JP7244332B2 - 多段式パイプ、多段式排水パイプ、多段式排水パイプの施工方法、及び多段式排水パイプの排水構造 - Google Patents
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Description
また、第5発明に係る多段式排水パイプは、第3発明又は第4発明において、前記係止機構は、内側の管体に形成された係止爪と、外側の管体の下端面とが当接することにより管体同士を互いに係止する機構であることを特徴とする。
また、第6発明に係る多段式パイプは、第3発明又は第4発明において、前記係止機構は、外側の管体及び内側の管体のいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部とが嵌合することにより管体同士を互いに係止する機構であることを特徴とする。
また、第7発明に係る多段式パイプは、第3発明又は第4発明において、前記係止機構は、外側の管体及び内側の管体に形成された凸部同士が当接して係合することにより管体同士を互いに係止する機構であることを特徴とする。
そして、第8発明に係る多段式排水パイプは、第3発明又は第4発明において、前記複数の管体は、3本以上の管体からなることを特徴とする。
[第1実施形態]
先ず、図1~図4を用いて、本発明の第1実施形態に係る多段式排水パイプ1について説明する。本発明の実施形態に係る多段式排水パイプ1は、液状化のおそれがある地層を有する地盤に貫入されて液状化対策用排水パイプとして用いられる場合を想定している。図1は、本発明の実施形態に係る多段式排水パイプ1を中間省略して示す側面図であり、図2は、その多段式排水パイプ1の収納状態を示す管軸方向に沿って切断した断面図である。また、図3は、多段式排水パイプ1の外管2と内管3との係止機構6を、外管2を断面で示し、内管3を側面図で示す部分切断断面図である。そして、図4は、多段式排水パイプ1の先端部分を管軸方向に沿って切断した状態を示す部分拡大断面図である。
図1,図2に示すように、外管2は、鋼管からなる円筒状の外管本体20から主に構成されている。そして、この外管本体20は、先端部21から後端部22まで管径が略同一径のストレートな直管の管体であり、後述の排水孔H1も形成されていない無孔管である。
内管3は、外管2の内径より外径が小さな円筒状の鋼管からなる内管本体30から主に構成されている。そして、内管本体30の先端側の管端付近には、他の部分より縮径された先端部31が形成され、他の部分は、後端部32まで管径が略同一径のストレートな直管の管体となっている。
図4に示すように、内管3の先端部31には、多段式排水パイプ1の貫入時の土圧抵抗を低減するため、円錐状の先端キャップ4が嵌着されている。この先端キャップ4は、ポリプロピレンから形成されている。勿論、先端キャップ4は、抵抗の少ない形状であれば、特に素材が限定されるものではなく、ポリプロピレンなどの樹脂に限られず、ダグタイル鋳鉄などの金属製であっても構わない。
次に、図3を用いて、本発明の第1実施形態に係る係止機構6について説明する。図3に示すように、内管3の後端部32には、先端側が細く、後端側が厚くなった弾性体である金属製の三角楔状の複数の係止爪33が、内管3の円筒体の表面から一定ピッチで半径方向に突出形成されている。この係止爪33と外管2の先端部21の端面(下端面)とが当接することにより、圧縮力に対抗して外管2と内管3とを互いに係止する係止機構6を構成している。
次に、図10,図11を用いて、本発明の実施形態に係る多段式排水パイプの施工方法について説明する。前述の多段式排水パイプ1を地下深くに液状化のおそれがある地層G1を有する地盤Gに貫入して液状化対策として地盤排水構造12を構築する場合を例示して説明する。
図10は、本発明の実施形態に係る多段式排水パイプの施工方法の第1貫入工程を示す工程説明図である。本実施形態に係る多段式排水パイプの施工方法では、図10に示すように、先ず、プレボーリングを行わず、多段式排水パイプ1を直接地盤に貫入する第1貫入工程を行う。
次に、本実施形態に係る多段式排水パイプの施工方法では、図11に示すように、前工程で貫入した外管2から、内管3をさらに地中に貫入する第2貫入工程を行う。
次に、図11を用いて、前述の本実施形態に係る多段式排水パイプの施工方法により構築される地盤排水構造12について簡単に説明する。地盤排水構造12は、地下水位より下方に位置し、地下深くに地液状化のおそれがあるとなる地層G1を有する地盤Gの排水構造である。そして、この地盤Gに多段式排水パイプ1が打ち込まれて地盤Gから多段式排水パイプ1の内側に排水する構造となっている。ここで、排水とは、前述のように、地盤G内の地下水等を内管3の内側に通水することを指し、必ずしも多段式排水パイプ1からポンプアップして地表まで汲み上げることを指していない。但し、地盤排水構造12は、多段式排水パイプ1内に溜まった地下水をポンプアップして地表まで汲み上げる構造としても良いことは云うまでもない。
