JP7314820B2 - 殺菌装置および給湯装置 - Google Patents

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Description

本開示は、殺菌装置およびこの殺菌装置を備えた給湯装置に関するものである。
紫外線には殺菌能力があることが知られている。従来、水などの流体に紫外線を照射することで、流体を連続的に殺菌処理する殺菌装置がある。
特許文献1には、紫外線を発生させる空間と対象物に紫外線が照射される空間とを分けるためのシール方法が開示されている。
特開2015‐119127号公報
特許文献1に記載の技術では、対象物が処理される空間または光透過性窓部において反射した紫外線が、光透過性窓部を透過してシール部材に照射されてしまう可能性がある。このため、紫外線によってシール部材が劣化してしまうという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、紫外線によるシール部材の劣化を抑制可能な殺菌装置を提供することである。
本開示に係る殺菌装置は、殺菌対象である流体が流れる流路が内側に形成されている流路管と、流路管の外側に設置され、上記の流体に対して紫外線を照射する紫外線発生装置と、流路管と紫外線発生装置との隙間を塞ぐシール部材と、を備える。紫外線発生装置は、流路管に固定される筐体と、筐体に設置されて紫外線を発する光源と、光源が設けられている空間と流路とを仕切る光透過窓と、を有する。筐体は、光源の周囲に位置して流路管の内側に向かって突出する凸部を含む。凸部は、光源とシール部材との間に位置する。流路管は、流路とシール部材との間に位置する側壁部を含む。側壁部は、凸部に向けて突出する。凸部および側壁部は、紫外線を遮蔽する材料によって形成される。シール部材は、凸部および側壁部によって、光源が配置されている空間および流路から隔てられている。
そして、流路管の径方向において、凸部の先端および光透過窓は、流路管の内面に対して外側に位置する。
あるいは、凸部は、光透過窓の外周を囲い、シール部材は、光透過窓の外周側と流路管との間に配置されている。
本開示によれば、紫外線によるシール部材の劣化を抑制可能な殺菌装置を提供することができる。
実施の形態1による殺菌装置を備えた貯湯式給湯機の全体構成を示す図である。 実施の形態1による浴水循環回路を示す図である。 実施の形態1による殺菌装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1による殺菌装置の構成の第1の変形例を示す断面図である。 実施の形態1による殺菌装置の構成の第2の変形例を示す断面図である。 実施の形態1による殺菌装置の構成の第3の変形例を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照して、実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲において、以下の実施の形態によって開示される構成のあらゆる変形およびあらゆる組み合わせを含み得るものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による殺菌装置100を備えた貯湯式給湯機45の全体構成を示す図である。貯湯式給湯機45は、貯湯タンク18を備えた貯湯式の給湯装置である。なお、本開示に係る給湯装置は、貯湯式のものに限られるものではない。以下では、本開示に係る給湯装置の一例として、貯湯式給湯機45について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る貯湯式給湯機45は、タンクユニット43と、HPユニット17と、リモコン装置54と、を備える。タンクユニット43は、湯水を貯留するための貯湯タンク18が内蔵される装置である。「HP」とは、「ヒートポンプ」を意味する。HPユニット17は、ヒートポンプサイクルを利用することによって水を加熱する装置である。リモコン装置54は、使用者が貯湯式給湯機45を操作するためのものである。
