン組成物を油分とする水中油型エマルジョンについて、剥離フィルムに使用する剥離材の用途を例として説明する。
なお、本発明の液晶乳化方法または液晶乳化物は、油分がシリコーン組成物に限定されるものではなく、また、W/Oエマルジョンを経由することに限定されるものでもない。
そして、そのためには、剥離フィルムの表面は、高度の平滑性が求められ、突起物等も極力ないことが求められる。しかも、前述のような剥離フィルムの表面状態を達成するには、エマルジョン粒子径を小さくすることが求められている。
乳化分散部22において、水分量、後に説明する油分であるシリコーン組成物の量および後に説明するノニオン界面活性剤の量の割合を選択して、乳化分散させる。
(A)平均組成式が一般式(1)で表され、1分子中にケイ素原子と結合したアルケニル基を2個以上含有するジオルガノポリシロキサン20~60質量%、
(化1)
R1 aR2bSiO(4-a-b)/2 (1)
(式中、R1は脂肪族不飽和基を含まない同一又は異なる一価の炭化水素基、R2はアルケニル基、aは0.998~2.998、bは0.002~2、a+bは1~3である。)、
(B)平均組成式が一般式(2)で表され、ケイ素原子と結合する水素原子を2個以上含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:5~30質量部、
(化2)
R6 dHeSiO(4-d-e)/2 (2)
(式中、R6は脂肪族不飽和基を含まない同一または異なる一価の炭化水素基、dは0.999~2.999、eは0.001~2、d+eは1~3をである。)
(C)ノニオン系界面活性剤:1~10質量部、
(D)白金系触媒:成分(A)に対して1~500ppm、
(E)水:30~80質量部。
本発明において適用しうる水中油型シリコーンエマルジョン組成物の構成は、上記の構成に限定はされない。例えば、上記成分(A)、(B)の代りに、何等かの反応性、非反応性を問わないシリコーン成分を用いることもできる。
成分(A)は、平均組成式が一般式(1)で表され、1分子中にケイ素原子と結合したアルケニル基を2個以上含有するジオルガノポリシロキサンである。成分(A)のジオルガノポリシロキサンを、以下、アルケニルオルガノポリシロキサンともいう。
(化1)
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
式(1)中、R1は脂肪族不飽和基を含まない同一又は異なる一価の炭化水素基、R2はアルケニル基、aは0.998~2.998、bは0.002~2で、a+bは1~3である。
式(1)中、R1は、炭素原子1~18個を有することが好ましい。また、R1は、SiC-結合することが好ましい。さらに、R1は、脂肪族炭素-炭素多重結合を有していない置換又は非置換の炭化水素基であることが好ましい。
式(1)中、R2は、炭素原子1~18個を有することが好ましい。また、R2は、脂肪族炭素-炭素多重結合を有する一価の炭化水素基であることが好ましい。
式(1)中、aは0.998~2.998、bは0.002~2、a+bは1~3である。
また、一般式(1)で表されるアルケニルオルガノポリシロキサンは、分子1個当たり平均して少なくとも2個のR2が存在することが好ましい。
アルケニルオルガノポリシロキサン(A)の、25℃における粘度は、好ましくは5~2000000mPa・s、より好ましくは50~1000000mPa・s、特に好ましくは100~50000mPa・sの範囲内で付与される。5mPa・sより粘度が低い場合、ならびに2000000mPa・sより粘度が高い場合、乳化が難しく、安定なエマルジョンが得られない。さらに、
成分(B)は、平均組成式が一般式(2)で表され、1分子中にケイ素原子結合する水素原子を2個以上含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、成分(A)に対する架橋成分である。
(化2)
R3 cHdSiO(4-c-d)/2 (2)
式(2)中、R3は脂肪族不飽和基を含まない同一または異なる一価の炭化水素基、cは0.999~2.999、dは0.001~2、c+dは1~3を満たす。R3としては、R1で例示した炭化水素基が用いられ、好ましくはアルキル基、より好ましくはメチル基が用いられる。成分(B)のケイ素原子に結合する水素原子は、好ましくは1分子中に3個以上である。
この成分(B)の25℃における粘度は、通常1~3000mPa・s、好ましくは5~500mPa・sである。
成分(B)の含有量は成分(A)~(E)の総質量を100質量部とした場合、5~30質量部である。5質量部未満だと、成分(A)の硬化が十分でなく、剥離フィルムに十分な強度が出なく、30質量部を超えると、組成物の粘性が高まり、取り扱い性が悪くなる恐れがあるほか、SiH基が過剰となり、剥離フィルム形成後に未反応の架橋剤がブリードアウトして何らかの不具合を起す可能性がある。より好ましくは10~20質量部である。
