JP7326005B2 - 伸縮コンベヤフレーム機構、テールピース台車システムおよび延伸ベルトコンベヤ - Google Patents
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Description
図1~図7を参照して、実施形態による伸縮コンベヤフレーム機構100について説明する。
伸縮コンベヤフレーム機構100およびテールピース台車Tは、延伸ベルトコンベヤEの一構成要素である。延伸ベルトコンベヤEは、伸縮コンベヤフレーム機構100およびテールピース台車Tに加えて、ヘッドプーリ装置E1と、コンベヤベルトE2と、ベルトストレージE3と、ベルト駆動装置E4と、固定コンベヤフレームE5とを備えている。
図4に示すテールピース台車Tは、発破掘削により施工されるトンネルに使用される掘削ズリを搬送するための装置である。テールピース台車Tは、発破掘削(トンネルの延伸)に伴って、運搬車両HおよびクラッシャーCとともに、原則、切羽側(X1方向側)に前進していく。
図4に示すように、移動台車部T1は、テールピース台車Tを構成する各種の構成が組み付けられた単一の(1つの)構成である。すなわち、移動台車部T1は、テールピース台車Tの全体を移動可能に支持している。移動台車部T1には、コンベヤテール部T2と、中間フレーム設置架台T3と、伸縮コンベヤフレーム機構100とが搭載されている。なお、本明細書において、「移動台車部」は、移動可能に構成された支持構造を意味し、車輪を備えている構造には限られない。
図4に示すように、コンベヤテール部T2は、テールピースT21と、ホッパT22と、ローラT23(キャリアローラ、リターンローラ、インパクトローラ)と、角度調整機構T24とを備えている。
中間フレーム設置架台T3は、固定コンベヤフレームE5を延伸する際に、未だニーブレイスK(図2参照)により坑壁に固定されていない新たな固定コンベヤフレームE5を一時的に支持するように構成されている。中間フレーム設置架台T3は、たとえば、固定コンベヤフレームE5を支持する高さ位置を調整可能なように、上下方向に伸縮可能な複数の油圧シリンダにより構成される。なお、中間フレーム設置架台T3に新たな固定コンベヤフレームE5を設置する際には、伸縮コンベヤフレーム機構100と既設の固定コンベヤフレームE5との接続が一時的に解除される。詳細については後述する。
図2に示すように、伸縮コンベヤフレーム機構100は、巻取繰出部材により構成された伸縮コンベヤフレーム1と、複数(8つ)のコンベヤローラ2と、コンベヤローラ連結材3と、巻取繰出装置4(ウインチ)と、前側固定部材5および後側固定部材(端部接続部6)と、コンベヤローラスタンド7(収納架台)とを備えている。なお、巻取繰出装置4およびコンベヤローラスタンド7は、テールピース台車T(図4参照)に対して直接固定されている。
図2に示すように、伸縮コンベヤフレーム1(巻取繰出部材)は、巻き取りおよび繰り出されることが可能なワイヤーロープにより形成されている。伸縮コンベヤフレーム1は、X方向を長手方向とする細長形状を有している。
図2に示すように、複数(8つ)のコンベヤローラ2は、複数(4つ)の第1コンベヤローラ21と、複数(4つ)の第2コンベヤローラ22とを含んでいる。第1コンベヤローラ21と、第2コンベヤローラ22とは、X方向に1つずつ交互に配置されている。
第1コンベヤローラ21は、キャリアローラ23aと、リターンローラ23bと、キャリアローラ23aおよびリターンローラ23bを回転可能に支持する支持フレーム23cとを備えている。これらの構成は、固定コンベヤフレームE5上に設置されたコンベヤローラE51と同様の構成である。
第2コンベヤローラ22は、第1コンベヤローラ21と同様に、キャリアローラ23aと、リターンローラ23bと、キャリアローラ23aおよびリターンローラ23bを回転可能に支持する支持フレーム23cと、筒状部23dと、コンベヤローラ連結材取付部23eとを備えている。
図2に示すように、コンベヤローラ連結材3は、複数設けられている。コンベヤローラ連結材3は、ワイヤーロープにより形成されている。複数のコンベヤローラ連結材3の長さは、互いに等しい。コンベヤローラ連結材3は、上記の通り、コンベヤローラ2のコンベヤローラ連結材取付部23eに取り付けられている。コンベヤローラ連結材3は、X方向に隣り合うコンベヤローラ2同士(第1コンベヤローラ21と第2コンベヤローラ22と)を連結している。
図2に示す前側固定部材5は、複数のコンベヤローラ2のうち、切羽側の先頭(X1方向側の端部)に位置するコンベヤローラ2のテールピース台車T(図6参照)に対するX方向の位置を固定するように構成されている。一例として、前側固定部材5は、先頭のコンベヤローラ2と、テールピース台車Tとを接続するワイヤーロープにより形成されている。