HPユニット17とタンクユニット43とは、HP往き配管24とHP戻り配管25と図示しない電気配線とを介して接続されている。また、タンクユニット43には、制御部46が内蔵されている。タンクユニット43およびHPユニット17が備える各種の弁類およびポンプ類は、制御部46に電気的に接続される。上記の弁類およびポンプ類の動作は、制御部46により制御される。
使用者は、リモコン装置54を操作することによって、貯湯式給湯機45に各種の運転を実行させるための指令および設定値の変更等を行うことができる。制御部46とリモコン装置54とは、相互通信可能に接続されている。リモコン装置54には、図示を省略するが、貯湯式給湯機45の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカーおよびマイク等が搭載されている。リモコン装置54は、使用者に対して、各種の情報を画面表示および音声等で報知することができる。
HPユニット17は、タンクユニット43が備える貯湯タンク18から導かれた低温の水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット17は、圧縮機11、水冷媒熱交換器13、膨張弁14および空気熱交換器16を備える。圧縮機11、水冷媒熱交換器13、膨張弁14および空気熱交換器16は、冷媒循環配管15によって環状に接続され、ヒートポンプサイクルを構成している。また、HPユニット17には、外気温度を検出する外気温度センサ49が設けられていてもよい。
水冷媒熱交換器13は、冷媒循環配管15を流れる冷媒とタンクユニット43から導かれた水との間で熱交換を行うためのものである。タンクユニット43から導かれた水は、水冷媒熱交換器13において、圧縮機11で圧縮された高温の冷媒によって加熱される。なお、HPユニット17は、水道等の水源から直接供給される水と冷媒循環配管15を流れる冷媒との間での熱交換が水冷媒熱交換器13で行うことが可能に構成されていてもよい。
上記したように、タンクユニット43は、湯水を貯留する貯湯タンク18を備えている。貯湯タンク18内の上側部分には、高温の湯が貯留される。貯湯タンク18内の下側部分には、低温の水が貯留される。
また、タンクユニット43は、第一給水配管19a、第二給水配管19b、第三給水配管19c、減圧弁41および中温水切換弁88を備えている。第一給水配管19aの一端は、水道等の水源に接続される。第一給水配管19aには、減圧弁41が設けられている。第一給水配管19aの他端には、第二給水配管19bの一端および第三給水配管19cの一端が接続される。
中温水切換弁88は、入口となるaポートおよびbポートと、出口となるcポートとを有する流路切換手段である。中温水切換弁88は、a-c、b-cの2つの経路の間で流路を切換可能に構成されている。中温水切換弁88のaポートには、上記の第二給水配管19bの他端が接続されている。
上記の第三給水配管19cの他端は、貯湯タンク18の下部に設けられた水導入口18aに接続されている。水道等の水源から供給される水は、第一給水配管19aを通り、減圧弁41で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管19cを通って貯湯タンク18内に流入する。
貯湯タンク18の上部には、貯湯タンク18内に貯留された湯を貯湯式給湯機45の外部へ供給するための温水導出口18dと、HP戻り配管25に連通可能な温水導入出口18eと、が設けられている。HPユニット17によって加熱された高温の湯が温水導入出口18eから流入するとともに、第三給水配管19cからの低温の水が水導入口18aから流入する。これにより、貯湯タンク18には、上下で温度差が生じるように湯水が貯留される。
貯湯タンク18には、上下方向の中間部に、中温水導入出口18fが設けられている。中温水導入出口18fは、タンクユニット43に備えられた中温配管89によって、中温水切換弁88のbポートに接続されている。
また、貯湯タンク18の表面には、第一貯湯温度センサ51、第二貯湯温度センサ52および第三貯湯温度センサ53が、それぞれ異なる高さに取り付けられている。第一貯湯温度センサ51は、中温水導入出口18fの近傍に設けられている。第二貯湯温度センサ52は、第一貯湯温度センサ51よりも高い位置に設けられている。第三貯湯温度センサ53は、第一貯湯温度センサ51よりも低い位置に設けられている。
