JP7268486B2 - 頭部装着型表示装置、表示システム、画像制御装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、頭部装着型表示装置、表示システム、画像制御装置、およびプログラムに関する。
近年、メガネ型の頭部装着型表示装置が開発されている。頭部装着型表示装置は、形状に応じて、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、VR(virtual reality)ゴーグル、VRグラス、スマートグラス、AR(augmented reality)グラス、グラスディスプレイ、グラスデバイスなどと呼称される。頭部装着型表示装置は、眼前のディスプレイに仮想画像を表示されたり、現実に重畳されたりすることで、従来の卓上型ディスプレイやスマートフォン、タブレット端末とは全く異なる体験を使用者に提供することができる。
頭部装着型表示装置に関しては、例えば特許文献1には、使用者の頭部または胴体の動作を検出するセンサによって所定の動作が検出された場合に、画像表示を開始する技術が開示されている。
頭部装着型表示装置を長時間駆動できるようにするための1つの方法として、頭部装着型表示装置に大容量の電池を搭載することが考えられる。しかしながら、頭部装着型表示装置に搭載される電池を大容量化すると、頭部装着型表示装置の重量が増し、装着の快適性が低下する。よって、頭部装着型表示装置の消費電力を低減することが要望される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、頭部装着型表示装置の消費電力を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像信号を受信する第1無線受信部と、装着者の眼に出射される画像光を前記第1無線受信部が受信した画像信号に基づいて生成する画像表示部と、前記第1無線受信部よりも消費電力が小さく、第1制御信号および第2制御信号を受信する第2無線受信部と、前記第1無線受信部、前記第2無線受信部、および前記画像表示部に電力を供給可能に構成された電源部であって、前記第1無線受信部、前記第2無線受信部、および前記画像表示部に電力を供給する第1状態と、前記第2無線受信部に電力を供給する第2状態と、の間で消費電力に係る状態の遷移を実行し、前記第2状態において前記第2無線受信部が前記第1制御信号を受信した場合に、前記消費電力に係る状態を、前記第2状態から前記第1状態に遷移させ、前記第1状態において前記第2無線受信部が前記第2制御信号を受信した場合に、前記消費電力に係る状態を、前記第1状態から前記第2状態に遷移させる、電源部と、を備える。
本発明によれば、頭部装着型表示装置の消費電力を低減することができる。
図1は、実施形態に係る表示システムの使用の態様の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る表示システムの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる画像制御装置の機能構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る頭部装着型表示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る画像制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る頭部装着型表示装置と実施形態に係る画像制御装置2との間の通信の一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、頭部装着型表示装置、表示システム、画像制御装置、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。なお、各実施形態及び図面において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
(実施形態の表示システムの使用の態様)
図1は、実施形態に係る表示システムの使用の態様の一例を示す図である。表示システムは、頭部装着型表示装置1と、画像制御装置2と、を含む。
頭部装着型表示装置1は、眼鏡と類似の形状を有しており、使用者(装着者)3は、頭部装着型表示装置1を、眼鏡と同様の態様で頭部に装着している。なお、頭部装着型表示装置1の形状は、この形状に限定されるものではない。
さらに、使用者3は、画像制御装置2を手に保持している。ここでは、画像制御装置2は、スマートフォンであることとしている。画像制御装置2は、静止画または動画などの画像を信号化した画像信号を頭部装着型表示装置1に無線で送信することができる。
なお、実施形態に係る画像制御装置2は、スマートフォンに限定されない。画像信号を送信できる機器であれば、任意の機器を画像制御装置2として適用することができる。例えば、デスクトップPC(personal computer)、ノートPC、タブレット端末などを画像制御装置2として適用することができる。また、画像信号を送信できる機能を設けることで、任意の機器を画像制御装置2として適用することができる。例えば、AV機器、家電製品、または車両の制御装置、などを、画像制御装置2として適用することができる。