図4に示すように、巻取繰出装置4は、テールピース台車Tの中間フレーム設置架台T3よりも切羽側(X1方向側)に配置されている。巻取繰出装置4は、ウインチと同様の構造を有している。
図2に示すように、コンベヤローラスタンド7は、X方向に並ぶ複数のローラにより構成されている。コンベヤローラスタンド7は、コンベヤローラ2をX方向に滑らかに移動させることが可能なように、テールピース台車T(図4参照)上でコンベヤローラ2の筒状部23dを下方から支持している。コンベヤローラスタンド7は、巻取繰出装置4により伸縮コンベヤフレーム1(ワイヤーロープ)が巻き取られて、複数のコンベヤローラ2が互いに近接して配置される際に、テールピース台車T上でのコンベヤローラ2のX方向への移動をガイドする機能も有している。なお、図4~図7では、コンベヤローラスタンド7を模式的に図示している。
図4~図7を参照して、伸縮コンベヤフレーム機構100の動作について説明する。説明は第1~第7施工手順に沿って順に行う。
まず、図4に示す第1施工手順では、伸縮コンベヤフレーム機構100が搭載されたテールピース台車Tが固定コンベヤフレームE5(複数の固定コンベヤフレームE5のうち最も切羽側に位置する固定コンベヤフレームE5)の切羽側の端部E5a(X1方向端部)の近傍位置(対向する位置)に配置される。
次に、図5に示す第2施工手順では、巻取繰出装置4(ウインチ)から伸縮コンベヤフレーム1(ワイヤーロープ)を繰り出すとともに、端部接続部6が固定コンベヤフレームE5に接続されることにより、伸縮コンベヤフレーム1がX方向に延長される。
次に、図6に示す第3施工手順では、最後尾(X2方向端部)のコンベヤローラ2がX2方向に移動されて、端部接続部6(後側固定部材)に固定される。これにより、最後尾のコンベヤローラ2のX方向の位置が略固定される。この際、最後尾のコンベヤローラ2にコンベヤローラ連結材3を介して接続されたX1方向側に隣接するコンベヤローラ2、および、さらにそのコンベヤローラ2にコンベヤローラ連結材3を介して接続されたX1方向側に隣接するコンベヤローラ2などの一部のコンベヤローラ2が、X方向に互いに略等間隔で離間して配置される。
次に、図7に示す第4施工手順では、テールピース台車Tが切羽側(X1方向側)に移動(前進)されるとともに、巻取繰出装置4により伸縮コンベヤフレーム1が繰り出される。この際、テールピース台車Tとともに、運搬車両H(図1参照)およびクラッシャーC(図1参照)も切羽側(X1方向側)に移動される。
次に、図6に示す第5施工手順では、テールピース台車Tが坑口側(X2方向側)に移動(退避)されるとともに、巻取繰出装置4により伸縮コンベヤフレーム1が巻き取られる(収納される)。この際、テールピース台車Tとともに、運搬車両HおよびクラッシャーCも坑口側(X1方向側)に移動される。すなわち、切羽からテールピース台車Tが離れるように移動される。この退避状態で、切羽とテールピース台車Tとの間にバルーンなどの防護壁を設けることなく発破掘削が行われる。
次に、図5に示す第6施工手順では、最後尾(X2方向端部)のコンベヤローラ2の端部接続部6(後側固定部材)に対する接続(固定)が解除される。そして、すべてのコンベヤローラ2は、再びコンベヤローラスタンド7上に配置される。これにより、中間フレーム設置架台T3上にスペースが確保される。すなわち、X方向において、中間フレーム設置架台T3と、伸縮コンベヤフレーム機構100とが互いにオーバーラップする状態が解消する。その結果、新たな固定コンベヤフレームE5を中間フレーム設置架台T3に設置するためのスペースが確保される。
次に、図4に示す第7施工手順では、中間フレーム設置架台T3上に新たな固定コンベヤフレームE5が設置される。すなわち、固定コンベヤフレームE5が延伸される。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
2 コンベヤローラ
3 コンベヤローラ連結材
4 巻取繰出装置(収納繰出装置)
21 第1コンベヤローラ
22 第2コンベヤローラ
23a キャリアローラ
23b リターンローラ
24a、24b 蛇行修正用ローラ
100、200 伸縮コンベヤフレーム機構
204 収納繰出装置
E 延伸ベルトコンベヤ
E1 ヘッドプーリ装置
EM 掘削ズリ(搬送対象物)
S テールピース台車システム
T テールピース台車
T1 移動台車部
T12 移動機構
Claims (8)
- 土砂および岩石の一方を少なくとも含む搬送対象物を搬送するための伸縮コンベヤフレーム機構であって、
複数のコンベヤローラと、
収納繰出装置と、