第一貯湯温度センサ51は、貯湯タンク18の中間部の温度を検出する。第二貯湯温度センサ52は、貯湯タンク18の上部の温度を検出する。第三貯湯温度センサ53は、貯湯タンク18の下部の温度を検出する。第一貯湯温度センサ51、第二貯湯温度センサ52および第三貯湯温度センサ53によって貯湯タンク18内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク18内の残湯量および蓄熱量の算出をすることができる。
制御部46は、第一貯湯温度センサ51、第二貯湯温度センサ52および第三貯湯温度センサ53の検出結果から算出される残湯量および蓄熱量に応じて、沸上運転の開始および停止などを制御する。沸上運転とは、HPユニット17によって貯湯タンク18内の湯水を加熱する運転である。
沸上運転が実行されると、貯湯タンク18の下部から低温水が流出し、当該低温水はHP往き配管24を経由してHPユニット17に導かれる。HPユニット17に導かれた低温水は、水冷媒熱交換器13において加熱され、湯すなわち高温水となる。この高温水は、HP戻り配管25を経由して、貯湯タンク18の上部の温水導入出口18eから当該貯湯タンク18内に流入する。このような沸上運転が実行されることで、貯湯タンク18の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水の層が徐々に厚くなっていく。沸上運転は、第一貯湯温度センサ51、第二貯湯温度センサ52および第三貯湯温度センサ53の検出結果によって把握される貯湯タンク18内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、停止する。
また、タンクユニット43には、三方弁21、タンク水ポンプ22、第一四方弁26および第二四方弁28が内蔵されている。三方弁21は、入口となるaポートおよびbポートと、出口となるcポートとを有する流路切換手段である。三方弁21は、a-c、b-cの2つの経路の間で流路を切換可能に構成されている。タンク水ポンプ22は、タンクユニット43内に備えられた後述する各種の配管に湯水を循環させるためのポンプである。
第一四方弁26は、入口となるaポートおよびbポートと、出口となるcポートおよびdポートとを有する流路切換手段である。第一四方弁26は、a-c、a-d、b-c、b-dの4つの経路の間で流路切換可能に構成されている。第二四方弁28は、入口となるaポート、出口となるbポート、cポートおよびdポートを有する流路切換手段である。第二四方弁28は、a-b、a-c、a-dの3つの経路の間で流路切換可能に構成されている。
本実施の形態において、タンクユニット43は、風呂往き配管37と風呂戻り配管38とを介して、浴槽40に接続されている。風呂往き配管37と風呂戻り配管38とは、具体的に、浴槽40に設置された浴槽アダプタ80に接続されている。浴槽40に接続されたタンクユニット43には、風呂用熱交換器30が内蔵されている。
以下の説明では、貯湯タンク18に溜められた湯水を「タンク水」と称することがある。また、浴槽40に溜められた流体を「浴水」と称することがある。風呂用熱交換器30は、貯湯タンク18から供給されるタンク水と、浴槽40からの浴水との間での熱交換を行う。より具体的には、風呂用熱交換器30は、貯湯タンク18の上部から供給される高温のタンク水によって浴水を加熱したり、貯湯タンク18の下部から供給される低温のタンク水によって浴水から熱を回収して当該浴水を冷却したりする。
風呂用熱交換器30は、風呂往き配管37および風呂戻り配管38の途中に設置されている。風呂往き配管37の途中には、風呂用熱交換器30を通過した熱交換後の浴水の温度を検出するための風呂往き温度センサ47が設置されている。風呂戻り配管38の途中には、浴水を循環させるための風呂循環ポンプ39と、浴槽40から出て風呂用熱交換器30に入る前の浴水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ48と、浴槽40内の水位レベルを検出するための水位センサ56と、風呂戻り配管38における浴水の流れの有無を検出するためのフロースイッチ57、とが設置されている。