次に、図12を用いて、本発明の第2実施形態に係る多段式排水パイプ1’について説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る多段式排水パイプ1’を液状化のおそれがある地層(軟弱地層)G1まで貫入した地盤排水構造を示す図である。第2実施形態に係る多段式排水パイプ1’が、前述の多段式排水パイプ1と相違する主な点は、外管2と内管3に加え、これらの管体の丁度中間の管径である中管13を備えている点である。その他の点は、多段式排水パイプ1と略同構成となっている。
2:外管(管体)
20:外管本体
21:先端部
22:後端部
23:凹部
24,25:凸部
26,27:係止孔
3:内管(管体)
30:内管本体
31:先端部
32:後端部
33,38:係止爪
34:凸部
35:凹部
36:係止爪
37:係合凸部
H1:排水孔
4:先端キャップ
7~11:係止機構
12:地盤排水構造(排水パイプの排水構造)
13:中管(管体)
G:地盤
G1:液状化のおそれがある地層(地下水位下の地層)
X:貫入方向
Claims (11)
- 管径の異なる複数の管体を備え、これらの複数の管体のうち一番管径の大きな外管に他の管体が収納可能な多段式パイプであって、
前記複数の管体同士の間には、延伸したときに互いの管体同士を縮めて圧縮する方向に作用する圧縮力に対抗して管体同士を係止する係止機構が設けられており、
前記係止機構は、外側の管体及び内側の管体のいずれか一方に形成された係止凸部と、他方に形成された係止孔とが嵌合することにより管体同士を互いに係止する機構であること
を特徴とする多段式パイプ。 - 前記複数の管体は、3本以上の管体からなること
を特徴とする請求項1に記載の多段式パイプ。 - 管径の異なる複数の管体を備え、これらの複数の管体のうち一番管径の大きな外管に他の管体が収納可能な多段式パイプであって、
前記複数の管体同士の間には、延伸したときに互いの管体同士を縮めて圧縮する方向に作用する圧縮力に対抗して管体同士を係止する係止機構が設けられ、
前記複数の管体の一部には、管内に地下水を排水する排水孔が形成されていること
を特徴とする多段式排水パイプ。 - 前記外管には、少なくとも前記排水孔が形成されていないこと
を特徴とする請求項3に記載の多段式排水パイプ。 - 前記係止機構は、内側の管体に形成された係止爪と、外側の管体の下端面とが当接することにより管体同士を互いに係止する機構であること
を特徴とする請求項3又は4に記載の多段式排水パイプ。 - 前記係止機構は、外側の管体及び内側の管体のいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部とが嵌合することにより管体同士を互いに係止する機構であること
を特徴とする請求項3又は4に記載の多段式パイプ。 - 前記係止機構は、外側の管体及び内側の管体に形成された凸部同士が当接して係合することにより管体同士を互いに係止する機構であること
を特徴とする請求項3又は4に記載の多段式排水パイプ。 - 前記複数の管体は、3本以上の管体からなること
を特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の多段式排水パイプ。 - 請求項3又は4に記載の多段式排水パイプを管軸方向に地盤に押し込んで貫入する多段式排水パイプの施工方法であって、
前記外管に他の管体を収納した状態で地盤に貫入すること
特徴とする多段式排水パイプの施工方法。 - 管径の大きな管体から順次地盤に貫入していくこと
を特徴とする請求項9に記載の多段式排水パイプの施工方法。 - 請求項3又は4に記載の多段式排水パイプが地盤に貫入されて周囲の地盤から前記管体の内側に排水する多段式排水パイプの排水構造であって、
前記複数の管体のうち一番管径の小さな内管が、周囲の地盤の地下水位より下方まで貫入され、前記排水孔から前記内管の内側に地下水を集水して前記地盤の過剰間隙水圧を低減すること
を特徴とする多段式排水パイプの排水構造。
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| JP2020165258A JP2020165258A (ja) | 2020-10-08 |
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