成分(C)は、ノニオン界面活性剤であって、前記成分(A)、(B)、および、後述の成分(D)を水に分散させる役割を担うので、本発明の水中油型シリコーンエマルジョン組成物を提供することができる。親水性と親油性の均衡を表すHLB値が8.0~19.0であるノニオン界面活性剤が好ましく、特に10.0~18.0が好ましく、さらに好ましくは10.0~16.0である。このHLB値が上記範囲内のノニオン性界面活性剤であれば特に限定されるものではない。用いる界面活性剤のHLB値が適正でないと、たとえ乳化できたとしても、貯蔵安定性、希釈安定性が悪く十分な性能を発現することができない。HLB価が19.0を超えると、乳化力がなくなり、8.0に満たないと、油中水系エマルジョン状態で安定化してしまい液晶ラメラを形成し得ない。
その他の乳化助剤としてHLB値が低い界面活性剤を併用してもよい。
なお、HLBの適性範囲は、油分がシリコーン組成物でない場合、あるいは液晶ラメラの形成の具体的経路や方法によらず、等しく上記の適性範囲となる。
成分(D)は、白金属系触媒であって、成分(A)が、成分(B)を介した架橋構造を形成するとき起こる付加反応を触媒するヒドロシリル化触媒である。成分(A)の重量に対して1~500ppmとなる量、好ましくは5~200ppmとなる量、より好ましくは20~100ppmとなる量で含有される。含有量が1ppm未満では硬化に時間がかかり、本発明の水中油型シリコーンエマルジョン組成物を塗工された剥離フィルムの生産効率が悪くなる恐れがある。500ppmを超えると、当該組成物の作業可能時間が短くなるので、当該組成物をフィルム基材へ塗工するときに、作業性が落ちる恐れがある。
成分(E)は、前記成分(A)~(D)を乳化する際の分散媒となる水である。水は特に限定されないが、イオン交換水を用いることが好ましく、好ましくはpH2~12、特に好ましくはpH4~10である。鉱水の使用は推奨されないが、用いる場合は金属不活性剤等と合わせて用いることが好ましい。分散させる成分の総質量を100質量部とした場合、、30~80質量部、好ましくは35~70質量部に相当する量を添加する。
このような成分として、例えば密着向上剤には一般的なシランカップリング剤、移行成分には水中油型シリコーンエマルジョン、防腐剤としてはソルビン酸、ソルビン酸塩、酢酸、乳酸、安息香酸、サリチル酸、フェノキシエタノール、ホルマリン等が挙げられる。
ここで、プレート式熱交換器26は、従来既知のもので、詳しい説明は省略するが、内部に複数の伝熱プレートを互いに平行に間隔を隔てて配置し、各プレートの間に形成される流路に対して、1枚置きに冷媒と油中水型プレエマルジョンとを、対向式または平行式に交互に流すことにより、油中水型プレエマルジョンが伝熱プレートを介して冷媒により冷却されるようにしている。
採用する冷媒は、冷却温度が低温であることから、たとえば、エチレングリコール、シリコーンオイルが好ましい。
なお、油中水型プレエマルジョンの油分中の無数の水滴がプレート式熱交換器26内で凍結しないように、プレート式熱交換器26に液送する油中水型プレエマルジョンの流量を調整するようにしている。
これにより、たとえば、所定温度に管理された冷却室内に油中水型プレエマルジョンを保管することにより、冷却保持する必要なしに、換言すれば、省エネルギーおよび余分な工程を省略しつつ、水中油型エマルジョンを製造する際、乳化分散部22からの常温の油中水型プレエマルジョンを、連続的に所定温度に冷却し、下流側の液晶相形成部14に液送することが可能であり、後に説明するように、液晶相形成部14においても同様に、連続的に液晶相を形成することから、油中水型プレエマルジョン生成部12において生成された油中水型プレエマルジョンを用いて、連続的に水中油型エマルジョンを製造することが可能である。
ここで述べる液晶相形成とは、液晶ラメラの形成、そしてそれに続く液晶相の細分化の双方を言う。
なお、中心軸37は、モーター43に連結され、ローター38が中心軸37を中心に、矢印のように回転するように構成しているが、形成された液晶相は、ローター38の回転力を駆動源として、液晶相形成容器36の流出口34から下流側の水中油型エマルジョン生成部16へ液送されるようにしている。なお、ローター38は中実である。また、液晶相形成容器出口温度計測器44が設置され、液晶相形成容器にてせん断エネルギー付与終了直後の流出物の温度を計測できるようにしている。
プレエマルジョンを常温で作製した段階では、主に、油相が連続相となった状態が形成されるものと考えられる。端的には油中水系エマルジョンであるが、その形を取っていなくても、油相が連続相になっていることで、プレエマルジョン全体が氷結することを防ぐことができるので、液晶ラメラ形成のための要件を満たすと考えられる。
図3に示すように、プレエマルジョンを上記の温度範囲で冷却すると、図3の(a)のように、界面活性剤が層状(あるいは他の形状)に水の層と交互に繰り返す構造が形成するものと考えられる。いわば、液晶ラメラの前駆的な枠組みが形成されると考えられる。
その状態で、せん断をかけ始めると、油分が、上記枠組みの層間に挿入されるものと考えられる。図3の(b)の状態であり、これが液晶ラメラである。この状態が形成されると、系の粘度が増大するのだが、液晶同士が無限数会合するので、液晶ラメラ全体としては構造粘性を発現する。よって、単に粘度が増大するのではなく、いわゆるゴム弾性的な物性を確認できる。