図1に示されるように、タンクユニット43は、低温配管20、第一送水配管23a、第二送水配管23b、第一温水配管27a、第二温水配管27b、第三温水配管29a、第四温水配管29b、第五温水配管29c、第一タンク循環配管30aおよび第二タンク循環配管30cを有している。
低温配管20は、貯湯タンク18の下部に設けられた水導出口18bと三方弁21のaポートとを接続する。第一送水配管23aは、三方弁21のcポートとタンク水ポンプ22の入口とを接続する。タンク水ポンプ22の出口は、HP往き配管24によって、HPユニット17の入口に接続される。HPユニット17の出口は、HP戻り配管25によって、第一四方弁26のbポートに接続される。
第一温水配管27aは、第一四方弁26のdポートと第二四方弁28のaポートとを接続する。第二温水配管27bは、第一四方弁26のcポートと貯湯タンク18の下部に設けられた水導入口18cとを接続する。また、第二送水配管23bの一端は、HP往き配管24の途中に、タンク水ポンプ22とHPユニット17の入口との間で接続される。第二送水配管23bの他端は、第一四方弁26のaポートに接続される。
第三温水配管29aは、第二四方弁28のbポートと貯湯タンク18の上部の温水導入出口18eとを接続する。第四温水配管29bは、第二四方弁28のdポートと貯湯タンク18の上部に設けられた温水導出口18dとを接続する。第五温水配管29cは、第二四方弁28のcポートと貯湯タンク18の上部から中央部の間に設けられた中温水導入口18gとを接続する。
第一タンク循環配管30aの一端は、第三温水配管29aの途中に接続される。第一タンク循環配管30aの他端は、風呂用熱交換器30の一次側、すなわちタンク水が流れる側の入口に接続されている。風呂用熱交換器30の一次側の出口は、第二タンク循環配管30cによって、三方弁21のbポートに接続されている。
更に、タンクユニット43は、給湯用混合弁32、風呂用混合弁33、第四給水配管19d、温水導出配管31、戻り配管30b、逆止弁60、給湯配管34および風呂配管35を有している。
給湯用混合弁32は、第一入口、第二入口および出口を備える混合手段である。風呂用混合弁33は、第一入口、第二入口、および出口を備える混合手段である。第四給水配管19dの一端は、中温水切換弁88のcポートに接続されている。第四給水配管19dの他端は、二つに分岐し、給湯用混合弁32および風呂用混合弁33のそれぞれの第一入口に接続されている。
温水導出配管31の一端は、第二四方弁28のdポートと貯湯タンク18の温水導出口18dとを接続する第四温水配管29bの途中に接続される。温水導出配管31の他端は、二つに分岐し、給湯用混合弁32および風呂用混合弁33のそれぞれの第二入口に接続されている。
戻り配管30bの一端は、第二タンク循環配管30cの途中に接続されている。戻り配管30bの他端は、中温配管89の途中に接続されている。逆止弁60は、戻り配管30b上に設置されている。逆止弁60は、貯湯タンク18の中間部から貯湯タンク18の下部へ向かう流れを阻害する。
中温水切換弁88は、第二給水配管19bと第四給水配管19dとが連通する第一流路状態と、中温配管89と第四給水配管19dとが連通する第二流路状態と、の二つの流路状態に切換可能に構成されている。中温水切換弁88を第一流路状態にすると、水源から供給される低温水が、第二給水配管19bおよび第四給水配管19dを通って、給湯用混合弁32および風呂用混合弁33へ供給される状態になる。中温水切換弁88を第二流路状態にすると、貯湯タンク18から中温配管89を通って供給される中温水が、第四給水配管19dを通って、給湯用混合弁32および風呂用混合弁33へ供給される状態になる。
給湯配管34は、給湯用混合弁32の出口と給湯栓44とを接続する。給湯用混合弁32は、貯湯タンク18から温水導出配管31を通って供給される高温の湯と、第四給水配管19dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン装置54にて設定した設定温度の湯を生成し、給湯配管34に流入させる。給湯用混合弁32で温度調整された湯は、給湯配管34から給湯栓44を経由して、使用者が使用するシャワーおよびカラン等の図示しない蛇口に供給される。