また、画像の信号化の方式は特定の方式に限定されない。画像信号は、符号化されていてもよいし、符号化されていなくてもよい。
頭部装着型表示装置1は、眼鏡のテンプルに相当する部分に、各種の電子部品が収容された筐体10が設けられている。そして、頭部装着型表示装置1は、眼鏡のレンズに相当する部分に、つまり使用者3の視界を覆うように、導光板11が設けられている。導光板11は、眼鏡のヨロイに相当する部分において筐体10に接続されている。
筐体10は、画像制御装置2が送信した画像信号を受信して、受信した画像信号に基づいて画像光を生成し、生成した画像光を導光板11に入射する。画像光は、導光板11の内部を伝播して、使用者3の眼前の所定位置から出射され、使用者3の眼に入射される。使用者3は、眼に入射された画像光を画像として認識することができる。
なお、導光板11は、画像光の光路を使用者3の眼の方に向けるための光学部材(例えば反射部材)を備え得る。光学部材は、例えばハーフミラーのような半透明の光学部材であってもよい。画像光の光路を使用者3の眼の方に向けるための光学部材を半透明な部材とすることで、使用者3は、導光板11を透過する環境光に基づいて周囲の環境を視認できる。使用者3は、画像を、周囲の環境に重畳された画像として認識することが可能である。
筐体10と導光板11とは離間して設けられていてもよい。例えば、筐体10と導光板11とは、画像光を伝達することが可能な、例えばレンズまたは導光ファイバーなどの、中継光学系を介して接続されていてもよい。
ここで、頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態は、画像信号に基づく画像光の生成が可能な第1状態と、第1状態よりも消費電力が小さい第2状態と、を含む。
実施形態では、一例として、第1状態では、頭部装着型表示装置1が備える電子部品の全てに電力が供給される。第2状態では、頭部装着型表示装置1が備える電子部品のうちの特定の電子部品を除く大部分の電子部品への電力の供給が遮断される。第2状態では、画像を再生することはできないが、消費電力が第1状態に比べて少ない。
以降の説明では、実施形態に係る第1状態を、パワーオン状態と表記する。また、実施形態に係る第2状態を、パワーオフ状態と表記する。
さらに、頭部装着型表示装置1は、パワーオフ状態においては、頭部装着型表示装置1をパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移させるための制御信号を受信することができる。つまり、パワーオフ状態においては、頭部装着型表示装置1が備える電子部品のうちの、制御信号を受信することができる部品(後述する第2無線通信装置16)は、通電されており、上記の制御信号を待ち受けている。
画像制御装置2は、頭部装着型表示装置1に上記の制御信号を送り、その後、画像信号を送ることで、頭部装着型表示装置1をパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移させて、頭部装着型表示装置1に使用者3に画像を提供させることが可能である。
実施形態と対比される技術として、頭部装着型表示装置に電源スイッチを設け、使用者が当該電源スイッチを操作することが考えられる。そのような頭部装着型表示装置では、電源スイッチがオフされた状態で画像信号に基づく画像を再生することができない。頭部装着型表示装置がいつ画像信号を受信しても画像の再生が可能なようにするためには、使用者は、電源スイッチをオンすることで頭部装着型表示装置の各電子部品を通電された状態にする必要がある。各電子部品に通電された状態では、画像信号の受信を待っている間に消費される電力が大きい。
頭部装着型表示装置は、頭部に装着される性質上、可能な限り軽量化および小型化が望まれる装置であるため、電池の容量を可能な限り小さくすることが望まれる。そのためには、消費電力をできるだけ少なくすることが求められる。
実施形態に係る表示システムでは、頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態がパワーオフ状態であっても、画像制御装置2は、画像信号を送信する前に当該制御信号を送信することで、頭部装着型表示装置1の各電子部品を通電された状態に復帰させることができるので、画像信号の受信に備えて頭部装着型表示装置1の各電子部品に常時、通電しておく必要がない。よって、消費電力を大幅に低減することが可能である。また、消費電力に係る状態の変更に際し、使用者3による電源スイッチの操作が不要である。よって、頭部装着型表示装置1の利便性が向上する。
なお、実施形態では、一例として、頭部装着型表示装置1は、消費電力に係る状態をパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移させるための制御信号に加えて、消費電力に係る状態をパワーオン状態からパワーオフ状態に遷移させるための制御信号を受信することができる。消費電力に係る状態をパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移させるための制御信号を起動信号と表記する。消費電力に係る状態をパワーオン状態からパワーオフ状態に遷移させるための制御信号を停止信号と表記する。