さらに、液晶ラメラが形成された場合、ゴム弾性的であり、かつ、その物に荷重をかけていくと、ある降伏点を示して崩れる傾向がある。ラメラ状でない液晶もゴム弾性的な場合があり得るが、降伏点を示すのはラメラの特徴である。
よって、油中水型エマルジョンに対し一定方向にせん断速力をかけた生成物が、ゴム弾性を示し、かつ荷重をかけた場合に降伏点を示したなら、液晶ラメラが形成されたと考えてよい。
また、液晶ラメラの層の間隔が小さくなるほど、層の間隔のばらつきも小さくなるので、最終的に得られる水中油型エマルジョンの粒子径分布も小さくなる傾向がある。
よって、液晶ラメラおよび細分化の液晶相の形成段階において、ローター38の一定回転数を選択するとともに、細分化の液晶相の形成完了時点において、細分化の液晶相温度が選択温度以下となるように、油分量に対する界面活性剤の量比に応じて、油中水型プレエマルジョンの製造段階において、油中水型プレエマルジョンを所定温度まで冷却することにより、第1に、常温の油中水型プレエマルジョンを利用して液晶ラメラを形成する場合に比べ、細分化の液晶相形成完了時点の温度上昇は抑制される点、第2に、油中水型プレエマルジョンを所定温度まで冷却することにより、液晶ラメラ形成開始時点の初期粘度は上昇し、それにより、液晶ラメラ形成に必要な活性化エネルギーが増大する点、第3に、ローター38の一定回転数の選択により、密閉空間内での液晶ラメラの加熱時間が選択されるとともに、液晶ラメラ形成開始時点の初期粘度の上昇により、発生するせん断エネルギーが増大する点、以上より、油中水型プレエマルジョンの冷却温度の選択により、密閉空間内での、形成された液晶ラメラの余分な加熱抑制を通じて、油中水型プレエマルジョンに付与されるせん断エネルギーと、液晶ラメラ形成にとって必要な活性化エネルギーとのバランスを図ることにより、小規模構造の液晶相形成完了時点の温度を所望温度とし、以て、水中油型エマルジョンの油滴の粒子径の調整が可能となる。
たとえば、スリットの開口面積、周方向に隣接するスリット間の角度間隔、および隙間の大きさは、このような観点から定めるのが好ましい。
この段階では、水が過剰となるため、液晶ラメラよりもエネルギー的に安定な水中油型エマルジョンへと転相される。その転相に必要なせん断エネルギーは、通常用いられる乳化機によるもので十分である。転相においては、液晶ラメラにおける油分の層が最終的な水中油型エマルジョンの粒子に移行する際に、その層の間隔を維持しながら、粒子になる、すなわち、層の間隔が粒子径になると考えられる。よって、この段階で与えるせん断エネルギーの違い等の製造条件で、液晶ラメラの効果が大きく左右されることはない。従って、この段階は、本願発明の課題達成にとっては重要なプロセスではない。
なお、連続的に製造された水中油型エマルジョンは、適宜、タンクに保管される。
特に、液晶相形成部14におけるローター38の回転数を一定に維持することにより、密閉空間内において油中水型プレエマルジョンに付与されるせん断エネルギーは、粘度上昇につれて増大するが、液晶相形成部14に流入する際、低温化される油中水型プレエマルジョンの温度との関係で、一定に維持するローター38の回転数を設定することにより、水中油型エマルジョンの油滴の粒径の調整とともに、せん断速度(ローター38の回転速度)の変動に伴う形成される液晶相の不均一性を制限することにより、油滴の粒度分布の広がりを抑制することも可能である。
たとえば、回転するローターとステータタイプとの所定隙間において、プレエマルジョンにせん断エネルギーを付与する場合には、ローターの回転数を調整することにより、付与されるせん断エネルギーの増減が可能である。
例えば、液晶ラメラの温度が-25℃の場合は、乳化機を出た時点でのエマルジョンの温度は30℃となる。また、前者温度が20℃の場合は、後者温度は60℃となる。
この理由については、次のように推定する。
液晶ラメラが崩壊して微細な液晶相へ細分化される温度は、液晶相が生成した温度によらず一定であると考えられ、-5℃から40℃の範囲であると考えられる。
この温度範囲において、液晶相は吸熱反応をもって細分化する。その際、より低温で生成した液晶相の方が、液晶相の生成のための活性化エネルギーが大きいため、その吸熱の程度が大きくなる。よって、細分化の温度範囲内においては、外部から与えられるせん断エネルギーを吸収する程度は、液晶相の生成温度が低い方が大きい。
しかし、液晶の細分化が起き始める-5℃まで温度が上昇するまでの間は、与えるせん断エネルギーは液晶細分化には使われず、摩擦熱として散逸することと、および外気との熱のやり取りで、系は25℃まで上昇して行く。
よって、-25℃のような極低温で生成した液晶相にせん断を加える時、25℃までの温度上昇は起きるので、温度上昇の程度は大きくなる。
一方、20℃のようなより高温で生成した液晶相は、生成のための活性化エネルギーが小さいので、細分化のための吸熱の程度が小さく、温度は50℃、即ち液晶相の細分化が終了する温度、を超えるようになる。50℃以上では、摩擦熱等の影響でさらに温度が高くなる。
本発明の実施形態に係る水中油型エマルジョンの製造システム10の液晶相形成部14において、プレエマルジョンの冷却温度とせん断開始後の温度上昇を示す関係図を図4に示す。