風呂用混合弁33の出口には、風呂配管35の一端が接続される。風呂配管35の他端は、風呂往き配管37および風呂戻り配管38に接続される。風呂配管35には、風呂配管35を開閉する風呂用電磁弁36と、風呂配管35を流れる湯水の量を検出するための風呂用流量センサ55が設けられている。
風呂用混合弁33は、貯湯タンク18から温水導出配管31を通って供給される高温の湯と、第四給水配管19dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン装置54にて設定した設定温度および設定湯量の湯を生成可能である。風呂用混合弁33で生成された湯は、風呂配管35に流入し、風呂用流量センサ55、風呂用電磁弁36、風呂往き配管37および風呂戻り配管38を経由して、浴槽40に供給される。
本実施の形態において、風呂循環ポンプ39が駆動すると、浴槽40内の浴水が、浴槽アダプタ80から風呂戻り配管38へ引き込まれる。風呂戻り配管38へ引き込まれた浴水は、風呂用熱交換器30に流入する。風呂用熱交換器30を通過した浴水は、風呂往き配管37を通り、浴槽アダプタ80から浴槽40内に流入する。このように、風呂循環ポンプ39が駆動すると、浴水が循環する。
本実施の形態において上記のように浴水が循環する流路は、本開示に係る「浴水循環回路」に相当する。図2は、実施の形態1による浴水循環回路を示す図である。図2において、浴水循環回路は、太線で示されている。本実施の形態において、浴水循環回路は、浴槽40、浴槽アダプタ80、風呂戻り配管38、風呂用熱交換器30および風呂往き配管37等によって構成されている。
本実施の形態の貯湯式給湯機45は、浴水循環回路を流れる流体である浴水に紫外線を照射する殺菌装置100を備える。これにより、貯湯式給湯機45は、浴水の殺菌を行うことができる。図1および図2によって示される実施例では、殺菌装置100は、浴水循環回路を構成する風呂戻り配管38の途中に設置されている。
本実施の形態の貯湯式給湯機45は、浴水を殺菌するための殺菌運転を実行可能に構成されている。殺菌運転は、制御部46が各機器の動作を制御することで実行される。具体的には、殺菌運転が実行される際、制御部46によって風呂循環ポンプ39が駆動させられる。これにより、浴水循環回路に浴水が循環する。また、殺菌運転の際、制御部46は、風呂循環ポンプ39を駆動させた後に殺菌装置100を動作させる。これにより、浴水循環回路を循環する浴水に紫外線が照射される。上記のような、殺菌運転が行われることで、浴水の殺菌が行われる。
浴水循環回路を循環する浴水の殺菌は、例えば、追い焚き運転の際に行われてもよい。すなわち、浴水循環回路に設けられた殺菌装置100は、追い焚き運転中に動作してもよい。
また、貯湯式給湯機45は、風呂自動運転を実行可能なものでもよい。風呂自動運転とは、浴槽40内の浴水の温度および量がリモコン装置54で設定された温度および量に維持されるように、風呂用熱交換器30による浴水の昇温または冷却、あるいは、たし湯またはさし水を必要に応じて自動的に行うものである。使用者は、リモコン装置54を操作することによって、上記の風呂自動運転を貯湯式給湯機45に実行させることができる。
なお、貯湯式給湯機45に備えられた殺菌装置100の設置箇所は、風呂戻り配管38以外の任意の配管等でもよい。例えば、殺菌装置100は、水源から貯湯タンク18に水を流入させる水路に設置されてもよい。殺菌装置100の殺菌対象は、浴水に限られず、水またはその他の任意の流体でもよい。殺菌装置100は、貯湯式給湯機45等の給湯装置に限られず、任意の機器に適用可能である。
次に、殺菌装置100のより具体的な構成について説明する。図3は、実施の形態1の殺菌装置100の構成を示す断面図である。図3に示されるように、本実施の形態に係る殺菌装置100は、流路管101と、紫外線発生装置102と、を備える。図1および図2に示される実施例においては、風呂戻り配管38が流路管101に相当する。
流路管101の内側には、殺菌対象である流体が流れる流路が形成されている。上記したように、殺菌対象である流体は、浴水に限られず、任意の流体でよい。本実施の形態では、流路管101の内側に形成された上記の流路を、「処理室110」とも称することとする。