また、ここでは、頭部装着型表示装置1は、レンズに相当する部分に画像光を出射する導光板11が設けられた構成を有していることとしている。頭部装着型表示装置1の構成は、導光板11によって画像光を提供する構成に限定されない。例えば、ディスプレイが眼前にあり、直接、またはレンズを通して見るタイプの表示装置を、実施形態に係る頭部装着型表示装置1として適用することができる。このタイプの表示装置は、両眼非透過型のVR表示をするヘッドマウントディスプレイ、小型単眼型のヘッドマウントディスプレイなどで使われる。また、ヘッドマウントディスプレイに限らず、例えば、VRゴーグル、VRグラス、スマートグラス、ARグラス、グラスディスプレイ、グラスデバイスなどと称される任意の表示装置を、実施形態に係る頭部装着型表示装置1として適用することが可能である。
(実施形態に係る表示システムの構成の一例の説明)
図2は、実施形態に係る表示システムの構成の一例を示す図である。
頭部装着型表示装置1は、筐体10と、導光板11と、を備えている。筐体10は、画像表示装置12と、画像再生装置13と、第1無線通信装置14と、電源装置15と、第2無線通信装置16と、環境発電装置17と、を備えている。
第1無線通信装置14は、画像信号を受信する第1無線受信部の一例である。画像表示装置12は、装着者の眼に出射される画像光を第1無線受信部としての第1無線通信装置14が受信した画像信号に基づいて生成する画像表示部の一例である。第2無線通信装置16は、第1無線受信部としての第1無線通信装置14よりも消費電力が小さく、制御信号を受信する第2無線受信部の一例である。電源装置15および環境発電装置17は、第1無線受信部としての第1無線通信装置14、第2無線受信部としての第2無線通信装置16、および画像表示部としての画像表示装置12に電力を供給可能に構成された電源部の一例である。また、電源装置15は、主電源部の一例である。また、環境発電装置17は、補助電源部の一例である。
電源装置15は、電力を蓄えた電池18を備えている。電池18は、2次電池、つまり充電が可能な電池であってもよいし、1次電池、つまり充電が不可能な電池であってもよい。電池18は、着脱可能に構成されてもよい。
なお、電池18は、電源装置15の外部に設けられてもよい。また、電池18の重みが使用者3の頭部にかからないように、電池18が筐体10の外部に設けられ、電池18と筐体10内の電源装置15とは、電力を伝送することができる導線で接続されてもよい。また、電源装置15は、電池18とともに筐体10の外部に設けられ、筐体10と電源装置15との間は、電力を伝送することができる導線で接続されてもよい。
パワーオン状態においては、電源装置15は、電池18に蓄えられている電力を、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14に供給する。これによって、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14は、通電された状態になっている。
パワーオフ状態においては、電源装置15は、電池18に蓄えられている電力を、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14の何れにも供給しない。これによって、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14は、通電されていない状態となっており、電力を消費しない。
電源装置15は、第2無線通信装置16からの信号に基づいてパワーオン状態とパワーオフ状態との間の切り替えを実施する。
例えば、電源装置15は、電池18と画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14とを接続する電力供給線上に、第2無線通信装置16からの信号によって可動接点が駆動されるリレースイッチを有していてもよい。パワーオフ状態においては、当該リレースイッチの可動接点と固定接点とが離間することで、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14への電力の供給の経路が遮断されている。パワーオン状態においては、当該リレースイッチの可動接点と固定接点とが接触していることで、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14へ電力を供給する経路が形成され、その結果として、画像表示装置12、画像再生装置13、および第1無線通信装置14に電力が供給される。
なお、電源装置15による電力の供給/遮断を切り替えるための具体的な構成は、リレースイッチを用いた構成に限定されない。
第1無線通信装置14は、画像制御装置2から送信された画像信号を受信するための通信インタフェースである。
滞りなく画像を再生するために、画像信号の通信には高速性が求められる。よって、第1無線通信装置14としては、高速な通信が可能な通信インタフェースが選択される。そのような第1無線通信装置14は、高速な通信が可能である反面、消費電力が大きい。第1無線通信装置14は、通電された状態においては、たとえ画像信号を受信していない期間においても、比較的大きな電力を消費する。つまり、第1無線通信装置14の待機電力が比較的大きい。
