JP7263184B2 - フッ化メタンの製造方法 - Google Patents
フッ化メタンの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7263184B2 JP7263184B2 JP2019158759A JP2019158759A JP7263184B2 JP 7263184 B2 JP7263184 B2 JP 7263184B2 JP 2019158759 A JP2019158759 A JP 2019158759A JP 2019158759 A JP2019158759 A JP 2019158759A JP 7263184 B2 JP7263184 B2 JP 7263184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- fluorinated
- reaction
- gas
- thermal decomposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
有用であり、特にフッ化メタン(CH3F)は、最先端の微細構造を形成するためのエッチ
ングガスとして注目されている。
る方法が知られている(特許文献1及び2)。
とによりフッ化メタンを製造する方法において、触媒の寿命を延長させることを課題とす
る。
、塩素、塩化水素及び空気からなる群より選択される少なくとも一種のガスの存在下で熱
分解させることにより、触媒の寿命を延長できることを見出した。本発明は、これらの知
見に基づいてさらに研究を重ねた結果、完成されたものである。
項1. 触媒の存在下において、一般式(1)で表される含フッ素メチルエーテルを気相
熱分解させることにより、フッ化メタンを製造する方法であって、
フッ化水素、塩素、塩化水素及び空気からなる群より選択される少なくとも一種のガスの
存在下で熱分解させることを特徴とする方法
岐状の一価の脂肪族炭化水素基、一価の芳香族炭化水素基若しくは一価の環状脂肪族炭化
水素基;水素原子又はハロゲン原子である)。
項2. 前記含フッ素メチルエーテル1に対して容量比で0.03以上の前記ガスの存在
下で熱分解させる、項1に記載の方法。
項3. 熱分解の前又は同時に反応系にフッ化水素、塩素、塩化水素及び空気からなる群
より選択される少なくとも一種のガスを添加する工程を含む、項1又は2に記載の方法。
項4. 前記工程が、前記含フッ素メチルエーテル1に対して容量比で0.03以上の前
記ガスを添加する工程である、項3に記載の方法。
項5. 触媒が、金属酸化物、フッ素化された金属酸化物、及び金属フッ化物からなる群
から選ばれる少なくとも一種である、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
項6. 触媒が、アルミナ、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、フッ素化されたアルミ
ナ、フッ素化された酸化クロム、フッ素化された酸化チタン、フッ素化された酸化亜鉛、
AlF3、TiF4、CrF3及びZnF2からなる群から選ばれる少なくとも一種であ
る、項1~5のいずれか一項に記載の方法。
項7. 触媒が、アルミナである、項1~5のいずれか一項に記載の方法。
項8. アルミナが、γ-アルミナである、項6又は項7に記載の方法。
項9. 触媒の細孔容積が0.5ml/g以上である、項5~8のいずれか一項に記載の
方法。
項10. 熱分解反応の反応温度が100~400℃である、項1~9のいずれか一項に
記載の方法。
項11. 熱分解反応時の圧力が、0.05~1MPaである、項1~10のいずれか一
項に記載の方法。
項12. 前記熱分解を、水分濃度100ppm以下で行う、項1~11のいずれか一項
に記載の方法。
項13. 前記熱分解の前又は同時に反応系の水分を除去する工程を含む、項1~11の
いずれか一項に記載の方法。
化メタンを製造する方法において、触媒の寿命を延長させることができる。言い換えれば
、従来の方法と比較して、同じ量のフッ化メタンをより少ない触媒使用量で得ることがで
き、有利である。
本発明では、原料としては、一般式(1)で表される含フッ素メチルエーテルを用いる
。
岐状の一価の脂肪族炭化水素基、一価の芳香族炭化水素基若しくは一価の環状脂肪族炭化
水素基;水素原子又はハロゲン原子である)。
の方法で得られた化合物を用いることができる。