ただし、水分単体、界面活性剤単体、あるいは、水分と界面活性剤が先行して氷結することが防げるのであれば、製造時の温度から下げることでもよく、あるいは油中水型エマルジョンを製造中に温度を下げるのでもよい。最終的に液晶ラメラの形成が完了しようとしている時点において、設定の冷却温度になっていればよい。しかし、プレエマルジョンの製造時から、または、製造中に冷却を始めると、組成が偏在している状態で液晶ラメラが形成を始めるなどが起こり、最終的に形成される液晶ラメラが均一でなくなる可能性があるので、この意味でも、油中水型エマルジョンを製造完了してから冷却することが好ましい。
各実施例、比較例に用いたエマルジョンの組成、条件、結果について、表1に示す。
各実施例、比較例にて、液晶相形成容器と作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後の生成物が、液晶ラメラの形成ができたかどうか、そして、液晶ラメラの層の間隔の程度を評価するために、次の測定、評価を行った。
生成物200gを200g広口カップに詰めて、100g/cm2の圧力で表面が平らになるまでならし、テクスチャーアナライザー(Texture Analyzer TA-XT2R、SMS社製)を用い、プローブ(1/2”stainless spherical、P/0.5S、ロードセル5kg)を1mm/sで投入し、深度15mmに達したときに観測されるForce(g)を最大70gの範囲で測定した。また、降伏点があるかどうかの確認も行った。
評価基準: レベル3=Forceが60g以上である。液晶ラメラの層の間隔が狭い。レベル2=Forceが、40g以上60g未満である。液晶ラメラの層の間隔が中程度である。レベル1=Forceが20g以上40g未満である。液晶ラメラの層の間隔が大きく粗である。レベル0=Forceが20g未満である。流動性があり、液晶ラメラの形成ができていない。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=15.0)を5.0質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-25℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は大であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル3だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は25℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.20μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを52.5質量部、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤を(HLB=15.0)2.5質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.05に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,100mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-25℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は大であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル3だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は30℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.20μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=15.0)を5質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-10℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は中であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル2だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は25℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.22μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=13.0)を5.0質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-25℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は大であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル3だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