前述したように、頭部装着型表示装置1は、パワーオフ状態において起動信号を待ち受ける。仮に第1無線通信装置14が起動信号の待ち受けに使用される場合、パワーオフ状態において消費される電力が大きくなってしまう。
そこで、起動信号の待ち受けに使用される通信インタフェースとして、待機電力が第1無線通信装置14よりも小さい第2無線通信装置16が用意されている。なお、本明細書において、待機電力は、通電され、信号の受信を待っている状態で消費される電力をいう。第2無線通信装置16は、起動信号などの単純な信号を受信できればよいので、画像信号を受信するための第1無線通信装置14に比べて通信速度が遅くてもよい。よって、第2無線通信装置16として、第1無線通信装置14よりも待機電力が小さい通信インタフェースを選択することが可能である。
例えば、第1無線通信装置14としては、Wi-Fi(登録商標)に準拠するチップセットが採用され、第2無線通信装置16としては、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠するチップセットが採用される。これによって、頭部装着型表示装置1は、パワーオン状態においては画像信号に基づいて画像を滞りなく再生することが可能となるとともに、パワーオフ状態においては低消費電力で起動信号を待ち受けることが可能である。よって、画像信号を受信していない期間における消費電力を低減することが可能である。
なお、第1無線通信装置14および第2無線通信装置16のそれぞれが準拠する通信規格は、上記に限定されない。例えば、第2無線通信装置16が準拠する通信規格は、ZigBee(登録商標)であってもよい。
環境発電装置17は、環境から得られるエネルギーに基づいて発電するユニットである。環境発電装置17は、例えば、光エネルギーを電力に変換する太陽電池ユニット、振動により振動面に発生する圧力を圧電素子などを用いて電力に変換する振動発電ユニット、または熱電変換素子などによって熱を電力に変換する温度差発電ユニット、などである。
環境発電装置17によって生成された電力は、第2無線通信装置16に供給され、第2無線通信装置16は、環境発電装置17から供給される電力によって駆動される。第2無線通信装置16は、待機電力が小さいので、上記のような環境発電装置17による少ない電力によって動作することができる。
第2無線通信装置16は、パワーオフ状態において、電池18に蓄えられた電力ではなく環境発電装置17によって生成された電力によって駆動されるように構成されることで、電池18に蓄えられた電力を消費することなく起動信号を待ち受けることができる。
なお、第2無線通信装置16は、起動信号を受信すると、電源装置15に電源オンの信号を送る。電源装置15は、電源オンの信号に基づいて、消費電力に係る状態をパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移させる。また、第2無線通信装置16は、停止信号を受信すると、電源装置15に電源オフの信号を送る。電源装置15は、電源オフの信号に基づいて、消費電力に係る状態をパワーオン状態からパワーオフ状態に遷移させる。
画像再生装置13は、第1無線通信装置14が受信した画像信号に基づいて画像フレームを生成し、当該画像フレームを画像表示装置12に入力する。画像信号が符号化されている場合には、画像再生装置13は、画像信号の復号化を実施する。画像再生装置13は、画像フレームをバッファするメモリを備え得る。
画像表示装置12は、画像再生装置13によって生成された画像フレームに対応した画像光を生成する。画像表示装置12は、例えば、液晶ディスプレイ、MEMS(Micro Electro-Mechanical System)ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、などである。画像表示装置12によって生成された画像光は、導光板11を介して使用者3の眼に入射される。
画像制御装置2は、処理装置21、記憶装置22、第3無線通信装置23、および第4無線通信装置24を備えている。処理装置21、記憶装置22、第3無線通信装置23、および第4無線通信装置24は、電気的に相互に接続されている。
第3無線通信装置23は、画像信号を送信するための通信インタフェースである。第4無線通信装置24は、制御信号を送信するための通信インタフェースである。
処理装置21は、コンピュータプログラムを実行することができるプロセッサである。処理装置21は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
記憶装置22は、種々の情報が格納され得るメモリである。記憶装置22を構成するメモリの種類は、特定の種類に限定されない。記憶装置22は、例えば、不揮発性のメモリ、揮発性のメモリ、またはそれらの組み合わせによって構成される。不揮発性のメモリは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)-ROM(Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disc)、CD-R(Recordable)、またはDVD(Digital Versatile Disk)、などである。揮発性のメモリは、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)などである。