ていてもよい、炭素数1~30の直鎖状若しくは分岐状の一価の脂肪族炭化水素基、炭素
数6~12の一価の芳香族炭化水素基又は炭素数6~12の一価の環状脂肪族炭化水素基
である。より好ましくは、R1及びR2は、同一又は異なって、置換されていてもよい、
炭素数1~10の直鎖状若しくは分岐状の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数6~10の一
価の芳香族炭化水素基又は炭素数6~10の一価の環状脂肪族炭化水素基である。
ては、特に限定されないが、例えば、炭素数1~10のアルキル基等が挙げられる。
、プロピル基、2-メチルエチル基、ヘキシル基及びオクチル基等が挙げられる。
1~4のアルキル基がより好ましく、炭素数1~3のアルキル基がさらに好ましい。
ェニル基、メチルフェニル基及びエチルフェニル基等が挙げられる。
、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基及びエチルシクロヘキシル基等が挙げられ
る。
族炭化水素基はフッ素原子、塩素原子、臭素原子からなる群より選択される少なくとも一
種のヘテロ原子で、水素原子の少なくとも一つが置換されていてもよく、また全ての水素
原子が置換されていてもよい。
、より好ましくはフッ素原子である。
成物が原因で触媒の劣化が進行している可能性が、本発明者らの検討の結果から示唆され
ている。具体的には、この副生成物が触媒表面で炭素化する結果、触媒活性の低下につな
がっている可能性が示唆されている。フッ化水素、塩素、塩化水素及び空気からなる群よ
り選択される少なくとも一種のガスの存在下で熱分解させることにより、この副生成物の
生成が抑制されているとみられる。このような副生成物は、特定の不飽和フッ化物であり
、一般式(1)で表される含フッ素メチルエーテルを原料として使用する限り共通して生
成するものであるとみられる。
3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル等が挙げられる。
るパーフルオロイソブチレン((CF3)2C=CF2))は、従来不要物として廃棄さ
れていたが、これをメタノールと反応させることによって1,1,3,3,3-ペンタフルオ
ロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテルを得ることができ、これを本発明方
法の原料として用いることによって、廃棄物の有効利用を図ることができ、低コストの原
料を用いて、安価に目的物を得ることが可能となる。なお、本発明において、原料とする
1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテルが、
「パーフルオロイソブチレンとメタノールを反応させて得られるものである」というとき
は、その1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエー
テルが、かかる反応により得られたものに限定され、他の反応により得られたものではな
いことを意味する。パーフルオロイソブチレンとメタノールとを反応させて1,1,3,3,
3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテルを得る方法は、公
知の方法であり、公知の反応条件に従えばよい。例えば、特表20011-506261
号公報に記載の方法に従って反応を行えばよい。
2. 熱分解反応方法
本発明の方法は、上記した含フッ素メチルエーテルを原料として、触媒の存在下で、気
相において熱分解反応を行う方法である。
触媒としては、気相における熱分解反応に対して活性を有する触媒であれば特に限定無
く用いることができる。この様な触媒としては、金属酸化物、フッ素化された金属酸化物
、金属フッ化物等を挙げることができ、これらを一種単独又は二種以上混合して用いるこ
とができる。
等が好ましい。また、これらの金属酸化物の一部をフッ素化したフッ素化金属酸化物を用
いることもできる。前記フッ素化金属酸化物触媒は、あらかじめ金属酸化物触媒をフッ化
水素などを用いてフッ素化したものであってもよく、本発明の製造方法の反応過程におい
て、その一部がフッ素化された金属酸化物触媒を使用してもよい。金属フッ化物としては
、AlF3,TiF4, CrF3、ZnF2等が好ましい。
できる。活性アルミナとしては、ρ-アルミナ、χ-アルミナ、κ-アルミナ、η-アルミナ