細長形状を有しており、前記複数のコンベヤローラが長手方向に移動可能に設置された伸縮可能な伸縮コンベヤフレームとを備え、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記収納繰出装置に収納されることに伴い短縮されるとともに、前記収納繰出装置から繰り出されることに伴い延長される単一の収納繰出部材により構成され、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記複数のコンベヤローラを支持する第1のロープにより形成されており、
前記第1のロープとは別個の第2のロープにより形成され、隣接する前記コンベヤローラの各々を連結して隣接する前記コンベヤローラを離間させる間隔を画定するコンベヤローラ連結材をさらに備える、伸縮コンベヤフレーム機構。 - 前記収納繰出部材は、巻き取りおよび繰り出されることが可能な巻取繰出部材を含み、
前記収納繰出装置は、前記巻取繰出部材の巻き取りおよび繰り出しを行う巻取繰出装置を含む、請求項1に記載の伸縮コンベヤフレーム機構。 - 前記複数のコンベヤローラは、
キャリアローラ、および、リターンローラを有する第1コンベヤローラと、
前記キャリアローラ、前記リターンローラ、および、コンベヤベルトの短手方向の端部に当接することにより、前記コンベヤベルトの蛇行を修正する蛇行修正用ローラとを有する第2コンベヤローラとの両方を含む、請求項1または2に記載の伸縮コンベヤフレーム機構。 - 前記伸縮コンベヤフレームは、
前記収納繰出装置により繰り出される際に、前記複数のコンベヤローラを互いに離間させて展開するとともに、
前記収納繰出装置により収納される際に、前記複数のコンベヤローラを互いに近接させて配置するように構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の伸縮コンベヤフレーム機構。 - 前記コンベヤローラ連結材は、互いに隣接するコンベヤローラの各々を連結することにより、前記複数のコンベヤローラが互いに離間した際に、前記複数のコンベヤローラを離間させて配置するように構成されている、請求項4に記載の伸縮コンベヤフレーム機構。
- 発破掘削により施工されるトンネルに使用される掘削ズリを搬送するためのテールピース台車システムであって、
伸縮コンベヤフレーム機構と、
前記伸縮コンベヤフレーム機構が搭載される単一の移動台車部を含むテールピース台車とを備え、
前記伸縮コンベヤフレーム機構は、
複数のコンベヤローラと、
収納繰出装置と、
細長形状を有しており、前記複数のコンベヤローラが長手方向に移動可能に設置された伸縮可能な伸縮コンベヤフレームとを含み、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記収納繰出装置に収納されることに伴い短縮されるとともに、前記収納繰出装置から繰り出されることに伴い延長される単一の収納繰出部材により構成され、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記複数のコンベヤローラを支持する第1のロープにより形成されており、
前記伸縮コンベヤフレーム機構は、前記第1のロープとは別個の第2のロープにより形成され、隣接する前記コンベヤローラの各々を連結して隣接する前記コンベヤローラを離間させる間隔を画定するコンベヤローラ連結材をさらに含む、テールピース台車システム。 - 前記伸縮コンベヤフレームは、掘削ズリの積み込み搬送時に、前記移動台車部の切羽側への前進に伴い切羽側に延長されるとともに、発破掘削時に、前記移動台車部の坑口側への後退に伴い坑口側に短縮されるように構成されている、請求項6に記載のテールピース台車システム。
- 発破掘削により施工されるトンネルに使用される掘削ズリを搬送するための延伸ベルトコンベヤであって、
伸縮コンベヤフレーム機構と、
坑口側に配置されたヘッドプーリ装置と、
前記伸縮コンベヤフレーム機構が搭載される単一の移動台車部を含むテールピース台車とを備え、
前記伸縮コンベヤフレーム機構は、
複数のコンベヤローラと、
収納繰出装置と、
細長形状を有しており、前記複数のコンベヤローラが長手方向に移動可能に設置された伸縮可能な伸縮コンベヤフレームとを含み、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記収納繰出装置に収納されることに伴い短縮されるとともに、前記収納繰出装置から繰り出されることに伴い延長される単一の収納繰出部材により構成され、
前記伸縮コンベヤフレームは、前記複数のコンベヤローラを支持する第1のロープにより形成されており、
前記伸縮コンベヤフレーム機構は、前記第1のロープとは別個の第2のロープにより形成され、隣接する前記コンベヤローラの各々を連結して隣接する前記コンベヤローラを離間させる間隔を画定するコンベヤローラ連結材をさらに含む、延伸ベルトコンベヤ。
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