記憶装置22には、画像制御プログラム25が格納されている。画像制御プログラム25は、コンピュータが実行可能なプログラムであり、実施形態に係るプログラムの一例である。処理装置21は、記憶装置22に格納されている画像制御プログラム25に基づいて、制御信号および画像信号の送信タイミングの制御を実現する。つまり、例えば、処理装置21は、画像信号を頭部装着型表示装置1に送信する前に起動信号を送信し、その後、頭部装着型表示装置1に画像信号を送信する。
なお、画像制御プログラム25は、オペレーションシステムを実現するプログラムに組み込まれていてもよいし、オペレーションシステム上で動作するアプリケーションプログラムに組み込まれていてもよい。画像制御プログラム25は、オペレーションシステムやアプリケーションから呼び出し可能に構成されてもよい。
実施形態の画像制御装置2は、CPUなどの処理装置21と、HDD、フラッシュメモリ、CD-ROM、フレキシブルディスク、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)などの記憶装置22と、を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
実施形態の画像制御装置2で実行される画像制御プログラム25は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供され得る。
また、実施形態の画像制御装置2で実行される画像制御プログラム25を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の画像制御装置2で実行される画像制御プログラム25をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、実施形態の画像制御装置2で実行される画像制御プログラム25を、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
実施形態の画像制御装置2で実行される画像制御プログラム25は、実際のハードウェアとしては処理装置21(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像制御プログラム25を読み出して実行することにより、制御信号および画像信号の送信タイミングの制御の機能を実現することが可能である。
図3は、処理装置21が画像制御プログラム25を実行することによって実現する、実施形態にかかる画像制御装置2の機能構成の一例を示す図である。
図3に示されるように、画像制御装置2は、第1処理部21aと、第2処理部21bと、を備える。
第1処理部21aは、第4無線通信装置24を介して第2無線通信装置16に起動信号や停止信号を送信する。
第2処理部21bは、起動信号に応じて頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態がパワーオフ状態からパワーオン状態に遷移した後、頭部装着型表示装置1が備える第1無線通信装置14に第3無線通信装置23を介して画像信号を送信する。
なお、第1処理部21aおよび第2処理部21bの一部または全部は、論理回路、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェア回路によって実現されてもよい。
(実施形態に係る表示システムの動作の一例の説明)
図4は、実施形態に係る頭部装着型表示装置1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートでは、消費電力に係る状態はパワーオフ状態からスタートすることとしているが、スタート時の状態はこれに限定されない。
パワーオフ状態においては、第2無線通信装置16は、環境発電装置17によって生成された電力によって通電された状態となっており、起動信号を待ち受けている。第2無線通信装置16が画像制御装置2から送信された起動信号を受信すると(S101)、第2無線通信装置16は、電源装置15にパワーオン信号を送信する。パワーオン信号を受信した電源装置15は、画像再生装置13、画像表示装置12、および第1無線通信装置14への電力供給を開始して、消費電力に係る状態はパワーオン状態に遷移する(S102)。
パワーオン状態においては、画像再生装置13、画像表示装置12、および第1無線通信装置14は、通電されており、動作可能な状態となっている。パワーオン状態において第1無線通信装置14が画像制御装置2から送信された画像信号を受信すると(S103)、画像再生装置13および画像表示装置12は、画像信号に基づく画像の再生を実行する(S104)。具体的には、画像再生装置13は、画像信号に基づいて画像フレームを生成し、画像表示装置12は、画像フレームに対応した画像光を生成して導光板11に入射する。