、擬γ-アルミナ、γ-アルミナ、δ-アルミナ及びθ-アルミナなどが使用される。これら
の中でもγ-アルミナ及びη-アルミナが好ましく、γ-アルミナが特に好ましい。また、
複合酸化物としてシリカアルミナ(SiO2/Al2O3)も触媒として用いることがで
きる。シリカアルミナのシリカSiO2の組成は、20重量%~90重量%が好ましく、
50重量%~80重量%がより好ましい。
0.5ml/g以上であることが特に好ましい。触媒の細孔容積の上限は特に限定されな
いが、通常、5ml/g以下であり、反応速度および触媒強度の点で、好ましくは2ml/
g以下である。細孔容積は、ガス吸着法、水銀圧入法などで測定できる。
フッ化物を担持してもよい。
加熱下において、上記した金属酸化物を無水フッ化水素またはフロンと接触させることに
よって、フッ素化反応が進行してフッ素化された金属酸化物を得ることができる。金属酸
化物とフッ化水素とを接触させる方法については特に限定的ではなく、触媒を充填した反
応管中にフッ化水素を流通させる連続法でもよく、触媒を収容した容器にフッ化水素また
はフロンを封入するバッチ式でもよい。特に、流通方式は、処理時間が短い点で好ましい
。
フロンは、フッ素原子の数が多く、炭素原子の数が少ないものが好ましい。例えば、トリ
フルオロメタン、ジフルオロクロロメタン、オクタフルオロエタンなどがあげられる。
酸化物全体の重量を基準として、フッ素含有率が5~50重量%程度であることが好まし
い。
く、例えば、150~500℃程度が好ましく、200℃~400℃程度がより好ましく
、250℃~350℃程度が更に好ましい。フッ素化処理の温度が低すぎるとフッ素化が
不十分であるために触媒の効果が小さく、処理温度が高すぎると耐熱材料が特別に必要に
なるために実用的でない。
含フッ素メチルエーテルの熱分解反応は、上記した触媒の存在下で、含フッ素メチルエ
ーテルを気相状態で触媒に接触させることによって進行させることができる具体的な方法
については特に限定的ではないが、例えば、管型の流通型反応器を用い、該反応器に上記
した触媒を充填し、原料として用いる含フッ素メチルエーテルを該反応器に導入して、気
相状態で触媒に接触させる方法を挙げることができる。
多くなる傾向がある。このため、100℃~400℃程度とすることが好ましく、100
℃~300℃程度とすることがさらに好ましく、120℃~200℃程度とすることが特
に好ましい。
上煩雑になり、高すぎると機器の耐圧を考慮する必要があり、漏えいの可能性も高くなる
。これらの点から、0.05~1MPa程度とすることが好ましく、0.1~0.5MP
a程度とすることが好ましく、特に、反応操作上、大気圧(約0.1MPa)程度の圧力
が好ましい。
スである含フッ素メチルエーテルの流量F (0度、一気圧(約0.1 MPa)での流量
:cc/sec)に対する触媒の充填量W (g)の比率:W/F (g・sec/cc)で表さ
れる接触時間を、1~100g・sec/cc程度とすることが好ましく、1~50g・
sec/cc程度とすることがより好ましく、5~30g・sec/cc程度とすることが
更に好ましい。接触時間が長すぎると、生成物を得るのに長時間を要するので、生産量を
上げるためには接触時間を短くすることが好ましいが、接触時間が短すぎると、転化率が
下がる傾向がある。このため、使用する触媒の種類、触媒量、反応条件などに応じて、原
料の転化率と目的物の選択率の点から最も生産性が高くなる接触時間を選べばよい。通常
は、使用する触媒の種類、触媒量、反応条件などに応じて、転化率が100%になる接触
時間を選択して反応を行うことが望ましい。
のガス
本発明の効果を得るためには、フッ化水素、塩素、塩化水素及び空気からなる群より選
択される少なくとも一種のガスの存在下で熱分解させることが必要である。
ーテル1に対して容量比で0.03以上、より好ましくは0.05以上、さらに好ましく
は0.10以上の前記ガスの存在下で熱分解させる。
量比がより高いほど向上する傾向がある。したがって、上記した最終的な容量比にかかわ
らず、その熱分解の前又は同時に反応系に前記ガスを添加することによって発明の効果が
得られると捉えることもできる。このとき、本発明の方法は、熱分解の前又は同時に反応
系に前記ガスを添加する工程を含む方法であると定義することができる。この工程は、好
ましくは含フッ素メチルエーテル1に対して容量比で0.03以上、より好ましくは0.