殺菌装置100は、処理室110に紫外線を照射することで、当該処理室110を流れる流体の殺菌を行う。紫外線発生装置102は、流路管101の外側に設置され、処理室110を流れる流体に対して紫外線を照射する。紫外線発生装置102が照射する紫外線は、細菌などの微生物を死滅または不活化する作用を有する。本開示では、紫外線による細菌等の死滅または不活化をまとめて、「殺菌」と総称している。
紫外線発生装置102は、紫外線を発する光源104と、当該光源104が設置される筐体107と、を有する。筐体107は、例えば、固定ねじ108等の固定部材によって、流路管101に固定される。光源104には、例えば、LEDまたは水銀ランプ等が用いられる。
光源104は、筐体107の内側に形成された空間である光源室105に配置されている。本実施の形態において、光源室105と処理室110とは、光透過窓106によって仕切られている。光源室105に設けられた光源104は、光透過窓106によって覆われている。
光透過窓106は、紫外線が透過可能に構成されている。例えば、光透過窓106は、石英、サファイアまたは非晶性のフッ素系樹脂等の、紫外光の透過率が高い材料から形成されている。光源104が発した紫外線は、光透過窓106を透過して、処理室110に照射される。
図3に示されるように、流路管101と紫外線発生装置102と間には、シール部材109が設けられている。シール部材109は、殺菌装置100の水密性を保つための部材である。本実施の形態において、シール部材109は、流路管101と紫外線発生装置102との隙間を塞ぐ。なお、シール部材109には、殺菌装置100の組み立て性を考慮して、シリコンゴム等からなるOリングが用いられてもよい。
本実施の形態において、筐体107は、図3に示されるように、凸部111を含む。凸部111は、光源104の周囲に位置する部分である。凸部111は、流路管101の内側に向かって突出する部分である。
筐体107のうち、固定ねじ108等の固定部材によって流路管101に固定されている部分を、筐体接続部107aとする。流路管101のうち、固定ねじ108等の固定部材によって筐体107に固定されている部分を、流路管接続部101aとする。すなわち、本実施の形態では、流路管接続部101aと筐体接続部107aとが、固定ねじ108によって固定されている。
本実施の形態の殺菌装置100は、凸部111が流路管接続部101aと水密にシールするように構成されている。シール部材109は、図3に示されるように、凸部111の外周面Aと流路管接続部101aのシール面Bとの間に位置している。シール部材109は、凸部111の外周を囲うように設けられている。
凸部111は、紫外線を遮蔽可能な材料から形成されている。凸部111の材質は、例えば、アルミニウムである。なお、筐体107のうち、凸部111以外の部位も、紫外線を遮蔽可能な材料から形成されていることがより好ましい。
流路管101は、紫外線による劣化を考慮して、結合エネルギーの大きい材料によって形成されていることが望ましい。例えば、流路管101は、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂またはステンレス鋼から形成されている。特に、ポリテトラフルオロエチレンは、紫外線耐性に優れるだけでなく、紫外線を反射する性質を有している。流路管101がポリテトラフルオロエチレンによって形成されている場合には、紫外線発生装置102からの紫外線が流路管101の内壁面で反射することによって、処理室110における殺菌効率が向上する。
本実施の形態において、流路管101は、処理室110とシール部材109との間に位置する側壁部103を含む。シール部材109は、この側壁部103に設置されている。側壁部103は、凸部111に向けて突出している。側壁部103は、凸部111と同様に、紫外線を遮蔽する材料から形成されている。シール部材109は、側壁部103によって、処理室110から隔てられている。シール部材109は、側壁部103によって、覆われている。