パワーオン状態においては、第2無線通信装置16は、停止信号を待ち受けている。第2無線通信装置16が画像制御装置2から送信された停止信号を受信すると(S105)、第2無線通信装置16は、電源装置15にパワーオフ信号を送信する。パワーオフ信号を受信した電源装置15は、画像再生装置13、画像表示装置12、および第1無線通信装置14への電力供給を停止して、消費電力に係る状態は、パワーオフ状態に遷移する(S106)。その後、S101の処理が実施される。
図5は、実施形態に係る画像制御装置2の動作の一例を示すフローチャートである。
第1処理部21aは、頭部装着型表示装置1で画像を再生するタイミングに至った場合、まず、第4無線通信装置24から起動信号を送信する(S201)。第2処理部21bは、頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態がパワーオフ状態からパワーオン状態への遷移が完了するまで待った後、第3無線通信装置23から画像信号を送信する(S202)。
第1処理部21aは、頭部装着型表示装置1での画像の再生を終了するタイミングに至った場合、第4無線通信装置24から停止信号を送信する(S203)。そして、実施形態に係る画像制御装置2の動作が終了する。
なお、頭部装着型表示装置1で画像を再生したり、画像の再生を終了したりするタイミングは、特定のタイミングに限定されない。一例では、画像制御装置2で頭部装着型表示装置1を使用するアプリケーションプログラムが起動された場合、当該アプリケーションプログラムから第1処理部21aが呼び出されて、第1処理部21aは起動信号の送信を実行する。そして、当該アプリケーションプログラムは、第2処理部21bを介して画像信号の送信を実行する。その後、当該アプリケーションプログラムが終了されたり、当該アプリケーションプログラムの実行が中断されたりした場合、第1処理部21aは、停止信号を送信する。
(実施形態に係る頭部装着型表示装置1と実施形態に係る画像制御装置2との間の通信の一例の説明)
図6は、実施形態に係る頭部装着型表示装置1と実施形態に係る画像制御装置2との間の通信の一例を示すシーケンス図である。まず、画像制御装置2は、頭部装着型表示装置1に、起動信号を送信する(S301)。起動信号を受信した頭部装着型表示装置1では、消費電力に係る状態がパワーオン状態に遷移する(S302)。
頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態がパワーオン状態に遷移した後、画像制御装置2は、頭部装着型表示装置1に、画像信号を順次、送信する(S303)。頭部装着型表示装置1は、順次受信した画像信号に基づき、画像を再生する。
画像制御装置2は、画像信号の送信を終了した場合、頭部装着型表示装置1に、停止信号を送信する(S304)。停止信号を受信した頭部装着型表示装置1では、消費電力に係る状態がパワーオフ状態に遷移する(S305)。
(変形例1)
第2状態では、第1状態よりも消費電力が小さく、かつ第2無線通信装置16が通電されている限り、第1状態および第2状態は、任意に定義できる。
例えば、電源装置15は、第2状態では、画像再生装置13、画像表示装置12、および第1無線通信装置14の少なくとも1つには電力を供給しないようにしてもよい。
また、電源装置15は、第2状態では、画像再生装置13、画像表示装置12、および第1無線通信装置14に電力が供給されているが、画像表示装置12が生成する画像光の輝度を第1状態よりも小さくしてもよい。
画像光の輝度を小さくする方法は、特定の方法に限定されない。一例では、電源装置15は、画像表示装置12が液晶ディスプレイまたはMEMSディスプレイによって構成される場合には、バックライトなどの照明部に供給される電力を遮断したり、照明部の光量を落としたりする。
第2状態において、第2無線通信装置16以外の全ての電子部品への電力の供給を遮断すると、第2状態における消費電力をもっとも小さくすることができる。しかしながら、例えば画像信号を数十秒おきに受信する場合などにおいて、画像信号の受信毎に第2無線通信装置16以外の全ての電子部品への電力供給をオンオフしていては、状態の遷移に必要となる時間に相当するタイムロスが使用者3のストレスとなる。第2状態では、画像表示装置12が生成する画像光の輝度を第1状態よりも小さくすることのみに留めておき、画像表示装置12、画像再生装置13および第1無線通信装置14を通電された状態に維持しておけば、第2状態から第1状態への遷移に要する時間を短縮することができるので、使用者3が感じるストレスを低減することができる。
(変形例2)
補助電源部は、環境発電装置17に限定されない。頭部装着型表示装置1は、環境発電装置17に替えて、電池18とは異なる別の電池を備え、第2無線通信装置16は、当該別の電池から供給される電力によって駆動されるように構成されてもよい。第2無線通信装置16の待機電力は小さいので、補助電源部としての電池は、電池18よりも容量が少ない電池によって構成され得る。補助電源部としての電池は、例えば小型のボタン電池によって構成され得る。
なお、補助電源部が省略されてもよい。第2無線通信装置16は、電池18に蓄えられた電力によって駆動されるように構成されてもよい。
(変形例3)