05以上、さらに好ましくは0.10以上の前記ガスを添加する工程である。
(4)水分濃度又は水分除去工程
本発明においてはさらに、水分濃度が低い条件、具体的には水分濃度100ppm以下
で、熱分解させてもよい。これによっても、触媒の寿命を延長させることができる。
50ppm以下、より好ましくは30ppm以下、さらに好ましくは10ppm以下で熱
分解させる。
る。したがって、上記した最終的な水分濃度にかかわらず、その熱分解の前又は同時に反
応系から水分を除去することによって発明の効果が得られると捉えることもできる。この
とき、本発明の方法は、熱分解の前又は同時に反応系から水分を除去する工程を含む方法
であると定義することができる。この工程は、好ましくは反応系から水分を90%以上、
より好ましくは95%以上、さらに好ましくは99%以上除去する工程である。
しては、特に限定されないが、例えば、脱水剤であるゼオライトを使用する方法、及び精
留して水分を除去する方法等が挙げられる。あるいは、水分濃度を上記範囲内にまで抑制
するために、最初から水分濃度が所定範囲内に調整されている(すなわち脱水されている
)原料化合物を使用してもよい。
本発明方法では、反応時間が経過すると、触媒活性が低下することがある。この場合に
は、原料の有機物が触媒表面で炭素化している可能性がある。触媒活性が低下した場合に
は、触媒を加熱した状態で反応管に酸素を含む気体を流通させて、触媒表面に付着した炭
素と酸素とを反応させて、二酸化炭素や一酸化炭素などのガス状にして除去することによ
って触媒を再生することができる。触媒再生時の反応管内の温度は、200℃~500℃
程度とすることが好ましく、300℃~400℃程度とすることがより好ましい。酸素を
含む気体としては、純度が高い気体を用いることが効率的であるが、酸素を含んでいれば
同様の効果を得ることができるので、経済的には空気を用いることが好ましい。
再現できる時間とすればよいが、通常は、1時間~12時間程度とすればよい。
3. 生成物
上記した方法によって、上記含フッ素メチルエーテルの熱分解反応が生じて、目的とす
るフッ化メタン及び含フッ素化合物を得ることができる。
に限定的ではないが、例えば、熱分解反応後の生成ガスを冷却することによって、フッ化
メタン(沸点-79℃)を主成分とする低沸点成分からなるガス成分と、前記含フッ素化合
物を主成分として、さらに未反応原料を含むことのある高沸点成分からなる液成分とに分
離できる場合がある。この場合、冷却温度については両者の沸点の違いに応じて適宜設定
すればよい。
分には、不純物として、プロペン(沸点-47.7℃)、五フッ化プロペン(沸点-21.
1℃)、プロパン(沸点-1.4℃)などが含まれることがあるが、フッ化メタンとは沸点
差が大きいため、蒸留によってこれらの不純物を容易に分離できる。
料等が含まれる場合にも、蒸留操作によって、未反応原料等を容易に分離することができ
る。
ルカリ水溶液等と接触させて上記含フッ素化合物を水相中に溶解させて除去してもよい。
これによって、フッ化メタンを選択的に得ることができる。
コールは安価なものであればコスト面で好ましく、例えば、メタノール、エタノール及び
プロパノールなどを使用できる。これらの中でも特にメタノールが好ましい。アルコール
を接触させてエステルを生成させることにより、燃焼処理しやすくなる。
る生成物を直接蒸留操作に供して、塔頂成分としてフッ化メタンを除去すればよい。これ
によって、塔底成分として、上記含フッ素化合物を得ることができる場合がある。
<実施例1>
触媒として、フッ素化処理を行っていないγ-アルミナ(Al2O3)を用い、これを
金属製管状反応器に充填した。この反応管を150℃に加熱して、原料である1,1,3,
3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル(OIME)
を15ccm/minの流速で、フッ化水素を3.9ccm/minの流速で反応管に供
給した(OIME/HFモル比=0.26)。
記載の数値は、ガスクロマトグラフィーで得られた各ピークの面積比率に、それぞれのガ
スの感度を補正する係数を乗じて得られた成分比率(%)である。
CH3F:フッ化メタン:
C3H6:プロペン
HFC-1225zc:CF2=CHCF
HFC-236fa:CF3CH2CF3
OIME:1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル
fluoride:3,3,3-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)プロパノイルフルオライド
表1において分析結果はCH3Fを含む低沸点成分とfluorideを含む高沸点成
分を別々に分析し、これらの全成分に対する割合を百分率で表したものである。また、表
1においてg-OIME/g-cat.は触媒1グラムあたりが処理したOIME量を、
conv.は転化率をそれぞれ表す。
実施例1と同じ方法で、原料である1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオ
ロメチルプロピルメチルエーテルを15ccm/minの流速で、フッ化水素を1.04
ccm/minの流速で反応管に供給した(OIME/HFモル比=0.07)。実施例
1と同じ方法で、反応管からの流出ガスをガスクロマトグラフィーで分析した結果を表2
に示す。
実施例1と同じ方法で、原料である1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオ
ロメチルプロピルメチルエーテルを15ccm/minの流速で、フッ化水素を反応管に
供せずに、1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエ
ーテルのみを反応管に供した。実施例1と同じ方法で、反応管からの流出ガスをガスクロ
マトグラフィーで分析した結果を表3に示す。
ルエーテルにHFを同伴させると(表1及び2)、HFを同伴させなかった場合(表3)と
比較して、転化率の低下が緩やかになることが判った。この結果より、1,1,3,3,3-
ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテルにHFを同伴させると
触媒の寿命を延長できることが明らかになった。
<実施例3>
1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル(
OIME)にモレキュラーシーブ4Aを500g加え攪拌して脱水を行った。適宜、OI
ME中の水分をカールフィッシャーにて測定し、水分量が100ppmまで減少するまで
脱水を行った。
を金属製管状反応器に充填した。この反応管を150℃に加熱して、100ppmまで脱
水をしたOIMEを反応管に供給した。表1に、触媒1gあたりのOIMEの処理量と転