上記の実施の形態の構成によれば、シール部材109は、側壁部103および凸部111によって囲われた状態となる。上記したように、シール部材109は、凸部111によって、光源室105から隔てられている。光源104からシール部材109に向かう紫外線は、凸部111によって遮断される。光源104が発した紫外線がシール部材109に直接的に照射されることは、凸部111によって妨げられる。また、光源104から処理室110へ照射されて当該処理室110内で反射した後にシール部材109に向かう紫外線は、側壁部103によって遮断される。光源104が発した紫外線が反射した後にシール部材109に間接的に照射されることは、側壁部103によって妨げられる。
以上に示したように、側壁部103および凸部111は、紫外線からシール部材109を保護する。本実施の形態によれば、紫外線によるシール部材109の劣化を抑制可能な殺菌装置100を提供することができる。これにより、例えば、殺菌装置100の長期使用に伴うシール部材109の劣化を抑制することができる。本実施の形態によれば、殺菌装置100のシール性を長期間維持することが可能となる。
また、図4は、実施の形態1による殺菌装置100の構成の第1の変形例を示す断面図である。図3に示す実施例において凸部111の先端は側壁部103によって覆われているが、図4の変形例に示すように凸部111の先端は側壁部103によって覆われていなくてもよい。本実施の形態において、凸部111および側壁部103は、シール部材109を囲って、光源室105および処理室110からシール部材109を隔てるように構成されていればよい。
また、図5は、実施の形態1による殺菌装置100の構成の第2の変形例を示す断面図である。図5に示されるように、凸部111の先端は、流路管101の径方向において、流路管101の内面と同じ位置にあってもよい。凸部111がこのように形成されることで、凸部111によって処理室110を流れる流体の流れを阻害することがなくなる。また、光透過窓106のうちの流路管101の内部へ向く面の位置も流路管101の内面と同じ位置になることによって、処理室110を流れる流体の流れの乱れが更に少なくなる。
なお、図3および図4に示されるように、凸部111の先端が流路管101の内面よりも外側に位置する場合も、凸部111によって処理室110を流れる流体の流れを阻害することがない。また、図3および図4に示される例においては、図5に示される例に比べて、凸部111の長さが短い。これにより、筐体107を形成するための材料が少なくなり、コストが削減される。
図3から図5に示されるように、本実施の形態において、凸部111、流路管接続部101aおよび筐体接続部107aは、光透過窓106に対して、当該光透過窓106の外縁よりも外側に位置している。凸部111は、光透過窓106の外周を囲うように配置されている。また、側壁部103も、光透過窓106に対して、当該光透過窓106の外縁よりも外側に位置している。シール部材109は、光透過窓106の外周側と流路管101との間に配置されている。上記の構成によれば、光透過窓106を通過した紫外線は、側壁部103および凸部111等に阻害されることなく、処理室110へ照射される。
また、図6は、実施の形態1による殺菌装置100の構成の第3の変形例を示す断面図である。図6に示されるように、凸部111は、必ずしも光透過窓106の外周を囲うように配置されていなくてもよい。図6の変形例において、光透過窓106は、凸部111の先端よりも、流路管101の径方向内側に位置している。図6の変形例において、光透過窓106のうちの流路管101の内部へ向く面の位置は、流路管101の径方向において、流路管101の内面と同じ位置にある。図6に示される変形例においても、図5に示される変形例のように、処理室110を流れる流体の流れの乱れが少なくなる。
11 圧縮機、 13 水冷媒熱交換器、 14 膨張弁、 15 冷媒循環配管、 16 空気熱交換器、 17 HPユニット、 18 貯湯タンク、 18a 水導入口、 18b 水導出口、 18c 水導入口、 18d 温水導出口、 18e 温水導入出口、 18f 中温水導入出口、 18g 中温水導入口、 19a 第一給水配管、 19b 第二給水配管、 19c 第三給水配管、 19d 第四給水配管、 20 低温配管、 21 三方弁、 22 タンク水ポンプ、 23a 第一送水配管、 23b 第二送水配管、 24 HP往き配管、 25 HP戻り配管、 26 第一四方弁、 27a 第一温水配管、 27b 第二温水配管 28 第二四方弁、 29a 第三温水配管、 29b 第四温水配管、 29c 