消費電力に係る状態を第2状態から第2状態に遷移させるためのトリガは、停止信号の受信に限定されない。例えば、頭部装着型表示装置1に所定の判断部を設け、判断部は、画像信号を最後に受信してから経過した時間が所定値に達した場合に、電源装置15に電源オフ信号を送信してもよい。これによって、頭部装着型表示装置1は、画像の再生が行われていない期間に自発的に消費電力に係る状態を第2状態に遷移させることが可能となる。
以上述べたように、実施形態によれば、頭部装着型表示装置1は、画像信号を受信する第1無線受信部としての第1無線通信装置14と、装着者の眼に出射される画像光を第1無線通信装置14が受信した画像信号に基づいて生成する画像表示部としての画像表示装置12と、第1無線通信装置14よりも消費電力が小さく、制御信号を受信する第2無線受信部としての第2無線通信装置16と、第1無線通信装置14、第2無線通信装置16、および画像表示装置12に電力を供給可能に構成された電源部としての電源装置15および環境発電装置17と、を備える。電源装置15は、第1無線通信装置14および画像表示装置12に電力を供給する第1状態と、第2無線通信装置16に電力を供給する第2状態と、の間で消費電力に係る状態の遷移を実行する。電源装置15は、第2状態において第2無線受信部が起動信号を受信した場合に、消費電力に係る状態を第2状態から第1状態に遷移させる。
頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態が第1状態であっても、画像制御装置2は、画像信号を送信する前に起動信号を送信することで、頭部装着型表示装置1の各電子部品を画像の再生が可能な状態に復帰させることができるので、消費電力に係る状態を常時第1状態に維持しておかなくても、画像信号の受信を開始することができる。よって、消費電力を大幅に低減することが可能である。また、消費電力に係る状態の変更に際し、電源スイッチの操作が不要であるため、頭部装着型表示装置1の利便性が向上する。
また、電源部としての電源装置15は、第2状態では、第1無線通信装置14および画像表示装置12の何れにも電力を供給しない。
よって、第2状態において、消費される電力を大幅に低減することが可能である。
また、電源部としての電源装置15は、第2状態では、第1無線通信装置14および画像表示装置12のうちの少なくとも1つには電力を供給しないようにしてもよい。
よって、第2状態における消費電力を第1状態における消費電力よりも小さくすることができる。
また、電源部としての電源装置15は、第2状態では、第1無線通信装置14および画像表示装置12に電力を供給するが、画像表示装置12が生成する画像光の輝度を、第1状態における輝度に比べて小さくしてもよい。
第1状態と第2状態とで画像表示装置12が生成する画像光の輝度のみを異ならせることにすれば、第2状態から第1状態への遷移に要する時間を短縮することができるので、状態の遷移の際に使用者3に与えるストレスを低減することができる。
また、頭部装着型表示装置1は、第2無線通信装置16に電力を供給する補助電源部を備える。
よって、第2無線通信装置16は、電池18の電力を消費することなく起動信号を待ち受けることができる。
また、補助電源部として、環境発電によって電力を生成する環境発電装置17を設けた。
よって、第2無線通信装置16は、電池18の電力を消費することなく起動信号を待ち受けることができる。また、第2無線通信装置16を駆動するための電池を不要とすることができ、当該電池の交換や充電を不要とすることができる。
また、第2無線受信部としての第2無線通信装置16は、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠した通信インタフェースである。
近年は、スマートフォンなど種々のデバイスがBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に対応している。よって、第2無線通信装置16としてBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠した通信インタフェースを適用すれば、種々のデバイスをハードウェア的な変更を行うことなく画像制御装置2として機能させることが可能となる。
また、画像制御装置2は、第1無線送信部としての第3無線通信装置23と、第2無線送信部としての第4無線通信装置24と、を備える。画像制御装置2は、第2無線通信装置16に第4無線通信装置24を介して制御信号を送信し、制御信号に応じて消費電力に係る状態が第2状態から第1状態に遷移した後、第1無線通信装置14に第3無線通信装置23を介して画像信号を送信する。
よって、画像制御装置2は、たとえ頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態が第2状態であっても、使用者3に電源スイッチの操作などの特別な操作を要求することなく画像信号の送信を開始することが可能である。
また、画像制御プログラム25は、第2無線通信装置16に制御信号を送信するステップと、制御信号に応じて消費電力に係る状態が第2状態から第1状態に遷移した後、第1無線通信装置14に画像信号を送信するステップと、をコンピュータとしての画像制御装置2に実行させる。
よって、画像制御装置2は、たとえ頭部装着型表示装置1の消費電力に係る状態が第2状態であっても、使用者3に電源スイッチの操作などの特別な操作を要求することなく画像信号の送信を開始することが可能である。