は25℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.20μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=15.0)を5質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを20℃で冷却し(または保温し)、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は小であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル1だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は60℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.30μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを54質量部、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=15.0)を1質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,200mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-10℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は中であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル1だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は45℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンを作製した。
得られた水中油型エマルジョンのエマルジョン粒子の平均粒子径を計測したところ、0.28μmであった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=5.0)を5.0質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-25℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、増粘はしたものの、ゲル化には至らなかった。生成物はゴム弾性を示さなかった。硬さ測定の結果は、レベル0だった。また、降伏点は存在しななかった。また、液晶相形成容器の出口の温度は25℃であった。
よって、水中油型エマルジョンの形成準備状態には至らなかった。
成分(A)として、メチル基とビニル基を有し、25℃での粘度が5,000mPa・sであるオルガノポリシロキサンを50質量部、、成分(C)として、ノニオン系界面活性剤(HLB=19.5)を5.0質量部、成分(D)として、油分量に対するノニオン界面活性剤の量比を0.1に設定した。
さらに、白金触媒を成分(A)に対して100ppm、成分(E)として精製水を残部として、100質量部の油中水型プレエマルジョンを作製した。このプレエマルジョンの作成直後の初期粘度は6,000mPa・s(25℃、10s-1)であった。
このプレエマルジョンを-25℃で冷却し、全体の温度が一定になるまで保管した。これに対して、2,000s-1のせん断速度にて、密閉空間であり、液晶相形成容器であるところのローター・ステータに流入させ、そのシェアギャップ間を、滞留時間が0.06秒となるように通過させた。以上の作製条件と同じ条件が出せる模擬装置にて、せん断速度付加後0.03秒後には、ゲル化し流動性を失った(粘度測定不能)。ゲル化の程度は小であった。生成物はゴム弾性を示した。硬さ測定の結果は、レベル1だった。また、降伏点が存在した。また、液晶相形成容器の出口の温度は25℃であった。
上記ローター・ステータの通過をもって、水中油型エマルジョンの形成準備状態とし、その後、一定量の水とともに、連結したローター・ステータ型の乳化機にさらに投入することで、水中油型エマルジョンの作製を試みたが、乳化は不可能であった。
1.各実施例とも、プレエマルジョンにせん断をかけて0.03秒後に粘度が計測不能まで上昇し、ゲル化し流動性を失い、ゴム弾性を示し、一定の硬度を示し、降伏点を示したので、液晶形成容器内で液晶ラメラが生成したことが推認される。かつ最終的にはゲル状ではなくなり、水中油型エマルジョンが生成したことから、液晶ラメラを経由して液晶乳化が達成できたことが推認される。
一方、比較例1では、同条件のせん断でゲル化に至らなかったため、液晶ラメラが生成しなかったことが推認できる。また、比較例2では、ゲル化し流動性を失い、ゴム弾性を示し、一定の硬度を示し、降伏点を示したので、液晶形成容器内で液晶ラメラが生成したことが推認される。しかし、水中油型エマルジョンを形成するための乳化ができなかったので、液晶乳化が達成できなかった。
以上より、液晶乳化を達成するためには、使用する界面活性剤のHLBは所定の範囲内である必要があることが示唆される。