第五温水配管、 30 風呂用熱交換器、 30a 第一タンク循環配管、 30b 戻り配管、 30c 第二タンク循環配管、 31 温水導出配管、 32 給湯用混合弁、 33 風呂用混合弁、 34 給湯配管、 35 風呂配管、 36 風呂用電磁弁、 37 風呂往き配管、 38 風呂戻り配管、 39 風呂循環ポンプ、 40 浴槽、 41 減圧弁、 43 タンクユニット、 44 給湯栓、 45 貯湯式給湯機、 46 制御部、 47 風呂往き温度センサ、 48 風呂戻り温度センサ、 49 外気温度センサ、 51 第一貯湯温度センサ、 52 第二貯湯温度センサ、 53 第三貯湯温度センサ、 54 リモコン装置、 55 風呂用流量センサ、 56 水位センサ、 57 フロースイッチ、 60 逆止弁、 80 浴槽アダプタ、 88 中温水切換弁、 89 中温配管、 100 殺菌装置、 101 流路管、 101a 流路管接続部、 102 紫外線発生装置、 103 側壁部、 104 光源、 105 光源室、 106 光透過窓、 107 筐体、 107a 筐体接続部、 108 固定ねじ、 109 シール部材、 110 処理室、 111 凸部

Claims (5)

  1. 殺菌対象である流体が流れる流路が内側に形成されている流路管と、
    前記流路管の外側に設置され、前記流体に対して紫外線を照射する紫外線発生装置と、
    前記流路管と前記紫外線発生装置との隙間を塞ぐシール部材と、
    を備え、
    前記紫外線発生装置は、前記流路管に固定される筐体と、前記筐体に設置されて紫外線を発する光源と、前記光源が設けられている空間と前記流路とを仕切る光透過窓と、を有し、
    前記筐体は、前記光源の周囲に位置して前記流路管の内側に向かって突出する凸部を含み、
    前記凸部は、前記光源と前記シール部材との間に位置し、
    前記流路管は、前記流路と前記シール部材との間に位置する側壁部を含み、
    前記側壁部は、前記凸部に向けて突出し、
    前記凸部および前記側壁部は、紫外線を遮蔽する材料によって形成され、
    前記シール部材は、前記凸部および前記側壁部によって、前記光源が配置されている空間および前記流路から隔てられており、
    前記流路管の径方向において、前記凸部の先端および前記光透過窓は、前記流路管の内面に対して外側に位置することを特徴とする殺菌装置。
  2. 殺菌対象である流体が流れる流路が内側に形成されている流路管と、
    前記流路管の外側に設置され、前記流体に対して紫外線を照射する紫外線発生装置と、
    前記流路管と前記紫外線発生装置との隙間を塞ぐシール部材と、
    を備え、
    前記紫外線発生装置は、前記流路管に固定される筐体と、前記筐体に設置されて紫外線を発する光源と、前記光源が設けられている空間と前記流路とを仕切る光透過窓と、を有し、
    前記筐体は、前記光源の周囲に位置して前記流路管の内側に向かって突出する凸部を含み、
    前記凸部は、前記光源と前記シール部材との間に位置し、
    前記流路管は、前記流路と前記シール部材との間に位置する側壁部を含み、
    前記側壁部は、前記凸部に向けて突出し、
    前記凸部および前記側壁部は、紫外線を遮蔽する材料によって形成され、
    前記シール部材は、前記凸部および前記側壁部によって、前記光源が配置されている空間および前記流路から隔てられており、
    前記凸部は、前記光透過窓の外周を囲い
    前記シール部材は、前記光透過窓の外周側と前記流路管との間に配置されてい殺菌装置。
  3. 前記流路管の径方向において、前記凸部の先端は、前記流路管の内面に対して、同じまたは外側に位置する請求項に記載の殺菌装置。
  4. 前記シール部材は、前記光透過窓の外周側と前記流路管との間に配置されていることを特徴とする請求項に記載の殺菌装置。
  5. 浴槽内の水が循環する浴水循環回路内と、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の殺菌装置と、を備え、
    前記殺菌装置は、前記浴水循環回路内に設けられている給湯装置。
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