1 頭部装着型表示装置
2 画像制御装置
3 使用者
10 筐体
11 導光板
12 画像表示装置
13 画像再生装置
14 第1無線通信装置
15 電源装置
16 第2無線通信装置
17 環境発電装置
18 電池
21 処理装置
21a 第1処理部
21b 第2処理部
22 記憶装置
23 第3無線通信装置
24 第4無線通信装置
25 画像制御プログラム
特開2013-83731号公報

Claims (10)

  1. 画像信号を受信する第1無線受信部と、
    装着者の眼に出射される画像光を前記第1無線受信部が受信した画像信号に基づいて生成する画像表示部と、
    前記第1無線受信部よりも消費電力が小さく、第1制御信号および第2制御信号を受信する第2無線受信部と、
    前記第1無線受信部、前記第2無線受信部、および前記画像表示部に電力を供給可能に構成された電源部であって、前記第1無線受信部、前記第2無線受信部、および前記画像表示部に電力を供給する第1状態と、前記第2無線受信部に電力を供給する第2状態と、の間で消費電力に係る状態の遷移を実行し、前記第2状態において前記第2無線受信部が前記第1制御信号を受信した場合に、前記消費電力に係る状態を、前記第2状態から前記第1状態に遷移させ、前記第1状態において前記第2無線受信部が前記第2制御信号を受信した場合に、前記消費電力に係る状態を、前記第1状態から前記第2状態に遷移させる、電源部と、
    を備える頭部装着型表示装置。
  2. 前記電源部は、前記第2状態では、前記第1無線受信部および前記画像表示部の何れにも電力を供給しない、
    請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
  3. 前記電源部は、前記第2状態では、前記第1無線受信部および前記画像表示部のうちの少なくとも1つには電力を供給しない、
    請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
  4. 前記電源部は、前記第2状態では、前記第1無線受信部および前記画像表示部に電力を供給し、前記画像表示部が生成する前記画像光の輝度を、前記第1状態における輝度に比べて小さくする、
    請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
  5. 前記電源部は、
    前記第1無線受信部および前記画像表示部に電力を供給可能に構成された主電源部と、
    前記第2無線受信部に電力を供給可能に構成された補助電源部と、
    を備える、
    請求項1から4の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  6. 前記補助電源部は、環境発電によって電力を生成する、
    請求項5に記載の頭部装着型表示装置。
  7. 前記第2無線受信部は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に準拠している、
    請求項1から6の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置と、
    画像制御装置と、
    を備え、
    前記画像制御装置は、
    第1無線送信部と、
    第2無線送信部と、
    前記第2無線受信部に前記第1制御信号を前記第2無線送信部を介して送信し、前記第1制御信号に応じて前記消費電力に係る状態が前記第2状態から前記第1状態に遷移した後、前記第1無線受信部に前記画像信号を前記第1無線送信部を介して送信し、前記画像信号の送信を終了した後、前記第2無線受信部に前記第2制御信号を前記第2無線送信部を介して送信する、処理部と、
    を備える、
    表示システム。
  9. 第1無線送信部と、
    第2無線送信部と、
    請求項1から7の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置が備える前記第2無線受信部に前記第1制御信号を前記第2無線送信部を介して送信し、前記第1制御信号に応じて前記消費電力に係る状態が前記第2状態から前記第1状態に遷移した後、前記頭部装着型表示装置が備える前記第1無線受信部に前記画像信号を前記第1無線送信部を介して送信し、前記画像信号の送信を終了した後、前記第2無線受信部に前記第2制御信号を前記第2無線送信部を介して送信する、処理部と、
    を備える画像制御装置。
  10. コンピュータに、
    請求項1から7の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置が備える前記第2無線受信部に前記第1制御信号を送信する第1ステップと、
    前記第1制御信号に応じて前記消費電力に係る状態が前記第2状態から前記第1状態に遷移した後、前記頭部装着型表示装置が備える前記第1無線受信部に前記画像信号を送信する第2ステップと、
    前記画像信号の送信を終了した後、前記第2無線受信部に前記第2制御信号を送信する第3ステップと、
    を実行させるプログラム。
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