化率の推移を示す。
記載の数値は、ガスクロマトグラフィーで得られた各ピークの面積比率に、それぞれのガ
スの感度を補正する係数を乗じて得られた成分比率(%)である。また、表3において「
g-OIME/g-cat.」は触媒1グラムあたりが処理したOIME量を、「con
v.」は転化率をそれぞれ表す。
分を別々に分析し、これらの全成分に対する割合を百分率で表したものである。
実施例3と同じ方法でOIMEを5ppmまで脱水した。この脱水したOIMEを用い
て実施例3と同じ方法で反応管に供給した。
実施例3と同じ方法でOIMEを500ppmまで脱水した。この脱水したOIMEを
用いて実施例3と同じ方法で反応管に供給した。
なることが判った。
Claims (11)
- 触媒(ただし、アルミナを除く)の存在下において、1,1,3,3,3-ペンタフルオロ-2-トリフルオロメチルプロピルメチルエーテル(OIME)をフッ化水素の存在下で気相熱分解させることにより、フッ化メタンを製造する方法。
- 前記OIME1に対して容量比で0.03以上の前記フッ化水素の存在下で熱分解させる、請求項1に記載の方法。
- 熱分解の前又は同時に反応系にフッ化水素を添加する工程を含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記工程が、前記OIME1に対して容量比で0.03以上の前記フッ化水素を添加する工程である、請求項3に記載の方法。
- 触媒が、金属酸化物、フッ素化された金属酸化物、及び金属フッ化物からなる群から選ばれる少なくとも一種である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 触媒が、酸化クロム、酸化チタン、酸化亜鉛、フッ素化された酸化クロム、フッ素化された酸化チタン、フッ素化された酸化亜鉛、AlF3、TiF4、CrF3及びZnF2からなる群から選ばれる少なくとも一種である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 触媒の細孔容積が0.5ml/g以上である、請求項5又は6に記載の方法。
- 熱分解反応の反応温度が100~400℃である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
- 熱分解反応時の圧力が、0.05~1MPaである、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記熱分解を、水分濃度100ppm以下で行う、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記熱分解の前又は同時に反応系の水分を除去する工程を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019158759A JP7263184B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | フッ化メタンの製造方法 |
| JP2021115915A JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-07-13 | フッ化メタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019158759A JP7263184B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | フッ化メタンの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014216551A Division JP6640446B2 (ja) | 2014-10-23 | 2014-10-23 | フッ化メタンの製造方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021115915A Division JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-07-13 | フッ化メタンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019206590A JP2019206590A (ja) | 2019-12-05 |
| JP7263184B2 true JP7263184B2 (ja) | 2023-04-24 |
Family
ID=68767008
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019158759A Active JP7263184B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | フッ化メタンの製造方法 |
| JP2021115915A Pending JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-07-13 | フッ化メタンの製造方法 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021115915A Pending JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-07-13 | フッ化メタンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JP7263184B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7263184B2 (ja) | 2019-08-30 | 2023-04-24 | ダイキン工業株式会社 | フッ化メタンの製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114277A (ja) | 2012-11-14 | 2014-06-26 | Daikin Ind Ltd | ドライエッチングガスの製造方法 |
| JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-10-14 | ダイキン工業株式会社 | フッ化メタンの製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9126355D0 (en) * | 1991-12-11 | 1992-02-12 | Ici Plc | Production of hydrofluorocarbons |
| GB9212410D0 (en) * | 1992-06-11 | 1992-07-22 | Ici Plc | Production of difluoromethane |