2.実施例1~4では、得られた水中油型エマルジョンの平均粒子径が、0.20~0.22μmという好ましい径が得られた。実施例1、2、4ではプレエマルジョンの冷却温度が-25℃だが、実施例3では-10℃であり、前者の最終最中油型エマルジョンの粒子径が0.20μmなのに対し、後者が0.22μmだった。液晶ラメラの凝集度が低温の冷却ほど大きくなり、すなわち液晶ラメラの層の間隔が小さくなり、そのことで粒子径が小さくなったことが推認される。
実施例5、6では、得られた水中油型エマルジョンの平均粒子径が、0.28~0.30μmという好ましくない径が得られた。実施例5では冷却温度が20℃のため、液晶ラメラの凝集度が低く、最終の粒子径が大きくなったこと、そして実施例6では冷却温度は-10℃だが、シリコーン油分に対する界面活性剤の量比が小さかったために、液晶ラメラの凝集度が上がらずに最終の粒子径が高かったものと推認される。ただし、実施例5、6では液晶形成装置の出口の温度が、それぞれ60℃、45℃と高かったため、拡径化も起きた可能性がある。
以上より、ラメラ1層当たりの油の層の幅が小さくなり、これを基礎に形成される水中油型エマルジョンの油分の粒子サイズが小さくなる、換言すれば、プレエマルジョン冷却温度の設定により、液晶ラメラを介して、水中油型エマルジョンの油分の粒子サイズに対して影響することを推認させるものである。
たとえば、本実施形態において、液晶相形成部14について、液晶相形成部14に供給される油中水型エマルジョンにせん断エネルギーを付与するのに、連続式タイプのものとして、ローター/ステータ式を説明したが、それに限定されることなく、液晶乳化物の液晶ラメラの調整をするのに、水中油型エマルジョン生成の際の温度を所定温度に設定する限り、バッチ式タイプ、たとえば、開放容器内に油中水型プレエマルジョンを溜めて、循環繰り返しでせん断エネルギーを付与するものでもよい。
たとえば、本実施形態において、液晶相形成部14について、液晶相形成部14に供給される油中水型エマルジョンにせん断エネルギーを付与するのに、連続式タイプのものとして、ローター/ステータ式を説明したが、それに限定されることなく、水中油型エマルジョン生成の際の温度を所定温度に設定することにより、液晶乳化物の液晶ラメラの調整をするのに、水中油型エマルジョンに吸熱反応により吸収される活性化エネルギーを付与することが可能である限り、バッチ式タイプ、たとえば、開放容器内に油中水型プレエマルジョンを溜めて、循環繰り返しでせん断エネルギーを付与するものでもよい。
たとえば、本実施形態において、液晶相形成部14について、連続式タイプのものとして説明したが、それに限定されることなく、液晶相形成部14において、余分なせん断エネルギーの付与に伴う液晶相の温度上昇の可能性がある限り、バッチ式タイプ、たとえば、開放容器内に油中水型プレエマルジョンを溜めて、循環繰り返しでせん断エネルギーを付与するものでもよい。
たとえば、本実施形態において、ローターについて、ステータとの間に所定隙間を形成する筒状の構造として説明したが、それに限定されることなく、液晶相形成部14において、せん断エネルギーの付与が可能である限り、たとえば、外周面に所定角度間隔を隔てて複数のローター羽根を設けるものでもよい。
12 油中水型プレエマルジョン生成部
14 液晶相形成部
16 水中油型エマルジョン生成部
18 配管
20 液送ポンプ
22 乳化分散部
24 冷却部
26 プレート式熱交換器
28 冷媒温度調整部
30 温度検出部
32 流入口
34 流出口
36 液晶相形成容器
37 中心軸
38 ローター
39 所定隙間
40 ステータ
42 スリット
43 モーター
44 液晶相形成容器出口温度計測器
Claims (2)
- 油中水型プレエマルジョン生成部において油中水型プレエマルジョンを生成し、液晶相形成部に液送して油中水型プレエマルジョンと水中油型エマルジョンとの遷移状態である液晶相を形成し、前記液晶相を水中油型エマルジョン生成部に液送し、水中油型エマルジョン生成部において水中油型エマルジョンを生成する、液晶乳化方法であって、
親水性と親油性の均衡を表すHLB値が8.0~19.0であるノニオン界面活性剤に対して、所定割合の水分および油分としてのシリコーン組成物を添加し、
前記油中水型プレエマルジョンを形成する際の温度を-40℃から-5℃の範囲から選択される温度で冷却することによって所定温度に設定し、最終的な水中油型エマルジョンの粒子径を制御することにより、最終的な水中油型エマルジョンの粒子径を調整し、選択された温度に応じた所定のせん断エネルギー付与により、界面活性剤が形成する二分子膜の間に油分および水分とが交互に配合した規則的な分子配列である液晶ラメラを調整することを特徴とする液晶乳化方法。 - ノニオン界面活性剤、油分がシリコーン組成物、および水分からなるO/Wエマルジョンを所定温度で形成し、そこから所定温度に亘って冷却して、界面活性剤が形成する二分子膜の間に油分と水分とが交互に配合した規則的な分子配列である液晶ラメラを形成する、請求項1に記載の液晶乳化方法。
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