-
2019
- 2019-08-30 JP JP2019158759A patent/JP7263184B2/ja active Active
-
2021
- 2021-07-13 JP JP2021115915A patent/JP2021165315A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114277A (ja) | 2012-11-14 | 2014-06-26 | Daikin Ind Ltd | ドライエッチングガスの製造方法 |
| JP2021165315A (ja) | 2019-08-30 | 2021-10-14 | ダイキン工業株式会社 | フッ化メタンの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2019206590A (ja) | 2019-12-05 |
| JP2021165315A (ja) | 2021-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5704218B2 (ja) | ドライエッチングガスの製造方法 | |
| JP6959144B2 (ja) | 1,1,3,3−テトラクロロプロペンをベースとする組成物 | |
| KR20120023613A (ko) | 불화수소로부터 r?1233의 분리 | |
| JP2010083818A (ja) | 1,3,3,3−テトラフルオロプロペンの脱水方法 | |
| TWI688552B (zh) | 氟化甲烷之製造方法 | |
| JP6640446B2 (ja) | フッ化メタンの製造方法 | |
| JP7624144B2 (ja) | フルオロオレフィン化合物の製造方法 | |
| JP5946821B2 (ja) | ヒドロクロロフルオロアルカン類の脱塩化水素方法 | |
| JP2021165315A (ja) | フッ化メタンの製造方法 | |
| KR20210134052A (ko) | 불화수소로부터 r-1233의 분리 | |
| JP6261531B2 (ja) | フッ化メチルの製造方法 | |
| RU2855289C2 (ru) | Способ получения перфторциклоалкенового соединения | |
| RU2855289C9 (ru) | Способ получения перфторциклоалкенового соединения | |
| TWI638801B (zh) | 含氟化甲烷之組成物及其製造方法 | |
| JP2021011474A (ja) | フッ化ビニル化合物の製造方法 | |
| FR2812871A1 (fr) | Procede d'obtention d'un hydrofluoroalcane epure |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190927 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200813 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200818 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201019 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201228 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210413 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210713 |
|
| C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210713 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210727 |
|
| C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210803 |
|
| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20210903 |
|
| C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20210907 |
|
| C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20220913 |
|
| C876 | Explanation why request for accelerated appeal examination is justified |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876 Effective date: 20221011 |
|
| C305 | Report on accelerated appeal examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305 Effective date: 20221024 |
|
| C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20221025 |
|
| C13 | Notice of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13 Effective date: 20221115 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230111 |
|
| C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20230214 |
|
| C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20230314 |
|
| C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20230314 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230412 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7263184 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |







